令和 3年 3月 定例会(第2回) 令和3年第2回
塙町議会定例会会議録議事日程(第4号) 令和3年3月15日(月)午前9時開議日程第1
一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(13名) 1番 金澤太郎君 2番 菊地哲也君 3番 鈴木元久君 4番 吉村守広君 5番 七宮広樹君 6番 下重義人君 7番 吉田広明君 8番 青砥與藏君 9番 吉田克則君 10番 鈴木 茂君 11番 藤田一男君 12番 鈴木孝則君 13番 割貝寿一君欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 宮田秀利君 副町長 佐藤要一君 教育長 秦 公男君 総務課長 白石憲男君 町民課長 生田目敏夫君
健康福祉課長 藤成寛味君
農林推進課長 江田一寛君
まち振興課長 吉成知温君
まち整備課長 藤田衛昌君
生活環境課長 鈴木義房君
会計管理者 星 忠吉君
農業委員会事務局長 小野 浩君
学校教育課長 佐藤光一君 生涯学習課長 金澤祐介君
選挙管理委員会書記長 監査書記 藤田淳一君 白石憲男君
代表監査委員 金澤忠良君
---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 藤田淳一 書記 根本雅士 開議 午前9時00分
△開議の宣告
○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ撮影は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、議場内では
携帯電話等の電源をお切り願います。
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△一般質問
○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 12日に引き続き、通告順に従い発言を許します。
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△金澤太郎君
○議長(割貝寿一君) 1番、金澤太郎君。 持ち時間は10時1分です。 金澤太郎君。 〔1番 金澤太郎君登壇〕
◆1番(金澤太郎君) 1番議員、金澤太郎です。 通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。 先日の一般質問でも、
新型コロナウイルスにつきましては多くの議員さんが伺っていたところではあるんですけれども、改めて私の思い等を含めてお伺いしていきたいと思います。 まず、私個人としまして、
新型コロナウイルスワクチンの接種については、今、停滞、いや、むしろ減退している経済活動を正常化へ戻す第一歩というふうに希望を持って捉えております。
ワクチン接種が進むことに対して町としてはどのような期待を寄せているのかお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。
新型コロナウイルスワクチン予防接種につきましては、
新型コロナウイルス感染症の発病を予防し、死亡者、そして重症者をできる限り減らし、結果として、
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止を図るために
ワクチン接種をする事業であります。 国・県の方針等もございますので、よく注視しながら、その方法に従いながら、町の総力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息、そして経済的に疲弊した状況、これから脱出したいという、心からそのようなことを思っておるところであります。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 私も、町同様、とにかく
コロナウイルスワクチンの接種を一日でも早く、より多くの人が受けていただいて、経済活動が正常化されることを望むものであります。 続きまして、(2)として質問を投げさせていただきましたワクチンの種類についての話になるんですけれども、今現状、国からの指示文書で
ファイザー社製のみが指定されているということではあるんですけれども、昨今のニュースを見ますと、複数社、いずれ認可されるだろうと。そういった際に、政府としては一日でも早く打ちたいという思いがあると思いますので、入ってきた順から配付していくということになると思うんですが、いずれ大量に入ってきて選択制を取れるというようなことになった場合には、町としては
接種希望者に、どこの会社のワクチンを接種希望するか、その必要数について政府のほうへ要請をしていくといったようなこと、まるきり仮定の話ではあるんですけれども、可能性があるのかお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 担当課では、それ相応の皆さんとの意見の交換等々、情報収集等行っておるわけでありますから、担当課長より現況について説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私のほうより説明をさせていただきます。
議員ご存じのとおり、現在、承認申請が出ています企業名といいますか、ワクチンは3社というふうに報道がされておりますが、あくまで、新聞、それからマスコミ等々でいろんなお話は出されておりますけれども、町といたしましては、国の指示に従いましてそれに準じて実施していくという方針でいるところでございまして、皆さんが選択するとかそういう形については、国の指示がない限りはできないというふうには理解をしているところでございます。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) ただいまの件につきましては、国からもし選択していいよという指示があった場合にはぜひご努力いただきたいというふうに思います。 3番目につきましては、初回分の人数ということでしたので、こちらのほうは明確に975人分配付されるということを伺いましたので、割愛させていただきます。 4番目に挙げさせていただきました接種者が申込日に接種できない場合の対応方法ということでお伺いをしていたんですけれども、こちらのほうも先日、町から回答をいただきまして、私、この質問で心配していましたのは、
キャンセル待ち等ということで考えた場合には、
キャンセル待ちをする人に連絡して、その人に来ていただくといったような段取り等々含め、大変なことになるのかなと思っていました。 当初、14回、接種会ありますということでお伺いしていて、14回イコール14日というふうに認識していたんですが、町のほうでは1回につき2日から3日確保していただいて、
高齢者福祉施設等々に出向いて無駄のないようにされるということですので、ぜひ一日でも早く、より多くの方に
ワクチン接種されるよう
仕組みづくりをお願いしたいと思います。 その中で一点、
高齢者施設に訪問接種するということであります場合には、当然、医師会の医師の方の協力を得るということで、無駄な時間を医師から取るといったようなことのないように、可能であれば、当日の健康状態以外の問診については事前に施設に出向いて実施するなどの
事前対策等を含めて、よりスムーズに
ワクチン接種が進むようにご努力いただきたいというふうに思います。 続きまして、5番目として出しました質問なんですけれども、
コロナウイルスワクチン、ワクチン全てについて言えることですけれども、絶対ではないということがあります。この辺につきまして、接種後にあっても、当面、新しい生活様式について、接種済みの方を含めて継続する必要があるというふうに私としては考えております。 接種会場での当日の
接種フローのほうを確認しましたところ、副反応の様子見をする時間があるということですので、その際に
パンフレットを配っていただく、もしくは簡単なDVD等で、やはり新しい生活様式の継続というものは必要なんだよということの告知等々を有効的にしていただければと思いますが、町のほうとして予定をされているのか確認します。
○議長(割貝寿一君)
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(藤成寛味君) その新しい生活様式等々の徹底ということですけれども、当然、ワクチンが絶対ではないということでありますから、ふだんからもそういう部分での周知、併せて啓蒙していきたいと思っています。 それから、接種会場においても、接種が終わると接種券の交付というのがあります。接種済証をお渡ししますので、その際には同じく
パンフレットをお渡ししながら説明し、待機している場所においては、あくまで予防というか、
ワクチン接種ということでございますので、引き続き、3密回避、新しい生活様式の徹底については、周知しながら同時に進めていきたいというふうには考えているところでございます。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) では、
新型コロナウイルスにつきまして最後の質問とさせていただきたいと思うんですけれども、先日、下重議員のほうで教職員の優先接種についてというお話、一度ありました。やはり優先順位については国の指示ということで伺っておりまして、なかなか難しいものがあるのかなということではありますけれども、質問を挙げた理由といたしまして、15歳以下の子供たちについては
接種対象外であります。これらの子供たちを危険から避けるという意味合いも含めまして、できればやはり教職員の
ワクチン接種というものは先行して行っていただきたい。 特に昨今、年末ぐらいからですか、イギリスで発生しました変異株、国内に入りまして、今までは低年齢層の子供たちは
コロナウイルスにはかかりづらい、仮にかかったとしても重症化する率はかなり限定的だということだったんですけれども、この変異株によって子供たちの感染率も上がる、なおかつ重症化率も上がるということですので、この変異株が来る前に政府としても立てていた計画かと思いますので、どこかで政府のほうから、優先順位についてある程度の自由度を持たせられるということになりました際には、ぜひ前向きにご検討いただきたいと思いますので、よろしくお願います。 では続きまして、
ふるさと納税制度についてお伺いしたいと思います。
ふるさと納税制度につきましては、導入されてから、返礼品としてお渡しするもの、これが地産のものではなく高額な換金性の高いものをもって、とにかく納税率だけを上げていた市町村等がありまして大変問題になりまして、今、流れが変わりまして、あと、返礼品の金額割合についても多分指定が来ておりまして、恐らく納税額の5割以内というような仕組みを政府のほうでつくられたと思います。以前ほど使い勝手のよい制度ではないのかなというふうには感じておりますが、町のほうとして、引き続き
ふるさと納税制度について希望するところがありましたらお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 一部の
新聞報道等にございましたように、町によってはこの制度を町おこし、
産業おこしの一環として利用しておると申しますか、その町おこしの中で使っておるというところもあるようであります。 そんな中で、今、議員がお話しのような縛りというんですか、これが出てきたということでありますけれども、町といたしましては、この制度、平成27年12月から運用を始めております。町内業者さんにご協力をいただきながら多くの方にご寄附をいただいておるところではあります。今後も、寄附実績がある方、そして
新規寄附者へのアプローチの方法、これをしっかり模索しながら、寄附額の増、そしてこの制度を通じた町のPR、これにも重きを置きたいということで考えておりますので、もうちょっと詳細については担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君) 総務課長。
◎総務課長(白石憲男君)
ふるさと納税の町としての今後の考え方的な部分になろうかと思いますが、基本的に
ふるさと納税制度の趣旨の部分でいいますと、税の偏在というよりは、各
