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09月22日-委員長報告・質疑・討論・表決-06号

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  1. 佐野市議会 2017-09-22
    09月22日-委員長報告・質疑・討論・表決-06号


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    平成29年  9月 定例会(第4回)         平成29年第4回佐野市議会定例会会議録(第6号)9月22日(金曜日) 出席議員(24名)    1 番   慶  野  常  夫          2 番   川  嶋  嘉  一    3 番   菅  原     達          4 番   木  村  久  雄    5 番   横  井  帝  之          6 番   早  川  貴  光    7 番   小  倉  健  一          8 番   金  子  保  利    9 番   亀  山  春  夫         10 番   小  暮  博  志   11 番   本  郷  淳  一         12 番   若 田 部  治  彦   13 番   横  田     誠         14 番   田  所  良  夫   15 番   久  保  貴  洋         16 番   鈴  木  靖  宏   17 番   岡  村  恵  子         18 番   鶴  見  義  明   19 番   井  川  克  彦         20 番   山  菅  直  己   21 番   篠  原  一  世         22 番   春  山  敏  明   23 番   飯  田  昌  弘         24 番   高  橋     功 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者  市   長   岡  部  正  英        副 市 長   落  合     正  副 市 長   飯  塚     久        総   合   加  藤  栄  作                            政 策 部長  行   政   金  子  好  雄        市   民   山  田     弘  経 営 部長                     生 活 部長  こ ど も   齋  川  一  彦        健   康   新  里  年  市  福 祉 部長                     医 療 部長  産   業   土  澤  正  道        観   光   松  本     仁  文 化 部長                     ス ポ ーツ  兼 農 業                     部   長  委 員 会  事 務 局長  都   市   藤  本  真  澄        都   市   青  木  正  典  建 設 部長                     建設部次長  会計管理者   小 曽 根  治  夫        水 道 局長   山  根  敏  明  教 育 長   岩  上  日 出 男        教   育   向  田  紀  之                            総 務 部長  監 査 委員   高  松  敏  行        消 防 長   中  谷     豊  事 務 局長  兼 選 挙  管理委員会  書 記 長  兼 公 平  委 員 会  書 記 長  兼固定資産  評 価 審査  委員会書記 事務局職員出席者  事 務 局長   大  川  俊  之        議 事 課長   高  橋  幸  男 議事日程第6号  日程第1  議案第 93号 佐野市税条例の改正について                            〃    議案第 94号 佐野市都市計画税条例の改正について                        〃    議案第 95号 佐野市道路占用料徴収条例の改正について                      〃    議案第 96号 佐野市公共物管理条例の改正について                        〃    議案第 97号 佐野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の改正について       〃    議案第 98号 土地の処分について                                〃    議案第 99号 字の廃止並びに町及び字の区域の変更について                    〃    議案第100号 市道路線の認定について                              〃    議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)                   〃    議案第115号 平成29年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号)     〃    議案第116号 平成29年度佐野市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)            〃    議案第117号 平成29年度佐野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)           〃    議案第118号 平成29年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第1号)     〃    議案第119号 平成29年度佐野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)            〃    議案第120号 平成29年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計補正予算(第1                 号)                                       〃    議案第121号 平成29年度佐野市病院事業会計補正予算(第1号)               日程第2  議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定について               〃    議案第102号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定に                 ついて                                      〃    議案第103号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計直営診療施設勘定歳入歳出決算                 の認定について                                  〃    議案第104号 平成28年度佐野市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について        〃    議案第105号 平成28年度佐野市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について       〃    議案第106号 平成28年度佐野市自家用有償バス事業特別会計歳入歳出決算の認定について      〃    議案第107号 平成28年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定歳入歳出決算の認定に                 ついて                                    日程第2  議案第108号 平成28年度佐野市介護保険事業特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算                の認定について                                  〃    議案第109号 平成28年度佐野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について        〃    議案第110号 平成28年度佐野市佐野田沼インター産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認    〃            定について                                    〃    議案第111号 平成28年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の    〃            認定について                                   〃    議案第112号 平成28年度佐野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について          〃    議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定について              本日の会議に付議した事件  日程第1  議案第93号から第100号まで及び議案第114号から第121号までについて        (委員長報告、質疑、討論、表決)  日程第2  議案第101号から第113号までについて        (委員長報告、質疑、討論、表決)  追加日程  意見書案第1号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書について ○議長(井川克彦) 開議に先立ち、事務局長に出席議員数及び本日の議事日程について報告させます。  事務局長。 ◎事務局長(大川俊之) ご報告申し上げます。  ただいまの出席議員数及び本日の議事日程についてご報告申し上げます。  ただいまの出席議員数は24名でございます。  なお、本日の議事日程につきましては、お手元に配付させていただきました議事日程第6号のとおりでございます。日程第1、議案第93号から第100号まで及び議案第114号から第121号までについて、日程第2、議案第101号から第113号までについて、以上のとおりでございます。  