宇和島市議会 > 2021-03-03 >
03月03日-02号

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  1. 宇和島市議会 2021-03-03
    03月03日-02号


    取得元: 宇和島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    令和 3年  3月 定例会令和3年3月宇和島市議会定例会議事日程第2号令和3年3月3日(水)午前10時開議会議録署名人指名報告第2号 専決処分した事件の承認について 専決第1号 令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第10号)   (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第1号 宇和島市立南予文化会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例議案第2号 宇和島市立歴史資料館設置条例の一部を改正する条例議案第3号 宇和島市吉田ふれあい国安の郷設置条例の一部を改正する条例議案第4号 宇和島市乳幼児及び児童医療費助成条例の一部を改正する条例議案第5号 令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第11号)議案第6号 令和2年度宇和島市介護保険特別会計補正予算(第3号)議案第7号 令和2年度宇和島市財産区管理会特別会計補正予算(第1号)議案第8号 令和2年度宇和島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議案第9号 令和2年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)議案第10号 令和2年度宇和島市病院事業会計補正予算(第3号)議案第11号 令和2年度宇和島市介護老人保健施設事業会計補正予算(第3号)議案第12号 令和2年度宇和島市水道事業会計補正予算(第2号)議案第13号 債権の放棄について議案第14号 工事施行基本協定の変更について議案第15号 市道路線の認定及び廃止について議案第16号 新市建設計画の一部変更について   (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第17号 宇和島市公告式条例の一部を改正する条例議案第18号 宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙運動経費の公費負担に関する条例の一部を改正する条例議案第19号 宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例議案第20号 宇和島市固定資産評価審査委員会条例等の一部を改正する条例議案第21号 宇和島市執行機関の附属機関設置条例の一部を改正する条例議案第22号 宇和島市ひとり親家庭医療費助成条例の一部を改正する条例議案第23号 宇和島市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例議案第24号 宇和島市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案第25号 宇和島市介護保険条例の一部を改正する条例議案第26号 宇和島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例議案第27号 宇和島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例議案第28号 宇和島市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例議案第29号 宇和島市観光情報センター条例議案第30号 宇和島市建築関係手数料条例の一部を改正する条例議案第31号 令和3年度宇和島市一般会計予算議案第32号 令和3年度宇和島市国民健康保険特別会計予算議案第33号 令和3年度宇和島市後期高齢者医療特別会計予算議案第34号 令和3年度宇和島市介護保険特別会計予算議案第35号 令和3年度宇和島市財産区管理会特別会計予算議案第36号 令和3年度宇和島市土地取得事業特別会計予算議案第37号 令和3年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算議案第38号 令和3年度宇和島市小規模下水道事業特別会計予算議案第39号 令和3年度宇和島市公共下水道事業会計予算議案第40号 令和3年度宇和島市病院事業会計予算議案第41号 令和3年度宇和島市介護老人保健施設事業会計予算議案第42号 令和3年度宇和島市水道事業会計予算   (市長施政方針表明)   (理事者提案説明)-----------------------------------本日の会議に付した事件     議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(24名) 1番    田中秀忠君 2番    山本定彦君 3番    畠山博文君 4番    佐々木宣夫君 5番    山瀬忠弘君 6番    椙山三也君 7番    浅田美幸君 8番    川口晴代君 9番    中平政志君10番    武田元介君11番    浅野修一君12番    赤松孝寛君13番    安岡義一君14番    三曳重郎君15番    石崎大樹君16番    岩城泰基君17番    福島朗伯君18番    我妻正三君19番    坂尾 眞君20番    清家康生君21番    上田富久君22番    松本 孔君23番    福本義和君24番    泉 雄二君-----------------------------------欠席議員    なし-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長         岡原文彰君副市長        玉田光彦君総務企画部長     西本能尚君教育長        金瀬 聡君病院事業管理者    市川幹郎君市民環境部長     田邑高浩君保健福祉部長     伊手博志君産業経済部長     楠 憲雄君農業復興統括官    古澤武志君建設部長       山田芳人君教育部長       片山治彦君水道局長       居村研二君医療行政管理部長   大宿昌生君市長公室長      梶原祥敬君総務課長       森田孝嗣君財政課長       中川耕治君-----------------------------------会議に出席した議会事務局職員局長         古谷輝生君次長         宇都宮 太君次長補佐       酒井宏治君議事法制係長     毛利泰三君主査         中村太郎君主事         細川大地君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分 開議 ○議長(福島朗伯君) ただいまの出席議員は23名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第2号により進めます。 本日の会議録署名人に、松本 孔君、中平政志君を指名いたします。 それでは、「報告第2号」「専決第1号・令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第10号)」以下、日程記載の順を追い、「議案第16号・新市建設計画の一部変更について」までの17件を、便宜一括議題といたします。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 異議なしと認め、「報告第2号」「専決第1号」ないし「議案第16号」までの全案件につきまして、便宜一括議題といたします。 各常任委員長から、委員会審査の経過並びに結果についての報告を願います。 まず、総務環境委員長からの報告を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 中平政志君。     〔総務環境委員長中平政志君登壇〕 ◆総務環境委員長(中平政志君) おはようございます。 去る2月24日の本会議におきまして、私ども総務環境委員会に付託となりました全案件の審査が終わりましたので、審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 理事者より提案されました専決案件1件、議案5件につきましては、それぞれ担当理事者より詳細な説明を受け、検討の結果、お手元配付の審査報告書のとおり、全会一致により原案のとおり可決決定いたしました。 次に、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。 