地方公共団体の
頑張り度合いに応じて寄附を募って応援しようという、どちらかというと、各市町村を応援するような寄附というような制度の趣旨というふうには理解しております。 そういう意味では、町のPR、あとは地場産品の活用等でそれらのPRというようなものを含めまして、塙町をやはりPRしていく上では大変有効な手段だなというふうに考えておりますので、今後も、よりよいような形の
ふるさと納税の返礼品の部分とかも含めまして進めていきたいというふうに考えております。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) ただいまお伺いしまして、
ふるさと納税制度についてはやはり有効な手段、特にPR部門として有効な手段として考えていきたいということですので、まず、過去実績についてお伺いさせていただきたいと思うんですけれども、本議会に提出されました令和2年度の補正予算書を見ますと、今年度の
ふるさと納税の見込額は700万円、当然、今年度の
納税見込額700万円ですので3年度の予算としても700万円を見込んでいるというような状態だと思うんですけれども、27年12月から開始ということですので、それ以降の実績値、年度ごとにお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 実績等の数字的なことでありますので担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君) 総務課長。
◎総務課長(白石憲男君)
ふるさと納税の各年度ごとの実績でございますが、平成27年度から
返礼品つきの制度の運用が開始されました。平成27年度につきましては1,964万8,000円でございます。平成28年度は945万2,000円、平成29年度につきましては1,343万円、平成30年度は1,139万3,000円、令和元年度につきましては926万3,000円、本年度につきましては、一応2月末時点では681万6,000円ですので、700万円を令和2年度については見込んでいるという状況です。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 年度ごとの
ふるさと納税による納税額につきましては、ただいまお伺いしまして、かなり上下しているというような状況ではあるんですけれども、やはり最初のスタート年、平成27年度について1,964万8,000円という数字が一番大きい数字ということは、力の入れ方が何か少し違ったのかなというような感想を持っています。 参考までになんですけれども、3番目で挙げさせていただいておりますように、返礼品の登録数の推移について分かるようなデータがあればお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) 担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君) 総務課長。
◎総務課長(白石憲男君) 返礼品の登録数の推移でございますが、年度ごとの推移につきましては、
制度運用開始から多少増減があるものの、各年度ごとでの集計はちょっと難しい点がございます。現時点で把握しておりますのは、21事業所で94品目になっております。受付等の休止がございまして、公開しているのは、そのうちの84品目を
ふるさと納税の対象品目として公開しているような状況でございます。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君)
ふるさと納税制度に伴う返礼品の登録数について、現状、84品目の掲出ということなんですけれども、仕組みとしましては、
ふるさと納税をまとめたサイトへの掲出と、直接寄附をされた方への
パンフレット配付等々で納税者に対して返礼品をお送りされているというような状況かと思いますが、今後、塙町のPRも含め、
ふるさと納税制度もやはりまだまだ活用していきたいアイテムであるということを先ほどお伺いしました。 寄附していただいた方は、本来の趣旨に基づいて塙町を応援したいと、直接寄附があった場合にはそういう趣旨だというふうに認識はしているんですけれども、実際、今、
ふるさと納税制度を利用されている方の多くが、むしろ、返礼品を目的に納税されているということも実際には起こっていることというふうに認識しております。 そういった方はどこで塙町を目がけて来るのかといいますと、当然、
ふるさと納税制度を登録したウェブ上のサイトを目がけてやってきます。サイトに来た中で、例えば
コンニャクであれば
コンニャクといった商品を検索した場合に、塙町が上に来る、いわゆる上位表示される、1ページ目、2ページ目に表示される可能性というものは、各町村ごとの
ページランクによるところが大きいと思います。 当然、ウェブ上の
検索エンジンというものは機械的にプログラミングされているものでありますので、人の目を介在させたとしても、ローテーションを組むといったようなことは、多分、ちょっと不可能に近いのかなというふうには思っておりまして、そうすると塙町の
コンニャク、例えば
コンニャクと言って申し訳ないんですけれども、が上位表示されるためには何が必要かということを申し上げますと、塙町の
返礼品登録数の多さが、恐らく塙町の
ページランクを押し上げる一因であるというのがウェブ上の仕組みかと思います。 そんな中で、地域振興、商工振興含め、この先もより多くの事業者に、より多くの返礼品を掲出していただけるような施策が必要であるかと思うんですけれども、今年度につきましては、この
新型コロナウイルスという中で、多分、新規には募集されなかったのかなというふうには思っておりまして、来年度以降、町としてどのような対策を取って返礼品の登録数を増やしていくのかといったことについてお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 少し前の話なんですけれども、返礼品の中を自分で詳しく見たことがございます。その中で意外だったというのはまな板ですね。イチョウで作ったまないたが大変好評なんでびっくりした記憶がございます。それと、お付き合いのございました中央官庁の役人さんですか、この方も
ふるさと納税にご協力をいただいた。それで、たまたま電話でお話ししたときに何をお求めになったんでしょうかと聞いたらば、分厚いシイタケが食べたいと奥さんが言うので、それを頼んだんですよというお話をされました。 そういうことを含めますと、伸び代というんですか、この町の持っている特性というんですか、これを大きくアピールすることでまだまだ納税額は伸びていくんではないかと、こういう思いもございます。ですから、しっかりと、今までの方法、プラス新たな考え方もしていかなきゃならないのではないのかと、このような思いもあります。 今取り組んでいる状況、担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君) 総務課長。
◎総務課長(白石憲男君)
ふるさと納税の返礼品の
登録事業者数や産品の増加についての対策ということだと思いますが、基本的に
ふるさと納税の返礼品について、議員さんがおっしゃるように、返礼品目的というような寄附者も多分多かろうとは思います。ただ、皆さん、寄附者の目を引くような物すごい返礼品というのはなかなか難しい部分がございますので、塙町の場合には、やはり塙町を知っていただいて応援していただくと、その中で塙町の産品の返礼品というようなスタンスになろうかと思います。 そういう意味では、
登録事業者数を増加したいという思いはあるんですが、基本的に寄附者にご迷惑かけないように、いつでもその返礼品が対応できるようなシステムと考えますと、なかなか安定した量の産品と供給という部分で、農産物ですと特に季節的なものが絡んだりしてきますので、これは当然、議員さんが理事長をなさっている道の駅さんなんかも協力していただかないと大変難しい問題ではあるんですが、各自、ウェブ上の登録の対応等できる方ばかりではございませんので、そういう意味では、農産品の出荷、出店の対象となっています道の駅さんなんかで
取りまとめのご協力とか、あと、商工会さんの物産協会さんなんかでそういう
取りまとめの協力とかということで、その事業者数自体は変わらなくても参加者が増えるようなそういう方式で、町の産品というのは、意外と知られていない産品等があるのかなと思います。 ちなみに、返礼品の中では意外と、はちみつの返礼品が個数としては多くなってございます。そういう意味では、寄附をなさる方が塙町の返礼品で何を期待しているのかという部分では、私どもが考えるものと寄附者の部分とで、ニーズというのは完全に把握しているわけではございませんので、そういう意味では、多品種のいろんなものをやはり並べていきたいなというふうには素直に思っておりますので、これからも、事業者の公募を募ったりしながら少しでも拡大を図っていければというふうに考えております。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 今、回答いただきました中で、まないたが売れると。個人的にはちょっと私もその件はよく存じ上げておりました、立場上ですね。あと、今話されましたように、私ども道の駅のほうも当然、協力体制をしいていかないと商品数はアップしないということも重々承知はしております。 ただ、何が売れるか分からないというのも、これ、返礼品の面白いところでありまして、ですので、より多くの方にお声かけいただいて、当然、道の駅であったり物産協会であったり、こちらのほうも私、絡んではいるんですけれども、そういったところ以外にも、やはり何かしら持っている人がいるんではないかというところからのお話をさせていただいておりまして、商工会の会員数につきまして、塙町につきましては、10年ほど前から出入りはあるものの、ほかの町村と比べて会員数自体の減少率というのはすごく少ないというふうに認識をしております。 その中で、特に若い人がいるのか、そういったことについては商工会さんのほうでないと分からないとは思うんですけれども、私もそこまで調べ切れてはいなかったんですが、新しい商売をされている方が、塙町に関連するものであれば商品として掲出できるといったようなことのアナウンスも含めて、事業者へのPRというものも、町のほうでもう一段の努力をお願いしたいというふうに思います。 以上で
ふるさと納税制度についての質問については閉じたいと思います。 最後になりますけれども、学校給食についてお伺いしていきたいと思います。 学校給食、無償化して提供されているという中ではあるんですけれども、当然、食育の考え方をそこに反映していかないといけないということとは思いますので、町の学校給食における食育の考え方についてまずお伺いさせていただきたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) それでは、金澤議員のご質問にお答えをいたします。 お尋ねの学校給食における食育の考え方でございますが、学校給食を活用した食に関する指導につきましては
学校給食法第10条に定められております。学校給食を生きた教材として活用するために、
栄養バランスの取れた魅力あるおいしい給食、十分な衛生管理の下、安全・安心な給食、いわゆる授業ですね、教科と関連した献立の作成、家庭科等を含めましてそういったものも必要だと。 それから、一人一人、いわゆる個に応じた献立の工夫をすること、それから地場産品、本町でも道の駅さんにお願いしながら地場産品を活用させていただいているところでございますが、地場産品や郷土食等を活用した献立の工夫というのを図ることが定められております。 また、学校給食は、いわゆる