次に、本日お手元に配付させていただきました文書につきましては、ただいまご報告を申し上げました議事日程のほか、各常任委員会及び決算審査特別委員会審査報告書並びに表決順序をお示しいたしました案件一覧表でございますので、お改めをいただきたいと思います。  以上でございます。                                                             午前10時01分開議 ○議長(井川克彦) これより本日の会議を開きます。 ○議長(井川克彦) この際、申し上げます。  本日、本会議開会前に議会運営委員会を開催いたしましたので、議会運営委員会委員長よりその結果の報告を求めることにいたします。  議会運営委員会委員長小暮博志議員。          (委員長 小暮議員登壇) ◎議会運営委員会委員長(小暮博志) 本日、本会議開会前に開かれました議会運営委員会の協議の結果についてご報告申し上げます。  今期定例会に提出者田所良夫議員外4名による意見書案第1号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書についてが提出されました。この取り扱いにつきましては、本日の日程に追加して議題とし、提出者の提案理由の説明、質疑の後、委員会の付託を省略して、即決をお願いすることに決定いたしました。  以上、当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。 ○議長(井川克彦) 以上で議会運営委員会委員長の報告は終わりました。ご了承願います。 ○議長(井川克彦) これより日程に入ります。  日程第1、議案第93号から第100号まで及び議案第114号から第121号まで、以上16件を一括して議題といたします。  ただいま議題となっております案件は、いずれも所管の常任委員会に付託された案件でありまして、お手元に配付のとおり、それぞれ各委員長より審査報告書が提出されております。よって、提出された報告書については朗読を省略し、要旨を会議録に登載することにいたします。                                                                                             平成29年9月13日   佐野市議会議長  井  川  克  彦  様                                   総務常任委員会                                                 委員長  久  保  貴  洋                   委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会は、平成29年9月5日に付託された案件について、同月12日に委員会を開催し、審査の結果、次のとおり決定したので、佐野市議会会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第 93号 佐野市税条例の改正について                              2 議案第 94号 佐野市都市計画税条例の改正について                          3 議案第 99号 字の廃止並びに町及び字の区域の変更について                      4 議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分                  上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。                                                                                             平成29年9月12日   佐野市議会議長  井  川  克  彦  様                                   厚生常任委員会                                                 委員長  木  村  久  雄                   委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会は、平成29年9月5日に付託された案件について、同月11日に委員会を開催し、審査の結果、次のとおり決定したので、佐野市議会会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分                 2 議案第115号 平成29年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号)       3 議案第118号 平成29年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第1号)       4 議案第119号 平成29年度佐野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)              5 議案第121号 平成29年度佐野市病院事業会計補正予算(第1号)                    上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。                                                                                             平成29年9月13日   佐野市議会議長  井  川  克  彦  様                                   経済文教常任委員会                                               委員長  川  嶋  嘉  一                   委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会は、平成29年9月5日に付託された案件について、同月12日に委員会を開催し、審査の結果、次のとおり決定したので、佐野市議会会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分                  上記は、原案を可とすべきものとする。                                                                                             平成29年9月12日   佐野市議会議長  井  川  克  彦  様                                   建設常任委員会                                                 委員長  田  所  良  夫                   委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会は、平成29年9月5日に付託された案件について、同月11日に委員会を開催し、審査の結果、次のとおり決定したので、佐野市議会会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第 95号 佐野市道路占用料徴収条例の改正について                        2 議案第 96号 佐野市公共物管理条例の改正について                          3 議案第 97号 佐野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の改正について         4 議案第 98号 土地の処分について                                  5 議案第100号 市道路線の認定について                                6 議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分                 7 議案第116号 平成29年度佐野市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)              8 議案第117号 平成29年度佐野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)             9 議案第120号 平成29年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)     上記は、いずれも原案を可とすべきものとする。 ○議長(井川克彦) これより委員会の審査の経過及び結果について委員長より報告を求めることにいたします。  まず、総務常任委員会委員長久保貴洋議員。          (委員長 久保議員登壇) ◎総務常任委員会委員長(久保貴洋) ただいまから総務常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告を申し上げます。  当委員会は、9月12日午後1時32分、委員会室において、委員全員出席のもと、当局から飯塚副市長を始め総合政策部長行政経営部長ほか関係職員が出席し、議会より正副議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。  当委員会に付託されました案件は、お手元に配付の委員会審査報告書のとおりでございます。  まず最初に、議案第93号 佐野市税条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。  委員より、附則第10条の2に追加された第12項の件で、地方税法で規定する固定資産税の課税標準となるべき価格に乗ずる参酌基準割合の2分の1を条例では3分の1にするということだが、実際に2分の1を3分の1にするということは、ある程度の影響があることをもくろんでいると思うが、その効果を聞きたいとの質疑に対し、当局より、固定資産税の場合は、どのような建物をつくるか、どんな償却資産を取得するか、その取得する金額によって1.4%の税率を乗じて税額を計算しますが、その税額を算出するに当たって、本来100%の課税標準額に対して特例割合の3分の1を掛けた課税標準額をもとに税額を計算するものです。2分の1を3分の1にする影響ですが、仮に1,000万円投資されたとして、参酌基準割合の2分の1で試算すると、固定資産税額は7万円で軽減税額も7万円です。