越前市議会 2022-09-02
09月07日-03号
令和 4年 9月定例会 令和4年9月
越前市議会定例会(第3号) 令和4年9月2日の会議に引き続き、令和4年9月7日午前10時から会議を再開した。 =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────
┐│ 令和4年9月
越前市議会定例会議事日程 ││ 令和4年9月7日午前10時
開議 ││ 第 3 号 ││ 第1 一般質問 │└─────────────────────────────────────────┘ =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第1 一般質問 =======================================3 出席議員(21人) 1 番 能 勢 淳一郎 君 2 番 土 田 信 義 君 3 番 畑 勝 浩 君 4 番 近 藤 光 広 君 5 番 佐々木 哲 夫 君 6 番 橋 本 弥登志 君 8 番 中 西 昭 雄 君 9 番 桶 谷 耕 一 君 10番 砂 田 竜 一 君 11番 大久保 健 一 君 12番 小 玉 俊 一 君 13番 川 崎 俊 之 君 14番 題 佛 臣 一 君 15番 三田村 輝 士 君 16番 安 立 里 美 君 17番 大久保 惠 子 君 18番 小 形 善 信 君 19番 川 崎 悟 司 君 20番 城 戸 茂 夫 君 21番 前 田 修 治 君 22番 吉 田 啓 三 君 ───────────────────────────────────────4 欠席議員(1人) 7 番 清 水 一 徳 君5 議 事 開議 午前9時59分
○議長(吉田啓三君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の欠席届
が清水一徳君から参っ
ておりますので、御報告いたし
ておきます。 ここで御報告いたします。 9月2日の本会議終了後、
決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行っ
ていただきました結果、
決算特別委員会委員長に橋本弥登志君、副委員長に近藤光広君
がそれぞれ当選されましたので、御報告いたします。 この際、申し上げます。 今定例会も、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用の上、演台、
一般質問席以外での答弁については自席に着席したままで実施しますので、御理解、御協力をお願いいたします。 ================
△日程第1 一般質問
○議長(吉田啓三君) 日程に入ります。 日程第1一般質問を行います。 一般質問につきまし
ては、一問一答方式により、質問、答弁を含め
て50分を上限とする時間制限により行います。 議員各位には簡明な発言に努められますよう、また理事者におかれまし
ても質問の趣旨に沿った適切な答弁をされますよう、改めてお願いをいたします。 所定の日時までに、18人の諸君からの発言通告
がありました。発言は、お手元に配付いたし
てあります
発言通告項目一覧表により順次行います。 まず、発言順位1番、川崎悟司君。 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) おはようございます。会派郷働の川崎悟司でございます。通告に従いまして、一般質問をさせ
ていただきます。 私
ども会派郷働は、ふるさとのために働くという思いで、住民目線でしっかり活動し
てまいりたいというふうに考え
ております。市民と共に学び、歩み、そしてこの越前市をつくっ
ていく、そういう思いで前進をし
ていきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 8月3日ですか、4日、大変大雨
が降りました。被災された皆様方には、心からのお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧、復興を願っ
ておるところでございます。 7月に我々は市議選
がございました。新しい22名の議員での初めてのこの論戦でございます。市民の負託に応え、住民目線でしっかり開かれた議会を目指し、議論を尽くし、市政の発展に寄与し
てまいりたいというふうに考え
ております。よろしくお願いをいたしたいなというふうに思うところでございます。 そして、今現在、
新型コロナウイルスの感染
がまだまだ止まらないという状況でございます。この2年半以上経過する中で、社会生活にも大きな影響と支障を来し
てき
ております。大きな失われた時間、かけがえのない空間、そういったもの
がなくなっ
てしまったという思い、残念で
あるなというふうにも思います。そして、死への恐怖、こういったことも
あるわけで
あります。いつどこで誰
がというような状況でも
あるわけで
あります。見えない敵との戦い、今後も続くと言えると思います。そんな中でも、心の距離だけはしっかり密を保っ
てまいりたいというふうに思います。 終わりの見えない、泥沼化し
ている感じの国際情勢、ロシアの
ウクライナ侵攻、こういったことやら、異常気象、作物の不作や人件費の上昇、様々なことで暮らしを直撃する物価の上昇、こういったもの
が続い
ておるところでございます。あらゆる品目
が値上げをし
て、あらゆる分野での上昇、様々な業界の現状を注視しながら、関係団体との連携を密にし、市民生活を守っ
ていただけるよう、よろしく理事者の皆様方にはお願いをするところでございます。 24年春開業の
北陸新幹線、長年の地元の夢、こういったものの実現
が一日一日近づい
てき
ているという状況かなと思います。多くの先人の皆様方の御苦労、こういったことにも感謝をするところでもございます。 しかしながら、駅はできるわけで
ありますけれども、周辺整備については100年に一度の
ビッグチャンスとの大きな期待を感じ
ていた市民も多く
いたわけで
あります。しかしながら、具体的な計画、輪郭
がなかなか見え
てこない、そんな思いでこの開業を待っ
ている、そういう、ただ座っ
て待っ
ているわけにはいきません。 開業時にはどのような景色
が広がっ
ているのか、これまでに約100ヘクタールのエリアで官民協働での開発、こういったことも進め、
パートナー企業として戸田建設と共に前に進め
てきたわけで
あります。地権者の意向、進出する企業の考え方や方針、待ったなしの状況でも
あります。 開発に当たっては、
農地転用許可手続を得なければならず、その前提には
農業振興地域の除外申請も踏まえなければなりません。そうなりますと、開業時期から逆算をすると、本年度中の手続、これはどうしても取らなければならないと思うところでございます。
地元地権者、市全体の機運醸成はどのように見られ
ているのか、私は少し盛り上がりに欠けるのではないかというような思いを心配するところでも
あります。 まず、新幹線越前たけふ駅前整備の進捗状況は現在どのようになっ
ておられるのかお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 越前たけふ駅前の整備の進捗状況でございますけれども、先端の研究施設やホテル、商業施設などに対しまして市長、副市長
がトップセールスを行う中で、進出を検討する複数の企業と協議を開始し
ているというところでございます。 このうち、先端の研究施設につきまし
ては、
福井村田製作所を念頭に誘致を進め
ておりまし
て、これまでに
パートナー企業で
ある戸田建設株式会社と共に4月と6月に
地権者説明会を開催しまし
て、また戸別訪問を2回実施し
ているというところでございます。さらに、地元、
関係団体等との協議を行い、誘致の実現を図るため取組を進め
ているというところでございます。 また、直近の進捗状況としましては、
交渉条件等を改めて提示する
地権者説明会を今度の土曜日、9月10日土曜日に開催をしまし
て、その開催後に3回目の戸別訪問をさせ
ていただきたいというふうに考え
ているところでございます。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 市長、副市長
がトップセールスとして様々な企業、その中でも
村田製作所さんを念頭に
地権者説明会も、9月10日ですか、実施をするというような答弁で
ありました。 しかしながら、地権者の意向、そういったことは避け
て通れないわけで
あります。そういった意味では、地元の人の中には、人気番組でも
あります、道の駅
が「ポツンと一軒家」になっ
てしまうんでないんかというような笑い話をし
ておられる方も
いたわけで
あります
が、新幹線駅の越前たけふ駅開業を1年半後に控え
ているわけで
あります。この
新幹線開業時の駅前の風景、駅舎から見た風景というのはどのようなイメージになるのか、お聞きをいたしたいと思います。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 令和6年春の
北陸新幹線越前たけふ駅開業時でございます
が、駅前の風景としましては、令和5年3月に開通予定で
あります
県道武生インター線、そして県道越前たけふ駅線、この2路線
が整備をされます。また、道の駅や
駅西交通広場、そして多目的広場、
パーク・アンド・ライド駐車場、こういったもの
が開業し
ているという状況でございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 私
がお聞きするのは、要するにこれまで計画をし
てきた
スマートシティで
あるとか
フォレストシティ、そういっ
て、今お話の出ました
村田製作所さんの事業者のそういう建物で
あるとか研究施設、そういう感じのもの
がこの駅前にどのように風景として並んで
いるのかということをお聞きをしたわけで
あります。そういったことについてさらにお聞きをするわけで
あります。 (仮称)南越駅と言ってたわけで
ありますけれども、その後も1年延びた経緯
があるわけで
あります。また、駅前の
開発構想策定や
スキームづくりには、
コンサルティング費用や多くの職員
が関わっ
てきたわけで
あります。こういった大きな時間と経費、こういったことについてはどのように精査、検証をし
ておられるのか、お聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 越前たけふ駅周辺の整備を進めるに当たりまして、これまでに、令和2年3月で
あります
が、先端技術を取り入れた
スマートシティや緑豊かな景観を掲げた
フォレストシティを基本的構想として策定しました南越駅
周辺まちづくり計画を策定をし、そして令和3年3月には開発ルールを示した新幹線駅
周辺まちづくりガイドライン、そして企業間の連携を図り、新たな産業と新たな事業を生み出すための
オープンイノベーション推進ビジョン、この3つの計画を策定し、これら計画に基づい
て現在事業を進め
ているというところでございます。 この3つの計画にかかった経費で
あります
が、委託費としまして合計約4,700万円という事業費でございます。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 4,700万円という数字
が出
てきたわけで
あります。大きい小さい、いろいろ
あるかと思いますけれども、非常に多額の金額
がこの計画等々に使われ
てきたという現状
があるわけで
あります。 そういった意味では、今、先ほどの答弁の中に
ありましたように、道の駅で
あるとかその駅舎、駅前の風景、こういったことについては、はっきり申し上げ
て、市民の期待、そういったものにはあまり沿ってないというふうに言わざるを得ないなというふうに思います。 そして、この4,700万円の費用とこれまでかけ
てきた時間、こういったものをどういうふうに市民に説明をするのか、そういった説明責任
が私は
あるのではないかというふうにも感じます
が、その点についての御見解
があればお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) これまでの取組を市民の方にどう説明するのかというお尋ねかと思います。 越前たけふ駅の周辺整備を行うに当たりましては、これまで、今ほど申し上げました南越駅
周辺まちづくり計画、そして新幹線駅
周辺まちづくりガイドライン、それと
オープンイノベーション推進ビジョン、この3つを策定をしまし
て、この計画等に基づい
て事業を進め
ているというところでございます。 これらの事業は、イメージなどを示した基本的な構想で
ありまし
て、財源、事業規模、
スケジュールが具体的に示され
ていないということで、時間軸をはっきりさせ
て、実現可能なものから、
オープンイノベーションの
推進ビジョンの核となる先端の研究施設、こういったものをコアとして、具体的に誘致を進め
ているというところでございます。 また、
次世代交流拠点というふうなことにつきましては、商業施設と一体的な整備について実現を可能とする方向で議論をしたりする
次世代交流拠点整備に関する研究会、こういったものをこの秋にスタートさせまし
て、この研究施設はいろんな情報収集という、庁内に置くというふうなそういったもので
ありますけれども、来年度に構想を策定する準備に着手し
て、具体的に企業誘致の方向性を示しながらこの
プロジェクトを進め
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 後でまたそういった分野について少し詳しくお聞きもいたします。 それで、4月から龍田副市長
が就任をされました。この
新幹線駅前整備について専門的にといいますか、やるということでの就任ということでございます。この4月から御奮闘され
てきたということで思うわけで
あります
が、企業誘致についても延べ26社への
トップセールスとして働きかけ
ているという説明も
あったわけで
あります。この数か月間をどう総括をされ
ているのか、お伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 龍田副市長。
◎副市長(龍田光幸君) 4月に着任し
て以来、今日まであっという間に時間
が過ぎたような感じ
がいたし
ております。 従前から交渉し
ておりました
先端研究施設で
ありますとかホテル、商業施設などにつきまし
ては、交渉のレベルを上げまし
て、投資判断
が行える方々に対して市長共々
トップセールスを行っ
てまいりました。 その中身につきまし
ては、いろいろとございますので、感触
がいいものも
あれば、そうでないものも
あります。そういったことを踏まえながら今後も進め
てまいりたいと考え
ております。 また、思いますのは、こういった新規の
トップセールスの件数を増やし
ていくということ
が非常に重要かと思っ
ておりますので、そういったことにも汗をかい
ておりまし
て、さらにこれまでの
ネットワーク等を生かし
て増やし
ていく中で、確実にそのパイの中から誘致に結びつけられるよう頑張っ
てまいりたいと、現在ではそう思っ
ております。 また、
立地候補企業の一つで
あります
福井村田製作所の
先端研究施設等の誘致につきまし
ては、大前提となります今御指摘
がありました用地の確保、これ
が円滑に進むかどうかということで、
地元説明会や
まちづくり協議会、そういった役員会に出席させ
ていただい
て様々な御意見を伺っ
ているところでございます。また、
企業サイドとの打合せにも必ず出席させ
ていただい
て、具体的な
意見交換等も行っ
ております。 引き続き、地元と企業、両方のサイドの御理解
が深まるよう、殊に尽力を尽くしまし
て、本
プロジェクトが前に進むよう努め
てまいりたいと考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 今ほど副市長の力強いといいますか、これまでの経緯、それからこれからの思いについて答弁いただきました。 いずれにいたしまし
ても、地権者そして進出する企業、そういった方々とも膝詰め、そして信頼関係もしっかり構築をし
ていただく、そういったこと
がまずは大事かなというふうにも思いますし、市民の期待、大きいもの
があるわけで
ありますので、しっかりと前に進め
てほしいなというように思います。しかしながら、残された時間、こういったこともあまり
あるわけでは
ありません。そういったこともしっかりにらみながら、お願いをするところでもございます。 それで、心配されるのは、
瓜生工業団地の件でございます。これのときにも、議会に対しても多くの御批判をいただいたところでございます。結果責任とともに説明責任を果たされ
ていないというお叱り、こういった声も多数
あったところで
あります。今回も、議会としても結果責任、説明責任を負うわけで
あります。前回の瓜生のこと
がありますので、今回はなおさら
ある意味厳しい声を受け
ているというのも正直なところでございます。 市の
トップ政策として、これまで議会でも多くの議員から質疑
があったわけでも
あります。また、100年に一度の好機として市民の関心と大きな期待
が持たれる中、理事者はこれまでの取組の総括を市民にどう説明し
ていくのか、議会としてもそれを基本に対応する、そういうことになるんかなというふうにも思います
が、まずはお考えをお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 今ほど御説明しました3つの計画、この計画に基づい
て事業を進め
ているというところで
あります。 そして、今現在で
あります
が、時間軸をはっきりさせ
て実現可能なものからと、そういったところで、その
先端研究施設をコアにし
て、そういったことから具体的な誘致を進め
ていきたい、膨らませ
ていきたいというふうに考え
ているところです。 そして、もう一つは、
次世代交流拠点で
ありますけれども、ここについては商業施設と一体的な整備の実現可能性を、そういったところを研究する、その先ほど申し上げた研究会をこの秋にスタートさせ
て、来年度の構想の準備に着手し
ていきたいというふうに考え
ております。 そういったところから現在進め
ておりますので、今後もこういった
プロジェクトの進捗状況につきまし
ては、市民の皆さんをはじめ、議会の皆さんにも適宜御説明をさせ
ていただきたいというふうに考えてるところで
あります。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 現状は、
村田製作所さんの14ヘクタールに及ぶ研究施設と生産施設の誘致に取り組んで
いるというふうに理解をし
ているところでございます。 土地の買収交渉の状況、これ
がどうなっ
ているのか、先ほど、今週土曜日ですか、
地権者説明会に入りたいというような発言、答弁
あったわけで
ありますけれども、実際に今年の農振除外申請に間に合うのか、また買収単価、これはどうなっ
ているのか、実際には近隣には買収事例はなく、まずは
新幹線関連の
土地取得単価が基本というふうな考え方もできるのではないかというふうにも思うわけで
あります。最初に提示した1万2,600円という単価、こういったことは今現在どのようになっ
ておられるのかお聞きをいたします。 あわせ
て、市はどのように関わっ
ているのか、このこと
が重要かなと思います。そのことについても御答弁をお願いいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 現在のその先端の研究施設の誘致につきまし
ては、地元の御理解
が大前提ということでございます。 2回目の
地権者説明を6月下旬に開催し
て以降、地元の役員さんをはじめ、関係者間で交渉条件についてそれぞれ、また
スケジュールについても協議を行いまし
て、今ほど申し上げた、今度の土曜日9月10日に3回目の
地権者説明会を開催させ
ていただい
て、今御質問いただいた単価で
あったり、事業の
スケジュールについて御説明させ
ていただきたいというふうに考えてるところで
あります。 また、買収単価につきまし
ては、進出企業と
パートナー企業で
ある戸田建設株式会社が協議を行っ
ているというところでございます。 企業誘致に関わる市の関わりで
あります
が、地元調整や戸別訪問、そして土地改良区等の関係団体との調整、そのほかに農産法、農村産業法に基づく導入実施計画策定による所得税の軽減、また今ほど議員御質問の農振除外等の手続、そういったことを県と調整し
て、開発
がスムーズに進むよう関わっ
ておりまし
て、この
プロジェクトに市としては関わっ
て進め
ているというところでございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 6月ですか、
地権者説明会をし
て、今週の10日の改めての
地権者説明会、こういったことの予定を、経緯をお聞きをしたわけで
ありますけれども、現状、地権者の皆さん方のこの事業に対する認識、それから地元としてどういうふうに受け止め
ているのか、機運の醸成といいますか、そういったものは市として、担当者として、今現在どのような感じ方をされ
ているのかお聞きをいたしたいなと思います。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 地元のそういった方々の雰囲気とか機運醸成、どう感じ
ているか、担当者としてというふうな話で
あります。 私どもとすれば、その
パートナー企業と一緒になっ
て、我々
ができることに対して一生懸命やらせ
ていただい
ているという、そういう認識で
あります。 地元の役員の皆さんとか
関係団体等、その都度、そういったタイミングでいろいろなことについてお話をさせ
ていただい
てます。地元の交渉の進め方についても、地元の役員の皆様といろいろ協議をしながら、じゃあ3回目を今度の土曜日にやろうと、その中でこういった話をさせ
ていただこうというふうなことについていろいろと御相談させ
ていただきながら、そういった地元の皆さんや地権者と寄り添っ
て対応させ
ていただいてると、
パートナー企業の
戸田建設株式会社と共に対応させ
ていただいてると、そういうふうに考えてるところでございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) しっかり地域に寄り添う、そして進出企業のいろんな意向、そういったことも調整し
て、県、関係団体ともしっかり協議をするという大きな役割をこれからもしっかり果たし
ていっ
てほしいなというふうにも思います。 それで、
パートナー企業で
あります戸田建設、これまでの多くのいろんなノウハウや様々な分野での事業展開など、いろいろ大きな期待をするところでもございます。今後の在り方、関わりはどうなっ
ていくのか、この14ヘクタールだけの関わりということではないというふうに思います
が、永遠にこの市と戸田建設の関係は続い
ていくともなかなか考えにくいところは
あるんですけれども、そういうめどというんですか、これはどのように考えればいいのかお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君)
パートナー企業で
ある戸田建設株式会社とは、令和3年8月に基本協定書を締結しまし
て、この越前たけふ駅周辺のまちづくりに取り組むというふうなところで行っ
ているというところでございます。 ただ、この越前たけふ駅周辺の開発につきまし
ては、
戸田建設株式会社との連携をベースに全体のまちづくりには取り組んでいくということになるというふうに考え
ております。 その中で、個別の企業誘致とか個別の開発については、様々な企業との連携を図りながら、こういった越前たけふ駅周辺のエリアの事業
が進んでいく、そういうふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 当然時間との闘い、こういったことは避け
て通れないわけで
あります。当然、民間企業でもございますので、商売、要するに利益
がなければ、それぞれ考え方は出
てくるんだろうなというように思います。これを止めるということは、我々できるわけでは
ありません
が、しっかり戸田建設さんのいろんなノウハウを吸収しながら進め
ていくという、そういったこともぜひぜひ考え
てほしいなというふうに思います。 (仮称)南越駅
周辺まちづくり計画の理念で
あるフォレストシティや越前市版
スマートシティは、実際継続をされ
ていくのか、これまでも何回も確認をされ
てきたわけで
ありますけれども、再度確認のためにお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 越前たけふ駅周辺の
プロジェクトにつきまし
ては、南越駅周辺のまちづくり計画に基づき、この
プロジェクトを推進し
ているというところでございます。 この計画で
あります
が、緑と建物
がバランスよく配置され、緑の景観に溶け込んで
いる、そして整備された林のようなイメージとしての
フォレストシティというものを掲げ
ております。また、モビリティー技術や通信技術、脱炭素を取り入れた
スマートシティの実現ということにも向けまし
て、土地利用の方向性を掲げた基本的構想ということで
ありますので、現在進め
ていることとはそごはございません。この計画は、基本計画に基づいた企業誘致もその一環ということでございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 進め
ている方向性の中ではそごはないというような答弁で
ありますけれども、実際には具体的に形
が見え
ていない状況で
あります。そういったことでは、この継続、一体
フォレストシティってのは実際何だったんだろうというような意見を聞くことも多々
あるわけで
あります。そういったことについて、具体的な取組、そして具体的に目に見える形、こういったことはしっかり必要
があるなというふうに思うところで
あります。 そこの中で、
次世代交流拠点施設という、市長の所信の中に出
てきたわけで
あります。これに関する研究会を秋にスタートをさせると、商業施設等、一体的な整備を行う方向で検討すると言われたわけで
ありますけれども、先ほど答弁の中でも少し
あったわけで
ありますけれども、どういう機能を持たせるイメージなのかお聞きをいたしたいと思いますし、いろいろ駅前の周辺整備、こういったこと
が具体的に目に見えない形の中での新たなこの
次世代交流拠点整備と言われ
