• "夫婦同姓"(/)
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  1. 越前市議会 2010-11-26
    11月26日-01号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成22年12月第 7回定例会          平成22年第7回越前市議会定例会(第1号) 平成22年11月26日午前10時、平成22年第7回越前市議会定例会が越前市議会議場に招集されたので会議を開いた。┌─────────────────────────────────────────┐│ 告示第158号                                 ││  平成22年第7回越前市議会定例会を次のとおり招集する。            ││   平成22年11月19日                           ││                            越前市長 奈 良 俊 幸 ││ 1 日 時  平成22年11月26日午前10時                 ││ 2 場 所  越前市議会議場                          │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│          平成22年第7回越前市議会定例会議事日程           ││                      平成22年11月26日午前10時開議 ││  第 1 号                                  ││ 第 1  会議録署名議員の指名                          ││ 第 2  会期の決定                               ││ 第 3  議案第60号 平成21年度越前市水道事業会計決算認定について      ││ 第 4  議案第61号 平成21年度越前市工業用水道事業会計決算認定について   ││ 第 5  議案第62号 平成21年度越前市一般会計決算認定について        ││ 第 6  議案第63号 平成21年度越前市簡易水道事業特別会計決算認定について  ││ 第 7  議案第64号 平成21年度越前市下水道特別会計決算認定について     ││ 第 8  議案第65号 平成21年度越前市国民健康保険特別会計決算認定について  ││ 第 9  議案第66号 平成21年度越前市霊園事業特別会計決算認定について    ││ 第10 議案第67号 平成21年度越前市老人保健特別会計決算認定について    ││ 第11 議案第68号 平成21年度越前市駐車場特別会計決算認定について     ││ 第12 議案第69号 平成21年度越前市農業集落排水事業特別会計決算認定につい ││           て                             ││ 第13 議案第70号 平成21年度越前市林業集落排水事業特別会計決算認定につい ││           て                             ││ 第14 議案第71号 平成21年度越前市介護保険特別会計決算認定について    ││ 第15 議案第72号 平成21年度越前市今立工業団地事業特別会計決算認定につい ││           て                             ││ 第16 議案第73号 平成21年度越前市ガス事業清算特別会計決算認定について  ││ 第17 議案第74号 平成21年度越前市後期高齢者医療特別会計決算認定について ││      (以上15案 決算特別委員会審査結果報告)              ││ 第18 議案第88号 越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について     ││ 第19 議案第79号から議案第87号まで及び議案第89号から議案第101号まで ││      (提案理由の説明)                          │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  会議録署名議員の指名 日程第 2  会期の決定 日程第 3  議案第60号 平成21年度越前市水道事業会計決算認定について 日程第 4  議案第61号 平成21年度越前市工業用水道事業会計決算認定について 日程第 5  議案第62号 平成21年度越前市一般会計決算認定について 日程第 6  議案第63号 平成21年度越前市簡易水道事業特別会計決算認定について 日程第 7  議案第64号 平成21年度越前市下水道特別会計決算認定について 日程第 8  議案第65号 平成21年度越前市国民健康保険特別会計決算認定について 日程第 9  議案第66号 平成21年度越前市霊園事業特別会計決算認定について 日程第10 議案第67号 平成21年度越前市老人保健特別会計決算認定について 日程第11 議案第68号 平成21年度越前市駐車場特別会計決算認定について 日程第12 議案第69号 平成21年度越前市農業集落排水事業特別会計決算認定について 日程第13 議案第70号 平成21年度越前市林業集落排水事業特別会計決算認定について 日程第14 議案第71号 平成21年度越前市介護保険特別会計決算認定について 日程第15 議案第72号 平成21年度越前市今立工業団地事業特別会計決算認定について 日程第16 議案第73号 平成21年度越前市ガス事業清算特別会計決算認定について 日程第17 議案第74号 平成21年度越前市後期高齢者医療特別会計決算認定について 日程第18 議案第88号 越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について 日程第19 議案第79号から議案第87号まで及び議案第89号から議案第101号まで  議案第 79 号 平成22年度越前市一般会計補正予算(第4号)  議案第 80 号 平成22年度越前市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)  議案第 81 号 平成22年度越前市下水道特別会計補正予算(第1号)  議案第 82 号 平成22年度越前市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第 83 号 平成22年度越前市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  議案第 84 号 平成22年度越前市林業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  議案第 85 号 平成22年度越前市介護保険特別会計補正予算(第2号)  議案第 86 号 平成22年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第 87 号 平成22年度越前市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  議案第 89 号 越前市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定について  議案第 90 号 越前市児童養護施設設置及び管理条例の廃止について  議案第 91 号 しきぶ温泉湯楽里の指定管理者の指定について  議案第 92 号 越前市越前和紙の里紙の文化博物館の指定管理者の指定について  議案第 93 号 越前市越前和紙の里卯立の工芸館の指定管理者の指定について  議案第 94 号 越前市越前和紙の里体験工房「パピルス館」の指定管理者の指定について  議案第 95 号 越前市越前和紙の里コミュニティ広場の指定管理者の指定について  議案第 96 号 越前市もやいの郷・農楽園の指定管理者の指定について  議案第 97 号 越前市しらやまいこい館の指定管理者の指定について  議案第 98 号 越前市月尾サブセンターの指定管理者の指定について  議案第 99 号 越前市八ツ杉森林学習センターの指定管理者の指定について  議案第100号 越前市粟田部コミュニティセンター「うすずみ会館」の指定管理者の指定について  議案第101号 越前市今立体育センターの指定管理者の指定について  =======================================3 出席議員(22人)     1 番 安 立 里 美 君         2 番 吉 田 慶 一 君     3 番 三田村 輝 士 君         4 番 川 崎 俊 之 君     5 番 題 佛 臣 一 君         6 番 小 形 善 信 君     7 番 関   利英子 君         8 番 城 戸 茂 夫 君     9 番 川 崎 悟 司 君        10番 西 野 与五郎 君    11番 中 西 眞 三 君        12番 大久保 恵 子 君    13番 前 田 一 博 君        14番 福 田 往 世 君    15番 伊 藤 康 司 君        16番 佐々木 富 基 君    17番 玉 村 正 夫 君        18番 前 田 修 治 君    19番 福 田 修 治 君        20番 玉 川 喜一郎 君    21番 片 粕 正二郎 君        22番 嵐     等 君  ───────────────────────────────────────4 議会事務局の職員 事務局長    齊 藤   隆      次長      山 木 哲 夫 副課長     田 中 吉 美      参事      瀧 見 尚 是  ───────────────────────────────────────5 説明のための出席者 市長      奈 良 俊 幸 君    副市長     藤 原 知 朗 君 企画部長    西 藤 浩 一 君    総務部長    竹 内 正 和 君 市民生活部長  細 井 清 治 君    福祉保健部長  友 兼 和 昭 君 産業環境部長  河 瀬 信 宏 君    農林審議監   佐々木 哲 夫 君 建設部長    水 上 博 美 君    建設審議監   北 嶋 雅 之 君 水道部長    山 口   孝 君    今立総合支所長 野 邊 寛 幸 君 会計管理者   國 定 博 司 君    企画部理事   伊 藤 修 司 君 企画部理事   金剛丸   仁 君    総務部理事   橋 本 弥登志 君 福祉保健部理事 酒 田 俊 次 君    建設部理事   藤 井 信 夫 君 水道部理事   西 島 克 己 君    政策推進課長  吉 村 裕 寿 君 財務課長    塚 崎 正 巳 君教育委員会 教育長     中 島 和 則 君    事務局長    青 柳 和 男 君 理事      酒 田 文 幸 君6 議  事       開会 午前10時00分 ○議長(嵐等君) おはようございます。 ただいまから平成22年第7回越前市議会定例会を開会いたします。 ここで、会議に先立ち、市民憲章を全員で唱和いたします。 前文は事務局長が朗読いたしますので、以下各項目について全員で御唱和をお願いいたします。〔全員起立の上、唱和〕──越 前 市 民 憲 章── わたしたちは、恵まれた自然と輝かしい伝統にはぐくまれた越前市民です。 この郷土を愛し、心と力をあわせ、なおいっそうの発展をめざすため、次のことを誓います。1 わたしたちは、日野の峰のように、高い理想をいだき、豊かな未来をきずきます。1 わたしたちは、日野の流れのように、うるおいと安らぎのある環境をつくります。1 わたしたちは、桜の木のように、力強くすこやかに成長します。1 わたしたちは、菊の花のように、やさしさと思いやりをもって助けあいます。1 わたしたちは、国府の文化と匠の技を生かし、学びの輪をひろげ、世界にはばたきます。  ================       開議 午前10時02分 ○議長(嵐等君) これより本日の会議を開きます。 次に、地方自治法第121条の規定による説明のための出席者は、奈良市長、藤原副市長、西藤企画部長、竹内総務部長、細井市民生活部長、友兼福祉保健部長、河瀬産業環境部長、佐々木農林審議監、水上建設部長、北嶋建設審議監、山口水道部長、野邊今立総合支所長、國定会計管理者、伊藤企画部理事、金剛丸企画部理事、橋本総務部理事、酒田福祉保健部理事、藤井建設部理事、西島水道部理事、吉村政策推進課長、塚崎財務課長、教育委員会中島教育長、青柳事務局長、酒田事務局理事、以上であります。 次に、平成22年第6回定例会以降に開催されました議長会その他の諸会議等の概要につきましては、お手元に配付いたしてあります諸会議等報告書のとおりであります。 なお、これらの関係書類につきましては、事務局に保管しておりますので、ごらん願います。 次に、監査委員から送付されました例月現金出納検査及び行政監査の結果報告につきましては、お手元に印刷、配付してありますので、ごらん願います。 次に、市長から、報告第13号専決処分の報告について、報告第14号専決処分の報告について、以上2件の報告が提出されており、お手元に送付いたしてありますので、ごらん願います。 次に、今期定例会におきましては、本日までに4件の請願を受理しておりますが、お手元に印刷配付してあります請願付託表のとおり、いずれも議会運営委員会に付託いたします。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嵐等君) 本日の日程に入ります。 日程第1会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において関利英子君、城戸茂夫君、川崎悟司君を指名いたします。  ================ △日程第2 会期の決定 ○議長(嵐等君) 日程第2会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期につきましては、去る11月19日に議会運営委員会を開いて協議いたしました結果、本日から12月20日までの25日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期につきましては、本日から12月20日までの25日間と決定いたしました。 今期定例会の運営につきましては、お手元に印刷、配付いたしました会期日程により進めたいと思います。 なお、本日の会議運営につきましては、まず職員給与の条例改正について、本会議休憩中に所管委員会に付託の上、審査を行い、再開後、本会議で審議を継続することにいたし、引き続き予算及び条例案並びに一般議案の提案説明と、順次議事を進めてまいりたいので、議員各位の御協力をお願いいたします。  ================ △日程第3 議案第60号 ~ 日程第17 議案第74号 ○議長(嵐等君) 日程第3議案第60号平成21年度越前市水道事業会計決算認定についてから日程第17議案第74号平成21年度越前市後期高齢者医療特別会計決算認定についてまでの15案を一括して議題といたします。 本15案に対する委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 川崎悟司決算特別委員長。 ◆決算特別委員長(川崎悟司君) 〔登壇〕おはようございます。 ただいま議題となりました平成21年度越前市各会計決算認定15案につきまして、決算特別委員会の審査の結果を御報告いたします。 本15案につきましては、去る9月定例会に提案され、本委員会付託の上、閉会中の継続審査となっていたものです。 決算特別委員会では、10月5日、13日、27日及び11月4日の4日間にわたって委員会を開き、会計管理者ほか関係理事者の出席を求めて審査を行いました。 