新発田市議会 2004-12-20
平成16年12月定例会−12月20日-04号
議第 77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
社会文教常任委員会所管分
議第 79号 平成16年度新発田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について
議第 80号 平成16年度新発田市
老人保健特別会計補正予算(第2号)議定について
議第 81号 平成16年度新発田市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について
議第 85号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、共同処理する事務の変更及び
新発田地域老人福祉保健事務組合規約の変更について
議第 86号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更に伴う財産処分について
議第 87号
下越障害福祉事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び
下越障害福祉事務組合規約の変更について
第 6 議第 67号 新発田市
地域交流センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について
議第 77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
産業経済常任委員会所管分
議第 82号 平成16年度新発田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)議定について
第 7 議第 70号
新潟東港地域水道用水供給企業団を組織する
地方公共団体の数の減少及び
新潟東港地域水道用水供給企業団規約の変更について
議第 73号 二級河川の指定の変更について
議第 74号 市道路線の廃止について
議第 75号 市道路線の認定について
議第 77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
建設常任委員会所管分
議第 83号 平成16年度新発田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について
議第 84号 平成16年度新発田市
水道事業会計補正予算(第3号)議定について
第 8 議会第19号 WTO・FTA交渉に関する意見書
議会第20号 大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書
議会第21号 新潟県
中越大震災に伴う風評被害に対する支援に関する意見書
議会第22号 北朝鮮による
日本人拉致事件の
早期全面解決を求める意見書
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〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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〇出席議員(48名)
議 長 二 階 堂 馨 副議長 本 間 道 治
1番 佐 藤 武 男 議員 2番 渋 谷 恒 介 議員
3番 加 藤 和 雄 議員 5番 平 山 直 樹 議員
6番 斎 藤 五 男 議員 7番 宮 村 幸 男 議員
8番 佐 藤 真 澄 議員 9番 星 野 幸 雄 議員
10番 小 川 徹 議員 11番 中 村 功 議員
12番 宮 野 昭 平 議員 13番 渋 木 武 衛 議員
14番 巖 昭 夫 議員 15番 宮 崎 光 衛 議員
16番 牛 腸 栄 議員 17番 井 畑 隆 二 議員
18番 長 谷 川 健 吉 議員 19番 稲 垣 富 士 雄 議員
20番 渋 谷 正 訓 議員 21番 青 木 泰 俊 議員
22番 佐 久 間 敏 夫 議員 23番 森 田 国 昭 議員
24番 小 池 文 広 議員 25番 藤 間 章 二 議員
26番 木 村 聡 男 議員 28番 高 橋 幸 子 議員
29番 長 谷 川 晃 議員 30番 小 川 弘 議員
31番 五 十 嵐 孝 議員 32番 西 方 信 威 議員
33番 五 十 嵐 邦 夫 議員 34番 梅 川 昭 廣 議員
35番 中 嶋 利 美 議員 36番 斎 藤 浩 議員
37番 長 谷 川 正 之 議員 38番 石 塚 哲 夫 議員
39番 斎 藤 明 議員 40番 渡 辺 一 司 議員
41番 伊 藤 久 議員 42番 浅 野 栄 一 議員
43番 田 中 武 雄 議員 44番 岩 渕 慎 二 議員
45番 榎 本 正 彦 議員 46番 長 下 部 秀 雄 議員
47番 西 澤 誠 一 議員 48番 金 田 健 蔵 議員
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〇欠席議員(なし)
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〇説明のため出席した者
市長 片 山 吉 忠
助役 大 山 康 一
収入役 藤 田 栄 三 郎
教育長 大 滝 昇
市長公室長 塚 野 純 一
総合管理部長 仁 平 俊 明
市民生活部長 青 山 武 夫
産業振興部長 伊 藤 英 二
地域整備部長 今 村 正 博
上下水道部長水道局長 菅 原 正 廣
教育部長 内 本 隆
市長公室次長(
合併推進課長)
新 保 勇 三
総合管理部次長(総務課長)
林 文 雄
総合管理部次長(豊浦支所長)
清 田 幸 司
産業振興部次長(
資源循環型社会づくりプロジェクト)
石 井 史 洋
地域整備部次長(建築課長)
小 池 又 男
上下水道部次長(工務課長)
高 橋 元 治
教育部次長(学事課長)
築 井 信 幸
政策推進課長 高 沢 誠 太 郎
秘書・広報課長 村 山 和 宏
財務課長 中 川 元 英
学校教育課長 稲 田 健 一
会計課長 居 木 井 孝 誠
選挙管理委員会事務局長土 田 真 照
監査委員事務局長 石 田 正 廣
農業委員会事務局長 二 階 堂 建 之 介
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〇
事務局職員出席者
事務局長 相 馬 寿
参事(次長) 白 田 久 由
副参事(議事係長) 平 田 和 彦
午前11時00分 開 議
○議長(二階堂馨) おはようございます。これより本日の会議を開きます。
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△日程第1、
会議録署名議員の指名
○議長(二階堂馨) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において星野幸雄さん、森田国昭さん、
長下部秀雄さんを指名いたします。
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△日程第2、行政報告
○議長(二階堂馨) 日程第2、行政報告を行います。
市長から行政報告の申し出がありますので、これを許します。
市長、片山吉忠さん。
〔市長
片山吉忠登壇〕
◎市長(片山吉忠) おはようございます。市議会12月定例会の最終日に当たり、発言の機会をいただき、議長初め議員各位のご高配に厚く御礼を申し上げます。
初めに、
農林水産省及び新潟県が実施しました市内における平成16年産米の
カドミウム濃度調査の結果についてご報告いたします。
当市における本年度の調査点数は、
農林水産省、新潟県合わせて25地域、121点が実施されました。12月9日付の
北陸農政局新潟農政事務所及び11月10日付の新潟県
新発田地域振興局からの通知では、すべて旧食糧庁の通達基準値を下回る結果となりました。
この間、加治川水系では、
例年農業用水不足対策として用水の輪番制で対応しておりましたが、市内各土地改良区及びJA北越後と連携して圃場を定期的に巡回し、農家の皆さんに水管理の徹底を促してまいったところであります。
食料供給都市を目指す本市において、安心、安全な
農作物生産の基盤をなす大地の再生が最重点課題と考えております。そのためには、現在建設しております
有機資源センターを活用した堆肥施用による土づくりを初め、
土壌改良資材の散布、
水管理対策、
用水確保対策が肝要であります。これらの取り組みは、生産者、
生産者団体が主体となって進めることが必要不可欠であり、引き続き近隣町村とともに対策を講じてまいる所存であります。
カドミウム対策については、国際基準を念頭に置き、国、県の指導、支援を仰ぎながら、引き続き対策を講ずることとしており、あわせて食と農の
資源循環型社会づくりの推進に向け、議員各位のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
次に、新潟県
中越大震災の間接被害に対する新発田市の
経営安定化対策資金における
緊急支援措置についてご報告いたします。
この件につきましては、さきの一般質問においてお答えをいたしておりますが、その後関係機関と協議を行いましたので、その内容についてご報告いたします。
このたびの
中越大震災の影響により売り上げが減少し、経営に支障を来しておられる
中小企業者の事業資金の円滑な調達のため、
経営安定化資金の中に地震に係る
緊急支援措置を新設することといたしました。
内容といたしましては、現行の
経営安定化対策資金は、資金使途が運転資金及び設備資金で、
融資限度額が1,000万円、返済期間は据え置き1年以内を含む10年以内となっております。今回は、これとは別枠で1,000万円をつけ足すこととし、その資金使途は運転資金、
融資限度額は1,000万円とし、融資利率は
信用保証つきで1.75%、信用保証なしで2.20%、融資期間は据え置き1年以内を含む10年以内とし、融資条件は市が発行する
被災認定書を所持していること。
取り扱い期間は今週末から来年3月末日まで、
取り扱い窓口は
市内金融機関となります。
また、対象はこのたびの地震による間接被害を受けた
中小企業者及びこれらの企業者との直接取引により被害を受けた
中小企業者の方々としております。
被災認定の基準につきましては、間接被害を受けられた
中小企業者においては、地震発生後、最近1カ月の売上高などが前年同期と比較して10%以上減少していること、また間接被害を受けられた
中小企業者との直接取引により被害を受けられた
中小企業者においては、依存率が20%以上で、かつ地震発生後、最近1カ月間の売上高などが前年同期と比較して10%以上減少していることとしております。
なお、このたびの
緊急支援措置における
信用保証料の補給につきましては、これまで
対象融資額300万円以下については100%、300万円を超え、1,000万円以下については50%の補給を行ってまいりましたが、新たに300万円を超え、700万円以下の部分については75%の補給を行うこととしております。
次に、
株式会社紫雲寺記念館についてであります。
株式会社紫雲寺記念館につきましては、本会議初日の行政報告で、11月26日の7者協議で方針確認に至ったこと、また
佐藤真澄議員のご質問には、12月19日に
臨時株主総会が開催されることなどをご報告したところであります。
その後、
株式会社紫雲寺記念館の代表取締役である
鬼嶋紫雲寺町長から、役員の話も聞いていただきたいとの要請があり、13日午前に7者協議のメンバーと
株式会社紫雲寺記念館役員との話し合いの場を持ったところであります。役員との話し合いでは、私から役員の方々に、
市町村合併と紫雲の郷館に関する基本的な考え方、7者協議において確認された処理方針について改めて申し上げ、役員の方々からも、責任論も含め、率直なご意見を伺い、最後に私から、
臨時株主総会までの間何回でも役員会を開催し、納得のいくまで話し合いをなされ、住民に理解を得られるような結論を出していただきたいと強く求めたところであります。
そして、
鬼嶋紫雲寺町長から、13日午後に役員会を開催したが、合意に至らず、19日に予定していた
臨時株主総会は延期せざるを得なくなったと報告を受けたところであります。
また、その後、19日に再度開催された役員会では、処理方針に基づき、全株式の一律減資と会社の自己株式の取得を
臨時株主総会に提案することを決定したと
鬼嶋紫雲寺町長から報告を受けております。
臨時株主総会につきましては、1月21日に開催することとなりましたので、結果につきましては別途ご報告させていただきたいと考えております。
これまで議員各位から賜りましたご理解、ご指導に対しまして、改めて深く感謝を申し上げる次第であります。
以上で、行政報告を終わります。
○議長(二階堂馨) これより質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
小川弘さん。
◆30番(
小川弘議員) ただいま片山市長から行政報告がございました。その前に正副会長会議が開催されて、
二階堂議長から報告をいただいたところであります。
減資は市長が提案されたように、役員会でそのように決定をされたと。非常に役員の方々も苦渋の選択をして、努力をされたんだろうというふうに思っております。それと同時に、きょう行政報告の文言にはなかったんでありますが、正副会長会議で
二階堂議長からお聞きしておるところによりますと、管理委託は1年ということで、これもそのように役員会で方針が出たようであります。この2点は、大変私は評価をしたいなというふうに思っておりますし、片山市長が今まで片山私案というものを出されて、そのように役員会で方向づけがされたと。しかし、これはあくまでも役員会でありますので、1月21日に開催されます