栄養バランスの取れた豊かな食事を提供することによりまして、健康の増進、それから、体位の向上を図ることができる。さらに、食に関する指導を効果的に進めるための重要な教材として、給食の時間あるいは家庭科も含めまして各教科等において活用することができる。 給食の時間、約1時間以内、45分から50分程度でございますが、給食の時間では、準備から後片づけの実践活動を通しまして、計画的、継続的な指導を行うことによりまして、児童生徒に望ましい食習慣と食に関する実践力を身につけさせることができると。 このようなことから、学校給食を活用した食育の推進を図ることが重要だと考えております。塙町でも、町の農産物を給食の食材に活用して地産地消というのも進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 食育の考え方については、ただいまの説明で理解させていただきました。その中で、当然残さず食べるということも、今は必ずしも残って最後まで食べなさいとか、場合によっては、時代によっては次の時間まで給食を目の前に置かれているというような、そういった教育は必要ないというふうに私も思いはするんですけれども、実際には当然残りが出るものというふうに考えておりまして、その提供ごとの残渣量の調査というものはされているのか。残渣量につきまして調査をされているのであれば、おいしいものを提供するという中での献立表との照らし合わせというものをしているのかお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) 毎日の残渣量については、それぞれ給食センターのほうで実施はしているところでございますが、それに対してフィードバックして、これについての、学校との給食に関する委員会等も含めまして話合いを持っております。 しかしながら、さらに具体的に給食の献立そのものを変更していかなければならないというところもございますので、その点につきましても、学校あるいは幼稚園の給食担当と学校給食センター並びに栄養教諭と連携しながら、子供たちが食の進む、残渣のないような給食を提供できるように、検討をこれからも続けていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 献立、細かい話をさせていただきますと、例えばサケの香草焼きというものがあります。
学校給食法上で言うところの給食の提供対象につきましては、小中学校の児童生徒ということで、幼稚園児につきましては含まれていないということは重々理解した上でお話をさせていただきますけれども、幼稚園児、やっとこの食材を食べられるようになったということで親御さん喜んで送り出して、ああ、今日はから揚げ出るのね。食べてこなかったと。何でと、レモンソースがけです。幼稚園生にレモンソースがけ、好きな人は好きだと思います。でも、当然、好みの分かれるところであって、それは、メニュー構成の中でどうやったら食べてもらえるのか。 食べ始めた子供たちも含めて、食を嫌いにならないということも教育の一環というふうに考えておりますので、あまり奇をてらったメニューにするのではなく、例えばレモンソースであればソースを別添えにする等々を含めて、細かい話で申し訳ないんですけれども、これから育つ子供たちに対してきちんとした食事の提供、こういったことをお願いしていきたいというふうに思います。 あと、地産地消ということで、塙町産材料の使用量の推移を上げるということで、道の駅としても協力体制取らせていただいてやっと動き出したところではありますけれども、私どもでは、出荷した商品数は押さえてはいるんですけれども、実際に使われている学校給食食材の中での割合の推移というものは分かりませんので、お伺いさせていただきます。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) それでは、金澤議員さんのご質問にお答えいたします。 塙町では、学校給食に関する給食の食材等につきましては無償化ということで進めてきているところでございまして、道の駅さんとの連携を図りながら、地元食材の利用について積極的に活用していこうということで行っているところでございます。 詳細につきましては担当課長より答弁をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐藤光一君) それでは、お尋ねの町産材料の使用量の推移でございます。 学校給食センターで取引をしております町産食材の納入業者は4業者ございます。使用量の推移を金額での推移で説明をさせていただきます。 平成30年度の賄い材料代総額4,208万3,000円のうち、その当時は3業者ですね、3業者合計35万2,000円で、約0.8%でございます。令和元年度の賄い材料代総額3,978万1,000円のうち4業者合計44万7,000円で、約1.1%でございます。令和2年度は、年度途中の10か月分のデータで、賄い材料代総額3,592万9,000円のうち4業者合計で66万4,000円で、約1.9%となっております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 金額ベースでのお話でしたので、0.8%、1.1%、1.9%という形で町産材料の使用量が増加していることについては認識をさせていただきました。 ただ、この先、金額ベースでのお話で申し上げますと、町としてはどの程度までの町産材料の使用量に持っていきたいのか。当然、これの中で町産材ではできない牛乳等々の代金も含まれた中での金額での比較ということなので、パーセンテージとしてはそんなに大きい数字ではないかとは思うんですけれども、どの辺まで上げたいのかお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) それではお答えいたします。 明確な方針はまだ確定はしておりませんが、できるだけ、可能な限り町産材の食材を子供たちに提供したいというふうに考えておりますので、積極的に活用をさせていただきますので、ぜひ使わせていただけるように産品を準備いただければというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 町産材料のということで、金額ベースで言ってしまうと、どうしても給食の中ではパンであったり牛乳であったりといったようなもともと値段の高いものが多いので、金額ではちょっと表しづらいということでしょうから、なるべく道の駅含め各出荷者のほうで協力体制を取れるような
仕組みづくりを私どものほうも進めていきたいというふうには考えます。 続きまして、全額無償化ということで学校給食スタートしていただいておりまして、私も恩恵にあずかりまして、本年度からこども園、子供が通っておりますけれども、給食費を払うという感覚を自分の中で持ち合わせていない状況ではあります。ですので、まずお願いしておきたいのは、町の施策として、塙町においては他町村よりも先んじて給食費無償化しているということのアナウンス、PRといったものを大きくしていっていただいたほうが、親御さんにとってもよろしいのかというふうに考えております。 その中で、町のほうから財政的な支出を当然行うわけですけれども、県のほうで、地産地消推進事業という形で、農林水産予算の中で給食費の補助というものが出ているかと思いますが、これの補助の受け率について過去分含めてお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) 詳細につきまして担当課長のほうから説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐藤光一君) お尋ねの県の地産地消推進事業でございますが、これは、東日本大震災以降、県産農林水産物の活用に消極的な場面が見られる学校給食及び病院食において、県産農林水産物の積極的な活用を促し、県産食材の安全性に対する理解の促進を図るため、県産農林水産物を使用したメニュー、いわゆるふくしまふるさとメニューを提供するための食材購入費等を補助する事業でございます。 補助率は定額で、児童生徒1人当たり500円でございまして、令和2年度の補助金額は28万7,500円でございます。内訳といたしまして、3校の対象児童生徒数575人掛ける500円でございます。 それから、年度別の実績というお話でしたか。 〔「数年分の状況」と言う人あり〕
◎
学校教育課長(佐藤光一君) それについては、申し訳ございません、データとして今持っておりません。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) ただいまお伺いしました県の地産地消推進事業についてなんですけれども、私ちょっと調べさせていただいている中で、これ塙町が28万7,500円、今回についてはということなんですけれども、これが上限なのかどうかというところの疑問がありまして、県の予算書等々を見ましても、これに対するもともとの予算立てが幾らなのかというのをちょっと見つけられなかったものですから、ただ、気になったのが、県北農林事務所のホームページ上では3次募集という形で募集が載っておりました。もう少し県のほうから助成がいただけるようなことがあるのか、回数制限があるのか、そういったことが県から来ているのか。可能であるんであれば、来年度もこれ予算化されているかどうか、町のほうとしてもつかんでいないと思います。 3年度の予算書にはこの項目、当然載っていませんので、もしあると仮定した場合に、来年度以降、もうちょっと増やしていただけるような方策があるのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐藤光一君) まず、この学校給食等地産地消推進事業の要綱というか、そういうのが県のほうより来てございます。その中で、補助率の欄で見ますと、まず先ほど申し上げたように定額、児童生徒1人当たり500円という項目が既に載っておりますので、それを増額という形は、これは今年度の場合ですので、今後どうなるかというのは県のほうの方向性によって変わってくるかと思います。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 申し訳ございません。県の事業ですので町でどうこうできるものではないとは思いますので、もし増えるような方策が示され、方針が示されるのであれば、可能な限り、より多くふるさとメニューを作っていただいて町の財政の一助にしていただきたいというふうに思います。 学校給食についての一番最後になりますけれども、アレルギー対策についてお伺いさせていただきたいと思います。 現状、塙町におきましても、当然、食物アレルギーを持った子供たちはいるかと思います。これにつきまして、先日、こども園の給食センター見させていただきましたところ、1ブース区切ってありまして、アレルギー対策食をこちらで作っていますということなんですけれども、今、塙町で、給食センター含めて、どういった形でアレルギー対策食の提供をされているのかお伺いします。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) それではお答えをいたします。 アレルギーに関しましては、まず園児・児童生徒の保護者に、お子さんが保育園や幼稚園、小中学校に入園・入学する前に、アレルギーの事前アンケートを取っております。それぞれのお子さんにアレルギーがあるというような場合は、学校給食センター、栄養教諭等と面談しまして具体的なアレルギーの状況を確認し、そして、アレルギーの除去食やあるいは代替食をするかというような、給食に関するアレルギー等についての話合いを持っております。 具体的にどういった園児・児童生徒がいるかという点については担当課長のほうから説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐藤光一君) それではお答えさせていただきます。 まず最初に、こども園の保育部でございます。 こども園の保育部においては、一人の園児が卵、バナナアレルギー、もう一人が乳製品・卵アレルギー、もう一人、バナナアレルギーを持った園児がおります。 食物アレルギーの対応策としては、1つは、除去対応というのがございます。アレルゲンのある食物を除去するという方法でございます。2つ目は、代替食対応というのがございます。これは、アレルゲンがある食物を他の食品で代替する方法でございます。例えば卵を使用する料理では肉、魚、豆腐製品で代用する、バナナを使用する料理では他の種類の果物で代用する、牛乳は麦茶、豆乳、野菜ジュースで代用する、そういった対応を行っております。 