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令和 5年 3月文教福祉委員会−03月17日-01号

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  1. 長岡市議会 2023-03-17
    令和 5年 3月文教福祉委員会−03月17日-01号


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    最終取得日: 2023-06-09
    令和 5年 3月文教福祉委員会−03月17日-01号令和 5年 3月文教福祉委員会 令和5年3月17日(金)午前10時開議    ────────※──────── 〇出席委員(8人)   杵 渕 俊 久 君   大 竹 雅 春 君   神 林 克 彦 君   池 田 明 弘 君   丸 山 広 司 君   長谷川 一 作 君   諸 橋 虎 雄 君   古川原 直 人 君    ────────※──────── 〇説明のため出席した者   大滝副市長       野口政策監                 兼危機管理監   渡邉地域政策監     近藤福祉保健部長   大矢新型コロナ     吉田福祉総務課長     ウイルスワクチン     接種事業担当部長   山田福祉課長      渡辺生活支援課長   大井介護保険課長    五十嵐長寿はつらつ                  課長
      小林国保年金課長    西山健康課長   植村新型コロナ     ウイルスワクチン     接種事業室長   金澤教育長       安達教育部長   水島子ども未来部長   小熊教育部副参事・                 科学博物館長   水島教育総務課長    吉田教育施設課長   青木学務課長      佐山学校教育課長   小畑学校教育課     稲毛学校教育課     管理指導主事      管理指導主事   玉木学校教育課     梅沢中央図書館長     管理指導主事   深澤子ども・      大久保子ども家庭     子育て課長      センター所長   恩田保育課長    ────────※──────── 〇職務のため出席した事務局職員   小池事務局長      青柳課長   宮島課長補佐      木村議事係長    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  これより会議を開きます。    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  なお、報道関係者から写真撮影の申出がありましたため、委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。  今定例会においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、委員外議員の傍聴は自粛し、控室でインターネット中継を視聴していただいております。  また、換気のため、おおむね1時間ごとに休憩を取りますので、御了承をお願いいたします。    ────────※──────── 1 議案第4号 令和5年度長岡市一般会計予算(続) ○杵渕俊久 委員長  議案第4号を議題といたします。    ─────────────────  (1) 第1条 歳入歳出予算中   〔歳出10款〕 ○杵渕俊久 委員長  質疑はありませんか。 ◆神林克彦 委員  私のほうから1点質問させていただきます。  説明書387ページの教育振興費、児童の冬期通学費補助事業費についてお伺いします。この議会に先立った説明の中で、児童の冬期間通学の支援というものがあって、通学タクシー代の費用の補助制度があると。それを今回全地域に拡大したり、補助要件を見直しするということで説明がありました。この制度は長岡市立小学校児童冬期通学費補助金交付要綱で定められているものが、今回拡充であったり、見直しを図ることになったと思うんですけれども、こちらの制度の現状と、あと見直しの状況について説明をお願いいたします。 ◎青木 学務課長  児童の冬期通学費補助事業費についてお答えいたします。  この事業につきましては、冬期間における小学校の児童の通学の安全を確保するとともに、保護者の経済的負担の軽減を図るため、保護者が通学のために手配するタクシー代などの借り上げ料の一部を補助するものです。現状ですが、まずこの補助金につきましては、市町村合併時の協議によりまして長岡地域のみの適用となっておりまして、主な要件としまして通学距離が片道2キロメートル以上かつ家並みのない道路が1.5キロメートル以上あること、それから通学路に定期バス路線がなく、かつ学校長の承認を得て同じ町内の児童全員がタクシー等代替交通機関により通学していることなどの要件がございまして、この要件に該当して今年度補助金を交付している町内につきましては、計3町内98人の児童となっております。