臨時株主総会の決定を見ないと結果ははっきりしないわけであります。役員会でその方針が確認をされたということは、当然のことながら、常識的に言えば役員会で決定をしたことが
臨時株主総会に議案として
執行部提案ということで上がるんだろうと思います。そうしますと、常識的には株主総会ではそのように決定をされるというふうに、私は常識的には理解をしております。しかし、いずれにしろ
臨時株主総会で決定をされませんと決定とは言えないというふうに認識をしております。
私が片山市長にお聞きしたいのは、経営責任の明確化であります。これも片山市長が常々この問題も取り上げております。私は、やはり経営責任の明確化、
株式会社紫雲寺記念館の社長であります鬼嶋社長さんは、株主に対してどう責任をとるかというのもやはり大事であります。それと同時に、大株主の
紫雲寺町長として、町民に対してどのように明確に責任を果たすのかな、その点が今後の問題であろうというふうに思っております。当然のことながら私
ども新発田市議会、あるいは新発田市がまだ合併をしておりませんので、とやかく言う筋合いでないと言われればそれまでかもしれませんけど、しかしながら一連の経過からして、やはりこの点は、私はその責任の明確化は避けて通れない問題だというふうに認識をしております。片山市長は、この点どのように見ておられるのか、その1点のみお聞きをしておきたいというふうに思っております。
○議長(二階堂馨) ただいまの発言の中で、1年間の管理委託について役員会の決定があったと、私の方からそういう報告があったという発言がありましたけれども、役員会ではこの関係については議論はされなかった。しかし、紫雲寺町と新発田市で1年間の管理委託という方向性で今話が進んでいると、こういうことで私の方から報告したつもりでありますので、その点訂正をしたいというふうに思います。
それでは、経営責任の明確化について、市長さんの方からの答弁をお願いいたします。
市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠)
小川弘議員さんにお答えを申し上げます。
今こうやって行政報告をさせていただく、やっとたどり着きました。精いっぱいやったんでありますが、今の段階ここまでであります。経営責任につきましては、私はいわゆる町長であり、そしてまた社長であり、そして取締役の皆さんが責任はあるのではないですか。あわせて、私からとやかく申し上げるものではなくて、みずからが判断をされるべきものだと。これにつきましても、きのう、おとといまで、土曜日までちょうちょうはっしやりとりをしたということを申し添えて、これからもやはりその辺についてはお話は申し上げていきたいな、こんなふうに思っているところであります。
以上であります。
○議長(二階堂馨) 五十嵐孝さん。
◆31番(
五十嵐孝議員) 私は、それぞれ市長が今日まで大変努力されて、ようやく今ここまで来たというふうなことで、本当にその努力については評価をしたいと、そんなふうに思っております。
しかし、今お話ありました、きのうの役員会の資料を持っているんですけれども、それぞれ某有力株主といいますか、取締役は、反対を表明した上で白票を投じておるような、そういうあれです。そうすると、この問題が私どもが思っている方向に果たして落ちつくのかなと、そういうふうなものを危惧いたすんですが、ぜひひとつそういうことのないように指導をしていただきたいと、そんなふうに思っております。
それと、役員会では話はなかったんだそうですが、紫雲寺町の方針だということで、今議長からもお話ございましたが、4月1日から管理委託で1年間というふうなことで、そういう方向だというふうなことを聞いておりますが、ただ4月からですと、あと1カ月後に今度紫雲寺町というのは消滅して新発田市になるわけですが、その時点で改めて新発田市としてそういう契約なり手続をされるのかどうか、その辺の考え方だけお聞きしたいと思います。
○議長(二階堂馨) 市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠)
五十嵐議員にお答え申し上げますが、管理委託の件につきましては、いずれにしましてもこの1月21日に正式に
臨時株主総会できちっとしていただかなければならないのがまず。その上でのいわゆる
株式会社紫雲寺記念館への管理委託というふうな形になろうと思いますが、一応21日以降正式決定なされましたら、両方の事務方でどのような予算を組まれたのか、組んでいるんだそうでありますので、そしてまた新発田市が5月1日からどのようにして管理委託するかの整合性をとって、事前にきちっとした上で私どもは引き継いで、5月1日からかかっていきたいと、こんなふうに思っているところでございます。
以上、お答えといたします。
○議長(二階堂馨) 西方信威さん。
◆32番(
西方信威議員) これまで質問が出ましたので、特に質問という立場ではありませんけれども、今回のこの
株式会社紫雲寺記念館については大変重要な課題であり、これ市民にとっても非常に関心度の高いものだと感じておりました。その関係で、これまで市長さんが行政報告でも何回かやられた経緯がございますが、特に今回は本当に、先般行われた正副会長会議で話があったこの13日と、それから19日の役員会、臨時総会ということで、一つの返事といいますか、この結果を実は待っておったんです。ところが、きょうのお話だと、この役員会、それから臨時総会も流れてしまったということの重大な問題に対して、
紫雲寺町長として、会社の社長として、どういう一つの問題を掲げておったのかなということで心配しておりました。
きょうの報告でおおむねわかりましたが、ただここでお聞きしておきたいのは、一つは一般住民の株主の方々に対しても約90%の減資について一定の話し合いをできたということも伺ったわけであります。もちろん大株主の町、あるいはまた株式会社の大口の株主さんも、これは減資についてはおおむね了解をしていくということで話も詰まったんでありますけども、これも先ほどの話のように、最終的にはこの21日の
臨時株主総会で決定するわけでありますけども、やはり今も話が出たように、この責任者の責任のとり方がどうなっていくのかなということが一番気になるとこなんです。町民の方々が痛みを受けるわけですから、要するに株主の皆さん方は痛みを伴う。したがって、役員の皆さんがどういう責任をとるのかなということがこれは一番大きなかなめになってくるだろうと思うんです。その辺を
新発田市長さんがその責任のとり方に対しての問題をどう理解していくのか、その辺だけ一つお聞きしておきたいと思います。
○議長(二階堂馨) 市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠) 西方議員にお答えいたしますが、
小川弘議員さんにもお答えしたとおりでありまして、町民に対して、そしてまた町民株主に対してきちっと説明をされるのはみずからであるというふうな認識でおります。ずっと終始一貫私はそう申し上げてきました。そういう意味において、1月21日に
臨時株主総会が開かれて、一応そこは株主の皆さんがお集まりのとこですから、その中でお話があるのかどうなのか、まだお聞きはしておりませんが、いずれかの機会のときに、やはりこうこうこういう形で私の責任はこうとりましたよというふうなお話があるのではないだろうかなというふうに思っております。あくまで私の推測であります。本人が明確にどうされるのかというふうなことで、初めて町民、そしてまた町民株主が納得されるのではないだろうかと、こんなことを思っておるということを申し上げて終わりたいと思います。
以上です。
○議長(二階堂馨) 金田健蔵さん。
◆48番(金田健蔵議員) あえて質問ということよりも、はっきり申し上げて激励申し上げたい。私ども旧豊浦市民としては、古い話になるかもしれませんが、約1年半前に皆さん方とともに編入合併をさせていただいた。そのとき、私どもの旧豊浦地区からは、何がしの持参金で私どもは編入合併をさせていただいた経緯がございます。したがって、私は特に説明責任を申し上げたいのは、私どもの市民に対してどう言って説明を申し上げたらよいのでしょうかという、この問題が勃発したときに強く申し上げた記憶がございます。幸いにして、きょう行政報告の中で、市長さん初め議長、そして7者協議の皆さん方が大変ご苦労いただいて、一定の方向づけを定めていただいたことに対し、まず敬意を表したいと思います。
ただ、私ほかならぬ情報等によりますれば、細かいことで恐縮ではございますけれども、何か昨日の役員会等で進行の方法について、いろいろ意見の異なる方からと言った方がいいでしょうか、そういうところからいろいろな意見があるようでございます。先ほども正副会長会議の際にも議長さんにもお尋ねをし、それなりの回答もいただいたところでございますので、それはここで重複するといけないので、省略いたしますが、ともあれ今お話しのとおり、1月の21日に
臨時株主総会が開催されるということでございますので、私は部外者でございますから、とやかくは申し上げませんが、それまでの期間も、どうか市長さんにお願い申し上げたいのは、気を休めることなく常に7者、あるいはまた議長等も含めながら、連絡、連携をとりながら、今お話あったようないい方向で、妥結できるような方向でご尽力をいただきたいと、こんな願いがあるわけでございます。
いずれにしても、先ほどもちょっと申し上げた3対3、賛成が3票で白票が3だということで、その運営についていろいろな意見があるようでございますが、それは当新発田市のこの議会においては直接関係がないので、省略いたしますが、多少まだいろいろな形で尾は引くんじゃないだろうかというふうな感じをいたしております。どうかそういうことで、今後も一層気を引き締めながらこの解決に全力を尽くしていただきたいと、こんな要望です。もし感想があればいただきます。
終わります。
○議長(二階堂馨) 何かコメントございますか。
市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠) 金田議員にお答えいたします。
その後も精いっぱい頑張れというご激励をいただいたわけでありますが、ことしは正月くらいはちょっと休ませていただきたいなと思っております。いろんな局面あろうと思いますが、いずれにしましても、ただ1点
二階堂議長さんとも一致しているのは、この合併を成功させよう、そのために私の役目というものは何なのか、それを踏まえて頑張ってまいりたいと思います。
以上であります。
○議長(二階堂馨) 星野幸雄さん。
◆9番(星野幸雄議員) 私の方からカドミウムについて1点ご質問させていただきますが、今年度16年産米は基準を下回ったということで、大変私ども喜んでいるところでございますが、いずれにせよこれは米に残留していないというだけだというふうに認識いたしております。さきの行政報告にも申し上げましたが、土壌の中にはそれなり以上のやはり数値というのは出ているのが現状だろう、その辺は担当課も認識いたしているものと思っております。当然先般も申し上げましたが、私ども今圃場整備やっております。どうしても下の方に沈めなければいけないものをやはり工事の段階で、天地返しのために浮上してくるというのが実態でございます。今後、今順次進んでいるもんですから、なかなかこれが消え去らない。私どもとしても不安が多くあるわけですが、ここにも、市長も申し上げておりますが、これからまた国、県の支援をいただいて対応をとるということですが、実際ことしは出ないかもしれませんけど、また来年浮上する可能性もなきにしもあらずだろう。そんな中で、具体的に今後どういうふうな形で対応をとっていくのか。実質もう土壌には基準の数値をオーバーしているところが多々見受けられます。昨年も土壌改良剤等を散布して対応をとっているわけですが、今のところそれらの具体的なのが、私どもの方の連絡のミスなのか、全く私どもの方にはまだどういう対応をとるというのは入っておりません。市としてJA等とどういう協議をして、来年度以降どういう対策をとっていくのか、その辺をお聞かせ願いたい。
○議長(二階堂馨) 市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠) 星野議員にお答えをいたします。
短期的な対策と長期的な対策と二つあるわけであります。今短期的なものにつきましては、一応担当部長がもしあれならお答えさせますけども、長期的なものはやはり水問題だと思います。水問題でありますので、私どもCd対策会議という名前にしまして、各組長さん、それから農協さん、土地改良、それから下越農業共済、それから農業委員会等々の団体と一緒になって取り組むと、長期対策について要望を申し上げていかなくてはならない。過日もその団体の皆さんと一緒になって農水省に参りました。農水省へ参りまして、島村農水大臣に会うことができました。大臣も一応事務方には、そんなに長くかかってはだめじゃないの。できるだけ短くなるように事務方頑張れと、こういうのを私どもの目の前に指示をされたわけでございます。いずれかの形にしろ、こういう財政多端の中でしかも大震災でしょうが、国におかれてもこの地域はまさにその解決なくして農業振興はないわけでありますから、そういう意味において私のできる範囲で、まずは中央陳情であろうが県であろうが参りまして、また陳情を続けてまいりたいというふうに思っているところでございます。
以上であります。
○議長(二階堂馨)
産業振興部長、伊藤英二さん。
◎
産業振興部長(伊藤英二) ただいま市長の方からも短期的対策、長期的対策という旨お話ございました。