まず、「議案第5号・令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第11号)」のうち、歳入、18款寄附金、ふるさとうわじま応援寄附金について、理事者より、コロナの影響もあり、7,000万円の減額の補正を計上したとの説明があり、これに対して委員より、ふるさとうわじま応援寄附金は、コロナ禍の中で在宅でネットを見る機会が増え、情報発信次第でピンチをチャンスに変えることができるのではと考えていたが、それを生かしきれなかったのはなぜか、検証はできているのかとの問いに対して、理事者からは、制度として返礼の上限が寄附金の3割となり、返礼品のお得感が薄れてしまったこと、何よりどの自治体もふるさと応援寄附金に対して力を入れてきたことが影響していると考えられます。今後は他の自治体に後れを取らないように、高額の寄附を受けている自治体の取組なども勉強しながら、予算の範囲内で取り組めるものには取り組んでいきますとの回答でありました。 委員会として、来年度以降、その取組により寄附金の状況がどのように変化していくか注視していきます。 次に、繰越明許費の補正のうち第2款総務費、災害記録誌作成事業について、委員より、災害記録誌の完成が年度内に至らなかった理由を説明していただきたいとの質問に対し、理事者から、プロポーザル審査自体がコロナの影響により夏過ぎにずれ込んでしまい、結果として年度内での完成が困難となってしまいましたとの回答がありました。 また、委員から、令和3年度7月開催予定のえひめ南予きずな博は、平成30年7月豪雨災害からの復興の過程に生まれた絆の強化がコンセプトの一つとなっている。そのきずな博の開催までに、記録誌は完成することはできるのかとの問いに対して、理事者から、6月末、完成、7月以降の公表を目指して努めていきたいと思いますとの回答がありました。 理事者におかれましては、7月までの完成を目指すのではなく、確実に完成させるよう取り組んでいただくことを求めます。 次に、歳出、2款総務費、ホームページリニューアル委託料について、委員から、ホームページ及びAIの部分が分かりづらく、使いづらいと感じるがいかがかとの問いに対し、理事者から、ホームページのデザインが変わったため使いづらいと感じる部分もあるかもしれませんが、一方で、スマホ、タブレットを使用されている方からは、見やすくなったというお声もいただいております。今後、改善できる部分は対応していきたいと考えております。また、AIは利用者が書き込んだいろいろな質問をAI自ら学習しながら、その知りたい情報に導いてくれるわけですが、このAIの導入は、今回のホームページ改修の目玉でもあります。今後は想定の質問を増やしていきながらAIに質問を学習させていき、利用者の求めに応えられるよう対応していきたいと考えておりますとの回答がありました。 理事者におかれましては、一番に市民が分かりやすい、使いやすい、親しみやすいホームページを目指すよう申し添えます。 同じく2款総務費、災害対策基金積立金について、委員より、新型コロナ感染症は災害に匹敵する事態と言っても過言ではない。災害対策積立金コロナ感染症対策に活用することはできないのかとの質問が出され、理事者から、その基金の目的のところで、コロナに充当できるような基金ではないと考えており、コロナ対策には財政調整基金を柔軟に使用していきたいと考えていますとの回答に対し、委員から、今、一次産業、水産業、大変逼迫している飲食業を中心に、また今日、明日の生活に困っておられる方々へ、この基金を積極的に使っていただきたい。さらに、議会から市長部局へ、プレミアム商品券プレミアム率の引上げや発行枚数の拡大、学生への積極的な支援など、施策をまとめた提案書を提出しているが、その財源として財政出動をするべきではないのかとの意見が出され、理事者から、議会から出された要望については、今議会の中で、より深まると思います。ただ、財源については、基本的に必要な場合、財政調整基金や留保しております国からの交付金などを、今後状況を見ながら随時検討していきますとの回答がありました。 現在は非常事態であることを十分認識し、早急に検討していただくよう強く要望しておきます。 これをもちまして、当委員会に付託されました全案件に関する審査の経過並びに結果の報告を終わります。 よろしく御賛同のほどお願いいたします。 ○議長(福島朗伯君) 次に、厚生委員長からの報告を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 石崎大樹君。     〔厚生委員長石崎大樹君登壇〕 ◆厚生委員長(石崎大樹君) おはようございます。 それでは、去る2月24日の本会議におきまして、私ども厚生委員会に付託となりました全案件の審査が終わりましたので、審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。 当委員会に付託されました専決案件1件、議案5件につきましては、同日2月24日に委員会を開催し、それぞれ担当理事者から詳細な説明を受け、検討の結果、お手元配付の審査報告書のとおり、全会一致により可決決定いたしました。 なお、審査の過程で特に議論されました案件につきまして、その概要を申し上げます。 まず、「議案第5号・令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第11号)」のうち、3款民生費、2項民生児童費につきましては、委員より、児童福祉費において大幅な減額補正となっているが、主な要因はとの質疑があり、これに対し理事者からは、当初予算を計上する際に、昨年度の実績や児童数を考慮しながら予算編成をしておりますが、実際には見込みより申請数が少なかったことや、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく関係していると思われますとの答弁でありました。 さらに、当初予算の編成について、委員から、例年の推移により、出生者数等の大きく変化が起きにくいものなどについては、慎重な検討・精査を行うべきであるとの意見がありました。 理事者におかれましては、適切な予算編成に向けて十分な精査を行い、現状に沿ったものとなるよう要望いたします。 次に、病院局における「議案第11号・令和2年度宇和島市介護老人保健施設事業会計補正予算(第3号)」につきましては、補正の主な内容は、決算見込額に基づき、一般会計繰入金や給与費などの調整及び基金繰入金が計上されているものでありますが、委員より、基金が少なくなっている中で、一般会計からの繰入れを求める以外ないと考えるが、見解はとの質疑があり、これに対し理事者からは、ふれあい荘については、今年度に取り組んだ経営改善において、まだまだ十分な成果が出ておらず、来年度についても継続して行いたいと思います。しかし、基金の枯渇は避けて通れない問題であり、市長部局とも引き続き協議していきますが、まずは病院局で十分に努力してまいりますとの答弁でありました。 理事者におかれましては、効率的な面だけでなく、市民の安心・安全のための老健施設となるよう、様々な取組により一層努力いただきますよう求めておきます。 また、当委員会に付託されましたこの他の案件につきましても、委員諸氏から出されました意見を参考に、適切な事業運営に努められますよう申し添えておきます。 以上で、当委員会に付託となりました全案件に関する審査の経過並びに結果の報告を終わります。 御賛同のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(福島朗伯君) 次に、産建教育委員長からの報告を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 三曳重郎君。     〔産建教育委員長三曳重郎君登壇〕 ◆産建教育委員長(三曳重郎君) おはようございます。 去る2月24日の本会議におきまして、私ども産建教育委員会に付託となりました全案件の審査が終わりましたので、審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。 当委員会に付託されました議案8件につきまして、2月25日に委員会を開催し、それぞれ担当理事者から詳細な説明を受け、審査の結果、お手元配付の審査報告書のとおり、全案件とも全会一致により可決決定いたしました。 なお、審査の過程におきまして特に議論された案件について、その概要を申し上げます。 まず、「議案第5号・令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第11号)」のうち、6款農林水産業費、3項水産業費にあるアコヤガイへい死対策特別支援事業補助金2,810万円につきまして、理事者から、令和元年夏季から継続しているアコヤガイの稚貝を中心とした大量へい死を受け、真珠並びに真珠母貝養殖業者の事業継続の支援を行うものでありますとの説明があり、これに対し委員からは、母貝養殖業者への稚貝の支援は十分に足りるのかとの質疑があり、これに対し理事者からは、足りるかどうかはへい死の状況によって変わります。