ても、なかなか議会で
ある我々、そして市民も簡単には何か受け止められないというんか、イメージ
が抽象的過ぎ
て、物事
が本当にしっかり進んでいくんかという不安、こういったこと
がどうしても拭えない、そんな思いを抱く市民の方もいらっしゃるなという印象で
あります。そういったことを含めまし
て、分かりやすくお答えをいただきたいと思います。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君)
次世代交流拠点につきまし
ては、検討の対象というふうな例示でございますけれども、市民や研究者など
が集うオープンスペースやカンファレンスホール、また子供向けの施設、伝統産業を含む物づくりの発信拠点、こういったものを例示ということで挙げさせ
ていただいた次第でございます。 具体的には、
次世代交流拠点は商業施設と一体的な整備を実現するために、庁内に機能や整備を研究します
次世代交流拠点整備に関する研究会をこの秋にスタートさせまし
て、来年度に構想を策定するため、その準備に着手したいというふうに考え
ています。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 再来年、本市に新幹線駅
が開業されるということでございます。今年度、観光振興プランの改定を行っ
ているわけで
ありますけれども、現プランとの施策の位置づけ、これはどうなっ
ているのか、この観光ということも、この誘客というものも非常に大事な分野でも
あるわけで
あります。しかしながら、昨今コロナの影響というもの
が避け
ては通れない状況
があるわけで
ありますけれども、現時点ではどのようなお考えなのかお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 令和6年春には、
北陸新幹線越前たけふ駅
が開業します。 現時点では、令和4年度までの市観光振興プランに基づきまし
て、伝統工芸や食、歴史・文化など、本市の観光資源の磨き上げ、そして観光二次交通の取組、観光ガイドの養成、インバウンド対策など、受入れ環境の整備を進め
ているというところでございます。 本年度に改定を行う令和5年度から5年間の次期観光振興プランで
ありますけれども、新たな圏域からの来訪者やインバウンド、富裕層など、現状を正確に把握した上で、観光客入り込み数の増加を図る施策を実施するとともに、観光消費額や来訪者満足度など、新たな指標を定めまし
て、事業の推進を図っ
ていく予定でございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 本市の観光コンテンツとして考え
ているものはどういうもの
があるのか、多分野におけるコンテンツの開発や広域的な連携、非常に重要な部分で
あるなというふうにも思うわけです
が、どのようにお考えなのかお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 本市の観光コンテンツとしましては、丹南地域に伝統工芸の5産地
が集積する全国的にも珍しい地域というものでございます。ものづくりのまちとして、職人の技を見せたり体験したりするコンテンツ、そして職人
が生み出す一流の製品
が展示される千年未来工藝祭などのイベントのほか、越前国府の歴史や文化、市内全域で味わえる越前おろしそばなどの食
があるというふうに考え
ております。 これら地域に根づい
ている資源を生かした企画を実施してるところでございます
が、引き続き新たな企画を観光協会と連携し
て開発し
てまいります。 また、
新幹線開業に向けまし
て、来年3月にオープンする道の駅越前たけふにおきましては、広域的な観光案内をはじめ、丹南地域の越前ガニをはじめとする海産物などを販売できるよう準備を進め
ておりまし
て、PRイベントなども含めまし
て、丹南市町と連携し
て実施し
ていく予定でございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 本市の持つ物づくりのまち、伝統工芸、こういったことを中心に、観光という誘客、こういったことを図っ
ていきたいというようなことでございます。 また、他市町における観光地、そういったことへの二次交通も非常に重要なことではないかというふうに思います。 他地域へ波及するための仕組みづくりやかつてのオンデマンド交通の実証試験の結果や今後の考え方、こういったことはどういうふうに精査をされ
ているのか、具体的に明確にお答えをお願いをいたしたいと思います。
○議長(吉田啓三君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 令和2年11月から12月にかけまして、コロナ禍の状況では
ありました
が、モネ・テクノロジーズ社のシステムを利用いたしまし
て、スマートフォンなどから予約
ができるデマンドバスと定額タクシーを組み合わせた二次交通の実証実験を実施いたしました。 この実験の結果、貸切りバスの運行や予約のシステムに係る経費
が観光客の利用人数に見合う費用対効果
が得られないというふうに判断をいたしました。 したがいまし
て、現在その導入を見合わせまし
て、500円の定額タクシー──迎える車と書い
て迎車でGO!といいますけれども──を実施し
ているところでございます。 また、本年5月に実施いたしました二次交通に関する需要調査の結果、これを現在取りまとめ
ているところではございますけれども、現在集計途上におきまして見え
てきました方向性について申し上げますと、本市や丹南地域を訪れる観光客は、少人数でタクシーやレンタカーなどによって点在した観光地を巡るスタイル
が主流となっ
ている、このようなこと
が分かっ
てまいりました。 したがって、二次交通につきまし
ては、越前たけふ駅から中心市街地や他地域への交通手段といたしまし
ては、タクシーやレンタカーを中心に想定すべきで
あろうというふうに考え
ているところでございます。 しかしながら一方で、調査に寄せられた意見には、越前たけふ駅とJR武生駅間のシャトルバスの運行要望というものもございました。朝夕のピークタイム、昼間のオフピークタイムといった時間帯に応じまし
て、既存の路線バスの延伸や定時定路線型のシャトルバス、定額タクシーや乗合タクシーなど、複数の交通モードを組み合わせ
て効率的に移動できる仕組みも併せ
て検討する必要
があると考え
ているところでございます。 なお、これら今申し上げたシステムについては、開業後、中期的な視点、これを持っ
て取り組むべきで
あろうと考え
ているところでございます。 一方、長期的な視点と申しまし
ては、越前たけふ駅周辺の整備状況、そして20年後には実用化
が見込まれるで
あろうオンデマンド自動運転の車、小型モビリティの共同利用など、交通システムの技術動向、こういったものをしっかり見据えながら研究する必要
があると考え
ているところでございます。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 中・長期的な感覚、観点において、様々な状況の中でこの二次交通についてはつくっ
ていく、構築をし
ていくというようなことでございます。そのときの開業時にどうなっ
ているのかということ
が重要な事柄かなというふうに思います。他市町ともしっかり連携をするということも重要かと思いますので、しっかりそこはやっ
てほしいなというふうに思います。 次に、9月6日ですか、新聞に県議会のこと
が載ってたんですけれども、県営産業団地の公募について、8月31日ですか、これは締切りということで、福井、勝山、敦賀、小浜市
がそれに応募したというような記事でございました。そういったことにつきまし
て、本市としてどのような考え方で臨まれ
てきたのか、また臨んでいくのか、
スケジュール等
があればお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 県営産業団地ということでございます
が、現在県に対しまして、この公募条件で示され
ている財政負担などについて弾力的な運用を求め
ているというところでございます。要件緩和
がなされるので
あれば公募に応じ
ていきたいという趣旨につきまし
ては伝え
ておりまし
て、お伝えさせ
ていただい
ておりまし
て、現在のところ正式な応募には至ってないというところでございます。引き続き、そういった要件緩和についての要望は行っ
ていきたいというふうに思っ
ているところでございます。 また、重要要望におきましても、市の負担軽減を最大限図っ
て、弾力的な運用を図るよう要望してるところでございます。 県
が想定し
ている事業
スケジュールにつきまし
ては、令和6年度から造成工事を行いまし
て、令和8年度中に分譲開始予定というふうなスキームで
あります
が、このことについても弾力的な運用を求め
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 県に対して弾力的な運用ということでの依頼といいますか、そういったことについてはしっかりやってるということでございます
が、県もなかなか重い腰
が上がらんのかなというふうにも思うわけで
ありますし、本市だけ特別というような点も考慮をしなければならないというふうにも思うところでございます。 そこで、この本市の越前たけふ駅前も駅周辺もこの候補地として考えるのかということでございます。要件の中には、交通網のしっかりとしたいいところというようなことで書い
てあったかなというふうにも思うんです
が、その点についての考え方をお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 越前たけふ駅も候補地として考え
ているのかというふうな御質問ということでございます。 越前たけふ駅周辺エリアについて、候補地を選定、候補地とするという場合、その課題というところでございます
が、1つ目にその県営産業団地では製造業
が中心となる可能性
が高いため、その見極め
が大事で
あるということ、そして地元
がその要望をし
ている商業施設の立地
が対象とならないということから、地元
まちづくり協議会等の意向
が反映できなくなる可能性
があるということ、2つ目として現在誘致し
ているその研究施設のタイム
スケジュールと県営産業団地の分譲開始
スケジュールが合わないということ、こういったこと
が課題として考えられます
が、県
が弾力的な運用について対応いただけるということで
あれば、候補地としての検討は可能で
あるというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) いずれにいたしまし
ても、これまでの議論の経緯を踏まえ、私としては議会への説明責任
がしっかり果たされ
てきたのかなというふうに思うところでございます。地権者に対してもしかり、これから進出企業等の意向や動向の報告、それから今回の産業団地への申込みというんですか、こういったことへのプロセスについてしっかり役所内で議論をした、そして議会へも責任、説明を果たしてきたというようには私はどうも見えないなというような思いをするわけで
あります。 ここで一回しっかり精査をし
ていただい
て、大きな節目として、議会としっかりがっぷり四つに組んで、しっかりとした方向性を見いだす、こういったことも必要でないかなというふうにも思います。 議会への説明責任、こういったこと
が果たされ
ているのかということをお聞きしたいのと、新幹線の駅前は他の地域、特に県内ですと福井市や敦賀市、こういったこととも非常に風景
が違っ
てき
ているなというふうにも思います。 当面100ヘクタールの一部として、緑の田園広がる景色や自然環境との調和、脱炭素、こういったことを先進的な取組として本市として訴え
ていくような取組、こういったことも考え
ていくべきではないかというふうにも思うんです
が、お考えをお聞きをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 最初に、議会への御説明ということでございます
が、市民の皆さんをはじめまし
て、議会各位についても、適宜その都度、丁寧に説明を行っ
て、また進捗状況等についても報告をさせ
ていただい
ているというふうに考え
ておりますし、今後もしっかり対応し
ていきたいというふうに考え
ております。 そして、後段の自然調和とか脱炭素についてのお尋ねで
あります
が、議員仰せのとおり、南越駅
周辺まちづくり計画におきましては、緑豊かな景観を位置づけ
ているフォレストシティ、そしてまた脱炭素、こういったものを念頭に置い
て、企業誘致や
次世代交流拠点の整備を進め
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 再度議会への説明責任、そういった情報共有、こういったことはしっかり、ほかの分野でも、今回の新幹線のことだけではなく
て、いろいろ決算の質疑の中でも
あったわけで
ありますけれども、そういうようなこともしっかり踏まえ
ていただい
て、副市長、しっかりお願いします、ぜひぜひお願いをいたしたいと思います。 最後に、今、目
が合いましたんで、山田市長に最後お聞きをいたしたいと思います。 新幹線の越前たけふ駅前の周辺整備につきまし
ては、市、事業者、地元、こういったこと
がウィン・ウィンの関係、こういったこと
が重要だというふうに考えるわけで
あります。これまでの経緯も踏まえ、総括的な考え方、これからどのように進め
ていくのか、しっかり、抽象的な考えというものから実際には具体的な一歩、確実な一歩、こういったことを市民
が望んで
いるというふうにも言えるところでございます。市長の言葉で総括的な今後の見通し、考えをお示しをいただきたいと思います。
○議長(吉田啓三君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 今ほど
あった議会に対する説明につきまし
ては、ぜひしっかりとやるように、やり方も含め
て今後相談させ
ていただきたいと思っ
ております。 この越前たけふ駅周辺の
プロジェクトでございますけれども、もともとまちづくり計画あるいは
オープンイノベーションなど、既存の計画
があったわけでございます。このまちづくり計画、示され
ているものは大阪開業の頃までにこういうふうにやりたいという夢と希望を掲げたということでございまし
て、その中には地元の方々の様々な御意見
が反映され
ておりますので、私とし
てもこれをしっかり尊重しながら具体化し
ていきたいと思っ
ております。 具体化に当たって、今、少なくとも私
が就任した段階では、その裏づけといいますか、実際に誰
がお金を出し
てやるのかというところ
が明確でなかったものですから、その第一歩を踏み出すためには、やはり具体的に誰
がそこに投資をするのかというところを第一歩としてやる必要
がある、再開発事業とか公共事業とはちょっと違う課題
がありますので、そこ
が非常に難しいところでございます。 まずはそういう投資をやっ
てもいいと、やろうという企業を見いだすことから始めないといけないということで、先ほど
ありましたように、副市長と共に
トップセールスに努め
ているところで
あります。 先ほどの福井村田さん
が、全国各地の候補の中の一つとして、たけふ駅前はいろいろ越前市とゆかりも
あるので、候補地に入れ
てもよいということでしたので、ぜひとも我々としては誘致をしたい、それ
が将来の人口減少時代にUIJターンを進め
て若者
が定着するために、私は越前市にとって必要なことではないかと思っ
てますし、それ
ができることによって周辺にいろんなもの
が張りつい
て交流人口
が広がる、あるいは市の財政にとっても非常に意味
があるということで、誠心誠意進める必要
があるというふうに考え
ております。地元の方にいろいろ思い
がありますし、御理解をいただくこと
がまず大事だと思っ
てますので、そういったことは真剣に受け止め
て、ぜひとも実現したいというふうに思っ
ております。 それから、
次世代交流拠点ですけれども、これは従来、異世代交流拠点とか商業機能ということで言ってた部分を
次世代交流拠点というふうに銘打っ
て、いろんなものを複合的にできる可能性
がないかということを研究したいと、いろんな民間企業とかにも声をかけ
て一緒にやらないかと、やり方としては例えばPFIとか民設民営、いろんなやり方
があると思いますので、整備の中身あるいは整備の手法などについてしっかり庁内で研究をし、有識者の声も聞い
て、先例なんかも調べ
て、具体的に進める可能性を見いだした上で具体的な構想づくりに入りたいというの
が私の考え方でございまし
て、冒頭申し上げましたように、ぜひともあそこを、せっかくのエリアでございます、立地条件
が非常によくなりますので、それを企業の方に理解をし
ていただい
て、投資を働きかける、これに全力を挙げたいというふうに思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(吉田啓三君) 川崎悟司君。
◆(川崎悟司君) 私、最後に、地元の皆さん方
がこういった事柄で分断をされ
てしまうというか、そういうことは
あってはならんなというふうに思いますので、そこもしっかり行政として目配りをお願いをいたしたいなというふうに思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(吉田啓三君) 以上で川崎悟司君の質問を終了いたします。 暫時休憩します。 再開は午前11時といたします。 休憩 午前10時49分 再開 午前10時58分
○議長(吉田啓三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 次に、発言順位2番、中西昭雄君。 中西昭雄君。 なお、中西昭雄君の一般質問に関し、資料をお手元に配付いたし
てありますので、御了承願います。 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) おはようございます。会派創至の中西です。 私も、さきの選挙で2期目に入らせ
ていただきまし
て初めての一般質問になります。また、私の所属します会派創至も、新たなメンバーを加え
て2期目の活動を始め
ております。心新たに市民の負託をいただいた責任をしっかり果たしてまいりたいというふうに思っ
ております。 まずは、市民に開かれた分かりやすい論議を目指し、一般質問もできるだけ分かりやすく進め
てまいりたいと思います。私も、なるべく分かりやすい質問をいたしますので、分かりやすい御答弁をよろしくお願い申し上げます。 では、私は2つ質問をさせ
ていただきます。 まず、1つ目は、伝統産業の育成についてで
あります。 先日開催された千年未来工藝祭、野外ライブも同時開催で、約1万人の来場
があったと伺っ
ております。私も、お伺いいたしました。プライベートで来られ
ていた市長
が、人混みに紛れ
て一瞬見間違えるぐらいにぎわっ
ていらっしゃいました。プライベートと仕事の装い
がギャップ
が激し過ぎたんで分からなかったんですけれども、そんな日常
が越前市のルーチンで
あるとすばらしいなというふうな、思った次第で
あります。 また、今回、清水議員もこの千年未来工藝祭の質問をしようかということだったんですけど、残念ながら欠席で
ありますので、私もその部分
が、通告はし
てませんけれども、何か質問
が併せ
てできればいいなというふうに期待をしながらやっ
ていきたいというふうに思っ
てます。 話は変わりますけれども、先日福井新聞で物づくり企業5社
が伝統産業や地場産業を世界に発信するという団体
が設立されたという記事
があります。 越前市は、皆さんも御存じのとおり、信越さん、アイシンさん、村田さんなどの大手企業を中心とした工業都市で
あり、その傍らって言い方はおかしいですけれども、伝統産業や地場産業、このあたりは地道に事業を営んでらっしゃる。このような構図として見られがちで
ありますけれども、今、先ほど申し上げたそのような記事を見ると、伝統産業や地場産業も頑張ってる、このように思っ
ておりますので、だからこそ改めてこんな伝統産業、地場産業の育成についての質問をし
ていきたいというふうに思います。 越前市では、これまで伝統産業の育成に関しては様々な取組をされ
てきました。どちらかというと、新商品開発補助金とか展示会出展補助金など、企業の主体的な活動に対する支援という側面
が強かったんではないかなというふうに思います。それはとても重要で
あり、今後そのような支援は引き続きお願いをしたいわけで
ありますけれども、今時代は地方創生というふうにうたわれ
てます。全国各地でその地域の伝統産業、地場産業を基盤とした新たなビジネス
が全国に向け
て展開されてる、そんな事例
が少なくはないです。つまりライバル
がたくさん
いるということなんです。 そんな中、越前市の伝統産業や地場産業
が発展し
ていくためには、自身の、自社のさらなるイノベーション
が必要で
あり、行政もこの形式的な補助でなく
て、ビジネスモデルのイノベーションを後押しするようなソフト部門での支援
が必要なんではというふうに思います。 私は、そういう観点から考えると、3年ぶりに対面で開催された千年未来工藝祭
がとても重要な意味を持つのではと感じ
ております。 大変前置き
が長くなりましたけれども、具体的な質問に入りたいと思います。 まず、千年未来工藝祭
が開催に至った経緯とその趣旨、目的について改めて教え
てください。
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) まず、開催に至った経緯について説明をいたします。 千年未来工藝祭は、生活様式の変化など
がございまし
て、手仕事による製品の需要
が減りつつ
あり、事業継承あるいは後継者の育成といった課題
がある中、以前行っ
ていた3産地の若手職人の交流会、ここにおいて作り手
が直接一般の消費者と対話できるような、そういった場をつくれないかという意見
があったことから、千年未来工藝祭の開催に至ったものでございます。 次に、その目的としまし
て、若者たちに作り手の技、製品また人柄に触れ
ていただき、工芸や手仕事を身近に感じ
てもらうとともに、次世代への継承のきっかけづくり、こういったものを目指すイベントとして平成30年から始まったものでございます。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) ありがとうございます。確かに伝統工芸、物づくりに一般の方々に触れ
てもらうというイベント的な色合い
が強いかなというふうに感じ
ておりますけれども、コロナ禍の中、2年ばかりそれ
ができなくなっ
て、今回初めて開催をし
て大変なにぎわい
があったというふうに感じ
てますけれども、今回の開催の結果詳細というの
が、まだ集計できてるかどうか分かりませんけれども、分かる範囲で結構ですから教え
ていただきたいと思います。
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) まず、出展者の内訳でございます
が、本年の千年未来工藝祭には、メインアリーナでクラフトマーケットエリアとしまして88者、サブアリーナについてはワークショップエリアとして12者、ローカルフード、ドリンクエリアで10者、野外のキッチンカーエリアに12者、合計122者の出展
がございました。 市内、県内、県外の内訳でございます
が、市内
が38、県内
が41、県外
が43の出展でございました。 次に、来場者でございます
が、8月27日土曜日
が約4,000人、28日日曜日
が約6,200人の合計約1万200人の方に御来場をいただい
ております。 工芸、手作りの魅力を多くの方に身近に感じ
ていただけたというふうに考え
ている次第でございます。 なお、売上げにつきまし
ては、現在出展者に対するアンケート調査を行っ
ているところでございまし
て、把握に努め
ているところでございます。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) ちょっと意外だったの
が、市内
が38者、意外と少ないなというふうな感じ
がし
ておりまし
て、それはそれで、伝統産業、クラフトの発展という観点から見てると考えると、それはそれでいいのかなというふうに、いいのかなというか、ますます張り切っ
てほしいなというふうに思いますので、そのあたりの検証をぜひ出展者の皆さんにも、特に市内の皆さんにもお伝えいただければなというふうに思っ
てます。 数字的な実績は分かりました。今後また分かりましたら教え
ていただきたいというふうに思います。 では、内容についてなんですけれども、このようなクラフトのイベントというのは、お隣鯖江市、皆さんも御存じかと思いますけど、RENEWというの
が開催をされ
てます。有名ですよね。これは、もともと河和田地区を中心に開催をされ
てきました
が、その範囲を次第に広げ
てき
て、越前市や越前町も巻き込んだ広域的な連携を取られてるというふうに思います。 そこで、質問ですけれども、千年未来工藝祭としては、そのような広域的な連携というのについての取組はその中で行われ
ていたのか、その確認をさせ
てください。
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 千年未来工藝祭は、伝統工芸に限定をせず、出展者を広く県内外から募集をし
ているところでございます。 本年度は3年ぶりの開催にもかかわらず、クラフト展示販売の出展者数は伝統工芸
が29、伝統工芸以外
が59者
あり、県内外の様々なジャンルとの幅広い交流、連携
が期待できるところでございます。 また、伝統的工芸品の産地で
あります鯖江市、越前町からの出展もございまし
て、鯖江市から8者、越前町から5者
が出展され
ており、十分連携
ができ
ていると考え
ているところでございます。 なお、初日には、本市の市長、鯖江市長、越前町副町長
がそろっ
て視察をし
ていただきまし
て、丹南地域の物づくりの発信に連携し
て取り組んでいくことを改めて確認し
ているところでございます。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 広域的な、すなわちいろんな分野の方、越前市のみならず、いろんな市、県、町から人をお呼びするという部分においての連携を行われてるというふうなことは理解をいたしました
が、やはりイベントという部分で、私としてはRENEWとか、そのあたりの連携というのをもうちょっと深くし