短期的な対策としましては、これまでも行ってまいりました
土壌改良資材、ヨウ燐の散布を行ってまいりたいと思っております。
また、水管理の徹底につきましては、従来からずっとやっておりますので、これからもさらにより一層出ないことのための対策をJA、それから土地改良区さんと一緒になりながら農家の方々に周知をしていきたいと思っております。
それと、来年度になりますと
有機資源センターが完成します。堆肥につきましては、完全なものという形では再来年になるわけですが、堆肥の散布も、これも恒常的にやっていかなければまさに土づくりになりませんので、その辺をこれから今圃場整備で天地返し等やられる部分につきまして、どこを重点にというような形で順次やっていかなければいけませんので、そのようなことを皆様方と調整をとらせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(二階堂馨) 星野幸雄さん。
◆9番(星野幸雄議員) ありがとうございました。市長からもご答弁いただきました。
市長さんは、都合で早目に行ったようでございますが、あとの方々はトンボ返りで夜中に帰ってきたということで、大変ご苦労なさったということを聞いておりますが、その水の問題は私ども、さっき申し上げましたが、市長も述べられたように、輪番制という全く苦肉の策で対応をとっている。特に品種によっては一番大事な出穂時期に輪番制でとめられるということで、大変苦慮なさっている方も多くあるわけで、これらに関しては正直言ってちょっと長期的になるのかなと、すぐ対応とれる問題じゃなかろうというのは私も承知いたしますが、ぜひその辺で、できるだけ私どもの願いがかなうよう今後ご努力をいただきたいというふうに考えております。
今短期的な問題でございますが、結果的に今回出なかったと。それには、関係各位のご努力に対しては敬意と感謝を申し上げますが、残念ながら、昨年見てもそうですが、逆に私ども天地返ししたところよりしないところが大きな数値で出ているというのがちょっと懸念される部分がございます。それらに関しても十分これからやっぱり配慮して、二度と出ないように、当然これは私ども農家も幾分かの負担は覚悟していかなければいけないだろうと、100%個人負担できない部分もあろうかと思います。今までも国、県からの助成等で対応をとっているようでございます。ぜひそれらも再度、やはり数値的に高いところはもう悠長なことは言っていられないだろう。当然今部長からもお話ございましたが、堆肥センターができてもすぐ堆肥ができるわけでもないし、真夏に堆肥散布できるわけではないので、いずれにせよこれはもう18年度からが本格的になろうかと思います。ぜひその辺の散布の方法も、まだきめ細かいところまでは対応とれていないようですが、ぜひ早目に農家の皆さん方にご理解賜るようご指導していただきたいと思いますが、その辺どういう計画で進めていくのか、それだけお聞かせ願って終わりたいと思います。
○議長(二階堂馨)
産業振興部長、伊藤英二さん。
◎
産業振興部長(伊藤英二) 散布の方法についてどういう計画でという形でありますが、来年度の秋から堆肥ができてまいります。その部分につきましては、散布体制については、現在は受託者協議会等がございますので、そこを活用するということで、皆さんと今プロジェクトの方で一生懸命話し合いをしておるところであります。なお、数量的には来年度そう余計はできませんので、堆肥の散布については、どこができた容量を入れるだけの地域、どこだけ、どこにしようということではこれからの詰めになりますので、よろしくお願いします。なお、完全な体制がしけるようになったら、まさに計画的に新発田の地域、耕地約8,000ヘクタールからあるわけですから、どこにどういうふうにというふうな形で計画的には進めてまいりたいと思います。
なお、土壌濃度と、どうしてもとれた米の濃度というのが直接的に結びつかない部分があります。それは、水管理の徹底をいかにやるかというのがどうも今の現在では一番要因になっているように思われますので、その辺もあわせて徹底してまいりたいと思います。
○議長(二階堂馨) 渋谷恒介さん。
◆2番(渋谷恒介議員) また紫雲寺記念館に戻りますけども、私この間の市長初め議員各位のいろんなお話聞いていまして、市長さんの決意とお考えは大体わかったつもりなんですけども、その上でお考えをお聞きしたいんですけども、新発田市の場合は地域交流センターで初めて指定管理者制度の部分を適用したわけなんですけども、聞いてみると、やはり当市において指定管理者制度に対する基本条例というようなものを設けて、それで個別の施設に対しては個別条例で対応するというようなスタンスがあれば、非常にこの問題も紫雲寺町さんに対しても整合性を持ってプレッシャーをかけられたような気がしたんで。というのは、5月1日の合併と同時に紫雲寺町さんの行ってきた法人格は失効するわけです。条例、規則等も全部失効して、新市の条例規則に移行するわけなんです。その部分でいろいろ云々されている町長さんの責任問題も、いわゆる兼業禁止という部分は規定されていないにしても、条例で盛り込むことによっておのずと受け入れられないというような形にもなりますし、それと基本条例の制定に当たって市の総括的な考えで、いわゆる公募制をもっと広く明確にするという部分を立ち上げて基本条例を制定しておけば、よその自治体のこととか越権行為だとか内政干渉だとか言われなくても、やがて自分たちが編入合併される新発田市がこういう基本条例で指定管理者制度を制度化していると、それで個別の条例も持っているという部分であれば非常に整合性を持って、もっと早く解決ができたような気がするんで、今後委託管理で1年間例えばやったにしても、次に新発田市が控えているのは、市長さんが財産だとおっしゃった10億近いあの施設をどう運営していくかという紫雲寺町のやってきたこのことを他山の石として、何らかの形で基本条例なり個別条例なりを整備する必要があると思うので、市長さんのお考えをお聞きしたいと思いますが。
○議長(二階堂馨) 市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠) 渋谷恒介議員にお答えを申し上げます。
目の前に紫雲寺記念館の問題ありますけども、いずれにしましても加治川村さん、紫雲寺町さんとの合併あります。そして、いろんな施設もあるわけであります。そしてまた、この市におきましても、議会でいろんなお話がありましたように、いわゆる景観条例の問題もあります。水資源保護の問題もあります。いろんなもの、やはり合併した上でも、またいろんな要素あろうと思います。総合的な上に判断をし、やはりまち全体のまちづくり条例というのも必要かもしれません。あわせて、そこに個別的な要素のものをどれだけやるのかというふうなものも踏まえながら、いましばらくお待ちをいただきたい。その辺の検討をしながら、では今ご指摘がありましたように、指定管理者の基本条例をつくるというふうなことも必要とあるならばやはりやっていかなくてはならんと思いますし、その辺は今のところ検討材料というふうな形でお答えをさせていただきたいと思います。
以上であります。
○議長(二階堂馨) 渋谷恒介さん。
◆2番(渋谷恒介議員) ありがとうございました。
余りくどくど言うつもりはありませんが、ぜひ前向きに指定管理者制度そのものに対する基本条例をやはりきちっとしておかないと、市長さんの心情なりもなかなかおつらいところがあると思うんで、先般の議運でも会派正副長会議でも、この議会が、この紫雲寺記念館に関しては、一緒に市長といこうというような決意というか、意思表示がされたと思うんです。私たちがいわゆる行政処分である指定管理者制度の指定管理者を指定するという行為についてはできないわけで、ただ提案されたものに賛否をするわけなので、例えば委員会で、市長のこの間の推移なり考えをお聞きした経過もありますし、議会で意思統一を図った筋合いもありますし、市長がよく言われる民でできるものは民、いわゆる雇用の拡大という部分も含まれた指定管理者制度というのは非常に意味が深く、行政の姿勢そのものにもかなりの部分で影響してくると思うので、大変お疲れのところ大変で申しわけありませんが、市長がみずからの決定が楽にできるという部分も含めて基本条例の制定を、指定管理者制度に限ってでよろしゅうございますが、早急に部局で検討されることを要望して、終わりたいと思います。
○議長(二階堂馨) 基本条例は制定されているんですね。個別条例も含めて今後検討してほしいということですね。条例制定。
◆2番(渋谷恒介議員) 指定管理者制度の基本条例というのは、自治法の改正された部分でありますけど、新発田市独自のものというのはないんですよ。
○議長(二階堂馨) 独自のものをつくってほしいという。
◆2番(渋谷恒介議員) はい。だから、例えばいろんなところで、例えば兼業の禁止というのはできないわけなんですけど、条例で盛り込んでおけば紫雲寺記念館が横滑りできるかできないかという部分はクリアすぐできるわけだし、それから公募制の部分をもっと明確に拡大して、期間も、あるいはパブリックのやるコンテンツをきちっと申し述べておけば、あそこの会社が手を挙げられるかどうかという部分も含めておのずと整理はついたんじゃないかということで。
○議長(二階堂馨) わかりました。先ほどの市長の答弁の方にも、まちづくりを含めて検討をしてみたいという答弁がございましたので、それでよろしゅうございますね。
◆2番(渋谷恒介議員) はい。
○議長(二階堂馨) 斎藤浩さん。
◆36番(斎藤浩議員) 私の方から今回の地震に対しまして、
緊急支援措置、大変お骨折りをいただきまして、ありがたいと思っております。感謝申し上げます。そこで、市の方が発行する被災証明書ということの裏づけもあり、またこれは非常に大きなバックボーンになるなと私は考えておりますので、ただあくまでもここにも書いてありますとおり、窓口は市内の金融機関でございますので、市長さんの方からも、制度はあっても融資の実行制度がなかったなということがないように、ひとつしつこいようですけど、金融機関の方に再度申し入れをお願いしたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(二階堂馨) 市長、片山吉忠さん。
◎市長(片山吉忠) 事務方にはもう、すぐ指示してあるはずなんですが、私が金融機関に出向いていかなくてはならないんであれば、出向いてまいって要望してまいりたいと思います。それとは別ですが、16日には県庁へ行ってまいりました。観光振興課長、それから部長、お会いをしました。明日は、国土交通省、経済産業省へ行きまして、月岡温泉のその1点に限り、陳情して頑張ってまいっていくつもりであります。
以上であります。
○議長(二階堂馨) いいですか。
◆36番(斎藤浩議員) いいです。
○議長(二階堂馨) 同じで。
佐藤真澄さん。
◆8番(
佐藤真澄議員) 紫雲寺記念館についてであります。市長に1点要望させていただきます。
先ほど開かれた会派正副会長会議での説明によりますと、私ども12月16日の議運の際には何ら進展がなかったと。それで、12月19日の
臨時株主総会も延期になったと行政報告でもされております。正念場を迎えて、市長も先ほどおっしゃいましたように、やっとたどり着いた、精いっぱいやったつもりというふうにおっしゃっておりますように、確かに前進はされております。しかし、いろんな皆さんの今までの発言なんかを聞いておりますと、市長の答弁なんかも伺いながら思うことは、やっぱり及び腰というか、こちらがしりをたたかないと、そういうふうに延期になったにもかかわらず連絡もしてこられないという、そういう姿勢はいかがなものかなと。市長は、本当に一生懸命、積極的にこの問題に当たっておられるのはよくわかるんですけれども、私が質問いたしましたときも20日の本会議にはお話しできるように、必ずできるように努力いたしますと、年明けには示されるのではないでしょうかというようなことを第2質問の際にお答えになったと思うんです。ですから、こちらがしりをたたかないとなかなか進まないような状況がありますので、そこら辺も踏まえ、市民の幸せを願って一生懸命頑張っておられるのはよくわかるんですけれども、本当に毅然とした態度で臨んでいただきたいということを再度要望して、終わらせていただきます。
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
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△日程第3、議第88号の
提案理由説明・総括質疑・
常任委員会付託
○議長(二階堂馨) 日程第3、議第88号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長、片山吉忠さん。
〔市長
片山吉忠登壇〕
◎市長(片山吉忠) 提案理由を申し上げます。
議第88号議案は、新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び新潟県
市町村総合事務組合規約の変更についてであります。平成17年1月1日付で、上越市周辺町村が上越市へ編入合併することに伴いまして、新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少と規約の変更をしたいというものであります。
以上、提案理由について概略を申し上げましたが、ご審議の上ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上であります。
○議長(二階堂馨) これより総括質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議第88号は、お手元に配付の議案付託表のとおり、総務常任委員会に付託いたします。