ここ2年の実績だと3分の1程度まで減ってしまっていますが、事業者ごとの養殖できる数量には限りがあるため、そのことも考慮していますとの答弁でありました。 理事者におかれましては、真珠をはじめとした基幹産業の事業者への支援を引き続き行うよう求めます。 次に、7款商工費、2項商工振興費にある中小企業等応援給付金4,000万の増額と、中小企業者等家賃支援給付金8,000万円の減額につきまして、理事者から、応援給付金につきましては、当初の想定より多かったことにより増額となり、家賃支援給付金につきましては、応援給付金の申請数を基に予算額の算定を行いましたが、申請される事業者数及び金額が想定より少なかったことにより不用額が生じたものでありますとの説明があり、これに対し委員からは、前回来ていない人にも周知を行い、漏れる人がないように十分検討してほしいとの意見が出されました。 理事者におかれましては、多くの事業者への支援が行えるよう制度の周知を行っていただくよう要望いたします。 最後に、「議案第12号・令和2年度宇和島市水道事業会計補正予算(第2号)」の収入の1款水道事業収益、1項営業収益4,436万9,000円につきまして、委員より、家庭用が増額し、業務用が減額となった理由はとの質疑があり、これに対し理事者からは、家庭用の増額は、コロナの関係で恐らく外出自粛によって増えたと思われます。業務用につきましては、医療施設、老健施設をはじめ学校や飲食店、宿泊業者等の使用料が減少しているためだと思われますとの答弁でありました。 以上、主な概要について御報告させていただきましたが、当委員会ではこのほかにも多数の意見が委員諸氏より出されました。理事者におかれましては、委員から出されました意見を真摯に受け止め、これからの行政運営に生かしていただきますよう申し添えておきます。 これをもちまして、当委員会に付託されました全案件に関する審査の経過並びに結果の報告を終わります。 よろしく御賛同のほどお願いいたします。 ○議長(福島朗伯君) 以上で、各常任委員長からの報告は終わりました。 これより、一括して委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決は分離し、起立採決により行います。 この際、申し上げます。 各委員会の報告結果は、お配りしている委員会審査報告書のとおりであります。 まず、「報告第2号」「専決第1号・令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第10号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、本件は委員長報告のとおり承認いたしました。 次に、「議案第1号・宇和島市立南予文化会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」ないし「議案第3号・宇和島市吉田ふれあい国安の郷設置条例の一部を改正する条例」までの3件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「議案第1号」ないし「議案第3号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「議案第4号・宇和島市乳幼児及び児童医療費助成条例の一部を改正する条例」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、「議案第5号・令和2年度宇和島市一般会計補正予算(第11号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、本件は委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、特別会計について、「議案第6号・令和2年度宇和島市介護保険特別会計補正予算(第3号)」ないし「議案第9号・令和2年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)」までの4件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「議案第6号」ないし「議案第9号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、企業会計について、「議案第10号・令和2年度宇和島市病院事業会計補正予算(第3号)」ないし「議案第12号・令和2年度宇和島市水道事業会計補正予算(第2号)」までの3件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「議案第10号」ないし「議案第12号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「議案第13号・債権の放棄について」ないし「議案第16号・新市建設計画の一部変更について」までの4件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は委員長報告のとおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(福島朗伯君) 起立全員であります。 よって、「議案第13号」ないし「議案第16号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定をいたしました。 次に、「議案第17号・宇和島市公告式条例の一部を改正する条例」以下、日程記載の順を追い、「議案第42号・令和3年度宇和島市水道事業会計予算」までの26件を便宜一括議題といたします。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(福島朗伯君) 異議なしと認め、「議案第17号」ないし「議案第42号」までの全案件につきましては、便宜一括議題といたします。 初めに、岡原市長から令和3年度施政方針表明があります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。     〔市長岡原文彰君登壇〕 ◎市長(岡原文彰君) 令和3年3月第78回宇和島市議会定例会の開催に当たりまして、令和3年度の施政方針について御説明させていただき、議員各位をはじめ、広く市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと思います。 初めに、先日開催された第76回びわ湖毎日マラソンにおいて、本市出身の鈴木健吾選手が、2時間4分56秒という驚異的な日本新記録で優勝するという快挙を成し遂げられました。コロナ禍の中にあって、我々宇和島市民だけでなく日本国中に、大きな勇気と希望を与えていただきました。心からお喜び申し上げますとともに、今後のさらなる飛躍を御期待し、市民の皆様とともに応援してまいりたいと存じます。 さて、令和2年は、新型コロナウイルス感染症に振り回された年であったと言えようかと思います。感染拡大に伴い、3月には全国一斉の学校臨時休業に始まり、4月には緊急事態宣言が発令され、各種会合やイベント、お祭りまでもが中止・延期を余儀なくされたほか、外出や交流の自粛などにより、日々の生活だけでなく経済活動においても、多方面に極めて大きな影響が生じております。 特に、本市の基幹産業である魚類・真珠養殖においては、販売機会を失い、大変厳しい状況が続いており、感染防止対策のため、飲食店等をはじめとした事業者の方々にとりましても、これまでに経験したことのない一年であったかと思います。 このような中、本市としても、国・県の施策とも連動しながら、議会や経済団体からの要望も踏まえ、市民の皆様の生命・健康を守ることを最優先に、感染回避行動の徹底をお願いするなど感染防止対策に最善を尽くすとともに、各種給付金の迅速な給付をはじめ、特に需要が低迷した養殖マダイの消費喚起、飲食店の利用促進や中小企業支援などに順次取り組んでまいりました。今のところ、本市においては、散発的な陽性確認があったものの、比較的落ち着いた状況にありますが、市民や事業者の皆様におかれましては、長期にわたり大変な不安や不便を感じられていることと存じます。 これまでのお一人お一人の御理解と御協力に心から感謝を申し上げますとともに、日常生活を維持していくために、危険や不安に向き合いながらも懸命に業務に当たっていただいている医師・看護師などの医療従事者をはじめ、運輸・物流、介護・福祉など、いわゆるエッセンシャルワーカーの皆様の献身的な御尽力に対しまして、改めて深い敬意と感謝を申し上げる次第であります。 いまだコロナ収束の見通しは不透明でありますが、御案内のとおり、先般、切り札とも言われているワクチンが特例承認され、現在、接種に向けての準備を進めているところであります。今後とも感染防止と地域経済の両面から対策を進めてまいりますので、一層の御理解と御協力をお願いいたします。 