○議長(
福島朗伯君) ほかに質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。
発言通告により
浅野修一君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君)
浅野修一君。 〔11番
浅野修一君登壇〕
◆11番議員(
浅野修一君) 「専決第6号・令和3年度
宇和島市
一般会計補正予算(第3号)」を承認することに反対の討論を行いたいと思います。
予算等を
専決処分するためには、
地方自治法第179条で、議会が成立しないとき、特に緊急を要するため議会を招集する時間
的余裕がないことが明らかなとき、議会が議決すべき事件を議決しないときなどと定められております。 今回、専決しなければならなかった理由として、お酒を提供する
飲食店への営業時間
短縮等協力金及び
えひめ版応援金の詳細が不明だったことにより、
制度設計に時間がかかり、議会を招集する時間
的余裕がなかったこととされております。
協力金と
応援金の概要は4月23日の段階で公にされており、県議会は4月30日に
関連予算を
臨時議会を
行い議決をしております。 したがって、5月の連休があったとはいえ、
連休明け早々に
臨時議会を招集する時間
的余裕は十分にありました。議員の多くは、いつ
臨時議会が招集されても対応できる態勢にあったと思います。議会を招集し、公の場で
予算審議を行うべきでした。
協力金や
応援金、議員からは独自に上積みすべきとの意見も出されておりましたけれども、議論されることなく現状に至っております。 また、専決された予算には、
ワクチン接種に係る予算も含まれています。
議会審議の中で
ワクチン接種体制についても議論することができました。議員から意見を聞くことによって、
接種予約の混乱を未然に防ぐことも可能だったかもしれません。
臨時議会を招集しなかったことにより、
補正予算に市民の意見が十分に反映されなかったことも重大ですが、議会からの要望もこの
補正予算に反映されることはありませんでした。 4月23日に議会各会派が
事業者支援、
感染症対策などの質問、意見、要望を市長に提出しております。その回答が返ってきたのが、
専決予算が提示された後、議会と議論をして予算を決定するという基本を軽んじた対応であったと思います。 そういった経緯を踏まえ、今回の
専決処分の承認に反対をいたします。
○議長(
福島朗伯君) 以上で、
浅野修一君の討論を終わります。 ほかに討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決は分離し、
起立採決により行います。 この際申し上げます。各
委員会の
報告結果はお配りしている
委員会審査報告書のとおりであります。 まず、
承認案件のうち「
報告第10号」「専決第6号・令和3年度
宇和島市
一般会計補正予算(第3号)」を除く「専決第3号・
宇和島市
税賦課徴収条例等の一部を改正する
条例」「専決第4号・令和3年度
宇和島市
一般会計補正予算(第2号)」及び「専決第7号・
宇和島市
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)」の3件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「
報告第10号」「専決第3号」「専決第4号」及び「専決第7号」は、いずれも
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
報告第10号」「専決第6号・令和3年度
宇和島市
一般会計補正予算(第3号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立多数であります。 よって、「
報告第10号」「専決第6号」は
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
議案第44号・
宇和島市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する
条例」ないし「
議案第51号・
宇和島市
空家等の
適正管理に関する
条例の一部を改正する
条例」までの8件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「
議案第44号」ないし「
議案第51号」は、いずれも
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
議案第52号・令和3年度
宇和島市
一般会計補正予算(第4号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「
議案第52号」は
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
議案第53号・令和3年度
宇和島市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「
議案第53号」は
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
議案第54号・財産の取得について」ないし「
議案第61号・
宇和島市
執行機関の
附属機関設置条例の一部を改正する
条例」までの8件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「
議案第54号」ないし「
議案第61号」は、いずれも
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
議案第62号・令和3年度
宇和島市
一般会計補正予算(第5号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「
議案第62号」は
委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、
産建教育委員長から現在