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平成16年12月新発田市議会議案付託表
(16.12.20)
〇総務常任委員会
議第88号 新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び新潟県
市町村総合事務組合規約の変更について
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○議長(二階堂馨) これよりただいま付託となりました議案について、総務常任委員会で審議をお願いいたします。
それでは、暫時休憩をいたします。
午前11時50分 休 憩
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午後 1時00分 開 議
○議長(二階堂馨) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程第4、議第64号
新発田市部制条例の一部を改正する条例制定について
議第71号 字の変更について
議第72号 字の変更について
議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
総務常任委員会所管分
議第78号 平成16年度新発田市
土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定について
議第88号 新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び新潟県
市町村総合事務組合規約の変更について
○議長(二階堂馨) 日程第4、議第64号、議第71号、議第72号、議第77号、議第78号、議第88号を一括議題といたします。
総務常任委員会委員長の報告を求めます。
委員長、渋谷正訓さん。
〔20番 渋谷正訓議員登壇〕
◎20番(渋谷正訓議員) それでは、総務常任委員会に付託されました議案の審査の経過と結果について報告いたします。
なお、当常任委員会が付託を受けました議案は、分割付託の
一般会計補正予算案を含め、議案が5件と追加議案の1件でありました。追加議案については、最後に報告いたします。議案審査のため、12月10日午前10時より、第2、第3委員会室で全委員出席のもと、説明員として担当部長、局長、課長等の出席を求め、委員会を開催いたしました。
初めに、議案の審査方法を諮り、順序に従って審査に入りました。
審査の詳細につきましては、委員会議事録を参照願います。
最初に、議第77号 平成16年度新発田市一般会計予算(第4号)議定についてのうち
総務常任委員会所管分を議題とし、担当部課長、局長等の説明の後、審議に入り、渋谷恒介委員は、中越地震で市職員が現地に派遣された。その時間外補正はとの質疑と、長期派遣になるだろうから、職員の健康管理とさらなる支援体制を整えてもらいたいとの要望に対し、林総務課長は、派遣の時間外は500万円弱である。今回の補正には、一般管理にかかわる部分も含まれている。また、現在も地域整備部が今月いっぱい川口町に道路調査、13日の週に下水道職員、来年になると小千谷に健康調査で保健師等の派遣が予定されている。まだ未確定な部分もあり、概略の数字が出た段階で財政課と協議したいとの答弁がありました。
次に、牛腸栄委員は、猿橋ふれあいルームを2階から1階に移したことを評価する。場所的にはどこなのかとの質疑と、猿橋コミュニティプール跡付近に桜の木がある。プールの跡地の駐車場や砕石等により、枯れることのないよう対応願いたいとの要望もありました。それに対し、篠田自治推進課長は、事務室の隣に展示室がある。その場所をあけ、ふれあいルームを設置したとの答弁がありました。
次に、石塚哲夫委員は、市民表彰報償費の追加理由と表彰人数はとの質疑に、村山秘書・広報課長は、今年度は通年実績の30ないし40人ぐらいを見込んだが、町内会、団体、一般公募等で多くの推薦をもらい、審査の結果、45名と1団体、そして春、秋の叙勲、褒章の受章者16名、計61名、1団体であるとの答弁がありました。
ほかに質疑なく、討論に入るも討論なく、採決の結果、挙手全員で議第77号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第64号
新発田市部制条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、牛腸栄委員は、健康福祉部の分掌事務で、こども課は保健衛生に関することに入るのかわかりにくい。むしろ子供に関することとして設けた方がよいのではないかとの質疑に、林総務課長は、こども課は就学前の子供に対する支援で、保育園、幼稚園の窓口を一本化して、ワンストップサービスを考えている課である。課の中で、業務の事務分掌上で詳細に示してゆくとの答弁がありました。
さらに、牛腸栄委員は、組織変更の新旧対照表はとの質疑に、仁平
総合管理部長は、今は部制が決まらないと課も決まらない。条例可決後はっきりした段階で改めて系統図を配りたいとの答弁がありました。
続いて、宮村幸男委員は、地方交付税の不透明さや地震関連の風評被害等での財源不足が懸念されている中で、部がふえるのは改革の逆ではないかと思うが、その理由を聞きたいとの質疑がありました。また、市長公室が企画政策部となるが、市の重点政策、施策、財政、自治推進も入れ、心臓部のように思う。その中で、市長公室にあった情報公開関係について総務に置くのはいかがかとの質疑に、林総務課長は、合併前に市民にとってわかりやすい組織、政策実行型の組織としていくため、提案の8部制がベターだと思う。現在の情報公開の請求関係、個人情報の関係について、条例、規則上、多くは総務課業務であることから、総務部に持っていったとの答弁がありました。
次に、木村聡男委員は、部をまたぐ意味で不安がある。市民まちづくり支援課が企画政策部、地域安全課の消防団等を所管するのが市民生活部に分かれている。防災計画を見直していくのに、市民生活と企画政策に分かれるが、どうなのかとの質疑に、仁平
総合管理部長は、部の連携とプロジェクトに権限を与え、横連携のとれる組織として重点課題を調整していく。また、自治推進は総合管理部では管理部門という受け身の事業が多かったので、今度は企画政策で自治会の推進支援を行い、防災関係とは連携をとっていくとの答弁がありました。
さらに、木村聡男委員は、こども課が幼稚園を所管するが、教育委員会の関与との関係と豊浦支所の場所的なことも含め、どう整理してきたのか。また、教育委員会の会議等で幼稚園の部分はどのようにするのかとの質疑に、仁平
総合管理部長は、市長が幼保一元化を目指していることから、幼稚園、就学前の子供たちの窓口を一本化するねらいで、幼稚園の部分を市長部局に持ってきた。また、教育委員会の会議等の関連についてはこれから行っていくとの答弁がありました。
さらに、木村聡男委員は、合併後、各支所の使い道の検討はとの質疑に、仁平
総合管理部長は、一つの部をそっくり移すのは難しいが、市民の利便性を考え、これから部署の配置を考えていくとの答弁がなされました。
次に、宮村幸男委員は、市民生活部に国保、国民年金、介護保険が入っていたが、今回部が分かれた。市民は不便を感ずるのではないかとの質疑に、仁平
総合管理部長は、市民が直接かかわるのは課単位で、市民生活課に国民年金、健康推進課に国保なので、市民には支障ないと考えるとの答弁がありました。
次に、小川徹委員は、産業振興課に水産業が入ったが、漁業関係者がふえると思うが、どのくらいの方がおられるのか。また、紫雲寺町、加治川村で新発田市にない部課はないのかとの質疑に、仁平
総合管理部長は、水産関係を主としている人はほとんどなく、漁業で経営を営む人も少なく、水産に関する事業は少ないとのこと。また、部課については、紫雲寺町でふるさと整備課はあるが、新発田市の地域整備課と同じ業務であるとの答弁がありました。
次に、渋谷恒介委員は、部課の組織変更は職員の想像力、やる気が伴わなければ単なる組織のこま変えにしかならない。職員の権限や決裁能力等を与えれば機能することと思うが、いかがかとの質疑に、仁平
総合管理部長は、風通しのよい環境づくりや研修提案型のものを行い、人事の中でも生かしていきたい。職場内で上司も部下もいろんな提案をしていく雰囲気づくりが大切だと思うとの答弁がありました。
さらに、渋谷恒介委員は、システム的に風通しをよくするにはどこが変わったのかというところがないといけないと質疑し、小川弘委員も市民が使いやすい組織、窓口なのかが重要であり、特に管理職の意識がどのように育ち、指導していくかではないかと思うがとの質疑に、仁平
総合管理部長は、組織そのものを市民にとってわかりやすく、そこにいる職員がスピーディーに対応ができるかであり、研修等で職員の資質を向上させ、今のまごころ運動の充実を図りながら、市民サービスに力を入れていくとの答弁がありました。
続いて、渋谷恒介委員は、要望として、職員が言葉と実態を伴ってやっていけるようにして、システム上も風通しがよく、管理職を含め、職員がもっと対話ができる部課制を要望するとの発言がありました。
ほかに質疑なく、討論に入るも討論なく、採決の結果、挙手全員で議第64号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第71号 字の変更について、議第72号 字の変更について、議第78号 平成16年度新発田市
土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定についてを順次議題として審議に入りましたが、いずれも質疑、討論なく、採決の結果、挙手全員で議第71号、議第72号、議第78号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、本日の追加議案として審議いたしました議第88号 新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び新潟県
市町村総合事務組合規約の変更についてを議題とし、担当課長の説明を受けた後、審議に入りました。
審議の結果、質疑なく、討論なく、採決の結果、議第88号 新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び新潟県
市町村総合事務組合規約の変更については、挙手全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(二階堂馨) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
これより討論に入ります。討論ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決いたします。
議題のうち、議第64号
新発田市部制条例の一部を改正する条例制定について
議第71号 字の変更について
議第72号 字の変更について
議第78号 平成16年度新発田市
土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定について
議第88号 新潟県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び新潟県
市町村総合事務組合規約の変更について
以上5件に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(二階堂馨) 起立全員であります。
よって、議第64号、議第71号、議第72号、議第78号、議第88号は委員長の報告のとおり決しました。
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△日程第5、議第65号 新発田市
有料駐車場条例の一部を改正する条例制定について
議第66号 新発田市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
議第68号 新発田市豊栄市
阿賀野市北蒲原郡
予防接種健康被害調査委員会を共同設置する
地方公共団体の数の減少及び新発田市豊栄市
阿賀野市北蒲原郡
予防接種健康被害調査委員会共同設置規約の変更について
議第69号 新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡
地区視聴覚教育協議会を組織する
地方公共団体の数の減少及び新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡
地区視聴覚教育協議会規約の変更について
議第76号 専決処分の承認について(平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第3号))
議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
社会文教常任委員会所管分
議第79号 平成16年度新発田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について
議第80号 平成16年度新発田市
老人保健特別会計補正予算(第2号)議定について
議第81号 平成16年度新発田市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について
議第85号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、共同処理する事務の変更及び
新発田地域老人福祉保健事務組合規約の変更について