さて、我が国の景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありますが、少子高齢化が進行する地方においては、一段と厳しい状況に陥ることも心配されております。 このような中、本市の財政状況につきましては、地方交付税をはじめとした国や県などからの財源に大きく依存する体質に変わりはありませんが、これまで進めてきた様々な行財政改革の成果によりまして、特に公債費を中心とした各種財政指標においては、堅調に推移してまいりました。 しかしながら、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興はいまだ道半ばであり、今後も相当の時間と費用を要することに加え、近い将来に発生が懸念されている南海トラフ巨大地震をはじめ、近年、激甚化、頻発化している豪雨災害などに備えた防災・減災対策の強化、老朽化した施設の建て替えなどの大型建設事業や公共インフラの維持・整備など、先送りできない課題が山積しております。 このような中、令和3年度当初予算においては、国の地方財政施策にこれまで以上に注意を払いながら、引き続き堅実な財政運営に取り組んでいく必要があるものと考えておりますが、新型コロナウイルス感染症対策については、補正予算を含めて機動的に対応してまいる所存であります。 また、豪雨災害からの復旧・復興の歩みを着実に進めるとともに、コロナ禍による人々の行動変容や、昨年12月に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」などを踏まえ、住民サービスの向上と行政運営の効率化を目指し、様々な分野でのDX、デジタルトランスフォーメーションの展開をはじめ、シティセールスの推進、宇和島市の「未来」につながる施策、先送りにすることのできない諸課題に積極的に取り組むことといたしました。 それでは、主要な施策について御説明いたします。 まず、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、いまだ収束の見通しが不透明な中、学校、福祉施設、避難所などの感染拡大防止対策の取組を継続するとともに、ワクチンの接種に向けて全力で準備を進めているところであります。 先月から、保険健康課内にワクチン接種推進班を設置し、医師会等とも連携して、国からのワクチン供給があり次第、円滑かつ速やかに接種が行える体制の整備に取り組むとともに、市民の皆様への正確かつタイムリーな情報提供に努めてまいります。 また、コロナによる経済活動の低迷により厳しい状況に置かれている中小企業者等を対象とした融資制度、雇用維持助成金などを継続するとともに、売上げが一定程度減少した事業者を対象に、応援給付金家賃支援給付金を改めて支給するほか、新生活様式への対応や事業の再構築、商業活性化を図る自主的な取組に対する補助制度を新設することといたしました。 さらに、商工関係団体等との連携の下、地域とつながる商品券事業を再び実施することとし、地域全体の消費を喚起し、幅広く事業者と市民生活の下支えを図ることといたしましたので、市民の皆様におかれましては、ぜひ積極的に御利用いただきますようお願い申し上げます。 このほか、学校給食等での地元産養殖魚の使用拡大を図るとともに、市民生活課の窓口業務のデジタル化や電子図書館システムの導入など、利便性向上や接触機会の低減にも取り組むことといたしました。 なお、今後も状況を見極めながら、必要となる施策につきましては機動的に対応し、市民・事業者の皆様とともに、この困難を乗り越えてまいりたいと考えております。 次に、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に関しましては、発生から2年8か月が経とうとしており、復旧工事は着実に進捗しているものの、いまだ道半ばと認識しております。このため、引き続き、最優先課題として、復興計画の3つの基本施策である「すまいとくらしの再建」「安全な地域づくり」「産業・経済の復興」に基づき、外部人材の力もいただきながら、将来を見据えた創造的な復興を目指して取り組んでまいります。 まず、今もなお被災前の生活を取り戻せていない方々に対しては、社会福祉協議会や宇和島NPOセンターなどと連携し、お一人おひとりの事情に寄り添いながら丁寧な支援を継続するほか、中間支援組織の協力を得て、災害が発生した場合の被災者支援体制やネットワークの構築を目指してまいります。 次に、被災した道路や河川、橋梁など公共土木施設並びに農地・農業用施設の復旧については、国、県、建設業協会等との緊密な連携を図り、一日も早い復旧完了に向けて、引き続き全力で取り組んでまいります。 また、条件の厳しい柑橘園地を災害に強く、生産性の高い園地として再生する再編整備については、令和3年度から工事に着手する予定ですが、完成までに長期間を要することから、早期成園化のための大苗生産や労働力確保の仕組み構築などへの支援に努めてまいります。 さらに、災害で発生した土砂を集積している吉田公園野球場については、土砂撤去後に被災施設復旧と併せて改修工事に着手することといたしました。 このほか、被災から3年を迎える7月から、愛媛県と南予9市町が連携し、復興イベント、「えひめ南予きずな博」を開催いたします。本市では、シンボルイベントとして、地元住民の皆様の参画、連携の下、五穀豊穣を願う「一粒萬倍 A SEED」の舞台公演を予定しているほか、既存のイベントと連携を図りながら、災害時に様々な支援をいただいた地域外の企業・団体をはじめ、全国の方々との交流や絆を強化しながら、地域のにぎわいづくりや、復興に向かって頑張っている姿をPRしてまいります。 最後に、昨年は大雨警報発表により、やむなく中止といたしました追悼式につきましては、犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、あの災害を決して忘れないため、そして復興への思いを新たにするため、開催を予定しているところでございます。 次に、私の公約でもあります「シティセールス」に関しましては、地方創生時代を勝ち抜くためには、戦略的かつ効果的な広報戦略と情報発信が極めて重要であるとの考えから、これまで「うわじまシティブランディング事業」に取り組んでまいりました。 昨年3月に、うわじまブランド魅力化計画を策定し、本市に愛着や誇りを持ち、魅力を磨き上げ、ALL宇和島で魅力を発信する取組がスタートいたしました。 その中では、シビックプライドの向上や、市内外の皆様にも本市の魅力発信に加わっていただけるよう、様々な事業に取り組む予定でしたが、コロナの影響により多くの事業が中止、延期、手法の変更を余儀なくされました。 そのような中、需要が大きく落ち込んだ養殖マダイの消費拡大と、特に関東以北への販路拡大に向けて、市内水産会社と協力して「#鯛たべよう」キャンペーンに取り組んでまいりましたが、多くの皆様から宇和島の生産者を応援しようというお気持ちをいただき、消費拡大と宇和島自体の発信にも一定の寄与ができたものと感じております。 令和3年度は、養殖の主力であるマダイとブリに加え、愛媛県真珠販売促進協議会と連携するほか、先月8日からスタートした真珠産地応援企画「#With Pearl」による産地ブランドイメージの発信など、地域一体となって全国へPRしてまいります。 また、地域おこし協力隊制度を活用した、地元企業のECマーケティングの推進など、コロナ禍に対応したデジタルプロモーションにも取り組むことといたしました。 このほか、子供たちを対象とした郷土愛の醸成や芸術文化の振興、青少年市民協働センターでのキャリア教育を軸とした人材育成にも継続して取り組むとともに、本市の魅力を伝える動画制作やロゴマーク、キャッチコピーを活用して積極的に情報を発信するほか、「うわじまアンバサダー」や「うわじま応援隊」をはじめとした県外で活動されている方々にも協力をいただきながら、宇和島の魅力を戦略的に発信してまいります。 次に、少子高齢化が進み、職員数の不足も見込まれる一方で、多様化する住民ニーズや、災害・感染症等の予測できないリスクにも的確に対応し、持続可能な行政サービスを提供するためには、DX、デジタルトランスフォーメーションの推進は必要不可欠であると考えております。 国においては、IT基本法の全面的な見直しを進めるとともに、今年9月には、デジタル社会の形成に関する司令塔としてデジタル庁を設置し、行政サービスを抜本的に向上させるとしているほか、愛媛県でもデジタル総合戦略を策定し、オール愛媛体制で行政、暮らし、産業のDX、デジタルトランスフォーメーションに取り組むとされています。 本市においても、これらの動きと協働しつつ、専門的知見を有する外部人材を活用して、様々な分野でデジタル化を推進し、市民サービスのさらなる向上を図ってまいります。 まず、行政手続のデジタル化では、今年1月から開始したLINEアプリでの施設予約、道路等の損傷や不法投棄の通報などの機能を拡充するとともに、各種申請における押印義務を見直し、順次廃止してまいります。 