えびの市議会 > 2021-03-19 >
令和 3年 3月定例会(第 6号 3月19日) 閉会

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  1. えびの市議会 2021-03-19
    令和 3年 3月定例会(第 6号 3月19日) 閉会


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    最終取得日: 2021-08-19
    令和 3年 3月定例会(第 6号 3月19日) 閉会                           令和三年三月十九日 午前十時開議 第  一 議案第  四号〜議案第二十九号      陳情第 十二号 第  二 議員定数等調査特別委員会の最終報告について 第  三 議員提出議案第二号 えびの市議会議員定数条例の一部改正について 第  四 委員会提出議案第六号 えびの市議会会議規則の一部改正について           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                         令和三年三月十九日 午前十時開議    一 議案第  四号〜議案第二十九号      陳情第 十二号    二 議員定数等調査特別委員会の最終報告について    三 議員提出議案第二号 えびの市議会議員定数条例の一部改正について    四 委員会提出議案第六号 えびの市議会会議規則の一部改正について 出 席 議 員(十五名)     一番   北 園 一 正  君     一〇番   上 原 康 雄  君
        二番   小 宮 寧 子  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     三番   吉 留 優 二  君     一二番   西 原 義 文  君     四番   金 田 輝 子  君     一三番   西 原 政 文  君     五番   中 山 義 彦  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     六番   遠目塚 文 美  君     一五番   栗 下 政 雄  君     七番   小 東 和 文  君     八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(なし) 議会事務局職員出席者   事務局長    山 口   忍 君  議事運営係     遊 木 凡 子 君   事務局次長   塚 田 和 孝 君   議事運営係長  鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君  福祉課長      黒 木 良 二 君   副市長     杉 元 真 一 君  こども課長     永 田 祐 雄 君   教育長     永 山 新 一 君  介護保険課長    後 藤 一 憲 君   総務課長    谷 元 靖 彦 君  税務課長      川 野 利 光 君   企画課長    黒 松 裕 貴 君  会計管理者     田 中 良 二 君   財政課長    宮 浦 浩 二 君  観光商工課長    吉 留 伸 也 君   建設課長    森   隆 秀 君  水道課長      馬越脇   浩 君   学校教育課長  白 濱 美保子 君  市立病院事務長   藺牟田 順 子 君                      企業立地課長    松 葉 洋 之 君                      基地・防災対策課長 外 赤 裕 二 君                      健康保険課長補佐  西 峯 由 美 君                     開議 午前 十時  〇分 ○議長(北園一正君)  ただいまの出席議員は全員であります。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第六号によって進めます。  これより、本日の日程に入ります。  日程第一、議案第四号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてから、議案第二十九号令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)についてまで、及び陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書、以上一括議題といたします。  この際、各委員長の報告を求めます。  まず、総務教育常任委員長の報告を求めます。西原義文総務教育常任委員長。 ○総務教育常任委員長(西原義文君)  それでは、令和三年三月定例会、総務教育常任委員会委員長報告をいたします。  今期定例会において当委員会に付託されましたのは、議案第四号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について、議案第六号えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第十二号えびの市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第二十号令和二年度えびの市水道事業会計予算の補正(第二号)について、議案第二十一号令和二年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)について、議案第二十七号令和三年度えびの市水道事業会計予算について、議案第二十八号令和三年度えびの市病院事業会計予算について、以上議案七件でした。  審査は三月二日の一日間で行い、討論はなく、採決の結果はいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  審査において特に報告すべき事項はございませんでしたが、要望がありましたので報告いたします。  要望としては、水道事業会計病院事業会計の予算の事業説明書についてです。  委員より、予算の事業説明書の中の主な予算という記載がありますが、総予算の一割程度の内容しかないので分かりづらい説明書になっている。予算額の内容が分かるように配慮、検討をしていただきたいとの意見があり、担当課からは、企業会計の担当課で協議して検討していきたいとの答弁でありました。  以上、総務教育常任委員会の報告を終わります。 ○議長(北園一正君)  次に、産業厚生常任委員長の報告を求めます。中山義彦産業厚生常任委員長。 ○産業厚生常任委員長(中山義彦君)  では、本定例会において、産業厚生常任委員会として事前に配付されました議案付託表の議案十六件、陳情一件について審査をいたしましたので報告いたします。  今回は、付託案件が多いため時間を要しますが、御容赦をいただきたいと思います。  本定例会で当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第五号えびの市新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給基金条例の制定について、議案第七号えびの市児童扶養手当支給条例の一部改正について、議案第八号えびの市国民健康保険条例及びえびの市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第九号えびの市介護保険条例の一部改正について、議案第十号えびの市アウトドアビジターセンター条例の一部改正について、議案第十一号えびの市道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の一部改正について、議案第十三号市道の路線廃止について、議案第十四号市道の路線認定について、議案第十六号令和二年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第五号)について、議案第十七号令和二年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第三号)について、議案第十八号令和二年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)について、議案第十九号令和二年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)について、議案第二十三号令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算について、議案第二十四号令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第二十五号令和三年度えびの市介護保険特別会計予算について、議案第二十六号令和三年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算について、陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書です。  審査については、去る三月二日の一日間で審査しました。  議案十六件の審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果、原案のとおり全会一致で可決すべきものと決しました。  なお、特に報告すべき事項は、以下のとおりであります。  まず、議案第七号について報告いたします。  執行部からは、多子世帯、母子世帯及び身体障害者世帯並びに知的障害者世帯の扶養者に支給している事業扶養手当について、支給対象世帯を独り親世帯に拡大し、支給額について児童一人月額二千五百円に改める条例の一部を改正するとの説明がありました。  委員から、対象年齢と対象者数は何名かとの質疑があり、執行部から、年齢はゼロ歳から十五歳までで、児童数は五十七名であるとの答弁がありました。  次に、議案第十号について報告いたします。  執行部から、電動アシストつき自転車及びスタンドアップパドルボードの設置等に伴い使用料を設定する必要が生じたことや、同センターの利用料金について指定管理者収入を可能とするため、条例の一部を改正するとの説明がありました。  委員から、電動アシスト自転車の一時間当たり五百円の設定に当たって、類似団体等の調査を行ったのかとの質疑があり、執行部から、導入している市町村の料金を参考にして設定したとの答弁がありました。  委員から、広場の使用料について一時間、一平米当たり五十円は道の駅来訪者が散策しても適用されるのかとの質疑があり、執行部から、通常来られた方が遊ぶだけでは料金は発生しないとの答弁がありました。利用時間は九時から十八時までだが、許可をとれば時間外使用は可能かとの質疑があり、執行部から、想定外の時間に使用するときは、事前に許可をとれば利用できるとの答弁がありました。  委員から、利用料金にメンテナンスは含まれているのかと理解してよいかとの質疑があり、執行部から、大きな修理は協議しないといけないが、通常のメンテナンスは利用料金の中で管理することになるとの答弁がありました。  次に、議案第十六号について報告いたします。