委員会において
審査中の「請願第3号・
柏坂遍路道の
国史跡指定促進の請願について」、会議規則第110条の規定により、お配りいたしております申出一覧表のとおり閉会中の
継続審査とするという申し出がありました。 お諮りいたします。
産建教育委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 異議なしと認め、「請願第3号」については、閉会中の
継続審査とすることに決定をいたしました。 なお、請願の
継続審査期間につきましては、議員の任期満了までといたします。 次に、本日お配りしている「
議案第63号・
宇和島市長等の
給料月額の特例に関する
条例」及び「
議案第64号・
宇和島市清満財産区
管理会管理委員の選任につき同意を求めることについて」が提出されました。 お諮りいたします。 この際、「
議案第63号」及び「
議案第64号」を日程に追加し、議題といたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 異議なしと認め、「
議案第63号」及び「
議案第64号」を日程に追加し、議題とすることに決定をいたしました。 まず、「
議案第63号・
宇和島市長等の
給料月額の特例に関する
条例」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 岡原市長。 〔市長
岡原文彰君登壇〕
◎市長(
岡原文彰君) ただいま上程されました「
宇和島市長等の
給料月額の特例に関する
条例」について説明させていただきます。 先日公表いたしましたとおり、本市職員が自治会費等預り金を横領するという公務員としてあるまじき非違行為を起こし、関係者の皆様に大変な御迷惑をおかけするとともに、市役所及び職員に対する市民の皆様の信頼を著しく失墜させたことに対しまして、この場をお借りいたしまして心より深くおわび申し上げます。 事案の重大さ及び社会的影響も大きいことから、当該職員は最も重い懲戒免職処分といたしましたが、この件も含めて度重なる職員の不祥事に対する引責として、7月1日から私の任期が満了する9月10日までの間、私と副市長の
給料月額の100分の10を減額する
条例を制定しようとするものであります。 詳細につきましては、
総務企画部長から説明させます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 西本
総務企画部長。 〔
総務企画部長西本能尚君登壇〕
◎
総務企画部長(
西本能尚君) ただいま上程されました
議案について御説明いたします。 「
議案第63号・
宇和島市長等の
給料月額の特例に関する
条例」につきましては、度重なる職員の不祥事に対する引責として、市長及び副市長の
給料月額について、令和3年7月1日から令和3年9月10日までの間、
給料月額の100分の10に相当する額を減額する特例を定める
条例を制定しようとするものであります。 以上で説明を終わります。 御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
福島朗伯君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君)
浅野修一君。
◆11番議員(
浅野修一君) 先ほど全員議員協議会でも質問をいたしましたが、同じ質問をしたいと思います。 今、
議案の説明の中で、度重なる職員の不祥事というふうに説明がありましたけれども、度重なる職員の不祥事とは何を指しているのか具体的な説明をお願いをいたします。 加えて、今回の市長及び副市長の
給料月額については同額の100分の10となっております。責任に応じて私は減額をすべきだと考えますけれども、市長と副市長の責任というものは、今回の
議案に反映されているのかどうか、それについてどのように市長はお考えかお聞きしたいと思います。
○議長(
福島朗伯君)
理事者の答弁を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 岡原市長。
◎市長(
岡原文彰君) お答えします。 今回、今、
浅野議員から指摘された件につきまして、度重なる不祥事という件につきましては、私が認識しているところでは、先日のセクハラ、そしてさらには、これはまだ決定が出されていない、警察のほうでまだ調査中であろう、司法の力をお借りをしているところであろうと思いますけれども、コンビニで騒ぎ事をしたこと、そして今回のこの事案、この3つという認識をしております。 そして、この引責の量ということにつきましては、対外的にはもちろん私のほうが責任は重いところでございますけれども、今回の私に課する処分につきましても、まずは私が9月10日までは10分の1をマイナスをしていこうと決定をさせていただきました。 その中で、副市長との相談の中で、御自身もそれでやっていきたい、そういった申出もありましたので、2人とも同じ条件で今回提案をさせていただくものでございます。 以上でございます。
○議長(
福島朗伯君) 再質問ございませんか。よろしいですか。 以上で、
浅野修一君の質疑を終わります。 ほかに質疑はございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
福島朗伯君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたします。 これに異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 異議なしと認め、「
議案第63号」は
委員会付託を省略することに決定をいたしました。 これより討論に入ります。 討論はございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
福島朗伯君) 討論がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決は
起立採決といたします。 お諮りいたします。 「