また、令和3年度に予定している本庁舎低層棟のオープンに合わせ、窓口利用者が最も多い市民生活課に、オンラインでの混雑状況確認や、メール配信によりお知らせする窓口案内システムを導入するほか、マイナンバーカードなどの読み込みによる申請書作成など、手続の簡素化と時間短縮を進めます。 さらに、AIやRPAといったデジタル技術を活用し、業務の効率化を進めるほか、職員の勤務管理や各種手当の支給事務等をシステム化するとともに、タブレット等の導入によるペーパーレス会議の推進、本庁舎でのWi-Fi環境を整備することといたしました。 このほか、電子図書館システムの導入、児童・生徒健康サポートシステムの構築、令和4年度からの市税、保険料、水道料金等のコンビニ収納、スマートフォンやクレジットカードでの決済の運用開始に向けた準備を進めるなど、市民の皆様の、より身近な分野にも、デジタル技術を積極的に活用してまいりたいと考えております。 次に、これまでの説明と重複する点もありますが、公約であります「未来につながる3つの柱」に沿って、主な事項について説明させていただきます。 初めに、「地域経済・雇用の未来につながる施策」についてでございます。 まず、地域の基幹産業である農林水産業の担い手の確保・育成は重要な課題であり、引き続き、国の制度の活用に加え、市単独事業を積極的に推進し、さらなる担い手の確保に努めるとともに、育成と定着についても、引き続き支援してまいります。 農林業については、近年、有害鳥獣の捕獲数が高止まりしている一方、狩猟者の高齢化が進んでいることから、狩猟免許取得費用の一部を支援するとともに、捕獲支援と生産者への防護柵整備等の支援により、農林作物被害の軽減に努めてまいります。 次に、水産業については、コロナの影響が顕著であることから、漁業者の事業継続のため、制度資金など国の支援策に加え、愛媛県や漁業関係団体と連携して融資枠の確保や償還緩和、利子補給などに取り組むほか、赤潮等の自然災害に備えるため、養殖共済への加入を促進するとともに、漁業収入安定対策である「積立ぷらす」への加入を推進し、養殖経営の安定化に引き続き取り組んでまいります。 また、令和元年夏に、稚貝を中心にアコヤガイの大量へい死が発生しましたが、残念ながら昨年も発生し、安定した経営に向けて不透明感が広がるなど、真珠生産現場は大変厳しい状況にあると認識しております。へい死の原因につきましては、現在も特定には至っていない状況の中、先ほど御承認いただいた3月補正予算に計上したアコヤガイへい死対策特別支援事業により、県漁協と連携して母貝の確保に向けた生産対策に取り組み、母貝養殖業者及び真珠養殖業者の下支えを行ってまいります。 次に、観光振興につきましては、コロナの影響により入り込み客数が大幅に減少したことから、国・県の施策と連動して、宿泊事業者や飲食事業者への支援を行ってまいりましたが、コロナ第3波の襲来により、いまだ厳しい状況にあります。先に申し述べたとおり、引き続き必要な支援を検討していくとともに、アフターコロナを見据え、今年8月にオープン予定の宇和島城登城口に整備している新たな観光情報センターとも連携して、県内外への情報発信に努めたいと考えております。 また、昨年11月から休止している津島やすらぎの里の温泉施設につきましては、再整備に向けた基本計画の策定に着手したところであり、できるだけ早期の再開に向けて検討をしてまいります。 このほか、重要施策として、一人でも多くの若者が宇和島に戻り、生活していくことは、地域の活力やコミュニティーの維持、さらには地元企業等の労働力確保、後継者不足の解消にもつながるものであることから、新たに市内外の高等教育機関の卒業者や35歳未満のU・Iターン者に対して若者定住奨励金を交付し、より多くの若者の定住の実現を目指すとともに、コロナ禍において都会離れや地方回帰が進む中、35歳以上65歳未満の本市へ転入・就業する方に対して、市独自の移住・定住促進支援金を交付することとし、働き手世代の移住希望者を積極的に後押しすることといたしました。 次に、「子どもたちの未来につながる施策」についてであります。 まず、この4月から、私の公約でもありました、中学生までの医療費無償化を実施することといたしました。併せて、子供たちの健康づくりを推進するため、今年1月から導入している児童・生徒用タブレット端末を活用し、生活習慣の振り返りや健康管理等をサポートするシステムを構築いたします。 また、タブレット端末の本格的な運用に向けて、高速大容量通信の円滑化など学校のネットワーク環境の再構築を行うほか、子供たち一人ひとりの資質や能力に応じた育成につながるようICT支援員の配置を進めます。 さらに、スクールソーシャルワーカーやスクールサポートスタッフ、部活動指導員の増員を図るとともに、特別支援教育に携わる支援員の対象業務の拡充などに取り組み、教員の負担軽減や学校における働き方改革をさらに推進してまいります。 このほか、令和4年度中の供用開始を目指し、三間認定こども園の新園舎建設に着手するほか、今月末に閉園となる明倫幼稚園を放課後児童クラブとして活用するための改修に取り組むことといたしました。 次に、学校給食に関しましては、コロナの影響を考慮し、地元養殖魚類をはじめとした地元食材をこれまで以上に使用するほか、食育活動を通じて地域の産品に対する理解や誇りの育成に努めます。 なお、小・中学校における新型コロナウイルス感染症防止対策に関しましては、引き続き子供たちの安全を第一に考えつつ、学びの保障と心身の健全な成長を目指した取組と環境整備に努めてまいります。 次に、「健康づくり・生きがいづくりの未来につながる施策」についてでございます。 これまで、この地域を支えてくださいました我々の諸先輩方をはじめ、誰もが健康で生き生きと生活できる健康・長寿のまちづくりの実現に向け、引き続き取り組んでまいります。 まず、市立宇和島病院や医療系大学と連携して設置している「ヘルスケアプロジェクトチーム」において、健診データを分析し、心疾患や脳梗塞の主な原因と考えられる高血圧をターゲットにした調査研究を行うほか、「うわじまガイヤ健康体操」の参加者へのアンケートを行い、一人ひとりの状態変化をデータ化し、身体機能の改善や維持への効果を検証し、さらなる参加者の増加を目指します。 また、毎日の生活習慣の振り返りができるよう、伊達ナビの健康モードアプリを改修するほか、フィットネスジムと連携した保健指導を行い、生活習慣病の改善や重症化予防への取組を進めることといたしました。 次に、4月から高齢者など家庭ごみの搬出が困難な世帯に対して戸別に収集を行うとともに、声掛けにより安否確認等を実施する、ふれあい収集事業に取り組むことといたしました。 さらに、複雑化・複合化した支援ニーズに対応するため、地域住民、民間事業者などと連携して、高齢者や障害者、子供や生活困窮者など、分野や属性・世代を問わず、「相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施する重層的支援体制の構築に向けて、いち早く取り組むとともに、市内全域における支え合いの取組を強化してまいります。 次に、病院事業について御説明いたします。 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、引き続き地域の医療提供体制に影響を及ぼさないよう、感染防止対策に万全を期してまいりますとともに、ウィズコロナ時代に対応したデータヘルスの基盤整備を進めるため、マイナンバーを活用したオンラインでの保険資格確認システムの導入や、スマートフォン診察呼び出しアプリの活用、津島病院での電子カルテの整備などに取り組んでまいります。 また、吉田病院においては、吉田病院機能等改編計画に基づき、令和5年度の完成を目指し、改築工事の実施設計に着手いたします。 なお、都市部偏在による慢性的な医師不足については、愛媛県及び愛媛大学医学部との連携を強化するとともに、医師に選択していただける病院を目指して、労働時間の短縮や女性医師に対する配慮など、引き続き医師の働き方改革に取り組み、医師確保に努めてまいります。 続いて、その他重点施策について御説明させていただきます。 これまで、防災・減災に関する施策については、南海トラフ地震等の地震・津波対策に加えて、平成30年7月豪雨災害の経験を踏まえて、取り組んでまいりました。 まず、防災拠点の役割を担う本庁舎については、令和3年度には災害対策本部室を含む低層棟が完成する予定であり、災害情報の収集・伝達と初動対応を迅速に行うため、総合防災情報管理システムを構築するなど、災害対策本部機能の強化・充実を図ることといたしました。 また、災害拠点病院である市立宇和島病院においては、南海トラフ巨大地震が発生した場合でも命を守る医療の提供ができるよう、非常用自家発電設備等に加え、福祉避難所や備蓄倉庫等の機能を持つ、(仮称)エネルギーセンター棟の整備に着手し、防災対応力の強化を図ります。 