また、アレルギー反応が起こった場合の職員の対応ですね、1つ目には、保育部内の研修を行っております。2つ目には、棚倉消防署塙分署の指導によりエピペンとAEDの使い方についての研修会の実施、3つ目には、東石地区の保育士等の、あるいは給食担当者研修会に参加いたしまして、アレルギー反応への対策としての研修を行っているような状況です。 次に、こども園の幼稚部でございます。幼稚部には2名のアレルギー疾患の児童がおりまして、イカ、アサリ、卵の除去、代替食で対応をしているところです。 次に、塙小学校でございます。塙小学校には1名のエビ・カニアレルギー疾患の児童が在籍しております。しかしながら、塙町の学校給食センターではエビ・カニアレルゲンの食物は一切使用しておりませんので、通常の給食を提供しております。アレルギー反応対策として、養護教諭をはじめ教職員等の研修会を開催しております。 次に、笹原小学校には2名のアレルギー疾患の児童が在籍しておりますが、中身的には牛乳、ピーナツのアレルゲンです。塙町学校給食センターではピーナツアレルゲンの食物は使用しておりませんので、通常の給食を提供しております。牛乳につきましては家庭から持参した豆乳で代用をしております。アレルギー反応の対策として、養護教諭をはじめ教職員等の学校内研修会を開催しているところです。 最後になりますけれども、塙中学校でございます。塙中学校にはアレルギー疾患の生徒はおりませんが、アレルギー反応への対策として、棚倉消防署塙分署の署員を招きAEDとエピペンの研修会を実施しております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 詳しいご説明ありがとうございます。 こちらにつきまして、除去食、代替食対応ということでお伺いしていまして、現状ですと、給食センター内では除去食、代替食とも対応はしていないということで間違いないかと思うんですけれども、この中で、もし複数名、アレルギーを持った子供たちを預かるということになった場合に、場合によっては、除去食を作れるけれども、その除去食を触った者がほかの食事のほうの準備をしてしまうとやはりアレルギー反応を起こしてしまうといったような、アレルギー反応が重複するケースといいますか、違うアレルギー反応を持った子供たちというものが多くなってきた場合に、当然、1か所では対応し切れないということになってくるかと思います。 そういった場合の対応方法については、この先、そういうことが発生した場合にどう対応していく予定なのかお伺いします。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) それではお答えをいたします。 今、こども園の園児あるいは幼稚園の子供たち、それから小学生等もアレルギーを持っている子供たちがおりますので、今後、アレルギーの代替食や除去食を作って提供しなければならない状況になった場合は、当然、現在の調理室等の分離というような形で食事の提供ができるような体制を取っていかなければいけませんので、十分にその点につきましては学校給食センターの栄養士、そして調理師全体で対策を取りながら、安心・安全な給食の提供をできるような体制を取ってまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 同じような質問になってしまうかと思うんですが、今の対応の中で給食センターで1ブース設けるということではありますけれども、1ブースで足りないような場合には、当然、除去食も代替食も対応できなくなってくると。である中で、例えば2ブース造れるような余力が給食センター自体にあるのかないのか。もしないようであれば、財政措置的には、そのお子さんが卒業してしまうことによってブース自体が無駄になってくるということも考えられますので、箱物にお金をかけていくのか、何かしらの対応を取っていくのか、お考えがあるかお伺いしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) それではお答えをいたします。 今後の対応としましては、やはり子供たちに安心・安全な食事、アレルゲンを誤って食べた場合はそれこそ命に関わることでございますので、現在のブースについては今後も検討していかなければいけませんので、現状をきちんと把握しながら対応していけるように最善の努力をしていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 可能な限り対応していただいて、給食という形でやはりみんなと同じものを提供するというスタンスを引き続き継続していただきたいというふうには私も考えておりますので、ぜひお願いしたいと思います。 ただ、先ほどお伺いした中で、笹原小学校で豆乳を持参されているというふうにお伺いしました。こちらの豆乳の準備費用についてはどのように町のほうで取扱いしているのかお伺いします。
○議長(割貝寿一君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐藤光一君) 給食費用を集めていた段階のお話ですが、牛乳なしの金額を請求していたということになっております。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 今年度より、塙町では学校給食無償化ということでされています。給食費の時代であれば、確かに牛乳を除いた金額ということになりますけれども、全てを平等にしろというのはなかなか厳しい話かとは思うんですけれども、例えば豆乳代を補助する等々の手だては必要ではないのかなというふうには考えております。この先、例えばその除去食、代替食等を含めて対応できない場合に、どうしてもお弁当をお願いしないといけないといったようなケースも出てこないとも限りませんので、そういったときのことも含めて、町ではどのような対策を考えていくのかお伺いします。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) お答えいたします。 これから様々なケースが考えられますし、それに対する対応も町としてもしっかりしていかなければいけないと思いますので、今後、そういったことを想定しながら、どのようなことができるかということを検討してまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
◆1番(金澤太郎君) 給食の件なんですけれども、先月2月に地震がありまして、県内でもやはり給食センター使用不能になった地区がありまして、これは、給食費を集めていたので給食費は実費分返すということなんですけれども、加えて、給食提供できないということに対して親御さんに負荷がかかるということで、製作費の助成含めて検討していますというようなニュースを一度拝見しました。 ほかの方は無償で全ての給食を提供される中で、豆乳だけご持参される子供がいるということですので、その辺、実費分負担等々で何かしらの助成メニュー等々を考えてもよろしいのではないかというふうに思いますので、今後検討していただきたいということをお願いしまして、全ての質問終了となりますので、こちらで質問を終わらせていただきます。
○議長(割貝寿一君) これで、1番、金澤太郎君の一般質問を終わります。 休憩します。 休憩 午前9時58分 再開 午前10時10分
○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△青砥與藏君
○議長(割貝寿一君) 次に、8番、青砥與藏君、登壇願います。 持ち時間は10時50分までです。 青砥與藏君。 〔8番 青砥與藏君登壇〕
◆8番(青砥與藏君) 8番議員、青砥與藏です。 4項目、そして40分の短い質問をいたします。 まず最初に、私、この一般質問で細かいデータとか細かい説明をしたいということではなくて、大枠での町の体制、考え方、そんなものを質問していきたいと思っていたものですから、通告は、ちょっと雑な形での通告で大変失礼いたしました。 まず、端的で分かりやすい答弁をお願いしまして、スタートしたいと思います。 一昨年度の台風19号の被害は、かつて経験したことのない大きな被害をもたらしました。近年では、インド、中国、ベトナムの大きな洪水、そしてインドネシア、フィリピンの地滑り、アメリカのハリケーン、不思議に思ったことは、実はロシアで、あり得ない、1か月ほどの長雨というのがありまして、近年、そういうデータというのはなかったというような特殊な自然災害が、今、世界各地で起こっております。 当塙町でも、このような今までに経験したことのない大規模な災害が起こると予想されます。災害に対応できる対策、企画が必要だと思います。予算、そして事業を行う建設会社のキャパシティーというのを考えれば、長期的なものの見方で企画していかないと、できることもできないんではないか、やり切れないんじゃないか、そんな思いがあります。 これから塙町がどのような事業、そしてどれを優先していくのか、大枠の話なんですが、町長の意見をお聞きしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 かなり広範なご意見と申しますか、広範な思いを語ってほしいということであろうと思います。 今ご指摘のように、想定外という言葉がいいかどうかは別なんですけれども、大変対応の難しい災害が増えておるという状況下にあることは大いに認識をしておるところであります。特に台風19号、これは今まで考えたこともないような大変厳しい状況下にあったということで心を痛めておりますし、この対応に本当に苦慮しておるというのが現況でもあります。その中にあっても、ぶち投げておくわけにはまいりませんので、対応は進めていく。これからのご質問の中でも説明はさせていただきます。 まず修復ですね、これは議員、渋井堰と書いてございますけれども、守崎堰のことだろうと思います。守崎堰は修復を終了しております。そして、釜渕堰にあっても、損壊箇所は修復が完了したようであります。まだ工事が残っておるとも話は聞いております。それから、伊香堰については、県のほうのしっかりとした対応でこれから進めていただけるということであります。特に伊香堰の場合は、転倒式というんですか、ゴム堰とは違った転倒式ということで、ある程度土砂がさばけるというか、はけるということで、その上流部の状況が多少でもよくなればというふうな考えでおります。 これからも、当然、町だけでは対応は難しいので、国・県にしっかりと働きかけをしながらその対応は進めていきたいと。しっかりとしたチームを、まち整備課を含めて町のチームを組んでおりますので、十分に対応ができる対応下でもありますので、しっかりとした対応は進めていきたいと、このように思っておるところであります。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 町長には大変失礼いたしました。通告していない項目の話であったので申し訳ありませんでした。 現実はなかなか難しい話になるんだろうと思うんです。想定外というのは、想定できないから想定外であって。ただ、この前、まち整備課の課長から説明あった、これから3日間で600ミリを超える、こういう雨量が考えられますというような話があったので、そういう基準を、どこまで対応できるインフラ整備というのをやるか、これがこれからの課題なんだろうと、そう思います。 ぜひ、今年1年でできることとできないこと、来年につながること、こんなものを一つずつ整理していっていただければ、間違いなく整理がつけられるものがあるんだろうというふうに思います。作業をする建設会社というものもあるので、そういうバランスの中で長期の検討をしていただければと思います。 私、渋井堰という言い方して大変失礼しました。守崎堰ですね。それから釜渕堰、伊香堰、大きな堰が3つありますが、この堰の修理状況、私も現実は見ているんですが、行政のほうの執行状況というのは正確に分かるものではないので、それを確認したいと思います。 あわせて、今年度の作付ができるかどうかの問題についてもお聞きしたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
農林推進課長。