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後委員から、見込み件数と出産育児一時金の支給方法の質疑があり、執行部から、令和三年度の見込み件数は十八件で、出産届後に本人が担当課に申請すれば、医療機関への支払い分以外の四十二万円に達しなかった部分は、指定口座に入金するとの答弁がありました。  次に、議案第十八号について報告します。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後委員から、地域ケア会議が不開催だった理由等について質疑があり、執行部から、新型コロナウイルス感染症の関係で開催できなかった。すぐ影響が出るものではないが、開催数が減れば包括ケアシステムの課題や解決策が多少薄れるとの答弁がありました。  次に、議案第二十三号について報告します。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後委員から針灸マッサージの登録事業所の数と施術の申請方法及び対象者の範囲についての質疑があり、執行部から、登録はえびの市、小林市、高原町を合わせて三十二件あり、申請は担当課で一人年間二十四万円の利用証を発行している。また、対象者は国民健康保険加入者は全て対象になるとの答弁がありました。  委員から、高額療養費の今年度増五百六十三万六千円についての質疑があり、執行部から、被保険者は増えていないが、高額医療費の該当者が増えているのではないかとの答弁がありました。  委員から、AIを活用した受診勧奨はどのような形でされるのかとの質疑があり、執行部から、病歴や特定健診の受診を勘案して、その人に応じて五パターンに分けた勧奨をしているとの答弁がありました。  次に、議案第二十五号について報告いたします。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後委員から、介護認定審査会負担金と西諸地域介護認定審査会の内容についての質疑があり、執行部から、審査会負担金は二次判定をするための負担金を計上している。また西諸二市一町で設置している審査会は、委員五名の六会議体があり、介護福祉士、介護支援専門員ケアマネジャー、薬剤師で構成し、医師もオブザーバーとして六名入っているとの答弁がありました。  委員から、ボランティア奨励金はどのような内容かとの質疑があり、執行部から、はつらつサポーターの活動を奨励するもので、サポーター活動の実績に基づいて評価ポイント奨励金を交付するとの答弁がありました。  次に、議案第二十六号について報告いたします。  執行部から、議案に沿って説明があり、その後委員から、分譲地等の除草と公園緑地芝管理に関して、のり面に防草シートを張る工法は考えなかったのかとの質疑があり、執行部から、当初はそういった考えには至っていなかったが、今年度の状態を見極めて今後検討するとの答弁がありました。  委員から、分譲地の除草と公園緑地の芝管理は外注するのかとの質疑があり、執行部から、分譲地はオペレーターと乗用草刈り機を込みで借用し、公園緑地は管理方法が技術性が高いため、全て委託するとの答弁がありました。  次に、陳情第十二号について報告いたします。  なお、本陳情については、前回定例会後の令和三年二月八日に開催しました閉会中審査を含めて報告いたします。  まず、閉会中審査について報告いたします。  取扱いについては、担当課を呼んで審査を行うこととなりました。執行部から、去る二月二日に実績報告書の提出があり、二月四日に観光協会事務局を訪問し、内容の確認を行った。各宿泊施設の予約受付方法については、事前の予約分の取扱いを厳密にするようなルールづくりが不十分だったことから、事前予約分も六日当日の予約対象とした施設と、厳密に六日から予約を行った施設があった。  また、観光協会の予約受付から四時間で完売し、希望される市民が利用できなかったことについては、周知方法と予約受付のタイミングにおける課題と、五百人分という小規模事業であったために不公平を生じ、受付方法やタイミングに余裕を持って設定する必要があった。  また、実績報告書調査によると、施設への予約はグループの代表がまとめて行っているため、宿泊や会食の当日に対象者であったと認識された市民もおられたと思う。  以上のことから、今後は、マニュアル的なルールづくりと周知不足による不公平感が発生しないよう事業主体を指導していくとの説明がありました。  委員から、陳情書で疑問視されたクーポン券の裏書のやり方や、申込みでの不正取得の有無及び一部業者の利益のための事業ではないのか等について違法性はなかったかとの質疑があり、執行部から、クーポン券の裏には、購入者の名前を書くが、記入は代表者、または本人が書く場合があり、それ自体に法的問題はない。  さらに、観光協会が保管しているクーポン券は、全て確認し、勝手に名前を使われたとの苦情、意見は来ておらず、四百九十九名の市民がそれぞれの施設を利用したと判断している。  また、実質利用された十二施設での利用者数にはばらつきがあるが、それは利用される市民の選択された結果であると思っている。  なお、事業としては、市民五百名の限られた人数であったが、利用できたことや旅館業の支援につながった。ただ、周知の方法や予約受付の方法において十分な議論やルールづくりができなかったため、市民に不公平感を与えたが、事業として問題なく実施できたと思っているとの答弁がありました。  本陳情の取扱いについては、担当課に判断材料として調査結果の提出を求め、全会一致で継続審査すべきものと決しました。  本定例会では、取扱いについては、担当課を呼んで閉会中に議論した調査報告書等について審査を行うこととなりました。  委員から、今回の誘客事業で観光協会の役員への周知の有無を担当課は確認したかとの質疑があり、執行部から、昨年四月以前の協議や説明会に観光協会事務局は同席され、事業の詳細を把握されている。  しかし、この事業の後に各理事が招集された際に、理事から事前の周知がされていなかった等の苦情が事務局にあり、事業する中では、役員の理解や承認を得た上で事業に取り組むことが大事だと思う。指摘の点については、今後観光協会とも認識して、一緒に進めていくとの答弁がありました。  委員から、誘客事業は緊急性や公平性が本当にあったのかと問われている。十分認識を持って対応していくということであれば、観光協会への指導をお願いしたいとの質疑があり、執行部から、観光協会へは問題点が発生しないよう十分指導はしていくとの答弁がありました。  委員から、予約開始日に早朝の五時から予約があったことに関して確認したのか、誰かが不正に取得させた可能性はなかったのかとの質疑があり、執行部から、事前に予約を漏らした人がいるというわけではなく、三日からマスコミや新聞で公表しているので、六日以前に多数の市民が知っておられた。旅館施設での受付は基本的に六日からと申合せをしていたが、事前に受け付けたものを断るほどの規制ができておらず、聞き取りでは事前予約を一旦断った旅館もあるが、事前受付したところも二、三か所あった。申合せが十分共有できず、そこを細かく規制するまでのルールづくりが十分でなかったことは、非常に反省すべきと思っているとの答弁がありました。  審査終了後、本陳情の取扱いについて審議し、本日採決を行うことと決しました。採決に当たり、反対の討論がありましたので、内容を報告いたします。  いろいろなまずかったところもあったという認識もしているが、この陳情の趣旨は、百条委員会等を設置するという陳情書ですので、審査をした経過を判断すると、不正があるというようなことは明らかになっていないようであり、百条委員会等を設置するというのは値しないと思う。よって、陳情第十二号に反対であるとの内容でありました。  採決については、挙手による採決の結果、賛成者なしで不採択すべきものと決しました。  以上、産業厚生常任委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  次に、令和二年度予算審査特別委員長の報告を求めます。遠目塚文美令和二年度予算審査特別委員長。 ○令和二年度予算審査特別委員長(遠目塚文美君)  それでは、本定例会において予算審査特別委員会に付託されました議案一件について審査をいたしましたので、予算審査特別委員会としての報告をいたします。  本定例会で、当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第十五号令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十九号)についての一件でございます。  議案審査については、去る三月四日の一日間で審査をいたしました。
     審査結果につきましては、討論はなく、採決の結果は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  付託議案につきましては、特に報告すべき事項について報告いたします。  まず、予算書四十五ページ、二款、総務費、一項、総務管理費、目七、市民協働推進費、説明欄〇〇一、協働のまちづくり推進事業費のうち、市民提案事業委託料減額一百二十万円について報告いたします。  委員からの質疑として、減額の要因と今後の事業の在り方について問われました。  答弁では、新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなかった一事業分の予算を減額とした。この事業は市民の皆さんが計画し、市へ提案する事業なので、より実施できる計画を提案いただけるように、今後も各団体へお願いしていくとの説明でした。  次に、予算書七十三ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目三、農業振興費、説明欄〇〇三、道の駅運営事業費一百九十三万九千円について報告いたします。  委員からの質疑として、補償金一百九十三万九千円の積算方法について問われました。  答弁では、積算の方法については、指定管理者であるJAと協議を行い、合意形成の下、計算した。積算方法は、令和元年度の収支実績書を積算の根拠として一日当たりの売上額、それから売上げに対する純利益率を出して、その一日当たりの売上額の利益率、臨時休業した日数五十二日を掛けて、一百九十三万九千円という金額を出したとのことでした。  また、委員からは、保証金の対象者についても問われました。  答弁では、一百九十三万九千円は運営全体に関わる補償金額で、指定管理者のJAの意向によると、このうちおよそ六十万円分を運営の損失に関わる部分の補填、残りの金額は、臨時休業に協力いただいた出荷者のうち特に商品の損失が明確にあると判断される生鮮野菜を出荷される農家さんへの運営協力金的な形でお渡しされると伺っているとのことでした。  次に、予算書七十七ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目八、総合農政推進対策事業費、説明欄〇〇四、新規就農総合支援事業費減額二千三百五十九万二千円について報告いたします。  委員からの質疑として、減額の要因などについて問われました。  答弁としては、この新規就農総合支援事業は、市内で新たに就農しようとされる方が活用できる補助金で、まずは、新規就農相談を受けている。