さらに、行政のみでの災害対応には限界があることから、市民の皆様が「自らの命は自らが守る」意識を持っていただけるよう、自主防災組織、防災士、消防団をはじめとした地域での防災の取組を引き続き支援するほか、新たに要配慮者利用施設の避難確保計画の策定及び避難訓練支援システムの構築、避難所運営マニュアルの策定支援や防災井戸の整備など、避難促進に重点を置いた取組みを進めます。 一方、愛媛県においては、平成30年7月豪雨災害の際、浸水被害が発生した立間川水系の河川整備計画が今年度中に策定される予定であり、今後、本格的に対策工事が進められていくことになりますが、本市といたしましても円滑な事業推進に協力するとともに、県をはじめ流域の関係者とともに、内水氾濫対策など流域治水の考え方を取り入れた対策を検討してまいります。 このほか、市内各所の雨水浸水被害を軽減するため、排水路改修や排水ポンプ場の整備を進めるほか、老朽危険空き家の除却や木造住宅の耐震化、危険なブロック塀等の安全対策などの支援を継続してまいります。 また、学校法人創志学園より、環太平洋大学短期大学部が使用しておりましたフットサルコート、剣道場等を含む、さくらキャンパスの譲渡提案書を頂いておりますので、どのような活用方法が適当か、幅広く市民の代表者から御意見をお聴きする場として、今年度中に検討委員会を設置するとともに、令和3年度からは専門の民間事業者からの活用案も参考にしながら、購入すべきかどうかについて検討を進めることとしております。 次に、昨年12月に制定した宇和島市環境基本条例に基づき、環境への取組を総合的・計画的に推進するため、宇和島市環境基本計画を策定するほか、海洋プラスチックごみの回収や発生抑制活動の拡充、不法投棄の情報提供体制整備など、計画策定に先立ち、関係者の御協力をいただきながら、できることから取り組んでまいります。 さらに、伊達博物館改築事業につきましては、説明会の開催やパブリックコメントなどを通じて、市民の皆様の声をお聴きしながら、基本計画を策定いたしました。これに基づき、令和3年度は基本設計及び展示設計に着手することといたしますが、今後とも市民の皆様への丁寧な説明を心がけ、地域の歴史文化を次世代へ繋ぐことができる、誰もに愛される博物館の建設に向け、着実に取り組んでまいりたいと考えております。 以上が令和3年度の主要な事業であり、一般会計当初予算は約455億円となります。 平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に加え、昨年からの新型コロナウイルス感染症への対応、先送りにすることができない大型事業などにより、予算規模は令和2年度よりも増加しておりますが、既存事業の精査はもとより、国・県の補助金や有利な起債の活用など、財源確保や将来負担にも配慮するとともに、基金の活用を図りながら、積極的に対応することといたしました。 今後とも宇和島市の発展に全力を尽くしてまいる所存でございますので、議員の皆様におかれましては、なお一層の御指導と御支援を改めてお願い申し上げますとともに、市民の皆様の御理解、御協力を重ねてお願い申し上げまして、令和3年度に向けての施政方針といたします。 ○議長(福島朗伯君) 続いて、令和3年度分の上程議案について、各担当理事者の説明を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。     〔総務企画部長西本能尚君登壇〕 ◎総務企画部長(西本能尚君) ただいま上程されました各案件のうち、総務企画部に係る議案について御説明いたします。 まず、条例議案を御説明いたします。 「議案第17号・宇和島市公告式条例の一部を改正する条例」につきましては、デジタル化の推進並びに事務の簡素化及び効率化を図るため、条例及び規則の公布方法等について見直しを行うことに伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 「議案第18号・宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙運動経費の公費負担に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、宇和島市議会議員の選挙における選挙運動用ビラの作成に要する経費の公費負担限度額を定めることに伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 「議案第19号・宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例」につきましては、宇和島市議会議員及び宇和島市長の選挙における選挙公報を発行するため、新たに条例を制定しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 「議案第20号・宇和島市固定資産評価審査委員会条例等の一部を改正する条例」につきましては、押印を求める手続等の見直しに伴い、関係条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 「議案第21号・宇和島市執行機関の附属機関設置条例の一部を改正する条例」につきましては、市が設置する審議会等の委員の身分について整理を行うこと等に伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 次に、予算議案を御説明いたします。 令和3年度当初予算は、新型コロナウイルス感染症への対応、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興へ向けた着実な取組、そして市民の皆様がこれからも安心して生活していくことができる、宇和島の未来につながる施策に重点を置いた編成をいたしました。 重点項目としては、地域経済・雇用の未来、子供たちの未来、健康づくり・生きがいづくりの未来などへの取組を進めることに加え、防災・減災施策など、先送りすることのできない課題に対応するための予算といたしました。 また、現下の状況を踏まえ、DX、デジタルトランスフォーメーションを推進するとともに、うわじまブランド魅力化計画に基づくシティセールスについても柔軟かつ強力に展開してまいります。 以上の結果、一般会計の予算総額は455億900万円、特別会計・企業会計の予算総額は503億6,841万1,000円となっております。 それでは、「議案第31号・令和3年度宇和島市一般会計予算」について御説明いたします。 第1条、歳入歳出予算は、予算の総額を歳入歳出それぞれ455億900万円と定めるものです。 第2条、繰越明許費は、ブランドムービー制作事業について、年度内完了が困難であるため、翌年度に繰り越して使用できる額を定めようとするものです。 第3条、債務負担行為は、強靭化・情報系統合システム借り上げ料のほか8件について、債務負担行為をすることができる期間、限度額の設定です。 第4条、地方債は、本年度に実施する事業の財源として借り入れを予定している起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。 第5条、一時借入金は、一時的な収支の不均衡を解消するために借り入れすることができる一時借入金の最高額を50億円と定めるものです。 第6条、歳出予算の流用は、地方自治法の規定に基づき、歳出予算の各項の経費の金額を流用できる場合を定めるものです。 次に、歳入予算について御説明いたします。 まず、市税の状況につきましては、令和2年度と比較して、総額として減額を見込んでおります。主な原因としましては、営業所得等の減少見込みに伴う個人市民税の減額のほか、制度改正及び水産業等の不振による法人市民税の減額などとなっております。 次に、地方交付税につきましては、令和3年度に合併算定替による措置が完全に終了となることに伴うマイナス要因がある一方で、災害復旧債の償還開始に伴う公債費算入の増加などを踏まえ、令和2年度の交付見込額と同程度見込んでおります。 その他、国庫支出金・県支出金・市債などの特定財源につきましては、各種建設事業をはじめとした様々な事業の財源となるものですが、現行の制度上見込み得る限り補足し計上しております。 なお、歳入全体といたしましては、市税が予算全体の2割を切る状況が続く一方、地方交付税が全体の約4割を占め、引き続きその多くを依存財源である地方交付税に頼る財政構造となっています。 続きまして、歳出予算について各款ごとに御説明いたします。 第1款議会費は2億4,727万8,000円で、議員の報酬、政策について調査研究等を行うための政務活動費など、議会活動に要する経費を計上しております。 第2款総務費は80億1,349万3,000円で、一般行政事務に要する経費のほか、戦略的なシティセールスの展開や本庁舎の耐震改修に加え、若者をはじめとした移住・定住の促進に要する経費などを計上しております。 第3款民生費は157億5,973万円で、中学生までの医療費無料化に要する経費のほか、コロナ状況下における支援対象児童等の見守り体制強化に要する経費などを計上しております。 