てったらいいのではないかなというふうに思ってたわけですけれども、これは千年未来工藝祭の実行委員会の方々にヒアリングいたしましたけれども、千年未来工藝祭は先ほどのように8月の開催、そしてRENEWは10月の開催ってこういうふうになっ
ているそうですね。 そこで、それぞれの、千年未来工藝祭のコンセプトは、先ほど理事おっしゃったように、作り手の技や製品、人柄に触れ
て、工芸や手仕事を身近に感じ
てもらうと、こういったイベントの趣旨で開催をされ
ていたと。他方、RENEWというのは、簡単に言うと工房見学を中心にやっ
ていくよというようなコンセプトで進められ
ているということで
あります。 つまり、8月に千年未来工藝祭に来られ
て、その作家さんとか工芸品をその工芸イベントの中で見
て、すごく興味を持っ
て触れ合ったときに、今度10月のRENEWでこのような実際にそのお宅へ行く、工房へ行く、そしてもっと深い物づくりを見
ていくと、こういうような連携
が次第にでき
てきたというふうにおっしゃっ
てました。 だから、確かに市長とか鯖江市長も来られたというふうに伺っ
てます。南越前町は副町長ですか、
が来られたというふうに伺っ
てますから、そのあたりの連携の部分をしっかり酌み取っ
てもらっ
て、それに対してどういうふうにやっ
ていこうかというような、せっかくここまでやられてるわけですから、そのあたりをやっぱりぜひ酌み取っ
てやっ
ていただきながら発展をさせ
ていただければなというふうに思います。 また、先ほどにも
ありましたけれども、やはりその広域的な募集というようなこともそうなんですけれども、その地場産業との連携というんですか、そういう重層的な連携ということについてもう少し詳しく教え
ていただければお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(吉田啓三君) 宮田産業環境部理事。
◎産業環境部理事(宮田尚喜君) 千年未来工藝祭
が開催されるまでは、市内伝統産業の3産地の中でもあまり交流
が図られ
ていない状態でした
が、このこういったイベントをきっかけに、例えば刃物のケースを指物で作る、こういった業種を超えた事例もございまし
て、新しいつながり
が生まれ
ているところでございます。 今回、全国からクラフトの作り手
が集まっ
ていることから、1日目、メインアリーナの閉館後に出展者の交流会、これをまさかりどんの館で開催いたしまし
て、新たなビジネスチャンスにつなげること
ができたというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。ありがとうございます。 この千年未来工藝祭、山田市長も主催者側として初めて開催されたわけで
ありますけれども、今議会の冒頭の所信の中でも工芸の魅力を身近に感じるクラフトイベントとして定着をされたと、そしてそのレベルの高さを実感されたというふうにおっしゃっ
てました。 私は、この千年未来工藝祭
がただ単にビー・ツー・シーのクラフトイベントだけではなく、もったいないなというふうに思っ
てます。 千年未来工藝祭は、文字どおり未来に向け
て、参加された企業間の出会い、そして伝統産業に限らず、訪問されたあらゆる人の出会いの場として重要ではないかなというふうに感じ
てます。さらには、先ほどおっしゃったような、むしろそのイベントの後
が大切で、この千年未来工藝祭をきっかけとした出会いから連携に発展し
て、それぞれの企業のイノベーションを起こしながら新たなビジネス展開
が生まれ
ていく、いわゆるビー・ツー・ビービジネスの場としてすごく重要だというふうに感じ
ています。 そんな取組全てを千年未来工藝祭ビジネスモデルなんていうふうにし
て、市
が支え
ていきながら、イベント予算だけでなく
て通年型予算とか、そういうのを計上しながら、伝統産業を基軸とした地場産業を含めた伝統工芸祭産業として確立できないかなというふうな、夢みたいな話ですけれども、思っ
ているところで
ありますけれども。 ここで市長にお伺いしたいんです
が、この千年未来工藝祭をどのような形で展開したいとお考えでらっしゃいますか。
○議長(吉田啓三君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 千年未来工藝祭は、伝統産業だけではなく
て、県内外から非常に技術
が高い、質の高い魅力的な製品
が出
てましたし、その職人さん
がそこにおられるということ、いろんなコミュニケーション
ができる、それは多分物づくりにも反映できるし、おっしゃったようにビー・ツー・ビーも世界に展開すること
ができるかなと思います
が、あの内容からすると、もっともっとたくさんの人に来
てもらえるようなイベントにするということ
がまず大事ですし、おっしゃるように、これをきっかけに新たなビジネス展開あるいは商品開発、そういったものにつなげるようなものにする必要
があるかなというふうに思います。 もう一つは、RENEWは産業観光という工房見学という位置づけですけれども、まさにこの伝統工芸産地の中に、それぞれの産地あるいは工房を見
て楽しめるような、あるいは物
が買えるような仕組み、そういうものを広げ
ていくこと
が、恐らくそれぞれの産業の発展にとっても大事ですし、これからの新幹線時代の観光誘客の最大のコンテンツになると思っ
ておりますので、私の願いとしては、一年中いつ行っ
てもどこかでそういったものをやっ
ているとかどこか
が見られるとか、そういうふうな、これは越前市だけではなく
て鯖江市とか越前町も含め
て、丹南エリアはそういう場所で、いつ行っ
てもそれ
が体験できる
あるいは楽しめる、物
が買えると、そういうふうな状況に持っ
ていくこと
が大事かなというふうに思っ
ております。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。 市長のお考えとしては、連携をしながら、それで人を呼び込むと、そういった考え方でやっ
ていきたいというふうにお考えは分かりました。 だからこそ、先ほど申し上げましたとおり、通年型予算を組みながら、しっかりとイベントのみならず、年間通じ
てやれるような仕組み、サポートをし
てやっ
ていただきたいなというふうに思いますし、もう一つやっぱり打って出るといったこと、産業としてしっかりと育て
てやっ
ていただきたい、このようなことも思っ
ているわけで
あります。これは要望で
ありますので、今後御検討よろしくお願いしたいと思います。 そして、最後の質問として、
次世代交流拠点整備ということをうたっ
ていたわけで
ありますけれども、先ほど川崎議員
が大分質問されたので、そのあたりの中でちょっと気になった部分について質問をさせ
ていただきます
が、
次世代交流拠点整備については商業施設との一体型整備というふうにおっしゃっ
てましたけれども、じゃあ一体この施設はこれはどういうふうに誘致をやってるのか、このあたりの経緯って具体的な構想とかそういったの
があるのかどうかということについて関連で教え
ていただきたいと思います。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 先ほど御答弁した方向の中で、
次世代交流拠点、こういったものをつくっ
ていこうと、それから商業施設を誘致し
ていきたいというのは、これまでの計画の中でも御説明させ
ていただいたというところでございます。 こういった2つのものを一体的にそういう整備をすることで、その手法とか機能はどういうふうにしたらいいかというものを研究するために、いろんな形で外部有識者等にいろいろ聞きに行ったり資料を集めたりし
て検討し
ていきたいなというふうに考え
てます。 もともとその商業施設についても、
トップセールスを行う中で誘致を図っ
ているというところでございます。 そういった中で、事務的にも様々な形で連絡等は取りながら、今現在事業を進め
ている、誘致を進め
ているというところでございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) まだその具体的な商業施設は明らかにはならないんでしょうけれども、ぜひ、それ
があってこそ初めての地域交流拠点の成功になるのかなというふうに思うので、並行し
てしっかりとお願いをしたいと思いますし、こういう腰を据えた事業で
ありますので、やっぱり庁内の組織体制ということについても、1年2年でころころころころ変わるんじゃなく
て、中・長期的な専門な部署をこしらえるなり、そういうふうにし
て、じっくりと腰を据えた形でぜひ庁内でも取り組んでやっ
ていただきたいというふうに思います。 以上で伝統産業の件については終わりたいというふうに思います。 続きまし
て、次の質問に入りたいと思います。 お願いします。 (資料を示す)写真
が多いんで
あれですけれども、まず冒頭です。 8月4日、南越前町で発生した豪雨の災害に対して、心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日でも早い復興をお祈りいたします。 私も被災現場に入り、被災状況を目の当たりいたしましたけれども、幸い人命被害
がなかったこと
が幸いで
あってですけれども、土砂浸水被害そしてライフラインの不通、寸断など、その被害状況はとても甚大で、福井豪雨を思い出した次第で
あります。 そんな中、数多くのボランティアの皆さん
が越前市からも来られ、復旧に向けた活動をされ
ていることに敬意と感動を覚えた次第で
ありますけれども、冒頭越前市としてどのような支援をされたのかお尋ねをしたいと思います。
○議長(吉田啓三君) 西野総務部長。
◎総務部長(西野孝信君) ボランティアなどの越前市としての対応ということでお答えをさせ
ていただきますと、まず災害復旧におきましてボランティアの支援、これは大きな力で
あり、またボランティアと被災者をつなぐボランティアセンター、この役割は極めて重要で
あると考え
ています。 南越前町でのボランティア活動につきまし
ては、当初、町内限定で
ありました
が、その後県内全域に拡大をされた、このことから職員
が南越前町のボランティアセンターに出向き、支援内容を協議をし
てまいりました。その結果、ボランティアセンターの運営スタッフ不足、これによりまして被災者との支援の調整、マッチングというんですけれども、このマッチングに時間を要するということ
が大きな課題で
あったといったことから、このボランティアセンターに職員を派遣することとしたところで
あります。 本市におきましては、福井豪雨を教訓として、ボランティアセンターを設置、運営する組織で
ある市災害ボランティアセンター連絡会というのを日赤奉仕団や仁愛大学、その他10の団体で構成をし、その事務局を市民協働課
が請け負う中で、設置、運営訓練などの研修を定期的に行っ
てき
ています。 今後の支援におきましても、この連絡会の構成団体に協力依頼をしたところ、市民活動団体で
あるNPO法人のっぽえちぜん、こちらからも協力を得る中で、8月10日から28日までの19日間、職員と合わせ延べ36人
が支援を行ったといったところで
あります。 そのほかといたしまし
ては、南越前町への災害支援として、災害直後の5日、これは断水への対応として2トンの給水車両1台、これを貸与、7日からは今庄の斎場
が道路寸断で利用
ができなかったといったことから、本市の斎場、これを減免をする形で利用し
ていただいたところです。 また、8日、9日の両日におきましては、南越前町の窓口業務、これを支援するため、職員2名を派遣をしました。 また、10日、この日には市長
が南越前町長に直接お見舞金をお渡しをする中で、今後の支援について協議を行ったところで
あります。 同じく10日から14日まで、こちらのほうには、県の要請に基づき、家屋の被害認定調査、この支援に職員を延べ7名派遣をし、13日から19日までは妊婦、高齢者宅を訪問支援するため、保健師を延べ7名派遣をしてるといったところでございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 大変細かい説明、ありがとうございます。 いずれにしろ、要望、要請を受け
ての迅速な対応ということで、改めて敬意を表したいというふうに思います。 さて、越前市でも、日野川
が危険水位を超え
て、避難指示
が発令をされました。こちらのほうは重大な被害はなかったものの、改めて水害の危険性を肌で感じた次第で
あります。 私は、6月議会でこれからの季節の安全対策ということで一般質問をさせ
ていただきました。まさしく今回のことを想定し
てのことで
あります。理事者の皆さんも対策を練られ
ていた中で、非常に残念ですけれども、発災をいたしました。 そこで、それらの備え
がどのように機能したのかを質問をし
てまいりたいと思います。 じゃあ、越前市に関してで
ありますけれども、8月4日、5日に発生した大雨による被害状況について教え
てください。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 市内の被害状況についてお答えさせ
ていただきます。 まず、人的な被害は
ありませんでした
が、住家などの建物の床下浸水による被害
が王子保、岡本、味真野、吉野の4地区5町内で10件でございます。 次に、土砂災害につきまし
ては、王子保、味真野、岡本の3地区4町内で4件発生をし
ております。 また、河川、用排水路の越水による道路等の冠水は、4日と5日の両日で8地区、15町内で17件で
あります。 そのほか、農地や農道、林道への土砂堆積、水田畦畔の崩壊など、農林関係の被害
が6地区11町内で12件、市の公共施設の雨漏りなどの被害
が10件発生し
ております。 なお、こうした大雨に関する被害状況や対応につきまし
ては、市のホームページで詳細をお知らせし
てございます。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) これは、ホームページも拝見し
てますので、大体の被害状況ということについては分かりました。 では、この大雨に際して、市部局内での対応状況、これについて教え
てください。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 市の主な対応状況につきまし
て、項目を4つに分け
てお答えをさせ
ていただきます。 まず1つ目として、気象情報等の収集につきまし
ては、私を含め
て防災危機管理課では、福井地方気象台から8月4日からの大雨の見通しについてということで2日の時点で注意喚起
がなされたことから、警戒感を持ち、以後発表される注意報、警報など、警報
が解除されるまで最新の気象予想などの情報を収集し、さらには福井地方気象台長からも直接電話で情報交換を行っ
ております。また、雨量や河川の水位観測地点での状況、土砂災害の危険度なども、職員
が待機し、常時確認、調査を行っ
ております。 次に、2点目として、危険箇所のパトロールや土のうの搬送についてで
あります。建設部や産業環境部、今立総合支所の職員
が、警報発表前から浸水や土砂災害の危険箇所などを巡回パトロールし、警戒に当たりました。また、消防組合も、区長や住民からの要請で、都度、浸水危険箇所に土のうの搬送を行ったところで
あります。 次に、3点目として、災害対策本部等の設置で
あります
が、4日の正午過ぎから浸水や土砂災害に関する大雨警報、洪水警報
が次々と発表されまし
て、今後の気象予想や鞍谷川や服部川の水位上昇を踏まえまし
て、危険性
が高まる前の14時に市警戒本部を設置いたしました。 その後、県及び福井地方気象台から土砂災害警戒情報
が発表されたことから、17時に市災害対策本部を設置し、災害発生の危険度
が下がったことから、19時30分に市警戒本部に移行をしたところで
あります。 翌5日で
ありますけれども、早朝の7時30分に、日野川、大塩谷川の水位上昇により洪水や土砂災害の危険性
が高まり、再び警戒本部を災害対策本部に切り替えまし
て、その後、17時に警戒本部に移行し、6日16時に警戒本部を廃止したという経過でございます。 最後に、4つ目の各部局の対応で
あります。 災害対策本部設置後につきまし
ては、各課の災害対応の班体制の下に、本部長で
ある市長の指示により、災害対応を行っ
てまいりました。 その主なものとして、建設班、農林班は現場パトロールによる被害状況等の情報収集と通行確保と応急対策、避難広報班は広報車による避難指示等の対象区域内での広報活動、広報班は本部班と連携し
て市民への災害情報等の広報と報道機関との連絡調整、情報提供、以上
が主な対応状況でございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。 これは、地域防災計画のマニュアルに基づい
て動かれるんでしょうけれども、それぞれのこの設置のタイミングというんですか、そのあたりはどのような感じでやっ
てらっしゃるんでしょうか。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 自然災害に関する災害警戒本部や災害対策本部の設置基準につきまし
ては、市地域防災計画一般災害編でそれぞれ示され
ています。 ここで詳細は申し述べませんけれども、近年、全国各地で予想をはるかに超える自然災害
が頻発し
ているので、市では初動態勢を重視し、状況に応じ
て、基準にとらわれず柔軟に早め早めに本部の立ち上げを行い、災害対応に臨んで
いるところで
あります。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。 マニュアルにとらわれず、タイミングを持っ
て柔軟に対応してると、それは大変すばらしいことだと思いますので、今後もしっかりとやっ
ていただきたいと思います
が、先ほど伺ったんですけれども、土のう
が遅れてたというふうにいいますので、そのあたりの具体的な細部についてもしっかりとやっぱり指示、命令をやっ
ていただきたいというふうに思います。 では、今は庁内体制とかそのあたりの質問で
ありますけれども、今度は被害、避難状況についての質問で
ありますけれども、発令状況と周知状況、このあたりの中において、前回の質問の中ではいろんな技術でもっ
て、ホームページとか文字情報とか、そういうふうな形で周知するというふうに言われ
てました
が、その周知方法で今回不具合点はなかったのか、また前回の質問のときには外国人に対する周知
が課題だというふうにおっしゃられ
てましたけれども、それに対する対応、工夫というのはどのようなことをされ
ていましたでしょう。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 避難情報等の周知につきまし
ては、報道機関での文字放送によるお知らせ、市ホームページや区長への緊急メールの配信や送信、一斉電話配信により、お知らせをきめ細かく行ったところで
あります。 今、議員
が申されました
が、外国人市民に対しましては、これまでも情報伝達を大きな課題として対応を進め
てきました結果、市ホームページで外国語翻訳版の掲載のほか、市からLINEで外国人市民防災リーダーに情報を伝え、そのリーダーを通じてSNSにより外国人コミュニティに発信できたことで、迅速な情報伝達
ができたのではないかというふうに考え
ております。 また、今回の大雨は、平日だったため、避難情報等につきまし
ては外国人を雇用され
ている企業、事業者等からも情報
が伝わったものというふうに捉え
ております。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 平日だったから企業を通じて周知できたというのは、よかったというか、結果的にそうだったということで
ありますけれども、そのあたりはそれでよかったなというふうに思います。 続い
てですけれども、避難所開設の状況、そして避難者の状況、このあたりを教え
てください。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 避難所の開設の状況と避難者の状況についてお答えをいたします。 8月4日の14時、午後2時に今立4地区と味真野地区の合わせ
て5地区の6つの広域避難場所を自主避難場所として開設いたしました
が、いずれも避難者は
ありませんでした。 翌5日は、早朝7時30分に大雨の際に指定し
ている市内24か所全ての広域避難場所を開設しました。避難者の数につきまし
ては、避難指示発令後、王子保小学校に64人、国高小学校に21人、吉野小学校に6人、北日野小、武生第二中学校で各1人ずつの、広域避難場所5か所で延べ93人
が避難したという結果となっ
ています。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。 王子保小学校64人って、何か学童か何かなんかなと思うんですけど、64、ちょっと多いなとは気になりましたけれども、概して避難者についてはそういう数字で
あるということで
あります
が、気になっ
ていたのは、要支援者に対する避難状況について、ちゃんと機能したかどうかということも含め
て教え
ていただきたいんですけれども。 6月議会では、家族はもちろん、区長、民生委員、児童委員さん等々、地域の皆さんにお力添えをいただきながら、お声かけ、見守りし
て、個別避難計画を作成し
ているというふうに言われました
が、これ
がじゃあどういった状況だったのか、これを教え
てください。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 自分で避難
が困難な、いわゆる災害時の要支援者への対応につきまし
てで
あります
が、市では、平日だったことも
あり、支援者となる御家族の多く
が仕事で外出し
ていること、独り暮らしの高齢者などは避難の移動中に被災する危険性も踏まえまし
て、広域避難場所などの屋外への避難だけでなく、自宅の2階以上への屋内での垂直避難などの避難行動を関係区長に対しまして緊急連絡メールや一斉電話で伝達し、対応を促したところでございます。 聞くところによりますと、町内によっては、区長や民生委員、児童委員
が中心となり、災害時要支援者を含めた全住民に対し、情報伝達や安否確認、安全な場所への避難誘導を行ったと報告を受け
ております。 また、災害対策本部の福祉班では、地域包括支援センターなどの福祉関係機関に依頼し、避難支援
が必要な高齢者及び障害者へ個々の対応を図ったという報告を受け
ております。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) それぞれ、各論の中では、ちゃんとやっ
ているというところ
がありますけれども、先ほどおっしゃったように、平日という中で、例えば御家族の方
がほかのところに仕事に行っ
ていて、なかなか帰っ
てこられない、ましてや区長さんとか、民生委員さんも、民生委員さんは地元の方、ふだんからいらっしゃる方
が多いでしょうけれども、区長さんなんかも最近は勤め人
が多いですよね。そんな中で、それを想定してるかどうか分かりませんけれども、個別避難計画、それ
がそのとおり実施されてるかどうかというのは非常に気になるところで
あるんですけれども、今回のことを踏まえ
て、改めてその改善を行うの
が必要ではないかというふうに私は感じますけれども、そのあたりどのようにお考えでらっしゃいますか。
○議長(吉田啓三君) 見延危機管理幹。
◎危機管理幹(見延政和君) 今回、本市では人的被害はございませんでした
が、災害時要支援者の個別避難計画の実効性、これを高めるには、あらゆる状況に備えまし
て、複数の支援者の確保
が改めて重要で
あると感じたところでございます。 今後、この個別支援計画を充実させ
ていくための見直しを行いまし
て、地域における支援者の確保や福祉サービス事業者などの御協力をさらに求め
てまいりたいと、このように考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 今までは、特に人的な部分についての質問で
ありました。いよいよ土木部門の質問をさせ
ていただきたいと思います。 まず、時間もないので、パトロール状況とか事前予防対策、このあたりはぐるぐる回っ
てらっしゃるのは十分承知し
ておりますので、そのあたりの詳細は割愛をいたしまし
て、この被害に対する対応状況、このあたりについて教え
ていただきたいと思います。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 市道におけます被害の対応状況につきまし
ては、冠水により通行止め措置を行った路線
が8か所、土砂流出により通行止め措置を行った路線
が2か所でございました。 市管理河川におきます被害の対応状況につきまし
ては、大塩谷川や八ケ川におきまして越水
が生じたため、土のう設置などを行いました。 なお、災害協定を締結し
ております越前市建設業会の協力を得まし
て、市道の土砂撤去作業や日野川の大型土のうの設置などを行い、早期に通行止めを解除したものでございます。 床下浸水した住家など、建物被害の対応状況につきまし
ては、区長や被害を受けた方からの連絡や通報によりまして、必要とする消毒剤等の配布を行いました。 また、罹災証明の発行等に必要となるため、被害状況調査を行いました。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 建設業会さんとかそういった方のお力添えをいただきながら対応し
ていたということで
ありますので、そのあたりは分かりました。 では、災害の要因、このあたりについて、部長、どういうふうにお考えでいらっしゃいますか。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 災害発生の要因につきまし
ては、アメダスの武生観測所におきまして、8月4には日降水量
が164ミリを記録し、2005年の統計開始以降、過去3番目の雨量
があったことから、用水路や道路側溝などの断面
が不足し、越水による市道冠水や山からの土砂流出
が発生したものと考え
ております。 また、南越前町に降った大雨によりまして、日野川の中平吹観測局におきまして氾濫危険水位4メートルを超える4メートル32センチを記録するなど、水位
が大きく上昇し、日野川へ流入し
ている河川や水路等から排水
ができなかったことも要因の一つと考え
ているところでございます。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 今は直接的な被害、越前市の上に降った雨以外でも、南越前町に降った大雨の災害
