平成24年 3月 定例会(第2回) 平成24年第2回石垣市議会(定例会) 3月27日(火) (最終日) 開 会 午前10時00分 散 会 午後 1時20分 出 席 議 員 ┌────┬────────────┬─────┬────────────┐ │番 号│ 氏 名 │ 番 号 │ 氏 名 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 2 │ 前 津 究 君 │ 13 │ 石 垣 三 雄 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 3 │ 長 浜 信 夫 君 │ 14 │ 池 城 孝 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 4 │ 伊良皆 高 信 君 │ 15 │ 宮 良 操 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 5 │ 内 野 篤 君 │ 16 │ 松 川 秀 盛 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 6 │ 我喜屋 隆 次 君 │ 17 │ 知 念 辰 憲 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 7 │ 砥 板 芳 行 君 │ 18 │ 小 底 嗣 洋 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 8 │ 箕 底 用 一 君 │ 19 │ 石 垣 亨 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 9 │ 仲 嶺 忠 師 君 │ 20 │ 仲 間 均 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 10 │ 平 良 秀 之 君 │ 21 │ 砂 川 利 勝 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 11 │ 石 垣 涼 子 君 │ 22 │ 大 石 行 英 君 │ ├────┼────────────┼─────┼────────────┤ │ 12 │ 上 門 孝 子 君 │
│ │ └────┴────────────┴─────┴────────────┘ 欠 席 議 員 ┌────┬────────────┐ │番 号│ 氏 名 │ ├────┼────────────┤ │ 1 │ 大 浜 哲 夫 君 │ └────┴────────────┘1.地方自治法第121条の規定による出席者 (初日に同じ)1.議会事務局出席者 局 長 泉 水 朝 潤 君 次 長 松 原 秀 治 君 議事調査係長 富 浜 公 雄 君 主 任 山 當 正 晃 君 議 事 日 程 (第7号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日 程
│ 件 名
│├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第 1│ 議案第21号 石垣市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
││ │ 〔経済民生委員会審査報告〕 ││ 第 2│ 議案第35号 石垣市介護保険条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 3│ 議案第34号
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(明石地区)の施行について
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 4│ 議案第10号 平成24年度石垣市
国民健康保険事業特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 5│ 議案第11号 平成24年度石垣市
後期高齢者医療特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 6│ 議案第12号 平成24年度石垣市
介護保険事業特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 7│ 議案第13号 平成24年度石垣市
農業集落排水事業特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 8│ 議案第22号
石垣都市計画事業登野城地区土地区画整理事業施行条例の一部を改正す
││ │ る条例
││ │ 〔建設土木委員会審査報告〕 ││ 第 9│ 議案第23号 石垣市景観地区条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 10│ 議案第24号 石垣市風景づくり条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 11│ 議案第25号 石垣市
港湾施設管理条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 12│ 議案第26号 石垣市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 13│ 議案第14号 平成24年度
石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 14│ 議案第15号 平成24年度石垣市
港湾事業特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 15│ 議案第16号 平成24年度石垣市
公共下水道事業特別会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 16│ 議案第17号 平成24年度石垣市
水道事業会計予算 ││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 17│ 議案第66号 石垣市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 │└─────┴───────────────────────────────────────┘┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日 程
│ 件 名
│├─────┼───────────────────────────────────────┤││ 第 18│ 議案第18号 石垣市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する
条例 ││ │ 〔総務財政委員会審査報告〕 ││ 第 19│ 議案第19号 石垣市税条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 20│ 議案第20号 石垣市職員定数条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 21│ 議案第28号 石垣市
公民館設置条例等の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 22│ 議案第29号 石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
条例及││ │ び石垣市
スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 23│ 議案第30号 石垣市火災予防条例の一部を改正する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 24│ 議案第31号 石垣市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正
││ │ する条例
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 25│ 議案第32号 第4次石垣市
総合計画前期基本計画について
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 26│ 議案第33号 石垣辺地に係る総合整備計画の策定について
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 27│ 議案第9号 平成24年度石垣市一般会計予算
││ │ 〔 〃 〃 〕 ││ 第 28
│ 議員提出議案第6号
地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の早急な配備を求める
││ │ 要請決議 ││ 第 29
│ 議員提出議案第7号 新石垣空港開港に伴う
コンテナ搭載可能中型ジェット機の
就航││ │ を求める要請決議 ││ 第 30
│ 議員提出議案第8号 新石垣空港開港に伴い現石垣空港跡地に急患輸送、海難事故対
││ │ 処及び防災用ヘリポートの整備を求める要請決議 ││ 第 31
│ 議員提出議案第9号 中国公船の巡視活動常態化に対する抗議決議 ││ 第 32
│ 議員提出議案第10号 尖閣諸島周辺海域における警戒監視体制強化と、
漁業支援施設││ │ の整備を求める要請決議 ││ 第 33│ 閉会中の所管事務調査の申し入れについて │└─────┴───────────────────────────────────────┘ 本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬────────────────────────────┬──────────┐│ 番
号 │ 件 名
│ 原 案 可 決 │├─────┼────────────────────────────┼──────────┤│議案第21号│ 石垣市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例 │ 原 案 可 決 ││議案第35号│ 石垣市介護保険条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第34
号│ 農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(明石地区)の施行│ 原 案 可
決 ││ │ について
│ ││議案第10号│ 平成24年度石垣市
国民健康保険事業特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第11号│ 平成24年度石垣市
後期高齢者医療特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第12号│ 平成24年度石垣市
介護保険事業特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第13号│ 平成24年度石垣市
農業集落排水事業特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第22
号│ 石垣都市計画事業登野城地区土地区画整理事業施行条例の一│ 原 案 可
決 ││ │ 部を改正する条例
│ ││議案第23号│ 石垣市景観地区条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第24号│ 石垣市風景づくり条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第25号│ 石垣市
港湾施設管理条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第26号│ 石垣市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例│ 原 案 可 決 ││議案第14号│ 平成24年度
石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第15号│ 平成24年度石垣市
港湾事業特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第16号│ 平成24年度石垣市
公共下水道事業特別会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第17号│ 平成24年度石垣市