この就農相談については、西諸県農業改良普及センター西諸県農林振興局、JA及びえびの市の各担当が一堂に会し、就農を希望される方の個別相談に対応している。相談内容に応じながら、国、県、市、独自の各種助成事業及び補助事業を紹介し、市内での就農につながるよう対応している。令和二年度の就農相談件数は、二月末時点で継続案件が四件及び新規の相談が二十六件、合計三十件、相談内容については、新規の独立就農や親元就農、雇用就農と、それぞれ希望する就農体系は違う。就農への意欲を見せられる一方で、結果的に就農まで至らなかった方や、まず雇用就農を経験した後に独立就農したい方も多い状況である。特に、今年度は県外からの後継者、あるいはUターン者などでえびの市内での就農を強く希望されている方もいらっしゃるが、コロナ禍の状況の中でいまだ帰省ができず、時期をずらして帰ってきたいとおっしゃる方もまだ数名おられる。担当課として、今後も連絡を取りながら就農に結びつけられるよう継続的に推進を図っていくとのことでした。  また、委員からは、事業申請者が少ないのであれば、その後の追跡調査や支援制度の見直しなどを行うべきではないかと問われました。  答弁としては、制度の見直しやほかの自治体の状況などを把握した上で精度を高めていく必要があるので、今後取り組んでいくとのことでした。  次に、予算書八十五ページ、七款、商工費、一項、商工費、目三、観光費、説明欄〇〇八、白鳥温泉施設管理費五百七十一万二千円について報告いたします。  委員からの質疑として、白鳥温泉施設管理業務委託料は、協定書に基づいて算出された金額なのか問われました。  答弁としては、今回算定した委託料の増額分は、基準額三千万六千二百六十一円を年間営業日数で割り、臨時休業を要請した六十七日分を上限として算定した。最終的には、令和三年三月三十一日の決算を見て、赤字分を計算して補填したいとのことでした。  次に、予算書九十七ページ、十款、教育費、二項、小学校費、目一、小学校管理費、説明欄〇〇一、小学校管理費のうち光熱水費一百万五千円について報告いたします。  委員からの質疑として、増額の要因について問われました。  答弁としては、新型コロナウイルス感染症の予防対策である換気の実施により、空調設備運転などに係る電気料の増加が見込まれるため、予算を増額したとの答弁でした。  また、委員からは、各学校にて実証実験を行い、空調設備運転と換気の仕方について、一番有効な活用方法を導入すれば環境もよくなり、光熱費も上がらないと思うが、検討されないものかと問われました。  答弁としては、学校の新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理については、文部科学省が発出している学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式を基に取り組んでいる。その中で集団感染へのリスクに対応するため、密閉の回避、換気の徹底でエアコンを使用している部屋においては、エアコンは室内の空気を循環させているだけなので、入替えを行うことが必要と書かれている。また冬期における換気の留意点としても、空気が乾燥し、飛沫が飛びやすくなることや、季節性インフルエンザが流行する時期であるので、徹底して換気に取り組むことが必要。来年度に向けてどういった形で効率的な運用をしていけばいいのかという検証を教育委員会も指示をしながらしっかりと検証を進めていきたいとのことでした。  以上、予算審査特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  次に、令和三年度予算審査特別委員長の報告を求めます。遠目塚文美令和三年度予算審査特別委員長。 ○令和三年度予算審査特別委員長(遠目塚文美君)  それでは、本定例会において予算審査特別委員会に付託されました議案一件について審査をいたしましたので、予算審査特別委員会としての報告をいたします。  本定例会で、当委員会へ審査を付託されましたのは、議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算についての一件でございます。  議案審査については、去る三月五日から十一日までの五日間で審査をいたしました。  審査結果につきましては、修正案が提出され、討論の結果、修正案に対して賛成少数、原案に対して賛成多数となり、原案のとおり可決すべきものと決しました。  付託議案につきましては、特に報告すべき事項について報告いたします。  まず、予算書六十九ページ、二款、総務費、一項、総務管理費、目一、一般管理費、説明欄〇一二、入札・契約管理費三百二十八万九千円のうち、まず公共工事入札・契約監視委員報償金一十五万円について報告いたします。  委員からの質疑として、年間の会議実施数とその中で出された意見について問われました。  答弁では、入札監視委員会は、六月と一月の年二回開催されている。指摘事項については、五名の監視委員の中から一名ずつ、全ての半期の案件を見ていただき、その中から抽出した案件について審議していただいている。指摘事項としては、入札率が高いとか、辞退の理由はどういったものかなど出されており、それぞれの担当課ごとに改善する点があれば改善していくとの説明でした。  同じく予算書七十一ページ、電子入札システム共同利用負担金一百八十万三千円について報告いたします。  委員からの質疑として、現在のえびの市の進捗状況について問われました。  答弁では、現在導入準備を進めており、令和三年度から段階的に建設工事の県の電子入札に参加されて、実績があるところから進めていき、令和四年度に全ての建設工事について電子入札を導入する考えとのことでした。  次に、予算書七十五ページ、二款、総務費、一項、総務管理費、目四、財産管理費、説明欄〇〇一、庁舎管理費のうち工事請負費一千八十八万一千円について報告いたします。  委員からの質疑として、工事請負費の詳細について問われました。  答弁としては、庁舎三階部分屋上改修工事は、令和二年度に実施する予定だったが、台風十号により、議場屋上の防水シートがはがれたため、そちらを令和二年度で改修したので、今回は当初令和二年度に行う予定だった箇所の防水シート工事を実施するものである。防水の範囲は、本来一括で全体の防水を行うのが望ましいが、多額の予算を伴う。今回改修する三階の屋上に関しては、今回の工事でおよそ三分の一程度の面積で、特に屋上の雨漏りの状況が激しいところを計画している。  また、今回の防水箇所については、空調の室外機が乗っている場所なので、施工的にシートを張るだけでなく、シートの防水と塗る防水の複合的に行うため、施工的に少し工法を交えないといけないこの箇所を優先した。今後、年次的に三階の屋上の防水については工事を施工していきたいとのことでした。  また、委員からは、多額の費用を要することは理解しているが、一括しての工事でなければまた雨漏りの原因になるのではないかと問われました。  答弁としては、できるならば一体的に行うのが防水の観点からは望ましいと考えている。なるべく短期間で終われるように今後検討していきたいとのことでした。  同じく予算書七十九ページ、二款、総務費、一項、総務管理費、目五、企画費、説明欄〇〇一、企画費一千九百三十八万九千円のうち時間外勤務手当等三百三十七万六千円について報告いたします。  委員からの質疑として、詳細について問われました。  答弁としては、通常の企画業務に伴う時間外勤務手当一百四十七万六千円に加え、令和三年四月二十六日にえびの市を通過する東京オリンピック聖火ランナーの実施に伴い、深夜に及ぶ事前準備や当日の交通整理など、およそ百十人分の四月二十五日から四月二十六日にかけての時間外勤務手当一百九十万円を臨時的に計上しているとのことでした。  また、委員からは、職員以外に百名程度のボランティアを募集されるということだが、確定しているのか。あわせて職員はボランティア参加でない理由はなぜなのか問われました。  答弁としては、えびの市総合型地域スポーツ連絡協議会、商工会、まちづくり協議会などを通じてボランティアをお願いしている。職員も可能な限りボランティアを基本前提としているが、今回の聖火リレーで伴う業務として、公道上の整備で公用車を運転して資材などを速やかに搬出したり、道路側に搬出をして道路の封鎖、臨時的な迂回路を解消しなければならず、どうしても公用車両の運転が必要なため、職務命令の一環として業務遂行をせざるを得ないとのことでした。  同じく予算書九十五ページ、二款、総務費、一項、総務管理費、目十三、無線放送費、説明欄〇〇一、無線放送施設管理事業費二千三百万円のうち防犯・防災器具類購入費五百一十万七千円について報告いたします。  委員からの質疑として、難聴地域対策について問われました。  答弁としては、戸別受信機自体は百台購入で算定しているが、電波が届かない場合は、さらに外づけのアンテナを設置しなければならないので、アンテナ設置に伴う諸経費などを含めて五百一十万七千円となっている。あわせて屋内にいる場合は、当然音が聞こえにくくなるので、フリーダイヤルで直近の放送内容が聞けるような体制もつくっているので、市民にもしっかりとお伝えしていくとのことでした。  次に、百七十九ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目三、農業振興費、説明欄〇〇六、六次産業化支援事業費一百四万三千円について報告いたします。  委員からの質疑として、事業の詳細について問われました。  答弁としては、市内産の食材を生かして市内の農林畜産業者と食品業者などの他業種と関わる農商工連携を促進するため、商品開発やPR、販路開拓につながるものを支援していく。令和三年度で三年目を迎える事業であり、過去二年間、計画どおりの取扱い件数には至らず、農業経営者、従事者の取組がなかなか広がらないので、この事業の対象を農家だけに限定せず、市内の旅館業や飲食店業などまで窓口を広げて、取組の展開を促進していきたいと考えているため、これまでの事業要綱をアレンジして予算計上したとのことでした。  同じく百九十七ページ、六款、農林水産業費、二項、林業費、目二、林業振興費、説明欄〇〇二、森林環境支援事業費のうちみどりの少年団育成事業補助金八万二千円について報告いたします。  委員からの質疑として、会員を増やすための周知方法と具体的な活動内容について問われました。  答弁としては、毎年四月に各学校にお願いをして加入申込書を配布している。活動としては、森づくりをされる団体と一緒に下草刈りの体験をしたり、産業文化祭では、緑の募金のPRや苗木の配布をしたり、十二月頃はシャクナゲの植樹祭を独自で実施してるとのことでした。  また、委員からの質疑として、森林環境継承事業補助金二百一十二万円について再造林、下刈り、防護ネット設置に対する助成金をどのように周知しているのか問われました。  答弁としては、伐採届が出された場合、新法としては、その山を切ってよいとの適合通知を所有者と伐採業者に郵送する。その中に再造林や下刈りなどの補助事業があるというのを、また別紙で直接届くように取り組んでいるとのことでした。  同じく百九十三ページ、六款、農林水産業費、一項、農業費、目八、総合農政推進対策事業費、説明欄〇〇七、農業継承推進事業費一百七万七千円について報告いたします。  