第4款衛生費は32億3,188万2,000円で、各種保健事業に要する経費、水道事業会計及び病院事業会計への負担金のほか、ごみ出し困難者に対する戸別収集に要する経費などを計上しております。 第5款労働費は8,000万円で、勤労者教育資金融資預託金などを計上しております。 第6款農林水産業費は21億8,239万1,000円で、産地収益力強化と雇用拡大を図るため、事業規模拡大に取り組む事業者の支援に要する経費のほか、優良アコヤガイの作出に必要な経費などを計上しております。 第7款商工費は12億8,727万6,000円で、中小企業者等に対する事業継続支援やプレミアム付商品券の発行に要する経費のほか、えひめ南予きずな博の開催に要する経費などを計上しております。 第8款土木費は39億697万6,000円で、道路・河川の補修や改良費をはじめとする都市基盤整備のための投資的経費が中心となっており、雨水排水対策や伊達博物館の改築に要する経費などを計上しております。 第9款消防費は3億9,748万6,000円で、消防団員への報酬や消防施設の整備などの非常備消防活動に要する経費などを計上しております。 第10款教育費は37億3,146万5,000円で、学校教育施設や社会教育施設などの管理運営費のほか、学校教育活動支援員等の拡充配置に要する経費などを計上しております。 第11款災害復旧費は9億8,838万4,000円で、豪雨災害により被災した農地・農業用施設の復旧に要する経費などを計上しております。 第12款公債費は56億3,263万9,000円で、市債の元利償還金を計上しております。 最後に、第13款予備費には、不測の事態に備え5,000万円を計上しております。 続きまして、各特別会計について御説明いたします。 「議案第32号・令和3年度宇和島市国民健康保険特別会計予算」につきましては、事業勘定の予算総額を歳入歳出それぞれ98億1,391万2,000円、直営診療施設勘定の総額を歳入歳出それぞれ1億8,327万7,000円と定めるものです。 事業勘定の歳入は、国民健康保険料、県支出金などを計上し、歳出は、保険給付費や制度の運営主体である県への負担金などを計上しております。 直営診療施設勘定の歳入は、診療報酬収入などを計上しており、歳出は、診療に要する医薬材料費などを計上しております。 「議案第33号・令和3年度宇和島市後期高齢者医療特別会計予算」につきましては、予算の総額を歳入歳出それぞれ22億9,037万3,000円と定めるものです。 歳入は、医療保険料、一般会計繰入金などを計上し、歳出は、制度の運営主体である後期高齢者医療広域連合への負担金などを計上しております。 「議案第34号・令和3年度宇和島市介護保険特別会計予算」につきましては、保険事業勘定の予算総額を、歳入歳出それぞれ105億1,573万2,000円、介護サービス事業勘定の総額を、歳入歳出それぞれ4,292万9,000円と定めるものです。 第2条、歳出予算の流用は、地方自治法の規定に基づき、歳出予算の各項の経費の金額を流用できる場合を定めるものです。 保険事業勘定の歳入は、介護保険料、国庫支出金、支払基金交付金などを計上し、歳出には、保険給付費や地域支援事業に要する経費などを計上しております。 介護サービス事業勘定の歳入は、介護予防サービス計画費収入、一般会計繰入金を計上し、歳出は、介護予防サービス事業費を計上しております。 「議案第35号・令和3年度宇和島市財産区管理会特別会計予算」につきましては、予算の総額を歳入歳出それぞれ1,969万2,000円と定めるものです。 歳入は、区有林の間伐に伴う財産収入、歳出は、間伐に要する経費をはじめとして管理会費を計上しております。 「議案第36号・令和3年度宇和島市土地取得事業特別会計予算」につきましては、予算の総額を歳入歳出それぞれ3億200万5,000円と定めるものです。 歳入は、土地売払い代金、一般会計繰入金などを計上し、歳出は、土地購入費や物件移転補償金をはじめとした国道56号津島道路の用地先行取得に要する経費などを計上しております。 「議案第37号・令和3年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算」につきましては、予算の総額を歳入歳出それぞれ973万5,000円と定めるものです。 歳入は、県支出金、貸付金元利収入などを計上し、歳出は、貸付金の回収に係る事業費などを計上しております。 「議案第38号・令和3年度宇和島市小規模下水道事業特別会計予算」につきましては、予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,684万7,000円と定めるものです。 第2条、債務負担行為は、企業会計移行支援委託料などについて、債務負担行為をすることができる期間、限度額の設定です。 第3条、地方債は、本年度に実施する事業の財源として、借り入れを予定している起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。 歳入は、小規模下水道使用料のほか、県支出金、一般会計繰入金などを計上し、歳出は、小規模下水道整備費などを計上しております。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。     〔保健福祉部長伊手博志君登壇〕 ◎保健福祉部長(伊手博志君) ただいま上程されました各案件のうち、保健福祉部に係る議案について御説明いたします。 「議案第22号・宇和島市ひとり親家庭医療費助成条例の一部を改正する条例」につきましては、令和2年度税制改正において、未婚のひとり親を対象とした控除が創設されたことに伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年7月1日から施行しようとするものであります。 「議案第23号・宇和島市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例」、「議案第26号・宇和島市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例」、「議案第27号・宇和島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例」、「議案第28号・宇和島市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例」につきましては、相関連しておりますので、一括して御説明いたします。 各議案とも、令和3年度の介護報酬に係る改定が行われたことに併せ関係省令が改正されたことに伴い、条例の全部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 なお、今般の条例改正により、基準省令と同一の文言をそのまま規定する転記方式の条例から、基準省令の文言を呼び出す規定をする引用方式の条例へ全部改正を行うものであります。 「議案第24号・宇和島市国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、国民健康保険法施行令の一部が改正され、保険料の軽減判定所得の見直し及び低未利用地の長期譲渡所得を控除する特例措置が創設されたこと等に伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 「議案第25号・宇和島市介護保険条例の一部を改正する条例」につきましては、令和3年度から令和5年度までの第1号被保険者に係る介護保険料を定めることに伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。     〔産業経済部長楠 憲雄君登壇〕 ◎産業経済部長(楠憲雄君) ただいま上程されました各案件のうち、産業経済部に係る議案について御説明いたします。 「議案第29号・宇和島市観光情報センター条例」につきましては、宇和島市観光情報センターを移転設置することに伴い、新たに条例を制定しようとするもので、規則で定める日から施行しようとするものであります。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 山田建設部長。     〔建設部長山田芳人君登壇〕 ◎建設部長(山田芳人君) ただいま上程されました各案件のうち、建設部に係る議案について御説明いたします。 まず、条例議案を御説明いたします。 「議案第30号・宇和島市建築関係手数料条例の一部を改正する条例」につきましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部が改正され、建築物エネルギー消費性能適合性判定手数料等を徴収するため、当該手数料について愛媛県に準ずる額を規定することに伴い、条例の一部を改正しようとするもので、令和3年4月1日から施行しようとするものであります。 次に、予算議案を御説明いたします。 「議案第39号・令和3年度宇和島市公共下水道事業会計予算」について御説明いたします。 