水道事業会計予算 │ 原 案 可 決 ││議案第66号│ 石垣市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 │ 否 決 ││議案第18号│ 石垣市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条│ 原 案 可
決 ││ │ 例 │ ││議案第19号│ 石垣市税条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第20号│ 石垣市職員定数条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第28号│ 石垣市
公民館設置条例等の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第29号│ 石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関│ 原 案 可
決 ││ │ する条例及び石垣市
スポーツ振興審議会条例の一部を改正す
│ ││ │ る条例
│ ││議案第30号│ 石垣市火災予防条例の一部を改正する条例
│ 原 案 可 決 ││議案第31号│ 石垣市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の│ 原 案 可
決 ││ │ 一部を改正する条例
│ ││議案第32号│ 第4次石垣市
総合計画前期基本計画について
│ 原 案 可 決 ││議案第33号│ 石垣辺地に係る総合整備計画の策定について
│ 原 案 可 決 ││議案第9号│ 平成24年度石垣市一般会計予算
│ 原 案 可 決 │└─────┴────────────────────────────┴──────────┘┌─────┬────────────────────────────┬──────────┐│ 番
号 │ 件 名
│ 原 案 可 決 │├─────┼────────────────────────────┼──────────
┤│議員提出 │ 地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の早急な配備を求め│ 原 案 可 決 ││議案第6号│ る要請決議
│ ││議員提出 │ 新石垣空港開港に伴う
コンテナ搭載可能中型ジェット機の就│ 原 案 可 決 ││議案第7号│ 航を求める要請決議
│ ││議員提出 │ 新石垣空港開港に伴い現石垣空港跡地に急患輸送、海難事故│ 原 案 可 決 ││議案第8号│ 対処及び防災用ヘリポートの整備を求める
要請決議 │ ││議員提出 │ 中国公船の巡視活動常態化に対する抗議決議
│ 原 案 可 決 ││議案第9
号│ │ ││議員提出 │ 尖閣諸島周辺海域における警戒監視体制強化と、
漁業支援施│ 原 案 可 決 ││議案第10号│ 設の整備を求める要請決議
│ ││ │ 閉会中の継続審査の申し入れについて │ 承 認 │└─────┴────────────────────────────┴──────────
┘ 平成24年第2回石垣市議会(定例会) 3月27日(火) (最終日) 開 議 午前10時00分
○議長(伊良皆高信君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしてある、プリントのとおりであります。 これより議事に入ります。 日程第1、議案第21号石垣市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例。日程第2、議案第35号石垣市介護保険条例の一部を改正する条例。日程第3、議案第34
号農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(明石地区)の施行について。日程第4、議案第10号平成24年度石垣市
国民健康保険事業特別会計予算。日程第5、議案第11号平成24年度石垣市
後期高齢者医療特別会計予算。日程第6、議案第12号平成24年度石垣市
介護保険事業特別会計予算。日程第7、議案第13号平成24年度石垣市
農業集落排水事業特別会計予算。以上7件を一括議題とし、
経済民生委員会委員長の審査報告を求めます。上門孝子さん。
◎経済民生委員長(上門孝子君) おはようございます。委員会審査報告を申し上げます。 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会に付託審査となりました事件に関し、慎重審査の結果、下記のとおり決定したので会議規則第103条の規定により報告します。 記1.事件及び結果 (1)議案第21号 石垣市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(2)議案第35号 石垣市介護保険条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(3)議案第34号
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(明石地区)の施行について 〔原案可決すべきものと決定した〕(4)議案第10号 平成24年度石垣市
国民健康保険事業特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(5)議案第11号 平成24年度石垣市
後期高齢者医療特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(6)議案第12号 平成24年度石垣市
介護保険事業特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(7)議案第13号 平成24年度石垣市
農業集落排水事業特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕2.理由 (1)議案第21号について 本案は、石垣市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、年々増加する医療費の伸び、医療制度改革に伴う拠出金超過に対応するため、5年ぶりに見直すものであります。 その主な内容は、第3条の医療分における保険税率の所得割、「100分の7.50」を「100分の8.35」に改め、また、第5条の被保険者均等割額、1人について「1万5,200円」を「1万8,300円」に改正し、さらに第6条の
後期高齢者支援金における所得割、「100分の2.00」を「100分の2.20」に改め、第7条の2の均等割額、1人について「3,500円」を「4,300円」に改めております。 また、第8条の介護納付金における所得割、「100分の1.70」を「100分の2.20」に、第9条の2の均等割額、1人について「6,700円」を「6,500円」に、同条の3の平等割額、1世帯について「4,100円」を「4,000円」にそれぞれ改正するものであります。 次に、第21条の軽減世帯における保険税の減額については、7割、5割、2割の軽減世帯における1人当たりの医療分の均等割額と
後期高齢者支援金の均等割額、そして介護納付金の世帯別平等割額の税額をそれぞれ改正しております。また、附則においてその適用区分を定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については原案可決すべきものと決定いたしました。(2)議案第35号について 本案は、石垣市介護保険条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、第5期
介護保険事業計画により、介護施設整備の充実強化及び介護サービスの伸びに対応するため、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料の保険料率を見直すものであります。 その主な内容は、第7条の各項にわたり保険料率の期間において、「平成21年度から平成23年度」を「平成24年度から平成26年度」に改めるとともに、同条第1項の第1号から第7号において規定している保険料区分を見直し、第8号として「前各号のいずれにも該当しない者15万2,448円」を新たに追加するものであります。 次に、第7条第2項では、各所得段階別の第5段階の所得等区分「200万円」を「190万円」に、同条第3項では、第6段階の所得等区分「500万円」を「400万円」にそれぞれ改めるとともに、新たに第4項を追加し、第8段階の所得等区分「800万円」と定めております。 また、転入者等の所得未申告者においては、第7条(保険料率)の規定を適用するとした第15条第2項については削除しております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(3)議案第34号について 本案は、
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(明石地区)の施行についてであります。 本事業は、昭和56年から61年に「
畑地帯総合整備事業」により整備された明石地区の畑地かんがい施設を再整備し、施設の機能回復及び農業用水の安定供給を図ることにより、担い手農家の支援を推進するものであります。受益面積58.1ヘクタール、受益戸数53戸、総事業費4億6,000万円(うち市負担2,070万円)で、工期が平成24年度から平成28年度の4年間となっております。 以上が本案の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については、原案可決すべきものと決定いたしました。 なお、明石公民館より、昨年の東日本大震災以降、集落の高台移転を検討中としており、その移転予定地にかかる部分を本事業から除外することを求めております。執行当局においては、住民からの十分な意見聴取をもとに事業がなされるよう強く要望いたします。(4)議案第10号について 本案は、平成24年度石垣市
国民健康保険事業特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ64億9,553万5,000円と定めるとともに、一時借入金の借入最高額を20億円と定めるものであります。 その主な内容は、歳入において、1款国民健康保険税で11億8,954万2,000円、4款国庫支出金で25億3,516万9,000円、7款県支出金で5億7,713万3,000円、9款共同事業交付金で9億5,139万8,000円、11款繰入金で一般会計繰入金7億5,169万円をそれぞれ計上してあります。 一方、歳出においては、2款保険給付費で36億8,437万4,000円、3款
後期高齢者支援金等で8億7,769万8,000円、6款介護納付金で4億86万8,000円、7款共同事業拠出金で12億8,294万7,000円をそれぞれ計上してあります。 なお、一般会計繰入金のうち1億4,500万円を累積赤字額の補てんとして保険給付費、
後期高齢者支援金、介護納付金に分配するとともに、諸収入において、歳入欠陥補てん収入として2億921万4,000円を定めております。 以上が本予算の概要でありますが、今回の税条例の一部改正により被保険者1人当たりの保険料が5,801円(10.3%)、1世帯当たり1万1,275円(10.4%)の負担増となり、全体で1億円近い増収を見込んでおりますが、それでもなお約2億8,000万円の赤字が見込まれております。 本委員会は、審査の中で、国民健康保険事業の赤字体質からくる「法定外繰り入れ」や「繰上充用」については、一般財源からの繰り入れが将来にわたり無限ではないことから、赤字解消対策の一つとして、目的税制度の創設などについても検討するよう、委員会から提案があったことを申し添え、本案については原案可決すべきものと決定いたしました。(5)議案第11号について 本案は、平成24年度石垣市
後期高齢者医療特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ2億7,463万2,000円と定めるものであります。 その主な内容は、歳入において、1款後期高齢者医療保険料で1億5,667万5,000円、3款繰入金で一般会計繰入金1億1,644万9,000円等を計上してあります。 一方、歳出においては、1款総務費で1,129万円、2款後期高齢者医療広域連合納付金で2億5,810万1,000円等を計上してあります。 以上が本予算の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(6)議案第12号について 本案は、平成24年度石垣市