議第86号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更に伴う財産処分について
議第87号
下越障害福祉事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び
下越障害福祉事務組合規約の変更について
○議長(二階堂馨) 日程第5、議第65号、議第66号、議第68号、議第69号、議第76号、議第77号、議第79号から議第81号まで、議第85号から議第87号までを一括議題といたします。
社会文教常任委員会委員長の報告を求めます。
委員長、藤間章二さん。
〔25番 藤間章二議員登壇〕
◎25番(藤間章二議員) 社会文教常任委員会に付託されました議案審査の経過と結果につきましてご報告いたします。
当常任委員会が付託を受けた議案は、分割付託の
一般会計補正予算案を含め、議案が12件であります。議案の審査方法についてお諮りし、審査を進めました。
最初に、議第76号 専決処分の承認について(平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第3号))を議題とし、担当部課長の説明を受け、質疑に入り、高橋幸子委員は、中越地震における食料支援について、どのような手順、体制で行ったのか。関連して、避難勧告基準について、防災体制の中で当市ではどのように位置づけられているのかをただす。橋井地域安全課長は、24日深夜に課長以上が集まり、25日の朝食を支援するということで、1時過ぎに職員に招集をかけ、第1日目の炊き出しを行った。2日以降については、市職員のみでは難しいということで、社会福祉協議会にお願いし、ボランティアにも参加していただいた。避難勧告の基準については、地震も水害と同じような形になるが、地震では事前に知ることは難しいので、自主避難ということになる。市防災計画に記載してある指定避難場所に避難していただくことになります。ただ、直接そこに入るのではなく、町内で一時集合場所に避難して、その中で安否確認をしながら全員で避難場所に避難していただくという手順です。
高橋幸子委員は、市民ボランティアの力は本当にすごいと感じた。このようなボランティアをどう育成していくのか、逆の立場になったとき、多くのボランティアの受け入れ態勢などの整備の重要性を痛感した。避難態勢についても自主防災が大切で、市民に避難ルート、指示ルートがきちんとわかっていただかなくては大変だと感じたので、この点今後しっかり取り組んでいただきたいと要望する。
ほかに質疑、討論なく、採決の結果、全員賛成で議第76号については原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定のうち
社会文教常任委員会所管分を議題とし、部長、各担当課長から順次説明をいただき、質疑に入る。
佐藤真澄委員は、福祉タクシー利用扶助、リフトつき福祉タクシー利用扶助について、当市の場合、該当者には利用券が年間24枚支給されているが、利用者の意見では足りないということで、そしてリフトつき福祉タクシーは下越タクシーに2台、あとスカイ観光にあるようだが、台数が少ないが、これで充当できるのか伺いたい。また、未認可身体障害者作業所が市内にあるが、運営費に対して行政からの補助がなく、指導員を雇いたいが、やっていけない。ボランティアと利用者で運営しており、この作業所にもさまざまな障害を持っている方々がおり、足が思うようにならない方がほとんどであり、ハンディを持っている方の社会参加ということで、市において県の身体障害者援護事業を活用した補助を実施していただきたいということと、減免でもよいので、会場をせめて市の方で確保していただきたい。それと、タクシー券の利用状況の推移はどうなのか。これに対して小島社会福祉課長は、タクシー利用料金助成についてもう少しふやしてほしいとの声を聞いている。福祉タクシーは、このご指摘の2業者が行っており、利用者も大体固定化してきている。利用枚数の増加については、社会参加と福祉の増進という部分から、経済的負担部分を全面に出しているものではないと理解している。移動支援という部分については、JR、バス、高速道路の割引など、いろいろな形で割引制度があるので、中身を検討していく必要がある。県の身体障害者援護事業については陳情が出ているが、3障害連絡協議会とどのような方法がいいか、問題点を出しながら、タクシー利用も含め、検討していきたいと考えている。福祉タクシーの利用件数については、平成13年度5,484件、14年度6,960件、15年度8,012件、リフトつきタクシーは、平成13年度647件、14年度930件、15年度1,125件といずれもふえており、利用者から喜ばれている。
佐藤真澄委員は、これだけ利用されているということは、それだけ要望も高いということであり、厳しい予算編成と思うが、こういう方への手助けが行政本来の仕事と思うので、ぜひお願いすると要望あり。次に、住宅管理費居住環境改善支援事業費の件で、問題は公営住宅入居希望待機者であり、平成17年度の待機者対策はどのような計画か伺いたい。小島社会福祉課長は、待機者については、このめどがついた後、手を差し伸べなければならない部分として家賃の助成であり、建築は行わず民間からの借り上げ方式を実施するということなので、来年度以降具体的な取り組みを行うという方向で進めている。
斎藤浩委員は、豊浦地区から新発田市中心地まで利用する場合、1回1枚の基本料金分では必要額の5分の1程度にしかならないとの利用者の声もあり、1回1枚の利用制限を撤廃し、利用者の利便性を高めるよう検討できないものか。小島社会福祉課長は、福祉タクシー、リフトつきタクシーに関する要望については、3障害団体連絡協議会からも意見を聞きながら具体的な話し合いをしていきたい。
高橋幸子委員は、今回の補正で金額的に多く計上されているのは保育園関係、そして交付税の確定にかかわるじんかい処理で、家庭ごみの有料化事業の消耗品費用、それと生活保護費の増額であるが、保育園についての補正額の関係でエンゼルプラン推進事業があるが、今までと変わったところがあるのか。生活保護の扶助費が343世帯と大変多くなっているが、この増加要因を伺いたい。また、家庭ごみ有料化推進事業でごみ袋の取扱店がふえているようだが、実態はどのようになっているのか。小島社会福祉課長は、保育園運営費は当初2億円でスタートしたが、予算要求はこれを超える額であり、このたびは最終的に必要とされる所要額を補正したというもので、エンゼルプランの関係では障害児パートの分で、障害児の方がふえた部分と配置基準の関係で、重度の方には1対1でつくものもあり、これがふえている部分であり、生活保護費については入院患者の医療費が当初予定よりふえたことによるものであり、社会保険に入っておれば3割負担だが、国保の場合は全額生活保護費で見ることになる。大沼環境推進課長は、有料袋取扱店は現在200店前後で推移しており、圧倒的に取扱量の多いところはスーパーマーケット、ホームセンターである。
高橋幸子委員は、身体障害者の居場所ということで、身体障害者の方に聞くと町中がいいということなので、空き店舗対策の問題もあることから、公的支援で作業所をこのような場所に設けることを検討してはどうか。青山
市民生活部長は、保健医療福祉ロードとして健康開発センターから駅前、駅前から石川小路、そしていきいき館を通って市役所に至るものであるが、障害をお持ちの方々への支援ということで、この中で空き店舗の利用についても検討していると。具体的支援については、利用される団体の自助も含め、どういった形でまちの中に出ていただけるのか、今後打ち合わせていく。
佐藤真澄委員は、エンゼルプラン推進事業は利用者のニーズとかみ合っていないと受けとめている。猿橋コミュニティセンターの3階のプレールームは、小さい子供を連れていく利用者から不便で利用しにくい施設だ。立派な施設であるので、利用者ニーズにこたえていただきたい。保育園で行っている子供デイサービスとは別に商店街の空き店舗を利用し、一時預かりを検討してほしい。部制条例改正に伴いこども課が設置されるが、子育て支援計画の中の学童保育、児童クラブなど、現在育成センターが所管している部分も所管になるのか。また、現在児童クラブの利用は6時までとなっているが、保護者から利用時間の延長要望が出ているが、可能か。青山
市民生活部長は、公立保育園での一時預かりが利用しづらいということだが、大いに利用してもらうことが前提なので、使いにくい部分があれば調査して改善していく。空き店舗の利用についての要望もあわせて検討していきたい。こども課については、詳細な事務分掌までは不明である。幼稚園業務を子育て支援の一環として取り組むということで、幼保一元化の問題も含め、一体化していくことは聞いているが、育成センター、児童クラブについては入らないようである。
次に、青木泰俊委員は、緊急雇用対策で旧大庄屋を解体し、庭園をつくるということだが、内容的には歴史的遺産活用、歴史の道などで関係してくる部分もあると思う。教育委員会としての今後の活用方法について伺いたい。小島生涯学習課長は、地域整備部と連携し、地域交流センターとして整備したい。同邸は、指定文化財ではないが、文化的価値のあるものとして、特に江戸時代につくられた迎賓館的な部分について保護保全を図りつつ、それらを活用する形で協議をしている。庭園部分、住宅部分ともに江戸時代にあったものを保護保全しながら、地域住民の皆様に利用していただくという方向で事業を進めている。文化財指定をして残すということではなく、文化財的要素を大切にして残し、整備するものである。
ほかに質疑、討論なく、採決の結果、全員賛成で議第77号のうち
社会文教常任委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第69号 新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡
地区視聴覚教育協議会を組織する
地方公共団体の数の減少及び新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡
地区視聴覚教育協議会規約の変更についてを議題とし、担当の築井学事課長より詳細説明の後、質疑、討論もなく、全員賛成で議第69号は原案のとおり可決されました。
次に、議第65号 新発田市
有料駐車場条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当の橋井地域安全課長より詳細説明の後、質疑で佐藤真澄委員は、地域交流センター利用者は無料ということか。橋井地域安全課長は、そのとおりで、地域交流センター利用者は原則無料である。
高橋幸子委員は、中央パーキングは現在どの程度の利用状況か。橋井地域安全課長は、現在中央パーキングには1階23台、2階28台、3階28台、屋上28台、合計107台であるが、3階と屋上の防護さくの補強が必要で、屋上と3階の一部は現在使用していない。1日当たりの利用は約19台で、定期契約は29台である。地域交流センターで普通乗用車91台、大型バス5台の駐車場があり、そちらで買い物客などの一時的利用は可能である。
ほかに質疑、討論なく、議第65号は全員賛成で原案のとおり可決されました。
次に、議第79号 平成16年度新発田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定についてを議題とし、担当の市野瀬健康推進課長より詳細な説明の後、高橋幸子委員は、保険税収納率向上ということで、口座振替についてコンビニエンスストアでの収納は可能なのか。市野瀬健康推進課長は、その方向性については調査、検討中である。
ほかに質疑、討論なく、採決の結果、全員賛成で議第79号は原案のとおり可決されました。
次に、議第66号 新発田市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について、続いて議第68号新発田市豊栄市
阿賀野市北蒲原郡
予防接種健康被害調査委員会を共同設置する
地方公共団体の数の減少及び新発田市豊栄市
阿賀野市北蒲原郡
予防接種健康被害調査委員会共同設置規約の変更についてを議題とし、市野瀬健康推進課長より説明の後、質疑、討論なく、採決の結果、全員賛成で議第66号及び議第68号は原案のとおり可決されました。
次に、議第80号 平成16年度新発田市
老人保健特別会計補正予算(第2号)議定についてを議題とし、担当の沢村高齢福祉課長より詳細な説明を受け、質疑、討論なく、採決の結果、全員賛成で議第80号は原案のとおり可決されました。