今回の特例として、特例割合を3分の1で試算すると、固定資産税額は4万7,000円で軽減税額は9万3,000円となりますので、特別割合を3分の1にすることで、軽減額は約2万3,000円の増となります。それが佐野市の財政への影響となりますが、どれくらいの投資がされるかわかりませんので、その試算はできませんとの答弁がありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、議案第93号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第94号 佐野市都市計画税条例の改正についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。  質疑はなく、討論もなく、議案第94号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第99号 字の廃止並びに町及び字の区域の変更についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。  委員より、地方自治法で地元へ字の廃止について説明する必要はないと読んだが、今後の地元への周知をする説明会やスケジュール等があったら教えてほしいとの質疑に対し、当局より、字の廃止並びに町及び字の区域の変更について、必要な町会との協議は全て済んでいますとの答弁でありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、議案第99号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定されました。  次に、議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。質疑を申し上げます。  委員より、社会保障・税番号制度構築事業費で情報連携やほかのシステムとつながるという改修と聞いているが、改修によって税番号制でいろいろ連携すると、事務関係の手間や効率化につながると思うが、事務の効率化を生じるのかとの質疑に対し、当局より、転入手続の児童手当の申請においては、情報連携により前住所地の税の照会ができ、所得証明書などの添付書類が不要となりますので、即時処理が可能になるなど効率化や利便性が図れますとの答弁がありました。  委員より、(仮称)出流原PAスマートインターチェンジ整備事業費について、29年度事業内容は測量すると聞いているが、1,100万円全て測量に係る費用なのかとの質疑に対し、当局より、今年度の補正の内容は路線測量のほかに協議用の図面作成も計上していますとの答弁がありました。  ほかに質疑はありませんでしたので、質疑を終結し、討論はなく、議案第114号関係部分は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  以上が当委員会に付託されました全案件の審査の経過とその結果でございます。当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げて、報告といたします。 ○議長(井川克彦) 次に、厚生常任委員会委員長木村久雄議員。          (委員長 木村議員登壇) ◎厚生常任委員会委員長(木村久雄) ただいまから厚生常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。  当委員会は、9月11日午後1時32分、委員会室において、委員全員出席のもと、当局から落合副市長、飯塚副市長、市民生活部長こども福祉部長健康医療部長のほか関係職員が出席し、議会より正副議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。  当委員会に付託されました案件は、お手元に配付の委員会審査報告書のとおりでございます。  まず最初に、議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。  委員より、子ども・子育て支援事業計画推進事業費13万7,000円の部分で、会議を多くやるので見直しをするということだが、内容をお伺いしたいとの質疑に対し、当局より、子ども・子育て会議は、当初は委員20名で2回の開催を予定していました。平成27年度から31年度までの計画の中で、平成28年度のゼロ歳児から14歳までの人口の実績が出て、計画当初と乖離しており、見直しを図るため1回会議を追加します。それと、小規模保育事業選定部会を設置し、2歳までで19人以下の小規模保育の事業者を募集しています。子ども・子育て会議全体で審議するのではなく、部会を新たに設け、5人の委員が2回会議を開くということで、その報酬を見込み、計上したものですと答弁がありました。  委員より、田之入老人福祉センターで屋上の防水工事とのことだが、屋上の形状はどのようになっているのかとの質疑に対し、当局より、田之入老人福祉センターは昭和47年5月に建設されており、築45年を経過しています。屋根は平らで陸屋根式ですとの答弁がありました。  委員より、こどもクラブ施設整備事業費の中で、旧田沼庁舎の解体した後にこどもクラブを新設する計画ということだが、解体費用が児童福祉総務費で行うということについてお聞きしたいとの質疑に対し、当局より、旧田沼庁舎の本館については、あそ野こどもクラブの場所に選定しました。旧田沼庁舎の解体する目的は、こどもクラブをつくることですので、解体費用について合併特例債が使用できるということですと答弁がありました。  委員より、合併特例債は全額という理解でよろしいのかとの質疑に対し、当局より、対象経費の95%が起債できますとの答弁がありました。  委員より、昨年度から健診スタートブックが始まり、28年度の受診率が上がったかの評価はしたと思うが、今年度、半期分で受診率が上がったかの把握はしているのかとの質疑に対し、当局より、今年度は年度途中で集計等はしておりませんが、昨年度より上がる見込みですとの答弁がありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、議案第114号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第115号 平成29年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。  委員より、前期高齢者交付金について、補正前の額は妥当だったのか。何をもって前期高齢者交付金を決定づけたものかとの質疑に対し、当局より、前年度の額、被保険者の数、そういうことを算定の根拠としていますが、計算式が複雑で、主に被保険者の数によって金額が左右されてしまいます。全国的に、全国全ての被保険者の数に占める前期高齢者の人数の割合で調整しますので、その被保険者の数が予算上は多かったのかということで、精算による減額ということですとの答弁がありました。  委員より、保険給付費に一般被保険者診療報酬給付費が2億円、一般保険者高額療養費給付金が1億円ということで3億円増額をしており、それは給付費の不足や不測の事態に備えるという考えというが、補正前の額を見て決して少なく見積もりしたわけではないと思う。大変な余剰であると認識をするが、市はどのように考えているのかとの質疑に対し、当局より、保険給付費の増額は27年度、28年度決算の中で、C型肝炎の対象者やオプジーボを使う対象者の方が潜在的にある程度人数がいるということで、この部分について繰越金があったので手当てをさせていただいたことです。そういう面から見れば、財政的にはかなり安定していると感じているところで、1人当たりの財政調整額、繰越金の額、基金の積立額を被保険者の数で除した財政調整額というのは高いもので、県内佐野市の1人当たりの調整額や医療費の状況を考えれば、何でこういう状況になるのかをゼロベースで検討する必要があり、また納付金額制度も始まりますので、これからいいタイミングかと考えていますとの答弁がありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、岡村委員より反対討論があり、採決の結果、起立多数により、議案第115号は原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第118号 平成29年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定)補正予算(第1号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。  委員より、在宅医療・介護連携推進事業費で相談支援をしていくということだが、28年度は医師会から派遣をされた人が1人いて、今年度は市の職員に切りかわったと理解しているが、どうしてそういう経過があったのかとの質疑に対し、当局より、在宅医療・介護連携のコーディネーターは、平成27年度、28年度については佐野市の医師会が県の事業の委託を受けて行っていたものです。コーディネーターが必要ということで1名配置をして、その職員は医師会の職員で、任用して事業を実施したものです。今年度は再任用ということで、市の職員に戻っていただき、執行している形になっていますとの答弁がありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、議案第118号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第119号 平成29年度佐野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。  質疑はなく、討論もなく、議案第119号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第121号 平成29年度佐野市病院事業会計補正予算(第1号)を議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。主な質疑を申し上げます。  委員より、この会計は3月31日で終わって、その後、欠損金は何の処理も必要ないという考えでよろしいのかとの質疑に対し、当局より、民間譲渡になった場合、企業会計は閉じることになりますが、この欠損金については、決算書には計上されますが、どこかに引き継ぐという性質のものではありません。企業債の償還部分については、引き続き償還されますとの答弁がありました。  委員より、償還がどちらになるのか。病院側か、佐野市が引き継ぐのかとの質疑に対し、当局より、企業会計は閉じることになりますので、市が引き継ぐことになると考えますとの答弁がありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、議案第121号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  以上が当委員会に付託されました全案件の審査の経過とその結果でございます。