◎
農林推進課長(江田一寛君) 青砥議員さんのご質問にお答えいたします。 初めに、伊香堰についてでございますが、福島県の農業用河川工作物応急対策事業に令和元年度に採択されまして、県営事業として、本年度、令和2年度は工事に係る実施設計、地質調査等が行われまして、令和3年度より工事に着手する予定です。計画では、令和3年度から令和6年度の4年間での工事完了を予定しております。県営事業でございますので、町と受益者の皆様が負担金を納めるような事業で実施していくことになります。 次に釜渕堰についてですが、令和元年度の台風19号の災害で堤体等が被災し、堰本体については現在も災害復旧工事中でございます。年度内完了を見込んでおりますが、残すところは仮設物の撤去と、あと工事資料の整理ですか、それが終わって、町の検査と県の検査が終れば完了というようなことになります。 堰の取水口と上石井地区への用水路については、今年度、県において機能保全計画というものに基づく実施設計を行いましたので、こちらも県営事業で令和3年度から令和5年まで順次、補修工事がされていきます。そういうことで水路も改修がされていくということです。 次に、守崎堰でございますが、先ほど町長申し上げましたように、こちらは令和2年8月3日に堤体部は完了しております。 その下の伊香の用水路については、令和3年度、来年度ですね、機能保全計画策定を実施し、今後、どのように補修して長寿命化を図っていくかの計画を策定する予定でございます。 なお、これらの堰、用水路を使って作付をしている田んぼ等については、今年度は作付可能でございます。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 昨年の稲作の生産というのは、一部の地域はできなかったというところを聞いております。そして、おおむね問題なく作付、そして収穫が行われたというふうにも聞いております。町のスムーズな対応というのがうまく機能したんだなというふうに思います。敬意を表したいと思います。 それで、その一部、きっとできないというのは那倉、それから川上地区だったんだろうというふうに思うんですが、ここの被害状況が、今年度は何とか作付できるのかなというその心配があるんですが、ここはどういう形になるかお聞きします。
○議長(割貝寿一君)
農林推進課長。
◎
農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 山間部と、あと一番大きかったのは川上の堀ノ内、粕河内地内辺りだったんでございますが、そちらも工事等進みまして、何とか年度内完了ということで進んでおります。川上の粕河内地内の県河川工事との絡みがあるんでございますが、何とかそちらのほうも見通しが立ちまして、来年度は作付可能と、全て作付可能という形になるかというふうに解しております。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 次に、堆積物の話をちょっとお聞きします。 道の駅はなわの目の前に砂がかなりたまっていました。これは、令和2年度の事業の中でおおむね取り除かれたなというふうには思っています。この事業の南側、今、上石井川で土手の修繕やっていますが、その近くに山積みになっている土砂があるんですね。これもぜひ処理、処分してほしいなと、あれを撤去してほしいなという話があるんですが、この撤去の話というのはどこまで進んでいるのかお聞きします。
○議長(割貝寿一君)
まち整備課長。
◎
まち整備課長(藤田衛昌君) 議員おただしの河川土砂につきましては、今、上石井の松田といいますか、下流の護岸工事をやっている掘削土砂かと思いますが、あれについては、堆積物の除去工事の対象とは聞いておりませんので、河川外に搬出するという話は聞いておりません。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) あれはやっぱり堆積なんですね。昔はあんなに量がなかったんです。私は専門ではないので、あれをトラック何台分という話もないんでしょうけれども、きっと500とか1,000とか2,000台とかという話になるのかもしれませんけれども、ぜひともあれはあの場所から撤去する、そんな事業に切り替えてもらいたい旨をぜひ県にお願いしてもらえればと思います。 次にいきます。 先週、町長から塙小学校の上流のほうの立ち木がきれいになっているよというふうに言われて、私も行って見てきました。とてもきれいになっています。稲沢川からちょっと見ましたけれども、やっぱりきれいなんですね。これだったらばスムーズに川は流れるだろう、そして景観もやっぱりきれいだというふうに思います。あの事業がどういう事業だったのか分からないんですが、伊香堰の上にも何本かあります。それから、植田の御殿河原辺りにもあります。あの辺も併せてやっていただきたいということで、答弁は結構です、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。 それでは、2番目の質問に移りたいと思います。 東日本大震災から10年が過ぎ、今なお風評被害がある状況の中で、米、農産物の価格は風評被害の影響を受けて低価格で維持しております。 今日はイノシシについて質問したいと思います。イノシシ肉の販売についてであります。イノシシ肉の販売が禁止されております。いずれは解除されるんだろうというふうに思いますが、これは、県の解除がいつ頃になるか、何か聞いておれば聞きたいんですが。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 このイノシシ肉の扱いですね、これは町村会なんかでも大変話題になっております。その中で一部かいま聞いた話によりますと、随分、汚染と申しますか、ベクレルが下がっておって、十分に食べられるような状況下にある個体数も増えておる。ただ、一部にちょっとオーバーするものがあるためにそれ全体が抑えられているというんですか、解禁というんですかね、この解除が難しくなっているというような話も聞いております。 詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
農林推進課長。
◎
農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 イノシシは、原子力災害対策特別措置法に基づき、福島県のみならず、宮城、栃木、茨城、群馬、千葉県の全域で出荷制限の指示がなされています。ただし、処理加工施設が受け入れるイノシシ肉について、全頭検査等を条件に、県の出荷検査方針に基づき管理されるものに関して、一部、解除されている状況はあります。 国が行う出荷制限、摂取制限の解除ですが、申請は県が申請することになりますが、条件として、原則、1市町村3か所以上、直近1か月以内の検査結果が基準値100ベクレル・パー・キログラム以下となります。また、解除後も同様の検査を行い、基準値を超えた場合には必要な措置を取るとされております。 福島県が実施しているモニタリング検査結果では、東白川郡内で捕獲したイノシシから放射性物質が検出されない個体が多くなってまいりましたが、令和2年に検査した個体から基準値を超えるものが出たケースもまだございます。 塙町に関しましては、放射性物質検査場において自主検査で持ち込まれた個体については、そのほとんどが現在は基準値以下となっております。しかしながら、イノシシを含む野生動物は、農作物や山菜と違い移動いたします。他地域から移動してきた基準値を超えた個体が捕獲検査されれば、その地域での実績数値となりますので、本当にその地域で生まれ育ったイノシシの状態はどうかという正確な数値を把握することは非常に難しいと言えます。 このようなことから、国が行う出荷制限の解除には、かなり広域的に基準値以下にならなければ厳しいのではないかと思いますので、かなりの時間を要するのではないかというふうに考えております。県からそういった出荷制限解除の情報等はございません。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 条件つきで販売ができるという話は私も知らなかった話だったので、少しは基準が甘くなってきたかというか、優しくなってきたんだなというふうには思うんですが、イノシシ肉を販売できる、ジビエという言い方なんですが、ジビエの販売ができるというのは実は必要なんだろうというふうに私は思っております。 それは、仮に50キロのイノシシが幾らで売れるかというと、捕った人が売るのはキロ大体400円ということです。だから、50キロだと2万円で、1体、そのまま2万円で買うという話になるんですね。買った加工場はそれを整理するわけですね。そうすると、40%と言えばいいのかなと思うんですが、50キロだと20キロがジビエとして使える、30キロは処分するという話になるんですね。それを計算していくと、100グラム700円というのが大体のところみたいです。700円から800円。そうすると、ざっくりの話でいうと14万円ぐらいになるんですね、1頭50万円分を処分して販売すると。販売価格の話ですけれども、うまくやれば14万円、2万円が14万円になるという話になる。 だから、これも併せて地域の地場産業にできるんだったらば、これはやりたいなと。特に塙町は400頭近くの頭数を捕獲しています。隣の棚倉、矢祭、鮫川も含めればきっと600頭を超えるんだろうと思う。この財産というか、資源はうまく利用する必要があるんだろうというふうに思いますし、そうでないと、今、狩猟している方は全部、土に埋めていくんですね。そうすると、もう埋めるところないよというぐらいの話が実は出ているんです。このことも含めれば、できるだけ早いうちに、検査してでもジビエ加工場というのをスタートさせていきたいな、できればいいなと、そんな期待感があるんです。 これは前回も質問していまして、ジビエ加工場、そんなには難しくはないんだろうというふうに私は思っているんです。問題は県の許可、そして地元の人だけでできるかというと、多くの人の組合せで可能性は出てくるのかなと思うんですが、町長の意気込みというか、私の思いを分かってもらえているかなと思うので、気持ちだけ教えていただければと。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今ほど、イノシシに対しての検査場での検査結果が、そのほとんどが基準値以下になっておると、こういうこともございます。そして、過日、栃木県の那珂川町と記憶しているんですが、に出向く機会がございました。そこではイノシシの肉を加工して販売しておる、そのように、記憶に間違いなければなんですけれども、場所が違ったら失礼なんですけれども、そういう実際に販売しておるところもあるというわけでありますから、そういうところの実情をよく研究した上、そしてその計画をしっかりつくった上、県に申請し、そして一部、その検査を通過したものに関してはジビエとして販売できる。これなんかは、ぜひこれからの課題として担当課でしっかり取り組んでもらえればと、このようにも思っておりますので、ぜひそういう方向性は考えてみたいと思っております。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 今、町長から那珂川町の話がありました。実はこの辺で捕れたもの、那珂川の人が買い付けしていました、10年前。その価格がキロ400円です。今どうなんだというと、買い付けは分からないけれども、販売価格は大体700円から800円、そんな現実があります。 福島県内で加工場はありません。そして、隣県でというと、あとは仙台、釜石でしたか、にあります。そっちはイノシシも鹿もやっているという話です。意外とないんです。だから、ここは競争相手というのは意外とないのかなというふうな思いがあるんです。ジビエ販売というんであれば、早く手を挙げて始めるというのも一つ手なのかなと。 そして、うちの町だけでできるかというと、これ、実は400頭では年間維持ができないという話も聞いております。4町村で600頭とか700頭とかという話になれば十分できるという話になりますので、ぜひとも町長には、4町村の首長の集まりがあったときに、こういうのも少し検討したほうがいいよという話を進めてきてもらいたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど本当にさわり的な話をさせていただきました。もうちょっとそのジビエの対応等について担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