まず、議案第60号平成21年度越前市水道事業会計決算認定について、議案第61号平成21年度越前市工業用水道事業会計決算認定について、議案第63号平成21年度越前市簡易水道事業特別会計決算認定について、議案第73号平成21年度越前市ガス事業清算特別会計決算認定について、以上2事業会計、2特別会計の決算認定案につきまして、審査の結果を御報告いたします。 本4案のうち、水道事業会計の決算審査に当たりまして、委員から、越前市の水道における漏水率は、全国平均と比べると低いが、市内にも老朽管もまだ多く存在するので、その更新状況についてただされました。 理事者からは、老朽管の更新については、平成21年度から10年間の更新計画を策定しており、総事業費は約4億4,000万円を予定している。この計画に基づき、昭和30年から40年代に布設されたねずみ鋳鉄管と橋の添架管に使われる鋼管を年間4,000万円の予算で順次更新しているとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、多額の金額が必要となることは理解したが、鋳鉄管、鋼管、塩ビ管、石綿管、ポリエチレン管など多くの種類の水道管があるが、特に問題となるのが石綿管である。この布設がえを今後どのように行っていくのかがただされました。 理事者からは、石綿管については、水道事業の操業当時、非常に安価であることから、全国で使われていた。越前市では、平成に入ってから更新に取り組み、平成19年度におおむね更新は終了したが、まだ延長1.7キロメートルほど残っている。今後公共下水道などの工事にあわせて残りを更新する予定であるとの答弁がなされました。 続いて、水道料金の改定について、委員から、水道事業で一番の問題は、今後予想される水道料金の改定であり、今後の見通しはどうなるかがただされました。 理事者からは、料金協議会において、委員から特に県水の購入費用が大きいので、県水の必要性や位置づけを市民に明確に示すべきであるとの意見をいただいており、県水受水の経緯等を説明し、理解をいただけるように努めている。県水の単価については、まだ県と3市2町の協議が調っていないが、先日3市2町の首長が知事に対して単価引き下げの要請を行った。県からは最大努力するとの回答をいただいたが、今後も10月末から11月ぐらいを目標として県と協議を進めていきたいとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、現在の水価113円がどれくらいになる見通しなのか、もし値上げせざるを得ない状況にあるのであれば、要望活動以外に対策はないのか、ただされました。 理事者からは、県に要望して水の単価を少しでも低くしてもらうことのほかには、料金改定に頼るのではなく、公営企業として経営努力に努めることに尽きると思う。このことは、料金協議会の委員からも強く指摘をされているので、次の協議会には、本市の水道事業の経営健全化計画を説明させていただいて、これに基づく効率的な事業の推進に最大限の努力をしていきたいとの答弁がなされました。 次に、簡易水道事業特別会計の決算審査に当たりまして、委員からは、簡易水道は、昨年あたりから地元の運営協議会を設けて話し合いがなされていると聞いているが、その運営協議会の中ではどのような話し合いがなされているのかがただされました。 理事者からは、今立地区には3つの簡易水道があるが、その統合については、昨年度、地元に対して簡易水道の統合計画を策定する前に説明会をさせていただいて、統合についての地元合意をいただき、地元からは早期統合の要望をいただいた。その中には、水源を表流水に頼っている地区があり、水質等が天候に左右されやすいというリスクを抱えている。精いっぱいの維持管理に努めるとともに、これからの改善に向けて早急に統合を推進していきたいとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、統合再編に係る国庫補助の活用には、平成28年度までに事業を完了することが条件となっているが、現在その目標どおりに進んでいるのかがただされました。 理事者からは、平成21年度に統合計画書を国へ提出しており、国庫補助の採択要件は整った。現在、統合工事の工法、ルート等について内部で検討を進めている。次年度以降には着手できると考えており、平成28年度には十分間に合うと考えているとの答弁がなされました。 以上、公営企業関係決算審査において特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、議案第60号、議案第61号、議案第63号、議案第73号の4案につきましては、いずれもこれを認定すべきものと決しました。 次に、議案第64号平成21年度越前市下水道特別会計決算認定について、議案第65号平成21年度越前市国民健康保険特別会計決算認定について、議案第66号平成21年度越前市霊園事業特別会計決算認定について、議案第67号平成21年度越前市老人保健特別会計決算認定について、議案第68号平成21年度越前市駐車場特別会計決算認定について、議案第69号平成21年度越前市農業集落排水事業特別会計決算認定について、議案第70号平成21年度越前市林業集落排水事業特別会計決算認定について、議案第71号平成21年度越前市介護保険特別会計決算認定について、議案第72号平成21年度越前市今立工業団地事業特別会計決算認定について、議案第74号平成21年度越前市後期高齢者医療特別会計決算認定について、以上10特別会計決算認定案につきましては、審査の結果、10案、いずれもこれを認定すべきものと決しました。 次に、議案第62号平成21年度越前市一般会計決算認定についての審査の結果を御報告いたします。 審査の中で論議のあった主な内容につきまして御報告いたしますと、まず歳出決算のうち、総務費の審査に当たりまして、総務管理費に計上された大学サテライト教室学生サロン運営事業の建物借り上げ料について、委員からは、大学サテライトをどのような状況で使用されているのかがただされました。 理事者からは、この事業は、センチュリープラザ2階に設置され、駅前サテライトとして活用していることや利用状況などが報告されました。また、9月議会で、駅前サテライト利用促進事業委託料としてふるさと雇用再生特別交付金事業の予算を認めていただき、地域連携コーディネーターを現在募集中であることもあわせて報告されました。 さらに、委員からは、平成20年度の新学部設置事業補助金などの経過も踏まえ、駅前サテライト教室を中心に、教育、福祉、まちづくりなど、より一層仁愛大学との連携を強化してほしいとの要望がなされました。 同じく総務管理費に計上された職員研修事業について、委員からは、例年職員研修の充実が要望される中、前年度と比較して事業費が減少していることについてただされました。 理事者からは、県自治研修等委託研修については例年並みに実施し、独自研修については、各年代の職員で市の課題を検証し能力開発を行う年代別研修など、経費をかけず実施し、少ない経費で研修の成果を上げているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、研修内容を工夫しているようだが、さらに年々減少している先進地視察を充実できないかがただされました。 理事者からは、人材育成基本方針の3本柱の一つとして、優良団体先進地視察などの職場外研修を実施している。視察地や研修成果をどう職場に反映できるかを全庁的に精査しながら、優先順位をつけて、より確実に職場外研修を実施しているとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、門戸は開かれているが、実施件数としては少ない印象を受ける。少しでも多くの職員が研修に参加できるようにしてほしいとの要望がなされました。 また、現在、研修担当課が一括計上している研修予算を見直し、各部局が抱える政策課題についても学べるように、各課が自由裁量で臨機応変に予算を執行できるようなシステムを取り入れられないかがただされました。 理事者からは、各部局で取り組むべき政策課題を十分検証し、それを実現するために、必要な研修を集約して予算要求していくことを考えていきたいとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、自治体間職員交流においては、各自治体で異なる行政実務のノウハウなど、一般的な知識の習得が目的とされているが、見方を変え、市が取り組むべき政策課題について、先進的な取り組みを学ぶために、先進的自治体との職員交流研修を検討できないかただされました。 理事者からは、そのような交流も一つの方法として考えられる。今後、受け入れる自治体側の事情も考慮しながら検討していきたいとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、自治体の行政課題のために研修や職員交流を行うのも一つの目的であるので、今後ぜひ検討するよう要望がなされました。 次に、民生費の審査に当たりまして、委員からは、改選の時期を迎えた民生児童委員について、業務対象がふえる一方で、民生委員のなり手が少なくなっている中、どのように考えているのかただされました。 理事者からは、民生委員のほかにも福祉推進員があり、両者のかかわりが今どのような実態にあるのかについて民生委員にアンケート調査を実施している。その実態を把握し、民生委員と福祉推進員の連携のあり方や町内各地区でのかかわり方などを分析しながら、民生委員を中心に地域福祉が推進されるように取り組みを進めているところである。各地区での連携が大きな課題と認識しているので、福祉推進員の役割の担い方を研究し、地域の中での役割を果たせるような組織づくりをしていきたいとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、各町内から推薦される民生委員、福祉推進員、健康づくり推進員の代表を自治振興会の福祉部会に入れなければ地区の福祉は考えられないのではないかとただされました。 理事者からは、地区によってはうまく入っているところもあるが、格差があるのが実際である。民生委員等と地域との連携は大切であり、市としては自治振興会の中にそういった方が入ってもらうのが望ましいと考えているとの答弁がなされました。 次に、商工費の審査に当たりまして、観光費に計上されたサマーフェスティバル支援事業について、委員からは、昨年度のサマーフェスティバルの総括についてただされました。 理事者からは、昨年の開催以来、参加団体代表者の意見聴取やアンケート調査を実施し、各部会の意向を踏まえ、実行委員会で意見を集約しながら、事業の企画内容や日程等について変更し、今年度の実施に向けて対応したとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、ふるさと踊りの実施方法など、今年度の総括についてもただされ、理事者からは、いろいろな意見や要望が出ており、本年度の事業について、各部会でよく論議し、実行委員会で意見を集約し、今後に反映していただくよう促している。よりよい方向に進むよう、知恵を集約しながら、来年度に向けて取り組んでいくとの答弁がなされました。 これに対し、委員からは、来年度の開催に当たっては、参加者の声もしっかり聞いてほしいとの要望や、よりよい方向に進んでいくよう一緒に努力していきたいとの意見がなされました。 次に、教育費の決算審査に当たりまして、委員からは、学校給食に使用する食器について、プラスチック素材以外の製品を導入することに対する考えをただされました。 理事者からは、学校給食の食器は7年で入れかえており、今年度からは、地元企業が漆器製造の技術を生かしてPP素材に特殊加工したものを導入している。短時間に大量の食器を洗浄機で洗うことからプラスチック製品を使っているが、越前市でつくられた食器ということで、子供たちに対して物づくりについて教えながら使っていきたいとの答弁がなされました。 さらに、委員からは、食器の安全性の確認や選定方法がどのようになされているのかただされました。 理事者からは、地元企業の製品は、全国的な大手メーカーと同程度の規格のもので、検査機関できちんと検査され、安全性を確認できたものである。選定に当たっては、栄養士が中心となって、現場の調理員の意見を取り入れながら行っている。今回は、まず現場で一定期間実際に使ってみて、洗浄などの後片づけに問題がないか、食器格納庫にすべてきちんと収納できるかなどを検証しながら導入を決めたとの答弁がなされました。 最後に、歳入の審査に当たっては、委員からは、歳入と歳出の差額が9億2,400万円余りあるが、財政が厳しい割には繰越金が多いのではないか、内容の分析をしているかとただされました。 理事者からは、実質収支における繰越金は標準財政規模の3%から5%が妥当と言われており、本市繰越額はおおむね妥当な額と認識しているが、今後も経費の削減に努めるとともに、予算編成に当たり、多額の不用額が生じることのないよう努めていくとの答弁がなされました。 以上、一般会計決算審査に当たり、特に論議のあった点について申し上げましたが、審査の結果、議案第62号につきましては、これを認定すべきものと決しました。 なお、11月の新聞報道等でも御存じのとおり、2009年度の会計検査院の公表において、県内でも4市で不適正経理の指摘がなされました。越前市においては、農林水産省の補助事業に係る検査において、悪質な経理操作ではなかったものの、翌年度納入など総額239万円の指摘を受けました。その後、市では、副市長を委員長とした会計事務適正化委員会を発足させ、再発防止に向けた取り組みを行うとしています。 決算特別委員会では、今回の会計検査対象事業が平成15年度から20年度の事業であったことや、平成21年度の決算審議が終了した後の公表であったため、関連事業に対する詳しい審査は行っておりませんが、今後会計事務適正化委員会の報告を待って、これからの決算特別委員会の審査に反映していきたいと考えております。 以上、決算特別委員会の審査結果の御報告といたします。 ○議長(嵐等君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本15案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。 本15案については委員長の報告どおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 異議なしと認めます。 よって、議案第60号、議案第61号、議案第62号、議案第63号、議案第64号、議案第65号、議案第66号、議案第67号、議案第68号、議案第69号、議案第70号、議案第71号、議案第72号、議案第73号、議案第74号の15案はいずれもこれを認定することに決しました。  ================ △日程第18 議案第88号 ○議長(嵐等君) 日程第18議案第88号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 〔登壇〕ただいま議題となりました議案第88号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正につきまして提案理由を御説明申し上げます。 本案は、人事院及び県人事委員会の勧告の内容に基づき、本市におきましても、給料表の改定、期末・勤勉手当等の引き下げ等をいたそうとするものであります。 まず、一般職員に係る部分につきましては、給料表の減額改定、期末・勤勉手当の支給割合の引き下げ等を実施する内容となっております。 また、市長、副市長及び常勤の監査委員並びに教育長に係る部分につきましては、期末手当の支給割合を引き下げております。 このほか、給与の口座振替及び給与からの控除について条例の規定がないことから、これらを条例に規定して、法的な整理を行うとするものであります。 なお、この条例は、一部の規定を除き、平成22年12月1日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(嵐等君) 以上をもって提案理由の説明を終了いたします。 この際、申し上げます。 議案質疑につきましては、一問一答方式により、1議題につき質疑、答弁を含めて30分以内の時間制限により行います。