介護保険事業特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ34億2,806万2,000円と定めるとともに、一時借入金の借入最高額を1億円と定めるものであります。 その主な内容は、歳入において、1款保険料で5億2,114万1,000円、3款国庫支出金で9億3,004万4,000円、4款支払基金交付金で9億3,104万円、5款県支出金で5億163万9,000円、7款繰入金で一般会計繰入金等の5億3,397万9,000円をそれぞれ計上してあります。 一方、歳出においては、1款総務費で1億1,330万円、2款保険給付費で31億9,735万5,000円、4款地域支援事業債で8,929万2,000円をそれぞれ計上してあります。 以上が本予算の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(7)議案第13号について 本案は、平成24年度石垣市
農業集落排水事業特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ7億3,648万1,000円と定めるとともに、一時借入金の借入最高額を4億円と定めてあります。 その主な内容は、歳入において、1款使用料及び手数料で、下水道使用料の726万1,000円、2款県支出金で事業費に対する補助金の6億506万3,000円、4款繰入金で一般会計からの繰入金8,133万7,000円、7款市債で4,240万円をそれぞれ計上してあります。 一方、歳出においては、1款総務費で一般管理費等の1,442万円、2款建設費で農業集落排水事業等の6億9,429万4,000円、3款公債費で公営企業債及び辺地債等の償還金2,676万7,000円をそれぞれ計上してあります。 以上が本予算の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を許します。石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 国民健康保険会計にかかわって質問をいたしたいと思います。 先ほどの委員長の報告を聞いておりますと、国民健康保険料1人当たり5,801円、そして世帯当たり1万1,275円、大幅な引き上げの予算になっております。そして、全体として1億円の住民負担をかぶせる内容になっているわけですけれども、そのもとで、一般会計からの繰入金が1億4,500万円だと、非常に大きな負担を市民にかぶせるだけに、この引き上げについては非常に慎重な審議があったと思いますけれども、平成22年度の一般会計から、その他の繰入金です。純粋に市の持ち出しの部分です。そのあたりがどうなっているかを含めて、具体的にどのような審議がなされたかについて明らかにしていただきたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 経済民生委員長、上門孝子さん。
◎経済民生委員長(上門孝子君) ただいまの石垣三雄議員の質問にお答えいたします。 まず、委員会の中では、詳細に数字的に説明がありましたが、年々増加する医療費が、毎年1億円の伸びをしております。その具体的な数字的な問題は、執行部のほうから説明をさせますので、よろしくお願いいたします。
○議長(伊良皆高信君) 健康保険課長、慶田盛 伸君。
◎健康保険課長(慶田盛伸君) おはようございます。答弁申し上げます。 まず、24年度予算についてでございますが、対前年度比で約3億9,300万円増加しておりますけれども、このうち歳出では、医療費に相当する保険給付費、この伸びが3.7%、約1億3,000万円増加しております。 また、保険財政共同安定化事業繰出金が18.9%、約2億500万円の増加で、この2件で全体の85.5%の増加要因を占めております。 なお、保険財政共同安定化事業のこれまでの拠出超過額の累計は、平成18年度以降、23年末までに総額6億2,644万円余となる見込みで、収支悪化の要因となっております。 なお、一般会計からの法定外繰入金についてでございますけれども、平成13年度以降、特に19年度以降、7,000万円からどんどんふえてまいりまして、22年度では3億円余りを繰り入れていただいております。23年度につきましても、ほぼ3億円に近い額を繰り入れていただいておりますけれども、なおそれでも構造的な赤字体質を有しているがゆえに、保険財政の運営に苦労しているというところでございます。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 当局にさらに見解をお聞きしたいのですが、これだけの1億円近い、もちろん医療費が高騰して、石垣市の財政の厳しさはよくわかるんですけれども、22年度決算額で3億円と、そして今回1億4,500万円、要するに22年度の半額です。私は今の、非常に大きな不況の中で、これだけ多くの負担をかけることについて、いかがなものかと思うんですが、そういう状況になった行政当局の国保特別会計における考え方、なぜこれだけ多くの負担をかぶせるのか。財政が厳しいということはわかるにしても、このことについて、納得するわけにはいかない部分がありますので、なぜ22年度に比べて半分以下のその他一般会計からの繰入額にとどまったのか、当局の考え方を改めてお聞きしたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、上門孝子さん。
◎経済民生委員長(上門孝子君) ただいまの石垣三雄議員の質問は、当局についての質問ですので、当局で説明をお願いいたします。
○議長(伊良皆高信君) 市民保健部長、當山信佳君。
◎市民保健部長(當山信佳君) おはようございます。今指摘の問題について、厚生労働省保険局のほうで、石垣市でなくして、全国的な市町村の国保の構造的問題について、何とかしなければならないということで、ワーキンググループがあるわけですけれど、そこの中で分析しているのは、まず国保の年齢構成です。年齢が高いとか医療費の水準が高いあるいはまた財政基盤です。それから財政の安定性、それから市町村の格差、こういうもろもろの構造的な課題があって、もちろん石垣市も含めてそうですけれど、こういうような赤字体制になっていると。 そこで、このことについての対応を、今厚生労働省が課題について検討中であるわけですけれど、先ほど指摘したように、赤字の状況ですけれども、繰上充用が、これは全国的な問題です、1,527億円、それから法定外繰り入れも合わせて5,500億円の赤字体制に財政になっているということで、各市町村において、このことがまさに指摘をされているわけですけど、とりわけ近畿地方、それから九州、もちろん沖縄もそうですけれど、ここに赤字市町村が多いということで、これの補てんを何とかしなければならないということで、今全国的な問題になって、厚生労働省がこのことの解消について、1歩進んで検討しているという状況にあります。したがって、石垣市も全国と同じような状況にあります。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。
◆15番(宮良操君) 委員長にお伺いいたします。 1億円以上の増収を見込んでおりながら、2億8,000万円余の赤字が見込まれているというような報告がございますけれども、本来であったら、こういう保険税のアップの場合については、こういう基本的な赤字を含めて、何らかの対策をして、本来の保険料の見直しがされるべきである。先ほど石垣三雄議員からあったように、一般財源の持ち越し、歳入を含めて増額するという対応が本来あるべきだと。 石垣市もご存じのとおり、法定外からの繰り入れと合わせて繰上充用という一般市民にわかりにくい状況を含めて、これが一番の最大の課題だろうと思う。要するに、借金の先送りを構造的にずっとやっているところに国保税の問題点があるわけです。この点、委員会の中で、目的税の議論もあったとお伺いしておりますけど、このあたりの議論を行政当局とどのように展開したのかどうなのか、今回の国保税のアップを含めて、どのような対策を含めて、当局に求めたのか。 それとあわせて、2億8,000万円の赤字が予想されるという部分の、こういう部分で、本来の議案審議が成り立つのかどうなのか。本来は赤字額をゼロにして、抜本的に保険税のあり方について議論すべきだろうというのが、本来の委員会のあり方だと思うんです。このあたりについて。 それと、目的税についての中身について、どういう議論があったのか、答弁を求めます。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、上門孝子さん。
◎経済民生委員長(上門孝子君) 宮良 操議員の質問にお答えいたします。 ご指摘のとおり、委員会の中でも、慢性的に赤字が続いているということで、繰上充用の繰り返し、このようなことではいけないんじゃないかという話がございました。 それで、赤字が見込まれるのに、予算の組み方に対しても、当初23年度の決算額に近づける予算を組むべきじゃないかというようなご指摘もありました。 そういう中で、目的税については、委員の中から、慢性的な赤字を解消するために繰上充用するのではなくて、当局とよく話し合いをして、何らかの対処をしなければならないのじゃないかという指摘がございました。 それで、国においては、一部もう都道府県単位の広域化というふうな方向で進めている話もございますので、この辺の詳しい話は、また当局のほうからさせますので、よろしくお願いいたします。
○議長(伊良皆高信君) 健康保険課長、慶田盛 伸君。
◎健康保険課長(慶田盛伸君) お答え申し上げます。 全国的な話としてでございますけれども、民主党政権が誕生いたしましてから、後期高齢者医療制度、これを平成25年度に廃止をするという方向で議論が始まったんですが、現在はこの制度の改正と同時に、市町村国保の都道府県単位化というものを進めてございまして、沖縄県でも既に議論をしております。沖縄県広域連携化指針というものを平成22年12月に県は策定しているわけでございますが、この中で、これから保険財政共同安定化事業の拠出超過に係る市町村別のシミュレーション等をしておりまして、これは将来の標準税率等につながる話でございますが、これとあわせて、沖縄県としては、平成27年度から29年度をめどに広域化という方針は示してございますが、いまだスケジュールについては明示されてございません。 この場合、標準税率になるであろうということも当然予測されます。あわせて、同時に後期高齢者医療制度のほうの国保への統合というものもなされるというふうに聞いております。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。
◆15番(宮良操君) 当局からの説明がありましたけども、消防の広域化も含めて、何でもかんでも広域化すれば、分母が大きくなれば問題が解決されるというような状況ではないと思うんです。それぞれの市町村がどれだけ国保税の安定化を含めて、スリム化をしていくのかという議論がなければ、みんなで渡れば、どうにか問題が解決できるような問題ではないだろうと。 ただ、これが2億8,000万円も、当初から赤字を覚悟した分の予算計上、これまであったのかどうなのかが問題なんですよ。しかも指定された年には保険税が見直しがされていく。そのときには、その次年度の2億8,000万円が赤字になるというような予算の体系が本当にあっていいのかどうなのか。本来はそれを解消するために保険税の課税の値を含めて検討しますし、法定外の繰り入れ、一般財源の繰り入れも含めてそれを解消するための抜本的な部分の税体制の改革であるのにかかわらず、赤字を見込んだ部分の、予算が本当に成立するのかどうなのかという課題だと思うんですけど、このあたりもう少し一歩踏み込んで、この状況を含めてきたときに、繰上充用はするわ、借金の先送りはするわ、2億8,000万円赤字になるという覚悟で、果たしてそれを市民に課税をするというのが妥当なのか、これはもう大きな課題だろうと思うけれども、そのあたりについては、指摘をして終わりたいと思います。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 平良秀之君。
◆10番(平良秀之君) 先ほど当局のほうから広域化の話が出ましたけれども、平成27年から29年にかけてと、先ほど指摘があったように、この件に関しては、広域の中で、自治体の中で格差があるもんですから、保険料を抑えられるところもある、一方でふえる自治体も出てくると思うんです。現状の段階で、今広域化になった場合、石垣市は上がるのか下がるのか、この辺だけ少し教えていただきたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、上門孝子さん。
◎経済民生委員長(上門孝子君) ただいまの平良秀之議員の答えは、執行のほうからさせますので、よろしくお願いいたします。
○議長(伊良皆高信君) 健康保険課長、慶田盛 伸君。