第2条、業務の予定量は、接続戸数5,842戸、年間総排水量258万立方メートル、1日平均排水量7,068立方メートル、主な建設改良事業費、管渠整備工事費が3,139万5,000円、ポンプ場整備工事が2,641万5,000円、処理場整備工事が1,800万1,000円としております。 第3条、収益的収入及び支出は、収入の予定額を11億2,633万7,000円、支出の予定額を10億2,955万3,000円と定めるものであります。 主な収入の内訳といたしましては、下水道使用料など営業収益に3億3,382万1,000円、長期前受金戻入など営業外収益に7億9,251万6,000円を計上しております。 一方、主な支出の内訳といたしましては、人件費、処理場費、減価償却費など営業費用に8億9,449万1,000円、企業債償還利息など営業外費用に1億3,176万円を計上しております。 第4条、資本的収入及び支出は、収入の予定額を5億6,319万9,000円、支出の予定額を9億8,477万7,000円と定めるものであります。 主な収入の内訳としましては、企業債1,100万円、出資金3億9,178万6,000円を計上し、主な支出の内訳としましては、建設改良費7,800万2,000円、企業債元金償還金9億677万5,000円を計上しております。 なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額4億2,157万8,000円は、当年度分損益勘定留保資金などで補填するものとしております。 第5条、債務負担行為は、債務負担行為をすることができる事項の期間、限度額を定めるものであります。 第6条、企業債は、管渠整備事業の財源として、起債の目的、限度額などを定めるものであります。 第7条、一時借入金は、その限度額を1億円に定めるものであります。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 大宿医療行政管理部長。     〔医療行政管理部長大宿昌生君登壇〕 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) ただいま上程されました各案件のうち、病院局に係る議案について御説明いたします。 初めに、「議案第40号・令和3年度宇和島市病院事業会計予算」の主なものにつきまして御説明いたします。 第2条、業務の予定量につきましては、業務予定として、年間患者数は、過去の実績を基にコロナの影響による減少を見込んで、入院患者18万716人、外来患者25万2,576人と推計し、前年度と比較して、入院患者で12.1%の減、外来患者では11.4%の減としております。 また、建設改良事業予定は、医療機械及び備品購入費を7億8,633万7,000円、改良工事費を5億9,122万1,000円としております。 第3条、収益的収入及び支出につきましては、収入の予定額を155億6,384万3,000円、支出の予定額は168億1,446万1,000円と定めるものであります。 主な収入といたしましては、入院・外来収益など医業収益に143億2,955万9,000円、他会計補助金及び負担金など医業外収益に12億2,057万8,000円を計上しております。 また、主な支出といたしましては、給与費や材料費など医業費用として159億3,372万9,000円、雑支出や支払利息など医業外費用に7億2,822万9,000円を計上しております。 第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入の予定額を14億6,322万5,000円、支出の予定額は27億5,312万9,000円と定めるものであります。 収入につきましては、企業債10億3,530万円、負担金2億9,920万2,000円、国庫補助金1億1,734万円などを計上し、支出につきましては、建設改良費15億9,118万8,000円、企業債償還金10億9,658万1,000円などを計上しております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額12億8,990万4,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金で補填するものとしております。 第5条、企業債につきましては、医療機械器具整備事業及び建設改良事業の財源として、借り入れを予定している起債の目的、限度額などを定めるものです。 第6条、一時借入金につきましては、その限度額として、宇和島病院10億円、吉田病院24億円、津島病院10億円とし、計44億円と定めるものです。 続きまして、「議案第41号・令和3年度宇和島市介護老人保健施設事業会計予算」の主なものにつきまして御説明いたします。 第2条、業務の予定量といたしましては、オレンジ荘、ふれあい荘を合計した年間療養者数を施設介護4万4,895人、短期入所1,861人、通所7,744人と見込んでおります。 また、建設改良事業予定は、資産購入費を629万1,000円、改良工事費を1,081万1,000円としております。 第3条、収益的収入及び支出につきましては、収入の予定額を6億8,319万3,000円、支出の予定額を7億7,703万7,000円と定めるものです。 収入につきましては、施設運営事業収益に6億6,416万9,000円、施設運営事業外収益に1,896万9,000円などを計上し、支出につきましては、給与費や経費など施設運営事業費用に7億6,875万8,000円、支払利息として施設運営事業外費用に612万7,000円などを計上しております。 第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入の予定額は負担金など373万9,000円を、支出の予定額は建設改良費、企業債償還金など8,617万円を計上しております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額8,243万1,000円は、基金及び過年度分損益勘定留保資金で補填するものとしております。 第5条、一時借入金につきましては、その限度額をオレンジ荘、ふれあい荘、それぞれ1億円、計2億円と定めるものです。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 居村水道局長。     〔水道局長居村研二君登壇〕 ◎水道局長(居村研二君) ただいま上程されました各案件のうち、水道局に係る議案について御説明いたします。 「議案第42号・令和3年度宇和島市水道事業会計予算」につきましては、第2条、業務の予定量は、給水戸数3万6,800戸、年間給水量816万立方メートル、1日平均給水量2万2,356立方メートルを見込んでおります。 第3条、収益的収入及び支出は、収入を25億6,555万9,000円、支出を22億1,878万4,000円と定めるものであります。 主な収入の内訳としましては、営業収益に23億8,807万5,000円、営業外収益に1億7,748万4,000円を計上しております。 一方、主な支出の内訳としましては、営業費用に21億5,965万3,000円、営業外費用に5,583万1,000円を計上しております。 第4条、資本的収入及び支出は、収入を10億5,487万1,000円、支出を23億4,999万8,000円と定めるものであります。 主な収入の内訳としましては、企業債8億3,000万円、工事負担金1億1,774万2,000円を計上し、また、主な支出につきましては、建設改良費19億1,444万円、企業債償還金4億3,555万8,000円を計上しております。 なお、資本的収入額が資本的支出に対し不足する額12億9,512万7,000円につきましては、当年度分損益勘定留保資金などで補填するものとしております。 第5条、債務負担行為は、水道管路情報の保守業務委託費、また、コンビニエンスストア等の収納代行業務委託費として、その期間及び限度額を定めるものであります。 第6条、企業債は、配水管・配水施設整備事業の財源として、起債の目的、限度額などを定めるものであります。 第7条、一時借入金は、その限度額を5億円に定めるものであります。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(福島朗伯君) 以上で説明が終わりました。 ただいま上程されました各案件は、後日、議案質疑の上、各委員会に付託予定であります。 これをもちまして、本日の日程は全て終了をいたしました。 この際、議員の皆様にお知らせをいたしておきます。 代表質問、一般質問の発言通告は、明日3月4日の午後5時までであります。 本日は、これにて散会をいたします。     午前11時35分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   宇和島市議会 議長  福島朗伯          議員  松本 孔          議員  中平政志...