次に、議第81号 平成16年度新発田市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)議定についてを議題とし、沢村高齢福祉課長の説明の後、質疑で佐藤真澄委員は、介護保険も5年がたち、来年見直しを迎える。現在見直しに向けて、どのような準備段階にあるのか。いろいろな要望も出ていると思うが、市としてどの程度把握しているのか。介護に当たっているヘルパー等の要望をどのように新たな介護保険に入れていくのか。介護度も年々高くなる傾向があり、利用者数、サービスの推定量の手直しが必要と思うが、どうか。これに対し、沢村高齢福祉課長は、5年が経過し、介護保険制度そのものの見直しが今国で進められている。要介護認定者がふえており、それに伴い利用もふえている。特に要支援、介護度1が当市も全国と同じような傾向で増加している。これを防ぐため、介護予防事業に力を入れていくための論議がなされている。要介護にならないため、あるいは介護度の悪化を防ぐため、制度改正の際に予防給付を盛り込むということである。筋トレや骨折予防教室などの予防事業も給付対象としていこうということで、当市も同様の検討を行っている。サービス利用者の自己負担が1割で、お金がかかり、利用しづらいという声もあり、また保険料の支払いが難しい方も多くおられる。これは当市だけでなく、低所得者の保険料、利用料見直しについて、全国市長会を通じ、意見書を提出し、要望しておる。国でも低所得者への配慮が検討されている。利用料については、制度見直しの中で特別養護老人ホームのいわゆるホテルコスト導入ということが言われているが、在宅と施設の利用料に差があり、施設利用の方が負担が軽かったということで、ホテルコストの導入ということが言われているものです。ホームヘルパーからの声については直接聞いてはいないが、訪問介護事業者から要支援、介護度1の給付が介護予防に振り向けられると、これらの方のサービス利用者が減るのではないかとの不安の声が寄せられている。このことについて国は、これらの介護サービス給付を切り捨てるということではなく、予防が必要な人にはそちらに振り向けるということで、介護サービスが必要な人にはそのまま残すもので、全体的には施設偏重から在宅サービスの充実への動きがあり、国から具体的なものが示された段階で、基盤整備について検討していく。
高橋幸子委員は、実態調査について、通信運搬費に上げられているが、内容は国から指定されているのか、それとも市独自のものか。また、施設サービスへの給付がマイナスになっているが、なぜか。沢村高齢福祉課長は、実態調査については、来年度介護保険事業計画の見直しがなされるため、前段としてのニーズ調査で、前回は介護認定者、そしてサービスを利用していない人、あるいは施設入所者、介護認定をされていない一般高齢者等から抽出し、アンケート調査を行った。今回も同様な考え方で行うもので、項目についても全国と比較するため、同様のものにしたい。なお、項目について、県で必須項目というものを決めており、それに市独自のものを追加していく。施設サービス給付費のマイナスについては、当初予算の段階で計上したものがこれまでの推移から使われないと思われるものを削減したものである。
その他質疑、討論なく、採決の結果、全員賛成で議第81号は原案のとおり可決されました。
次に、議第85号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、共同処理する事務の変更及び
新発田地域老人福祉保健事務組合規約の変更について、議第86号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更に伴う財産処分について、以上2件を一括議題とし、沢村高齢福祉課長より詳細な説明の後、質疑、討論もなく、採決の結果、全員賛成で議第85号及び議第86号は原案のとおり可決されました。
最後に、議第87号
下越障害福祉事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び
下越障害福祉事務組合規約の変更についてを議題とし、小島社会福祉課長の説明を受けるも質疑、討論もなく、採決の結果、全員賛成で議第87号は原案のとおり可決されました。
以上で、当社会文教常任委員会に付託された議案の審査は全部終了し、閉会いたしました。
以上です。
○議長(二階堂馨) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
これより討論に入ります。討論ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決をいたします。
議題のうち、議第65号 新発田市
有料駐車場条例の一部を改正する条例制定について
議第66号 新発田市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
議第68号 新発田市豊栄市
阿賀野市北蒲原郡
予防接種健康被害調査委員会を共同設置する
地方公共団体の数の減少及び新発田市豊栄市
阿賀野市北蒲原郡
予防接種健康被害調査委員会共同設置規約の変更について
議第69号 新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡
地区視聴覚教育協議会を組織する
地方公共団体の数の減少及び新発田市、豊栄市、阿賀野市、北蒲原郡
地区視聴覚教育協議会規約の変更について
議第76号 専決処分の承認について(平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第3号))
議第79号 平成16年度新発田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について
議第80号 平成16年度新発田市
老人保健特別会計補正予算(第2号)議定について
議第81号 平成16年度新発田市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について
議第85号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、共同処理する事務の変更及び
新発田地域老人福祉保健事務組合規約の変更について
議第86号
新発田地域老人福祉保健事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び同組合規約の変更に伴う財産処分について
議第87号
下越障害福祉事務組合を組織する
地方公共団体の数の増減及び
下越障害福祉事務組合規約の変更について
以上11件に対する委員長の報告は可決、承認であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(二階堂馨) 起立全員であります。
よって、議第65号、議第66号、議第68号、議第69号、議第76号、議第79号、議第80号、議第81号、議第85号、議第86号、議第87号は委員長の報告のとおり決しました。
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△日程第6、議第67号 新発田市
地域交流センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について
議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
産業経済常任委員会所管分
議第82号 平成16年度新発田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)議定について
○議長(二階堂馨) 日程第6、議第67号、議第77号、議第82号を一括議題といたします。
産業経済常任委員会委員長の報告を求めます。
委員長、稲垣富士雄さん。
〔19番 稲垣富士雄議員登壇〕
◎19番(稲垣富士雄議員) 今議会において産業経済常任委員会に付託された審議の経過と結果をご報告いたします。
なお、審査の詳細は委員会議事録をご参照願います。
12月1日の本会議において当委員会に付託を受けた議案は、分割付託の
一般会計補正予算を含め、議案は3件であります。この議案を審査のため、12月14日午前10時より、全委員、担当部課長出席のもと、審査順序を決め、審査に入りました。
初めに、議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定のうち
産業経済常任委員会所管分を議題とし、伊藤
産業振興部長より概要説明後、各担当部課長より詳細な説明を受け、質疑に入る。
最初に、農業問題にかかわる議案を集中的に審議する。
宮野委員より、いもちに強いコシヒカリとは、どういう品種なのか。また、自家採取せず毎年購入種子と聞いたが、どうなのかとの質疑に、川瀬農林課長は、いもちに強いコシヒカリとは、いもち病といっても何種類もあり、例えばあるいもち病に強い特性を持つゆきの精とコシヒカリのF1にコシヒカリを連続交配することにより、いもち病に抵抗性のあるゆきの精の特性を受け継いだコシヒカリができます。防除回数の軽減により、生産費の低減が図られる。また、新潟産コシヒカリと特定するDNA鑑定ができ、その種子は県外に出さないこととしています。いもちに強いコシヒカリの購入種子は三、四種類を混合したもので、いもち病が多発しても三、四種類の一部被害で危険分配が図られることとの答弁。
西澤委員より、来年の加工米の取り扱いについて、近くの肥料店が2,000円高く購入するとのことであるが、どういうことか。また、加工用米の契約は、肥料店から転作野菜の取りまとめはJAと聞いたが、事務取扱は混乱はしないのか。また、大豆の作柄状況はとの質疑に、川瀬農林課長は、ことしの生産数量による達成状況としては、全市で達成ということで最終確定しております。従来の加工米は、JA系一本で集荷契約をしていましたが、今対策から実需枠が設けられ、取り扱い業者が加工業者と直接契約する制度が創設されたことに伴い、加工用米の価格契約により決定されるのであり、JAはこの制度に来年度から取り組むことといたしています。生産調整に関しては、JAは米のみではなく、転作地などの野菜なども取り扱っていることと、加工用米がほかの業者であっても農協組合員という観点から従来どおり事務処理をしております。大豆の作付面積は大幅に減少しましたが、これまでの助成体制や天候に大きく左右されることが根づかない要因と思われます。しかし、団地化で取り組んでいるところについては優良な成績となっているため、団体としての取り組みの振興を図りたいと思います。今年度生産された大豆の状況については、検査が始まったばかりですが、品質は昨年より上位等級の割合が若干高くなっています。
加藤委員より、猿害対策は現在どうなっているのか。受信機による群れの行動範囲の情報がないため、地元が苦慮している。情報が十分でないのかに対し、川瀬農林課長は、猿に発信器を装着して、猟友会の方から受信機を持って地域の自衛組織と連携して追い払いをする対策を講じている。猟友会の方は、集落内もパトロールしており、情報交換をしていると理解しています。
加藤委員より、上中山の用水確保と排水対策について、事業者は林地開発時の受益面積が4.5ヘクタールと言っているが、市は調整地が農業用水として量的調査は実施しているのかとの問いに、川瀬農林課長は、水路の現地調査は行っていますが、受益の調査は実施しておりません。調査可能かどうかも含め、検討させていただきます。
加藤委員より、上中山の豚舎建設で、地元維持管理組合、土地改良区の同意がない中で開発し、豚の搬入がなされている。土地開発者は契約書を書いているが、承知しているか。また、地元の同意に関して行政が調査、指導することは当然と思うがとの質疑に、川瀬農林課長は、県から林地開発申請の副本が来ており、その中に添付されているか、内容までは記憶していない。林地開発については、県が同意状況も含め、総合的に判断し、許可を出したものと理解しており、土地改良区や地元維持管理組合への説明協議については事業者へ要請している。
西澤委員より、古太田川親水公園の整備面積と、どんな内容のものを予定しているのかとの質疑に、下妻地域整備課長は、予定している事業地の整備面積は約1万9,000平方メートルであり、整備内容については基本構想の中で策定していくことにしているが、基本的には親水公園ということで、池、流れ、園路、広場、植栽や古太田川の傾斜護岸などを中心に構想の中で考えていきたい。
中村委員より、古太田川の親水公園基本構想策定に70万円の予算である。その積算根拠はとの質疑に、下妻地域整備課長は、この事業については基本構想策定後に県営圃場整備事業佐々木南部郷地区の中において県事業として予定しているもので、
新発田地域振興局農村整備部より新潟県土地改良団体連合会に見積もりを依頼したところ、70万円の見積もりであったことによるもの。県からこの金額で予算化を依頼された。
小池委員より、古太田川は集落の中を自然の流れ的に川が流れている。このまま改修する見通しはないか、地域から要望はあるのか。また、このまま自然を保ちながら残すのか、景観も考えて地元の要望を取り入れ、対応すべきだとの質疑に、下妻地域整備課長は、古太田川については、公園も含め、地元の古太田川親水事業推進協議会が組織されており、その協議会から公園も含めた古太田川の整備の要望を受けている。ただ、古太田川はまさに今自然の景観となっていることから、整備内容について、地元とどうしたらいいのか案が出てこない状況であり、今は未定である。今後協議会との話し合いをしながら、整備手段も含め、考えていきたい。
宮野委員よりは、旧大庄屋斎藤邸の買い取りに当たっていろいろ議論があったが、具体的な活用方法はどうか。今現在の全体計画での位置づけと具体的にどういう事業を行うのかとの質疑に、下妻地域整備課長は、旧大庄屋斎藤邸については、現在事業中の補助事業である農村振興総合整備事業で、農村交流施設コミュニティ施設としての復元整備を予定している。農村振興総合整備事業においては、そのほかの市民農園、ねむの木の広場の充実、集落内の水路などの景観整備などが計画されており、事業の中の
有機資源センターや県営圃場整備事業と連携しながら、都市部と農村部の交流施設として活用していく考えである。具体的な活用としては、市内各集落の郷土芸能や地域の特産物を使った郷土料理教室など、地産地消の活動拠点として、コミュニティ活動や市民の生涯学習の場として活用。また、会津街道歴史探勝の道沿線にある五十公野御茶屋、山内番所跡などとリンクした観光施設の拠点として活用。地域の人たちと話し合いをしながら事業を進めたい。
中嶋委員よりは、市の特別制度融資についてと被災証明の発行についての質疑に、阿部産業振興課長は、現行では
経営安定化資金として