委員からの質疑として、このような事業があるということを農家の方がどれほど知っておられるのか、この事業を周知するため、どのような取組をされているのか問われました。  答弁としては、これまで各委員会で様々な指摘や方法などを助言いただいていたので、新たに要綱の改正をする予定で案を検討している。特に市内に遊休施設がどれだけあるのか、あるいはその遊休施設を今後継承する意思があるのか、その調査をしっかり行わなければならないと考えている。その準備を整え、今月の自治会回覧などで、まずは遊休施設の調査をさせていただき、その結果を受けて継承の希望や具体的な調査を関係機関一緒になって行い、その動向をデータベース化して就農につなげていきたい。また、これまでは市外からの定住として研修希望者を限定していたが、市内の中でも新たに就農したい方がいらっしゃるので、研修生の門戸を開いて、今後は強力に進めていくとのことでした。  次に、二百四十一ページ、八款、土木費、五項、住宅費、目一、住宅管理費、説明欄〇〇三、定住促進住宅管理費四百二十一万五千円について報告いたします。  委員からの質疑として、定住促進住宅の現在の使用率と空き部屋解消のための家賃の見直しや有効利用について問われました。  答弁としては、定住促進住宅管理戸数八十戸に対して入居戸数は三十三戸、さらなる家賃の差別化も検討する時期に来ているかと感じている。定住を求めるものでもあるので、そのあたりも考慮しながら検討を進めたいと考えているとのことでした。  次に、予算書二百四十五ページ、九款、消防費、一項、消防費、目三、災害対策費、説明欄〇〇一、災害予防対策事業費二千四百四十九万円のうち自主防災組織設立報償金二百万円について報告いたします。  委員からの質疑として、設立自治会など詳細について問われました。  答弁としては、令和二年六月に自治会長に設立に向けたアンケート調査を行った結果「令和二年度内に設立できる」と回答された十九自治会のうち、令和二年度は十三自治会設立され、残りは六自治会、「令和三年度設立予定」と回答された十八自治会のうち、十三自治会が令和三年度までに設立を予定している。「その他」と回答された残り二十七自治会のうち、十八自治会が「自治会内の意見を集約しないと判断できない」と回答されている。そこで、令和三年度は四十自治会加入を目標としたため、今回は四十自治会分の予算を計上したとのことでした。  次に、二百五十五ページ、十款、教育費、一項、教育総務費、目二、事務局費、説明欄〇〇五、飯野高等学校支援事業費一千九百五十八万二千円について報告いたします。  委員からの質疑として、本来の飯野高校の魅力をどのように卒業見込みの生徒たちに伝えて、飯野高校に入学してもらえるよう努めているのか問われました。  答弁としては、飯野高校の魅力化発信については、飯野高等学校を守り育てる市民の会や市内の様々な構成団体の協力を頂きながら、様々な形で発信している。  また、募集についても、そういった団体からの協力をいただいている。飯野高校の活動についても、最近はICTを活用した全国に発信できる教育も行っているので高校としても発信されている。市教育委員会としては、特に市内の中学生の保護者、またそのほかの市民の皆さんへ飯野高校の魅力を発信しなければならないと考えているとのことでした。  同じく二百六十一ページ、十款、教育費、二項、小学校費、目一、小学校管理費、説明欄〇〇二、小学校施設維持補修費のうち環境整備委託料三百二十四万八千円について報告いたします。  委員からの質疑として、樹木の伐採はどのような方法で樹木を伐採されるのか、またどのような観点から樹木を伐採されるのか問われました。  答弁としては、毎月学校から安全点検の報告をいただいている。教育委員会の職員も各小中学校に足を運び、枝ぶりが大きくなっているものを観察している。剪定だけでなく、基本的には、大きくなったものは学校と協議をした上で伐採しているとのことでした。  また、委員からの質疑として、樹木台帳に基づき木に数字の書かれたタグがつけられているが、現在その数字が判読できないものがある。確認しているのか問われました。  答弁としては、現地に赴き確認するとの答弁でした。  最後に、百三十九ページ、三款、民生費、二項、児童福祉費、目一、児童福祉総務費、説明欄〇〇二、児童福祉総務費のうち子ども・子育て支援整備事業補助金一千六百三十二万七千円について報告いたします。  委員からの質疑として、新設される場所の予定地と何名程度の規模を計画されているのか問われました。  答弁としては、現在南えびの保育園の施設整備をしているその東側の土地を予定している。定員は三十名を予定しているとのことでした。  また、委員からは、飯野地区においては、飯野小学校に併設している学童保育の待機児童はゼロ人だと聞いているが、今回新たに新設される保育園に児童クラブが必要な理由を問われました。  答弁としては、施設整備を予定されている法人は、当初保育園とあわせて児童クラブも整備すると予定されていた。飯野地区については、飯野小学校の児童クラブは直営でやっているが、民間のノウハウを児童クラブ運営に生かしていただきたいとの思い、今回の整備で今預かっている直営施設の児童のうち定員の一部三十名程度を新たな施設でお願いをするとのことでした。  また、委員からの質疑として、児童クラブを二か所に分けることによる利点について問われました。  答弁としては、現段階では児童クラブの待機児童はいないが、令和二年四月当初時点においては、五年生で三名、四年生で四名、三年生で一名、合計八名の入所の希望に沿えなかった児童がいた。そこで、上級生から順に状況などを勘案し、待っていただいたという経緯もある。九月以降では入会希望はなかったので、九月以降の待機児童は発生していない。どうしても四月時点は新入学生が入ってくるので、希望が多い。そういう状況があり、待機児童が発生することは避けなければならないため、社会福祉法人に開設の意向があったので、設置に向けて検討を進めてきたとの説明でした。  また、委員からの質疑として、これから先の人口減少、少子化などを勘案したときに、果たして三十名規模の児童クラブをつくる必要があるのか再度問われました。  答弁としては、今回の保育施設整備につきましても、保育園で定員三十九名の施設を建設したが、今現在入園予定者が十二名という極めて厳しい状況である。児童クラブ施設の整備については担当課でも協議をした。今えびの市で様々な子育て支援施策を展開しており、あわせて三月には完了する産業団地への企業進出などを見込んで、新設保育園の必要性を県に訴えて整備が形となったのだが、その保育園の子どもたちも、小学校に入れば児童クラブに入会することになり、そのような流れを見据えた上での施設整備である。児童クラブの運営については、社会福祉法人への委託事業と考えている。今回、飯野地区において受託の考えのある法人があったので、提案したとのことでした。  この答弁を受けて委員からは、今後直営の児童クラブをなくし、全て民間委託へ移行する考えなのか、当初の説明では、直営を残したまま民間委託を増やすとの説明であったと、答弁内容に関して一貫性がなく、市長の考え方を再度確認しておく必要があるのではないかと意見があり、担当課と市長と協議をしていただく時間を取り、翌日市長との協議内容の答弁を改めて求めました。  担当課からの答弁としては、今回希望のあった法人については、保育園新設の検討のときから児童クラブ受入れの予定があり、児童クラブを実施することによって、保護者へ多様な子育てサービスが提供されること、また保育園と児童クラブを同一施設で行うことにより、小学生と園児の兄弟の保護者の迎えが一回で済むこと、女性の社会進出や子育て環境の向上、保護者の負担軽減にもつながるものと考えており、ぜひ御理解いただきたいとの市長の考えについて説明がありました。  委員会からは、今生まれた子どもの数は大体五年先までは把握できるので、そこの段階まで遡って調査をした結果、人口が増える状況なのか、それとも減る状況なのか。そこを見極めて二、三年後に増える状況は全く見えない。  また、えびの市の財政調整残高が五十億円以上あったものが、現状では一十七億円まで減っており、地方債はおよそ一百億円に近い状況であるが、このバランスをよく考えているのか。市長や担当課もこの現状をよく理解しなければ、建物を造り、今後入る子どももいなくなったでは困る。今は施設に投資をする時期ではないのではないかと問われました。  答弁としては、小学校の数に対する児童クラブの加入率を出したところ、全体としては、飯野小学校を除く児童クラブの平均は二七・六%で、飯野小学校の児童クラブは一九・三%と若干平均より低い状況である。理由は様々あるかと思うが、飯野小学校に限定すると、ここ数年四月当初はなかなか入りづらい状況があったため、保護者も同様の考えを持たれたのも一つの要因ではないかと考えているが、実際の原因については、現在把握をしていない。飯野小学校の利用率が上がれば、一定の需要があるのではないかと考えているとのことでした。  また、委員からは、直営の学童クラブは最大で何人まで受け入れて運営できるのか。あわせて定員を超える時期を考えて二、三年後の設置に変更しないのかと問われました。  答弁としては、飯野小学校での直営児童クラブでは、現在二教室、八十名までは可能。定員八十名を超える年は、令和八年度で八十一名と試算している。今後の児童クラブの方針については、申し上げた市長の考えのとおりで、市長と協議をして予算計上している。この内容の変更について担当課長の一存では答えられないとのことでした。  課長の答弁を受け、委員長として、予算執行の責任者は市長であり、市長の考えをいま一度明確にしておく必要もあると考え、委員の意見を求めたところ、市長をお呼びして質疑の継続を求める意見が出されたため、市長に対して委員会出席を求め、市長同席の下、審議継続いたしました。  委員からの質疑として、現在直営の児童クラブを六十七名が利用しているが、今後も子どもが増える状況にもない中で、新たに増設された保育園に増築して、そこに直営の児童クラブから三十人移す計画が説明された。本来子どもは自治体が責任を持つものであって、民間に任せることが正しいとは思わないが、どのように考えるかと問われました。  市長答弁としては、新しい保育園設置を市で決断した際にも、当初から児童クラブも一緒に併設したいという計画があった。これまで市としては民間の専門の組織の中で児童クラブを営んでいただきたく、飯野地区にあるほかの社会福祉法人には、特に飯野保育園の改築の際にも大きな事業費をかけて改築していただいた際、ぜひ児童クラブも一緒に担っていただきたいとお願いをしていたが、結果として、法人が受け入れられないとのことで、引き続き直営でやることになった。市としては、新しい保育園設置のゴーサインを出したときから、将来的には、児童クラブも受皿としてなり得る法人だという認識を持っていた。現在は直営で運営しないと、児童クラブを利用できない子どもたちがキャパシティ的に出てくるので、引き続き直営の児童クラブもやっていくが、できれば専門的な福祉法人で担っていただきたいと考えているとのことでした。  また、委員からは、現状では定員八十名のうち六十七名しかおらず、そのうち三十名を南えびの保育園にお願いをするとの課長答弁でしたが、直営を基本としていながら、後から答弁では、今後の方針として市長の考え方は民間委託していくとの説明であった。事実上、ここ数年のうち直営の児童クラブはなくす考えなのかと問われました。  市長答弁としては、飯野保育園の建替えのときもお願いはずっと続けていたが、受皿の法人側が児童クラブはしないとのことだったので、やむなく直営を続けているが、引き続き、飯野保育園などにも受皿として児童クラブをしていただけないかお願いしていく。将来的に受皿がしっかりできれば、直営の児童クラブは閉めていくことも考えていきたいとのことでした。  これを受け、委員からは、直営の学童クラブの子どもの人数が少なくなると先生の人数も削減するのか問われました。  答弁としては、当然児童クラブの子どもの数が減れば先生の数も減る。先生たちはこの市の考えや状況を知らないが、今後委託したとしても委託先でも先生の確保をしなければならないはずなので、先生方の調整を図れればと考えているとのことでした。  討論に先立ち動議が発せられ、議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算に対する修正案が提出されました。