議案第63号・
宇和島市長等の
給料月額の特例に関する
条例」について、提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、本件は提案のとおり可決決定をいたしました。 次に、「
議案第64号・
宇和島市清満財産区
管理会管理委員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 岡原市長。 〔市長
岡原文彰君登壇〕
◎市長(
岡原文彰君) ただいま上程されました
議案について御説明いたします。 「
議案第64号・
宇和島市清満財産区
管理会管理委員の選任につき同意を求めることについて」につきましては、前任者が令和3年4月19日をもって辞任したことに伴い、藤原周作氏を
委員として新たに選任しようとするもので、
宇和島市財産区管理会
条例第3条の規定によって、議会の同意を求めるものであります。 以上で説明を終わります。 御同意くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
福島朗伯君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
福島朗伯君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、
委員会付託及び討論を省略し、即決をいたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 異議なしと認め、これより採決を行います。 採決は
起立採決といたします。 お諮りいたします。 「
議案第64号・
宇和島市清満財産区
管理会管理委員の選任につき同意を求めることについて」、提案のとおりこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、本件は提案のとおりこれに同意することを決定いたしました。 以上で、本定例会の日程を全て終了いたします。 岡原市長から閉会の挨拶があります。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(
福島朗伯君) 岡原市長。 〔市長
岡原文彰君登壇〕
◎市長(
岡原文彰君) 令和3年6月第79回
宇和島市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。 議員各位におかれましては、終始熱心な御審議の上、提案いたしました全ての
議案について、議決、御承認をいただき、誠にありがとうございました。 審議の過程におきまして頂戴いたしました御意見、御要望等につきましては十分に尊重し、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。 さて、
新型コロナウイルス感染症につきましては、沖縄県を除き緊急事態宣言が解除されるなど、全国的に減少に転じており、本県におきましても市民、事業者の皆様の注意深い行動により特別警戒期間が終了し、6月22日からは県外との往来や会食時のルールなどの要請が緩和されましたが、感染警戒期は継続されています。 また、感染力が強いとされるデルタ株の確認が全国的に増加しているほか、これから夏休みの時期を迎え、県境を越えた移動も活発になることが予想され、再拡大の懸念もありますので、基礎的感染防止対策の徹底はもとより、まん延防止等重点措置地域等との不要不急の往来は自粛するなど引き続き警戒しながら、経済活動を徐々に再開していただくようお願い申し上げます。 一方、感染症収束の切り札と言われております
ワクチン接種につきましては、医療機関での個別接種に加え、関係機関等の御支援、御協力により、6月19日からは集団接種も開始しており、65歳以上の高齢者の方々への接種については、予約率は約9割、1回目の接種は27日現在で約7割近くに達するなど順調に進んでいるところであります。 続いて、64歳以下の方々への接種につきましては、7月3日から12歳以上の基礎疾患のある方や高齢者施設等従事者に加え、市独自の方針として子供たちへの感染リスクを抑えるため、保育園、幼稚園、認定こども園等の従事者、小・中・高校の教職員を対象にするとともに、市民の安心・安全の確保に尽力していただいている警察署職員についても優先して接種をするほか、今後の
ワクチン供給や配分
スケジュールを見ながら、遅くとも国が示す11月末までには希望する方への接種が完了するよう、引き続き全力で取り組んでまいる所存であります。 また、7月1日からは愛媛県のGoToイート及び市独自のプレミアム付き商品券の第2弾の販売が開始となりますが、長引くコロナ禍によって大きな影響を受けている
飲食店をはじめとした地域経済の支援につなげるため、市民の皆様におかれましては感染防止対策に十分注意していただきながら、積極的な御利用をお願い申し上げます。 なお、これからしばらく梅雨が続きますとともに台風シーズンを迎えますことから、市民の皆様方におかれましては、健康管理や気象情報等にも十分御注意いただきますよう改めてお願い申し上げます。 終わりに、私を含め議員の皆様方におかれましては、任期最後の定例会となります。今期をもって御勇退される議員の方々には、これまで長きにわたり
宇和島市の発展のために多大な御尽力を賜りましたことに対して、市民を代表して心から厚く御礼を申し上げます。今後におかれましても、変わらぬ御指導、お力添えを賜りますようお願いいたしますとともに、ますますの御健勝、御多幸を心からお祈り申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。 誠にありがとうございました。
○議長(
福島朗伯君) これをもちまして、令和3年6月第79回
宇和島市議会定例会を閉会いたします。 午前10時48分 閉会-----------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
宇和島市議会 議長
福島朗伯 議員
浅野修一 議員
岩城泰基...