◎健康保険課長(慶田盛伸君) 現在、県の広域化検討会議の中では、収納率の目標値、これについては、平成22年12月までに定めております。それから23年度は、保険財政共同安定化事業のシミュレーションを繰り返してまいりましたけれども、これが標準税率につながっていく話になりますけれども、現在シミュレーションにのみとどまっております。したがって、標準税率が幾らになるかというところの議論までは踏み込んでございません。
○議長(伊良皆高信君) 池城 孝君。
◆14番(池城孝君) 繰上充用が無限ではないというふうに書かれておりますけれども、この赤字解消計画はどうなっているんでしょうか。ご説明を願います。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、上門孝子さん。
◎経済民生委員長(上門孝子君) ただいまの池城 孝議員にお答えいたします。 委員会の中では、まず赤字解消の一つとして、一般会計からの法定外の繰り入れ、それとあわせて、医療費を抑えるということが最大の一番原因というか、解消するのには医療費を低く抑えるということのようでございます。 それで、特定健診あたりをやっておりますけど、特定健診の受診率が低いということで、その辺の特定健診をしっかり皆さんに受けていただくということで、医療費を抑えるということのようでございます。 そのあたりをしっかりやっていただければ、今急には一般会計、法定外の繰り入れはどうかと思いますので、そのあたりを執行のほうから答弁させていただきます。
○議長(伊良皆高信君) 市民保健部長、當山信佳君。
◎市民保健部長(當山信佳君) 今委員長からありましたように、対策のポイントは、先ほどから話をされております歳入の確保、それから歳出の抑制が主になってくるわけですけれど、しかしながら、市町村で頑張るのも限界が見えてきているんじゃないかと思っておりますので、同時に、国に対して、地方自治体が共通して抱えている問題を制度改正に向けて要請をしていくことが大事じゃないかと思っております。以前にも何回か、石垣市議会でもこのことについて決議をし、その決議を国に対して要請をしているわけですけれど、引き続き要請もあわせて強化をしていく必要もあろうかと思います。 以上でございます。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を終結いたします。 本7件について、
経済民生委員会委員長の審査報告どおり、それぞれ原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕 〔(異議あり)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。 休 憩 午前10時33分 再 開 午前10時35分
○議長(伊良皆高信君) 再開します。ご異議がありますので、先に議案第21号及び10号を除く5件についてお諮りいたします。本5件について、
経済民生委員会委員長の審査報告どおり、それぞれ原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議なしと認めます。 次に、議案第21号についてお諮りいたします。本案について、原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕 〔(異議あり)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議がありますので、討論に入ります。石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 先ほどの質疑の中で、委員長報告の中でも明らかにされたように、3億円近い赤字が見込まれる予算だと。そして、その額も無限ではない。そういう指摘が委員長報告の中にありました。そして、部長の答弁の中でも、これは国の社会保障のあり方という面からも、国保制度のあり方の問題としての指摘もありました。 そういうことの中で、自治体の対応にしても、厳しい状況があるということもわかりましたけれども、このような税率の高い引き上げについては、市民の負担を考えると、国政のあり方、そしてまた石垣市の法定外の繰り入れのあり方からいって、このような高い税率になっていることについては、反対であります。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 次に、賛成の討論を許します。仲間 均君。
◆20番(仲間均君) この件に関しましては、平成9年ごろから、既に国民健康保険は赤字に陥っているわけです。私は、その当時から、やはりこの問題につきましては、早くに手を打たないと、大変な問題になるといって質問をしてまいりました。 しかし、政権下の中で、なかなか遅々としてそういった赤字の補てんが進まないという現状があって、今この改正をしても、約7億円近くの赤字があるわけです。そういう中で、我々は市民生活の福祉の向上のためには、この改正をすることこそが最も肝要かと思っておりますので、その
国民健康保険税条例の一部を改正する条例については、賛成といたします。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。 休 憩 午前10時38分 再 開 午前10時39分
○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案について賛成議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(伊良皆高信君) 起立多数であります。よって、議案第21号は原案可決されました。 次に、議案第10号をお諮りいたします。本案について原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕 〔(異議あり)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議がありますので討論に入ります。まず初めに反対の討論を許します。石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 先ほど小底議員から指摘がありましたけれども、平成22年度の決算額は3億円、そして今回は1億4,500万円、今度の予算書に示されたものは、全体で1億円近い市民の負担増という状況から考えるときに、私は法定外の繰り入れを強めていくことが非常に大事。今年度の予算を編成するに当たって大事ではなかったかと思います。 特に、最近のマスコミ報道を見ておりますと、医療費がなくて、そして孤独死のような形で亡くなっていく国民の姿、そういう状況が市民の中に起こり得るのではないかという懸念が非常に強くある中で、そして今、非常に大きな不況下のもとにおいて、なかなか収入がふえないと、そういうもとでの1億円近い負担増を市民に押しつけることには同意できないと、そういう立場からこの議案には反対いたします。
○議長(伊良皆高信君) 次に、賛成の討論を許します。 〔(討論なし)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案について賛成議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(伊良皆高信君) 起立多数であります。よって、議案第10号は原案可決されました。 日程第8、議案第22号
石垣都市計画事業登野城地区土地区画整理事業施行条例の一部を改正する条例。日程第9、議案第23号石垣市景観地区条例の一部を改正する条例。日程第10、議案第24号石垣市風景づくり条例の一部を改正する条例。日程第11、議案第25号石垣市
港湾施設管理条例の一部を改正する条例。日程第12、議案第26号石垣市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例。日程第13、議案第14号平成24年度
石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算。日程第14、議案第15号平成24年度石垣市
港湾事業特別会計予算。日程第15、議案第16号平成24年度石垣市
公共下水道事業特別会計予算。日程第16、議案第17号平成24年度石垣市
水道事業会計予算。日程第17、議案第66号石垣市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例。以上10件を一括議題とし、建設土木委員会委員長の審査報告を求めます。仲嶺忠師君。
◎建設土木委員長(仲嶺忠師君) 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会に付託審査となりました事件に関し、慎重審査の結果、下記のとおり決定したので会議規則第103条の規定により報告します。 記1.事件及び結果 (1)議案第22号
石垣都市計画事業登野城地区土地区画整理事業施行条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(2)議案第23号 石垣市景観地区条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(3)議案第24号 石垣市風景づくり条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(4)議案第25号 石垣市
港湾施設管理条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(5)議案第26号 石垣市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(6)議案第14号 平成24年度
石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(7)議案第15号 平成24年度石垣市
港湾事業特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(8)議案第16号 平成24年度石垣市
公共下水道事業特別会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(9)議案第17号 平成24年度石垣市
水道事業会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕(10)議案第66号 石垣市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 〔否決すべきものと決定した〕2.理由 (1)議案第22号について 本案は、
石垣都市計画事業登野城地区土地区画整理事業施行条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」の改正による、土地区画整理法の改正に伴い、第28条(建築物許可申請の経由)において「沖縄県知事の許可」を『石垣市長の許可』に改めるものであります。 以上が本条例の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については上位法の改正による権限の移譲に伴うもので、適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(2)議案第23号について 本案は、石垣市景観地区条例の一部を改正する条例であります。 本条例についても、議案第22号と同理由による景観法の改正に伴うもので、第17条(適用除外)において、第4号及び第5号中の「法第8条第2項第5号」を『法第8条第2項第4号』に改めるものであります。 以上が本条例の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(3)議案第24号について 本案は、石垣市風景づくり条例の一部を改正する条例であります。 本条例についても、議案第22号と同理由による景観法の改正に伴うもので、第23条(景観地区への移行)において「法第8条第3項第2号」を『法第8条第4項第2号』に改めるものであります。 以上が本条例の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(4)議案第25号について 本案は、石垣市