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) ただいま議題となりました議案第88号についてお聞きをいたします。 今回の条例改正の主たるものは、今提案説明であったように、人事院及び県人事委員会の勧告の内容に基づいて、市の一般職員らの給料、期末手当、勤勉手当の引き下げなどを行おうとするものでございます。 そこで、まずお聞きいたしますが、過日の説明会でもありましたけれども、今回の改正によって給料や手当等の引き下げになるこの総額、これは全体で幾らになるのか、また平均では1人当たり年間どのくらいの減収になるのか、まずお示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 越前市職員等におきます人事院勧告実施に係ります影響見込み額でございますけれども、一般職員につきましては6,273万円、三役につきましては41万5,620円でございます。なお、全職員の平均は大体9万7,000円ぐらいになると考えられます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) それと、今回56歳で6級以上の職員についてはさらなる引き下げ措置がとられるわけでありますけれども、この対象となるその人数、そしてこの方たちだけに係る年間減収、1人当たりは幾らになりますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 55歳以上の1.5%減額対象となる人は、越前市のみで96名でございます。660名のうちの96名でございます。 南越清掃組合を合わせますと、671名のうちの100名でございます。 それから、この減額ということでございますけれども、越前市のみで申し上げますと、月額で7,500円程度、管理職月額で850円程度、それから期末手当で11万5,000円、それから勤勉手当で3万6,000円程度となる予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 今いろいろ言われましたけども、それで合わせますと、大体年間どのくらいの減収になるんですか、今の足すと。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 申しわけありません。ちょっと今電卓持っておりませんので、今細かく申し上げましたとおりでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 今聞いて、私も電卓持ってませんし、入れてる暇ないんで、全体言われんとわからんのですけれども、いいですわ。いずれにしても相当額の減収になるということでありますね。 それで、この引き下げですけれども、一般に不況だから減額するのは当たり前じゃないかと、こういう声が市内でもあるわけでありますけれども、公務員の給与引き下げに連動して、民間の労働者の給与も、公務員が賃下げしたのだからおまえらも我慢せえと、こういう形で引き下げられていく、賃下げ競争となって収入が減るということが出てくるんです。物が買えなくなって、越前市の景気もどんどん冷え込んでいくということであります。 公務員の給与引き下げっていうのは本当に民間の労働者にも波及をしていき、地域経済市場に及ぼす影響は大変大きいと思います。その点、市長はどのように考えられますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 経済対策に努めて、一日も早く景気回復ができるように取り組んでいきたいと思ってます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 今の市長のそのお言葉に逆行するような今回の改正だというふうに私は言わねばならないというふうに思っております。 それから、一般職員は、12月に支給される期末手当から、既にことしの4月以降に支給されている給料や諸手当の分までもが差し引かれると、減額されるということだと思いますけれども、この分だけでのその差し引かれる、さかのぼって、この分の総額っていうのは幾らで、1人当たり幾ら戻さなければならないような勘定になりますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 総額でなしに1人当たりでよろしいんでしょうか。1人当たりですと、先ほど申し上げましたように、9万7,000円でございます、平均。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 確認しますが、9万7,000円分を、既にもらってた分は、それを9万7,000円返すといいますか、引かれるということで理解すればいいんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) はい。全職員の平均を申し上げますと、1人当たり9万7,000円程度になるということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) いずれにいたしましても、一たんもらった、労働の対価として報酬、給与をもらってるわけですよ。当然それは自分のものでありますし、もちろん将来返す予定などないということで、とっくに使ってしまった分について、さらにそれをさかのぼって返せと言われても、これ非常につらい部分があると思います。今部長がおっしゃったように、その9万7,000円というのであれば、その分ていうのは非常に大きなお金で、これを今回のその12月の期末手当から減額されるということでは、生活設計が大変狂ってしまうと。そういうことですと、これからもらう給料、今もらってる給料さえも、将来いつ返せと言われるかわからんということで、安心して使えなくなってしまうというふうに思いますし、こんな理不尽なことがまかり通っていいんかなと、私非常に疑問に思いますし。 それから、市長は御存じだと思いますけども、法律にいう不利益不遡及の原則というものがございますね。これは、御承知のように、新たに制定されたり、法律が改正されたりしたとき、その施行以前にさかのぼって適用されないという法律であります。 今回のこの給与改定によっての4月以降支給された給与等までさかのぼって減額していくっていうのは、この法律にいう不利益不遡及の原則に反するのではないかというふうに私は解釈いたしますが、その辺はどういう御見解でしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 確かに遡及改定はしないということになっておりますけども、年間給与につきましての調整という形でやらせていただきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) そんな言葉変えても、これ人事院もそう言ってんです。人事院は、不利益の遡及は問題があるから調整措置として名前をかえて勧告してるわけですが、しかし中身は、これは遡及ですよね、さかのぼって戻されるっちゅうことですから。私、そういう点では非常に問題があるというふうに思います。 今回の提案は、人事院及び県人事委員会の勧告に基づいて市がやるということでありますけれども、御承知のように、公務員は憲法の保障するストライキ権を初めとする労働基本権が制約されていると。その代償措置として、公務員の利益を保護するために設置された制度が人事院勧告制度なんです。それが、この間、昨年もそうでしたが、続いて公務員に賃下げと、そしてまた不利益の遡及、こういう原則違反の勧告をしてきてるわけですよ。本来公務員にもあるべき争議権を奪ったのである以上は、争議権で闘うかわりに労働者としての利益を守る代償であるべき勧告が、マイナス、マイナスで、逆に利益を損なっていると。これでは本当に労働者は、公務員は踏んだりけったりだと言わなければならないと思います。そういう点で、私はこの人事院勧告っていうのが本来の公平・中立の立場に立ってるんかなと、甚だこれも疑問であります。 こういう問題がある勧告をうのみにして、引き下げを実施するんだというこの市の姿勢、一生懸命働いておられる市職員に対してどういう思いを持っておられるのか、非常に私はその姿勢をはかりかねます。再度、納得のいく説明を求めたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 県内の自治体すべてが人事院勧告及び福井県の人事委員会勧告に沿った内容で、ほとんどの市町におきまして勧告に基づいた改定を予定しておりますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) はっきり言って、ほかはほかなんですよ。やっぱり越前市は越前市としての、今地方分権とかそういうこと言われておりますけども、こういうところでもしっかりとやっぱり自治権発揮していただいて、職員の待遇等については、首長初め理事者は、やっぱりその労働条件の向上とか待遇をきっちり守るという、そういう姿勢はとっていただきたい。私たちは、市の職員が憲法を遵守して、市民の利益を守る全体の奉仕者として働きがいが持てるように労働条件と職場環境の整備を改善していくこそが、市民サービスの向上や市民本位の越前市政につながることだというふうに考えております。 今回の給与等の引き下げっていうのはこれに逆行するものであって、職員の一生懸命やるぞという働く意欲を損なわせ、これがひいいてはやはり潜在的に住民サービスの低下になりかねない、私はそういうふうに危惧いたしますが、その辺のところの御見解を市長にお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 先ほど来お話を申し上げてるとおり、あるいは前田議員からも御指摘あったとおり、労働基本権制約の代償として人事院っていうのがあって、そこで民間給与などを踏まえて勧告をするという仕組みが確立してるわけでありますので、私どもは、そのルールに基づいて、人事院や県人事委員会の勧告に基づいて今回御提案をさせていただいたということでございます。御理解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) そういう流れは踏んできてるというふうには思いますが、私が今言ってるのは、こういう給与削減ていうのは職員のやる気を損なって、ひいてはそれが住民の方々の不利益にもなりかねないと、こういうことを申し上げてるんで、そういう御心配はないのですかと聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 私は、今市民が置かれてる生活、あるいは将来不安というものは実に大きいというふうに考えています。ですから、公務サービスに従事している我々っていうのは、従来にも増して、今誇りを持って市民のために頑張ろうというふうに思っております。ですから、だれしも給与が引き下げられることをうれしく思うはずはありませんけれども、だからといってその誇りを失うものではありませんし、さらに市民の期待にこたえて頑張るというのが我々の責務でございます。 したがいまして、私は、今の御指摘というのは、危惧っていいましょうか、当然それぞれの職員は、今市民の置かれた状況をしっかり踏まえた上で、これからも誇りを持って市民福祉の向上のために頑張ってくれると、このように確信をしています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 市長の希望的観測はわかりましたけれども、やはり職員であれ、だれであれ、やはり人間として、人間の誇りを持って仕事をするということと、それに見合う報酬、給料というのは、これは表裏一体のものであって、一生懸命やっていながら、そういう評価が、金額というのはある意味ではその評価ということであらわされると思うんですけれども、それが引き下げられるっていうのは、評価されないという、そういうとらえ方もできるわけで、私必ずしもそうではないなというふうに、今の市長の御意見にはちょっと思いましたので、申し上げておきたいと思います。 終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) ただいまの職員の給与に関する条例の一部改正についてお聞きをしたいと思います。 今ほど提案理由の説明がありまして、人事院及び県の人事委員会の勧告の内容に基づくという提案をいただきました。ざくっとで、大枠でいいんですが、それぞれの勧告の内容をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 勧告の内容でございますけれども、この勧告に従いまして、越前市職員の給料表を平均0.1%削減するものでございます。 また、給料表6級以上に在級する55歳以上の職員につきましては、給料月額を1.5%削減し、さらに管理職手当についても1.5%削減いたすものでございます。 次に、期末・勤勉手当についてでございますけれども、ことし12月の期末手当については支給を0.15カ月分、勤勉手当については0.05月分を削減し、年間支給月数を期末手当は2.60月分、勤勉手当は1.25月分にいたすものでございます。 また、次年における支給につきましては、年間支給月数は変わらず、6月支給の期末手当を1.225月分、勤勉手当を0.675月分に、12月支給の期末手当を1.375月分、勤勉手当を0.675月分にいたすものでございます。 また、年末調整につきましては、本年4月から11月までの格差相当分を本年12月の期末手当の調整で行うものでございます。 それから、市長、副市長及び教育長の平成22年度12月支給の期末手当につきましては、0.15月分減額し、1.65月分を1.50月分といたすものでございます。 また、次年における支給につきましては、年間支給月数は変わらず、6月支給の期末手当を1.40月分、12月支給の期末手当を1.55月分にいたすものでございます。 以上、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 条例の中身を御説明いただいたと思うんですが、人事院と人事委員会の勧告の大枠をお聞きしたいと思ってるんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 県と国との違いをお聞きと思いますけども、人事院勧告につきましては56歳以上を1.5%減、それから県の人事委員会につきましては56歳以上の管理職を0.9%の減でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 今回の勧告の中身が、人事院と人事委員会では、今御説明いただいたように違っているわけです。越前市の今回の条例はどちらに合わせているのかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 国の人事院勧告でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) それで、人事院は、全国の企業の、民間の調査をして、勧告してると。県の人事委員会は、県内の事業所、企業の調査をして勧告をしてます。なぜ国のほうに合わせられたのかお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 人事委員会を置いていない地方自治体の職員の給与改定を行うに当たりましては、国における取り扱いを基本とするとともに、県人事委員会における公務員給与の調査結果等も参考に適切な改定を行うことの県総務部長の通知がなされております。 市においても、このことを念頭に、国、県の改定内容及び同規模の県内自治体の状況を踏まえる中で、今回の改定内容をいたしたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 国の人事院の勧告内容をこの条例に生かしていると。県の人事委員会は参考にされたということなんですが、参考にしてるようにはちょっとお見受けできないんですけども。そうなると、より地域に近いところで調査をされたのが反映されてないというふうに思うんですが、そうなると、県の人事委員会の存在意義というかが本当にあるのかなというふうに思うんですが、市長、県の人事委員会の存在意義をちょっとお聞きしたいと思うんですが。