当委員会の決定に対し、各位の賛同を賜りますようお願い申し上げます。これで報告とさせていただきます。 ○議長(井川克彦) 次に、経済文教常任委員会委員長、川嶋嘉一議員。          (委員長 川嶋議員登壇) ◎経済文教常任委員会委員長(川嶋嘉一) ただいまから経済文教常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。  当委員会は、9月12日午前9時2分、委員会室において、委員全員出席のもと、当局から落合副市長を始め、教育長、教育総務部長、産業文化部長、観光スポーツ部長ほか関係職員が出席し、議会より議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。  当委員会に付託されました案件は、お手元に配付の委員会審査報告書のとおりでございます。  議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分を議題とし、当局の説明を求め、審議に入りました。  委員より、農政総務事務費は栃木県農業振興公社からの受託事業で、臨時職員の任用の費用ということだが、農地集積推進委員の具体的な業務はとの質疑に対し、当局より、農地集積の推進については、農地中間管理事業の効率的で効果的な展開のために、地域の実情に熟知している方の援助等が必要ということで、農家の方が土地を貸したい、借りたいとかの相談に乗り、その後この農地について個人的でなく、地域、集落での話し合いを通じて農地集積、集約を進めて契約事務を行う業務ですとの答弁がありました。  委員より、農地集積推進委員がそれぞれの地域に出向いても指導的な立場で活動するという話があったが、7月に農業委員会が新しくなり、農業委員と佐野市は農地利用最適化推進委員が新しく任命されました。委員が地域に出向いて活動するということは、農業委員会と各地域に農地の利用推進が生まれるわけで、その人たちとの兼ね合いはある程度考えているかの質疑に対し、当局より、今後は農地利用最適化推進委員さんと協議して進めていくことは必要であると考えており、まず土地改良事業の地域として馬門、赤城地区が最初に進める中心になりますとの答弁がありました。  委員より、中山間地域実践活動支援事業費60万円の補助の内容はの質疑に対し、当局より、この補助は定額の60万円で決まっています。内容は、ハウスが2棟、ヤマブドウの苗が60本、案内看板1基ですとの答弁がありました。  委員より、両毛食肉センター解体支援事業は、当初予定より大きく工事費が上がって8,000万円、そして不足分の2,000万円を足利市、桐生市、佐野市で負担するために、佐野市が457万円を負担するということで、3市の負担比率はどういう計算方式になっているのかの質疑に対し、当局より、今回の負担割合は2,000万円を1,000万円ずつに分けまして、まず1,000万円については足利市、佐野市、桐生市の出資割合で案分をし、残りの1,000万円は両毛食肉センターの利用割合で案分しました。結果、佐野市が457万円を負担するものでして、足利市は1,226万円、桐生市は317万円となり、合計2,000万円ですとの答弁がありました。  委員より、株式会社どまんなかたぬま配当金の内容について確認したいとの質疑に対し、当局より、配当は250万円です。その額は、佐野市が保有しています500株に対する利益配当が10%ということで、株主総会で決定になったものですとの答弁がありました。  委員より、全国山城サミット佐野大会開催事業費800万円の詳細はとの質疑に対し、当局より、頂上駐車場のアスファルト状態がひび割れ等で非常に悪いため、2,000平方メートルの舗装を行い、山城サミットを開催いたしますとの答弁がありました。  委員より、非常用照明設備の交換について、郷土博物館、田沼図書館、中央公民館の3カ所についての内容はとの質疑に対して、当局より、郷土博物館は低天井型3メートル以下19カ所、中天井型3メートル以上12カ所、合計31カ所ですが、常設展示室の天井が高さ6メートルのため、高所作業用の足場経費一式が含まれています。田沼図書館は、中天井型が29カ所、残り5カ所が低天井型の通常電灯と、非常用併用型が5カ所、合計34カ所の改修になり、高所作業用の足場の設置も見込んでいます。中央公民館は、全体で44カ所、1階、2階がそれぞれ14カ所、3階が16カ所です。なお、3館とも全て非常用照明設備のLED化ですとの答弁がありました。  ほかに幾つかの質疑がありましたが、質疑を終結し、討論はなく、議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分については、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  以上が当委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果であります。当委員会の決定に対し、各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げて、報告といたします。 ○議長(井川克彦) 次に、建設常任委員会委員長、田所良夫議員。          (委員長 田所議員登壇) ◎建設常任委員会委員長(田所良夫) ただいまから建設常任委員会に付託されました案件の審査の経過とその結果についてご報告申し上げます。  当委員会は、9月11日午前9時2分、委員会室において、委員全員出席のもと、当局から落合副市長を始め都市建設部長、都市建設部次長ほか関係職員が出席し、議会より副議長を始め事務局長ほか関係職員が出席し、開会されました。  当委員会に付託されました案件は、お手元に配付の委員会審査報告書のとおりでございます。  まず最初に、議案第95号 佐野市道路占用料徴収条例の改正についてを議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。質疑を申し上げます。  委員より、占用料が3%ほど上がるということだが、昨年のもので試算されているのであれば、どの程度になるのかとの質疑に対して、当局より、28年度の実績ですが、今回の3%アップということではじきますと、約1,870万円、おおよそ190万円の増となります。パーセントでいいますと11%増ということになりますとの答弁がありました。  委員より、全体で3%増の引き上げということで、参考資料の新旧対照表を見ると、ほぼ多くのものが上がり、一部下がるものが見受けられるが、広告塔、看板、旗ざおなど一部下がるものの理由は何かとの質疑に対して、当局から、下がる部分については国からの通達をもとに算出していますので、過去の改正についても同様ですとの答弁がありました。  ほかに質疑はありませんので、これをもって質疑を終結し、討論はなく、議案第95号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第96号 佐野市公共物管理条例の改正についてを議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  質疑はなく、討論もなく、議案第96号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第97号 佐野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の改正についてを議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  委員より、従来はA地区、B地区ということであり、A地区の中身とB地区の違いを見ると、A地区のほうが建築の制限対象が多いということだと思うが、それが今回全部A地区になると、全面的に厳しい内容に統一されるという理解でよろしいかとの質疑に対して、当局から、当初のB地区は既存の建物が残ってしまいまして、それを既存宅地として扱うためにA地区とB地区を分けたところです。今回B地区の既存の建物が移転したことで、全体をA地区の仕様に変えたということですとの答弁がありました。  委員より、A地区の基準にならなかったのはなぜかとの質疑に対して、当局より、以前は印刷業を営む事業所兼住宅が建っていたためですとの答弁がありました。  ほかに質疑はありませんので、これをもって質疑を終結し、討論はなく、議案第97号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第98号 土地の処分についてを議題とし、当局の説明を求め、質疑に入りました。  委員より、残っている区画の今後の見込みを教えてほしいとの質疑に対して、当局より、残りは3区画で1.4ヘクタールです。起債事業ですので、早いうちに売り払いたいと思いますとの答弁がありました。  ほかに質疑はありませんので、これをもって質疑を終結し、討論はなく、議案第98号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第100号 市道路線の認定についてを議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  委員より、市道の認定で南側の産業団地のほうから北に上がっていき、その先のインターチェンジに行く大型車両などはどのような道筋を通ってインターに行くのか。そのような流れをつくる意図があって道をつくったのか。また、行きどまりの道もあり、本来のアクセスとは違うと思うが、その考え方を聞きたいとの質疑に対し、当局より、提案の2カ所は西浦・黒袴地区の区画整理の事業内の道路部分を市道として認定するもので、今回お願いするものですとの答弁がありました。  委員より、具体的に地図でいうと西側の南側から市道が新たに始まるが、丁字路のところで南からインターに行く際にどちらに案内するのかとの質疑に対し、当局から、丁字路については今回犬伏303号線、新たに市道認定する道路は幅員が9メートルありますので、こちらにも車が相当数流れてインターの動線となると考えていますとの答弁がありました。  ほかに質疑はありませんので、これをもって質疑を終結し、討論はなく、議案第100号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)関係部分を議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  質疑はなく、討論もなく、議案第114号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第116号 平成29年度佐野市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  質疑はなく、討論もなく、議案第116号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第117号 平成29年度佐野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  質疑はなく、討論もなく、議案第117号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  次に、議案第120号 平成29年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)を議題とし、市当局の説明を求め、質疑に入りました。  