港湾施設管理条例の一部を改正する条例であります。 本条例についても、議案第22号と同理由による港湾法の改正に伴うもので、第2条(定義)において港湾区域の定義を「法第4条第4項の規定によって認可のあった港湾の区域」を『法第4条第4項又は第8項の規定による同意又は届出があった水域』に改めるものであります。 以上が本条例の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(5)議案第26号について 本案は、石垣市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、石垣市上水道事業(第6次拡張事業)の現在給水人口が計画給水人口を上回っており、水道法第10条に基づき給水人口の増加に係る事業の変更を行う必要があることから、(経営の基本)第2条第2項第3号において、給水人口を「4万9,000人」から『5万100人』に改めるとともに、上水道事業設置区域の「4万5,100人」を『4万6,200人』に改めるものであります。 以上が本条例の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(6)議案第14号について 本案は、平成24年度
石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ2億652万円と定めるとともに、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入最高額を1億4,580万円と定めるものであります。 その主な内容は、歳入において1款保留地処分金で1,698万3,000円、3款繰入金で一般会計並びに登野城地区土地区画整理事業基金からの繰入金4,366万円1,000円、6款市債で登野城地区土地区画整理事業債1億4,580万円をそれぞれ計上してあります。 一方、歳出においては1款総務費で一般管理費の396万4,000円、2款土地区画整理事業費2億13万9,000円、4款公債費141万6,000円、5款予備費100万円をそれぞれ計上してあります。 なお、本年度の事業としては、保安通り東側の4─63区画道路及び4─66区画道路等を予定しております。 以上が本予算の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(7)議案第15号について 本案は、平成24年度石垣市
港湾事業特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ9億6,279万3,000円と定めるとともに、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入最高額を3億円と定めるものであります。 その主な内容は、歳入において1款使用料及び手数料で、係船料、埠頭通過料、ターミナルビル使用料、駐車場使用料等の2億8,510万2,000円、2款国庫支出金で1億6,525万2,000円、4款財産収入で美崎町貸地料等の1億675万円、5款繰入金で一般会計並びに基金繰入金等の2億6,862万2,000円、8款市債で1億2,230万1,000円をそれぞれ計上してあります。 一方、歳出においては1款総務費で人件費、各種委託料等の3億7,212万7,000円、3款環境整備事業費1億238万4,000円、4款港湾建設改良費1億9,368万1,000円、6款公債費2億8,959万5,000円、予備費500万円をそれぞれ計上してあります。 なお、本年度の主な事業としては、新港地区整備工事、離島フェリー埠頭整備工事、八島町地区整備工事、浜崎町地区護岸工事等を予定しております。 以上が本予算の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(8)議案第16号について 本案は、平成24年度石垣市
公共下水道事業特別会計予算であります。 本予算の総額は、歳入歳出それぞれ9億4,283万1,000円と定めるとともに、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入最高額を3億円と定めてあります。 その主な内容は、歳入において1款使用料及び手数料8,071万4,000円、2款国庫支出金3億800万円、4款繰入金で一般会計繰入金4億7,738万6,000円、6款諸収入602万9,000円、7款市債で下水道事業債7,070万円をそれぞれ計上してあります。 一方、歳出においては1款総務費で人件費及び各種委託料等の1億6,379万8,000円、2款建設費で下水道管渠布設工事費等の5億3,597万3,000円、3款公債費で2億4,106万円、4款予備費で200万円をそれぞれ計上してあります。 なお、本年度の主な事業としては、大川幹線管渠布設工事、大川・石垣・新川・登野城地区枝線管渠布設工事、雨水函渠布設工事等を予定しております。 以上が本予算の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(9)議案第17号について 本案は平成24年度石垣市
水道事業会計予算であります。 本予算は、収益的収入及び支出予算の予定額を歳入歳出それぞれ13億3,873万円と定めるとともに、資本的収入の予定額を3億5,549万円、支出の予定額を8億7,346万7,000円と定めるものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5億1,797万7,000円は、消費税資本的収支調整額803万4,000円、損益勘定留保資金5億994万3,000円で補てんするものであります。 その主な内容は、まず、収益的収入においては第1款上水道事業収益12億3,392万7,000円、第2款簡易水道事業収益1億480万3,000円を計上してありますが、これは給水収益、受託徴収手数料、一般会計繰入金等が主なものとなっております。 一方、収益的支出においては第1款上水道事業費で11億5,401万2,000円、第2款簡易水道事業費で1億8,471万8,000円を計上してありますが、これは人件費、各施設の保守点検及び光熱水費、漏水調査等の委託費、減価償却費等が主なものとなっております。 また、資本的収入は3億5,549万円を計上してありますが、これは企業債1億4,630万円、一般会計繰入金9,918万4,000円、国庫補助金1億1,000万円等が主なものとなっております。 一方、資本的支出は8億7,346万7,000円を計上してありますが、これは上水道建設改良費2億7,021万4,000円、簡易水道建設改良費3,271万6,000円、企業債償還金5億6,753万7,000円、予備費300万円等であります。 なお、本年度の主な事業は、於茂登取水場自家発電設備工事、白保並びに浜崎町配水管布設工事、野底浄水場整備工事等を予定しております。 以上が本予算の主な概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(10)議案第66号について 本案は、石垣市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、道路法施行令の一部改正に伴い、別表(第2条関係)に掲げた電柱及び電話柱、共架電線、広告塔、看板、標識等の工作物及び物件等の道路占用料を見直すものであります。 以上が本条例の主な概要でありますが、本案についてはさきの12月定例会で本委員会に付託され、県内各市町村の改正状況等を勘案しながら進めるべきであるとして閉会中の継続審査事件となっております。 本委員会は審査の結果、県内においては道路占用料を改正した市町村が少ない状況にあることから、委員から本案については時期尚早であるとの意見が相次ぎ、全会一致で否決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を許します。宮良 操君。
◆15番(宮良操君) 議案第66号についてお伺いします。 石垣市の道路占用料条例の一部を改正する条例であります。この件につきまして、先ほど委員長から継続審議をしてきたという状況であります。 この件につきましては、本年度の議案第9号平成24年度石垣市一般会計予算との整合性の関連がありますので、そのあたりを確認したいと思います。 1点目は、今回の条例を否決することによって、新たな占用料の査定をしなくちゃいけない。それに伴う財産鑑定、固定資産の鑑定等を含めて、その資産の鑑定料等を含めての議論もあったのかどうなのかが1点。 2点目、総務財政委員会では、新年度の予算については、全会一致で決議をしているわけです。そうすると、条例と予算の部分の決議のミスマッチが生まれてくる。それに伴う予算の背景も含めて、議会での対応の仕方については、総務財政委員会では説明がありましたけれども、この件についての建設土木委員会の中で議論があったのかどうなのか。その説明を受けていたのかどうなのか、この件と、あわせて執行当局に、今回の条例と一般会計予算のそれぞれのミスマッチの決議に伴う事務処理のあり方について、その3点を含めてお伺いいたします。
○議長(伊良皆高信君) 建設土木委員会委員長、仲嶺忠師君。
◎建設土木委員長(仲嶺忠師君) 宮良議員の質問にお答えいたします。 まず1点目の件ですが、1点目の件につきましては、委員会のほうでも石垣市として独自に査定することはできないのかというお話が、確かこれは12月の委員会のほうで出たんです。その際に、委員から質問が出たんですけど、独自の査定をする場合に、莫大な費用がかかるということで、それは避けたいということで、国のほうで路線価を設定してあるということであったんですが、これが3年に一度の見直しなんですけど、そこで疑問が生じたのが、3年に一度ということで、これまでやってきた経緯があるのかというお話が出たんですが、そのバブル絶頂のころ、地価が高騰しているころにも、一切見直しがなかったと。 そこで、地価が下がったから、今回見直しになるということなんですけど、じゃなぜ地価が上がっていたときには、その金額を見直しをしなかったかというような意見も出ておりまして、そこら辺も考えながら、今回、時期尚早じゃないかというふうになりました。 もう1点、総務のほうの一般会計のほうの予算との整合性についてでありますが、私たち土木委員会のほうが先にこれを否決したんです。それで、当局のほうに関しましては、今回、この件につきましては、否決もしくは審議未了で廃案としますよということは投げかけました。 それに対して、当局から、私も一般会計の部分との整合性がとれないんじゃないかというお話はしたんですけど、今回修正で上げるのか、もしくは補正において上げてくるという回答でしたので、委員会の中ではそういうようなお話は出なかったんですけど、私のほうに直接報告がありましたので、それで、総務の一般会計との整合性は現在とれておりませんが、委員会においてはこの件について否決しようという部分で否決させていただきました。 あと、詳細については、今後どのようにして計上してくるかということに関しては、また執行のほうから説明させていただきたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。
◎建設部長(生巣武君) ただいまの事案についてご説明いたします。 条例案と予算案が提出された場合、この議会の意思決定というのは、条例案と予算案と個別に行われるということでございまして、どちらか一方を否決して、他方を可決するということは考えられるということで、どちらが否決されたとしても、それは議会の意思であり、特段違法ということにはならないという解釈でございます。 今回の場合ですけれども、道路法施行令の趣旨を踏まえまして、12月に上程しております。その際には、当局サイドとしては、当然妥当なものと判断して上程しておりますので、結果、継続審査になりましたけれども、今3月議会におきましては、審査中の案件でございましたので、執行サイドとしては、予算についても改正後の収入見込み額で計上しております。 今回、否決された場合には、今後補正予算で歳入の増額補正をしていくことになろうかと思います。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。
◆15番(宮良操君) 査定をすると莫大な費用がかかると。私もそれはお伺いしておりましたけれども、この費用対効果、要するに否決することにおいて、新たな部分の査定をせんといかんわけですね。この査定の分については、今回否決した場合に、以前の料金のままの継続になるのかどうなのか。それとも新たに石垣市が査定費用を捻出して査定をして、予算計上をする、そのあたりについての議論があったのかどうなのか。それがもし答弁含めて、執行当局からその場合についての費用については、石垣市単独での査定費用、要するに鑑定を含めて査定費用を計上するのかどうなのか。 今、部長から補正予算でその部分の、否決と可決の部分についてのミスマッチの金額について、補正予算で対応するということで理解していますけども、その補正予算の中に、新たな査定に伴う経費も含めて対応するのか、それとも以前の金額の中でそのままの計上になるのか、そのあたりについてお伺いします。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、仲嶺忠師君。