農林推進課長。
◎
農林推進課長(江田一寛君) 青砥議員のご質問にお答えいたします。少々長くなって恐縮ですが、答弁させていただきます。 塙町のみならず近隣の町村でも、毎年、多くのイノシシが捕獲されております。町内でもイノシシの農作物の被害も多くて、令和元年度の決算額では、被害防止のための牧柵設置で375万円、駆除捕獲に対して988万円支出しています。そして、捕獲されたイノシシは出荷制限もございまして、活用されなく処理されているのが現状です。 多くの住民にとって現在は厄介者のイノシシでありますが、古くからは森の恵みであり、食されてきた経過もございます。ここまで生息数が増加しなければ、人間社会とうまく共存できたのかもしれません。広義的に解釈すれば地域資源でもありますので、利活用を考えることも必要になるかと思います。 しかしながら、繰り返しになってきますが、原子力災害対策特別措置法に基づき、福島県内全域でのイノシシ肉の出荷制限の指示が出ています。さらには、一部地域で摂取制限の指示も出ています。このような中で、イノシシ肉の加工・販売を行うには厳しい条件をクリアしなければなりません。イノシシ肉を処理するには、食品衛生法に基づく野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針、ガイドラインに沿って、適正な安全管理と食肉処理加工が必要となります。 このガイドラインの中には狩猟時の取扱い等も明記されており、銃においては、腹部に着弾した個体はもう食用にできない。わなによる捕獲においても、望ましいということは言っているんですが、生体で、生きたままですね、加工施設まで運搬して、その施設で衛生的に処理することが望ましいと、本当に厳しく書いてあります。ガイドラインにはその他、運搬や施設設備、加工工程ごとの衛生管理が厳しく示されております。 議員のお話のとおり、福島県内には野生鳥獣肉の食肉加工施設がございません。それで、一番近くでは栃木県の那珂川町ですね、こちらのほうに設置されておりまして、令和元年度では442頭、令和2年度、2月10日までございますが307頭が処理されています。このうち、令和元年度では19頭、令和2年度では2頭が基準値の100ベクレル・パー・キログラムを超えており、不適合となった状態もございます。 那珂川町の施設は、イノシシの受入れを、町内だけでなく周辺5市町村からも受け入れております。平成29年度、捕獲頭数1,635頭のうち利用されたのは287頭で、利用率は18%です。販売実績は、町内37店舗と町外53業者が取引きし1,000万円を超えておりますが、施設の、今、維持管理事業として約2,200万円を支出しています。また、施設の建設自体には3,800万円かかっておるそうです。さらに、国内的にジビエ肉加工品の需要が高まっているかと申しますと、そうとも言えない状況もございます。 このようなことから、町単独でジビエ事業に取り組むことは、費用対効果の面などから考慮して非常に厳しいと考えられます。過去に東白川地域鳥獣被害防止広域対策協議会の中で、肉処理加工施設建設の意見も出ましたが、山間部のため、止め刺し、いわゆるとどめ刺しという、最後のとどめを刺すということですね、から施設への運搬に時間がかかったり、衛生管理にも問題があり、現状では設置が厳しいという結論に至った経過もございます。出荷制限が解除された後には、東白川地域鳥獣被害防止広域対策協議会の中での議論を中心として検討していく必要があるものと、現在は認識している状態でございます。 すみません、長くなりました。以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 今、課長から言われたとおり、なかなかジビエ販売というのは難しいところはあるんです。採算合わせるための事業としては結構難しいというのも現実です。それも承知しています。 ただ、処分するという単位が、実はリスクとしては大変なリスクがあります。そこを軽減するというやり方をしないと、いずれはイノシシ加工する人いなくなってしまう。これもまた大きな問題になる。だから、一部はやっぱり行政が、施設の建物については造ってあげますよとかというやり方をしないと。そして、塙だけでやる単位ではない。やっぱり4町村でやるという単位、その辺の大きさ、目線で物を見ないとならないのかなというふうに思います。まだまだ詰めなきゃならないことがいっぱいありますが、ぜひ検討していただきたいと思います。 それでは、3番目のテレワーク・リモート会議について質問いたします。 先日、
学校教育課長とお話ししましたら、4月あたりからスタートしますよ、教育課程を順次やっていきますよというような話だったので、そのスケジュールについてお伺いします。タブレットの利用をどのような形で進めていくか、そういう質問です。
○議長(割貝寿一君) 教育長。
◎教育長(秦公男君) 青砥議員のご質問にお答えをいたします。 国のGIGAスクール構想実現のために、町では、今年度において児童生徒に学習用のタブレット端末を1人1台整備して、来年度から運用を開始することで、ICTを活用した教育の推進を図っていきたいと考えております。詳細につきましては担当課長から説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
学校教育課長。
◎
学校教育課長(佐藤光一君) それでは、青砥議員のご質問にお答えします。 スケジュールというお話でございますが、現在、小中学校の校内のネットワーク整備を行っている状況でございます。これについては今年度で完了するということになっております。その後、タブレットのほうの設定も順次行っているわけなんですが、これらを大体今月末あたりまでには設定して各学校に搬入をすると。その後、4月、新学期当初になるわけなんですけれども、学校の教職員に対する研修会を実施します。今回導入いたしましたタブレット端末にはいろんなソフトがございまして、それらの操作の研修会を実施いたしまして、その後、先生たちに行き渡った段階で、子供たちのほうにタブレットを配付して使っていただくような形になってくるだろうというふうに考えております。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 私、分かるふりして言ったぐらいの話で、テレワーク・リモート会議、Zoom会議なんていう時代になっています。使ってみないと分からないという話、そして、私が使っていないという現実、この問題の中でこれ以上の議論が必要かという話になるんですが、時代はもう既にそっちに流れていることだけは間違いないので、ぜひとも効率よく使っていただければというだけの話になっちゃうんですが、ぜひお願いします。 それでは、最後の質問になります。4番の質問です。 公共交通機関の移動手段確保について質問いたします。 現在、福島交通のバスが運行されていますが、実は運行されていないところというのがあるはずなんですね。これを公共交通空白地域と一般的には言うんですが、塙町でこの空白地域どのぐらいあるのか、どの地域が空白地域だというふうに言われるのかお聞きします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご指摘の公共交通空白地区、これは台宿地区稲沢方面、それと笹原地区の山間部、田代地区では路線バスが走っていないと、カバーできていない交通不便地区となっております。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) 意外と分かっていないというのがあるんです。というのは、地域でいえば片貝地区というのはバス入っていますよと言っているけれども、それは面から見たら路線の一部なんですね。途中が全く抜けているんです。だから、こういうところを考えると、老人が500メートル歩くのは普通だよねというふうに見るのかどうかの話になるかと思うんです。 地域でいえば片貝地区には通っていますと言うけれども、それは500メートル離れていますかという話になると、離れている。そんな単位なんです。今言った稲沢地区、台宿地区、それから田代地区は全く走っていないという話になる。じゃ、西河内で全部走っているかというと、道が走っているところは下だから、集落のほうは走っていないということになる。あそこ歩いていったらどのぐらいあるんですかというと、まあ500メートルぐらいある。 そんな話でいうと、地域だと言いながら、実は使い切れない交通機関だということも併せてちょっと意識しながら見てやらないとならないのかな、そんな思いがあるんです。ありながら、通っていながら実は使い切れていない、そして、全くバスが通っていないところが結構あるんだということはきっと町長も重々承知しているんだと思うんですが、そこをどうやってやらないとならないか、私はそれは前々から言っている話なんです。 今期、タクシー利用券があって、これは大変重宝されたという話は聞いております。よかったという話です。しかし、片貝地区から上の山間部の方は、3回しか使えないんだよねという寂しい話があるんです。息子に使ってもらう、隣のお兄ちゃんにお願いする、そんなやり方でうまく使っているんだろうというふうには思うんですが、でも、往復で行ったら3回分しかないよと、現実なんですね。 これを改善するためには、自家用有償旅客運送という特殊な、過疎地域に許可された特別なものがあるんだから、これをやってください。これは、国の補填がちょっと少ないのかもしれないんですが、何とかしてほしいと思って課長にはお願いしているんですが、これ、補填というんですか、国の、どのぐらいになっていますか。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私の聞いたところによりますと、車に対しての補助はあるというような話も聞いておりますけれども、詳細については担当課長より説明をいたさせます。 〔「議長、5分いいですか」と言う人あり〕
○議長(割貝寿一君) 許可します。
まち振興課長。
◎
まち振興課長(吉成知温君) ただいまの自家用有償旅客運送、いわゆる過疎地域で自家用車を使ったりとか、特別に許可を陸運局から得るものですが、補助につきましては、今、町長答弁されたように車への助成はあるんですが、それ以外の運行の部分については現在のところはないという状況でございます。 以上でございます。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) すみませんでした。延長いただきましてありがとうございます。 1点だけ。 きっと車両の補助はあるんだろうと思います。年間の継続していくときの経費の補助がないという話になるかと思うんです。昔、横手市に行って聞いてきたときに、1台当たり400万円ぐらいで維持管理できるよという話がありました。600万円の予算をつけたんだけれども、四百何十万円かぐらいでやり切れた、そんな話をお聞きしました。ああ、可能なんだなと。私は、この1台で一度、この空白地区だけでも回っていくとかという実証実験というのが一番理想形なのかなというふうに思っているんです。600万円と言わずに500万円ぐらいの予算でスタートすれば、結果的に420万円ぐらいで上がったよという話もあるかと思うんです。そんなに高いレベルの話ではないので、ぜひ検討してください。きっと国からの補助というのは最初の車両の何ぼかの話だと思うんですが、町長から一言伺いたいんです。やる気があるかというところなんですが。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この自家用有償旅客運送ですか、これは、最後の手段ということはないんですけれども、やっぱりバス等が走っていないというんですか、公共的な交通がないというところは利用すべきだろうと私は思っています。何かいい方法がないかなということで模索している状況でもあります。ちょっと、詳しいことについては担当課長より説明をいたさせます。