委員より、前年度繰越金の確定に伴って、その部分を公債費の償還に充てたとのことだが、返済残高について伺いたいとの質疑に対して、当局から、定期的に償還していまして、残金は5億5,127万9,000円ですとの答弁がありました。  ほかに質疑はなく、討論はなく、議案第120号は採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可とすることに決定いたしました。  以上が当委員会に付託された全案件の審査の経過と結果であります。当委員会の決定に対し、各位のご理解を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。 ○議長(井川克彦) 以上をもって各委員長の報告は終わりました。  これよりただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  この際、申し上げます。委員長の報告に対する質疑は、委員会の審査の経過及び結果に対する質疑でありますので、ご了承願います。  質疑はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  17番、岡村恵子議員。          (17番 岡村議員登壇) ◆17番(岡村恵子) それでは、討論をさせていただきます。  ただいま上程されております議案第93号 佐野市税条例の改正についてから議案第100号 市道路線の認定についてまで、そして議案第114号 平成29年度佐野市一般会計補正予算(第3号)から議案第121号 平成29年度佐野市病院事業会計補正予算(第1号)までにつきまして、議案第115号 平成29年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号)につきましては反対を申し上げます。あとの議案につきましては、賛成をいたします。  反対する理由を申し上げます。今回の補正は、前年度の黒字分を今年度の会計の中に繰り入れるものです。平成24年度から国保会計は黒字が続いてきました。その理由として、平成24年度には5億円に上る市民への負担増として保険税の値上げが行われてきました。その結果、平成28年度末には約16億5,800万円の基金が積み上げられているという結果となっております。  今回、平成28年度に使い切れなかったお金を、平成29年度の国保会計の中に繰り入れるということでありますが、療養諸費に2億円、高額療養費に1億円、財政調整基金に2億8,385万3,000円を繰り入れるということであります。平成28年度の実績では、療養給付費は予算時点で約78億6,000万円でしたが、決算では約73億4,800万円であり、今回2億円がプラスされれば、約78億9,000万円になります。高額療養費では、平成28年度決算では予算時点で約10億5,900万円、そして決算時点では9億9,000万円であります。今回1億円がプラスされれば、11億8,700万円以上となります。  これら療養諸費や高額療養費の繰り入れは、市当局は不測の事態を想定してと述べておりますが、不用額になれば財政調整基金に積み上げられるわけです。前年度に使い切れなかったお金を、計算上このように繰り入れなければならないということは理解できますが、市民に保険税値下げという形で還元するべきです。  以上の理由で、今回の補正予算には反対いたします。  以上で討論といたします。 ○議長(井川克彦) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(井川克彦) ほかに討論はありませんので、これをもって討論を終結いたします。  これより議案第93号から第100号まで及び議案第114号から第121号まで、以上16件を採決いたします。  採決は、電子表決システムにより行います。  議題のうち、まず議案第93号から第100号まで及び議案第114号、以上9件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。原案に賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第93号から第100号まで及び議案第114号、以上9件はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第115号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。原案に賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、議案第115号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第116号から第121号まで、以上6件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。原案に賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第116号から第121号まで、以上6件はいずれも原案のとおり可決されました。 ○議長(井川克彦) 日程第2、議案第101号から第113号まで、以上13件を一括して議題といたします。  ただいま議題となっております案件は、いずれも決算審査特別委員会に付託された案件でありまして、お手元に配付のとおり、委員長より審査報告書が提出されております。よって、提出された報告書については朗読を省略し、要旨を会議録に登載することにいたします。                                                                                             平成29年9月21日   佐野市議会議長  井  川  克  彦  様                                   決算審査特別委員会                                      委員長  篠  原  一  世                   委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会は、平成29年9月5日付託された案件について、同月14日、15日、19日及び20日に委員会を開催し、審査の結果、次のとおり決定したので、佐野市議会会議規則第102条の規定により報告します。 1 議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定について                 2 議案第102号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定について   3 議案第103号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計直営診療施設勘定歳入歳出決算の認定につ           いて                                         4 議案第104号 平成28年度佐野市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について          5 議案第105号 平成28年度佐野市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について         6 議案第106号 平成28年度佐野市自家用有償バス事業特別会計歳入歳出決算の認定について        7 議案第107号 平成28年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定歳入歳出決算の認定について   8 議案第108号 平成28年度佐野市介護保険事業特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算の認定につ           いて                                         9 議案第109号 平成28年度佐野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について         10 議案第110号 平成28年度佐野市佐野田沼インター産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について11 議案第111号 平成28年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定につい           て                                         12 議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定について                    上記は、いずれも認定すべきものとする。 1 議案第112号 平成28年度佐野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について             上記は、原案を可とし、及び認定すべきものとする。                                                                       平成28年度決算審査要望書  (行政改革の推進) 1 行政改革は不断の取組である。本市も平成18年3月から3次にわたり行政改革大綱を策定し改革を断行してきた結果、平成28年度も相当の効果を上げた。   しかし、超高齢社会に起因する社会保障費増や人口減少に伴う税収減など、今後は、更に自主財源の減少が懸念されるため、改革の手を緩めることはできない。   そこで、行政評価を行うに当たっては、事務事業の効果を検証し、選択と集中を徹底されたい。  (市有施設の適正配置) 2 昭和40年代に建設された市有施設の老朽化が急速に進んでいる。今後その維持管理費用や更新費用などの財源をどのように確保していくかという課題は、行財政運営にとって極めて大きな問題となり、持続可能な行政サービスを提供していく上で鍵を握ると思われる。   