◎建設土木委員長(仲嶺忠師君) お答えいたします。 料金につきましては、以前の部分での計上になることです。 実は、改正前の金額でいいますと、総額で1,160万円という収入があったんですけど、改正することによって、500万円の減額になるんです。そこで、県内他市町村を見てみますと、たしか3市だけは改正されたんですけど、ほかの市町村に関しては、那覇市については独自で査定するというお話でありますけど、そのほかの市町村につきましては、他市町村の動向を見ながら上程するのか、それとも検討なのかということになっております。 本市につきましては、新たに査定するのが、先ほど申し上げましたように、査定費用につきまして莫大なものとなってきますので、それについてはないと思いますが、何よりも市民に直接かかわってくる電気料金は引き上げしてくるにもかかわらず、電力会社に対しては、電柱を建てる場所の賃料は下げますよというのが、そこら辺が整合性がとれないのではないかと。電気料金ははね上がってくるにもかかわらず、企業がかける部分に関しては安くなってくるというのはおかしい話ですので、直接市民にかかわってくる問題でありますので、しかも石垣市に対しては500万円減額となることでありますので、この件については委員会としては全会一致で否決させていただきました。 今後の査定等に関しましては、当局のほうからまた説明させていただきたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。
◎建設部長(生巣武君) まず、歳入のほうの使用料の今後の補正の見込みですけれども、当然条例の改正前の使用料で計上することになります。 それから、議員ご質問の今後独自に使用料を査定するのかということですけれども、各路線の中でも、それぞれ地価が違うわけですので、これを石垣市で独自で査定するというのは、恐らく膨大な費用と期間がかかると思いますので、現時点で独自に査定するということは考えておりません。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。 休 憩 午前11時07分 再 開 午前11時10分
○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。仲間 均君。
◆20番(仲間均君) 委員長報告に何ら異論を唱えるものではございませんけれども、登野城地区区画整理事業案も非常に厳しいものがあると思うんですよ。本来ならば、保留地処分金で工事を進めていかなければ、事業を進めていかなければならないんだけれども、一般財源から持ってきてやっている状況があるわけです。新たな事業を展開して、この区画整理事業に導入できないのかどうか、当局のほうから説明を求めたいと思うんですが、そのままの状態でずっと事業を継続していくのか。新たな事業を導入できないのか、その辺のところは庁内での話し合いをしたことはございませんか。その辺のことについて当局からの説明を求めたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、仲嶺忠師君。
◎建設土木委員長(仲嶺忠師君) 仲間議員の質問でございますが、詳細について、当局のほうから答弁させていただきます。
○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。 休 憩 午前11時11分 再 開 午前11時12分
○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。建設部長、生巣 武君。
◎建設部長(生巣武君) ただいまのご質問ですけれども、現在の土地区画整理事業の中の事業スキームとしては、そういった補助事業がありませんので、現状の事業スキームの中で実施していくことになります。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 長浜信夫君。
◆3番(長浜信夫君) 議案第26号についてお伺いいたします。 石垣市水道事業の設置等に関する条例の一部改正でありますけれども、その中で、現在給水人口の計画の給水人口を上回っておるというところがございましたけども、人口増加は予測されました。その中で、1,100人に至る給水人口の増加傾向を見誤った要因は何なのか、ご説明を求めます。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、仲嶺忠師君。
◎建設土木委員長(仲嶺忠師君) お答えいたします。 国勢調査等によるものでありますが、詳細については、当局のほうからご説明させていただきます。
○議長(伊良皆高信君) 水道部長、宮良長欣君。
◎水道部長(宮良長欣君) おはようございます。現在は、水道法10条の中で、現在人口が計画を上回っているということで、計画の人口としましては4万5,100人、それで22年度の3月末、これが4万5,367人ということで、計画が少ないということになりますので、水道法10条に基づきまして、22年度までの実績に基づいて、24年度から32年度の人口推計をしております。 この段階で、厚生労働省が認可の手引というのを出しております。以前は住基人口等で算定を行いましたけど、やはり常住人口で計算をすべきと、これは国勢による実質的な数値になります。それに基づいて算定をしていただくか、32年度、これは目標年度でありますけど、そこにおきまして、現在述べました人口4万6,200人という計算をしてございます。 以上であります。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を終結いたします。 それでは、先に議案第66号を除く9件についてお諮りいたします。建設土木委員会委員長の審査報告どおり、それぞれ原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議なしと認めます。よって、議案第22号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第17号についてはそれぞれ原案可決されました。 暫時休憩いたします。 休 憩 午前11時16分 再 開 午前11時16分
○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。 次に、議案第66号の石垣市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例についてお諮りいたします。本案について、建設土木委員会委員長の報告は否決であります。よって、原案についてお諮りいたします。本案について、原案可決することに賛成議員の起立を求めます。 〔起立なし〕
○議長(伊良皆高信君) 起立なしであります。よって、議案第66号については否決されました。 日程第18、議案第18号石垣市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例。日程第19、議案第19号石垣市税条例の一部を改正する条例。日程第20、議案第20号石垣市職員定数条例の一部を改正する条例。日程第21、議案第28号石垣市
公民館設置条例等の一部を改正する条例。日程第22、議案第29号石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び石垣市
スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例。日程第23、議案第30号石垣市火災予防条例の一部を改正する条例。日程第24、議案第31号石垣市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例。日程第25、議案第32号第4次石垣市
総合計画前期基本計画について。日程第26、議案第33号石垣辺地に係る総合整備計画の策定について。日程第27、議案第9号平成24年度石垣市一般会計予算。以上10件を一括議題とし、総務財政委員会委員長の審査報告を求めます。砂川利勝君。
◎総務財政委員長(砂川利勝君) 委員会審査報告を行います。 委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会に付託審査となりました事件に関し、慎重審査の結果、下記のとおり決定したので会議規則第103条の規定により報告します。 記1.事件及び結果 (1)議案第18号 石垣市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(2)議案第19号 石垣市税条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(3)議案第20号 石垣市職員定数条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(4)議案第28号 石垣市
公民館設置条例等の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(5)議案第29号 石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び石垣市
スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(6)議案第30号 石垣市火災予防条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(7)議案第31号 石垣市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 〔原案可決すべきものと決定した〕(8)議案第32号 第4次石垣市
総合計画前期基本計画について 〔原案可決すべきものと決定した〕(9)議案第33号 石垣辺地に係る総合整備計画の策定について 〔原案可決すべきものと決定した〕(10)議案第9号 平成24年度石垣市一般会計予算 〔原案可決すべきものと決定した〕2.理由 (1)議案第18号について 本案は、石垣市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、消防組織法に基づく緊急消防援助隊として活動に従事した職員に特殊勤務手当を支給するための改正であります。 その主な内容は、緊急消防援助隊手当を設け業務に従事した日、1日につき3,000円を支給するもので、第2条(特殊勤務手当の種類)において「第5号緊急消防援助隊手当」を追加するとともに、第7条(緊急消防援助隊手当)を新設しその内容を定め、あわせて所定の整理を行うもので、附則において平成24年4月1日から施行すると定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(2)議案第19号について 本案は、石垣市税条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための地方税法及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の一部を改正する法律及び東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律並びに地方税法施行令の一部を改正する政令が平成23年12月14日に公布されたことに伴い改正するものであります。 その主な内容は、第95条(たばこ税の税率)において旧3級品以外に係る市たばこ税の税率を「1,000本につき4,618円」から「1,000本につき5,262円」に改めるもので、平成25年4月1日から施行するものであります。 次に、附則における改正として、第5条は、退職所得に係る個人住民税の10%税額控除を廃止し、平成25年1月1日より施行するとしてあります。第11条の4(たばこ税の税率の特例)においては、旧3級品のたばこ税率を「1,000本につき2,190円」から「1,000本につき2,495円」に改めるもので、平成25年4月1日から施行するとしてあります。第23条(東日本大震災に係る雑損控除額等の特例)においては、災害関連支出について、やむを得ない事情により災害がやんだ日から1年超3年内に支出されるものを追加する内容で、公布の日から施行するとしてあります。また、第25条(個人の市民税の税率の特例等)においては、平成26年度から平成35年度までの間、各年度の個人市民税の均等割の税率を500円引き上げ、年額3,500円とするもので、附則において公布の日から施行すると定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(3)議案第20号について 本案は、石垣市職員定数条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、石垣市行政改革大綱を推進するため、職員定数を見直す必要があることから、市長部局及び教育委員会の職員の定数をそれぞれ削減し、消防機関の職員の定数については、近年の緊急搬送業務等の増加に伴い、消防体制強化を図ることを目的に増員を行うものであります。 その主な内容は、同条例第2条(職員の定数)において第2号中「352人」を「350人」に、第5号中「154人」を「148人」に、第7号中「55人」を「57人」にそれぞれ改正するもので、附則において平成24年4月1日より施行すると定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(4)議案第28号について 本案は、石垣市