また、現在の補助対象期間は、1月から3月までとなっております。  次に、この事業拡充の目的ですけれども、市内において少子化が進みまして、今後小学校の児童数のさらなる減少に伴って一緒に徒歩で登下校する近隣の児童の人数が減少していくことや、高学年の児童がいない登校班なども想定され、これまで以上に通学の安全確保が課題となっていることから、特にリスクが高まる冬期間の通学の安全確保を目的に事業の拡充を行うものでございます。  拡充の内容ですけれども、まず1つ目が、長岡地域のみの適用となっていたものを委員がおっしゃいますように全市域に拡大するということ。2つ目が、先ほど説明しました主な要件のうち、通学距離が片道2キロメートル以上かつ家並みのない道路が1.5キロメートル以上というものを、通学距離が片道2キロメートル以上のみに緩和すること。それから、3つ目としまして、同じように先ほど説明しました主な要件のうち、通学路に定期バス路線がなくという部分を削除しまして、定期バス路線の有無にかかわらず補助するというもの。最後に、4つ目としまして、補助対象期間につきまして1月から3月までであったものを、降雪期に合わせ12月から3月までに拡大するという主に4つでございます。  なお、スクールバスなど遠距離通学支援の対象となっている区域の方につきましては、引き続き遠距離通学支援のほうで対応させていただきますが、以上の制度拡充や要件緩和などにより、この事業の補助対象として30町内335人の児童を想定しております。 ◆神林克彦 委員  拡充の内容は分かりました。  ちょっと細かいことで1点質問ですが、今通学タクシー等というのがついているんですけど、タクシー以外のほかの交通機関でもいいとか、想定みたいなのはあるのでしょうか。 ◎青木 学務課長  主にタクシーになるかと思いまして、同じ町内や子ども会等でまとまって手配していただいて、同じ町内の子どもがまとまって乗って通学するということを想定しておりますが、現在交付している町内におきましても、大勢お子さんがいる町内につきましてはマイクロバスなどを手配しているところもございます。それから、拡充に伴いまして、定期バス路線がなくという条件を定期バス路線の有無にかかわらずというふうにさせていただきますが、現状として自己負担で定期バスを使って通っているような児童も一部にはおられますので、そういった定期バスを使った場合のバスの運賃などについても条件に合えば補助をさせていただきたいと考えております。 ◆池田明弘 委員  何点かお願いいたします。  初めに、説明書の375ページ、子ども・青少年相談センター運営事業費について伺います。この事業につきましては、たしか令和4年度にかなり強化して取組を始めていただいたかと思うんですけれども、令和4年度の評価と課題、また令和5年度に向けての対応についてお伺いします。 ◎佐山 学校教育課長  子ども・青少年相談センター運営事業費につきましては、御承知のとおり小学校就学児から20歳未満まで切れ目のない相談支援機関として、子どもや保護者が安心して相談できるワンストップ窓口として運営しているものでございます。心のケアや長期化する困難事例については、心理士をはじめ令和5年度に配置いたしますスクールソーシャルワーカーですとか自立支援コーディネーターにより、相談者に寄り添った適切な対応に当たるというものでございます。  子ども・青少年相談センターは、今年度と同等程度の予算規模になっておりますが、カウンセラー3人を配置しまして、あとサポートチームコーディネーター等を置きまして、しっかりと相談体制を強化し、相談支援機関としての役割を果たしていきたいというふうに考えております。 ◆池田明弘 委員  この子ども・青少年相談センターは20歳未満の相談ということで、これまでの議論の中で不登校児童・生徒に関する相談が半分以上という中で、来年度に向けて各所で不登校児童・生徒への強化対策も見られます。その辺について、子ども・青少年相談センターとして強化する方向性とか何かがあるのかどうかをお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎佐山 学校教育課長  ちょっと項番が別になるのですけれども、池田明弘委員の強化の中身としましては、説明書377ページの不登校児童生徒支援体制整備事業費というもので、特に今おっしゃった相談件数の中で年々不登校状態にある児童・生徒に関する相談件数が増加しておりまして、またその原因や背景も複雑化、深刻化する傾向にございます。そうした児童・生徒の相談支援体制を強化しまして、学校と連携しながら自立支援、社会的自立につなげる新たな取組を新年度に取り組んでいくということで予算化しております。  具体的には、不登校に係る相談から個々の状態に応じた適切な支援までをワンストップでつなぐ体制を構築するため、先ほど申し上げましたが、自立支援コーディネータースクールソーシャルワーカーを新たに1名ずつ配置することに加えまして、集団で活動ができるレベルにまで達していない、まだ他者と関わる力の弱い子どもたちの居場所となるほっとルームを教育センター内に設置しまして、支援の幅を広げたいというふうに考えております。 ◆池田明弘 委員  私の質問の仕方が悪かったみたいで申し訳ございませんでした。要は子ども・青少年相談センターでの体制に、その後の支援体制の強化をフレンドリールーム管理運営費や不登校児童生徒支援体制整備事業費でもってしていただくということだと思います。フレンドリールーム管理運営費が今年度に比べてかなり多く盛っていただいていますけれども、今の御答弁の中にも出ました不登校児童・生徒の居場所としての新設のほっとルームというのはこのフレンドリールームの中にも入っているのかどうかとも思うのですが、その辺のことと、具体的にどのように取り組まれるのか、もう少し具体的にお願いいたします。 ◎佐山 学校教育課長  私の説明も悪くて申し訳ありませんでした。  そのフレンドリールームについてですけれども、当事業の予算については対前年度比で1,300万円以上の増額となっておるのですが、今年度は子どもふれあいサポート事業費に計上しておりました指導員と訪問支援員の合計8人分の報酬など1,200万円と、電話料、手数料、消耗品費といった一般経費約150万円をフレンドリールームの予算に移管しまして、経費区分を明確にしたことによるものです。  そのフレンドリールームでは、学習や集団生活への指導、あるいは体験活動等を計画的に実施することにより、児童・生徒の社会的自立を支援しておりますが、来年度はこれまでの取組に加えて、不登校の状態でありながら相談等につながっていない児童・生徒も一定数おりますので、在籍学校との調整を行いながら訪問相談などのアウトリーチ活動についても注力していきたいと考えております。こうしたアプローチにより、フレンドリールームや新たに設置しますほっとルームの利用、あるいは専門機関などへの橋渡しをするといった最適な支援につなげられるようにしたいと考えております。  今ほど申し上げましたほっとルームの整備費につきましては、不登校児童生徒支援体制整備事業費の中にほっとルームの改修工事等の費用も含まれております。 ◆池田明弘 委員  昨日、不登校児童の居場所ということで報道にも載っておりましたけれども、不登校の児童・生徒が増える中で、居場所の確保が課題である中でのほっとルームということもあるかと思います。既存のフレンドリールームの今後の方向性や、それからほっとルームについての収容人数の予定はどのようになっているのか伺います。 ◎佐山 学校教育課長  フレンドリールームにつきましては、今ほどお答えした内容と重複してしまうのですけれども、家から出られない子どもというのが多数おりますし、まだ相談につながっていない児童・生徒というのも一定数おりますので、こちらから出向いて、アウトリーチ型でどんどん関わっていくということに注力していきたいというふうに考えております。そこが強化するポイントになります。  もう1つ、ほっとルームの定員については、まだそういったものは定めておりませんけれども、事前の相談と絡めた形でのほっとルームの利用を考えております。ほっとルームに来られる方というのは、事前面談の予約等で把握できておりますので、その予約の人数に対して適正なケアができる人数のスタッフを配置して対応してまいりたいと思いますが、今後その対応の定員等については検討してまいりたいと考えております。 ◆池田明弘 委員  ぜひしっかり進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  もう1点お願いします。381ページ、医療的ケア実施事業費についてでございますが、今年度に比べますと倍ほどの予算を盛っていただいて、かなり強化していただいています。一般質問でも議論をさせていただきましたけれども、子ども・子育て会議とかに出ますと、保護者の待機状況もかなり減っている状況も伺っております。その辺について今年度の評価と、来年度に向けてどのように取り組んでいかれるのか伺います。 ◎佐山 学校教育課長  医療的ケアを必要とする児童・生徒が保護者の付添いなしで学校生活を送ったり、地域の学校で学習することを保障するため、今年度予算では看護師配置事業として医療的ケアを行うために必要な看護職員の予算を計上しておりますが、ほかにも従前から同様のケアを行うための予算を総合支援学校費などで計上しておりました。それらを来年度予算では医療的ケア実施事業として、看護師5人、看護介助員5人、合計10人分の報酬などを集約して計上したものになります。その結果として、予算書上は1,300万円程度の増額になっております。事業の中身としましては、今年度と同様ということになります。今年度、医療的ケアが必要な児童・生徒が地域の学校で学習できるという環境づくりにつなげられたことは、成果として挙げられるかなと思っております。そこの環境づくりによって、保護者の負担軽減を図ることにつなげることができたかなというふうに思っております。  