そこで、市有施設の適正配置を行うに当たっては、市民が市有施設に望む役割や機能、利用状況等を十分に精査し、より効率的・効果的な維持・管理・運営方法及び施設の再配置を大胆かつ柔軟に実施されたい。  (出流原PA周辺総合物流開発整備の推進) 3 これまで出流原PAスマートインターチェンジ推進事業を着実に進めた結果、平成29年8月4日付けで(仮称)出流原PAスマートインターチェンジの北関東自動車道への連結が許可された。このことは、出流原PA周辺総合物流開発整備に向け大きな弾みとなった。出流原PA周辺総合物流開発整備は、産業の振興及び地域経済の活性化につながることはもとより、観光振興の側面からも大いに期待されるため、その事業化に向け邁進されたい。  (防災・減災対策) 4 国土交通省関東地方整備局は、平成27年9月の関東・東北豪雨を受けて利根川水系の洪水想定を見直した。旗川では浸水域が従来想定の1.6倍に広がり、浸水は大古屋町で8.2メートルに達し、秋山川では浸水域が1.9倍、浸水は越名町で10.4メートルに引き上げられた。   本市でも、関東・東北豪雨の際は、三杉川左岸堤防が決壊し大きな被害を受けたことは記憶に新しいところであり、本年7月の九州北部豪雨でも甚大な被害が発生した。   こうした近年の豪雨多発に備え、日頃から地域での防災訓練を実施するとともに、本市のタイムラインに基づいた避難勧告等発令体制に万全を期されたい。  (人口減少及び子育て支援対策) 5 総務省が7月5日に発表した人口動態調査によると、日本の人口は1億2,558万3,658人で、前年から30万8,084人減り、65歳以上の老年人口の割合は27.17%に達した。   人口減少に歯止めをかけるには、合計特殊出生率の上昇が必要であり、そのためには、待機及び保留児童対策など女性が働きながら子どもを産み、育児ができる環境を整備することが最も重要である。   そこで、次世代に持続可能な社会を引き継ぐため、子育て世代の定住や就労を促す取組を積極的に推進されたい。  (小中学校適正配置の推進) 6 田沼西地区小中一貫校の平成32年度開校に向け、その取組を田沼西地区の住民や保護者などに対し説明会を開催したり、開校だよりを発行するなど、丁寧に進めていることがうかがえる。一方、施設整備に係る実施設計が平成29年度に繰り越されたこともあり、開校に向けては、ハード・ソフトの両面において遺漏のないよう進められたい。   また、葛生地区及び赤見地区においても、子どもたちにとって望ましい教育環境の実現を目指し、適正配置計画のとおり実施されるよう努められたい。  (国保医療費の適正化及び財政の健全化) 7 国民健康保険を安定的に運営するためには、医療費の適正化は必要不可欠である。疾病予防・早期発見・早期治療を目的に特定健康診査及び特定保健指導を行っているが、その受診率及び支援実施率は低調であり、向上の兆しがうかがえない状況にある。また、平成30年度から栃木県が国民健康保険の財政運営の責任主体となることから、各市は県が県内の医療費を推計して算出する国保事業費納付金を納付することとなる。   これらのことから、特定健康診査受診率及び特定保健指導支援実施率の向上、ジェネリック医薬品の普及促進等を図り、医療費の適正化を推進するとともに、収納率向上対策などを着実に実施し、財政の健全化を目指されたい。  (公共交通の再構築) 8 平成28年度から、公共交通空白地域の解消を含め、公共交通ネットワークの再構築を図るため、地域公共交通網形成計画の策定に向けた取組が始まったところである。再構築に当たっては、民間バス路線も含め、多くの市民が利用しやすい公共交通となるよう努められたい。   特に、市営バスの新規運行や支線の運行に当たっては、それぞれの地域に即した運行形態とされたい。加えて、市営バスの利用者数及び使用料は増加しているものの、収支状況は依然として厳しい状況にあるため、利便性の向上はもとより、収支率の改善の観点にも十分留意されたい。  (介護保険事業の充実) 9 介護保険制度は、創設以来17年を経過し、65歳以上の被保険者数が約1.5倍に増加するなかで、サービス利用者数は約3倍に増加し、高齢者の介護に無くてはならないものとして定着している。   超高齢社会が急速に進む中、高齢者の自立支援と要介護状態の重度化を防ぎ、地域共生社会の実現を図れるよう配慮し、介護サービスを必要とする市民が必要なサービスを受けられるよう努められたい。 ○議長(井川克彦) これより委員会の審査の経過及び結果について委員長より報告を求めることにいたします。  決算審査特別委員会委員長、篠原一世議員。          (委員長 篠原議員登壇) ◎決算審査特別委員会委員長(篠原一世) ただいまから決算審査特別委員会に付託されました案件の審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、お手元に配付の委員会審査報告書のとおりでございます。  当委員会は、9月6日、議員全員で構成する決算審査特別委員会協議会を開催し、審査日程、審査方法等について協議を行いました。そして、9月14日の委員会冒頭で理事会が設置され、審査日程は9月14日、15日、19日及び20日の4日間、午前9時から委員会を開催することとし、審査方法は、まず一般会計歳入歳出決算、次に各特別会計歳入歳出決算及び水道事業会計利益の処分及び決算並びに病院事業会計決算の順序で審査を行い、質疑時間は答弁を含めてそれぞれ1人60分以内で行うことに決定いたしました。一般会計については13名、各特別会計及び各企業会計については7名の委員が質疑を行いました。質疑は3日間にわたり行われましたが、その内容につきましては議員各位がご承知のとおりでございますので、省略させていただきます。  9月20日の理事会において、9項目の要望事項を取りまとめ、お手元に配付のとおり、平成28年度決算審査要望書として当局に要望することに決定いたしました。  次に、討論に入り、岡村委員より議案第101号、議案第102号、議案第107号及び議案第109号、以上4件について反対、その他の9件については賛成の討論があり、横田委員、久保委員、木村委員及び亀山委員より議案第101号から第113号まで、以上13件について賛成の討論があり、採決の結果、議案第101号、議案第102号、議案第107号及び議案第109号、以上4件については起立多数で、議案第103号から第106号まで、議案第108号、議案第110号、議案第111号及び議案第113号、以上8件については起立全員でいずれも認定することに決定いたしました。議案第112号については、起立全員で原案どおり可とし、及び認定することに決定いたしました。  以上が当委員会に付託されました案件の審査の経過及び結果であります。当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(井川克彦) 以上をもって委員長の報告は終わりました。  これよりただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  この際、申し上げます。委員長の報告に対する質疑は、委員会の審査の経過及び結果に対する質疑でありますので、ご了承願います。  質疑はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  17番、岡村恵子議員。          (17番 岡村議員登壇) ◆17番(岡村恵子) それでは、討論を行わせていただきます。  上程されております議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第111号 平成28年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、そして議案第112号 平成28年度佐野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてと議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定について、以上13議案のうち、議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算、議案第102号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)歳入歳出決算、議案第107号 平成28年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定歳入歳出決算、議案第109号 平成28年度佐野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、この4議案につきましては反対を申し上げます。あとの9議案につきましては、賛成いたします。  それでは、それぞれ反対議案につきまして、その理由を申し上げます。まず、議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算についてであります。市税全体は、若干増が図られてきておりますが、依然として市民の暮らしは、消費税増税や税と社会保障の一体改革などにより厳しい状況であると言わなければなりません。国政との関係では、アベノミクスの破綻と消費税頼みの路線の破綻を国民に押しつけるとともに、軍拡推進の道を暴走する状況が進んできていると言わなければなりません。  この間進められてきた構造改革や新自由主義の中で、雇用破壊なども生じ、非正規雇用の拡大が進んできました。このことにより、子供や若者たちに厳しい貧困状況をつくってきました。子供の貧困率は16.5%であり、大変社会問題にもなっております。また、ひとり親世帯の貧困率は50%以上という状況であります。高齢者も、年金削減と医療や介護の負担増で、生活と命が切り縮められてきております。このような状況でありますので、市は国の悪政の防波堤となり、地方自治体としての責務であります市民の暮らしや福祉増進のために全力を尽くすべきです。  しかし、本市の財政運営は、総合計画に計上されたものは重点配分とし、例を挙げればインランドポート事業に続き、出流原パーキングエリア周辺総合物流開発整備事業に乗り出す財政運営になっております。今後この事業にどれだけの財源が必要になってくるのかも不透明であります。このような開発事業を進めながら、しっかりとした健全財政を保っているということは、市民へのしわ寄せがさまざまな形で押し寄せていると言えます。経常収支比率87.6%は弾力性に欠けてきているという指標になってあらわれています。  このような中、市長公約等を聖域として、市民の切実な問題ではさまざまな手法で予算を切り縮める形になってきております。市民の暮らしにかかわる予算確保という点では、切実な声を上げてもなかなか道が開けないというのが、この間の状況であります。基金全体では、特別会計も入りますが、97億円が積み上げられている状況であります。