が日野川を通じて我々のほうに来
ているという、二次災害とは言いませんけれども、関連災害ではないかなというふうに思います
が。 (資料を示す)ここでようやく写真の出番
が参りました。21枚
あるので早々と話をし
ていきたいと思いますけれども、まず御覧いただきたいのは、ここは吉野地区家久地係です。我々石ノ塔地区と呼んでますけれども、日野川に隣接した場所で
あります。一番注目し
てほしいの
が、越前市の浄化センターから北側
が浸水したという状況、水色の斜線の部分
が浸水状況です。 続い
て、被災したその朝の日野川の写真で
あります。ここまで増水をし
ています。ちなみに、一昨日撮っ
てきた写真
がふだんはこういう感じです。これ
がこんなんなったというようなことで、どれだけ南越前町に雨
が降ったのか、これを見れば明らかだなというふうに思います。 じゃあ続い
て、まず今回の家久に限っ
てのことですけれども、なぜこういう浸水
が起こったのかという原因の一つとして、ここの星印に注目をし
てください。これは下水処理センターのところで
あります。これ
が一昨日撮った写真、これ
がふだんの下水処理センターの。ここは実は処理した水を日野川に放流するための排水溝なんですけれども、ふだんはこういった状態でおります。実は、動画を撮っ
てまし
て、動画を撮りたかったんですけれども、お分かり
いただけますか。ここの部分、先ほど蓋をし
ているところから下水処理水
がオーバーフローし
て、この用水に流れ出してたんです。これ
が要因の一つで
ありました。 続い
て2番目、こちらですけれども、これ
がどうなるかといいますと、このような状態で氾濫をし
ておりました。この要因
が、日野川から流れ出
てき
ている用水
がさらに先ほどの下水用水と合流し
て越水をし
ているという形で
あります。そして、じゃあこれ
が住宅地、石ノ塔団地にどのように来たかというところですけれども、先ほどの堤防から見た写真で
あります。このように越水をした。本来はこのような形で排水をするわけで
ありますけれども、流入数
が多かったのでこの辺りでオーバーフローし
て浸水したという形になります。こちらのほうで自警隊の皆さん
が一生懸命排水ポンプを出し
ております。これ
が現場で
あります。よく見
てほしいの
がこの靴の位置です。こんだけ浸水し
ています。そして、終わった後、大変御苦労さま、自警隊の方々ですけれども。御覧いただきたいのはこれの水位、これだけの水
が入っ
ているというところで
あります。じゃあ、なぜそこに詰まったのかと考えますと、この矢印の部分です
が、これだけ水
がたまっ
てますというところです。これは排水路で
あります。実は、よく見
てほしいの
が、これ波を打ってるんですけれども、これは向こうから流れてるわけじゃなく
て、日野川からこっちに逆流し
ているバックウオーターなんです。このような状態で、ここの先にポンプを設置し
て、ここから吐き出し
ていた。本来はここから日野川に流さなきゃいけないんですけれども、それ
ができなかったというような状況で
あります。ふだん
がこれです。あれだけ水
がたまっ
ているので、結果的に上流からのふん詰まりになっ
ているという状況です。 先ほどおっしゃったように、日野川の水位
が上がったためにこのような状況になるということで
ありましたけれども、先ほど越前市では164ミリの降雨
があったということで
あります。南越前町では42時間で426ミリの降雨、そして日降雨量は229ミリだったそうで
あります。あの福井豪雨でさえ24時間で美山で285ミリ、それを上回った雨で
あります。今回、幸い吉野瀬川、鞍谷川、服部川、浅水川などの関連の河川流域ではそれほどではなかったんですけれども、仮に今庄と同じタイミングで同じ量
が吉野瀬川流域に降ったらどうなるんだ。空恐ろしい話で
あります。ちなみに、吉野瀬川ダムの洪水の災害に対する計画雨量は166ミリです。それだけひどいということで
あります。 そんな状況下の中で
ありますけれども、これから発生した災害に対して、今後どのような対策を考え
ていらっしゃいますか。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 今後の対策につきまし
ては、近年の気候変動の影響によりまして、局所的な短時間での集中豪雨
が頻発化し
ており、今回の大雨も踏まえまし
て、被害抑制に向けた取組を進め
てまいりたいと考え
ております。 まず、内水による家屋の浸水のおそれ
がある箇所につきまし
ては、ポンプ設置箇所や台数を見直すなど、水害防止対策の強化を図っ
ていきます。 例えば、先ほどの家久町の石ノ塔団地におきましては、道路冠水を抑制するため、日野川と尼寺川の合流点におきまして、排水ポンプの設置を検討し
ていきたいと考え
ております。 また、市管理河川の流下能力を確保するため、土砂しゅんせつや雑木伐採、河川改修などの促進、河川監視カメラの増設などによる管理体制の強化などを計画的に進め
てまいりたいと考え
ております。 なお、今回の大雨で被害
が生じました日野川と大塩谷川につきましては、堤防かさ上げの早期事業化を国、県への重要要望事項に追加したところでございます。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 分かりました。 河川しゅんせつとかそういったことは必要で
ありますけれども、特に私は先ほどの下水処理場のオーバーフローの件に関して、やはり下水処理場、これは配水場なんですけれども、この写真、そうなんですけれども、この近くにオーバーフローしないように貯水池を一回造っ
て、そこでため
てそこで排出するというような具体的な対策を取るなり、いわゆる入水を少しでも減らしながら入水の段階で少しでも外に出し
ていく。川上の段階から外に出し
ていくという施策のためのポンプの増設、これ非常に大事だと思いますし、あとは水門、これをいかに管理するかということを今後やっ
ていただきたいというふうに思いますし、また護岸工事、これは市民に任せるというんじゃなく
て、やはり公共工事化し
て、しっかりと定期的に管理をし
ていただきたいというふうに思います。 最後に、これも市長所信の中で、いつどこで発生するか分からない災害に対する備えを行うとおっしゃっ
ておりましたけれども、この予防法的な対策について、今後予算措置も含め
てどのように備え
ていくのか、市長のお考えをお聞かせください。
○議長(吉田啓三君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 近年、集中豪雨
が頻発し
ておりますので、やはり浸水被害というものをしっかり軽減させないといけないと、それによって市民の安全・安心を守らないといけないというふうに思っ
ております。日頃の準備、訓練、あるいはソフト面での対応も必要ですし、やっぱり治水対策というのは極めて重要だと思います。 今回のことでいろいろ被害
が発生したところはしっかり要因をチェックし
て、それに対する対応をするということも大事ですし、治水対策、川全体あるいは流域全体の課題ということで、どこかを抑えるとどこか
がというところも
あるので、そういう総合的対策
が必要ですけれども、まずは国と県に対して日野川それから大塩谷川の堤防のかさ上げ、これは緊急に要望に追加したところで
あります。あわせ
て、大雨の復旧については今議会中に追加で予算を上程させ
ていただきたいと思っ
ております。 なお、災害復旧につきまし
ては、国庫補助の関係で災害査定を受けた後、12月の補正予算案でお示ししたいなというふうに思っ
ております。いずれにし
ても、総合的な対策、治水を含め
て、自然災害への備えというのを強化し
ていく必要
があるというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 中西昭雄君。
◆(中西昭雄君) 以上で終わりたいと思います。今後も、中・長期的な対応も含め
てしっかりと確認したいと思います。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 以上で中西昭雄君の質問を終了いたします。 暫時休憩します。 再開は午後1時といたします。 休憩 午前11時49分 再開 午後 0時59分
○副議長(橋本弥登志君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 次に、発言順位3番、土田信義君。 土田信義君。
◆(土田信義君) 市民ネットワークの土田信義でございます。先般の市議会選挙で初めて当選させ
ていただきまし
て、今日の一般質問
が初めてでございます。市民の負託に応えつつ、市政の課題を分かりやすく明らかにし、いろんなことを詰め
ていきたいと思います。そして、住みよい越前市を築い
ていきたい、そういった思いで質問させ
ていただきます。どうぞよろしくお願いします。 さて、私は小さい頃、東京に遊びに行ったこと
があります。東京には兄
がいました。兄の彼女
が、日頃うちのばあちゃん
が作っ
てくれ
ていた芋の煮っ転がし、あれの変化球でフライドポテトを買っ
て持っ
てき
てくれました。あわせ
て、シェイクも持っ
てき
てくれました。びっくりしました。感動しました。都会は違うなあ、一事
が万事、都会はいいなあ。僕も、こんな当時、武生の田舎じゃなく
て都会へ住もう、都会に行こうと思っ
ていました。 大学時代、くしくも地元の青年団の方から誘いを受け
て青年団に入りました。すると、私の考え
が見る見る変わっ
ていきました。都会の魅力よりもこの越前市、旧武生市の魅力、もっと大きいもの
があるな、そのように感じました。それから45年ぐらいたちますでしょうか。そういった思いの中で、この議会活動もさせ
ていただきたい、質問もさせ
ていただきたい、そういった思いで取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 まず最初は、
北陸新幹線たけふ駅の周辺開発について質問させ
ていただきます。 市長
が所信で述べられた研究開発施設、つまり株式会社
福井村田製作所を市
が誘致しようとし
ていることについて、
村田製作所がそれに応えようとし
ていることについて、非常に私は歓迎したいと思います。ありがたいなと、心よりぜひそういった誘致の実現を希望し
ていきたいと思います。これまでの越前市の取組、
パートナー企業、戸田建設の取組、それらの
まちづくり協議会の皆様、そして地元関係者様の今日までの御尽力に感謝申し上げます。 さて、そういった中で、新幹線の駅前開発、非常に大事なところだと思います
が、先ほどの川崎悟司議員への御回答で
ありました県営産業団地についてもう少し御質問をさせ
ていただきたいと思います。 越前市は県の産業団地の募集に手を挙げなかったというようなことでお答えをいただきました
が、なぜ県の産業団地に応募しなかったのか。山田市長、龍田副市長、並々ならぬ御尽力でそういった制度をつくっ
ていただいたと私は理解し
ているんです
が、そういったところになぜ手を挙げられなかったのかをお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) まず最初に、県営産業団地の公募要件について御説明させ
ていただきたいと思います。 まず1つ目に、開発面積
が20ヘクタール以上で
あること、そして2つ目に売却単価
が平米2万5,000円を目安とし、その超えた分は売却単価に含めずに、今回応募した応募市町に負担を求めることなどとなっ
ているというところで
あります。県
が想定をし
ております売却単価、平米当たり2万5,000円で、開発面積、例えば20ヘクタールを産業団地として整備しますと事業費は約50億円ということになりまし
て、市負担は事業費の3分の1を持つということになっ
ておりますので、約17億円を負担するということになります。さらに、平米当たり2万5,000円を超えた額は応募市町に負担を求めるということになっ
ておりますので、例えば2万5,000円を超えた額を1万円というふうにしますと、開発面積
が20ヘクタールの場合は約20億円を別途市
が負担することになりまし
て、売却先
が決まらないと最大37億円の負担を負うことになると、こういう状況でございます。 こういった条件につきまし
ては、本市にとっては厳しい内容ということでございまし
て、例えば弾力的な運用というものを求め
ていきたいということで
ありますけれども、1つ目の20ヘクタールということについては、開発面積については売れ残りリスクを避けるため、一気に20ヘクタールを開発するというのではなく
て、例えば進出企業
が決まった、話
がまとまったような場所から開発し
て、またその20ヘクタールを一気にじゃなく
て、工事や工期に分けることを可能にする、そして2つ目に平米2万5,000円の売却単価を超え
ても全額を売却益で回収する、そして市町に負担を求めない、こういった弾力的な運用
ができないかということを最大限図っ
ていただくように要望してるということから、今回8月31日には至らなかったということでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) よく分かりました。そういったところを詰め
ていただきまし
て、ぜひともそういった県営産業団地
ができましたら取り組むこと
ができるように御尽力をお願いしたいと思います。地元の方々は、民民の売買を望んで
いるわけではないというような声を多々聞きます。公の公共に協力する、そういったところですと親戚なんかの理解も得やすいんだというような声も聞こえます。ぜひとも取り組んでいただきますようよろしくお願いします。 次に、新幹線たけふ駅周辺開発に関する計画について御質問させ
ていただきます。 南越駅
周辺まちづくり計画が幾つか示され
ています。先ほどの御質問でも幾つか御答弁
がありました。私は、大変よくでき
ている計画だなと感じ
ております。今後、このような計画に示すような都市
が私たちの今後を明るい未来に変え
てくれるのではないか、快適に暮らせる社会につながっ
ていくのでなかろうか、私はぼんやりです
がこのように感じ
ています。 そこで御質問です。 市はこれらの南越駅周辺のまちづくりについてどのように捉え
ていらっしゃるのか、御所見をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 先ほども御説明したとおり、3つの計画、南越駅の
周辺まちづくり計画、そして新幹線駅周辺まちづくりのガイドライン、それから市
オープンイノベーション推進ビジョン、こういった3つの計画につきまし
ては、地域の代表とか外部有識者から御意見をいただい
て策定をし
てきたものだということでございますので、こういった計画に書かれ
ているまちづくりの方向性と土地利用の方針に基づきまし
て、今後も整備や企業誘致を行っ
ていくというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございました。 市長にお伺いします。 このようなまちづくり計画の中で、市長
が特に大切だと思っ
ていること、重点的にやりたいこと、力を入れ
てやりたいこと
がありましたらお願いします。 あわせまし
て、次の質問、併せ
て回答いただけるとありがたいんです
が、これらの計画を推し進めることによって、私たち市民は暮らし
がどのように変わるのか、私たち市民はどのような便益を得ること
ができるようになるのか、市長の御所見をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 幾つかの計画
があるわけですけれども、大阪開業頃を念頭に置いた夢を描いたものということで
ありました。それを新幹線
がもう間もなく開業しますので、できるところから着手をし
て、一個でも確実に実現をすると、具体化をするということ
が何よりも大事だというふうに私は思っ
ております。もちろん、いろんな計画というのは地元で議論をしつくり上げたものですので、まさに市民の声ですから、これを大切にし
て実現したいと思います
が、その内容を具体的に言うと、研究施設で
あるとか、ホテルとか飲食施設、商業施設など
が集積するようなこと
が最終的には理想だろうというふうに思います。その辺でも様々なルートで企業誘致に努め
ておりますけれども、まずは福井村田さん
が候補の一つとして取り上げ
ていただいたということで、まず第一歩目を実現すること
がその後のいろいろな集積につながっ
ていくんだろうというふうに思っ
て、私としては地元の皆様、地権者の皆様に御理解をいただい
て前に進めたいなというふうに努力してるところで
あります。 おっしゃったように、民間投資ということで
ありますので、投資意欲の
ある企業をどうやっ
て見つけるかということ
が大事でございますので、その
トップセールスと地元の理解の促進を並行し
て進めるという非常に難しい作業も
ありますけれども、できるだけ実現するように全力を挙げたいというふうに思っ
てます。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) 市長、ありがとうございました。私も同感で、そういった立場で私も進めたいというふうに考え
ております。 続きまし
て、既存の計画の理解の浸透についてお伺いします。 これらの計画には、キーワードとして
フォレストシティ、
スマートシティ、
オープンイノベーション、そういったことはもとより端々にSociety5.0、RE100、モビリティー、ウエルビーイングなどの用語
が散見されます。片仮名や英語表記
が多く、理解し難いの
が短所です。市民の方々、進出に意欲
ある企業の方々にこれら目指す概念
が伝わっ
ているのかどうか、このことについて御所見をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) まず、この各種計画で
あります
が、例えばまちづくり計画もそうで
ありますけれども、新幹線の大阪延伸という一つの大きなめど、そこをめどとしまし
て、例えば2040年の将来の姿を描い
ているというもので
ありまし
て、財源とか事業規模、
スケジュール、こういったもの
が具体的に示され
ていないということで
あります。 そういったことから、具体化し
てお伝えする必要
があるんだろうなというふうに考えてるところで
あります。そのためには、一つずつ具体化し
ていくに当たっては、丁寧な説明に努め
てまいりたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。特に、市民の方々、地元には丁寧な説明をお願いしたいなと思います。 こういった計画を進め
ていくに当たり、市の役割は何か、これを問いたいと思います。 民間主体の開発で、こういった今言われたような概念の都市
が果たして出来上がるのでしょうか。市の役割はどのようなもの
があるか、御認識をお伺いします。お願いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) まず、計画の概念に基づいた計画都市
が出来上がるかというふうなお尋ねに対してのお答えで
あります
が、南越駅
周辺まちづくり計画の土地利用ゾーニングに沿った先端の研究施設、商業施設などの誘致ターゲットを設定しまし
て、また誘致企業に対してまちづくりガイドラインで定めた開発方針を丁寧に説明し、これらの計画に基づいた整備
が着実に進むよう努め
てまいりたいというふうに思います。 そしてもう一つ、市の役割についてのお尋ねでございます
が、新幹線駅周辺の整備につきまし
ては、大部分
が民間企業の開発によって構成されるということになりますけれども、市としましては、企業誘致に当たっては
パートナー企業と共に企業や地元に理解し
てもらえるよう事業を進め
てまいりたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございました。 私は、それだけでは不十分ではないか、そういったところで今回所信で出
てきました
次世代交流拠点みたいなの
が出
てきたのではないかなんて勝手に想像し
ております
が、市長
が所信で
次世代交流拠点について、この越前たけふ駅周辺で整備を進めたい旨、おっしゃいました。この施設の機能とこれらの計画、今までの大きな3つの計画なんかの関連について御所見をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君)
次世代交流拠点の機能と各種計画の関連はということで
ありますけれども、まず
次世代交流拠点につきまし
ては、検討の対象として市民や研究者など
が集うオープンスペース、カンファレンスホール、子供向け施設、伝統産業を含む物づくりの発信拠点などを例示をさせ
ていただいたというものでございます。 この南越駅
周辺まちづくり計画でお示しし
ている土地利用ゾーニングの中で、特ににぎわいを担う未来創造ゾーンとか、次世代を担う先端産業
が立地する先端産業ゾーンの形成を図ることにつきましては、加え
てオープンイノベーション推進ビジョンもそうで
ありますけれども、これまでにも合致したもので
あると、そういった
次世代交流拠点の今後事業化の可能性について、手法とかそういうものについて研究を庁内で行っ
ていきたいというふうに考え
ておるところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ぜひとも研究を進め
ていただけるといいなあと思います。そういった研究
が新たな企業を呼び起こすのではなかろうか、あるいは地元の理解
がより進むのではなかろうかというふうにも思います。 続い
ては、この整備構想を策定するため、研究会を立ち上げる旨、御説明
がありました。どのような研究会を立ち上げようとし
ているのか御説明をお願いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君)
次世代交流拠点整備に関する研究会で
ありますけれども、来年度に予定をし
ている拠点整備の構想策定に向けた準備に着手するため、庁内に設置しようとするもので、民間参画の可能性としてどういう機能なら民間に出資し
ていただけるのかとか、また整備する手法
がどういうもの
があるのかとか、国や県の支援など、そういったことについて、事例研究とか外部有識者の意見を収集するというもので
あります。また、その研究状況の内容につきまし
ては、随時議会等にも御報告させ
ていただきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。様々な視点から御研究をお願いしたいと思います。PFIでの整備方法、民間でつくっ
て民間で整備する、公設で民間
が整備する、いろいろな手法
があるかと思います。その研究会のメンバーなんかもいろいろな手法
があるかと思います
が、期待し
て見
ていきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、道の駅のオープンに向けた進捗状況についてお伺いします。 指定管理者
が決まり、道の駅のオープンに向け
て準備を進め
ていらっしゃることと存じます。どのようなテナント
が入り、どのような市民サービスを提供しようとし
ているのか、進捗、準備状況、オープンの期日等
が分かりましたらお知らせください。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 進捗、準備状況につきまし
てのお尋ねでございます。 道の駅越前たけふは、今年の8月5日に国土交通省によりまして正式に登録されたということでございまし
て、先般報道等もされたところでございます。 施設の進捗状況につい
てでございます
が、今年度3月末のオープンに向けまし
て、観光案内所や飲食物販コーナーなど
がある本館と24時間利用できる道路情報施設の建屋
が完成しまし
て、屋外の駐車場、イベントに利用できる広場は現在工事中、そして現在建屋内の共用部分の備品等の整備、そして指定管理者と管理運営に向け
て協議を進めてるというところでございます。 道の駅では、カフェやスイーツ、お土産品、農産物の販売のほか、観光客に向け
て越前ガニなどの海産物、また越前おろしそばなど、越前の食をPRする食の提供
ができるよう、飲食物販運営事業と準備を進め
ているというところでございます。 12月議会には道の駅全体の詳細やオープン日などをお示しさせ
ていただけるかなというふうに思いますので、改めて御報告させ
ていただきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。それでは、また12月議会に進捗なんかを教え
ていただけるとありがたいと思います。期待し
て見守っ
ていきたいと思います。 次に、モビリティーについて御質問させ
ていただきます。 先ほど、企画部長のほうからデマンド交通、20年後には自動運転なんかも視野に入れてるんだというような御説明をいただきました。わくわくし
ているところでございます。そういったことに先駆け
て、RE100、つまり再生可能エネルギー100%で小型電気自動車のレンタカー、そんなものを先行し
て設置できないか、そのような計画について御質問させ
ていただきます。お願いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 脱炭素の取組ということは非常に大事かなというふうに考え
ております。越前たけふ駅に出店するレンタカー事業に対しまして、そういった小型電気自動車の利用について働きかけを行っ
ていきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございました。 次に、新幹線駅周辺の開発と財政の健全化についてお尋ねしたいと思います。 まず、財政健全化の指標についてです。令和3年度の決算では、財政健全化の指標で
ある実質公債費比率は10.2%でした。将来負担比率は118.1%でした。ともに市の目標値15%、150%以内を堅持し
ています。本市では、財政健全化の目標指数を目標値として15%並びに150%以内とし
ています
が、根拠等
がありましたらお教えください。
○副議長(橋本弥登志君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 合併に伴います庁舎建設などの大型の施設整備、これ