○議長(割貝寿一君)
まち振興課長。
◎
まち振興課長(吉成知温君) いわゆる空白地域の状況の今後なんですが、ご存じのように、平成30年3月に塙町地域公共交通網形成計画というものを策定しております。その中で、ちょうど令和3年度から取り組むということで、今回、当初予算でも計上させていただいておりますが、700万円ほど、計画費を委託料という形で計上させていただいております。 恐らく令和3年度から本格的に、ここのいわゆる空白地域含めて、公共交通機関の福島交通とかタクシー業者との打合せも必要になってきますが、ここを含めて3年度から本格的にそこの部分には着手をしていくと。早ければ、うまくいけば3年度に実証もしたいなというふうには考えておりますし、遅くとも令和4年度ぐらいから、そこの部分についてはある程度、空白地域が優先的になるかもしれませんが、そこら辺につきましては、自家用有償運送旅客の方法を取り入れていくということで今進めていきたいというふうに考えております。
○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
◆8番(青砥與藏君) ぜひとも実証実験を行って、できるだけ早めにその事業がスタートできるようにお願いしたいと思います。 それで、一言だけ。どの地域の人も、毎日来なくていいと言っているんですよね。1週間に1回でも2回でも来てくれれば対応できる。厚生病院のほうも予約制なんで、うまく、やる気だったらできるんですね。だから、その辺も考えて段取りすればうまく利用できるのかと。1台で、月曜日はどこ、火曜日はどこ、そんなやり方すればもっと1台でうまく利用できるのかな、そんな思いがありますので、ぜひとも検討してください。 長い時間いただきましてありがとうございました。以上をもちまして一般質問を終わります。
○議長(割貝寿一君) これで、8番、青砥與藏君の一般質問を終わります。 休憩します。 休憩 午前10時55分 再開 午前11時05分
○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△吉田克則君
○議長(割貝寿一君) 次に、9番、吉田克則君、登壇願います。 持ち時間は12時5分です。 吉田克則君。 〔9番 吉田克則君登壇〕
◆9番(吉田克則君) 9番議員、吉田克則です。 ただいまから一般質問をさせていただきます。 塙町の役場庁舎建設基本計画について、ただいまから町長に質問をしていきたいというふうに考えてございます。 町が行う仕事と申しますか、町民あるいは町全体を考えた場合には、町の長期総合計画に基づいて着々と事業やあるいは施策をしていくのが基本であると私は考えております。思いつきの施策やそういうことでは、今後の塙町の行く末に問題が関わってくるようなそういう感じをしております。 そんな中で、なぜ急遽この庁舎建築が必要になったのか町長にお伺いいたします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 急遽新築が必要になったのか改築が必要になったのかとの問いであります。 庁舎については、平成20年、耐震診断を行っております。耐震診断の結果、下重議員への答弁の中でもお話はさせていただきましたが、問題があると、基準以下であるということがまず第1点。そして、築50年を超えておるということで、当時の建物としては最大を考えた建物だったんでしょうが、現況の中では大変使い勝手が悪いということで、当初より改善、改築と申しますか、中を改善しなくちゃならないということは考えておりました。 振興計画では29年度から改修の計画を掲上しておりましたが、具体的な検討の段階で、耐震補強、そして一番心配されますところのRC構造物の耐用年数、これは、国交省でうたっております耐用年数というのは47年、そして、一般の建築会社等の見解でお話をさせていただくと、マンション棟の壁体の構造物にあっては60年程度ということになっておるようであります。 まず、50年以上経過しておるということで、この10年以内には建て替えをしなければならない、これは全く無視することのできない現実であります。そういうことも含めて、計算と申しますか検討の段階でしっかりと積算、仮の積算でありますけれどもやってみました。その結果、建物、耐震及び改修では7億円以上のお金、あまりにも多額なので私は正直びっくりしたんです、こんなにかかるのかと。これでは建て替えということも検討しなきゃならないだろうということで、先ほど申し上げた耐用年数、それから使い勝手、耐震補強等々並べた結果として改築という方向性に向かったということであります。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 広報はなわの中に、最終的には町長が判断しましたということで、整備検討会とか庁舎の整備準備会議などで意見を聞いて、最終的には町長が判断したということでありますが、この判断した経緯というんですか、俗に言うプロセスというんですか、それと、いつ判断したのか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 改築という方向性、この一番の要因はやはり経済的な問題であります。町の財政、これを考えたときに、やはり最少の費用で最大限の事業実施を行うということで、先日の下重議員への答弁の中でもお話はさせていただきました市町村役場機能緊急保全事業、この事業を利用することで約3割、町では十数億円のお金の中の3割、約3億数千万円という数字を出しておるんですが、これが国の助成としていただける、それと分割払いができる、これが大変後押しになりました。そうでなければ、お話ししましたように、改築のために15億円というお金、その回収のための基金を利用したにしても10億円近いお金が必要になります。この10年以内に10億円のお金を基金として積み立てなければ、次の段階に進むことができない。 まずは、この建物自体が、安全、これが担保されておる状態でないということが一番問題であります。ご承知のように大きな地震2回経験しております。外部的には決して大きなものはないにしても、内部的な… 〔「私が言ったのは、改築の中でみんなと相談しないで決定したのかその経過、会議で決定したのか町長がどこかで決定したのかそこを聞きたい」と言う人あり〕
○議長(割貝寿一君) はい、分かりました。その点まとめて、町長、急がなくてもいいです。
◎町長(宮田秀利君) 私は、基本的には今お話ししたようなことをベースにして、そして基本計画決定委員会、この助言をいただいた上で決定した、こういうふうな経緯であります。 〔発言する人あり〕
◎町長(宮田秀利君) 日程的には1月下旬であります。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 町長の答弁の中に、建物は確かに古いですよ。その中に耐用年数50年とか47年とか、47年とは言いませんでしたが、耐用年数の捉え方、これはご承知だと思うんですが、税務上の耐用年数なんです。ですから、危険性とかそういう意味での耐用年数ではないものですから、町民の方に、改築しても50年が過ぎて耐用年数がないんだから、また10年以内には建て替えなきゃならない。これではやはり町民に対して誤解を招く説明で私はあると思うんですが、今定例会でも、改修しても5年あるいは10年以内に、耐用年数が経過しているからまた新しく役場庁舎を建てなきゃならない。普通聞いた場合には、みんな町民の方は思いますよ、そういうふうに。だから、耐用年数の捉え方が全然違うんじゃないですか、そこをお伺いいたします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 47年というのは国交省でうたっておる数字でありますので、それ以外のものを私は有してはおりません。それから、60年というのも、一般的な見解としてこうも言われておるという文献の中での文言であります。 担当課長、これに関して資料があったら、考え方があったらご説明いただきたいと思います。
○議長(割貝寿一君) 総務課長。
◎総務課長(白石憲男君) 耐用年数の考え方ということですが、一般的に、議員さんがおっしゃるようにRC構造物、おおむね50年というのは、確かに税務上の耐用年数という部分だとは解されると思います。そういう意味では、建物自体の耐用年数なのかどうなのかということと違うのではないかというおただしだとは思いますが、耐用年数が過ぎて建物が駄目云々という議論よりは、基本的に耐震の部分での改修という部分での必要性、それにかかる費用、あとは改築にかかる費用との比較での総合的な判断という部分なものですから、耐用年数が過ぎていなくても、もう倒壊寸前とか被害がひどいような建物は当然建て替えとか補修とかいうことになるでしょうから、そこについてはケース・バイ・ケースということで、耐用年数にあまりこだわる必要性もそんなにはない部分もあろうかとは思います。 ただ、町長が申し上げますように、国交省の場合ですと47年、あとは一般的な壁量の多いRCだと60年というふうに、建築のほうの方々の意見とすればその旨で考えなくてはいけないというのも一般的には言われている部分ですので、そういう広範な部分で判断すれば、耐用年数を過ぎればやはり何らかの対応は考えなくてはいけない時期であるということについては間違いないのかなというふうには考えます。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) ですから、耐用年数というのは、広報はなわにも「耐用年数が過ぎ、老朽化が著しく、改修しても10年以内」、これでは惑わされますよ。私が言っているのは、町民の方に対して耐用年数という捉え方もちゃんと説明しないで、何が庁舎建築で町民の方に有利、有利というか、町としての考えが不十分ではないかというふうに思ったものですから、そんなことで質問をさせていただきました。 次に、この緊急保全事業が29年に創設されて、町長が庁舎新築を決定したのは1月下旬ということでありますが、これも広報はなわに書いてあるんですが、以前からいろいろ庁舎については考えていたということでね。去年の6月に町長選あったわけなんですが、その時点で公約に掲げて、この庁舎あるいは町の考え、これからやるべき姿をなぜ公約の中に入れなかったのか、それについて質問します。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 何度もお話ししてますとおり、当時は改修という方向で考えておったので、改築ということは当時は考えておりませんでした。あくまでも改修でいこうということでありました。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 広報はなわをちょっと読ませていただいたらば、庁舎は、就任当時から使い勝手がよくない、そして町民の方に不便をかけている、そんなことで載っていたものですから、町長ははや2期目ですね。そういう観点から今お話ししたんですが、これに対して何か考えが。もしなければいいですよ。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) 自分も、こうしてこの席に座る前は一般の町民でありましたから、役場に来て、受付等々しっかり担当すると申しますか、その部署の人間はやってくれてはおったんですが、直接その課の人間と話ができない等々、大変使い勝手が悪いということで、できれば、町民課、それから健康福祉課等は直接カウンターで対応ができるような状況ならいいなということで、改修したいということは何度も当時の担当課長を含めてお話はさせていただいた記憶がございます。 ただ、難しい。なぜ難しいと。床の中にいっぱい配線が入っている、それを全部動かさなきゃならない、中を一回、全部開けなきゃならない、そういうことでずっと年次、送られてきたわけであります。そういうのが現況だったです。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 今の答弁のほうで、町民の意見を反映して、庁舎基本計画は策定したという理解をしてもよろしいような気したので、ここに書いてある町民の意見等については先送りをいたします。 町人口の見通しと規模決定根拠でありますが、これも基本計画にのっているみたいでありますが、この基本計画を見てみますと、補助事業というか、起債をするための庁舎建設基本計画になっているように見えるんですが、そういうことを理由に塙町役場庁舎基本計画を策定したのかについてお伺いいたします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) 何か細かくお話を聞きたいようでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 〔「町長に」と言う人あり〕