融資限度額1,000万円、返済期間10年、据え置き1年を含むがありますが、今回緊急支援対策として別枠で1,000万円をつけ足し、返済期間も同様に10年となり、対象者は中越地震の影響を受けて売り上げが10%以上減少している
中小企業者、またこれらの企業者と直接取引をして10%以上売り上げが減少し、依存率が20%以上の方が対象となります。また、
信用保証料については、従前の
対象融資額300万円以下100%、300万円超1,000万円以下50%、新たに300万円超700万円以下には75%の補給を行う。確定時期は、現在金融機関と詰めて行っており、できるだけ早くスタートさせたい。窓口は金融機関となります。告知については、広報、FM、マスコミ、商工会や商工会議所の窓口や会報などを考えている。組合取りまとめ融資については、中小企業団体事業貸付金として、月岡商店会協同組合に1,100万円貸し付けており、組合と相談していただきたい。被災証明については、緊急融資を利用する場合に必要となりますので、産業振興課で発行することになっております。
中嶋委員より、月岡温泉観光協会が2,000万円を借り入れ、誘客宣伝活動を行っているが、行政として支援策を考えているのかとの問いに、森観光振興課長は、月岡温泉観光協会が2,000万円を借り入れ、誘客活動を展開していることは承知しているが、連携する団体などとの調整が進んでいないことから、決定した段階で考えたいとの答弁があり、その他質疑なく、討論に入るが、討論なく、採決する。議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
産業経済常任委員会所管分は、挙手全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第67号 新発田市
地域交流センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、阿部産業振興課長の説明を受け、質疑に入るが、質疑なく、討論に入るが、討論なく、採決する。議第67号は、挙手全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第82号 平成16年度新発田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)議定についてを議題とし、井上下水道課長より説明を受け、質疑に入る。
中村委員より、集落排水の現在の加入率は。また、新規加入はどのくらい見込まれるのかとの質疑に、井上下水道課長は、農業集落排水事業への加入率は16年10月末で89%となっている。また、新規加入は年間七、八件見込んでいるとの答弁があり、そのほか質疑なく、討論に入るが、討論なく、採決に入る。議第82号は、挙手全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、当産業経済常任委員会に付託された3件の議案の審査は全部終了し、午前11時30分閉会いたしました。
以上、報告を終わります。
○議長(二階堂馨) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
加藤和雄さん。
◆3番(加藤和雄議員) ちょっとささいなことかもしれませんけども、先ほど上中山のところで委員長の報告ありまして、字句の訂正をしていただきたいんですけども、先ほどの報告ですと、地元土地改良区、それから維持管理組合の同意が得られなかったので、事業者が県に対して、先ほど「契約書」と言ったんですけども、「誓約書」という言葉で訂正していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(二階堂馨) 委員長よろしいでしょうか。
◎19番(稲垣富士雄議員) はい、済みません。
○議長(二階堂馨) そのように、ただいま加藤和雄議員の申し出のとおり訂正をいたします。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
これより討論に入ります。討論ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決をいたします。
議題のうち、議第67号 新発田市
地域交流センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について
議第82号 平成16年度新発田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)議定について
以上2件に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(二階堂馨) 起立全員であります。
よって、議第67号、議第82号は委員長の報告のとおり決しました。
─────────────────────────────────────────
△日程第7、議第70号
新潟東港地域水道用水供給企業団を組織する
地方公共団体の数の減少及び
新潟東港地域水道用水供給企業団規約の変更について
議第73号 二級河川の指定の変更について
議第74号 市道路線の廃止について
議第75号 市道路線の認定について
議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
建設常任委員会所管分
議第83号 平成16年度新発田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について
議第84号 平成16年度新発田市
水道事業会計補正予算(第3号)議定について
○議長(二階堂馨) 日程第7、議第70号、議第73号から議第75号まで、議第77号、議第83号、議第84号を一括議題といたします。
建設常任委員会委員長の報告を求めます。
委員長、森田国昭さん。
〔23番 森田国昭議員登壇〕
◎23番(森田国昭議員) 当建設常任委員会に付託されました議案審査の経過と結果についてご報告いたします。
当常任委員会が付託を受けました議案は、分割付託の
一般会計補正予算を含め、議案が7件であります。これらを審査するために、12月15日午前10時より、第2、第3委員会室において全委員出席のもと、説明員として担当部課長、局長の出席を求め、開会し、資料配付があり、会議の審査方法を諮り、順序に従って審査を行いました。以下、概要についてご説明いたします。
最初に、議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定についてのうち
建設常任委員会所管分を議題として、担当部課長の説明がありました。
井畑委員からは、新発田駅前土地区画整理事業で、仮換地指定が12月から3月へおくれた原因は何かとの質疑に、荻野都市整備課長は、当初の予定では本年10月に仮換地指定を行う予定であったが、関係機関との協議や測量による施工前地積の変更や減価買収した面積の変更により、事業計画の一部変更することなどの理由により、仮換地指定は来年3月ころになる見込みである。仮換地指定に向け、地権者の同意形成に努力していきたい。工事については、病院側を先行して行うが、仮換地指定のおくれによる工事のおくれについては、関係する地権者から工事施工同意を得ながら進めていきたいと考えているために、今のところ大きなおくれはないものと考えている旨の答弁がありました。
続いて、五十嵐委員は、用地買収の残っているところについて面倒なところはないのか。また、加治川村の議員から、下水道の負担金は新市において調整するとしているが、合併と同時に新発田市の制度になるとして困っているとの話があった。調整はどのようになっているのかとの質疑に、荻野都市整備課長は、用地買収で残っている法人、個人については、基本的に合意を得ている。法人については、社内決裁や私どもの協議などで時間がかかっているところもある。減価買収では暗礁はない。換地計画では、区画整理後の土地の配置など最終的な詰めの段階であるが、地権者が希望される場所等で相違があるために、スムーズには進んでいない。仮換地までの地権者の合意形成に努めていきたい旨の答弁があり、次いで井上下水道課長は、合併にかかわる事項は、紫雲寺町、加治川村との事前に調整を行ってきたところであり、下水道事業受益者負担金については、合併協定書に記載のとおり新発田市の制度を適用するとしている。しかし、同時に紫雲寺町、加治川村が既に設定している分担金については現行のとおりとすると定められている旨の答弁がありました。
続いて、五十嵐委員は、太斎五十公野線の会合が明日開催されると聞いているが、豊浦との合併協議の中での五十公野バイパスの一部と思うが、どういう内容で、その見通しはとの質疑に、下妻地域整備課長は、明日予定されている会合は、新発田、豊浦合併建設計画の県事業として登載されている主要地方道新発田津川線のバイパス事業促進のための協議会で、今回の組織については計画されている路線の一部のエリアで、太斎地区は圃場整備事業が行われており、この関係エリア内の集落、自治会長や圃場整備の委員などが促進のための組織を立ち上げると聞いている。当事業は、全体が約3.8キロメートルのバイパスということであり、国道290号のブルボンから五十公野丑首付近までの全体計画があるが、延長が長いということで、国道290号側から進めることになっていると思うが、いずれにしても現在南バイパス460号線までのタッチであり、そこから290号までの工事に入っていない状況で、完成予定が平成21年ごろになっていることから、その事業が完了後の事業になると思われる。そのような状況で、何とか早く事業の促進が図られるようにとの協議会の立ち上げをするものと聞いている旨の答弁がありました。
他に質疑、討論ともになく、議第77号のうち当
建設常任委員会所管分については、採決の結果、挙手全員で本案は可決すべきものと決しました。
次に、議第74号 市道路線の廃止についてと議第75号 市道路線の認定についてを一括議題として、担当課長の説明の後に、五十嵐委員は、市道の1級、2級、その他の路線延長を後日教えてもらいたい。また、合併に伴い、駆け込み認定する事例があると新聞記事に載っていたが、当地区ではそのような話があるかの質疑に対し、岩村維持管理課長は、1級、2級、その他の路線延長の資料を現在持ち合わせていないので、後日提示したい。合併に際しては、各担当課長に当市の認定基準を示しているところであり、現時点で駆け込み認定のようなことがあるかは把握していないが、そのようなことのないよう関係町村と調整していきたい旨の答弁がありました。
他に質疑も討論もなく、本案について採決の結果、挙手全員で本案は可決すべきものと決しました。
次に、議第84号 平成16年度新発田市
水道事業会計補正予算(第3号)議定についてを議題として、担当局長、課長の説明の後に、五十嵐委員は、9月議会で水道局の決算議案が当日配付された。このとき質問すべきであったが、級別職員数を見ると、6級が19人、3級が14人となっている。特に6級が19人というのは職員構成上集中し過ぎているのでないか。職員の断層ができており、バランスのとれた職員構成になっていない。このことが独立採算制の水道企業会計の経営を押し上げている要因となっている。この点についてお聞きしたい。また、10月から水道料金の値上げがあったが、市民の反応はどうかとの質疑に対し、菅原水道局長は、級別職員の構成については、過去に水道局採用の時代に採用され、その後二十七、八年を経過した職員が多いためであり、職員の構成としては必ずしもよくないが、今後の取り扱いの上で大きな課題となっている。これらを踏まえて、これからの人事のあり方について解消される方向で検討したい。2点目については、水道料金値上げ後の市民の反応状況については、広報等で積極的にPRをさせていただき、値上げに対する市民からの苦情はこれまで一件もない。料金値上げに伴い、今後ともサービスの向上を図るとともに、コストを上げずに安全でおいしい水の供給に努める努力をするとの答弁がありました。
他に質疑、討論なく、採決の結果、挙手全員で議第84号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第73号 二級河川の指定の変更について、議第83号 平成16年度新発田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について、議第70号
新潟東港地域水道用水供給企業団を組織する
地方公共団体の数の減少及び
新潟東港地域水道用水供給企業団規約の変更についての以上3件については、担当部課長、局長の説明の後、質疑、討論ともになく、採決の結果、挙手全員で議第73号、議第83号、議第70号の各案件は可決すべきものと決しました。
以上、当建設常任委員会に付託されました議案審査をすべて終了し、午前11時2分に閉会いたしました。
これをもって報告といたします。
以上です。
○議長(二階堂馨) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
これより討論に入ります。討論ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決いたします。
議題のうち、議第70号
新潟東港地域水道用水供給企業団を組織する
地方公共団体の数の減少及び
新潟東港地域水道用水供給企業団規約の変更について
議第73号 二級河川の指定の変更について
議第74号 市道路線の廃止について
議第75号 市道路線の認定について
議第83号 平成16年度新発田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について
議第84号 平成16年度新発田市
水道事業会計補正予算(第3号)議定について