がおおむね完了したことから、令和2年度からの行財政構造改革プログラムⅤ、これは令和5年まで使用するものでございますけれども、これにおきまして合併当時の目標値、これを上限に設定させ
ていただきまし
て、15%以内、150%以内という数値を用いてるといったところでございます。 本市のこの2つの比率で申し上げますと、今ほど議員御紹介いただいたとおり、目標値の範囲内ということも
ありますし、またいろんな財政指標の中で財政力指数というもの
がございます。こういったものは他市と比べまし
ても本市は高い状態に
ありますことから、総合的に見ると健全な財政運営を行っ
ているなという認識をし
ているところでございます。 令和2年度の決算ベースで申し上げますと、施設の更新や企業支援
が続いたことで今ほどの両数値
が上昇いたしまし
て、県内の9市の中でも将来負担比率
が最も悪いと、そして実質公債費比率は2番目に悪いという状況で
ありますので、特に財政運営においてはこういった指標
が悪くならないように配慮しながら運営をし
ていっ
ているという状況でございます。 なお、来年度改定予定の行財政構造改革プログラムでは、単年度でぽっと悪くなることは
あると思うんですけれども、それを捉え
て判断するよりも、しっかりと傾向を把握する中で目標値の設定についてもしっかりと検討し
ていく必要
があるなと考え
ているところでございます。 以上でございます。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。分かりやすい回答だったと思います。越前市、既に多額の起債をし
ています。ちなみに、今、令和2年度、令和3年度の事例を挙げ
ていただきました
が、中期財政計画の中で令和5年度、ゼロシーリングの場合、実質公債費比率並びに将来負担比率はどのような数値になるのかお示しください。
○副議長(橋本弥登志君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) このたび公表いたしました中期財政計画は、本年7月時点で予測可能な限り令和9年度までの5か年分の財政推移について試算をしたものでございます。 中期財政計画策定時点から新たな政策的事業や景気変動による影響等
が、今ほどゼロシーリングとおっしゃられましたので、そういったもの
が全然発生しないというふうに仮定した場合には、令和5年度の実質公債費比率は11.0%、将来負担比率は135.3%になると見込んで
いるところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。将来を見据えた健全運営というのは大切なことだと理解し
ております。しかしながら、この
北陸新幹線越前たけふ駅周辺の目指す姿に向けた開発には、今後一層公金の投入
が私は必要だとこのように感じ
ています。地元の地権者の御理解と御協力を促すために、また市長、副市長自ら
トップセールスで商品を売り歩い
ていただい
ています
が、その商品
が魅力
ある本物だというふうに体感し
ていただくためにも、この企業誘致を確実にするためにも、公共の役割は大きいというふうに考え
ています。 具体的には、道路の整備、路側帯、街路樹、下水、上水、5G、6GあるいはRE100などの電力線の地中化、再生可能エネルギーやゼロカーボンシティへの取組、例えば周辺地域や公共施設への太陽光発電設備や蓄電池の設備、その設備への助成など、今、おっしゃられました
次世代交流拠点もこのような公共投資の対象かと思います。
オープンイノベーションを促す仕組み、カンファレンスホールなんかを持ち得るような施設をというようなお答えでした
が、コンベンション機能なんかも大切かと思います。そういったところを十分配慮し
ていただくと、公金の役割は大きいと思います。これらの基盤の投資
が求められます。当初の一時期、財政健全化の指標は公金を投入すれば低下すると思います。しかしながら、企業
が立地し活動
が始まりますと、法人税、固定資産税、個人市民税等々の増収
が見込まれます。逆に、財政健全化に寄与することにもなり得る事業だと私は思っ
ています。 越前たけふ駅前に具体的な進出企業
が見込まれる、具体的には今、
福井村田製作所等
が見込まれ
ているとのことです
が、積極的な先行投資
が今望まれるのではなかろうかと思います。御所見をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 西野企画部長。
◎企画部長(西野吉幸君) 越前たけふ駅周辺におきます、今ほど議員さんおっしゃられましたように、新たな市の負担による施設の整備というのは恐らく今後考え
ていく必要
があるだろうというふうにも考え
ております。それに加えまし
て、企業誘致に係る支援、こういったものもしっかりし
ていく必要
があると考え
ております。こういったことは現時点で策定いたしました中期財政計画、これに盛り込んで
いないようなことを今後想定しなくちゃいけないということは当然起こり得ることというふうに認識をし
ているところでございます。 越前たけふ駅周辺の整備につきまし
ては、これまでも市長及び理事者
が申し上げ
てき
ておりますように、民間の整備というものを中心に考え
ているところでございますけれども、市
が担うべき整備、これにつきまし
ては得られる収入と支出における、例えば支出におきましても国や県の支援、あるいは起債可能額、そういったものをできるだけ長期間で試算をし事業に臨むこと
が重要で
あると考え
ているところでございます。 また、現在の社会情勢を見まし
ても、まだ不安定要素
が大きく、本市の経済情勢
が急激に変化するということも十分念頭に置く必要
があるというふうに考え
てございますので、そういった点をいろいろ総合的に判断しながら、設備投資、そしてそれで得られる収入、そういったものをしっかりと考え
ていきたいと考え
ております。 以上でございます。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。総合的に判断しながら着実に進め
ていただけるとありがたいと思います。 さらに、これらの増収
が進めば学校給食の無料化、子育て支援の充実、福祉の底上げ等々いろんなところに期待
ができます。新たな雇用
が生まれ、交流やにぎわいの創出、新しい総合計画
が示す人口8万人の維持、それも可能なことになるのではなかろうか、この投資
がいい循環を生み出すというふうに考えます。 冒頭、私は芋の煮っ転がしとフライドポテト、アイスクリンとシェイクのお話をさせ
ていただきました
が、この地域の持ち味を生かしながら、私はそれも一つのイノベーションだと思っ
ています。そういった分かりやすいイノベーション
が起こるに違いないと感じ
ています。自然と人間の共生する未来、そして人工知能
が活躍する未来、それ
がフォレストシティで
あったり
スマートシティではなかろうか、このように感じ
ているところです。地元の地権者の方々にとっても、進出企業にとっても、市民にとっても、よかったなと思え
て幸せになる。つまり、市長
がおっしゃってるウエルビーイングを期待し、
北陸新幹線越前たけふ駅周辺開発の質問を終わらせ
ていただきます。 次に、豪雨の対応について質問をさせ
ていただきます。時間
がないので、申し訳ございません、健康な長寿のまちづくりについては割愛し、こちらのほうに移らせ
ていただきます。 先般の大雨により被害に見舞われた市民の方々、また大規模な災害に見舞われた南越前町の町民の皆様に対し、お見舞いを申し上げます。一日も早く日常生活を取り戻されることを心よりお祈り申し上げ、質問させ
ていただきます。 さて、8月4日から5日にかけて福井県内は発達した積乱雲
が次々と流れ込み、南越前町と敦賀東部を中心に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨
が降りました。日野川の源流地域に当たる南越前町の今庄では、24時間雨量
が405ミリと同地点の観測史上最多を更新しました。平年の1か月分の2倍以上に相当するとのことです。 そういった中、本市においても市中心部を流れる日野川では大きな白波を立て、
いつ堤防を超過し
てもおかしくないような勢いで流木などを取り込み、濁流化し
て流れ
ていました。先ほど、中西議員さんも御指摘のとおりです。中でも、右岸の帆山町から村国1丁目にかけては局部的に堤防
が低い場所
があり、豪雨時に当たって身の危険
が増すようなそういった状況でした。 これらの背景の中、幾つか質問をさせ
ていただきます。 まず、8月5日の日野川の水位の状況はどうだったのかお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 田中建設部理事。
◎建設部理事(田中和利君) 日野川の上流域で
あります南越前町を中心に降りました大雨の影響によりまして、日野川に設置され
ております今庄の水位の観測局では、5日の9時に氾濫危険水位の2.8メートルを超過いたしまし
て、9時40分に3メートル21センチの最高水位を観測し
ております。 また、中平吹観測局では9時30分に氾濫危険水位の4メートルを超過いたしまし
て、10時に4メートル32センチの最高水位に達し
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございました。とても危険な状況だなというふうに感じました。 そこでお伺いします。 今回の豪雨に当たり、上流に
あります広野ダム、桝谷ダム、緊急放流
があったのかどうかお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 田中建設部理事。
◎建設部理事(田中和利君) 議員の御質問のダムの異常洪水時防災操作、いわゆる緊急放流でございますけれども、これはダム
が満水に近づいたときに、ダムからの放流量をダムへの流入量と同程度となるように近づけ
ていきまし
て、満水になったら流入量をそのまま下流域に通過させるというダムの操作でございます。 今回の大雨では、桝谷ダムと広野ダムの貯水量には余裕
がございまし
て、緊急放流を行うことはなかったと県より聞い
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございました。少し安心でございます
が、まだまだ予断を許さないというような心配も
あります。 そこで次に、日野川河川のしゅんせつについてお伺いします。 丹南土木にて、数年前から一昨年にかけて河川内の樹木の伐採や土砂のしゅんせつをし
ていただきました。多少なりとも安心かなとも思っ
ていました
が、最近の豪雨はまだまだ予断を許しません。帆山橋上流の右岸、矢船町から帆山町にかけて堤防を守るために、流速を弱めるで
あろうテトラポッド
が置い
てあります。しかし、いまだそのほとんど
が土砂の中に堆積し
てしまっ
ています。私たち
が子供の頃はそれ
が現れ
ていました。その頃から比較すると、大人の背丈分ぐらいは土砂の堆積
があるのではなかろうかと推測されます。豊橋の下流の右岸から中部にかけては、河川敷の中に20メートルの高さの樹木
がかなりの本数、40本から50本ぐらい
が残っ
ています。今回の豪雨では流木など
が引っかかり、集団で激流に抵抗し、日野川の水位を上げ
ていました。 私たちは身近な河川の排水路のしゅんせつを江掘り、えんぞほりなどと称し
て社会奉仕に組み入れ毎年実施し
ています。一方、日野川はどうでしょう。日野川も私たち
が子供の頃は河川での土砂採取
が認められ、毎年多くの土砂
が搬出され、しゅんせつされ
ていました。あれから半世紀以上しゅんせつがなされていないのではなかろうか。一昨年、多少の土砂を搬出し
てもまだまだ背丈ほどの土砂
がたまっ
ている、このような状況でも不思議ではないと思います。 市は、河川管理者の県に対して、堤防のかさ上げについていち早く書面で要望を上げ
ていただきました。大変評価します。本格的なしゅんせつを河川管理者に市からも併せ
て要望を上げ
ていただきたいと思います
が、御所見をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 田中建設部理事。
◎建設部理事(田中和利君) 洪水を安全に流下させるためには、定期的にしゅんせつとか伐木等を実施しまし
て、河道の流下能力を確保するということ
が必要でございます。 日野川におきましては、河川管理者で
ある県
が堆積土砂や樹木の繁茂の状況を確認し
て、緊急度の高い箇所からしゅんせつや伐木を実施し
ているというふうに聞い
ております。 しゅんせつや伐木の日野川での実施状況につきまし
ては、令和2年度に日野大橋下流から日之出橋の区間におきまして伐木を実施し、令和3年度、昨年度には家久町地係のJR橋周辺の樹木の繁茂し
ている箇所において伐木や除根を実施し
ております。 また、本年度におきましては、8月に松森町地係におきまして伐木を実施し、非出水期となります10月以降にしゅんせつを予定し
ているというふうに聞い
ております。 本市といたしまし
ても、必要なしゅんせつや伐木の実施につきまし
て、引き続き県に対し強く要望し
てまいりたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございました。よろしくお願いします。 次に、日野川の堤防補強、かさ上げについて御質問です。 市は県に書面で要望を上げ
ていただきました。先ほども申し上げました
が、迅速な対応について大変評価いたします。県は、河川は川下から整備するというような御説明とのことです
が、お伺いします。 越前市の局部的に堤防
が低い場所、今にも氾濫しそうな危険な場所
があります。その場所について、川下から順番に整備をするとなると
いつ頃になるというふうに考え
ていらっしゃるのか、河川管理者はどのように想定してるのかお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 田中建設部理事。
◎建設部理事(田中和利君) 日野川の河川整備につきまし
ては、県
が平成19年に九頭竜川水系日野川ブロック河川整備計画を策定しまし
て、帆山橋下流の村国工区において築堤工と護岸工の整備を実施する計画とし
ております。 計画期間につきまし
ては、おおむね30年というふうになっ
ておりますけれども、災害の発生状況や流域の開発計画などの社会情勢の変化等を適切に反映できますよう、必要に応じ
て変更するというふうに県から聞い
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) 再度お伺いします。 先般の計画で、越前市の帆山町から村国1丁目の堤防
が低いところの計画は、30年後に整備するというような計画というような御説明でしたか、お伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 田中建設部理事。
◎建設部理事(田中和利君) 平成19年に策定した計画において、計画期間についてはおおむね30年というふうに記載
がされ
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) ありがとうございます。よく分かりました。まだまだ整備
がされないということ
がよく分かりました。 河川は川下から整備するというなの
が基本かとは思います
が、そればかりでなく、危ないところからも補修、整備
が必要ではないか。今お聞きしますと、これから先15年ぐらいは整備されない。それまで不安でずっと
いろと言うのか。地域では雨の降り方
が変わっ
ている、局地的な豪雨も
ある、そういった中で今回のような災害
が起こった。いつ何どき越前市のほうに向かっ
て線状降水帯
が入っ
てくるかもしれない。そういった中で、人の命を守る、財産を守る、このような堤防の築堤
が15年後でよろしいのでしょうか、市の認識をお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 田中建設部理事。
◎建設部理事(田中和利君) 県の河川整備計画でございますけれども、日野川での工事箇所といたしまし
ては、今ほどの村国工区のほか、福井市の清水山工区、それから松ケ鼻頭首工上流部の下平吹工区
が位置づけられ
ております。 今現在では、国のほうで直轄事業といたしまし
て、福井市の久喜津、朝宮地区におきまして河道掘削
が進められ
ている状況でございます。 これらの箇所はいずれも治水安全度
が現在非常に低いという箇所でございまし
て、下流の区間の整備を行うことによりまして上流区間の水位を下げるといったような効果も発揮されることから、下流の整備を行うことを原則として実施時期を検討し
ていくというふうに県から聞い
ております。 市といたしまし
ては、日野川の村国工区の早期事業化に向けまし
て、引き続き強く県に対し要望し
ていきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) 市としての御見解、ありがとうございました。そちらのほうでどうか強くおっしゃっ
ていただきますようによろしくお願いします。 続きまし
て、山林の手入れ、間伐、多様性の
ある山林の育成について御質問させ
ていただきます。 山林、特に私たちの身近で人
が手入れをし
てきた里山は、本来水源を豊かにし、土砂災害を抑える、人の心を癒やし
てくれる、二酸化炭素を吸収する、そういった多くの役割を持っ
ています。里山の土壌は、有機物や様々な生物によってスポンジのような構造となっ
ているため、痩せた土地と比べ
て雨水を地中に浸透させる能力にたけ
ています。このため、雨水を十分土壌中に蓄え、ゆっくりと河川に流すこと
ができ、洪水や渇水を緩和すると言われ
ています。土壌の表面を覆う落ち葉や下草等によって雨などによる土壌の流出を抑え土砂災害を未然に防ぐ、こういったことも役割
があるとされ
ています。これらは私
が子供の頃の里山のイメージそのものです。しかし、近年は違います。 私は近年、獣害対策
が御縁で再々村国山に登り、密集林の伐採や登山道の整備をし
てきました。ここで見る里山の景色は、子供の頃の里山のイメージとは全く異なります。未整備の密集した竹林や杉林などでは、暗く
て怖い場所となっ
ています。密集林の土は痩せこけ、樹木の根
があらわになっ
ています。昭和56年、五六豪雪で倒壊したと思われるような倒木
があったり、近年の倒木まで長い間間伐もされない、倒れた木
が放置されたままになるなど荒れた状態です。これらの倒れた木や倒れた竹
が大雨によって谷に流され、谷
がせき止められ
て流れなくなった雨水
が一気にたまっ
て濁流化し、次々と堰を切り、水流を増し、下流では大きな土石流被害を巻き起こす、こういった一因になってるのではないかと思われます。現に、大雨
が降ると竹や流木
が一気に流れ
て大きな被害
が出
ています。 そこでお伺いします。 里山の持つ治水力を回復すべき里山の整備
が必要です。もはや、森林事業者や山林事業者だけの問題ではなくなっ
ていると思います。越前市の取組をお聞かせください。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 山林の災害の対応のお尋ねだと思います。 まずは、ふだんにおいて行われ
ております間伐あるいは保育といった基本的な保全管理
がなされること
が重要かと思っ
ております。このような適切な森林環境
が維持されること、これ
がすなわち議員御指摘の災害への備えとなるものと考え
ております。 これまでの基本的な森林管理をしっかりと進め
てまいりたいと考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) 越前市の取組は分かりました。 山の機能は林業としての建築材の供給ばかりではなく
て、水をためる、土砂を防ぐ、大気を浄化する、豊かな生態系、美しい景観をつくるなど、公益性
が高い機能を持っ
ています。越前市では、これら公益性
が高い機能の回復を目標とした里山整備、これ
ができないか、あるいは助成
ができないのかお尋ねいたします。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 現在、検討し
ております総合計画でございますけれども、この中では今後の山林の在り方といたしまし
て、あるいは施策の展開の方向性といたしまし
て3つの柱を考え
てまいりたいと考え
ております。 まずは、先ほど御紹介いただきました防災でございます。これは鳥獣害対策から治山事業による災害対応、こういったものを含むものと考え
ております。 2つ目には、やはり産業としての林業の可能性、こういったものをしっかり位置づけたいと思います。 それと最後に、今御紹介いただきました里山としての保全と活用、こういったところでございます。特に、里山の保全と活用でございます
が、二酸化炭素の吸収、あるいは生態系の保全といった環境的側面でございます。また、美しい景観の維持あるいは登山、トレッキング、こういったものの活用など、公共性は非常に高いものと考え
ております。 多面的な公共性
が高い機能をバランスよく維持するために、限られた財源をどう配分するかを総合的に検討し
てまいりたいと考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) 御検討、よろしくお願いします。 次に、森林環境譲与税についてです。 このような公益性
が高い機能の回復を目標として森林整備に活用はできないのか、これをお伺いします。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 森林環境譲与税でございますけれども、人材育成や担い手の確保、森林整備及びその促進に関する費用に充てるものとされ
ているところでございます。 当面、優先すべきことでございます
が、議員御指摘のとおり、森林整備
が進まないことにより倒木、土砂災害など、被害
が想定される森林の整備を優先的に進めるというふうに考え
ております。 森林環境譲与税の活用でございます
が、都道府県、市区町村
が地域の実情に応じ
て森林整備を行うこと
ができることから、本年計画いたします総合計画あるいは国や県の計画と整合性を保つ中で、本市の森林に関する長期的な考え方をまとめたマスタープランを来年度には作成し
てまいりたいと考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) マスタープラン、理解いたしました。できましたら、そういったマスタープラン、それも大事ですけれども、どこかにこのように森林を整備するといいんだよというようなモデルを一つつくっ
ていただけると、ああ、こんなふうにするといいんだなというの
が分かりやすくなるんでないかと思います。例えば、越前市の中央に
ある村国山、越前市
が持っ
ている土地もたくさん
あります。そこも公園の周辺道路の周りはきれいになっ
ています
が、一歩中に入るとかなり怖い山になっ
ています。そういったところを、昔の里山のように復元できるというようなモデルをつくっ
ていただけるといいんかなと思います。今、10月9日にそうだ!村国山に行こう!なんていうイベントも行われ
ています。市民からも非常に親しまれ
ているし、期待
が高まっ
ている山、そういったところを森林整備のモデルにできないか、そういったことも併せ
て御検討いただけるとありがたいと思います。 次に、林業事業者など森林整備を行う事業の主体、これはじり貧です。越前市で林業事業者数を調べると、出
てこないぐらいもうなくなっ
ています。従前の経済活動では既に限界に達し
ていると思います。林業従事者、森林所有者、森林組合以外で
あって、地域で里山整備に取り組む多様な団体、これを支援の対象にできないか、またこれらの団体を育成できないかお尋ねいたします。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎農林審議監。
◎農林審議監(川崎規生君) 今、御提案いただきました森林整備でございますけれども、森林環境譲与税の基金事業でございますけれども、この中に森林整備面積
が5ヘクタール未満の小規模森林を対象に、小規模間伐、あるいは作業道の整備を行う小規模森林間伐促進事業
がございます。 本事業の事業者には、森林組合のほか、集落、事業者、森林所有者有志など
が対象となりますので、御活用の御検討をいただきたいと考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 土田信義君。
◆(土田信義君) 御回答ありがとうございました。ぜひとも、期待し
ていますのでよろしくお願いします。 豪雨の対応について、河川のしゅんせつや堤防の改修、これは当然のこととして必要なことだと思っ
ております。また、山林は自然の貯水ダムとも言われ
てきました。山林の機能回復
が求められます。異常気象と言われ
てきた気象
が常態化し
ています。人の命を守る、財産を守るために、その源流で
ある里山にも目を向け、災害を少しでも少なくするため、あるいは小さくするため、さらには持続可能な社会をつくっ
ていくためにも早急な取組をお願いし
て、私の質問を終了させ
ていただきます。どうもありがとうございました。
○副議長(橋本弥登志君) 以上で土田信義君の質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後2時といたします。 休憩 午後1時49分 再開 午後1時58分
○副議長(橋本弥登志君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 次に、発言順位4番、川崎俊之君。 なお、川崎俊之君の一般質問に関し、資料をお手元に配付し
てありますので、御了承願います。 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 誠和会の川崎俊之でございます。マスクを外し
て質問させ
ていただきます。 まず、8月の大雨で県内では奥越地方、さらには南越前町で甚大な災害
が起き、多大な被害
が出ました。被害に見舞われた皆様に対しお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く正常な生活
が戻りますことをお祈りを申し上げたいと存じます。 それでは、一般質問をさせ
ていただきます。 まず1点目は、
北陸新幹線越前たけふ駅周辺整備について。この質問に関しましては同僚の議員
がお二人、いろんな角度から御質問をされ
ております
が、重複するところも
あります