公民館設置条例等の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」が平成23年8月30日に施行されたことに伴い、関係条例の一部を改正するものであります。 その主な内容は、法改正に伴い「石垣市公民館設置条例」、「石垣市立図書館協議会設置条例」及び「石垣市立八重山博物館条例」において規定している各審議会委員の基準を、「学校教育及び社会教育の関係者」、「家庭教育の向上に資する活動を行う者」並びに「学識経験を有する者」と改正するもので、附則において平成24年4月1日より施行すると定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(5)議案第29号について 本案は、石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び石垣市
スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、スポーツ振興法が全部改正され、スポーツ基本法として制定されたことに伴い、引用している法律名等及び字句の整理を行うものであります。 その主な内容は、石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例においては、別表中「体育指導員」を「スポーツ推進員」に改めるものであります。石垣市
スポーツ振興審議会条例においては、題名を「石垣市スポーツ推進審議会条例」に改めるとともに、第1条、第2条、第3条及び第7条の字句の整理を行うもので、附則において公布の日から施行すると定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(6)議案第30号について 本案は、石垣市火災予防条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、「危険物の規制に関する政令」の一部改正により、新たに規定を設けるものであります。 その主な内容は、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が危険物の品目に追加されることにより、条例の附則において、指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物を貯蔵し、又は取り扱う場所となるものの、一定の貯蔵及び取扱基準並びに位置、構造及び設備の技術上の基準についての経過措置の項目を加えるもので、平成24年7月1日より施行すると定めてあります。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(7)議案第31号について 本案は、石垣市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例であります。 今回の改正は、消防団員の年度途中での入団、退団等における報酬の支給方法を明確にするものであります。 その主な内容は、同条例第13条中に「その年度の在籍月数に応じ、」を加え、別表1において団員の年額報酬を12月等分し、附則において公布の日から施行すると定めております。 以上が本条例の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(8)議案第32号について 本案は、第4次石垣市
総合計画前期基本計画についてであります。 同基本計画は、第4次石垣市総合計画基本構想が平成23年12月定例会において議決されたことに伴い、その将来像や基本目標の実現に向け、今後5年間のまちづくりについての基本方針や基本的な方向性を示すものであります。 第4次石垣市総合計画基本構想では、第2編第2章「施策の大綱」において6項目の基本目標及び12項目の施策の大綱が示されました。 同基本計画においては、第1章「島・まち」、第2章「人・魅力」及び第3章「風土・ふれあい」の中でそれぞれの基本目標と施策の大綱に基づき、さらに細分化した38項目の施策の方向性を示し、項目ごとに「現状と課題」、「基本方針」、「施策の方向」を定めています。 また、第4章「計画的な土地利用の確立」では、(1)土地利用の基本課題として①快適な都市空間の創出、②市街地の拡大と計画的整備、③景観に配慮したまちづくり、④農業的土地利用と景観の保全、⑤森林と河川水系の管理保全、⑥国際的観光リゾート拠点の形成、⑦石垣市国土利用計画の見直し、以上7項目を基本課題として掲げています。 第5章「計画推進のために」では、行政経営型システムの構築を掲げ、「現状と課題」において、本市の状況を「経常収支比率は高い状況にあり財政構造は柔軟性が弱い状況」との認識を示し、自主財源の確保の重要性を指摘しています。また、地方分権社会が進展する中、「住民に身近な行政サービスを提供する自治体の役割はますます重要度を増してきている」とし、弾力性、機能性をあわせ持つ効率的な執行体制を確立する必要があるとしています。 「基本方針」においては、石垣市行政改革大綱を強力に推進し、効率的な行政運営に努めるとともに、職員の資質向上に取り組み、その能力を最大限に生かせるシステムづくりに努めるとしてあります。 さらに、「施策の方向」では、①効率的な行政運営の推進、②財政の健全化、③市職員の人材育成、の3項目を掲げております。 以上が本案の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については原案可決すべきものと決定いたしました。(9)議案第33号について 本案は、石垣辺地に係る総合整備計画の策定についてであります。 辺地に係る総合整備計画は、「辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律」の規定によるもので、辺地とその他の地域における住民の生活水準化の格差是正を図るとともに、公共的施設の総合的、計画的な整備を推進するため、辺地の要件に該当する地域において、事前に計画を策定し、その計画に基づき公共的施設を整備するものであります。 石垣辺地は、大川・登野城・石垣・新川・新栄町・美崎町・浜崎町・八島町・平得・真栄里・大浜・宮良・白保・盛山・桃里・伊原間・平久保・野底・桴海・川平・崎枝・名蔵で構成されており、現行の辺地総合整備計画が期間満了となることから、新たに計画期間を平成24年度から平成28年度までの5年間と定めております。 公共的施設の整備計画の施設区分は、「市町村道・橋梁」、「農道・林道」、「電気通信施設」、「学校給食施設」、「通学施設」、「その他集会施設」、「保育所」、「消防施設」、「飲用水供給施設」、「下水処理施設」、「農林漁業経営近代化施設」、「観光・レクリエーション施設」について定めており、合計事業費は236億5,930万6,000円であります。その財源内訳は、国・県等の特定財源が159億9,904万円、一般財源が76億6,026万6,000円で、一般財源のうち辺地対策事業債の予定額は64億3,957万円であります。 以上が本案の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については適切なものと認め、原案可決すべきものと決定いたしました。(10)議案第9号について 本案は、平成24年度石垣市一般会計予算であります。 本年度の当初予算は、歳入歳出それぞれ209億7,500万円と定めるもので、前年度当初予算に比べ5億9,400万円(2.91%)の増額で、一時借入金の借り入れの最高額は40億円と定めてあります。 本予算の概要は、まず歳入において、自主財源が57億1,354万7,000円(構成比27.2%)で、前年度比で5億3,612万9,000円(10.4%)の増となっております。 その主な内訳は、自主財源の根幹をなす1款市税は44億2,899万8,000円(構成比21.1%)で、前年度比2億2,626万8,000円(5.4%)の増となっており、これは市民税個人分や固定資産税等の増収見込みによるものであります。 19款繰入金は5億6,021万円(構成比2.7%)で、前年度比3億3,523万4,000円の増となっており、これは財政調整基金積立金繰入金4億1,808万9,000円、減債基金積立金繰入金1億2,000万円等が主なものであります。また、13款分担金及び負担金は1億9,567万円、14款使用料及び手数料3億1,631万円、21款諸収入1億1,539万1,000円をそれぞれ計上してあります。 一方、依存財源は152億6,145万3,000円(構成比72.8%)で、前年度比5,787万1,000円(0.4%)の増となっております。 その主な内容は、11款地方交付税70億2,308万8,000円(構成比33.5%)で前年度比4,947万8,000円の増額、15款国庫支出金36億9,287万2,000円(構成比17.6%)で前年度比9,306万5,000円の増額、16款県支出金22億2,631万6,000円(構成比10.6%)で前年度比1億921万2,000円の減額、22款市債16億2,050万6,000円(構成比7.7%)で前年度比4,890万円の増額となっております。 次に歳出でありますが、まず、性質別状況において義務的経費が122億3,428万3,000円(構成比58.3%)で前年度比3億7,452万2,000円(3.2%)の増額となっております。また、投資的経費は20億6,858万円(構成比9.9%)で前年度比1億7,273万7,000円の減額となっております。 その主な内容は、2款総務費で21億2,178万5,000円(構成比10.1%)を計上してありますが、これは職員給与費を初め、緊急時一斉放送システム整備事業、新石垣空港PR事業等が主なものであります。 3款民生費は76億1,239万1,000円(構成比36.3%)で、歳出において最も大きな比重を占め、前年度比で2億383万8,000円の増額となっております。その主なものとして、国民健康保険事業特別会計繰出金7億5,169万円、介護保険事業特別会計繰出金5億3,259万7,000円、介護・訓練等給付金8億9,429万7,000円、私立保育園運営費負担金等の児童運営費8億1,021万1,000円、生活保護事業16億8,035万3,000円等を計上してあります。 4款衛生費は、19億651万9,000円(構成比9.1%)で、その主なものは後期高齢者医療事務費4億4,760万2,000円、ごみ処理施設維持管理費3億3,405万4,000円、最終処分場維持管理費1億2,575万9,000円、子宮頸がん等ワクチン接種事業8,979万3,000円、新規事業の石垣市火葬場建設事業2,490万円等を計上してあります。 6款農林水産業費は21億3,072万5,000円(構成比10.2%)で、前年度比4億2,776万円の増額となっております。その主なものは食肉加工施設建設費2億3,193万1,000円、中山間地域総合整備事業(石垣西部)1億9,195万3,000円、同整備計画(石垣北部)1億2,755万3,000円、農業体質強化基盤整備促進事業費1億6,501万7,000円、登野城漁港漁村地域整備交付金事業1億1,152万円、石垣漁港漁村地域整備交付金事業1億4,835万円等を計上してあります。 7款商工費は2億5,757万8,000円(構成比1.2%)で、その主なものはIT支援センター管理費2,441万1,000円、地域公共交通確保維持改善事業3,244万5,000円、石垣島トライアスロン大会補助金997万5,000円、うたの日コンサート事業補助金300万円となっております。 8款土木費は17億5,171万1,000円(構成比8.4%)で、その主なものは道路維持費や、大浜縦6号の物件補償費等の道路橋梁費3億4,683万1,000円、港湾事業特別会計繰出金2億1,289万6,000円、土地区画整理事業特別会計繰出金2,746万1,000円、公共下水道事業特別会計繰出金4億7,738万6,000円、公園施設安全・安心対策事業1億4,661万5,000円等となっております。 9款消防費は5億1,542万4,000円(構成比2.5%)で、前年度比1,753万円の増額となっております。その主なものは、はしご車オーバーホールなど、消防車両等の修繕費4,468万円を計上するとともに、災害時対応四輪駆動車整備事業500万円を計上してあります。 10款教育費は22億4万8,000円(構成比10.5%)で、主な事業として伊原間中学校校舎新増改築事業1億6,309万4,000円、学校給食センター建替事業5,973万7,000円、防災用ライフジャケット整備事業422万7,000円を計上するとともに、各項にまたがり各種補助金・負担金等を計上してあります。 また、14款予備費は5,000万円となっております。 以上が本予算の概要でありますが、本委員会は審査の結果、本案については原案可決すべきものと決定いたしました。 なお、今定例会では執行当局より議案の一部訂正の申し入れが3度もなされるなど、これまでにない状況が見受けられました。 特に石垣市一般会計補正予算(第5号)においてバーベキュー大会実行委員会での協議を経ずに赤字補てんのための補正予算を計上したことや、パブリックコメントや庁議等を経ずに上程した第4次石垣市