     原案から減額修正されたのは、三款、民生費、二項、児童福祉費、目一、児童福祉総務費、説明欄〇〇二、児童福祉総務費のうち、子ども・子育て支援整備事業補助金一千六百三十二万七千円です。  その後の討論において、修正案に賛成の討論では、えびの市の少子化をどのように判断されているのか、税金を投入する以上、五年、十年先を見越した調査や協議が必要なのではないか、現在のえびの市の財政状況を勘案すれば、経費削減を図りながら財政改革を重視しなくてはならない時期が来ているといっても過言ではないと思われるとの意見が述べられました。  原案に反対の討論では、マイナンバーカードのセキュリティ上の課題、児童クラブの民間委託に関しての自治体の責任、国民健康保険の問題、後期高齢者医療制度や介護保険制度など高齢者対策の問題、産業団地関連事業、住宅新築資金等管理費に関する住宅資金返済に対しての国の責任の所在などについて意見が述べられました。  原案に賛成の討論では、新たに児童クラブを新設することで、児童クラブの環境の向上や選択肢の増加、児童、保護者の対人関係の改善、保育園と併設することで、小学校と保育園に兄弟で同時に通う子どもたちの送迎の負担軽減につながるとの意見が述べられました。  採決の結果は、修正案は賛成少数で否決、原案は賛成多数で可決すべきものと決しました。  あわせて委員会としての総意を申し述べます。  予算説明書に関して、もう少し詳細について記載していただきたいとの改善要望がありました。予算説明書に関しては、これまでも議会運営委員会と執行部とで協議などを重ね、現在の形式になっているものではありますが、再度現在の予算説明書に関しての協議などの場を設けていただき、より丁寧に審査を行える資料となるよう改善していただければと考えます。今回は、あくまで委員会審査内で出された意見を委員会の総意としての報告であり、この件に関しては、議会運営委員会にて議論をいただきたいと思いますので、執行部も御理解賜れればと存じます。  以上、予算審査特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  以上で各委員長の報告は終わりました。  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時 十五分                     開議 午前十一時二十五分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  討論通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午前十一時二十七分                     開議 午前十一時二十七分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  議案第二十二号、第二十三号、第二十四号、第二十五号に対して反対、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  お世話になります。  今年度三月定例会に提案されました中で、幾つか賛成できないものがあります。これについては、先ほど議長からありましたように、議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算について、議案第二十三号令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算について、議案第二十四号令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第二十五号令和三年度えびの市介護保険特別会計予算について、この二十三号、二十四号、二十五号というのは、健康と高齢者に関わる問題で本当に重要な、そして中身的には国の制度の間違った部分が多く含まれており、今日国民の皆さん、市民の皆さんを苦しめていると、そういった立場から反対の表明をしたいと思います。  まず、これらは関連してますので一括して討論を行いますが、まず議案第二十三号、議案第二十四号、議案第二十五号、最後に議案第二十二号えびの市一般会計予算についてであります。  まず、国民健康保険は、協会健康保険やいわゆる協会けんぽ、公務員の皆さんが入っておられる共済健保などこの対象にならない全ての方が、この国民健康保険の加入の保険となります。  日本は国民皆保険制度、皆が加入する保険制度を導入しています。これには無職の方など、国民健康保険に加入することとなり、これまで一生懸命頑張ってこられた職人さんたちや農家の皆さん、また商売なさっていた個人事業主、これらの自営業の方々が加入する健康保険制度です。そして退職をし、高齢となったときに、それぞれの加入していた保険から外されたときに加入するのがこの国保です。会社員や公務員の方々が勤務先で加入している保険の場合は、保険料の半分は勤めておられる企業や、また市役所においても半分は負担しています。例えば毎月給料から二万円の保険料が引かれている場合は、その方の実質的な保険料は四万円となります。  一方、国民健康保険では、保険料の全額を加入者が負担することとなり、これではえびの市のような農業と観光が中心にしてきたまちでは、国保が高くて払えなくなったり、また高い、高いというお声が出るのは当然のことです。国保世帯数も三千四百六世帯、その中で高くて払うのに困り、滞納した世帯が四百三十一世帯と言われます。これらは今年の正月一月一日現在の調査ですが、そしてその上、期限を決めた短期証、これが百三十五世帯、これらが払えずに差押さえを行った件数も四十二件あるといいます。こうした事態の解決が本当に必要であります。  このことは国民の健康を守る上からも、この制度を守る上からも国が責任を持つべきであります。このことを市長として、国の負担を増やせと声を上げるべきではないでしょうか。日本の国民皆保険制度というのは、今度の新型コロナウイルス感染症の中でも、本当に重症化するのを防いだ大きな一因ではないかとも言われています。  次に、後期高齢者の第二十四号後期高齢者医療特別会計の問題についてであります。  この制度は七十五歳以上の全ての高齢者を他の保険制度から切り離して強制加入させているものであります。年齢で医療に差別を持ち込む、これは世界でも例のない制度です。えびの市には、七十五歳以上の高齢者が四千四百十八人おられ、その多くが、僅かしかない年金だとも言われています。高齢者は医療費は当然多くかかることから、保険料は必然的に高くなる。本来なら、高齢になったら負担を軽くするのが当たり前ではないでしょうか。この制度は、逆に七十五歳を過ぎると医療を区別する、負担が重くなる仕組みになっています。七十四歳までは、それぞれ子どもさんたちの扶養になっている方もおられます。七十五歳から新たに保険料を払わなければならなくなる。それも介護保険でも同様でありますが、年金から特別徴収として徴収される。このような後期高齢者医療制度、本当にここに国の問題として重要な課題になっています。  次に、議案第二十五号令和三年度えびの市介護保険特別会計予算についてでありますが、まず最初に、今回提案されております議案第九号えびの市介護保険条例の一部改正については賛成の意を表明しておきます。  この介護保険制度は、少子高齢化や核家族に伴い、被介護者を家族だけで支えるのは難しくなってきた背景により、家族介護から社会で支える介護へとスローガンを掲げられ、介護、被介護者の双方が安心して生活できる社会を目指して、こういったスローガンの下に二〇〇〇年四月から導入されました。  しかし、実際には国庫負担は増やさずに、市民や医療者やこれらに大きな負担増を押し付け、連続改悪が続き、必要なときに必要な介護が受けられない状態に追いやられています。現実に、えびの市でも要介護が三になっても、本当に家族で見ることが困難になっても、施設介護も受けられない。また、お金がないがために必要なサービスも抑えられている。こういった方々も各地でお見受けし、皆さんのお近くにおられるのではないでしょうか。  あわせてこの介護保険料の徴収方法も、特別徴収として年金から天引きをする、そして普通徴収として一万五千円に満たない年金の方々は、普通徴収として払わなければならない。こういった方が約九百九十八人おられ、この滞納者も百六十人といいます。この三つの案件が、今年度の一般会計、議案第二十二号に反映をしてます。  次に、議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算についてであります。  まず、今年度の予算について評価する点について幾つか述べておきます。少子高齢化の中で、子どもたちに対する政策が大きく予算化をされ、またコロナ対策の独自対策なども入れられました。そして、あわせて子ども宅食事業や子どもの医療費の無料化、この政策は非常に重要でありました。この政策は、今回のコロナ対策の中で、三十五人以下学級にこういった声も上がり、これに向けて動いているようでありますが、これを先駆的に三十人以下として政策をしたことは大きく高く評価したいと思います。  また、子どもの貧困対策として三百三万円が独自で政策として入れられました。また、えびの市独自としても、健康保険などへの一般会計からの繰り入れなども行われている点についても評価をしておきたいと思います。  次に、評価できない点です。それは、総務費の中にありますマイナンバーカードに関わる予算の問題です。マイナンバーカードは、今しきりに便利になるからとか、ポイントをつけるからとか、補助金を出すからと、今関係機関へもこれを推し進めるように指導して進めているのではないでしょうか。ところが、これまで昨年度末では、全国でも約一五%に満たなかったといいますが、この間若干増えたようにも思います。関係機関から求められる書類、これらにマイナンバーを書き入れるたびに、個人情報がデータ化され、連結されていきます。  マイナンバーカードは、これが発表された当時は、国民総背番号だとも揶揄され、これが現実です。国民一人一人に国が勝手に番号をつける。これが望むと望まざるにかかわらず、もう国民一人一人に番号がつけられています。