市民の声に耳を傾け、そして市民に目を向けて、市民のために充実した施策をもっと提供する方向に向かうべきではないでしょうか。そうしてこそ、本当の意味での地方再生が図られるということを指摘したいと思います。以上意見を述べ、平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定については、反対をいたします。  次に、議案第102号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)歳入歳出決算についてであります。被保険者の所得の状況は、200万円以下の世帯がますます増加している状況であります。このような中、市民には大変な保険税の負担がのしかけられております。国保会計は、平成24年度から黒字の状況が続いておりますが、この平成24年度には大変な値上げが行われました。影響額は、5億円の値上げでありました。このときから黒字決算が続いています。平成28年度も、8億円にも上る歳入歳出差し引きの状況です。財政調整基金は、平成28年度末で16億円以上にも上っています。  一方、払い切れず滞納すれば、資格証明書の発行や差し押さえが、いやが応でも行われています。国が負担を減らしてしまっていることに一番の要因がありますが、市民のことを考えるなら、市独自でも財源を捻出して保険税の引き下げに全力を挙げ、社会保障としての安心できる国保制度に向かうべきです。来年度からは広域化になりますが、市としてできることとして、保険税引き下げを求めておきたいと思います。  次に、議案第107号 平成28年度佐野市介護保険事業特別会計保険事業勘定歳入歳出決算についてであります。平成28年度は、第6期の2年目の年ですが、見直しが行われるたびに保険料の値上げが行われてきました。本市の保険料は、第5期では基準月額が5,000円でありましたが、第6期では5,763円になりました。この6期では、初めて保険料の軽減のために公費が投入されました。第1段階の人たちへの軽減のために、2,214万4,500円が軽減額として投入されました。これまで国は、この公費負担について、保険料引き下げのためということは禁じていたわけですが、国もいよいよこのように公費負担認めざるを得なくなってきたと言えると思います。しかし、この軽減策の第1段階の方々は、第5期計画よりも第6期計画のほうが値上げをされているという状況であります。この公費負担は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1、軽減のために公費投入されました。  そして、一方介護サービスは、制度改正でどんどん切り縮められてきているのが実情であります。在宅介護では、1割から2割の利用料に引き上げられた人たちもおり、限度額に対する利用率は要支援で39.5%、要介護で61.3%ということですから、思うように利用できていないのが実情であります。また、特別養護老人ホームの待機者が332人おり、施設の状況も大変厳しい状況です。安心できる介護保険制度からは、どんどんと遠ざかっています。  今年度からは、要支援の人たちの介護サービスが打ち切りとなり、地域で支え合う総合事業に順次移行させられております。高齢者が高齢者を支える制度として、さま変わりしてきております。そして、今後利用料をさらに3割負担を導入するなど負担をふやす方向も検討されております。根本的には、この介護保険制度についても、国が負担を減らしてしまってきていることに一番の要因があります。しかし、市としても安心できる介護保険制度、全力を尽くすべきだということを求めまして、反対といたします。  次に、議案第109号 平成28年度佐野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてであります。平成20年度から始まった後期高齢者医療制度ですが、75歳になれば、いやが応でもこの医療制度に加入させられるわけです。75歳という年齢によって、他の医療制度と区別される制度ですが、この制度創立以来、年齢で差別する制度として、あらゆる層の方々から反対の声が上がってきました。高齢者人口がふえればふえるほど、保険料の負担がふやされる仕組みになっています。今年度からは、保険料軽減措置の段階的な廃止も行われ、平成30年度はこの軽減措置が廃止となります。本市では、保険料滞納によります罰則で、2カ月有効の短期保険証の発行が54人に行われています。長年社会に貢献してきた高齢者の医療制度として、高齢者を差別するこの医療制度は廃止にして、以前の老人保健制度に戻すべきであります。  以上、4議案の反対の理由を申し上げました。あとの9議案につきましては、賛成いたします。  以上、討論といたします。 ○議長(井川克彦) 13番、横田誠議員。          (13番 横田議員登壇) ◆13番(横田誠) ただいまより、新風を代表いたしまして、議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定についての全13議案に対して賛成の立場で討論いたします。  平成28年度は、国の補正予算にしっかりと対応しつつ、消防庁舎建設事業、こどもクラブ施設整備事業、田沼西地区小中一貫校整備事業、(仮称)葛生行政センター整備事業、田沼庁舎新館改修事業など、予定された事業の着実な執行がされたことを評価いたします。  財政状況についてですが、まず一般会計につきましては、当初予算465億5,000万円、年度中の補正7回の合計27億1,600万円、繰り越し事業等繰越額合計10億1,700万円の予算現額502億8,400万円となり、481億4,900万円の歳入決算となりました。  一方、歳出決算では454億1,700万円であり、歳入歳出差引額は27億3,100万円で、うち繰り越し財源2億6,500万円を差し引いた平成28年度実質収支額は24億3,500万円、さらに平成27年度の実質収支額25億400万円を差し引いた単年度収支額はマイナス6,900万円となっています。  しかしながら、財政調整基金は8,200万円の増、減債基金は100万円の増となり、この2つを合わせた財政調整的基金は対前年度比8,300万円の増となり、現在高は57億4,000万円であり、適正とされる標準財政規模の10%以上の範囲となりました。また、健全化判断比率の実質公債費比率が平成27年度の4.8%より改善され3.8%となったこと、さらには将来負担比率も数値なしとなったことなどを勘案しますと、財政の健全性が保たれた決算の結果と判断できますので、賛意を申し上げます。  次に、特別会計についてですが、国民健康保険事業を含めた10事業では、前年度に比べ1億2,790万円の収入増となっていることが確認できました。国民健康保険事業特別会計につきましては、実質収支が前年度よりも1億4,800万円減額の8億9,000万円となっています。こうした状況下、被保険者数は減少傾向にあり、高齢化の進展に伴い医療費は増加傾向にあるため、1人当たりの医療費が増加していくことが予想されますので、健康寿命の延伸など医療費適正化に向けた取り組みが喫緊の課題と言えます。こうした認識を踏まえ、健康マイレージ事業のような医療費適正化の効果が被保険者の皆さんに直接還元される取り組みなど、健康づくり、疾病予防等へのインセンティブ等の仕組みについて早急に検討していくことを期待いたします。  また、ジェネリック医薬品の利用を促進することは、被保険者の自己負担額を軽減するとともに、保険給付費を削減することに効果があると思いますので、さらなる利用促進策を講じていただきますことを願います。  後期高齢者医療特別会計につきましては、実質収支55万1,000円となっています。この状況下、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度の中低所得者の保険料について、段階的に軽減措置を行っている特例が廃止されることにより、今後は多くの高齢者の負担がふえることが予想される状況となってきています。後期高齢者に適切な医療給付を行うという法の趣旨からも、資格者証明書の発行を余儀なくされる高齢者を生み出さないために、保険料の支払い困難な高齢者への懇切丁寧な相談体制の確立を強く求めます。  一般会計とともに、さきに述べた以外の公営事業会計の決算審査から、国の示す制度改正の動向を注視しつつ、それらへの迅速な対応の必要性と、地域の実態とともに新たな課題等への対策を講じる必要性が見えてきました。依然として厳しい財政状況にある我が国と同様に、人口減少や合併特例措置の終了など歳入減によって本市も厳しい財政状況に置かれています。そういった状況にありながら、基礎自治体として市有施設の老朽化に対応した施設整備を計画的に実施していく必要に迫られています。市有施設については、インフラ施設と合算で、今後40年間に4,000億円近い更新費用がかかると見込まれ、年間では110億円程度の財源を確保しなければならない計算になります。今後の財政見通しでも、市有施設の更新や維持管理に支出できる財源には限りがあることから、現在の施設をそのまま保有し続け、更新することは困難な状況です。ですから、各施設の設置目的、その地域に設置された歴史的背景を踏まえ、市有施設の適正配置や更新に当たり、地域との対話を通して適正配置の趣旨への理解を深めていただくとともに、地域特性を考慮した意思決定が行われ、さらには民間活力の活用を念頭に置きながら、市有施設適正配置計画を推し進めていただくことを願うものであります。  以上のようなことから、平成28年度の決算は、行政経営方針のもとに選択と集中による事務事業の整理、統合を図りながら、着実かつ適正に予算執行された結果であると判断いたします。決算書にある数字上では見えづらい数多くの事務事業の推進の裏で、ご活躍いただいた職員皆さんの並々ならぬご努力と、決算審査の質疑によって積み上げられた結果が、佐野市のさらなる飛躍につながりますことを心から願いまして、新風を代表しての賛成討論とさせていただきます。 ○議長(井川克彦) 15番、久保貴洋議員。          (15番 久保議員登壇) ◆15番(久保貴洋) ただいまより蒼生会を代表いたしまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。  決算審査特別委員会に付託されました議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定についてまでの全13議案、全議案について賛成であります。  まず、平成28年度の予算執行につきましては、総合計画後期基本計画に基づき、平成28年度佐野市行政経営方針の推進を基本姿勢とし、佐野市まち・ひと・しごと創生総合戦略の積極的な推進など人口減少の克服に挑戦するとともに、合併による交付税の特例措置終了に向けて、基本的自治体に必要な施設の整備と長寿命化を進めるための予算を編成し、事業を執行されました。  平成28年に執行した主な事業は、地域の特色を生かした快適なまちづくりのため、消防本部庁舎建設事業や都市計画道路3・4・201号高砂植下線整備事業を執行されました。