一方で、今年度の課題としては、配置予定校の全てに看護師や看護介助員を配置することができませんでしたので、しっかりと事業内容を告知といいますか、看護師確保のために県のナースステーションですとかハローワークをはじめ、市政だより、またいろんな医療機関を通じたチラシの配布等でしっかりとスタッフの確保には励まなければいけないかなと。安定的な看護職員の確保というものが課題ですので、それにしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 ◆池田明弘 委員  一般質問では看護師のバックアップ体制ということで提案させていただいたのですけれども、その辺の検討状況や来年度の取組はどのようになりますでしょうか。 ◎佐山 学校教育課長  池田明弘委員のおっしゃるとおり、スタッフのレベルアップをするためにも研修費というものが必要でありますので、県の基幹センターということで契約されている長岡療育園と連携しまして、定期的に研修を行ってもらうため、アドバイスを頂くための費用もこちらのほうに計上してございます。 ◆池田明弘 委員  他市では人材が不足している看護師から効率的に取り組んでもらうために巡回式を導入されている市もあるようですので、そういったことも検討に含めながらぜひ進めていただきたいと思います。 ◆長谷川一作 委員  私からは、説明書の381ページ、校外水泳授業事業費でありますけれども、私自身栃尾地域にはどこにもプールがないように思っている。市営プールもあるわけでないですし、どのような方向でこの授業をやっていかれるのでしょうか。 ◎佐山 学校教育課長  当事業は、小・中学校におけるプール授業に関連する経費を計上してございます。持続可能な行財政運営プランでは、老朽化した学校プールは改修を行わずに代替施設の利用を検討し、可能なところは近隣校との共同利用や民間プールなどの活用を図るという方針が示されており、これに沿ってプールを廃止した学校が他校のプールやプール施設へ移動する際に必要となる送迎代、あるいはプール使用料を払うための経費を計上したものでございます。  今、栃尾地域のお話がありましたけれども、その地域、地域によって学校の意向を勘案しながら、お隣の学校での合同利用がいいのか、それともプール施設への移動がいいのかということをちゃんと配慮して対応しております。これまでは小学校費及び中学校費で必要経費を計上しておりましたけれども、1つの事業として全体を把握できるように教育総務費に一括計上したものでございます。 ◆長谷川一作 委員  もう1つお願いいたします。  409ページ、順動丸シャフト保存活用事業についても説明がありましたけれども、要するに保存の処理の方法とか保存処理の内容、処理した後はどこに保存するのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎小熊 教育部副参事・科学博物館長  本事業につきましては、市指定文化財であり、幕末の戊辰戦争の遺品であります順動丸シャフトの保存処理を行い、今後の効果的な活用を図るものです。文化庁の国庫補助事業です。  近年はシャフトの腐食が著しく進んで、現状で放置すると軸の部分が重さに耐えかねて折れてしまうおそれがあるため、展示等で活用していく前提として、専門業者に委託して脱塩保存処理を行う予定です。具体的には、アルカリ水溶液につけて塩分を除去して、その後にアクリル樹脂等をしみ込ませて、その後の劣化を防ぐという形になろうかと思います。あわせて、保存処理の過程を報告書にまとめる予定です。  この順動丸のシャフトは、外輪の部分を回すための回転軸で長さが4.3メートル、それが2本あるという形になります。幕末の船の遺構自体がこの順動丸を含めて全国に3例しか残されていない貴重なものであります。これも御存じの方もいらっしゃると思うのですが、順動丸には勝海舟、坂本龍馬、徳川第14代の家茂、それから長岡藩主第12代の牧野忠訓、あと河井継之助といった人物が関わっています。  展示等の活用については、先ほどもお話ししたとおりかなり大きなものですし、寺泊地域の宝でもありますので、できるだけ海に近い置く場所等も含めて今後十分検討していきたいと思います。本事業は、沈んだ船から引き揚げられた資料の保存ということなので、全国的にも多くの注目が寄せられることが予想されますし、長岡の歴史のPRに大いに貢献することが期待されると思います。    ─────────────────   〔歳入〕  (2) 第2条 継続費中当委員会付託分  (3) 第3条 債務負担行為中当委員会付託分近藤福祉保健部長水島子ども未来部長安達教育部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  質疑はありませんか。 ◆古川原直人 委員  少し教えてもらいたいんですけれども、説明書の65ページ、児童福祉費負担金の子どものための教育・保育給付交付金、負担率が100分の20.92というのが3号認定分から4か所あるんですけれども、この中途半端な負担率はどういうことなのか教えていただけますか。 ◎恩田 保育課長  少しお時間を頂きまして確認します。申し訳ありません。   午前10時50分休憩    ─────────────────   午前10時58分開議 ◎恩田 保育課長  大変失礼しました。委員から御質問の割合に関しましては、こちらは県の負担金になるんですけれども、100分の20.92ということで、一方で国の負担金のほうは37ページに100分の58.16ということで記載があります。ここには記載がないですけど、市の負担金が100分の20.92になります。これはおおむね国が2分の1、県が4分の1、市町村の負担が4分の1という割合になっているんですけれども、こちらについては交付要綱で定められた内訳になりまして、全国一律に決められた割合になっております。    ───────────────── ○杵渕俊久 委員長  それでは、本案に対する意見はありませんか。 ◆大竹雅春 委員  議案第4号令和5年度長岡市一般会計予算の当委員会付託分について、市民クラブの意見を申し上げます。  本予算は、子どもの成長と子育てを応援する環境づくりとして、妊産婦と子どもの健診体制、子どもの発達相談における支援体制と組織連携、発達特性のある子どもと保護者への支援を強化することは評価するものです。  また、医療、福祉の充実と健康づくりを推進するため、障害者の緊急相談を24時間体制で受け付ける地域生活支援拠点を整備し、中等度の難聴者に対し補聴器購入費を助成、認知症の人と家族への一体的な支援プログラムを実施するなど、多くの認知症施策に取り組むことは、細かな配慮が感じられるものです。  教育においては、未来をつくる人材育成の推進と教育環境の整備のため、引き続きエデュダイバー構想を推進して児童の冬期間の通学支援を市内全域に拡充し、支援スペースほっとルームながおか(仮称)を開設。不登校児童・生徒の支援体制を支援することは、大変期待されるものです。  選ばれるまち長岡を実現するためにしっかりと執行されることを期待して、市民クラブは本予算に賛成いたします。 ◆池田明弘 委員  議案第4号令和5年度長岡市一般会計予算のうち、当委員会付託分について、長岡市公明党の意見を申し上げます。  世界情勢の混迷が深まる中、長期化した新型コロナウイルス禍に加え、急激な物価高騰が市民生活を襲い、深刻な影響が出ています。こうした中、本予算はあらゆる分野で変革と人づくりを進め、選ばれるまち長岡の未来へ踏み出す予算と銘打ち、先が見通せない困難な今こそ新しい視点と価値観で長岡の課題に取り組み、明るい未来をつくるために大きく踏み出すとしています。  選ばれるまちの実現に向け、重点施策の第1の柱に誰もが快適で安全安心に暮らせるまちづくりを掲げ、妊娠期からの伴走型相談支援の強化、3歳児健診時の視力屈折検査の導入、発達特性のある子どもの早期発見、早期対応に向けた5歳児健康相談の実施など、妊娠から出産、子育てまでを応援する取組の強化が図られ、さらに医療、福祉の充実と健康づくりの推進として障害者の緊急相談を24時間体制で受け付ける地域生活支援拠点の整備、認知症の人と家族を支援するプログラムの実施、ひきこもりに対する支援体制の検討などが盛り込まれていることは大いに評価いたします。  また、全国と同様に大きな課題となっている不登校児童・生徒への対策として、新たな居場所ほっとルームの設置をはじめとした支援体制の強化については、期待をするところであります。  最後に、コロナ禍で大きな影響を受けた生活困窮世帯年金暮らし世帯をはじめ、多くの市民が物価高に苦しんでいます。国は、物価高対策の追加策の動きもあるようです。そうした国の動きに合わせ、本市においても市民の負担感を少しでも軽減する迅速かつ柔軟な対応を要望し、本予算に賛成いたします。 ◆神林克彦 委員  議案第4号令和5年度長岡市一般会計予算のうち、当委員会付託分について、長岡令和クラブを代表して賛成の立場で意見を申し上げます。  当予算は、あらゆる分野で変革と人づくりを進め、選ばれるまち長岡の未来へ踏み出す予算として編成されました。この方向性の中にある人づくり、未来へということには、将来を担う子どもたちの健やかな成長が欠かせません。
     その観点から、妊産婦の子どもの健康診断体制強化、発達特性のある子ども、様々な悩みを抱える子どもたちへの支援に関して新規の取組を行うことについては、大いに評価できるところです。  また、今冬の雪害でも明らかになったように、冬期の子どもたちの通学には課題があると思いますが、当予算における児童の冬期間通学費の支援の拡充についても評価できるところです。  そのほかにも、デジタル技術を生かした教育や医療の取組を行うなど、時代を捉え、また広い世代に対しての支援の施策等も盛り込まれておりますが、これらが効果的に実行され、市民の皆様の福祉の増進が大いに図られることを期待申し上げて意見とさせていただきます。 ◆諸橋虎雄 委員  議案第4号令和5年度長岡市一般会計予算における当委員会付託分について、日本共産党議員団の意見を申し上げます。  子育て支援は少子化対策としても大変重要ですが、妊産婦と子どもの健診体制の強化、10月からの妊産婦医療助成の所得制限の撤廃、市内で妊娠届や出生届を行った妊婦等に対する5万円の給付等が実施されます。医療的ケアが必要な子どもの保育園入園のための体制も強化されます。  また、医療、福祉、教育では、障害者の緊急相談を24時間体制で受け付ける地域生活支援拠点の整備、民生委員の活動費の増額、そして中等度の難聴者に対する補聴器購入費の助成なども7月から実施されます。基幹3病院の運営費助成も拡充され、周産期救急医療体制への支援強化、小・中学校のトイレの洋式化や冷暖房設備の改修なども引き続き実施され、評価しているところです。  なお、電気料金等の物価高騰が市民生活を圧迫しております。連休明けの5月8日からは、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2類から季節性インフルエンザと同等の5類に引下げとなりますが、感染症の流行は長期にわたると言われております。市民の命と暮らしを守るために令和5年度もしっかりと対応されるよう要望し、本予算に賛成いたします。 ○杵渕俊久 委員長  議案第4号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 2 議案第5号 令和5年度長岡市国民健康保険事業特別会計予算 ○杵渕俊久 委員長  議案第5号を議題といたします。 〇近藤福祉保健部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。 ◆諸橋虎雄 委員  国民健康保険料の軽減について少しお聞きしたいと思います。  本議会でも一般質問したのでありますが、市は「国保料につきましては、長引くコロナ禍に加え、電力、ガス、食料品等の価格高騰による市民生活への影響が出ていることから、国保の財政調整基金を活用して被保険者の負担軽減を図ってまいりたいと考えております」というふうに御答弁されております。軽減ということは、国民健康保険料を引き下げるというふうに私は理解したのでありますが、この本予算における国民健康保険料はどのようになっているのかお聞かせください。 ◎小林 国保年金課長  一般質問でも御答弁させていただきましたとおり、令和5年度につきましても市民生活を鑑みまして、財政調整基金をうまく活用しながらできるだけ保険料を増額しないように、引下げできるように努力してまいりたいと思います。 ◆諸橋虎雄 委員  できるだけ引下げに努力をされると。引き下げるということですか。 ◎小林 国保年金課長  正直申し上げまして、現在団塊の世代の方たちが後期高齢者医療に続々と移行されていたり、社会保険の適用範囲が広がりまして、所得のある方がどんどん国保の加入者からいらっしゃらなくなってきておりまして、低所得者層が多くなっている現状がございます。それに高齢化も進んでおりますので、医療費はどんどん増えている状況でございます。そうしますと、やはり保険料の引上げは将来的には避けて通れないところになろうかと思いますが、現在財政調整基金がございますので、それを活用して、今コロナ禍ですとか物価高騰の市民生活への影響を鑑みて、できるだけ下げたいということを、今ここで私のほうからは申し上げにくいのですけれども、努力してまいりたいと思います。 ◆諸橋虎雄 委員  この当初予算では財政調整基金を1億円繰り入れるとなっておりますが、財政調整基金は今どれくらいの積立金があるのか少しお伺いします。 ◎小林 国保年金課長  昨日審議いただいた補正予算のほうで令和3年度の繰越金3億9,000万円を積み立てさせていただくことになりますと、18億円の保有額となる見込みでございます。 ◆諸橋虎雄 委員  18億円ということはかなりの積立てと。ここ三、四年は上げないで、下げてきたこともあるんですけど、18億円の積立てということでかなり安定的な財政になっているのではないかと思います。18億円ということは、本算定の時点でいかなる状況になっても一定の引下げは可能だと私は思っているんですけれども、ぜひ引き下げていただきたいということをお願いしたいのですが、いかがでしょうか。どの程度引き下げられるかは本算定でもいろいろ計算しなきゃならないと思いますけれども、引き下げるということでお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎近藤 福祉保健部長  先ほど国保年金課長がかなり慎重な答弁をいたしましたけれども、当然今のこの御時世を鑑みて加入者の負担増につながることは避けたいと思っておりますので、引下げの方向で考えてまいりたいというふうに思います。 ◆古川原直人 委員  説明書の特6ページと特7ページの国民健康保険税は、合併町村で税でもって徴収をしていた分の残りのものだと思うんですけれども、この説明欄の滞納繰越分保険税、医療給付費分、調定、ここまではいいんですけれども、見込額というのはどうして見込額なのか。 ◎小林 国保年金課長  国民健康保険税の調定見込額という記載についてでございますが、今現在まだ令和4年度が動いているところでございますので、令和5年度のその調定が令和4年度中に納入する可能性もございまして、令和5年度の調定がまだ今はっきりしないので、見込みという形で記載させていただいております。 ◆古川原直人 委員  そうすると一般被保険者滞納繰越分が9万2,000円、それから退職被保険者等滞納繰越分が17万7,000円の見込みということだと思うんですけれども、時効が来ているものはないのですか。 ◎小林 国保年金課長  国民健康保険税の時効は5年となります。保険料の時効は2年でございます。時効になるには、それまでにいろいろ納付誓約ですとか、そういった行為がストップして、何も交渉がない、接触がないような状態が続いて、そこから5年経過ですとか2年経過ということで時効になるわけですけれども、私どものほうではできる限り接触を試みて、時効を迎えないように努力してまいりたいと考えております。 ◆古川原直人 委員  よろしくお願いします。 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第5号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 3 議案第6号 令和5年度長岡市国民健康保険寺泊診療所事業特別会計予算 ○杵渕俊久 委員長  議案第6号を議題といたします。 〇近藤福祉保健部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第6号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 4 議案第7号 令和5年度長岡市後期高齢者医療事業特別会計予算 ○杵渕俊久 委員長  議案第7号を議題といたします。 〇近藤福祉保健部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第7号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 5 議案第8号 令和5年度長岡市介護保険事業特別会計予算 ○杵渕俊久 委員長  議案第8号を議題といたします。 〇近藤福祉保健部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。 ◆神林克彦 委員  1点お願いいたします。  説明書の特91ページ、認知症予防事業費の教室経費。今ほど福祉保健部長からも説明がありましたeスポーツを活用した認知症予防講座の実施があるということですけれども、こちらについて少し聞くと、いわゆる太鼓のゲームを活用した認知予防の講座ということをお聞きしています。この内容と、そのゲーム等を使ったときの効果というものはどういうものか、少し詳しく説明をお願いいたします。 ◎西山 健康課長  eスポーツを活用した認知症予防講座でございますけれども、65歳以上の高齢者を対象といたしまして、月1回年12回コースの月1脳活で新しい事業を開催する予定でございます。その中で、今おっしゃっていただきましたけれども、2回ほどeスポーツ、太鼓の達人を活用した講座といたしまして、ミライエ長岡のスタジオ等で試行的に実施したいと思っております。  効果でございますけれども、音楽を聞きながら音に合わせて太鼓をたたくという2つのことを同時にやる、デュアルタスクと呼んでいますが、そういったことによる注意分散機能の維持ですとか、あるいは脳の血流の増加も見込まれ、さらに太鼓をたたくことによって上肢筋肉の向上も見込まれるということで、フレイル予防効果も期待しているところでございます。 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第8号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── 6 議案第9号 令和5年度長岡市診療所事業特別会計予算 ○杵渕俊久 委員長  議案第9号を議題といたします。 〇近藤福祉保健部長 〔予算書及び説明書にて説明〕 ○杵渕俊久 委員長  まず、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  それでは、意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  議案第9号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杵渕俊久 委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ・議決事由 原案のとおり可決    ────────※──────── ○杵渕俊久 委員長  これにて散会いたします。   午前11時39分散会    ────────※────────...