マイナンバー制度は住民票と連携しているために、戸籍情報や確定申告、また収入や資産や病歴やその他の個人情報、また福祉に関わる場合は、全てがこれがこのマイナンバーが記入が予想され、現実化しています。戸籍という最も重要な個人情報をひもづけることは、マイナンバーカードにより情報流出の危険をさらに増やすものです。これは、システム自体が不完全なまま見切り発車で始まったと考えます。  その後、次々と深刻な問題が噴出しています。ネットによる個人情報漏えい事件は日々起きており、また記憶に新しいドコモ口座事件など、ネットを介した大きな被害も多々起きています。ネット社会の進化の中で、悪質な犯罪を防ぐ完全なセキュリティの構築は不可能であります。今えびの市では二九%を超えたといいますが、このマイナンバーカードが普及しない事由は、先ほども申し上げましたように、個人情報を集中管理することや情報流出の危険などに対する国民、市民の不信と不安の表れと考えます。情報は流出してからでは遅く、取り返しがつかない。情報漏えいや犯罪行為を防ぐ手立てとしての補償もない中で、市民の安全確保は守られません。  また、大部分が国の予算で進められているとはいえ、本市でもシステム使用料や賃料、手数料の負担が年々増えており、法改正のたびに多額の費用をかけシステム改修を繰り返す無駄遣いと、その上、市民の安全とプライバシーを危険にさらすマイナンバー制度の推進をするべきではないと考えます。  次に、土木費の中にあります住宅新築資金制度の問題があります。これは、半世紀にわたりこの予算が計上され、この制度というのは、えびの市においても九十一件の完納が、いわゆる返済された九十一件の完納もあります。この額は四百三十五億円と説明を受けておりますが、このように有益な部分もありました。しかし、この運用の仕方として国が間違った政策ではなかったかと思います。このことをしっかりと国に声を上げ、国の責任で、自治体に責任を負わせることなく整理をするようにと、市長からもそれぞれの機会ごとに国や県などに申し上げて、声を上げていただきたい。さらに、賛否両論ありました矢岳高原のオートキャンプ場に関わる予算、箱もの予算の管理費もあります。また、今進めておられる今年度はマイナス予算ではありましたが、産業団地については、当初から五億円近くも手出しとなる計画となっている予算なども出ています。  次に、児童福祉総務費の中について、今回子育て支援事業として一千六百三十二万七千円が計上されています。児童クラブなど子育て支援を充実させることは非常によいことだと思います。ところが、今回の提案というのは、これまで歴史ある飯野小学校での直営を行ってきた、またえびの市で児童クラブ、学童保育が初めて行ったこの保育事業を新設される保育園に、それも現在六十七人いる子どもさんたちを三十人を移し入れるという、こういう計画であることが分かりました。市長は、その上やがては直営をなくして民営化するという民間へ委託をするという内容となっています。  子育てというのは、自治体が責任を持って行うべきだと考えます。この予定の保育園は、当時賛否両論ある中で新設がなされたものであり、いよいよ開園するとのことでありますが、これまでこのクラブについて、新設される保育園での同クラブの話などは全くありませんでした。えびの市の児童クラブへの待機者はいない中での計画です。その説明としては産業団地への誘致企業のことも言われますが、企業誘致は全くまだめども立っていないと考えられます。そして、えびの市は少子高齢化も進んでおり、今後子どもたちの数も減ってきています。  このような中、財政状況も厳しく、えびの市の地方債の残高は九十六億円、九十六億四千九百万円、財政調整基金残高は七億八千万円となっており、この数年特に厳しくなっているのではないかと思います。こうした中で、税金を投入する以上、五年先や十年先を見通した調査や協議が慎重な態度として、政策として進めるべきではなかったかと思います。  以上の理由をもちまして、議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算について及び議案第二十三号令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算について、議案第二十四号令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第二十五号令和三年度えびの市介護保険特別会計予算について、反対の意見を述べて討論を終わりたいと思います。  失礼いたしました。言葉を間違えました。基金残高を「七億八千万円」と申したようでありますが「十七億八千万円」に訂正方お願いいたします。 ○議長(北園一正君)  次に、陳情第十二号に対して反対、十番上原康雄議員の発言を許します。 ○十番(上原康雄君)  それでは、陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書に対して、反対の立場で討論をいたします。  この陳情については、私も所属する産業厚生常任委員会において、これまで数回にわたり担当課をお呼びし、慎重審議を重ねてまいりました。その中でこの事業自体には、各旅館の予約の受付等で様々問題があり、配慮が足りなかったことも理解しておりますが、この陳情の趣旨は、百条委員会等をえびの市議会に求める陳情書であります。これまで審査した中で、この事業で不正が行われていたのであれば、市議会としても百条委員会を設置し、調査を行うべきだと判断をいたしますけれども、私としては、不正があったという事実は、これまでの審査においては感じられず、百条委員会を設置する必要はないと判断をいたします。  よって陳情第十二号には反対であります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  他に討論の通告はありません。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第  四号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について  議案第  五号 えびの市新型コロナウイルス感染症緊急対策利子補給基金条例の制定          について  議案第  六号 えびの市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  議案第  七号 えびの市児童扶養手当支給条例の一部改正について  議案第  八号 えびの市国民健康保険条例及びえびの市国民健康保険税条例の一部改          正について  議案第  九号 えびの市介護保険条例の一部改正について  議案第  十号 えびの市アウトドアビジターセンター条例の一部改正について  議案第 十一号 えびの市道の構造の技術的基準及び道路標識の寸法を定める条例の一          部改正について  議案第 十二号 えびの市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改          正について  議案第 十三号 市道の路線廃止について  議案第 十四号 市道の路線認定について  議案第 十五号 令和二年度えびの市一般会計予算の補正(第十九号)について  議案第 十六号 令和二年度えびの市国民健康保険特別会計予算の補正(第五号)につ          いて  議案第 十七号 令和二年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算の補正(第三号)に          ついて  議案第 十八号 令和二年度えびの市介護保険特別会計予算の補正(第四号)について  議案第 十九号 令和二年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算の補正(第二号)          について  議案第 二十号 令和二年度えびの市水道事業会計予算の補正(第二号)について  議案第二十一号 令和二年度えびの市病院事業会計予算の補正(第四号)について  議案第二十六号 令和三年度えびの市産業団地整備事業特別会計予算について  議案第二十七号 令和三年度えびの市水道事業会計予算について  議案第二十八号 令和三年度えびの市病院事業会計予算について  以上、二十一件を一括採決いたします。  本案に対する各委員長の報告はいずれも可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり、決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって本案は、いずれも各委員長の報告のとおり、可決されました。  次に、議案第二十二号令和三年度えびの市一般会計予算については、起立により採決いたします。  本案に対する令和三年度予算審査特別委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり、決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(北園一正君)  起立多数であります。よって本案は、委員長の報告のとおり、可決されました。  次に、議案第二十三号令和三年度えびの市国民健康保険特別会計予算については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり、決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(北園一正君)  起立多数であります。よって本案は、委員長の報告のとおり、可決されました。  次に、議案第二十四号令和三年度えびの市後期高齢者医療特別会計予算については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり、決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕
    ○議長(北園一正君)  起立多数であります。よって本案は、委員長の報告のとおり、可決されました。  次に、議案第二十五号令和三年度えびの市介護保険特別会計予算については、起立により採決いたします。  本案に対する産業厚生常任委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり、決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(北園一正君)  起立多数であります。よって本案は、委員長の報告のとおり、可決されました。  次に、ただいま議案第二十二号が可決されましたので、議案第二十九号令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって本案は、原案のとおり可決されました。  次に、陳情第十二号令和二年えびの市観光緊急誘客対策事業に対して調査及び究明を行う百条委員会等をえびの市議会に対して求める陳情書については、起立により採決いたします。  本陳情に対する産業厚生常任委員長の報告は不採択でありますので、原案についてを採決いたします。本陳情は、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(北園一正君)  起立少数であります。よって陳情第十二号は、不採択とすることに決定いたしました。  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 〇時  〇分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第二、議員定数等調査特別委員会の最終報告についてを議題といたします。  この際、議員定数等調査特別委員長の報告を求めます。栗下政雄議員定数等調査特別委員長。 ○議員定数等調査特別委員長(栗下政雄君)  議員定数等調査特別委員会委員長報告を行いたいと思います。  議員定数等調査特別委員会の最終報告を行いたいと思います。令和二年十二月定例会において中間報告を行ったところでございますが、本特別委員会として最終結果に至りましたので、御報告申し上げます。  当特別委員会は、中間報告以降三回の委員会を開催し、全九回の委員会を開催いたしました。第七回委員会では、アンケート結果の集約を行い、第八回委員会において、これまでに調査研究した結果及びアンケート集約結果を基に、委員会としての最終結果を出したところでございます。  結果といたしましては、議員定数については一名削減の十四人とする。議員報酬については現状維持とする結論となりました。  次に、当特別委員会で出された各委員の意見について御報告いたします。  まず、議員定数については、現状維持及び削減という意見がございました。  現状維持の意見として、議員定数が減ることによって支障があるのではないか、また住民の声が届かなくなるのではないかと心配する市民の声がある。予算や各条例等の議案の審議・チェックは議員の数が少なくなるほどできなくなる。定数を減らすことで足りない部分は、みんなが努力すればよいという意見があるが、ほかの議員の皆さんも限界が近いのではないかと思う。  また、人口比率だけを見て定数を決めるのはいかがなものか、予算の内容を見て決めるべきだと思うという意見がありました。各地域、自治会の中に議員がいた当時と比べ、今の定数では、市民の声を議会に届けることができていないのではないか。  削減の意見として、人口減少を考慮して、十年先まで見据えて削減すべき。議員定数は人口減少に伴って減らしていくという考え方ではなく、民意を取り入れて決定するべき。定数を削減することにより、議員一人一人が今まで以上に危機感、義務感を持って取り組むべき。少ない人数で議会運営をすることになるわけだが、これに対する対応は質でカバーすればよいと思う。市民の意見が反映されない、議会の活動が見えないという点については、一軒一軒足を運んで話をしなくても、地域の中で、地域の問題を自治会長さんと協力しながら取り組んでいくことで解決できると考える。議会としてのチェック機能の低下につながるのではないかという点については、議会運営や常任委員会等、議員活動の在り方を工夫することで少数精鋭でも対応できると考えるという意見がありました。  当初は、現状維持、一名削減、二名削減の意見がございました。当特別委員会といたしましては、全会一致での結論となるように、委員間討議を行いましたが、最終的には、一名削減が四名、二名削減が三名となり、議員定数は一名削減の十四人とすることに決定いたしました。議員定数に関しては、人口減少が続く限り、今後も市民の皆様から削減の要望が出てくると思われます。人口減少問題を無視することはできませんが、人口減少が続く限り定数を減らし続けるという認識は、当特別委員会の全委員が持っているところでございました。  現在の予算規模や審議する議案の量が減らない限り、議会としてのチェック機能の保持及び議会運営上の観点から、これ以上の定数削減は厳しいという認識は、全ての議員が共通認識として持ち、各議員が様々な機会を捉えて、市民の皆様に丁寧に説明していくことが大切であるということは委員の共通認識でございましたので、申し添えます。  次に、議員報酬について出された各委員の意見について御報告いたします。  議員報酬については、増額及び現状維持の意見がありました。  報酬増額の意見として、削減する一名分の報酬を十四人で割った金額を引き上げるべき。  現状維持の意見として、市民の方は常日頃大変な思いをされて生活されている中で、報酬を上げることは市民感情的に困難だと考える。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、今後も多額の財政出動が予想される中、報酬について議論する時期ではないという意見がありました。  全会一致での結論となるよう委員間討議を行った結果、全会一致で現状維持とすることに決定いたしました。  議員報酬については現状維持と決定いたしましたが、議員のなり手不足の問題について、報酬を増額することで全てが解決するわけではないが、一つの、要因であると考える。若い世代、子育て世代が政治参加しやすい環境として、生活面を心配せず議員活動に専念できる報酬額については、今後検討するべきだという意見もございましたので、今後の課題として申し添えます。  最後に、委員長として、特別委員会の最終的な結果を出すに当たり、委員全員が様々な意見を持っておられました。それらの意見は、どれも市議会のため、市民のため、将来のえびの市のためを考えられた貴重な意見でございました。私が言うまでもございませんが、皆さん御承知のとおりだと思いますが、議員定数及び議員報酬に対する考え方については、何もこれが正解だというものはありません。このことを改めて感じたところでございます。  以上で議員定数等調査特別委員会の最終報告といたします。終わります。  発言の訂正を行いたいと思います。  人口減少が続く限り定数を減らし続けるという認識は、当特別委員会の全委員が「持っている」と申し上げましたが「持っていない」の誤りでございました。訂正させていただきます。 ○議長(北園一正君)  報告が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  以上をもちまして議員定数等調査特別委員会は終了いたしました。  日程第三、議員提出議案第二号えびの市議会議員定数条例の一部改正についてを議題といたします。  提出者に提案理由の説明を求めます。栗下政雄議員。 ○十五番(栗下政雄君)  議員提出議案第二号を提案します。  それでは議員提出議案第二号えびの市議会議員定数条例の一部改正について、えびの市議会会議規則第十三条第一項の規定により、別紙のとおり提出いたします。  提案理由といたしましては、議員定数等調査特別委員会の決定に基づき、議員定数を十五人から十四人へ変更するため、えびの市議会議員定数条例の一部を改正するものであります。  以上、御提案申し上げましたが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第二号については、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって議員提出議案第二号は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  討論通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午後 一時二十六分                     開議 午後 一時二十七分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  議員提出議案第二号に対して反対、七番小東和文議員の発言を許します。 ○七番(小東和文君)  議員提出議案第二号えびの市議会議員定数条例の一部改正について、原案に反対の立場から討論いたします。  議員定数等調査特別委員会の最終結果報告では、議員定数につきましては一名削減し、定数を十四名とすることに決定しましたが、私は、議員定数は現状維持十五名でよいのではないかと思っています。総務教育常任委員会産業厚生常任委員会と大きく分けた現在、八名と七名であり、委員長を除けば六名、七名で審議し、結論を出していかなければならないわけであります。十五名の今でさえぎりぎりではないかと思うわけであります。議会は意思決定機関であり、定数削減議論よりも議員それぞれの質をいかに高めるか、民意をどのように市政に反映していくのかが大切であると考えます。  また、今回このコロナ禍の中で削減となると、若年層の進出が難しくなるのではとの懸念があります。また、削減して経費削減になるというのであれば、執行機関の何年も続いている三百人体制を考えるべきであると思います。アンケート集計結果を見ると、市民の意見としては、市議会に対して議員や議会の活動が見えないというのが多くの市民の考えです。これは全国的に言われているような気もしています。  また「議案の審査や結果に関心がありますか」との質問に約四割の方が「ない」「分からない」と言いながら「何をしているか分からない」「定数を削減すべきだ」と言っている。私から考えたら矛盾しているように感じられます。それを払拭するには、やはり今後は議員としてのモラルや議員活動の問題を全員協議会で取り上げ、お互いに切磋琢磨して議員の責務を自覚し、活動していくべきであると思います。  結論といたしましては、九月に選挙が行われるわけでありますが、串間市がとった行動と同じく、令和三年度の新議員体制メンバーの中で、議員定数、報酬について協議、論議されたほうがよいのではないかと思います。そのときに削減ということになれば、議員報酬に関してもそのときに審議し、アップするべきだと思います。今回、議員定数一名削減で十四名となり、報酬が現状維持となりますと、次回は報酬だけを上げるというのは難しくなるのではないかと思います。  以上のことから、原案に反対いたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  議員提出議案第二号に対して賛成、六番遠目塚文美議員の発言を許します。 ○六番(遠目塚文美君)  議員提出議案第二号えびの市議会議員定数条例の一部改正について、議員定数一名減、十四名の改正案に賛成の立場で討論させていただきます。  昨年設置された議員定数等調査特別委員会にて、私自身一委員として調査、協議などに参画し、検討を進めてまいりました。その中で考えて出した結果を踏まえた討論内容となっています。  そもそも私は、特別委員会設置時において、議員定数に関しては現状維持の考えでした。それは、議員として議会運営に向き合うに当たり、一般質問ももちろん市民の皆様のお声を届けることのできる議員に与えられた大切な機会ではありますが、議会の大きな担いは議案審査であり、年々増額し、事業なども多岐にわたる予算審査、それに伴う決算審査、また委員会として所管する科目も多く、真摯に、かつ丁寧に向き合うためには、ある一定の議員数は必要だと感じていたからです。  人口減少だから議員数を削減し続けるのではなく、本来なぜ十五名の議員でえびの市議会を構成を図る必要があるのか、そうであるならば現状の十五名の議員数が必要だというエビデンスを示すことが、必要不可欠であると考えました。自治会連合会の役員の皆さんとの意見交換の場においても、議員削減を求めているのではなく、もっと委員会活動なども活発に行い、議会として十五名の力を集結して注いでもらいたいとの御意見も賜っておりました。