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 先ほども申し上げましたように、県の人事委員会はございますけれども、市のほうには人事委員会ございませんので、国の人勧を適用するという今までの例によっておりますので、よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 説明はわかりました。でも、本来は県の人事委員会を参考にすべきではないかなというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(嵐等君) 質疑を終結いたします。 本案については総務委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。       休憩 午前10時50分       再開 午前11時30分 ○議長(嵐等君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第88号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についての審議を続行いたします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 大久保総務委員長。 ◆総務委員長(大久保恵子君) 〔登壇〕ただいま議題となっております議案第88号につきまして、総務委員会の審査の結果を御報告いたします。 本案につきましては、本会議休憩中に委員会を開き、関係理事者の出席を求めて審査いたしました結果、委員より、職員の給与等の引き下げは、職員の生活は言うに及ばず、地域経済に大変大きな影響を与える。また、争議権の代償として考慮しなくてはいけないという意見がありましたが、採決の結果、賛成多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会の審査結果の御報告とさせていただきます。 ○議長(嵐等君) 委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 質疑を終結いたします。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 〔登壇〕私は、ただいま議題となっております議案第88号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正について、日本共産党市議団を代表いたしまして、反対の立場で討論を行います。 本議案は、民間賃金との比較を根拠にした人事院及び県人事委員会の勧告に基づき、職員の給料や期末手当等の引き下げを行おうとするもので、職員1人当たり、年額にして平均約9万7,000円の減額、総額で6,000万円余りをカットするという内容であります。 市長や副市長などの一時金減額につきましては、申しわけありませんが、仕方がないとしてあきらめていただきますけれども、一般職員についての給与や期末手当等の減額は、以下の主な理由によって容認できません。 まず第1に、今回の引き下げは、民間賃金のさらなる引き下げを呼び込み、また消費を冷え込ませるなど、地域経済に悪循環をもたらすおそれがあるという点であります。 また、市当局はなかなかお認めになりませんけれども、職員の士気にも影響を及ぼすものであります。 引き下げは、民間が下がっているから公務員も同じように下げて当然、こういう論立てですけれども、それが妥当で適切なのかといえば、簡単にそうは言えないと考えます。越前市の地域経済において、市職員の6,000万円以上もの賃金カットが進められると、消費の落ち込みを一層進め、さらに販売と生産へのマイナス影響、それがさらに雇用の悪化や民間賃金への引き下げ圧力になり、さらにそれが市職員のさらなる賃金の引き下げを呼ぶという、こういう悪循環の引き金となっていくおそれがあります。 また、より直接的に、非常勤職員や臨時嘱託職員にも連動するとともに、本市の外郭団体や公的サービスを担う部署にまで賃金引き下げの要因になってまいります。 こうした景気悪化の悪循環を断ち切るためにも、民間が下がったから公務員も下げる、こういう考えは改めるべき局面だと思います。今こそ、民間も公務員も、賃上げの方向で努力すべき局面であり、民間大手は、内部留保を吐きだし、中小には政府が融資と直接支援を強化すべきであります。 第2に、特に今回の勧告でも問題なのは、人事院勧告と、それに実質倣っている県人事委員会勧告が本当に公平・中立になっているのか、そして公務員から労働基本権である争議権を奪っていることの代償措置にふさわしい中身になっているのかどうかという問題であります。 本来公務員にもあるべき争議権を奪ったのですから、争議権で闘うかわりに、労働者としての利益を守る代償であるべき勧告が、この間、マイナス、マイナスで逆に利益を損なっている、昨年に続いて公務員に賃金引き下げと不利益の遡及という原則違反の勧告をいたしました。こういう現状は、本来の公平・中立の立場に立っているのかという疑問を持たざるを得ません。 このような問題がある勧告を、検証がないまま実施する引き下げは容認できません。私たちは、市職員が、憲法を遵守し、市民の利益を守る全体の奉仕者として働きがいが持てるように、労働条件と職場環境の整備を改善していくことが市民の目線に立った市民本位の越前市政につながることだと確信をいたしております。 その方向で私たちも取り組んでいく決意を述べて、職員給与、手当等の引き下げとなる本議案に対しての反対討論を終わります。 ○議長(嵐等君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 ただいま議題となっております議案第88号越前市職員の給与に関する条例等の一部改正についてを起立により行います。 本案に対する委員長の報告は原案どおり可決であります。 本案については委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔賛成者起立〕 ○議長(嵐等君) 起立多数であります。 よって、議案第88号は原案どおり可決されました。  ================ △日程第19 議案第79号から議案第87号まで及び議案第89号から議案第101号まで ○議長(嵐等君) 日程第19議案第79号平成22年度越前市一般会計補正予算第4号から議案第87号平成22年度越前市工業用水道事業会計補正予算第1号及び議案第89号越前市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定についてから議案第101号越前市今立体育センターの指定管理者の指定についてまでの22案を一括して議題といたします。 本22案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 〔登壇〕本日ここに平成22年第7回越前市議会定例会が開会をされ、提案いたしました平成22年度12月補正予算案を初め各種案件の御審議をいただくに当たり、当面する市政の重要課題について御説明を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 まず最初に、中国広州市で開催中のアジア大会で、本市出身の中野希望選手がフェンシングの女子エペ団体で金メダル、女子エペ個人で銀メダルを、同じく見延和靖選手がフェンシングの男子エペ団体で銅メダルを獲得しました。市民を代表して心からお祝いを申し上げますとともに、ますますの御活躍をお祈りいたします。 さて、本市は、10月1日に市制施行5周年を迎え、10月10日には「共につくろう、未来のえちぜん」をテーマに、いまだて芸術館とふれあいプラザをメーン会場にして、市制施行5周年記念式典と記念事業を開催いたしました。 記念式典では、市政功労、文化功労並びに市民奨励賞の表彰を行うとともに、越前市にゆかりがあり、さまざまな分野で全国的に活躍をされている20名の方をふるさと大使として発表しました。 また、記念事業では、人づくり、物づくり、まちづくりの各分野で活躍をしている市民代表によるパネルディスカッション、越前市の5年間の歩みをパネルにした写真展、越前和紙の折り紙ギャラリー、市内8地区のそば打ち愛好家による地域自慢そばまつり、メイド・イン越前市の伝統工芸品や地元農産物の即売会、子供たちの歌と踊りでつづる創作ステージの上演などを行い、多くの市民でにぎわったところであります。 あわせて、市制施行5周年を記念し、市の業務や窓口案内、歴史や観光などの情報を掲載した「越前市くらしの便利帳」を発行し、市民生活に役立つ情報誌として、市内全世帯に配布をいたしました。 今後も引き続き、市民との協働による「元気な自立都市 越前」の創造に努めてまいる決意でございます。 さて、9月の民主党代表選挙で再選をされた菅首相は、国会における所信表明演説で、解決すべき重要政策課題として、経済成長、財政健全化、社会保障改革の一体的実現、その前提としての地域主権改革の推進、さらには国民全体で取り組む主体的な外交の展開の5つを上げています。 特に経済成長では、現時点から来年度にかけて3段構えで、成長と雇用に重点を置いた経済対策を切れ目なく推進するとしています。 第1段階では、急激な円高、デフレ状況に対する緊急的な対応を実行に移し、為替介入やゼロ金利政策を実施するとともに、デフレ脱却が確実となるまで実質ゼロ金利を継続するとしており、第2段階として、デフレ脱却、景気回復を軌道に乗せるため、総額4兆8,000億円の追加経済対策を柱とする補正予算案が成立する見通しとなっています。第3段階は、来年度予算の編成で、元気な日本復活特別枠を活用し、需要創造や雇用創出を強化するとしており、税制改正では、法人課税について年内に見直し案を取りまとめるとのことです。 また、昨年度に引き続き実施をされた事業仕分けについては、その対象を特別会計に広げるなど、幅広く事業の見直しが進められています。 さらに、地域主権改革や社会保障改革など、政府による政策転換が進む中、衆参両院において多数派が異なるねじれの状態が国政の停滞を招けば、経済・雇用対策の推進など、本市の予算編成や市政運営にも大きな影響を及ぼすことから、今後の国政の動向を十分に注視してまいりたいと考えています。 次に、経済・雇用対策について申し上げます。 11月16日の内閣府の発表によれば、7月から9月期の国内総生産(GDP)の成長率は、物価変動の影響を除いた実質で、前期比0.9%の増、年率換算で3.9%の増となり、1年連続してのプラス成長になりました。エコカー補助金の終了やたばこ税の増税などをにらんだ駆け込み需要に猛暑効果が加わり、個人消費が大幅に伸びたことが主な要因です。 しかし、生活実感に近い名目GDPは、前期比0.7%の増、年率換算で2.9%の増と実質GDPの伸び率を下回っており、デフレが続いていることを裏づけています。 一方、雇用情勢については、10月29日に福井労働局が発表した9月の県内有効求人倍率は0.86倍と、前月より0.02ポイント上昇し、5カ月連続して改善をしています。武生公共職業安定所管内では、小売業の求人が伸びたことから0.81倍と、前月より0.07ポイント上昇をしており、同労働局は、県内の雇用情勢は厳しい状況にあるが、持ち直しの動きが見られるとしています。 こうした情勢を踏まえ、12月補正予算案では、地域活性化事業として、国の予備費による補助金や県の補助金等を積極的に活用し、市学校施設耐震化推進計画を前倒しして発注するなど、14事業に約7億1,000万円を計上しました。 まず1つには、国の予備費による安全・安心な学校づくり事業交付金を受けて行う事業として、小学校施設耐震補強大規模改造事業に4億7,948万円を計上しました。内訳として、武生東小学校中校舎、武生南小学校南校舎、服間小学校校舎の耐震補強工事について前倒しを行い、児童の安全・安心を確保するとともに、早期発注による地域経済の活性化を図ってまいります。 また、国や県の介護給付・訓練等給付費負担金を活用し、身体に障害のある人が介護や訓練を受けやすい体制を支援する事業に1億2,900万円を追加計上するなど、障害者が利用しやすい環境を整えてまいります。 2つには、県の基金造成に基づき行う事業として、地域密着型介護施設開設準備経費助成特別事業補助金を活用し、小規模多機能型居宅介護事業所を開設する事業者に対して、開設時の支援に1,620万円を計上し、開設時から質の高いサービスを安定的に提供できる体制の整備を目指してまいります。 3つには、市単独の工業振興事業として、企業立地促進補助金や越前発新事業チャレンジ支援事業補助金などに7,500万円を追加計上し、地域経済の活性化を図ってまいります。 次に、平成23年度当初予算の編成について申し上げます。 10月14日に、平成23年度当初予算の編成方針を決定しました。当初予算の編成に当たっては、現在改定作業を進めている市総合計画基本計画との整合性を図るとともに、重点施策への取り組み強化として、交流人口の拡大と定住化の促進、経済・雇用対策の推進、環境と調和した産業の育成、夢をはぐくむ教育の推進、少子・高齢社会への対応の5点を位置づけ、長期的な視点に立った施策の強化を図り、各種計画の目標実現に向けた予算編成を進めているところであります。 なお、政権交代後初めての本格的な編成となる平成23年度予算において、政府は予算配分割合を大胆に組み替える予算の構造改革を目指し、元気な日本復活特別枠の設定、事業仕分けの結果の反映、補助金等の一括交付金化などを進めていますが、これらは地方自治体の予算編成に及ぼす影響が大きいことから、引き続き国の動向を注視し、迅速に対応してまいります。 それでは、当面する市政の重要課題について、5本のまちづくりの柱ごとに、その取り組みの一端を御説明いたします。 まず最初に、元気な産業づくりについて申し上げます。 本市の企業を取り巻く環境は、一部において持ち直しの動きが続いているのものの、中小企業の多くはなお厳しい状況に置かれており、11月15日には、江崎グリコ株式会社が埼玉県の新工場に生産拠点を集約するため、子会社の武生グリコ株式会社を平成24年1月に解散すると発表し、同日、市に対する報告がありました。 これを受け、翌16日に私は、県の林産業労働部長とともに大阪市のグリコ本社を訪問し、改めて同社に経緯の説明を求めるとともに、パートを含む全従業員の雇用対策や工場用地の利活用など、地域経済への配慮を強く要請してまいりました。引き続き、同社に対して誠実な対応を求めていくとともに、県や武生商工会議所、武生公共職業安定所など関係機関と連携して、今後の対応を図ってまいります。 このように、市内の企業を取り巻く環境には依然厳しいものがありますが、企業立地促進補助金や越前発新事業チャレンジ支援事業、産業人材育成支援事業などによる支援を引き続き行うとともに、中小企業等振興資金利子補給制度並びに中小企業緊急経営安定対策資金の信用保証料や利子に対する補給金を通して中小零細企業への支援を図り、企業の競争力強化に努めてまいります。 また、市産業活性化プランの改定については、環境が物づくり産業の重要なキーワードになる中、地球環境に貢献する物づくり技術に対する市の支援策の拡充を検討しており、市内企業や議会の御意見を踏まえ、12月にはパブリックコメントを実施した上で、本年度末にプランの改定を行ってまいります。 新規高等学校卒業者等の就職の確保につきましては、武生商工会議所や越前市商工会、武生公共職業安定所との連名で市内企業に対して協力要請を行った結果、昨年同期より多くの求人申し込みがあったところです。今後も引き続き、関係機関との連携を図り、雇用の安定に努めてまいります。 商業の活性化につきましては、地域資源や地域連携、社会課題への対応等を組み合わせて商店街や地域の活性化に取り組む先進的、意欲的な個店グループに支援を行う地域商業活性化チャレンジ事業を本年度より実施し、既に7件を認定しました。 また、ショッピングセンター・シピィの閉店後も、市内に店舗を構え、継続して営業を行うテナントに対する支援については、新たにまちなか事業・地域助け合いビジネス支援事業に1件を認定し、計14店舗に対して支援を行ってまいります。