以上6件に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(二階堂馨) 起立全員であります。
よって、議第70号、議第73号、議第74号、議第75号、議第83号、議第84号は委員長の報告のとおり決しました。
次に、分割付託の議第77号 平成16年度新発田市
一般会計補正予算(第4号)議定について、討論ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長の報告のとおり決するに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(二階堂馨) 起立全員であります。
よって、議第77号は各委員長の報告のとおり決しました。
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△日程第8、議会第19号 WTO・FTA交渉に関する意見書
議会第20号 大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書
議会第21号 新潟県
中越大震災に伴う風評被害に対する支援に関する意見書
議会第22号 北朝鮮による
日本人拉致事件の
早期全面解決を求める意見書
○議長(二階堂馨) 日程第8、議会第19号から議会第22号までを一括議題といたします。
順次
提案理由説明を求めます。
初めに、議会第19号について、宮野昭平さん。
〔12番 宮野昭平議員登壇〕
◎12番(宮野昭平議員) 議会第19号の提出につきましては、案文を朗読し、提案理由といたします。
WTO・FTA交渉に関する意見書
WTO(世界貿易機関)交渉は、8月1日に、今後の交渉に前提となる大枠合意がなされた。農業分野の市場アクセス、国内支持、輸出競争について、具体的な数値などは今後の交渉に委ねられた。しかし、アメリカや農産物輸出国からは依然として、上限関税の設定や、高関税品目の大幅引き下げ、関税割当数量の大幅拡大などが要求されている。これは、農産物輸出国がますます輸出を拡大しやすくするためのものであり、日本農業への打撃はもとより、食料の安全・安定、環境などにも大きな影響を与えるものである。また、アメリカなどが行っている国内農家への手厚い補助や、輸出補助政策について、大枠合意では実質的削減に結びつかないものとなっており、途上国などから反発が高まっている。このような公平さを欠いた交渉を是正し、地球規模での食料・環境問題を解決するため、各国が自国の生産資源を最大限活用し、共生・共存できる「新たな農産物貿易ルールの確立」が求められている。
また、FTA(二国間自由貿易協定)については、現在、韓国、マレーシア、フィリピン、タイとの交渉が行われているが、特に東南アジア各国からは農産物の貿易自由化が求められている。先のメキシコとのFTA交渉でも見られたように、工業製品の輸出自由化のために、農業分野が大幅な譲歩を強いられ、食料や農業は大きな影響を受けることになるのは必至である。
よって、国会及び政府におかれては、WTOおよびFTAにおける農業分野の交渉にあたって、農業の多面的機能の発揮と食料の安全保障、各国の農業の共存と食料自給向上が可能となる貿易ルールの実現に向けた取り組みを強く要望する。
記
1 WTO農業交渉では、世界的な飢餓の拡大や地球規模での環境悪化につながることのないよう、農林水産業の多面的機能の発揮や食料自給の向上、各国の多様な農林水産業が共生・共存できる貿易ルールに改めるよう確固たる姿勢で臨むこと。
2 上限関税の設定や関税割当数量の一律的・義務的拡大には断固反対すること。
3 国内農林水産業の維持を可能とする関税率水準や国家貿易体制、特別セーフガードの維持などの国境措置を確保し、急速な市場開放には絶対に応じないこと。
4 行き過ぎたAMS(助成合計量)削減の是正と、「緑の政策」の要件緩和など国内支持政策に関する適切な規律を確保すること。
5 東アジア諸国とのFTA交渉では、農林水産物の関税撤廃・削減は、国内農業へ打撃を与え、WTO農業交渉や他国との交渉に重大な影響を与えることから、絶対に行わないこと。
6 WTO・FTA交渉についての情報公開を徹底し、各国の農業者や消費者・市民の声を反映すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年12月20日
新潟県新発田市議会
提出先については以下記載のとおりでございますので、議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(二階堂馨) 次に、議会第20号について、高橋幸子さん。
〔28番 高橋幸子議員登壇〕
◎28番(高橋幸子議員) 議会第20号 大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書につきましては、案文の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。
大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書
本年は、新潟
中越大震災の発生や観測史上最多を数える台風が上陸するなど、日本列島は近年まれにみる大規模な災害に見舞われたところである。
この一連の災害によって全国各地に死者・行方不明者の発生や、住宅損壊・浸水、農林水産業用施設や農作物、港湾施設等の公共施設等への被害など甚大な人的・物的被害がもたらされ、住民生活と地域経済に大きな影響を及ぼしている。
この深刻な事態に対し政府として、速やかな応急措置と復旧対策を講ずるとともに、これまでのすべての大規模災害についての対策を総点検し、災害発生の原因や治水計画、防災・地震対策の検証を進め、抜本的対策を早急に講ずることが必要である。よって、国・政府におかれては、被災地のライフラインの復旧並びに、被災者への支援に一層力を注ぐとともに、国民を災害から守るため、将来予測される震災等の自然災害についても万全の対策を講ずるよう下記の事項について強く要望する。
記
1 建物の耐震構造化推進の重要性を強く認識し、地震防災策の見直しを行うこと。特に、避難所や救援活動の拠点となる学校や病院の耐震化には早急な対策を講じること。
2 都道府県管理区間の中小河川の堤防改修に際しては、緊急点検結果に基づき、優先的に整備を進めること。また、海岸および湾岸の水防施設も同様に、堤防等の総点検を速やかに実施し、整備を進めること。
3 今回の新潟
中越大震災の教訓を生かし、国土の7割を占める中山間地での震災対策の確立を早急に図るとともに、災害関連緊急治山事業を速やかに実施すること。
4 防災無線の整備、洪水ハザードマップの策定に関し、早急な普及のための計画策定と予算措置を行うこと。また、市町村長に対する警戒情報の発令基準および避難誘導マニュアルの策定を急ぐこと。
5 高齢者等の要援護者への対策を推進するため、災害情報の伝達・避難・救助・復旧・自立支援等に関し、対処マニュアルの策定を早急に行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年12月20日
新潟県新発田市議会
提出先は、記載のとおりでございます。議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(二階堂馨) 次に、議会第21号について、長谷川晃さん。
〔29番 長谷川 晃議員登壇〕
◎29番(長谷川晃議員) それでは、私の方からは提案者を代表し、議会第21号について意見書を朗読し、提案にかえさせていただきます。
新潟県
中越大震災に伴う風評被害に対する支援に関する意見書
新潟県
中越大震災は、地域に甚大な人的、物的被害をもたらし、被災地の生活基盤は大きく損なわれ、いまだ多くの被災者が厳しい避難生活を余儀なくされている。
さらに、地震発生当初、関越自動車道や上越新幹線など首都圏を結ぶ大動脈が寸断し、県内観光温泉地においては、宿泊予約の約8割がキャンセルされるなど、大きな影響が出ている。
被害のない当市月岡温泉においても、この地震により新潟県全体が被災したというイメージでとらえられ、観光のトップシーズン・忘年会等の最盛期にあたり、既に5万人を超えるキャンセルが相次ぎ、例年入るはずの予約がほとんど入らないという風評による2次被害を受けている。
このような状況は、長期化する恐れがあり、経営状況の悪化により従業員の解雇や休館・閉館等を招くことが懸念され、さらにはホテル・旅館業の影響により、物品納入業者や関連業者においても取引量の減少が生じており、地域経済全体に及ぼす影響は計り知れないものとなっている。
市としても、被災地への食料支援や職員派遣の人的支援、さらには被災者の一時避難所として月岡温泉のホテル・旅館の施設提供などの被災者支援を行うとともに、月岡温泉観光協会をはじめ関係団体等の連携を図りながら、観光復興に向け対策に取り組んでいる。
さらに、この影響により、資金繰りに苦慮する事業者も増えており、既往債務の返済猶予や災害対策特別融資の充実等が求められている。
よって、国県におかれては、被害実態を十分勘案され、風評を払拭する誘客宣伝事業並びに金融対策に対し、特段の支援措置を講じられるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年12月20日
新潟県新発田市議会
提出先は、記載のとおりでございます。各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(二階堂馨) 次に、議会第22号について、牛腸栄さん。
〔16番 牛腸 栄議員登壇〕
◎16番(牛腸栄議員) 議会第22号につきましては、案文を朗読して、提案にかえたいと思います。最後であります。頑張りましょう。
北朝鮮による
日本人拉致事件の
早期全面解決を求める意見書
去る11月9日から北朝鮮の平壌において、北朝鮮による
日本人拉致事件をめぐる第3回日朝実務者協議が開催された。
今回の協議は、当初4日間の日程を2日延長して行われ、横田さんの夫とされる人物や病院の関係者などから事情を聴取し、多数の資料や物証を北朝鮮から持ち帰ったことなどから、その成果について拉致被害者家族はもとより、国民から大きな期待が寄せられていた。
しかしながら、最大の焦点である横田めぐみさんをはじめとする安否不明者10名の消息について、北朝鮮は「8人死亡、2人未入国」と再調査以前の主張を繰り返しただけであり、横田めぐみさんの遺骨とされるものについては、DNA鑑定の結果、まったくの別人のものであることが確認された。
また、拉致被害者の家族会等が、今回の再調査結果に対して、疑問点と矛盾点約60点を政府に提出したことからも、そのほかの資料、物証についてもその信ぴょう性に疑問を持たざるを得ない状況であり、拉致という国家的重大犯罪に対する反省も誠意もうかがうことができない。
北朝鮮のかかる行為は、日朝平壌宣言に反するのみならず、人倫にもとるきわめて卑劣な蛮行であり、わが国及び日本国民を愚弄するもので、断じて許すことはできない。
よって国会並びに政府におかれては、北朝鮮のこうした態度を厳しく糾弾するとともに、食糧支援を中止することはもとより、万景峰92号の入港差し止めや、北朝鮮に対する経済制裁も視野に入れ、拉致被害者の一刻も早い救出と、拉致事件の真相究明をされるよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成16年12月20日
新潟県新発田市議会
以上であります。満場の賛意をお願い申し上げます。
○議長(二階堂馨) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会第19号から議会第22号までについては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) ご異議なしと認めます。
よって、議会第19号から議会第22号までについては委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。質疑ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 質疑なしと認め、質疑を終結をいたします。
これより討論に入ります。討論ある皆さんの発言を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(二階堂馨) 討論なしと認め、討論を終結をいたします。
これより採決いたします。
議会第19号 WTO・FTA交渉に関する意見書
議会第20号 大規模災害の対策と早期復旧に関する意見書
議会第21号 新潟県
中越大震災に伴う風評被害に対する支援に関する意見書
議会第22号 北朝鮮による
日本人拉致事件の
早期全面解決を求める意見書
以上4件については原案のとおり決するに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(二階堂馨) 起立全員であります。
よって、議会第19号、議会第20号、議会第21号、議会第22号は原案のとおり可決されました。
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○議長(二階堂馨) 以上をもちまして本日の会議を閉じます。
これにて平成16年12月新発田市議会定例会を閉会をいたします。
ご苦労さまでした。
午後 2時32分 閉 会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成16年 月 日
新発田市議会 議 長 二 階 堂 馨
議 員 星 野 幸 雄
議 員 森 田 国 昭
議 員 長 下 部 秀 雄...