◎町長(宮田秀利君) じゃ、もうちょっと分かりやすく説明してください。何を答えていいかよく分からないです。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 私の質問の仕方がちょっと分からないということでありますので、要するに、人口が減少している中で見通しとか立てているとは思うんですが、その計画の規模は、根拠はどうなんですかということなんです。それを端的に町長にお伺いしたいだけです。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙町の人口、社人研の推計によりますと、2040年、約6,300人程度になるだろうと予測をされております。町では、人口ビジョン及び地方版総合戦略により減少幅を抑え、2040年に7,300人を目標としております。その目標の中で、こども園をつくったり、給食費を出したり、そして、子供たちをここに引き止めることで人口の減少を減らそうと、こういうことで努力をしております。 そんな中にあって、この人口が減少する中での新庁舎の規模、これは、その資料等にもございますように2,300平方メートル程度を予定しております。これは、本庁舎のほかに南分庁舎、そして教育委員会の学校教育課を含めた面積であります。これを統括することで、その事務的な絡みというんですか、これをしっかりスムーズに進めていきたいということもございます。 それで、一番私がお話ししておきたいのは、職員数も減少してまいります。ですから、執務室を広く取ることではなく、町民のためのスペース、これを十分に配慮した建物にしたいと、このように考えておるところであります。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 今、コロナ禍で、通告にも書いたんですが、町内では営業売上げの減少とか様々な、そういうコロナ禍であって大勢の方が困っているような状況で、町は、町民の安全と生活を守る必要があると思っております。町民の暮らしを守る施策を最優先すべきと考えておりますが、町長にその考えを伺いたいというふうに思います。 それで、今回、国では第3次補正ということで、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、国規模では3次補正について5兆円、失礼しました、令和3年2月10日締切りの交付申請を各市町村に、県に、そういうことで塙町からも申請はしてあると思うんですが、この交付金、幾ら塙町に来たものだかはちょっと分からないんですが、そのお金を3月定例会において補正予算を立てて、そして、今現在困っている多くの方々に支援金や、
新型コロナウイルス感染症への対応として、感染拡大の防止、雇用の維持と事業の継続、経済活動の回復、強靱な経済構造の構築、ポストコロナに向けた経済構造の転換、好循環の実現という目的でした事業であれば原則として目的にかなう、制限はありませんということで、これ決定はしていると思うんですが、こういう補正事業があるというのに、なぜこの重大な、町民が困っているような状況のときに、いち早く補正をして町民を守る必要があると思うんです。 それも含めて、私は、庁舎新築問題よりこちらを最優先すべきだと思うんですが、町長はどうお考えですか。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、町民の暮らしを守ることが最優先ということであります。そのことがございますので、当然ながら、町の姿勢と申しますか方針として、
新型コロナウイルス感染症の対策には最優先で取り組んでおります。国・県の対策事業、交付金等をベースにしまして、町としてできる限りの対応は進めておるつもりです。ご承知のように、感染拡大防止のための対応策、事業者への支援、町内の消費拡大のための商品券の配付など、既に数多くの事業を実施してまいりました。決して塙が進めた事業は近隣の市町村に負けていないと、そのぐらいしっかりとした対策は進めたつもりでございます。 その中にあって、3次補正ですか、もう既に額は、内示と申しますか、数字は出ております。1億3,000万円弱、今、議員がおっしゃったような内容の事業等に投下するというお金でありますから、当然、この1億3,000万円弱のお金ですか、これをしっかりとした形で町民に戻したいと、このように思っております。この対策には万全を尽くします。 ただ、今おっしゃったように、3月の定例会の中で予算化しなかったのかと。これは国の事情等もあって、私、細かく勉強しなくて申し訳ありませんが、なぜ3月の定例会の中で当初予算に組み込まれなかったかの話は担当課の課長より説明をいたさせます。 〔「いや、町長の考えだけでいいです」と言う人あり〕
○議長(割貝寿一君) 時間だけであれですか。 〔「だからいいですから」と言う人あり〕
○議長(割貝寿一君) じゃ進めてください。
◆9番(吉田克則君) 今回、行政区長さん通じて町ではマスクを配付したようですが、このマスクはよく見たら中国製で、なぜ今なんだか、その目的とかそういうのが、ただ配る区長さんのほうには内容はきちんと話してあるのかなというふうに思うんですが、全然分からないもので、町民の方にも知っていただけたらなと。なぜ中国製で、なぜ今なんだか、あと、その予算はどういうところから出ているのか、それについてお伺いいたします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 マスクの購入に関しましては、先ほどお話がありました臨時交付金、この中から対応いたしております。そして、もう一つ大きな目的、これは、ややもすると
コロナウイルス慣れというんですか、みんなの気が緩んでいるというふうな気持ちもございます。それをもう一度喚起させるために町としてはしっかり取り組んでいますよと、そういうふうな気持ちを込めて送ったつもりであります。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) それでは、株式会社塙町振興公社に対する補助金等であります。 町ではいろいろ塙町振興公社のほうに補助金等を出しているわけなんですが、この塙町議会にも、令和2年6月定例会のときも、第23期決算報告書ということで、町のほうから株式会社塙町振興公社の決算報告書を頂いて報告がされています。それと、令和元年6月の定例議会においても塙町振興公社の決算報告、令和元年については22期の、令和2年には23期の決算報告書でありますが、その中に、塙町が補助金を支出している内容でこの決算報告書にはない部分があるものですから、町では補助金を出している関係上、この株式会社塙町振興公社の報告書を精査しているんだか、それに基づいて補助金を支出しているのか、それについてお伺いします。具体的には、令和元年度繰越明許費にあった1,177万1,000円の金額でございます。 要するに、町ではこの決算書に基づいて精査をして、補助金を出しているのか出していないのか、そういうことでございます。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず最初に、忘れないうちにお話をさせていただきます。今ご指摘の一千百数十万円というお金、これは寄附金だと記憶をしております。まずそれが一点。 それと、おただしの補助金、これは、塙町振興公社及び湯遊ランドはなわ指定管理者への補助金交付申請等の事務手続関係についてお答えを申し上げます。 補助金交付申請等の手続につきましては、各補助金交付要綱及び塙町補助金等交付の一般基準に関する規則の規定に基づいて手続をしております。一定の基準の中でやっておることであります。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 何回もこの件については問いただしているところなんですが、要は、塙町振興公社、湯遊ランドの指定管理者をさせておく会社が仮に間違った経理とかあるいは売上げ、そういうことに対して、もし間違っていたならばやはり正確に指導するなり、そして、町が出資している株式会社塙町振興公社、これを指定管理者として委託していくためにも、きちんとした指導をしていかなければならないのかなというふうに思っての質問です。だから、経営状態をちゃんと把握して補助金を出しているのかということが一番言いたいことなんです。 町長がそこまで言うんでは、後で見てもらいたいと思うんですが、湯遊ランドと申しますか、株式会社塙町振興公社の23期の決算報告の中の営業外利益には、環境改善補助金1,177万1,000円が入っているということで、これ、ちゃんと報告したんですよ。そういうことも踏まえて、ちゃんと管理監督をして補助金を出しているのかということです。 以上です。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) これは前にも何度かお話はさせていただいております。経営に関しましては、私も本気で気を入れて、指導と申し上げるまでではないんですが、その気を向けてきたつもりでおります。 その中で、台風19号のあった年ですか、あの年は台風19号、そして
コロナウイルス、この2つの大きな、災いと言っていいと思いますけれども、これがなかったら、ほぼ赤字を脱するところまで私は達しておったと思うんです。ただ、あの状況下の中で、人が来ない、交流がなくなった等々で大変難しくなっております。 ただ、これは施設として町の持ち物であります。これは道の駅しかり、そして、そのほかに指定管理という形でその施設の管理をお願いしているわけですから、これに関して、手加減をして増やしたり減らしたりということはございませんので、ある程度一定の基準の中で出しているということで解していただきたいと思います。指導もしっかりしておりますので。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 町で要するに塙町振興公社に対する、これではむやみに、ちゃんと経理上、私はうまくない報告書を見ると、数値等が上がっているみたいなんで、よく精査して、やっぱり適正に管理指導して、町の役割を明確にしていただきたいというふうに思います。 次に、町の振興計画、実施計画についての質問でありますが、財政状況と財政の見通し、これについてまずお伺いいたします。
○議長(割貝寿一君) 町長。
◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 財政状況と見通しということでありますが、現在のコロナ禍の現状を踏まえれば、今後の財政状況については、不透明な要素について大変懸念されます。この状況に応じた堅実な財政運営、これをしっかりと堅持していくというお答えをさせていただきます。
○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
◆9番(吉田克則君) 振興計画の在り方とかあるいは重点事業の考え方ですね。俗に、塙町長期総合計画の下にぶら下がっているのが塙町振興計画、実施計画ということであるように伺っていますが、計画づくりにおいても、今度、町では第5次塙町行財政改革大綱というのを策定いたしまして、持続可能なまちづくりのために行財政運営をしていくんだということで、これは令和2年3月19日の日付で各議員のほうに届けてありますが、この振興計画と第5次塙町行財政改革大綱の関連づけはどのようになっているんですか。