元従業員の方の就業等についても、県や武生商工会議所、武生公共職業安定所など関係機関と連携し、引き続き対応してまいります。 観光の振興につきましては、10月2日から11月7日までの37日間にわたり、「龍馬と越前」をテーマに2010たけふ菊人形を開催いたしました。おかげさまで、たけふ菊人形での公演が30周年を迎えたOSK日本歌劇団のグランドレビューや越前龍馬会の菊人形館内での解説等が好評を博すなど、成功裏に閉幕をすることができました。 たけふ菊人形まつり実行委員会を初め関係各位の御尽力に深く感謝申し上げますとともに、来年は60回を迎えることから、本年の総括等を踏まえ、記念の年にふさわしい取り組みを検討してまいります。 このほか、たけふ菊人形の開催に合わせ、10月10日には昭和の花嫁行列、菊・地球博、壱の市などが開かれるとともに、11月21日には越前ふれあい祭、和ッショイいまだて、花筺もみじまつり、参の市・収穫祭などが市内各地で開催をされました。そこで、各会場を結ぶ無料回遊バスを運行して利便性を図ったところ、各会場とも多くの来場者でにぎわった次第であります。 あわせて、11月21日には、各イベント会場をめぐるスタンプラリーも実施をいたしました。 農業の振興につきましては、市食と農の創造ビジョンの実践プログラムに沿って、生産者や農業団体、事業者、市民との協働により、市産米のブランド化や園芸振興など、農業の活性化に向けた取り組みを推進するとともに、本年度から導入をされた国の戸別所得補償モデル対策に対応をしてまいりました。 また、地産地消及び食育の推進を図り、食と農のつながりの重要性を広く市民に周知をするため、市食育フェアを11月23日にいまだて芸術館で開催をし、市の取り組みや食育推進団体の活動を強くアピールしたところであります。 今後も、来年3月に開催をされる「全国有機農業の集いin福井県越前市」を支援するなど、県やJA、農業者団体と連携をして環境調和型農業の推進を図り、食と農の創造に努めてまいります。 コウノトリが舞う里づくりにつきましては、11月6日と7日に、コウちゃん飛来40周年記念事業として、武生第五中学校をメーン会場に、コウノトリが舞う里づくり大作戦を開催いたしました。 大作戦では、里山クイズウオークラリー、コウちゃん飛来40周年記念式典、中貝豊岡市長による基調講演、松島豊岡市立コウノトリ文化館名誉館長や菊地兵庫県立コウノトリの郷講演研究員等によるパネルディスカッション、食の文化祭など多彩な催しが行われました。 おかげさまで、多くの市民の参加をいただく中、記念式典において、兵庫県の溝口教育次長から本市に、コウちゃんの孫の唐子の剥製用個体の目録が贈られるとともに、基調講演では、本市でのコウノトリの自然放鳥について中貝豊岡市長が力強い支援を表明されるなど、成功裏に開催することができました。 コウノトリが舞う里づくり大作戦の開催に御尽力をいただいた関係各位に深く感謝を申し上げますとともに、引き続き市民との協働により、里地里山の保全再生や環境調和型農業の推進に取り組んでまいります。 また、コウノトリが舞う里づくり構想の策定については、これまでに専門家や関係団体などの代表者12名による策定会議を2回開催し、御意見をいただいたところであり、本日も市民との意見交換会を開催するなど、今後も多くの意見を反映しながら、本年度末の構想策定に向け取り組みを進めてまいります。 イノシシ等の鳥獣害被害の防止対策につきましては、市政出前講座や地域研修会の開催を通して、里地里山での獣類との共存・共生のあり方について話し合いを進め、住民の御理解をいただきながら、電気さく設置による被害防止対策や捕獲おりによる有害鳥獣捕獲の推進に努めております。 また、本年の異常気象等により、クマの目撃情報や痕跡情報が数多く寄せられたことから、県の情報をもとに、9月末に庁内でツキノワグマ対策会議を開き、人身被害の防止体制を確認するとともに、市民に注意喚起と防除対策の実施を呼びかけるなど、安全確保に努めました。 次に、2つ目の柱である元気な人づくりについて申し上げます。 まず、次代を担う子供たちが社会の一員として重んじられ、よい環境の中で健やかに成長することを願い、本年度から2カ年をかけ、子ども条例の制定に向けた作業を進めています。 7月から5回の策定委員会を開き、ワークショップ等で約700人の市民の御意見をいただきながら条例の骨子案を策定したところです。今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、引き続き多くの市民の御意見をいただきながら策定作業を進めてまいります。 福祉の推進につきましては、公共施設等のバリアフリー化に関する取り組みとして、JR武生駅のエレベーターつき跨線橋の工事が順調に進捗し、12月18日の供用開始に向け準備が進められています。 また、障害者の就労の場の確保に努めるため、県のふるさと雇用再生特別交付金事業を活用し、NPO法人福井県セルプ振興センターと連携して、中心市街地の空き店舗に障害者授産製品のアンテナショップ「セルプショップえちぜん」を11月20日に開設しました。 現在、新たに雇用された2名の職員が、同ショップを拠点に市内の障害福祉サービス事業所の製品販売を行うとともに、市内の企業などに対して製品の販売や業務受注等の営業活動を行っています。多くの市民に「セルプショップえちぜん」を御利用いただくことを期待しております。 介護保険施設の整備につきましては、本年度に4カ所の地域密着型施設の新設を行っており、小規模多機能型居宅介護事業所の開設を準備する事業者に対して補助金を交付することにより、開設時から質の高いサービスを提供できる体制の整備を図るため、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 感染症の予防事業につきましては、国は今期のインフルエンザワクチン接種に関して、新型にも季節性にも予防効果が高いとされる混合ワクチンを採用する方針を示し、各自治体では、10月以降随時接種を実施しています。 市では、65歳以上の高齢者に接種費用の半額を補助するとともに、低所得世帯は無料とするため、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 あわせて、市民への迅速な情報提供や感染拡大防止のための手洗い、うがい、せきエチケットの徹底、感染時の自宅待機を勧める啓発に努めてまいります。 また、日本脳炎予防接種の対応については、新ワクチンが開発をされたことにより、国から3歳児に積極的に接種を進める指示や、接種の機会を逃した子に対する対応が示されたことから、7歳6カ月までに3回の接種が間に合うよう、6歳児に対しても個別に周知をするため、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 妊婦の健診につきましては、妊婦がウイルスを持っているかどうかを調べる成人T細胞白血病ウイルス1型抗体検査を本年度の事業に新たに追加をし、妊婦の健康診査の強化を図ってまいります。 就学前教育の充実につきましては、公立の保育園、幼稚園において、読み聞かせや読書体験、遊び、運動など、多様な経験や体力づくり活動を通して子供の伸びる力をはぐくむことを目的に、県の安心こども基金による子供の伸びる力育成支援事業を実施するため、12月補正予算案に所要額を計上いたしました。 学校施設の耐震化につきましては、市学校施設耐震化推進計画において来年度整備予定の武生東小学校中校舎、武生南小学校南校舎、服間小学校校舎の耐震補強工事を前倒しをし、児童の安全・安心を速やかに確保してまいります。 また、公立幼稚園・保育園施設の耐震化についても、市有建築物耐震化計画において来年度に予定をしている吉野幼稚園園舎の耐震補強工事と遊戯室の改築、並びに幼・保一元化を見据えた南中山保育園の幼・保合同活動施設の整備にそれぞれ必要な実施設計等を行うため、12月補正予算案に所要額を計上し、工事の促進を図ってまいります。 文化の振興につきましては、11月19日から1月23日まで武生公会堂記念館において、越前和紙の紙すき技術の粋を集めた「平成大紙展」を開催し、10月に開催した「槌の響 越前打刃物展」に続き、本市が誇る伝統産業である越前和紙を広くアピールをしてまいります。 スポーツの振興につきましては、11月3日に第29回菊花マラソンを開催いたしました。ゲストランナーに松野明美さん、高橋勇市さん、大崎栄さんを迎えるとともに、国体の自転車ロードレースで2年連続優勝の地元中島康晴選手に自転車で先導いただく中、過去3番目に多い3,922人の選手と500人を超える伴走ボランティアやチャリティーランナーが参加をして健脚を競い、成功裏に実施をすることができました。 開催に御尽力をいただいた関係各位に深く感謝を申し上げます。 次に、3つ目の柱である快適で住みよいまちづくりについて申し上げます。 本市の最優先事業である都市計画道路戸谷片屋線の整備につきましては、県施工区間のJR北陸本線東側の道路高架部分の橋脚工事が完成をするなど着実に進捗をしており、市施工区間についても鋭意事業の推進を図っています。 中心市街地の活性化につきましては、町なかのイベントとして定着をしてきた定期的な市の開催や観光バスの誘致等の取り組みにより、町なかにおける歩行者数が対前年比で約4%の増となったことから、引き続き取り組みを推進してまいります。 なお、地域まちづくり推進団体として市が認定をした四町まちづくり協議会の協働による取り組みが高く評価をされ、11月9日に同会が県の社会貢献活動知事奨励賞を受賞しました。同会の熱心な活動に深く敬意を表しますとともに、今後も一層の御協力をお願い申し上げます。 また、五箇地区においては、新たに2件の地域まちづくり協定が締結をされ、住民の主体的なまちづくりが着実に進んでいます。 下水道事業につきましては、未普及地域の早期解消の実現による良好な水環境の保全に向けて、これまでに下水道事業推進対策協議会を6回開催し、整備コスト、スピード、効果等の観点から議論を深めていただき、今後の市内全域の整備方針案を取りまとめていただいたところです。 今議会で御意見をいただき、12月にはパブリックコメントを実施した上で、本年度末に市下水道整備基本構想を策定し、今後の下水道整備の指針に位置づけてまいります。 また、昨年9月に供用を開始した東部処理区の水循環センターを初めとする終末処理場の維持管理については、性能発注による包括的民間委託を継続し、低コストで安定的な管理運営に取り組んでまいります。 水道事業につきましては、料金の見直しに関して、これまでに水道料金協議会を6回開催し、活発な議論を重ねていただいており、健全な事業運営、将来にわたって持続可能な水道料金のあり方について答申をいただく予定であります。 水道料金の見直しに大きな影響を与える県水の供給単価については、10月4日に越前市鯖江市など3市2町の首長、さらには丹南地域選出の県議会議員が、10月13日には越前市議会、南越前町議会の議長等が、水価の低減の要望を知事等に行ったところであり、引き続き市議会や関係市町と連携をして県に要望を続けてまいります。 また、水道料金見直し等の市民への周知については、これまでも市ホームページや市広報紙、丹南ケーブルテレビ、市政出前講座などを通じて行っていますが、今後もより一層の御理解をいただけるように努めてまいります。 北陸新幹線につきましては、国土交通省が8月27日に発表した来年度予算の概算要求で、財源確保が困難なことを理由に整備新幹線の白山総合車両基地-敦賀間など未着工区間の新規着工を見送ったことはまことに残念であり、10月20日には、西川知事を初め沿線自治体の関係者が馬渕国土交通大臣に対し、北陸新幹線の敦賀までの早期認可、早期着工について改めて要請をしたところであります。 このような状況が続けば、北陸3県の中で福井県だけが取り残されることになり、地域間格差がますます広がるばかりか、越前市においては、北陸新幹線南越駅を中心とする周辺整備など、計画的なまちづくりに大きな影響を及ぼすことから、今後も引き続き、県を初め関係機関とともに、北陸新幹線を最優先に整備するよう強く訴えてまいります。 また、来年3月のダイヤ改正を控え、11月22日にはJR西日本金沢支社長に、特急サンダーバード号のJR武生駅への停車本数の増加や通勤通学時の普通車両の混雑緩和対策などを要望いたしました。 今後も、市特急・新幹線対策促進期成同盟会と連携して、JRの利便性向上や利用促進策を推進してまいります。 福井鉄道福武線につきましては、上半期の輸送実績が86万5,987人と、対前年比5.0%の増となっています。このような中、9月1日には、福武線北府駅の周辺住民を中心に「北府駅を愛する会」が設立をされるとともに、10月17日には、同会やNPOえちぜんなど市民団体が中心となり、北府駅のパーク・アンド・ライド駐車場を会場に福武線フェスタin北府駅を開催がされ、福武線の利用促進を市民に呼びかけるなど、福武線に乗る運動が積極的に展開をされたところであります。 市民運動の広がりとともに、福武線の利用者が今後ますます増加することに大きな期待を寄せております。 高齢者が加害者となる悲惨な交通事故を減少させるとともに、公共交通機関の利用促進を図る目的で平成19年10月にスタートをした運転免許自主返納支援事業につきましては、自主返納者に対する支援策として、市民バスのろっさの無料乗車券交付の有効期限を延長することとし、来年1月をめどに制度の拡充を行う準備を進めています。 地球温暖化防止の推進につきましては、家庭部門における地球温暖化対策実行計画について、自治振興会や市民団体等の代表者で構成をするEEネットワーク協議会において御協議をいただき、その素案を取りまとめたところであります。 今後、県の地球温暖化対策地域計画の策定状況を見きわめながら、議会や環境審議会、パブリックコメントでの御意見も踏まえ、本年度末の策定に向けて取り組みを進めてまいります。 また、住宅用太陽光発電導入促進事業については、11月24日現在で72件の申請があり、昨年度と合わせて155件となりました。引き続き、太陽光発電設備や省エネ機器の普及促進に努め、地球温暖化対策に取り組んでまいります。 ごみの減量化につきましては、市民22名のモニターによる生ごみで花咲かせ隊が段ボール等を利用した生ごみの堆肥づくりに積極的に取り組んでいただいていますが、環境学習とごみの減量化を目的に、新たに4つの小学校においても、子供たちによる段ボールを利用した給食調理くず堆肥化の取り組みが始まりました。 今後、モニターからの御意見や小学校での取り組みを踏まえ、家庭などで簡単にできる生ごみの堆肥化を一層推進するとともに、菓子箱やメモ用紙などの雑紙類の資源回収についても、イベント会場での啓発パネルの展示や市政出前講座の開催、市広報紙による周知啓発などの雑がみ救出作戦を推進し、引き続きごみの減量化に取り組んでまいります。 次に、4つ目の柱である安全で安心なまちづくりについて申し上げます。 吉野瀬川ダム建設事業につきましては、県がダムの必要性を検証する第1回の吉野瀬川ダム検証県・市検討会を10月28日に開催をし、11月28日には第2回の検討会を予定しており、来春には対応方針を決定するとのことです。 そこで、吉野瀬川ダムの速やかな事業推進が図られるよう、11月6日に民主党福井地域戦略局に、17日と18日には国土交通省と県選出国会議員に対して要望活動を行ったところであります。 今後も、吉野瀬川流域住民の安全・安心を確保するため、県と連携して吉野瀬川ダム建設事業や吉野瀬川改修事業の促進に努めてまいります。 防災対策につきましては、8月29日に実施をした市地域防災対策総合訓練に関して、各地区自治振興会の代表者による検証会議を9月30日に行い、訓練の実施内容や開催時期、参加人員などについて貴重な御意見をいただいたところであります。 検証結果を市地域防災計画の改定や来年の市総合防災訓練に的確に反映をしてまいります。 住宅用火災警報器の普及につきましては、住宅火災の早期発見、逃げおくれによる死傷者の抑制を図るため、市広報紙や地域の防災訓練等の機会を通して普及促進に努めています。 あわせて、普及率の向上に向け、各地区や町内会での共同購入も促進しているところであります。 次に、5つ目の柱である市民が主役のまちづくりについて申し上げます。 