そのような意見も反映させながら、今年度、委員会活動なども計画的に実施を検討していましたが、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で思うように活動できなかったのも事実です。そんな中でもできることを考え、委員会活動を行ってまいりました。  しかし、新型コロナウイルス感染症で混沌とする時代に襲われたからこそ、改めて見えた議会の課題や方向性があったと私は感じています。その考えの下、議員定数をある意味俯瞰的に見た場合に、閉会中並びに定例会中、委員会審査などの現状からも一名削減し、十四名での新たな議会構成で、さらなる議会運営などの向上に努める時期にあると考え、今回の結論に至りました。  しかし一方で、これ以上の削減数になると、議会としての運営機能などにも影響があるのではとも考えております。先ほども申し上げたように、新型コロナ禍において、全国各地で見受けられる現状が議会格差です。時代のニーズをいち早く捉え、議会として、議員としての課題を見出し、その改革などに果敢に取り組む議会と、一方で昔からの典型的議会運営から抜け出せず、時代の変革から遅れをとっている議会、えびの市議会は果たしてどちらなのか、おのおの考えは異なるかと思います。  私は、今回の特別委員会設置を経た中で、新たなえびの市議会をつくる必要性を再認識しております。令和三年度は、施政方針にも明記されておりましたように、行政のDX化も加速する中、議会も同様に変革しなければならないと感じています。議会のタブレット導入、オンライン会議などの推進は、すぐにでも検討すべき課題です。なぜならば、災害など発生した非常時に議会を停滞させることがあってはならないからです。地震、豪雨などの自然災害だけでなく、新型コロナも同様です。そのためにも議会BCPの策定を行い、連動した形で議会のIT化、DX化を検討し、議員同士の連携を図り執行部と真の意味での車の両輪として、市民の皆様のため、市政運営のため力を注ぐことが必要です。  一名削減となることに対して、市民の意見が届きにくくなるなどの不安の声があられることは十分認識しています。だからこそ、人数だけではなく削減となる分もカバーし、議員一人一人の能力を今以上に活用し、さらなる効率化なども図ることが議会として求められていると感じていますし、そのような議会となることで、女性や若い世代を含めた多様な世代の政治への関心も寄せられるきっかけになるのではないでしょうか。  あわせて、執行部においても、厳しい財政状況の中ではありますが、議会改革や議員の資質向上などに費やす予算を、貴重なえびの市の財源から議会提案があった際には考慮いただきたいと切に願います。  最後に、今回の議員定数削減数に御理解を賜り、条例の一部改正に議員各位の御賛同を賜りますことを切に願い、私の討論とさせていただきます。 ○議長(北園一正君)  議員提出議案第二号に対して反対、十三番西原政文議員の発言を許します。西原政文議員。 ○十三番(西原政文君)  議員提出議案第二号えびの市議会議員定数条例の一部改正について、反対の理由を述べて討論を行いたいと思います。  まずこの市議会、議会というのは、二元代表制の下、地方議員は市民と市政をつなぐ住民自治の重要な担い手であり、行政と議会に住民の声を届けるとともに、行政や市長の行政運営を住民の立場から監視をして、チェックをする重要な役割を持っています。  ところが、これまでえびの市は三町合併によって、当時からすると議会議員の数を再三削減してまいりました。昭和四十七年には、四名減らし二十六人に、昭和五十七年には、二名減らし二十四人に、そして昭和六十二年、二名を減らし二十二人、平成になってからは、平成十一年に一名減らし二十一人、平成十五年には二名減らし十九人に、平成十八年には、四名を減らし現在の十五名となっています。えびの市は、人口も合併当時は三万人おりましたが、現在では一万八千人になっています。  そういった中で一部には議員が多い、そういった声もあることは事実です。しかし、議員の仕事というのは何か、冒頭申しましたが、市長の提案する議案などをチェックする重要な機能を持っています。ところが、この議員の定数を減らすということは、市民の代理人としての人数を減らすことであります。市民が市の政策形成過程に参加する機会を減らすことになります。えびの市の面積を見たときに、二八二・九平方キロメートル、これを現在の十五人に表しますと、一人の議員が一八・八平方キロメートルを見ながら、調査をしながら、市長や当局に要望したり、提案をしたりすることになります。二十四名当時には、議員一人当たりの人口は八百三十三人、これを今で見ますと、今現在千二百五十四人の声を代表しなければならない。  こういった中で、市民の活動が皆様からは活動が見えないとか、議員の姿が見えないとかいった声も出てくるんではないでしょうか。私が初めて二十一年前にこの議場に来た頃は、入らせていただいて意見を言わせていただけるようになった当時は、常任委員会も三つあって、十分な審議がされ、当局の皆さんも困惑する場面、また大変な審議もされる中で、長時間に及ぶ議論もありました。  ところが、私はこの議員定数を現在の十五人にまで減らす中で、現在では常任委員会が二つとなり、これには、先ほども言われましたけれども、議長を除いて六人、七人という状況です。これでは、あわせて委員長報告に述べられていましたけれども、まずチェック機能がどうなるんだろう。審議にも限界が近くなっているのではないか。市民の声が届かなくなるのではないかと、こういった声があったとも委員長報告にも述べられました。そして、議員定数削減に賛成される議員の中にも、本当に多様な議会となるのかという心配の声もあるといいます。  私は、このえびの市は少子高齢化が進む中で、そして広大なえびの市の面積の中で、高齢者が増えていくこの少子高齢化の中で、安心して暮らせるまちづくりを進める上で、議員定数をもうこれ以上減らすことは、ますます住みにくくなるえびの市になるのではないか。えびの市のどこに住んでいても、隅々に遠く離れた地域に住んでいても、限界集落と言われる地域にいたとしても、市民の声が行政に反映する、そういった議会とするべきではないかと思います。確かに皆で協力すればできるというお声もあります。しかし、それは決して今現実そういったことには、どこの自治体に行っても同じであって、住民の声が届かなくなる、これは議員定数を減らした自治体の議会の現実であります。  このえびの市をこれからも、このえびの市で生まれてよかった、住んでいてよかった、長生きをしてよかったと言えるような自治体にするためにも、議員定数を減らすことについては賛成ができません。ぜひとも議員定数は現状のままで据え置くように、議員各位の賛同を求めて討論を終わりたいと思います。 ○議長(北園一正君)  ほかに討論の通告はありません。  以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議員提出議案第二号えびの市議会議員定数条例の一部改正については、起立より採決いたします。  本件について原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(北園一正君)  起立多数であります。よって本案は、原案のとおり可決されました。
     次に、日程第四、委員会提出議案第六号えびの市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。  提出者に提案理由の説明を求めます。竹中雪宏議会運営委員長。 ○議会運営委員長(竹中雪宏君)  それでは、委員会提出議案第六号えびの市議会会議規則の一部改正について、えびの市議会会議規則第十三条第二項の規定により別紙のとおり提出いたします。  提案理由といたしましては、国において、令和二年十二月二十五日に第五次男女共同参画基本計画が閣議決定され、地方議会議員の本会議や委員会への出欠事由として現在明文化されている出産について、産前産後の期間についても配慮した規定とすることとあわせて、育児や介護等についても欠席事由として明文化するよう要請があったこと、またデジタル化政策の一環として、これまで行政手続等において求めてきた押印について、特段の合理的な理由がある場合を除き、原則としてその廃止を広く推進している政府の方針を踏まえ、地方議会においても、議会運営に当たり、押印を求めなくても特段支障がない事項については、これを廃止することが適当であるとの観点から、全国市議会議長会の標準市議会会議規則の一部改正が行われたため、えびの市議会会議規則の一部を改正するものであります。  なお、標準市議会会議規則においては、出産予定日の六週間前の日からと規定されておりますが、本市においては、市の職員の取扱いに準じ、八週間前からに改正するものであります。  以上、御提案申し上げましたが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  質疑なしと認めます。  以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております委員会提出議案第六号については、会議規則第三十六条第二項の規定により、委員会への付託を省略いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  討論なしと認めます。以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  委員会提出議案第六号えびの市議会会議規則の一部改正についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、各委員会の所管事務調査の申出についてお諮りいたします。各委員会の委員長から、それぞれ議席に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の日程を許可していただきたい旨の申出があります。各委員長からの申出のとおり許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申出のとおり許可することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま議決されました各委員長からの申出の日程許可に基づく委員派遣要求書による承認以外の委員等派遣の承認については、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり決定いたしました。  お諮りいたします。今期定例会において議決されました議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十一条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、議決案件などの条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに決定いたしました。  これで、本日の日程は全部終了いたしました。  以上で、今期定例会に付議された案件の審議は全て議了いたしました。  これをもって、令和三年三月えびの市議会定例会を閉会いたします。                     閉会 午後 一時五十五分...