総合計画前期基本計画など、議案上程に際しての緊張感が欠如していると言わざるを得ない。 今後、議会に議案を上程するに当たっては、慎重な検討を重ね、関係部署間での十分な連携を図るなど、議案の訂正申し入れがないようチェック体制を強化するよう厳しく指摘いたします。 以上、報告いたします。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を許します。石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 先ほどの議案第21号、10号とのかかわりで、国民健康保険事業について、やはり健康保険税の引き上げの大きな背景には、いわゆる22年度に見られたように、法定外繰り入れの半額以下の金額の縮小があったわけです。こういう問題について、総務財政委員会では、どのような討議がなされたのか、まずそのあたり説明をお願いしたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 総務財政委員会委員長、砂川利勝君。
◎総務財政委員長(砂川利勝君) ただいまの石垣三雄議員の質問に対して、詳細な説明を当局に。
◆13番(石垣三雄君) 総務財政委員会の報告がなければいいです。先ほど聞きましたので、どういう審議があったのかということを、まず聞きたいのです。
◎総務財政委員長(砂川利勝君) 特別な議論は特にございませんでした。
○議長(伊良皆高信君) 石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 市長の見解を、一般会計予算ですから、市長の政治姿勢がしっかりここにあらわれているだろうと思うんですけれども、先ほど来の議論の中で、1億円近い市民の可処分所得がなくなると。さらに税金を納める側は、国保会計にあらわれているように、低所得者層を中心とした市民の皆さんがそこにあると。 そういう中で、市民の命をどう守るかということを考えるときに、なぜこれほど大きな負担を強いるような形になったのか、一般会計からの繰り出しをこれだけ減らしたのか、そのあたり、市長の見解をしっかりと承りたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、砂川利勝君。
◎総務財政委員長(砂川利勝君) ただいまの石垣三雄議員の質問は、市長に対しての質問でありますので、市長のほうから答弁させたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 健康保険課長、慶田盛 伸君。
◎健康保険課長(慶田盛伸君) 一般会計からの法定外繰り入れでございますけれども、22年度当初1億5,000万円、9月補正1億5,000万円の都合3億円でございます。23年度も同様でございまして、24年度も同様に、同額程度措置していただけるというふうになっております。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。
◆2番(前津究君) これは委員長ではなくて、先ほどの報告、最後のほうに議案上程に際しての緊張感が欠如していると言わざるを得ない。厳しく指摘されておりますけど、執行部、特に市長を初め、この厳しく指摘されたことについて、どのように考えていらっしゃるのか、答弁、考えをお聞かせください。
○議長(伊良皆高信君) 委員長、砂川利勝君。
◎総務財政委員長(砂川利勝君) ただいまの前津議員の質問は当局に対しての質問ですので、当局のほうから答弁させたいと思います。
○議長(伊良皆高信君) 総務部長、鳩間 修君。
◎総務部長(鳩間修君) 本定例会におきまして、その議案の一部訂正のご指摘につきましては、真摯に受けとめまして、今後は慎重を期して取り組んでまいります。ご理解を賜りますようお願いいたします。
○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。
◆2番(前津究君) できれば、市長からそういう言葉をいただきたかったんですけれども、今後はそういうことがないようにしたいということですので、今後も監視していきたいと思います。 以上です。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を終結いたします。 本10件について、総務財政委員会委員長の審査報告どおりそれぞれ原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕 〔(異議あり)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。 休 憩 午前11時50分 再 開 午前11時52分
○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。 ご異議がありますので、先に議案第9号を除く9件についてお諮りいたします。本9件について、総務財政委員会委員長の審査報告どおり、それぞれ原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議なしと認めます。よって、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号はそれぞれ原案可決されました。 次に、議案第9号についてお諮りいたします。本案について原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕 〔(異議あり)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議がありますので、討論に入ります。まず初めに反対の討論を許します。石垣三雄君。
◆13番(石垣三雄君) 先ほど議案第21号、10号の関連で、この件については、私の真意はお話いたしました。特に私たち、今の経済状況の中で、そして国民健康保険には非課税所帯あるいは所得の低い層が多く加入をしている状況の中で、本当に大きな税負担を市民にかぶせることになると。そのことは、どうしても避けていただきたいという思いからです。 大きな赤字が見込まれるからといって、財政的に負担が大変だからといって、介護保険も上げる、さらにはもっと大きい税負担を市民に押しつけるような、そういう基本的な市政運営には反対だと、そういう思いでこの議案には反対をいたします。
○議長(伊良皆高信君) 次に、賛成の討論を許します。 〔(討論なし)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。議案第9号について、賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(伊良皆高信君) 起立多数であります。よって、議案第9号については原案可決されました。 それでは、5分間休憩いたします。 休 憩 午前11時55分 再 開 午後 零時02分
○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。 日程第28、議員提出議案第6号
地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の早急な配備を求める要請決議を議題とし、提案者の説明を求めます。仲間 均君。
◆20番(仲間均君) 本日、3月27日、防衛大臣から各部隊に対して、弾道弾ミサイル等に対する破壊措置準備に関する命令が発令をしております。そのことに関して、
地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の早急な配備を求める要請決議をしたいと思います。 理由につきまして、北朝鮮が計画している衛星打ち上げに対して、打ち上げ中止を求めるとともに、早急な
地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備を求めるためでございます。このことについて、石垣市議会会議規則第14条の規定により提出をいたします。
地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の早急な配備を求める要請決議。 北朝鮮は、4月12日から16日の間に「衛星」を打ち上げると事前通告をしております。 この弾道ミサイルとも言われている北朝鮮の「衛星」が、通告どおり打ち上げられると、石垣島や西表島など、先島諸島の上空を通過する恐れがあると指摘されており、まさに石垣島周辺は危険区域に設定される可能性が高まっております。 田中直紀防衛相も19日の参院予算委員会で、北朝鮮の長距離弾道弾ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げに備え、自衛隊に破壊措置命令を下すことを検討すると表明をしております。 そこで、市民の生命と財産、暮らしを守る観点から、万が一北朝鮮の弾道ミサイルが石垣島や西表島など、先島諸島周辺に着弾や落下する最悪の事態を想定し対処する必要があります。 よって、当市議会は、北朝鮮に対して「衛星」の打ち上げ中止を強く求めるとともに、市民の生命、財産を守るためにも、早急に地対空弾道弾パトリオット(PAC3)を配備していただきますよう強く要請をいたします。 以上、決議する。平成24年3月27日。石垣市議会。あて先、内閣総理大臣、防衛大臣、外務大臣、沖縄及び北方対策担当大臣、国土交通大臣、沖縄県知事であります。 以上でございます。
○議長(伊良皆高信君) 説明は終わりました。質疑を許します。前津 究君。
◆2番(前津究君) 提案者にご質問いたします。今回の北朝鮮の行為は、抗議するものであります。防衛については、国の専権事項で国が責任と権限でもってやるべきだと。実際、きょうの新聞を見ると、きのう防衛関係者が役所に来ていますし、先ほど提案者が冒頭言われたように、自衛隊の各部隊に命令が出ていると。 提案者の考える早急な配備というのは、既に国はちゃんと動いているんです。提案者の求める早急な配備というのは、一体何月何日ごろまで配備をやれという、そういうことがあるのかどうか。もうこれは、国にすべて一議会でこういう要請決議を出しても、何の効果もないんじゃないかと思うんです。 早急な配備ということは、どういうことなのか、この内容をお考えをお聞かせください。
○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。
◆20番(仲間均君) 前津議員が言われているように、国の専権事項でございます。しかしながら、国の専権事項であっても、前提事項、つまり市民の生命、財産を守る観点から、やはり市民の理解と協力が必要であると。このように言われておるわけでございます。ですから、やはり市民の、地域住民の理解と協力を得るためには、この石垣市民から負託された議員が、やはり議会で議決することが肝要であろうという思いであります。 もう1点は、早急な配備とはいつまでか。きょう準備命令が出た。その準備命令が出たけれども、まだこの破壊措置命令は出ておりません。なれば、そういった危険な事態、極まりない事態が発生している中で、我々議員が黙って見逃すのかと。むしろ平和団体がもっと平和をアピールして、平和団体だからこそ石垣市民の平和のためには、市民生活のあるいは生命を守るためには、もっと動かなくちゃいけないだろうという思いでおります。 以上であります。
○議長(伊良皆高信君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案について原案可決することにご異議ございませんか。 〔(異議なし)という者あり〕 〔(異議あり)という者あり〕
○議長(伊良皆高信君) ご異議がありますので、討論に入ります。まず初めに反対の討論を許します。小底嗣洋君。