市内各種団体と市長の語る会「夢・まちづくりトーク」につきましては、9月2日から11月14日までに計14団体と意見交換を行い、各団体からは定住化の促進や中心市街地の活性化、教育や福祉、北陸新幹線など多岐にわたる意見や要望が出されました。 本年度は、市総合計画の基本計画を改定することから、各団体からいただいた意見や要望を的確に反映をしてまいりたいと思います。 協働たねまる提案制度の行政発協働事業につきましては、新たに市が2事業を提案するとともに、昨年から継続協議となっていた提案のうち1事業について、基本的な合意ができたことから、今後事業提案をいただいた市民団体と市の担当課がパートナーテーブルを随時開催し、事業化を図ってまいります。 本年10月1日を基準日とする第19回国勢調査につきましては、市民の御協力により無事終了することができました。来月には人口の暫定数値や世帯数を公表できるよう、点検、集計作業を進めているところであります。 次に、地方分権に対応した行財政運営について申し上げます。 丹南広域組合の自動交付機の更新に伴い、来年4月から住民基本台帳カードが自動交付機で使用できるように条例案を今議会に上程いたしました。 住民基本台帳カードは、丹南広域組合の5市町に加え、県内の広域サービスに加入をしている坂井市、あわら市など新たに7市町の自動交付機からも、印鑑登録証明書を初め住民票の写し、納税証明書などの交付が受けられるほか、身分証明書や公的個人認証機能に加え、図書館での利用など多目的な利用が可能となることから、積極的な普及促進を図ってまいります。 行財政改革の推進につきましては、市土地開発公社の解散に向けた経営健全化計画の策定を進めるとともに、適正な定員管理を進めながら、将来にわたり健全で安定した行財政の運営を確保し、市民サービスの向上を図るため、市行財政構造改革プログラムの本年度末の改定を目指し、鋭意作業を進めています。 あわせて、公共施設の使用料についても、11月24日に提出をされた平成22年度行政監査報告を踏まえ、受益者負担の原則にのっとり、広く市民の理解を得ながら、適正化に努めてまいります。 なお、11月5日に会計検査院が発表した平成21年度の決算検査報告の中で、越前市においても、農林水産省の補助事業で不適正な経理や補助対象外の支出が指摘をされ、市政に対する市民の信頼を損なったことはまことに遺憾であり、深くおわびを申し上げます。 既に、10月29日に弁護士や税理士も含めた第1回の会計事務適正化委員会を開催し、再発防止に取り組んでいるところでございます。 最後に、市総合計画基本計画の改定につきましては、これまでに6回の懇話会を開催するとともに、市広報紙による意見募集を初め市政出前講座や夢・まちづくりトークの開催などを通して、多くの市民、各種団体から御意見をいただいてまいりました。 今議会での御意見に加え、12月にはパブリックコメントを実施し、本年度末には市民力を結集した基本計画の改定を行ってまいります。 地方自治体を取り巻く環境は、一昨年秋以来の世界的な景気後退に伴い、さらに厳しさを増していますが、市民が安全と安心を実感できる暮らしの実現を目指して、市民との協働による「元気な自立都市 越前」の創造に向け、今後も現地現場主義をモットーに、市民の目線に立った市政運営を市職員と一丸となって進めてまいる決意でございます。 以上、当面する市政の重要課題への対応について、その取り組みの一端を述べさせていただきました。 何とぞ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 それでは次に、今回提案をいたしました補正予算案の概要について御説明を申し上げます。 まず、議案第79号一般会計補正予算第4号につきましては、引き続き経済対策に必要となる予算を計上し、補正額を11億7,000万円とし、補正後の予算総額を335億4,133万8,000円にいたそうとするものであります。 まず、歳出予算の主な内容でありますが、各費目において、人事院勧告による職員給与の引き下げなどによる職員人件費の更正減で7,516万9,000円を減額したほか、議会費では、議員報酬費の更正減などにより1,417万2,000円を減額し、総務費では、早期希望退職による職員人件費や自主防災組織育成事業を追加するなど、3億1,237万6,000円を計上いたしました。 民生費では、介護・訓練等給付事業、民間保育園運営委託事業、生活保護事業などに2億7,091万6,000円を計上し、衛生費では、職員人件費や南越清掃組合分担金の更正減などにより3,371万2,000円を減額いたしました。 農林水産費では、環境調和型農業推進事業、県営土地改良事業などに3,015万4,000円を計上し、商工費では、企業誘致事業、越前発新事業チャレンジ支援事業などに6,793万8,000円を計上いたしました。 土木費では、道路維持改修事業、まちづくり交付金街路整備事業などに4,279万2,000円を計上し、消防費では、南越消防組合分担金568万5,000円を減額いたしました。 教育費では、小学校施設耐震補強大規模改造事業など4億9,528万1,000円を計上し、災害復旧費では、市営住宅災害復旧事業に640万円を計上いたしました。 これらの財源としましては、国庫支出金2億8,443万6,000円、県支出金7,728万4,000円、繰越金3億4,381万1,000円、市債4億2,560万円などを計上いたしました。 引き続き、各特別会計補正予算案の主な内容について御説明を申し上げます。 議案第80号簡易水道事業特別会計補正予算第1号につきましては、職員人件費などに975万9,000円を計上し、補正後の予算総額を3,160万9,000円とし、その財源として繰越金を計上いたしました。 次に、議案第81号下水道特別会計補正予算第1号につきましては、公共下水道勘定において、管渠築造事業、公債費などの更正減で1億515万8,000円を減額し、補正後の予算総額を29億8,412万6,000円といたし、特定環境保全公共下水道勘定においても、管渠築造事業、公債費などの更正減で271万2,000円を減額し、補正後の予算総額を4億5,936万6,000円といたしました。 戸別公共浄化槽勘定においては、戸別公共浄化槽維持管理費の減額などで78万7,000円を減額し、補正後の予算総額を3,406万5,000円といたしました。 次に、議案第82号国民健康保険特別会計補正予算第2号につきましては、事業勘定において、国民健康保険療養費等給付事業、国民健康保険高額療養費給付事業などで1億9,369万9,000円を計上し、補正後の予算総額を72億6,312万6,000円とし、その財源として、前期高齢者交付金などを計上いたしました。 次に、議案第83号農業集落排水事業特別会計補正予算第1号につきましては、職員人件費や公債費の更正減などで101万1,000円を減額し、補正後の予算総額を3億512万2,000円といたしました。 次に、議案第84号林業集落排水事業特別会計補正予算第1号につきましては、林業集落排水施設の維持管理業務包括委託料として、平成25年度までの限度額189万円の債務負担行為を設定いたしました。 次に、議案第85号介護保険特別会計補正予算第2号につきましては、事業勘定において、職員人件費の更正減などにより455万6,000円を減額し、補正後の予算総額を61億5,937万6,000円といたしました。 続きまして、公営企業会計補正予算案の主な内容について御説明を申し上げます。 議案第86号水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出では、受託工事費などに178万5,000円を計上し、補正後の予算総額を17億1,607万9,000円といたし、資本的支出では、職員人件費の更正減などにより427万1,000円を減額し、補正後の予算総額を5億4,416万8,000円といたしました。 最後に、議案第87号工業用水道事業会計補正予算第1号につきましては、収益的支出では、職員人件費などに24万8,000円を計上し、補正後の予算総額を4,324万2,000円といたし、資本的支出では、送配水施設改良費などに293万9,000円を計上し、補正後の予算総額を8,710万円といたしました。 以上、補正予算案の概要について御説明申し上げました。よろしく御審議をいただき、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 なお、議案第89号から議案第101号までの提案理由については、関係部長より御説明を申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 細井市民生活部長。 ◎市民生活部長(細井清治君) 〔登壇〕続きまして、議案第89号越前市住民基本台帳カードの利用に関する条例の制定につきまして提案理由を御説明申し上げます。 本案は、住民基本台帳カードを利用し、県内の広域サービスに加入する市町の自動交付機で住民票の写し、印鑑登録証明書等を交付するサービスなどを提供するため、住民基本台帳法の規定に基づき、条例を定めようとするものであります。 また、当該カードの普及促進を目指し、当該カードの交付手数料を無料とする期間を3年間延長し、加えて平成23年4月1日から3年間、当該カードを利用して自動交付機による交付を受けた住民票の写し等に係る交付手数料を減額するため、越前市手数料条例の一部を改正するほか、関係する条例について所要の改正を行おうとするものであります。 なお、この条例は、平成23年4月1日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 友兼福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(友兼和昭君) 〔登壇〕続きまして、議案第90号越前市児童養護施設設置及び管理条例の廃止につきまして提案理由を御説明申し上げます。 本案は、平成23年度から児童養護施設を完全民営化し、社会福祉法人越前自立支援協会が当該施設の運営を担うことから、越前市が設置及び管理している越前市進修学園の用途を廃止しようとするものです。 また、これに伴い、越前市児童家庭支援センター設置及び管理条例について、所要の改正を行おうとするものであります。 なお、この条例は平成23年4月1日から施行いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 〔登壇〕続きまして、議案第91号から議案第101号まで、指定管理者の指定につきまして提案理由を御説明申し上げます。 本11案は、いずれも公の施設の管理に係る指定管理者の指定の議案であります。 その内容でありますが、しきぶ温泉湯楽里、越前和紙の里紙の文化博物館、越前和紙の里卯立の工芸館、越前和紙の里体験工房「パピルス館」、越前和紙の里コミュニティ広場、もやいの郷・農楽園、しらやまいこい館、月尾サブセンター、八ツ杉森林学習センター粟田部コミュニティセンター「うすずみ会館」及び今立体育センターの11件11施設につきまして、その管理を指定管理者に代行させるに当たり、越前市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例の規定により、それぞれ指定管理者の候補者を選定いたしましたので、その指定について、地方自治法第244条の第6項の規定に基づき、提案いたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当な御審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(嵐等君) 以上をもって議案第79号から議案第87号及び議案第89号から議案第101号までの提案理由の説明を終了いたします。 本日はこれをもって……。(「議長、議事進行。」と呼ぶ者あり) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) ただいま総務部長のほうから指定管理者の案件について提案理由の説明はなされたわけでありますが、指定管理者の指定に関する議案内容については全く触れず、議案第91号から議案第101号については全くの説明不足だというふうに言わざるを得ない。再度詳細説明を求めたいと思いますが。 指定管理者の指定については、今後5年間、これから5年間、市の公共施設について運営管理を特定の団体等々にゆだねるものでありまして、いわば債務負担行為とも言うべき重要案件ではなかろうかというふうに思いまして私が動議を出したわけでありますが、今ほどの説明は、市のほうで決められた団体の結果を報告にすぎないというふうに私は理解をするものでありまして、到底市民からの負託された意思決定機関の議決権の行使は私どもはできないと、この時点ではできないというふうに思っております。 やはり、公募によって複数の応募者から選定されたものは、他の契約議案と同様に詳細を説明し、なぜ提案の結果に至ったかとの説明を詳しく加えるべきじゃないかと。これを言いますと、全員説明会で説明したじゃないかと、こういう意見は私には通じません。市民が見てる、このテレビで見てる、これについて説明を求めているわけでありますので、どういうことになろうと、この説明理由をしっかりとこの前で、議場で言ってもらえない限りは私は理解できない。 さらに、係る議案等の審議の参考にするため、各施設に対する提案書及び附属資料、選定会議の議事録等々をあらかじめ議会に提出されるよう議長に取り計らいをお願いしたいというふうに思うわけであります。 しかし、今回のこの議案第91号から議案第101号についてはこの場で説明を求めたいと思いますが、議員各位の賛同も求めたいというふうに思います。よろしく、議長お願いします。 ○議長(嵐等君) ただいまの片粕正二郎君からありました発言に関しましては、午後、再開後お諮りしたいというふうに思いますので、暫時休憩いたします。 再開は追って御連絡いたします。        休憩 午後0時37分        再開 午後2時29分 ○議長(嵐等君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの会議において、片粕議員から議案第91号から議案第101号の提案説明について詳細説明並びに資料の提出を求める発言がありました。 この件につきまして、理事者から発言を求められておりますので、これを許可いたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 指定管理者の指定にかかわります議案につきましては、今後詳細の資料を提出させていただきまして、説明責任を果たしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 日にちはいつまでに出すということですかね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(嵐等君) 竹内総務部長。 ◎総務部長(竹内正和君) 12月1日をめどにつくりたいと思いますので、よろしくお願いします。  ================ ○議長(嵐等君) 本日はこれをもって散会いたします。 次会は12月1日午前10時から再開いたします。        散会 午後2時30分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│           諸  会  議  等  報  告  書           ││  平成22年第6回越前市議会定例会後に開催された議長会関係等の諸会議等について ││ は、次のとおりである。                             ││ 第1 議長会関係の諸会議について                        ││  1 福井県市議会議長会中央要望活動                      ││     平成22年10月18日(月)東京都において行った。           ││  2 北信越市議会議長会評議員会                        ││     平成22年10月28日(木)新潟県長岡市において開催された。      ││    (協議事項)                               ││      (1)  北信越市議会議長会会務報告                   ││      (2)  各県市議会議長会提出議案                    ││          越前市から提出された「義務教育施設の耐震化や老朽化に伴う施設 ││         整備に対する財政支援について」外14件             ││      (3)  その他                             ││          「地方議会議員年金制度の見直しについての総務省の考え方に対す ││         る全国市議会議長会の意見(案)」について            ││  3 福井県市町議会議員合同研修会                       ││     平成22年11月10日(水)福井県自治会館において開催された。     ││    (研修事項) 講  演 演題 「地方分権と議会改革」           ││                講師 明治大学政治経済学部教授          ││                    牛山 久仁彦 氏             ││                演題 「伝統文化を生かしたまちづくり」      ││                講師 ㈱桝一市村酒造場 代表取締役        ││                    セーラ・マリ・カミングス 氏       ││  4 第60回北信越市議会事務局協議会定例会                  ││     平成22年11月10日(水)~11日(木)富山県砺波市において開催され ││    た。                                   ││  5 全国市議会議長会第89回評議員会                     ││     平成22年11月12日(金)東京都において開催された。         ││    (協議事項)                               ││      (1)  報告                              ││          一般事務報告                         ││          各委員会報告                         ││      (2)  議案審議                            ││        ア 部会提出議案                         ││           北信越部会から提出された「義務教育施設の耐震化や老朽化に伴 ││          う施設整備に対する財政支援について」「北陸新幹線の整備促進に ││          ついて」外16件                       ││        イ 会長提出議案                         ││           平成21年度一般会計決算、表彰基金会計決算及び職員退職基金 ││          会計決算                           ││      (3)  協議                              ││          平成23年度本会予算の見通しについて             ││          その他                            ││  6 福井県市議会議長会議員研修会                       ││     平成22年11月15日(月)坂井市において開催された。         ││    (研修事項) 講  演 演題 「地域主権改革の動向について」       ││                講師 全国市議会議長会 次長           ││                    関口  勝 氏              ││  7 福井県市議会議長会事務局長会                       ││     平成22年11月16日(火)福井市において開催された。         ││    (協議事項)                               ││      (1)  福井県市議会議長会平成23年2月定期総会の日程について     ││      (2)  平成23年度全国・北信越市議会議長会負担金について       ││      (3)  平成23年度福井県市議会議長会負担金(案)について       ││      (4)  平成23年度福井県市議会議長会事業計画(案)及び歳入歳出予算  ││        (案)について                          ││      (5)  福井県市議会議長会申し合わせ等確認事項の一部改正(案)について ││      (6)  平成23年度全国・北信越・福井県市議会議長会等役職の割り振りに ││        ついて                              ││      (7)  各種議長会関係の今後の日程について               ││      (8)  福井県市議会議長会会長市の輪番制について            ││  8 全国市議会議長会建設運輸委員会正副委員長会議               ││     平成22年11月24日(水)東京都において開催された。         ││    (協議事項)                               ││      (1)  要望書(改訂案)について                    ││      (2)  第139回委員会の運営について                 ││      (3)  実行運動について                        ││      (4)  今後の運営について                       ││      (5)  その他                             ││  9 全国市議会議長会建設運輸委員会第139回建設運輸委員会          ││     平成22年11月24日(水)東京都において開催された。         ││    (協議事項)                               ││      (1)  要望書(改訂案)について                    ││      (2)  実行運動について                        ││      (3)  今後の運営について                       ││      (4)  その他                             ││ 第2 議会関係の諸会議について                         ││   9 月28日(火)                              ││    議員協議会                                ││     (協議事項) 「市民と議会との語る会」について             ││    議会だより編集委員会                           ││     (協議事項)                              ││      1  正副委員長の互選                        ││      2  議会だより(第22号)について                 ││   9 月30日(木)                              ││    南越消防組合議会、南越清掃組合議会代表者会議               ││     (協議事項)                              ││      1  各組合議会議長の選挙について                  ││      2  南越清掃組合議会副議長の選挙について              ││      3  議席の指定について                       ││      4  会期及び付議案件について                    ││    平成22年第3回南越消防組合議会定例会                  ││     (議決等事項)                             ││      1  議長の選挙                           ││      2  議席の指定                           ││      3  平成22年度南越消防組合一般会計補正予算(第1号)       ││      4  平成21年度南越消防組合一般会計決算認定について        ││      5  南越消防組合火災予防条例の一部改正について           ││      6  南越消防組合手数料条例の一部改正について            ││      7  一般質問                            ││      8  議員の派遣について                       ││    平成22年第2回南越清掃組合議会定例会                  ││     (議決等事項)                             ││      1  議長の選挙                           ││      2  議席の指定                           ││      3  副議長の選挙                          ││      4  平成21年度南越清掃組合一般会計決算認定について        ││      5  一般質問                            ││      6  議員の派遣について                       ││  10月 4 日(月)                              ││    本巣市議会・越前市議会議員懇談会                     ││     (研修事項)                              ││      1  本巣市・越前市の交流について                  ││      2  「議会基本条例」について                    ││      3  その他                             ││  10月 5 日(火)                              ││    決算特別委員会                              ││     (審査事項) 付託案件の審査(水道部・建設部の所管)          ││  10月 6 日(水)                              ││    平成22年第3回武生三国モーターボート競走施行組合議会定例会       ││     (議決等事項)                             ││      1  副議長の選挙                          ││      2  平成21年度武生三国モーターボート競走施行組合一般会計歳入歳出 ││        決算認定について                         ││      3  監査委員の選任について                     ││      4  一般質問                            ││  10月13日(水)                              ││    決算特別委員会                              ││     (審査事項) 付託案件の審査(教育委員会・福祉保健部の所管)      ││  10月15日(金)                              ││    議会活性化特別委員会                           ││     (協議事項) 「市民と議会との語る会」について             ││    議員協議会                                ││     (協議事項)                              ││      1  「市民と議会との語る会」について                ││      2  地方議会議員年金制度の見直しについて              ││  10月27日(水)                              ││    議会活性化特別委員会                           ││     (協議事項) 「市民と議会との語る会」の運営について          ││    決算特別委員会                              ││     (審査事項) 付託案件の審査(総務部・今立総合支所・産業環境部の所管) ││  11月 4 日(木)                              ││    決算特別委員会                              ││     (審査事項) 付託案件の審査(市民生活部・企画部の所管)        ││    議会だより編集委員会                           ││     (協議事項) 越前市議会だより(第22号)について           ││    「市民と議会との語る会」                         ││     (東公民館・西公民館・南公民館)                    ││  11月 5 日(金)                              ││    議会運営委員会                              ││     (協議事項) 12月定例会について                   ││    「市民と議会との語る会」                         ││     (神山公民館・吉野公民館・大虫公民館)                 ││  11月 6 日(土)                              ││    「市民と議会との語る会」                         ││     (北新庄公民館・うすずみ会館・王子保公民館)              ││  11月 8 日(月)                              ││    都市(まち)づくり対策特別委員会                     ││     (協議事項) 委員会の今後の進め方について               ││  11月10日(水)                              ││    「市民と議会との語る会」                         ││     (坂口公民館・白山公民館・国高公民館)                 ││  11月16日(火)                              ││    全員説明会                                ││     (協議事項)                              ││      1  市総合計画基本計画の改定(素案)について            ││      2  その他                             ││    仁愛大学職員との意見交換会                        ││    「市民と議会との語る会」                         ││     (北日野公民館・味真野公民館)                     ││  11月17日(水)                              ││    「市民と議会との語る会」                         ││     (南中山公民館・服間公民館・岡本公民館)                ││  11月19日(金)                              ││    全員説明会                                ││     (協議事項)                              ││      1  12月定例会提出議案について                  ││      2  土地開発公社経営健全化計画(素案)について           ││      3  パブリック・コメントの実施について               ││       (1)  産業活性化プラン改定(素案)                 ││       (2)  地球温暖化対策実行計画(家庭部門)(素案)          ││       (3)  下水道整備基本構想(素案)                  ││       (4)  子ども条例<仮称>骨子(案)                 ││      4  その他                             ││    議員協議会                                ││     (協議事項) 議員報酬(期末手当)等について              ││    議会運営委員会                              ││     (協議事項) 12月定例会の運営について                ││ 第3 陳情書等の受理                              ││  10月20日(水) 児童館の建設と場所についての要請書を神山地区自治振興会会 ││           長ほか6名から受理した。                  ││  11月16日(火) 丈生幼稚園耐震補強工事に対する要望書を学校法人引接寺学園 ││           理事長根谷正躬から受理した。                ││ 第4 行政視察について                             ││  1 行政視察                                 ││   10月18日(月)~19日(火)                      ││    南越消防組合議会                             ││     愛知県豊橋市 豊橋市消防本部                      ││     長野県飯田市 飯田広域消防本部                     ││     (視察事項) 消防通信指令に関する事務共同運営、広域消防体制及び消防無 ││           線のデジタル化について                   ││   10月25日(月)~26日(火)                      ││    議会活性化特別委員会                           ││     奈良県天理市                              ││     兵庫県加西市                              ││     (視察事項) 議会活性化について                    ││   10月28日(木)~29日(金)                      ││    南越清掃組合議会                             ││     新潟県三条市 三条市清掃センター                    ││     富山県富山市 富山市エコタウン                     ││     (視察事項) ごみ焼却施設整備事業及びリサイクル施設調査        ││   11月 1 日(月)~ 2 日(火)                      ││    福井県丹南広域組合議会                          ││     山梨県市川三郷町 山梨県峡南広域行政組合                ││     (視察事項) 電算事業、審査会事業、ふるさと市町村運営事業などの取組状 ││           況について                         ││   11月11日(木)~12日(金)                      ││    公立丹南病院組合議会                           ││     長野県佐久市 佐久市立国保浅間総合病院                 ││     富山県朝日町 あさひ総合病院                      ││  2 行政視察来庁者                              ││   10月 6 日(水) 群馬県太田市議会議員一行10名来庁           ││   10月 8 日(金) 大阪府寝屋川市議会議員1名来庁             ││   10月13日(水) 栃木県日光市議会議員一行3名来庁            ││   10月14日(木) 東京都多摩市議会議員一行7名来庁            ││   10月19日(火) 島根県益田市議会議員一行10名来庁           ││   10月28日(木) 愛知県日進市議会議員一行11名来庁           ││   10月29日(金) 大分県宇佐市議会議員一行8名来庁            ││   11月 2 日(火) 香川県高松市議会議員一行15名来庁           ││   11月 8 日(月) 大阪府岸和田市議会議員一行9名来庁           ││   11月11日(木) 千葉県野田市議会議員一行8名来庁            ││   11月17日(水) 新潟県長岡市議会議員1名来庁              │└─────────────────────────────────────────┘請 願 文 書 表受理 番号請願第5号件 名TPPの参加に反対する請願平成22年11月 9 日受理請願者国民の食糧と健康を守る運動 福井県連絡会  代表  平 澤   孝紹介 議員玉 村 正 夫 君付 託
    委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨 菅首相は、臨時国会冒頭の所信表明演説で「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を検討し、アジア太平洋貿易圏の構築をめざす」と表明し、そのための検討を行なっています。  TPPは、原則として全ての品目の関税を撤廃する協定で、農水省の試算でも、わが国の食料自給率は40%から14%に急落し、米の生産量は90%減、砂糖、小麦はほぼ壊滅します。農業生産額4.1兆円、多面的機能3.7兆円喪失、実質GDPが7.9兆円、雇用が340万人減少するとしています。北海道の試算でも、北海道経済への影響額は2兆1,254億円に及び、農家戸数が3万3千戸も減少するとしています。  このように、重要な農産物が例外なしに関税が撤廃されれば日本農業と地域経済、国民生活に与える影響はきわめて甚大であり、国民の圧倒的多数が願っている食料自給率の向上と、TPP交渉への参加は絶対に両立しません。  今求められることは、食糧をさらに外国に依存する政策と決別し、世界の深刻な食糧需給に正面から向き合い、40%程度に過ぎない食料自給率を向上させる方向に大きく踏み出すことと考えます。  以上の趣旨から、下記の事項についての意見書を政府関係機関に提出することを請願します。                  記 1 「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に参加しないこと。請 願 文 書 表受理 番号請願第6号件 名選択的夫婦別姓導入など民法改正を求める意見書提出に関する請願書平成22年11月25日受理請願者新日本婦人の会武生支部  代表  前 田 信 子紹介 議員前 田 修 治 君付 託 委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨 「選択的夫婦別姓導入など民法改正」の実現は、長く待ち望む日本女性の切実な願いです。夫婦別姓での婚姻が認められないため、望まぬ改姓や事実婚や通称使用などによる不利益・不都合を強いられる人が多数います。「自分が自分でありたい」の意識の高まりや、希望する人誰もが選択できるよう法改正を望む声は共通しています。  氏名権は個人の権利であり、男女平等と基本的人権を掲げた憲法にもとづく社会制度の確立が求められています。婚姻の際に夫婦別姓を選択することや、婚姻後の届出により別姓夫婦となれるような法整備が必要です。  法制審議会はすでに1996年に選択的夫婦別姓の導入などを含む民法改正要綱を答申しており、政府は民法改正を実現する責任があります。  2009年の国連女性差別撤廃委員会第6次日本報告審議の結果「総括所見」で出された「懸念と勧告」は48項目にも及びました。前回2003年の勧告がほとんど実施されていない現状をきびしく指摘され、男女によって異なる婚姻適齢、再婚禁止期間や夫婦同姓の強制など差別的規定を廃止するよう「民法改正」を2年以内に実施し、その報告を求められました。  差別的規定の撤廃は、1995年の北京行動綱領で各国政府が2005年までに果たすべきとした約束でもありました。男女共同参画基本法に基づく基本計画(第2次)は「家族に関する法制の整備」について「世論調査等により国民意識の動向を把握しつつ」「国民の議論が深まるように引き続き務める」としています。政府は国際的基準に見合う男女平等、人権確立の実現のため、世論の動向に影響を与えるよう努力すべきです。すでに世論調査では選択的夫婦別姓導入について「賛成」が「反対」を上回っています。  以上の理由により、一日も早い実現に向けて選択的夫婦別姓制度導入など民法改正を求める国への意見書を提出していただきますよう請願いたします。請 願 文 書 表受理 番号請願第7号件 名日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす法制定を求める意見書採択を求める請願書平成22年11月25日受理請願者新日本婦人の会武生支部  代表  前 田 信 子紹介 議員前 田 修 治 君付 託 委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨 日本軍「慰安婦」問題は、女性の人権、人間の尊厳を回復する課題であり、その解決は、被害女性の方たちの高齢化のなか、待ったなしです。  政権与党の民主党、社民党は、これまで日本共産党とともに、繰り返し「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を国会に提案してきました。  世界では、アメリカ、オランダ、カナダ、EU、フィリピン、韓国、台湾などの議会で日本政府に謝罪と賠償、歴史教育を求める決議が次々と採択されています。2009年の国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、日本政府に対し、「被害者への補償、加害者処罰、一般の人々に対するこれら犯罪に関する教育を含む永続的な解決を見出す努力を緊急におこなう」ことを勧告しました。  日本でもいま、地方議会で「慰安婦」問題の早期解決を求める国にむけた意見書が次々と採択されています。  私たちは、政府が、次世代への正しい歴史教育をおこなうとともに、1日も早く日本軍「慰安婦」問題の法的解決をおこない、国際的責務を果たすことをつよく求めています。以上の理由から請願致します。請 願 文 書 表受理 番号請願第8号件 名水道料金の値上げ見直しを求める請願書平成22年11月25日受理請願者水道料金値上げ見直しを求める会  代表  内 山 忠 雄紹介 議員前 田 修 治 君付 託 委員会議 会 運 営 委 員 会請 願 の 要 旨 越前市では、来年度と25年度に段階的に水道料金の大幅な値上げを計画しています。  越前市は桝谷ダム(南越前町)からの県水を平成18年度から1m3(t)当たり113円(税抜)での供給を受ける契約をしています。平成21年度では1万5千5百m3(日量)の受水に対して6億3千万円を支払いましたが、決算では約3千万円の黒字でした。  しかし、最終的に平成25年度からは2万5千m3の受水で10億3千万円を支払わねばならないことから、この4億円余の増加分を賄うために料金値上げが計画されているのです。  もしこの値上げが実施されると、45%もの大幅値上げということになり、平均世帯(4人家族)では約3,000円以上(2か月分)、年間1万8,000円もの負担が増えることになります。  もともと、越前市は上水道の水源として豊富な地下水を使用していました。県水を購入することになったのは、地下水に不足が生じたからではなく、予備水源が必要だとして桝谷ダムからの県水購入の契約をしているためです。  昨今の不況下での解雇・派遣切りなどによる失業や収入減少は市民の暮らしや営業に深刻な影響を及ぼし、貧困層も拡大しています。2年前にも約40%の値上げが実施されましたが、暮らしに欠かすことのできない水道水のさらなる料金値上げは、市民生活をますます厳しくさせるものです。  したがって、市民の生活実態を直視し、水道料金の値上げ見直しを求めるものです。                  記 1 高い県水の受水契約の見直しを県に強く求めること。 2 水道会計に市の一般会計から必要な額の補助金の繰り入れをおこない、水道料金の値上げをしないこと。           平成22年第7回越前市議会定例会会期日程                                   (会期25日)日次月日曜日区分開議時刻開議場所事   項第1日11月26日金本会議午前10時議  場 開 会  諸般の報告  会議録署名議員の指名  会期の決定  平成21年度各会計決算認定案  (委員会審査結果報告、質疑・討論・採決)  即決議案の審議  平成22年度各会計補正予算案、条例制定・改正・廃止案、一般議案  (提案理由の説明)第2日11月27日土休 会      第3日11月28日日休 会      第4日11月29日月休 会     議案調査第5日11月30日火休 会    第6日12月1日水本会議午前10時議  場 代表質問第7日12月2日木休 会     議案調査第8日12月3日金休 会    第9日12月4日土休 会      第10日12月5日日休 会      第11日12月6日月本会議午前10時議  場 議案に対する質疑・委員会付託  一般質問第12日12月7日火本会議午前10時議  場第13日12月8日水本会議午前10時議  場第14日12月9日木本会議    議  場第15日12月10日金休 会      第16日12月11日土休 会      第17日12月12日日休 会      第18日12月13日月委員会午前10時第1委員会室 教育厚生委員会午前10時第2委員会室 産業建設委員会第19日12月14日火委員会午前10時第1委員会室 総務委員会第20日12月15日水委員会午後2時第1委員会室 議会活性化特別委員会午後2時第2委員会室 都市(まち)づくり対策特別委員会第21日12月16日木委員会午後2時第1委員会室 議会運営委員会第22日12月17日金休 会    第23日12月18日土休 会      第24日12月19日日休 会      第25日12月20日月本会議午後2時議  場 委員会審査結果報告  (質疑・討論・採決)  閉 会※ 委員会開催は、この日程をもって招集通知にかえさせていただきますから、ご了承願います。...