がそこはなるべく避け
て質問し
てまいりたいなと思っ
ております。 最初に、我々議会に令和4年3月17日現在での企業誘致の方向性についての資料を頂い
ております。それ
が一番最新版だと聞い
ておりますので、後で御紹介します
が、本市は交通結節点で
あるエリアのポテンシャルを生かし、企業、人材
が集う高次機能の集積に向け
て段階的に企業誘致を図るとして、短期、中期誘致を目指す産業等として2つ挙げ
ております。 まず、先端の研究施設、ホテル、飲食施設、この中にはこれと別に園芸施設、植物工場、農業6次化施設など。もう一点は、異世代交流拠点の形成、いわゆる学術研究と人材育成等ということでございます。 そこで、この方向性は駅周辺全体のものなのか、また短期、中期的に目指し
ていく計画だとお聞きをし
ております
が、それぞれどれぐらいの年数で進め
ていくのかをまずお聞きしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 企業誘致の方向性についてでございます
が、まずは駅周辺におきまして、短期的な期間としましては5年以内程度、中期的な期間としましては10年以内をめどということで施設の誘致や整備を図ろうというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) たしか午前中の質問でも市長
がお答えした大阪開業までというのも言葉に出てたと思うんです。その辺はいいとしても、先ほど言いました先端の研究施設という先ほどから答弁
がございますように、福井村田等ということで理解をし
てもいいのかなと思います。ただ、ホテル、飲食施設、さらには園芸施設、植物工場、農業6次化施設というのは現在、話
が止まっ
ているような感じ
がするんですけど、この計画をお聞きしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 短期、中期で誘致する企業として、今、議員御紹介いただいた例示といいますか、私ども
が書いた資料で
ありますけれども、そういったものを中心に、まずは期間、時間軸をしっかりしながら短期的な期間、中期的な期間、そういったものを具体的にしながら誘致を行っ
ていきたいというふうに考え
ているというところで、現在その誘致を進め
ていると、
トップセールスをはじめとして様々な形で取組を進め
ているというところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 今、奥山部長
がおっしゃったように、並行し
てこういったことも進め
ているというところで理解をしました。 そこで、この次の質問も、以前に議員さん
が質問をし
ております
が、8月31日の市長の提案理由の説明の中で、
次世代交流拠点という言葉
が出
てき
て、同僚の議員も質問をされ
ております。内容、イメージ等は聞こうかなと思ったんですけど、もう理解しましたので。ただ、この
次世代交流拠点整備に関する研究会というのをこの秋にスタートさせるということで、この研究会の内容も少し先ほど土田議員
が聞いたところかなと思うんですけど、このメンバーはどういう方で、何人ほどでスタートをさせたいのかお聞きをしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) まずは、この庁内において我々職員で研究し
ていきたい。その研究に当たっては、資料を準備したり、また外部の有識者の方にお話をお伺いし
て、先ほど申し上げたいろんな整備の手法で
あったり、どうやったら民間にここへ出
てき
ていただけるのか、そういった国やら県の支援制度、そういったものをまずは研究をし
ていきたいと、資料を集め
ていきたいと、そういう内容というそういう庁内のメンバーで行っ
ていきたいというところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 何か研究会というと少し堅苦しいなあとは思うんですけれども、この辺も十分市長も精査いただい
てこの中に入っ
ていただけると思っ
てますので、よろしくお願いしたいなと思います。 そこで、先ほど言いました企業誘致の件です。 3月に説明を受けたときには、この資料では異世代交流の形成、異なるということ
が出
てました。学術研究、人材育成等々。しかし今回、次世代の次、
次世代交流拠点と、こう変わっ
てきてるんです
が、これは一緒のことなんでしょうか、全く違う意味でしょうか。お聞きをしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 大変紛らわしく
て申し訳なかったんですけれども、異世代というのは学生さんと成人あるいは高齢者という世代の違いを表し
ていたものなんですけれども、それにとどまらず、例えば研究者同士で
あるとか、もう少し幅広い概念で次世代に向けた交流拠点をつくるということのほう
が包括的な考え方で
あろうと思いましたのと、いわゆる商業施設を単独でやるのか、あるいはこういったものに合体させるといいますか、そういったものも包含できないかということを研究したいという考え方で次世代という言葉に変えさせ
ていただいたということです。申し訳
ありません。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 市長おっしゃったように、その言葉の含みと大きなところを捉え
て、異世代、異なるから次世代に変わったということですね。 それはいいんですけれども、この
次世代交流拠点、このイメージ、先ほど言いました
が、お聞きをしました。これもなかなか難しいなと思っ
ております。いろんな計画
があります。先ほど御説明いただいた市民や研究者等
が集うオープンスペースやカンファレンスホール、子供向け施設、伝統産業を含む物づくりの発信拠点などと、さらには商業施設と一体的な整備を行うという方法。これ一言、長いんですけど、私は頭
が悪いんかも分からんですけど、全く分からない状況です。これ市民の皆さんにも聞きました
が、分からないとおっしゃっ
ております。さっき一体感という言葉
が出ました。同じ建物の中にこういった整備を将来し
ていくのか、別々の施設を造っ
てやっ
ていくのか、これはどうなんでしょう。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 商業施設と
次世代交流拠点、商業施設の誘致を図るというふうなことも含めまし
て一体的に整備をする、そういう方向の中で企業誘致も図っ
ていきたいというところでございまし
て、その手法、どういう形で一つにするかということについては、今後またいろいろと研究をし
ていきたいというところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 構想
が今、先行してるんです。それで、この
次世代交流拠点、これ今後14町分の開発分は分かります。しかし、ここをどういったゾーン、エリアに持っ
ていくのかまでは決めてないと思うんです
が、いかがでしょうか。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 議員おっしゃるとおり、まだこれからでございます
が、
次世代交流拠点を整備するゾーニングで
ありますけれども、まずは地元や地権者、土地改良区、地元
まちづくり協議会の御意見、御理解、そういった御理解をいただくということ
が大前提ということで
あります
が、商業施設とのそういった一体的な整備を行う方向については、いろんな今後の進出企業の意向、そういったものを確認し
て、さらにはこれから秋からいろんなものを研究しながら検討し
ていきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 次の構想ということで
あると思います。 午前中、川崎悟司議員からも出ました言葉で、私も一緒の言葉
が書い
てあるんですけど、まずこのような
次世代交流拠点、大きな構想だと思うんです。こういったことは、やはり市長の提案説明の前に我々議会に途中経過でも何でもいいので説明をし
てほしいんです。こういったものでぼんと出
てもこういったところで質問するしかないので、この辺はこれからしっかりと議会に対して説明をお願いしたい、そのように思います
が、このことについて御返答お願いします。
○副議長(橋本弥登志君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 所信で議会に対して説明するの
が一番公式の場かなというふうに私は考えまし
て所信で申し上げたということで、決して議会等に説明しないつもりで
あったわけではないというの
が1点と、もう一つはそういった構想を描きたいというお話で
あって、その内容は例示はしましたけれどもこれから考えます。おっしゃったように、集合施設にするのか、分散型にするのか、民間だけでやるのか、公共投資を少し入れるのか、PFIでやるのかといろいろな手法
が各種で
ありますので、そういったことをこれから研究し
て、具体的な構想は来年度以降につくっ
ていきたいという、その内部の作業の準備をさせ
ていただきたいというふうに申し上げたつもりで、内部の作業をあえて申し上げる必要はなかったのかもしれませんけれども、少しでも申し上げたほう
がいいかなということで所信でも言わせ
ていただいたということで、今後気をつけたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 我々も、これを市民の方に聞かれ
ても答えられないの
が現状なんです。だから、そこら辺は市長、よろしくお願いしたいなと。担当理事者に対してもよろしくお願いしたいと思っ
ております。 次に、現在進めてる
地権者説明会での用地14ヘクタール、協議状況についてお聞きします。これも午前中の質問回答で得
ております。9月10日、3回目の戸別訪問、これをやっ
ていかれると。これからまた再交渉ということだと思いますので、この辺は少し飛ばし
ていきたいなと思います。 そこで、先端の研究施設についてということで、当地に縁の
ある企業、
福井村田製作所、先ほど出
ております。どうもこの辺
が候補に挙がってるんだろうなと思っ
てます。以前、APBも出ました。この辺も含め
て、最終的に村田さんに決まったのか、APBはどうなっ
ているのかお聞きをしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) まずは、先端の研究施設として
福井村田製作所を念頭に誘致を進め
ているというところで
あります。市と
戸田建設株式会社が一緒になっ
て進めてる、取り組んで
いるというところでございます。 地元や地権者をはじめ関係団体の御理解
が得られるというふうな段階で、改めて、最終的に企業
が立地を決定する際には、社内手続等を経
て、正式に企業の方
が発表されるものだというふうに考え
ております。 また、現在
地元説明会や戸別訪問を実施する中で、地権者や地元役員の関係者の御理解
が進むよう、今協議を行っ
ているというところでございます。 ごめんなさい、議長、APB、すみません、答弁漏れ
がございました。 APBにつきまし
ても、そういった研究施設につきまし
ては引き続き誘致を図っ
ていきたいということで、継続した取組といいますか、お話合いをさせ
ていただい
ているというところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 今、APBもこれからということで、この14町、この分の中には多分入っ
ていないのかなという気
がします。引き続きということですから、精力的な交渉をお願いしたいなと思っ
ております。 そこで、市長の、これも提案理由の説明の中でいろんな、副市長共々
トップセールスをかけ
て26社を対象にし
ていると、そしてまだまだ増やし
ていきたいという午前中の龍田副市長の答弁もいただい
ております。それと、いい返事の
あったのと、あまり、感触は悪いよというのも
あったとおっしゃっ
てましたよね。我々、そこはさっぱり分からない、決まらないと言えないというのは、我々も少し寂しい気
がするわけなんです。いつも
トップセールス、
トップセールスという言葉
が出てるわけです。何をし
てどうやっ
てやっ
て、この辺は可能性は
あるんだとか、言えないのならいいんだけど、やはりそういった報告も我々議会にいただきたい、先ほど言ったように。これは、我々議会軽視として捉えられ
ても仕方ないと思っ
てますので、その辺をどう思っ
てらっしゃるか、お願いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 企業誘致につきまし
ては、先ほどから申し上げ
ていますとおり、短期、中期で目指す、そういったものを決めまし
て、延べ26社、
トップセールスを行っ
ているというところでございます。全体の環境は厳しいという中でも、関心を持っ
ていただい
ている企業も
あるということで
あります。手応えということで
ありますけれども、
新幹線開業だけではなく
て中部縦貫自動車道、そして国道417号、そういったものの開通によりまして、新幹線、インターチェンジ、国道8号
が半径1キロ圏内に集積する交通結節点としての魅力というもの
があるということで、企業から特に関心を持っ
ていただい
ているというふうに感じ
ているところで
あります。複数の企業と立地に向けた協議を進め
ているところでは
ありますけれども、企業の進出につきまし
て、また交渉等につきまし
ても、あくまでその進出企業自ら
が発表する案件ということで
ありますので、企業
が発表した後、我々としてはしっかりと議会に御報告させ
ていただきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 今、個別の交渉の話を多分おっしゃっ
ているわけではないと思いますので、その概要とかどの辺までなら概略を言えるのかという、そういうことでおっしゃっ
ていると思いますので、その辺はしっかり心がけたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 言える範囲でもっと言っ
ていただきたいというの
が本音でございます。よろしくお願いします。 (資料を示す)ここからは、今図面
が出ました
が、これは皆さん議員
が持っ
ていらっしゃいます
が、これ
が、ピンクのところ、赤ですか、これ
が今先行する14ヘクタールの整備図で
あります。ここからは、地権者の代表の方に何回もお話を聞い
てまいりました
が、いろんな地権者の方も同じ考えなんだろうなということを集約し
て聞い
てきました。これは3点、地元の皆さんに関しまして不満と不安
があるように感じ
ております。まず1点目は、本市の交渉の進め方
が親身になっ
ておられない感じ
がする、これは一生懸命やっ
てはおられると思います、思います
が、受け手にとってはそういうふうに感じ
ているということなんです。本気で開発を進め
ていく感じ
がしないと、例えば土地の交渉でも戸田建設に任せっきりじゃないのかなというような声も出
ております。このことについて御所見をいただきたいと。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 越前たけふ駅周辺事業につきまし
ては、官民連携
プロジェクトとして
パートナー企業で
ある戸田建設株式会社と一緒になっ
て事業を進め
ているというところでございます。その中で、市の役割で
ありますけれども、地元や地権者、土地改良区、地元
まちづくり協議会、こういった皆さんとの調整は、市
が前面に立っ
てこの事業に対して丁寧な説明をさせ
ていただい
ているというふうに考え
ています。しっかり地元に寄り添っ
て、御意見を十分お伺いし
ているということでございます
が、民間投資
が前提で
ありますので、その中でできる限りの努力をし
ているというところでございます。議員御指摘の内容も
あります
が、今後も引き続き、地元や地権者に対して市
がしっかりと丁寧に全力で対応し
ていきたいというふうに考え
ておるところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) その気持ちはいまいち伝わってないのかなというような感じもします。 そこで、2点目はこの駅前に企業を誘致するということなんだろうと思うんです。ということで、景観
が損なわれるんじゃないかという御指摘もいただきました。まさにそのとおりだなと。じゃ、企業の横に何か樹木でも立てるんだと、それで済むような問題ではないのかなと思います
が、この地元の意見に対してはどう答え
ていらっしゃるんでしょうか。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 議員おっしゃった御意見というのは、私どもも地元から、そういった地権者の方から直接お話はお聞きをし
ております。先端の研究施設につきまし
ては、新幹線駅周辺ガイドラインに基づきながら、地元からの御意見
がある景観については十分に配慮するよう、また建物デザインにつきまし
ては駅周辺と調和
が図られるよう、さらに外観につきまし
てもできるだけ低層、低い建物の施設となるように市としても働きかけ
ていきたいというふうに考え
ております。 また、市民から要望
が多いそういった商業施設につきまし
ては、企業にとって条件
が厳しいという部分も
ありますので、次世代交流との一体的な整備の検討を行っ
て商業施設の誘致も図っ
ていきたい、そういった中でにぎわいを図っ
ていきたいというふうに考え
ているところでございます。 さらに、飲食施設につきまし
てもいろいろとお話をさせ
ていただい
ておりまし
て、民間投資
が前提となりますので、どういう形ならば投資可能なのか、そういったところもお話合いをさせ
ていただい
ているというところでございます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) それから、もう一点
あるんです。これは、
地元地権者に対して本格的に戸別的に説明会をし
ているんですけれども、その中で期限を切っ
ていると。農振除外手続の期限を令和4年10月までに説明され
ていると、これは拙速ではないかなと。時間もないのは分かります
が、これは地権者に対して失礼かなという気もします。そういう面で、地元の役員の会議、さらには地権者会議、なかなか理解
が得られない。また、例えばそこで農業をされ
ている、1町分の田んぼをされ
ている方もいらっしゃいます、そういった方の代替の農地をどうしたらいいかとか、そういった親身な相談とか交渉もし
ていただきたい。それをやらないと、気持ちよく土地を売っ
ていただく気持ちにならないんです。そういったことをこれからしっかりと対応し
ていくべきだと考えます
が、9月10日からの交渉に関して少し考え
ていただきたいと思います
が、御答弁をお願いします。
○副議長(橋本弥登志君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 現在取り組んでおります研究施設の誘致につきまし
ては、
パートナー企業の戸田建設と共に、4月以降につきまし
ては地元役員会や
地権者説明会を2回開催しまし
て、また戸別訪問を2回実施する中で、地元や地権者の皆さんの御意見をお伺いしながら丁寧に説明、対応をさせ
ていただい
ているというふうなところでございます。 今後で
あります
が、3回目の
地権者説明会を9月10日に予定し
ておりまし
て、例えば今御指摘の事業
スケジュールとか単価についても、具体的な交渉条件について改めてこの9月10日に提示をさせ
ていただく予定でございます。その後、戸別訪問を実施する予定で
あります
が、その中で地権者の要望、今議員おっしゃった農地の代替、こういった御意見も十分お聞きしながら個別の対応を行っ
ていきたい、そういう戸別訪問の内容ということになるということでございます。 こういった全体の交渉の
スケジュールについては、地元の役員の皆さんと十分協議、確認をしながら、じゃあこういう段取りでいこうというふうなことで進め
ているところでございます。重ね
て答弁させ
ていただきます
が、引き続き丁寧な説明に努めまし
て、御意見を十分に伺いながら地元にしっかり寄り添っ
てこの事業を全力で進め
ていきたいというふうに考え
ておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) この質問、最後ですけど、今部長おっしゃったとおり、今後も粘り強く親切丁寧に交渉し
ていただきたいというの
が私からのお願いで
あります。 新幹線、いよいよ開業まであと1年6か月しかないわけです。今回の補正予算でも
ありました
が、紫式部
プロジェクト事業、これも大変すばらしい事業では
あります。しかし、開業したら駅前には道の駅しかでき
ていないというようにならないよう、まず地権者、14ヘクタール、32人ですか、の地権者に本当に寄り添っ
て現実味の
ある計画を進め
ていただきたい。 そこで、最後に市長の意気込みをお願いしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 繰り返しになりますけれども、今回の
プロジェクトは大阪開業頃をめどとする夢を描いたプランというものを実現する、具体化するまず第一歩目を何とか踏み出さないと、2歩目、3歩目
ができなく
て永久にあそこにたどり着けないということになりますので、まず何とかそれをやりたいというふうに思っ
ています。特に、今回企業誘致で
ありますので、誘致企業の都合、事情、
スケジュール、そういったものと、地元の皆様方のお気持ちとかリクエストというもののすり合わせというのは非常に難しい面も
あるんですけれども、そこを市の役割として、民間企業にお任せするのではなく
て精いっぱいやりたいと思っ
ています。いろいろ足らざるところは
あると思うんですけれども、前に進めるようにぜひとも御指導いただくようにお願い申し上げます。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) まさしく、市長、そのとおりで、地権者の方、提案もされてると思うんです。例えば、先ほど出ました6次産業、これは地元農家、集落も
あります、法人化も
あります。これは、協力できるところ
があると、そういった意見も聞い
ています。さらには、駅周辺
がにぎやかになっ
てほしい、これは切実な思いなんです、地権者も。だから、いい条件
がそろっ
て、我々の意見も聞い
てほしい、これなら土地を売りたいなとなるんじゃないかなと思うんです。田んぼをしたい人も
います、しかしそこを上手に交渉し
ていく、これ
が交渉のプロではないんかなと思っ
ておりますので、官民連携でこれからも粘り強くやっ
ていただきたいと思いますので、このことはしっかりと要望をし
ておきます。 次に2番目、中学校部活動の地域移行について、このことも最近いろいろと言葉
が出
てきました。そこで、これも補正予算の質疑でも出ました。もう一度言いますと、公立中学校の運動部活動改革を検討するスポーツ庁の有識者会議は、令和4年5月31日に2025年度末を目標に休日の部活動指導を地域のスポーツクラブや民間のジムなどに委ねる地域移行を実現すべきだとする提言を了承したというところです。これは、理由として御存じのとおり、少子化で
あったり教員の働き方改革です。学校単位の運営は困難になると判断をした、私から見ると少し丸投げなのかなと感じ
ております。先生の正式教員を増やし
ていくというの
が本来のいい形だと思うんですけど、これも仕方ないかなと思っ
ております。財務省
が駄目だと言えばそれまでですから。そういったわけで、受皿になるのはスポーツ少年団やクラブチームなどで
あります。文部科学省の外局で
あるスポーツ庁と文化庁は、関係者の連絡調整を行うコーディネーターを自治体に配置した体制整備を進めることを決めたわけでございます。県内でも、昨年から地域移行のモデル事業
が始まっ
ております。敦賀市では吹奏楽かな、鯖江市も8つ、鯖江市は後で言います。さらには美浜町はボートかな、そういった準備を進め
ている、福井市では令和4年度に剣道を移行し
ている。さらには、大野市も国の指定でサッカー、軟式野球、バスケットボールをやっ
ておられるということで
あります。 そこで、8月下旬に県内自治体のスポーツ担当者の、課長会議かな、会議
が開催されたとお聞きをします
が、どのような内容で今後地域移行を進め
ていくのか、また越前市として参考になったこと
があったか、お聞きをしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 今、御紹介の
ありました県内9市の体育課長会議でございます
が、8月26日に鯖江市で開催されました。今回の会議で取り上げられたテーマは、部活動、特に運動部活動の地域移行についてでございました。 御承知のとおり、鯖江市は昨年度から国の指定を受けまし
てモデル事業に取り組んでおります。この事業を担当し
ております鯖江市教育委員会学校教育課の学校地域連携推進コーディネーターの方から、他県の状況をはじめモデル事業の経験を踏まえた課題、今後の進め方等について説明をいただきました。地域の実情は各自治体によって様々でございます。本市に当てはめた場合、共通の課題、こちらについては非常に参考になりました。しかし、本市の実情や地域性に応じた課題、こちらについては今後整理をする必要
があるというふうに考え
ております。 以上です。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 先ほど、今藤原事務局長から話
が出ました。私も鯖江市、ちょっとお伺いをし
てきました。すごい熱い方
がおられました。名前は控えます
が、市教育委員会学校教育課学校地域連携推進コーディネーター、すばらしい方でした。全部熟知し
ています。総合型を立ち上げたときからいらっしゃっ
て、学校の校長もされ
ている。そして、地域の顔、経営にも県にも行ったこと
があるという方で、私
が質問するよりしゃべるのを聞いただけというような感じになっ
てしまいました
が、いろいろ課題も聞い
てきましたので後で御披露します。 そういうことで、鯖江市の場合は今国の指定でやってるんです。鯖江市は3中学
があるわけで、中央中学は鯖江北コミュニティースポーツクラブ、さらには鯖江中学はさばえスポーツクラブ、東陽中学の拠点では東陽スポーツクラブということで、競技をずらずらっと言いたいんですけど、鯖江中学では4つぐらいの競技かな、中央中学では、これも4つぐらい、東陽中学では男女バスケットということで、結構やられ
ている。来年度は、もう広くやっ
ていく、吹奏楽部も含め
て、そういったことをお聞きし
ております。そういう意味で、令和5年度補助事業の種目と地域移行できる部活動を移行する予定です、全て、今言ったように、鯖江市では。 越前市では、来年度から休日に生徒
が地域で活動できるような新たな環境整備につなげるために、スポーツや文化芸術活動を行う地域の団体等で構成される越前市の子どもの新たな活動環境に関わる検討委員会、これは16人でしたっけ、設置をすると市長の提案理由や説明を受けた。これは具体的に進め
ていくのかどうかというのは少し、前回の質疑でお聞きしました
が、これはあくまでもこの検討委員会の中でいろんな柱をつくっ
ていくのか、誰か一人を立て
てその人中心にやるのか、ここだけお聞きしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) どのように進めるかということでございます
が、その検討会議の中で意見をいただきながら検討を重ね
ていっ
て進め
ていきたいと、誰か1人にというような考えではございません。というのも、先ほど御紹介の
ありました16人ほどの委員さんを予定し
ております
が、それぞれの考え方というの
があると思いますし、それぞれの団体にも課題
があるかというふうに思っ
ております。そういったことから、その検討会の中で意見をいただきながら進め
ていきたいと思っ
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) なかなか、これも後で提案をし
ていきたいなと思うんですけど、中学校の部活動、地域への移行というのは非常に大変な険しい道で
あると思います。 実は、鯖江市でこのコーディネーターの方と話をし
て、帰るときに廊下で教育長にお会いしました。鯖江さん
てうまくいっ
ているんですねと私から言ったら、教育長、いやあ、大変なこと
が多いんですと、実は大変ですとおっしゃいました。やってる方は一生懸命やっ
ているのでそれはそれでいいんですけど、これは大変だなと私もつくづく思いました。 そこで、先ほどの検討委員会の中で議論される一つとして総合型スポーツクラブの問題
があると思うんです、これも検討委員会の中でやられるんかなと思います
が、越前市では現在小学校区を中心に8つの総合型スポーツクラブ
があるわけです。白山地区は、今現在停止し
ているということをお聞きし
ている。鯖江市みたいに中学校区で展開をし
ていくのか、さらには今までどおり小学校区、越前市は小学校区で展開し
ていくのかということです
が、教育委員会としてはまだ決めかね
てはおると思います
が、現在の考え方をお聞きしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) 議員御紹介のとおり、本市の総合型地域スポーツクラブは主に小学校区単位で構成をし
ております。また、各クラブの活動内容ですけれども、こちらも主にニュースポーツを中心にやられ
ていると。鯖江の場合は中学校区でございます
が、本市においては小学校区ということで、この活動範囲というのはこのままいくんじゃないかなというふうに考え
ております。地域の実情でございますけれども、各自治体によって様々で
あると考え
ています。受皿の確保につきまし
ては、総合型地域スポーツクラブ、こちらも一つだとは考え
ておりますけれども、本市にとって最も適した環境を今後検討会で御意見をいただきながら考え
ていきたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 越前市内の小学校区にはないんです、全小学校区に。これは、なかなか厳しいと思うんです。中学校区でやったほう
が、指導者も出
てくるし場所もたくさん
ある。当然、小学校区も借りればいいということで
あるんです。ここは十分検討し
ていかないと上滑りというような形になるので、だから先ほど言ったように、検討委員会の中に、後で提案します
が、そういった方
が要る、どうしても必要だと私は思います。 (資料を示す)そこで、鯖江で聞いたところの、今、図、出ました、資料
が。これにたくさん問題、課題も
ありまし
て、いろいろたくさん
ありまし
て、指導者不足の解消とか経済的に困窮する家庭の生徒に対する支援、これは会費等の問題、鯖江市さんはたしか年間6,000人だったかな、スポーツクラブはまた別途ということでした。そして、楽しみたいとか勝ちたいという子供たちのニーズに対応できるスポーツクラブ
が必要、そして次にスポーツ少年団や高校生との共同、これはできるんです、陸上なんかは高校生たち
が鯖江で使ってるということで高校生に教え
ていただける、そういったことを言っ
ておりました。そして、一番肝腎なのは練習場所の確保、さらには新たな保険の加入。問題
が起きたときの際の責任、誰
が取るんだと。そして、子供の競技成績や母校の伝統に執着する保護者への理解促進、さらにはこれからの国、県からの支援などなど、たくさんの課題、これ以外にもたくさん
あると思います。そういった課題をまとめ
てきました、鯖江市さんの意見を聞きながら。 そういった意味で、ここから経験豊富なコーディネーターの配置
が必要だと私は考え
ております。 (資料を示す)これです。これも少し私なりに書い
てきました。部活動地域移行の体制整備のイメージということで、この真ん中にコーディネーターさん
が要るんです。こういった方
が、中学校とスポーツクラブとかスポーツ協会、さらには文化芸術協会、民間事業、これを調整する役
がいるんです。こういった方を即座に採用し
ていただきたい。そのように思っ
ています
が、このことに対してどう思われ
ていますか、お聞きをしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 藤原教育委員会事務局長。
◎教育委員会事務局長(藤原義浩君) コーディネーターの御提案でございますけれども、まず国のほうの方針でございます
が、国は体制整備を進めるために、令和5年度の概算要求におきまして部活動の地域移行に係るコーディネーター配置の予算を盛り込むという方針を出し
ております。ただ、この詳細
が決まっ
てまいりますの
が年明けになるかと思っ
ております。 本市におきましても、コーディネーターの配置につきまし
ては検討委員会の委員の皆様から御意見をいただく中で、どういった形で配置し
ていくの
が一番いいのかというふうなことを検討し
てまいりたいというふうに考え
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 十分考え
ていただい
て、検討委員会の中で進め
ていこうといっ
てもそれは無理なことで、全ての経験
がある方、なかなか大変です、このコーディネーターという方は。相当熱いものを持っ
ていないと引っ張っ
ていけない、そのように感じ
ております。 そういった意味で、このスポーツ振興は歴史的な転換期になっ
ていくというようなことだと思うんです。そういう意味で、今度地域スポーツへ移行し
ていくと、先ほど言ったように生活困窮者の方とか親の送り迎え、こういったいろんな問題も
あります
が、それで参加を諦めるということも考えられます。これも多分検討委員会の中で出ると思います。そして、教育の機会の均等
が今以上に崩れ
ていくということも考えられます。また、先ほど言ったように何か大きなけがをしたとき、訴訟の問題、こういうことも、誰
が責任を取るんだということで、非常に道のりは険しいと思っ
ております。 もう一度言います
が、しっかりとしたリーダーシップ
が取れるコーディネーターを採用し進め
ていくべきと思います
が、今後の進め方に教育長の考え方をお示しいただきたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 澤崎教育長。
◎教育長(澤崎秀之君) 今御提案いただいたとおり、いわゆる統括のコーディネーターの必要性については私も十分に認識をし
ているところで
あります。持続可能な仕組みで
あったり、指導体制をどうやっ
て本市に合った状態で築い
ていくのかということは本当に大事な部分で
あります
が、コーディネーターの方に何をコーディネートし
ていただくのかというところは十分に精査をし
ていく必要
があるというふうに考え
ております。まず、本市の子供たち
が将来にわたって様々な新たな機会を得られるように、その機会の確保を進め
ていくためには、この本市の指導を担っ
ていただける可能性の
ある方、いわゆる団体等との連携
が不可欠ですので、その各種団体とのコーディネートをし
ていただける方をまず考え
ていきたいというふうに思っ
ております。 1つ、今考え
ているところを少しだけ御紹介させ
ていただきますと、先ほど小学校区単位とか中学校区単位とかいろいろ話は
ありましたけれども、それをフラットな状態にしまし
て、本市の場合はスポーツ推進委員協議会とかスポーツ協会あるいはスポーツ少年団、それからスポーツ指導者の方の協議会、あるいは今の現在の総合型地域スポーツクラブで
あったり、文化のほうでは文化協議会あるいは青少年の吹奏楽団とか、あるいは研究会で
あったりPTA連合会あるいは校長会、さらには民間のクラブの団体の方からも御意見を聞きながら、どの部分を指導で担っ
ていただけるのかというところのコーディネートをし
ていただける方
が必要というふうに思っ
ておりますので、その方をどのように採用するのかというところも含め
て、市全体でどの部分をコーディネートし
ていけるのかというところも改めて議論をし
ていきたいなというふうに考え
ております。 以上です。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) 教育長、しっかりと考え
ていらっしゃること
がよく分かりました。 まず、こういったことをやる前に、保護者とか子供たちにアンケートというのも取っ
ていただかないといけない。鯖江市さんも取っ
ている。浜松市さんのも参考にしてるとおっしゃっ
てました
が、いろんなところを聞い
ていただい
て、よりよいいい形の移行にし
ていただければと思っ
ておりますし、なかなか、何回も言いますけど、非常に厳しい道のりで
あることはもう間違いないんです。 そこで、最後に教育委員会のことなんですけど、市長にも十分トップとして責任
があるわけですから、今質問することについて最後に御答弁をいただきたいと、今言います
が。 今後は、休日の移行実現に向け
て具体的な
スケジュールを定めた、当然この推進計画をやられると思うんです。そして、様々な課題、いろんなところの自治体でやっ
ていることの課題や効果を検討した上で、休日の活動から今後は平日の活動になっ
ていくわけですけど、ここ
が一番最大の、これも課題で
あります。そして、中学校の部活動地域への移行について、最後に、私、ずっと今質問し
てきました、教育長のすばらしい回答も得られました
が、市長としてどうお考えになっ
ているのか、未来の子供たちへのメッセージをお願いしたいと思います。
○副議長(橋本弥登志君) 山田市長。
◎市長(山田賢一君) 少子化
が進んで、子供さんの数
が減っ
ていて、学校の部活動だけではスポーツも文化も十分にやれない状況
がもういよいよ目の前に起き
ているわけです。同時に、子供さんの中学校の時代からスポーツとか文化活動をやるということは、生涯にわたって健康で幸せに生きる基盤をつくる極めて重要なものだと思っ
ておりますので、私たちも精いっぱいその移行に向けた課題の解決のために支援をさせ
ていただきたいというふうに思っ
ております。
○副議長(橋本弥登志君) 川崎俊之君。
◆(川崎俊之君) これは教育委員会だけでなく
て、本庁全てで協力し
ていただい
て、すばらしい越前市の地域移行にし
ていただきたい。私らもいろいろ協力をし
ていきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいなと思っ
ております。 これで私の質問は終わります。
○副議長(橋本弥登志君) 以上で川崎俊之君の質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は午後2時55分といたします。 休憩 午後2時42分 再開 午後2時54分
○議長(吉田啓三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 次に、発言順位5番、桶谷耕一君。 なお、桶谷耕一君の一般質問に関し、資料をお手元に配付いたし
てありますので、御了承願います。 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 公明党の桶谷です。発言通告に基づきまし
て一般質問をさせ
ていただきます。 最初に、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施についてお伺いをいたします。 人生100年時代を見据え、健康寿命を延ばすこと
が大切で
あります。そのためには、高齢者の介護予防や健康づくりを推進すること
が大変大事になっ
ています。高齢者になると有病率は高くなっ
ており、早期発見、早期対応を行うこと、それ以上悪化しない重症化予防
が課題になっ
ています。特に、75歳以上の後期高齢者になりますと生活機能も急速に低下し、介護
が必要になる要介護高齢者の割合
が急速に増加し
てきます。そのためには、高齢者
が参加しやすい活動の場の拡大やフレイル対策を含めたプログラムの充実
が課題になっ
ています。さらに、介護予防と生活習慣病対策とフレイル対策は実施主体
が別々で、介護事業と保健事業
が一体になっ
て実施され
ており、高齢者に一体的に提供されるよう連携すること
が課題となっ
ております。 そこで、新たにフレイル対策等の介護予防と生活習慣病の疾病予防、重症化予防を一体的に実施する枠組みを構築することの必要
が出
てきました。国では、後期高齢者医療広域連合
が高齢者保健事業を国民健康保険事業及び介護予防の取組と一体的に実施する取組
が令和2年4月から開始されました。後期高齢者医療広域連合は、その実施を各市町に委託すること
ができることになりました。令和6年度までに、全ての市町村において一体的な実施を展開することを目指し
ております。越前市においても、本年度から予算措置
がされ、受託を受けながら実施されると思いますので、その経緯などの内容についてお伺いをいたします。 (資料を示す)最初に、図面ですけれども、高齢者の健康状態の特性ということで図に表し
ています。少しずつ健康からフレイル状態、身体機能の障害ということで機能
が落ち
てき
ています。フレイル状態になる前から予防をし
ていくこと
が大事だということになります。高齢者の特性を踏まえた保健事業のガイドラインの2の中に、目標設定の考え方として生活習慣病の重症化予防、高齢期による心身機能の低下予防ということで、いろいろな取組をし
ていくということで書い
てあります。 ということで、1番目に質問をさせ
ていただきます。 高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施することになった背景とはどのようなもの
があるのかお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 背景といたしまし
ては、今後日本の総人口
が減少に転じ
ていく中、高齢者の占める割合は増加し
ていき、2055年には日本全体で人口の4人に1人
が75歳以上になると推計されたことに
あります。そこで、国では高齢者の医療や介護の制度上の課題を解決し
て健康寿命の延伸につなげたいとし
ております。 制度上の課題については2つございまし
て、1つ目
が、高齢者
が加入する医療保険は75歳になりますと国民健康保険や社会保険から後期高齢者医療制度に切り替わることから、健診の結果や保健サービス
が途切れ
てしまい、継続的な支援を行うこと
ができないという課題。2つ目として、高齢者の保健事業と介護予防事業は別々に実施され
ておりまし
て、健康状態などの課題
が一体的に対応できないといった課題
がございますので、これらの課題を解消し、高齢者
が地域で健康的な生活を送れるよう、国により法改正や実施体制
が整えられまし
て、高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施する取組
が開始されました。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 今、背景をいただきました。 一体的な実施に関することとなった経緯についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 国の経緯について申し上げますと、平成26年に初めて高齢者の虚弱を指しますフレイル
が日本老年医学会で提唱されました。平成27年度には、後期高齢者の保健事業の在り方に関する研究
が立ち上げられ、その中でフレイルの概念整理と取組のエビデンス検討、ガイドラインの素案
が作成され
ています。その後、平成28年度から関連法律の改正
が始まり、令和2年4月に医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部改正
が施行されまし
て、後期高齢者医療制度の運営主体で
ある広域連合
が一体的実施の取組を開始しました。 本市では、生活習慣病の発症予防から重症化予防、介護予防、フレイル対策などの健康づくりの取組
が効果的に実施されるよう、本年度から一体的な実施の取組を開始し
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 次に、高齢期になりますと健康状態
がどのように変化し、どのような特性
があるのか、お伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 一般的に、高齢者の健康状態については、高血圧や心疾患、糖尿病などの慢性疾患と加齢による認知機能障害や筋力低下、視力障害、貧血、嚥下障害などの老年症候群、これ
が相互に影響し合っ
て健康状態を左右させる特性
があると言われ
ております。 本市では、第8期市高齢者福祉保健計画・介護保険事業計画策定に向け、令和元年12月に要介護認定を受け
ていない無作為に抽出した高齢者約1,000人を対象に健康状態についての調査を実施し
ております。この調査結果によりますと、高齢者の50.9%
が運動器の機能低下、39.6%
が口腔の機能低下の該当者となっ
ております。また、認知機能低下の該当者は85歳以上で20%を超え
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 今回の保健事業と介護予防の一体的な実施に取り組む際に、参考となるガイドライン
が検討をされました。高齢者の特性を踏まえた保健事業のガイドライン
がどのように変更されたのか、またガイドラインの概要についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 国のガイドラインには、一体的実施に伴い2つの内容
が新たに加えられ
ております。1つ目
が、広域連合
が実施すること
が望ましい保健事業の内容や手順について科学的知見を踏まえた内容、2つ目
が、広域連合と市町村
が協働し
て、高齢者の健康づくりや介護予防等の事業と連携しながら保健事業を実施する場合の役割分担や留意点、これら
が加えられ
ております。 ガイドラインでは、後期高齢者の特性を挙げ、その特性を踏まえた保健事業に求められるポイント、広域連合と市町村の役割と両者の連携、国、都道府県、関係機関等の役割、また、どのような対象者にどのような支援を行うかなどについて分かりやすく整理され
ています。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 次に、後期高齢者の75歳以上の特性に応じた保健事業についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 先ほど申し上げましたとおり、後期高齢者の特性としまし
て、加齢に伴うフレイル
が顕著に進行することに加え、複数の慢性疾患を保有し症状
が混在することから、国のガイドラインに合わせ、本市では3つの保健事業に取り組みます。1つ目
が、体重や筋肉量の減少を主因とした低栄養や口腔機能、運動機能、認知機能の低下等のフレイルに着目した対策、2つ目
が、生活習慣病の発症予防よりも重症化予防への取組、3つ目
が、かかりつけ医と連携の上、医療専門職によるきめ細やかなアウトリーチを主とした健康支援、この3つの保健事業に取り組んでまいります。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) ありがとうございます。 保健事業を推進するに当たり、各関係機関の役割分担、連携についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 高齢者の保健事業を推進し
ていく上では、広域連合と本市の役割分担を明確にし、連携し
て取り組んでいくこと
が重要となります。広域連合の役割は、健診、レセプト等の情報を包括的、総合的に管理し
て、対象者の抽出、評価などを行うとともに、本市の事業評価について支援を行います。また、積極的にデータ活用するよう本市へ周知、啓発を行うことも役割の一つです。 本市の役割といたしまし
ては、広域連合から提供される健康・医療情報などを活用しまし
て、本市の高齢者の疾病構造や健康課題を把握した上で、介護保険や国民健康保険等の保健事業と整合性を図りながら事業を推進し
ていくという役割になります。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 今回の一体的実施では、どのような方を対象にどのような支援を行うのか、また対象者の階層についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) まず、対象者については在宅の高齢者で
あり、国のガイドラインでは4つの階層に分け
て支援を行っ
ていくとなっ
ております。階層を健康リスクの高い順に申し上げますと、1番目
が不必要な入院、再入院を繰り返し
ている高齢者、2つ目
が在宅で療養し
ている高齢者、3つ目
がフレイル、虚弱な高齢者、4つ目
が元気高齢者になります。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) なら、次に行きます。 介護予防と連携した取組について、どのような取組を考え
ているのかお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 本市の介護予防と連携した取組につきまし
ては、市と地域包括支援センター
が連携し
て情報の共有を図りながら、医療や介護サービス等につながっ
ていない健康状態不明な高齢者の実態把握を行います。また、フレイル高齢者、元気高齢者への介護予防として、町内集会所などで実施し
ております通いの場いきいきふれあいのつどいにおいて、フレイル予防に欠かすことのできない栄養や口腔に関する指導として、しっかりかんでしっかり食べることを重点的に取り入れました医療専門職による健康講座を充実させ
ていきます。 以上でございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 次に、国保等、壮年期の医療保険から連携した取組について、どのような取組を考え
ているのかお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 高齢期におけます健康状態は、それ以前からの生活習慣等
が大きく関わっ
ていることから、壮年期からの取組と継続的な実施
が有効で
あると言われ
ております。本市でも、働き世代の生活習慣病対策については、国民健康保険加入者への働きかけはもちろん、企業等にも健康経営の推進を促すなど、保健事業を共有し協働した取組を行っ
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 保健事業ガイドラインの中には、目標の設定の考え方
があります。目標設定の考え方について、どのように考え設定をし
ていくのかお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 国では、住み慣れた地域でこれから先も健康で健やかな生活を送ること
ができる高齢者を増やすことを目指し
ていることから、本市では短期と中・長期の目標を設定し
て取り組んでまいります。 短期目標では、虚弱、フレイルな高齢者や在宅で療養し
ている高齢者の健康状態や生活状況等を包括的に把握し
て、それぞれの状態に応じた健康支援を行うことを目指し
ていきます。1つの具体例を申し上げますと、3年間健診受診なし、医療受診なしの健康状態
が不明な高齢者を個別に訪問しまし
て、健康状態の把握、健診の受診など必要なサービスにつなげ、健康状態不明な高齢者の数を減らすことを目指し
ていきます。 中・長期目標といたしまし
ては、医療費の減少や要介護認定率の低下につなげることを目指し
てまいります。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) ありがとうございます。 次に、平成18年度に介護保険の中で介護予防に全面的に取り組むことになり、越前市でも多くの介護予防事業に取り組んできました。今回、保健事業と介護予防の一体的実施をすることになり、具体的な対策と新たに追加する事業とはどのような事業を実施し
ていくのか、お伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 本市の新たな取組につきまし
ては、糖尿病性腎症
が重症化するおそれの
ある方への支援として、75歳以上になり後期高齢者医療保険対象者になっ
ても継続した生活習慣病の重症化予防の取組をかかりつけ医と連携し
て実施いたします。また、先ほども御紹介いたしました
が、3年間、健診も医療も受診し
ていない健康状態不明者の方を個別に訪問し、状態を把握し、健診や医療受診へつなげ
てまいります。さらに、介護予防と連携した取組といたしまし
て、虚弱高齢者や元気高齢者に対する支援となる、町内ごとに開催され
ております地域における高齢者の通いの場いきいきふれあいのつどいで、医療専門職による口腔、栄養、お薬などのプログラムを充実させ
てまいります。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 分かりました。新しくということで、幾つか推進をされ
ていくということでお伺いをいたしました。 次に、事業推進のための予算措置はどのような仕組みになっ
ているのかお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 事業推進に当たっての令和4年度の本市の予算措置につきまし
ては、保健師等の専門職の人件費、町内単位で開催され
ていますいきいきふれあいのつどいにおける口腔、お薬、栄養などの健康教育を行う際の講師謝礼、健康状態不明な高齢者を把握するため個別訪問を行う看護師等への謝礼及び訪問時に使用する血圧計等の備品購入費、またフレイル啓発用のパンフレットなどの消耗品、このようなものを当初予算で計上し
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 予算措置というのは、国のほうから後期高齢者医療広域連合のほうから予算
がつくということですね。分かりました。 最後になります
が、健康寿命延伸の取組に向け
て市民へ伝えること
がありましたらよろしくお願いいたします。
○議長(吉田啓三君) 山崎市民福祉部理事。
◎市民福祉部理事(山崎智子君) 国のほうでは、健康格差の解消により、2040年までに健康寿命を3年以上延伸、平均寿命との差を縮小することを目指し
ています。 本市では、健康寿命の延伸に向け、全ての世代の方の適切な生活習慣の定着を図り、市民一人一人の健康づくりを支援し
てまいります。また、企業、地域、大学、関連団体と連携した生活習慣病対策に取り組むほか、ICTを活用した新たな健康づくり事業についても検討し
ております。 これらの取組を効果的に連動させるためには、まずはできるだけ多くの方
が健診を受けられ、自分自身の健康に関心を持つこと
が大切だと思いますので、毎年の健診受診のほうをよろしくお願いしたいと思います。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) ありがとうございます。この事業をどんどん推進し
ていくことを希望します。 次に、古民家の利活用の推進についてお伺いをいたします。 近年、空き家等の問題は、地域における人口減少や既存の住宅、建築物の老朽化、社会的ニーズの変化及び産業構造の変化等に伴い、全国的な問題として一層深刻化し
ていくこと
が懸念され
ています。空き家等の中には、適切な管理
が行われ
ていない結果として、安全性の低下、公衆衛生の悪化、景観の阻害等、多岐にわたる問題を生じさせ、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼし
ています。2015年5月に全面施行されました空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、空き家の適正な管理を進めるための計画を策定し、推進し
ている自治体
が全国に広がっ
ています。管理
が不十分な空き家は、老朽化による倒壊のおそれに加え、治安や防災、衛生などの点で地域環境に及ぼす影響
が大きく、いまだ全国には約849万戸の空き家
があり、対策を一段と進める必要
が生じ
ています。自治体の中には、子育て世帯や高齢者を対象にリフォームした空き家を低家賃で貸し出したり、都市住民
が地方にも生活拠点を設ける二地域居住に空き家を活用するといった取組に努力され
ている自治体も
あります。越前市においても、越前市空家等対策計画にも、空き家等の流動化を促し利活用や建て替えを含めた流通を進め、また古民家や町家については社会的ストックで
あるだけでなく景観、文化的資源でも
あるため、その保全を図るためにも空き家等の有効活用を推進し
ていくと
ありますので、今回は空き家、空き家古民家の有効活用についてお伺いをいたします。 越前市の空き家の現状については、現在、市
が掌握し
ている空き家は1,351戸とお聞きをいたしました。市内を回っ
てみますと、空き家、空き地
が目立つ地域
が多いことを心配し
ています。 まず質問させ
ていただきます。 福井県
が認定し
ているふくいの伝統民家
があります
が、その定義について御教示をお願いいたします。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) ふくいの伝統的民家の定義につきまし
ては、屋根の形状
が切り妻で、その下の壁面
が柱とはりで格子状になっ
ているなど、県内の各地域で受け継がれ
てきた外観の意匠を基調とした木造の建物でございます。また、在来工法による木造2階建てで
あり、外観は終戦前の地域の伝統的民家の意匠を基調とした民家、または県
が地域固有の伝統的民家と認めたものと定義され
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) すみません、写真の説明を忘れました。 (資料を示す)こういう古民家
がありまし
て、リフォームしますと室内はこういうふうになっ
ていると。室外のほうにも工夫をし
て、こういうふうにリフォームをされ
ていると、そういう見本でございます。 実際、越前市にはふくいの伝統的民家として認定を受け
ている家屋
がどれだけ
あるのか御教示をお願いします。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 本市におけますふくいの伝統的民家の認定数につきまし
ては、令和3年度末で211戸になっ
ております。 以上です。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 古民家という定義は大変難しいということです
が、越前市にどれだけの古民家や遊休施設など
が空き家等として再び利活用でき
ているのか、アバウトになるかもしれませんけど御教示をお願いします。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 古民家につきまし
ては、議員おっしゃるとおり明確な定義
がないため、市内の古民家についてはどの程度再利用され
ているかは把握し
ておりません。しかし、本市のほうでは利活用
が可能な築10年以上の空き家改修の支援としまして空き家等リフォーム補助制度を設け
ておりまし
て、平成28年度から令和3年度までに合計22戸の住宅
が再利用され
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 次に行きます。 現在、越前市において古民家を利用し
て民泊やレストランの利活用をされ
ている状況を、把握でき
ている範囲で結構です
が、御教示願います。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 古民家を利活用し
てのレストランの実績としまし
てです
が、市中心市街地で申し上げますと、寺町通りにそば屋さん、総菜屋さん、そしてパスタカフェ、フレンチレストラン、そういった古い民家の利活用によりまして5店舗
が開業し
ているというところです。また、農家民泊の数につきまし
ては、市内全体で24件でございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 次に、福井県伝統耐震補助事業の利用促進についてお伺いをいたします。越前市においての補助金の活用状況についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 県木造住宅耐震化促進事業における伝統的な古民家の耐震改修につきまし
ては、各市町
が相談や補助申請の窓口となっ
ているところでございます。本市におけます補助金の活用状況でございます
が、市伝統的古民家耐震改修促進事業補助金につきまし
て、平成27年度から令和3年度までに合計15戸
が活用され
ているところでございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) ありがとうございます。 解体時の古材リユースにおける、環境問題に貢献をする後押しについてお伺いをいたします。 脱炭素の取組に炭素の固定化は重要な策となります。空き家を単に解体促進、除却するのではなく、解体時に使える資材、リサイクルからリユースへにするために、その後押しをするような補助金なり助成金などを支出することにより、リユースできる部材
が増える、環境に優しくなると考えます
が、それに対するお考えをお伺いいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 古民家の解体時に発生する古材のリユースについて、環境省は、新築住宅やDIYなどに古材を再利用することで、循環型社会の形成の推進、廃棄物の削減、そして温室効果ガスの排出削減につながりまし
てSDGsの多くのゴールの達成に寄与する取組として促進し
ているというところでございます。しかしながら、古材の多くはケヤキや桜など銘木と呼ばれるもの、また現在では入手困難な貴重なもの、そういったもので
ありまし
て、専門業者によりまして買い取られ、古民家の持ち主の収入となる事例
が多く
あるというふうにお聞きし
ております。売却できる古材のリユースに対して補助金を交付するという考えは、現時点ではございません。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 分かりました。また新しく環境的に変わると思いますので、そのときはまた御検討をお願いしたいと思います。 次に、空き家問題の解決の一つとしてDIY型賃貸借の制度
があります。まず、DIY型賃貸借について御教示を願います。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) DIY型賃貸借とは、借主の意向を反映し
て住宅の改修を行うこと
ができる賃貸借契約や賃貸物件のことでございます。借主
が改修する場合や専門業者に発注する場合など、工事の実施方法は様々でございます。国土交通省では、全国の空き家の総数
が増加の一途をたどっ
ているという背景から、個人住宅の賃貸流通を促進することを目的としまし
て、平成25年度に個人住宅の賃貸流通を促進させるための指針を取りまとめまし
て、貸主
が修繕を行わず、借主
が自費で修繕やDIYを行う借主負担型の賃貸借契約に係る指針を整備したというところでございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) ということで、国土交通省の空き家課題解決の一つの対策としてDIY型賃貸借を推進し、一定の大きな成果を出し
ているということだそうです。 越前市においても、古民家も含む空き家課題解決へDIY型賃貸借を推進し、予算について確保いただけないか、お伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 現在、県内の各自治体におきましてDIY型賃貸借の活用事例はございません。本市では、住宅支援制度で
あります空き家リフォーム等補助金におきまして、賃貸借する空き家の改修については賃貸する者及び賃借する者の双方を補助対象とし
ているところでございます。今後、空き家の利活用の手段の一つとして、個人住宅の賃貸流通を促進することを目的とするDIY型賃貸借につきまし
ては研究し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) よろしくお願いいたします。 次に、持ち主に愛着を持っ
てもらう空き家発生の抑制につなげる活動として、他県では市の単位で安価にリフォームし、古民家の改修をすること
ができるDIY教室を開催し
ているところ
があります。越前市でも、古民家改修を安価にでき、愛着を持っ
てもらえるDIY教室を開催することを提案いたします
が、御所見をお願いします。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 古民家に愛着を持ち利活用することは、地域の活性化に結びつく一つの手段として有効なものと考え
ております。DIY型賃貸借の研究と併せまし
て、空き家発生の抑制につながる活動を行う団体等との連携を図りまし
て、DIY教室の開催につきまし
ても研究し
てまいりたいと考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 最後の質問になります。 地域には、空き家
がどんどん増え
てき
ております。単に人口減少対策からということで、移住だけに頼るのではなく社会公共性の高い利活用、関係人口増加につながる利活用
が必要不可欠になります。古民家等で十分利用できる家屋を活用し、二地域居住につなげたり、農泊、民泊、レストラン、テレワーク、ワーケーション施設への推進
ができ、その地域の活性化にもつなげること
ができると考えます。市のお考えをお示しください。
○議長(吉田啓三君) 松村建設部長。
◎建設部長(松村英行君) 議員御提案のとおり、空き家等の利活用の観点から、利用可能な古民家等を活用しまし
て本市へ都市住民を誘導し、将来的に移住につなげることは、持続可能な地域の形成を図るための一つの方策で
あると考え
ているところでございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 核家族化
が進展すれば、ますます空き家
が増え
てきます。古民家を活用し
て地域の活性化につないでいただくことは、大変有意義な取組で
あると考え
ておりますので、この推進についても強く要望し
て、次の質問に移ります。 最後の質問になります
が、野良猫対策についてお伺いをいたします。 犬猫は、家族の一員として迎えられ
て幸せな一生を送ること
ができる子たち
がいる一方で、様々な理由から引き取り手もなく行政による殺処分で命を奪われ
てしまう子たちも多く存在します。愛犬、愛猫家で
あれば、殺処分
が行われ
ている現実に心を痛め
ている方も多く存在いたします。近年は、動物愛護の観点により殺処分を減らす取組
が各自治体に求められ
ております。 今回、一般質問をさせ
ていただきます猫は、繁殖
が激しく、1匹の猫は1年に3度の出産を繰り返し増え続け、1匹の猫から1年間で79匹にも増え
てしまうということです。実際は、厳しい自然環境の下ですので約半数しか生存
ができません
が、何もしなければどんどん増え
ていくそうです。猫の不幸をなくし、猫をめぐるトラブルを防ぐには、猫の不妊、去勢の手術をきちんと実施すること
が大切になります。本来、野良犬、野良猫の駆除相談の窓口は福井県保健福祉センターや福井県動物愛護センターで
あります
が、駆除相談
が近年大変多く
あります。特に、野良猫の駆除相談件数は近年大変増加し
ておりまし
て、令和2年度の丹南健康福祉センターでは191件、令和3年度で319件の駆除相談
が来
ているそうです。また、福井県動物愛護センターでは今年度は引取り数
が多く、逆に譲渡数
が少ないため、いつもより100頭近く多く、現在満杯の状態だそうです。 (資料を示す)写真を見
ていただきますと、これは犬ですけれども、これは猫の状態でもうおり
がいっぱいで満杯の状態で
あるということで
あります。 福井県では、高齢者の相談窓口の地域包括支援センター
が高齢者に一番近いということで、多頭飼育防止のチラシの配布や地域情報の把握をお願いし
ているそうです。越前市において、本年度から野良猫の不妊、去勢手術の補助金の制度
が創設をされ、9月補正にも追加
が計上され
ておりますので、越前市の取組や地域での取組についてお伺いをいたします。 最初に、野良猫の不幸な命を減らし、環境美化を図るための不妊、去勢手術について、どのように推進し
ていくのかお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 飼い主の
いない猫の不妊手術の推進ということでございます
が、一般的に野良猫と呼ばれる飼い主
がいない猫、そして地域住民
がお世話をし
ている猫、いわゆる地域猫などの繁殖を制限し、殺処分される猫を減らすとともに市民の生活環境を保持することを目的に、本年度から飼い主の
いない猫対策事業を新たに創設しまし
て、野良猫、地域猫の不妊手術費用の一部補助を実施し
ているところでございます。 具体的には、福井県獣医師会
が県内居住者を対象に実施し
ております飼い主の
いない猫の不妊手術支援事業におきまして、1匹当たり雄は1万円、雌は1万5,000円で手術を行い、これに対しまして本市
が雄5,000円、雌7,000円の補助金を交付し、申請者の費用負担を軽減することで、野良猫、地域猫の不妊手術を推進し
ているというところでございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) ありがとうございました。 本年度からの不妊、去勢手術補助金を予算措置し
ていただきました。当初予算として、内訳は雄6匹、雌13匹の19匹で
ありました。今回、9月補正に上げ
ていただい
ているのは、雄10匹、雌20匹の計30匹の追加補正をいただい
ております。この計上になった経緯についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 補助金の利用状況につきまし
て、当初予算においては19匹を見込んで
いたと、過去の実績を見ながら当初予算に計上したというところで
あります
が、この補助制度の新規創設に伴いまし
て、申請者の自己負担
が軽減されたということで、年度当初からの想定を超える申請
が寄せられまし
て、予算の上限に達することになったというところでございます。そこで、今回の9月補正に計上させ
ていただい
て、上半期の実績を見ながら30匹分を追加させ
ていただい
て、合計49匹、金額として19万6,000円の9月補正の増額を計上させ
ていただいたというところでございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 市民の方からの、この補助金を利用するに当たり改善し
てほしい部分とか要望等
がありましたらお聞かせください。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 本年度から初めてスタートしたという状況でございます
が、この利用に関する市民からの要望ということで
あります
が、現在の補助制度では申請者1人当たり年間での申請上限を2匹というふうにしたところでございます
が、これを例えば5匹に増やし
てほしいとかといった御要望を伺っ
ているところでございます。今後、そういった申請者からの実情などをお伺いしながら、1人当たりの申請上限を引き上げるということについて、来年度に向け
て、そういった活用しやすい制度になるよう検討し
ていきたいなというふうに考え
ております。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 野良猫対策の地域の取組として、TNRという言葉
があります。この言葉の内容についてお伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) TNRとは、捕獲器などで野良猫を捕獲し、不妊手術を行い、元の場所に戻す、トラップ・ニューター・リターンを略した言葉ということでございます。飼い主の
いない猫の繁殖を制限し
て、殺処分される猫を減らすのに最も有効な手段と考えられ
ているというところでございます。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) リターンというのは、なかなか、猫も縄張
がありまし
て、違うところへ帰すと排除され
てしまうと、そういうこと
があるそうです。このTNRの活動を実施し
ている団体に、NPO法人福井犬・猫を救う会の方
がいらっしゃいます。福井県内中に赴い
ていただい
て、地域の苦情や要望により活動をし
ているそうです。福井市に拠点
があるため、駆けつけ
て推進し
ていただけることも、福井県内全域になりますので限界
があるように思われます。今後は、TNR活動等の地元のボランティア活動に対して、ボランティア協力者への謝礼制度の創設についてお考えをお伺いいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 本市の飼い主の
いない猫の不妊手術に対する補助制度は、市内に住所を有する個人、またNPO、町内会の団体
がボランティア活動として行っ
ていただい
ています不妊手術の費用に対しまして、その金額を助成するというもので
ありますから、ボランティア活動を行う市民や団体に対しまして、手術費用の助成制度に加え
てさらに謝礼制度を創設するという考えは現時点ではございません。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) これも全国的に推進されると思いますので、そのときにはまた再考し
ていただけるようにお願いを申し上げます。 今、一番深刻な問題になっ
ている野良猫問題
が福井県各地で発生をし
ております。越前市でも例外では
ありません。動物愛護センター、一部のボランティアのみでは十分な対応
ができ
ていないの
が現状で
あります。そのため、動物愛護センター、市の獣医師の先生方、ボランティアの方々、心の
ある市民の方々たちで構成される(仮称)動物愛護協議会を設置し、野良猫問題の解決に取り組めるようにとの要望をいただきました。越前市では、今年度から出発をしたわけです
が、市内の現状、約半年分の実績を踏まえ
て、この提案をいただいた(仮称)動物愛護協議会の設置について、現時点でどのようにお考えか、お伺いをいたします。
○議長(吉田啓三君)
奥山産業環境部長。
◎
産業環境部長(奥山茂夫君) 動物愛護に関する協議会の設置につきまし
ては、動物愛護に関する業務を所管する福井県
が動物愛護及び管理に関する法律に基づきまし
て、学識経験者、獣医師団体、動物愛護団体、行政団体らで構成されます福井県動物愛護管理推進協議会を設置しまし
て、動物愛護管理に関する施策等について必要な協議を行うということになっ
ております。 本市としましては、この協議会に対し、飼い主の
いない猫に関する問題の解決に向けた対策について協議をいただくよう、今後求め
てまいりたいというふうに思います。
○議長(吉田啓三君) 桶谷耕一君。
◆(桶谷耕一君) 分かりました。 これで質問を終わらせ
ていただきます。ありがとうございました。
○議長(吉田啓三君) 以上で桶谷耕一君の質問を終了いたします。 ================
○議長(吉田啓三君) 本日はこれをもっ
て延会いたします。 次会は9月8日午前10時から再開いたします。 延会 午後3時43分〔 参 照 〕 一 般 質 問 発 言 通 告 項 目 一 覧 表 (令和4年9月
越前市議会定例会)順位通告者発 言 の 項 目答弁を求める者1川 崎 悟 司
北陸新幹線越前たけふ駅前開発について市長
関係部局長2中 西 昭 雄1 伝統産業の育成について市長
関係部局長2 8月4日、5日大雨に関する対応について市長
関係部局長3土 田 信 義1
北陸新幹線「越前たけふ駅」周辺開発について市長
関係部局長2 健康で長寿のまちづくり(介護予防・医療・福祉の一体的取り組み)について市長
関係部局長3 豪雨への対応について市長
関係部局長4川 崎 俊 之1
北陸新幹線 越前たけふ駅周辺整備について市長
関係部局長2 中学校部活動の地域移行について市長
教育長
関係部局長5清 水 一 徳1 国道417号開通について市長
関係部局長2 和紙の里通り、紙の博物館に関する問題について市長
関係部局長3 千年未来工藝祭について市長
関係部局長6桶 谷 耕 一1 高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について市長
関係部局長2 古民家の利活用の推進について市長
関係部局長3 野良猫対策について市長
関係部局長7近 藤 光 広1 市長の昨年選挙時に公約された内容について市長
関係部局長2 南越前町への災害援助について市長
関係部局長8能 勢 淳一郎1
北陸新幹線延伸に伴う並行在来線「新駅」について市長
関係部局長2 自治振興会の現状と課題について市長
関係部局長3 紫式部関連事業について市長
関係部局長9砂 田 竜 一1 コロナ禍における保育所の体制について市長
関係部局長2 行政DX推進と市民サービスについて市長
関係部局長10佐々木 哲 夫1 総合計画について市長
関係部局長2 農と食の取組みについて市長
関係部局長11前 田 修 治1
新型コロナウイルス感染防止対策について市長
関係部局長2 選挙の投票率について市長
選挙管理委員長
関係部局長3 地域ブランディング構想について市長
関係部局長4 老朽原発の再稼働について市長
関係部局長12橋 本 弥登志1 指定管理者制度について市長
関係部局長2 地域の減災について市長
関係部局長13安 立 里 美1 家屋の都市計画税の誤徴収と課税漏について市長
関係部局長2 すべての子ども
が安心し
て生活できる越前市に市長
関係部局長3 地域防災のあり方について市長
関係部局長4 在宅介護の現状と課題について市長
関係部局長14三田村 輝 士1 並行在来線と福武線の利用促進について市長
関係部局長2 中学校部活の地域移行について市長
教育長
関係部局長3
新型コロナウイルス感染症と物価高対策について市長
関係部局長15畑 勝 浩1 国際化への進め方について市長
関係部局長2 人口減少対策について市長
関係部局長3 公園の新たな整備について市長
関係部局長4 局地的災害への対応について市長
関係部局長5 霊感商法への対応について市長
関係部局長16城 戸 茂 夫1 市長の政治姿勢について市長
関係部局長2 令和3年度決算から市長
関係部局長17題 佛 臣 一1 孤独・孤立対策について市長
関係部局長2 観光誘客について市長
関係部局長3 パートナーシップ宣誓制度について市長
教育長
関係部局長18大久保 惠 子1 「パートナーシップ制度」導入に当たって市長
関係部局長2 手話の普及に向け
て市長
関係部局長3 香害について市長
関係部局長...