やさしくふれあいのある健康福祉づくりのため、こどもクラブ施設整備事業や、年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業を執行されました。豊かな心を育む教育・文化づくりのため、田沼西区小中一貫校整備事業や小中学校の改修事業を執行されました。市民みんなでつくる夢のあるまちづくりのため、葛生行政センター整備事業や田沼庁舎新館改修事業が執行されました。また、魅力と活力ある産業づくりのため、インランドポート整備事業、西浦・黒袴第二工区公共施設整備事業が予定どおりの予算執行がなされたと大いに評価をいたします。  平成28年度の一般会計予算は502億8,412万5,279円となり、これに対しての決算額につきましては、歳入481億4,950万7,209円、歳出454億1,778万8,568円で、歳入歳出差引額で27億3,171万8,641円の残額が生じましたが、このうち翌年度への継続費逓次繰り越し財源276万7,324円及び繰越明許費の繰り越し財源2億9,380万4,260円を差し引いた24億3,514万7,057円が平成28年度一般会計の実質収支です。今後、さらに一層の効果的な行政経営を念頭に置き、長期的スパンで考えた佐野市の成長戦略並びに佐野市発展事業を組み立てていただけるようお願いを申します。  それでは、幾つかの意見及び要望を述べさせていただきます。まず、市税の28年度徴収率99.8%につきましては、市税徴収対策を確実に推し進めた結果、現年度課税分、合計徴収率とも県内トップであり、また滞納徴収率の向上も財源効果を上げたことは大いに評価をするところであります。  また、28年度までの未徴収額約4億7,400万円についても、前年度から見ても1億3,100万円未徴収額が減少していることも評価し、日ごろの職員の皆様の多くの努力に敬意を表します。今もさらに徴収率アップ、そして徴収率100%を目指し、同時に未徴収額の減少になるよう取り組んでいただきたいとお願いを申し上げます。  スポーツ立市を掲げた本市で、平成34年開催される栃木国体は、ラグビーとバレーボールの会場に決定しました。平成28年度で国体開催施設整備事業が計上され、実施されました。今回、開催に向けた施設整備が着々と進行されると思われます。全国から本市に来られる選手、関係者、応援に来てくださる皆様が、すばらしい大会であったと言ってくださるような準備と、心からのおもてなしができるような準備をしていただきたいとお願いを申し上げます。  喫緊の課題である人口問題の解消策の一つ、保育所整備計画があります。今年度保育所整備運営計画が制定され、民間活力を大胆に起用し、待機児童や保留児童をゼロにする計画がスタートされました。一日も早い待機児童、保留児童ゼロを実現されたく、さらなる努力をお願いいたします。  有害鳥獣被害対策促進についてです。イノシシ、鹿、猿などにより、鳥獣被害の現状については山間部ばかりでなく、最近では生息域を拡大し、本市においても市役所を囲む形で目撃情報や農産物被害の拡大が深刻化をしております。本市におけるこれまでの対策として、電気柵やワイヤーメッシュフェンスなどの設置補助と、また地元猟友会やわな部会と協力体制が構築され、毎年多くの個体が駆除されております。しかし、現状は個体数の増加とあわせ、生息域の拡大、農林業被害が深刻化になり、さらにヤマビルの媒体化となっており、市民生活を脅かしております。鳥獣被害特別措置法では、実践的な活動を行う鳥獣被害対策実施隊を設置ができます。この鳥獣対策実施隊に、交付金やさまざまな優遇措置があります。これらの恩恵を最大限に有効活用し、これまでの鳥獣害対策の強化とあわせ、鳥獣被害対策実施隊の設置による実践的な活動を実施、実現し、本市の鳥獣害対策の推進をしていただきますようお願いを申し上げます。  最後に、防災対策の要望であります。本年も、全国各地、大規模な災害が発生しております。8月から9月にかけ、台風等での豪雨、自然災害ほかさまざまな災害が発生をしました。近年では、異常気象の影響と言われておりますが、今後このような災害が多発する可能性も大いに考えられます。本市においても、今までの教訓を大いに生かし、防災計画を再度点検し、未然に災害を防ぐ努力や備えをし、万が一災害が発生した際でも最小限の被害で済むようなまちづくりを形成し、市民の皆様に安全安心な生活を提供することが行政としての重要課題だと思います。改めて要望といたします。  以上、要望を含めまして申し上げました。今後も、今まで以上に市民ファーストの思いで、全職員が効率的かつ一枚岩となり、市民の要望に応えるべく最大限の能力を発揮するところだと思います。満足度日本一佐野市となるように行政経営を図っていただけるようお願いを申し上げます。  以上、全13議案に対して賛成討論といたします。 ○議長(井川克彦) 4番、木村久雄議員。          (4番 木村議員登壇) ◆4番(木村久雄) ただいまから公明党議員会を代表いたしまして、決算審査特別委員会に付託されました議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第102号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定についてから議案第111号 平成28年度佐野市西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの特別会計10事業、議案第112号 平成28年度佐野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について及び議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定についての各企業会計、計13議案、全議案に対して賛成の立場で討論をさせていただきます。  平成28年度の我が国の経済は、新興国、資源国経済の脆弱性等のリスクに加え、2016年6月にイギリスのEU離脱による世界経済の先行きの不透明感がさらに高まる中、アベノミクスの取り組みのもと、雇用、所得環境が改善し、一部に弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続きました。  地方財政については、地方交付税総額が前年度比0.3%の減となりましたが、まち・ひと・しごと創生事業費を確保するとともに、地方の重点課題に対するための経費等を盛り込むことで、平成28年度地方財政対策で示す一般財政は総額61兆6,792億円、前年度比0.2%の増額となりました。このような中、本市におきましては総合計画後期基本計画に基づき、平成28年度佐野市行政経営基本方針の推進を基本姿勢とし、佐野市まち・ひと・しごと創生総合戦略の積極的な推進など人口減少の克服に挑戦するとともに、基盤的な自治体に必要な施設の整備と長寿命化を進めるための予算を編成し、事業が執行されました。  平成28年度一般会計予算額は、7回にわたる補正予算を合わせて502億8,412万5,279円になり、これに対して決算額は、歳入481億4,950万7,209円、歳出454億1,778万8,568円で、翌年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は24億3,514万7,057円となりました。また、当年度実質収支額から前年度実質収支額を差し引いた単年度収支額は6,922万6,141円の減となりました。  歳入では、市税予算現額が171億4,186万7,000円に対し、決算額176億9,761万3,833円であり、予算現額に対して103.2%、前年度決算額に対して2.6%の増となりました。市税における収納率の伸び率は、前年度同様28年度も0.9%と横ばいでありますが、高い位置で収入率確保への努力が見られ、敬意を表します。今後も引き続き収納率確保に期待いたします。  また、自主財源262億3,079万1,493円で、構成比は54.5%、対前年度比は2.2%の増でありましたが、自主的に収入が得られる自主財源の構成比が高いことが望ましく、さらに努力を願います。  市債は、予算現額29億1,430万円に対し、決算額27億1,470万円で、予算現額に対して93.2%の収入率となっており、前年度決算額に対しては57.8%減少しました。今後は、市庁舎や消防本部庁舎の建設等が終了し、好転が見込まれるものの、市有施設の老朽化等の整備による市債残高の上昇が懸念されます。また、社会保障の自然増などの要因及び少子高齢化による人口減少や合併支援措置の終了などの要因が重なり、財政を取り巻く厳しい環境が続くと考えられますので、財政のバランスに十分努力願います。  歳出については、地域の特色を生かした快適なまちづくりとして、消防・防災の体制の強化をするために消防本部庁舎建設事業が執行されました。消防庁舎建設は、市民の安心安全を守るための欠かせないものでありますので、防災拠点にふさわしいものとなるよう願います。  そして、やさしくふれあいのある健康福祉づくりの推進のために、(仮称)高萩・若宮統合保育園建設事業が執行されました。子育てと仕事の両立支援を推進するため、待機児童を解消するために必要不可欠のものでありますので、早期の開園を望みます。  また、魅力と活力のある産業づくりを推進するために、インランドポートの整備事業が執行されました。インランドポートは、物流の効率化、新たな企業の進出や雇用の創出に伴う経済の活性化だけでなく、災害時における首都圏のバックヤードとしての期待ができるものでありますので、予定どおりの開港を目指し、物流拠点として港湾が所有する機能を全て保有することができるよう努力願います。  また、市民みんなでつくる夢のあるまちづくりを推進するために、(仮称)葛生行政センターや田沼庁舎新館改修事業が執行されました。両行政センターは、田沼・葛生地区において、なくてはならない拠点となる施設でありますので、市民サービスの向上のためにしっかりとした運営に努力願います。  国民健康保険事業会計は、単年度収支は前年度に対し1億4,812万5,655円の減となりましたが、実質収支は8億9,075万5,428円の黒字となりました。しかし、被保険者の高齢化、医療の高度化などによる医療費の高騰、所得水準の低さなどの構造的な問題により、国保財政の基盤が厳しさを増しています。今後は、財政基盤の安定化を図るため、国保事業の広域化へのスムーズな移行を図るとともに、ジェネリック医薬品のさらなる促進やデータヘルス計画の積極的な推進に努力願います。  公共下水道事業会計は、実質収支が前年度よりも7,753万5,759円の減となりましたが、5,671万4,355円の黒字となりました。公共下水道は、都市整備を推進するためには必要不可欠なものでありますので、市民の安心安全と良好な環境を維持するためにも、一層の普及率向上に努力願います。  最後に、人口減少社会を克服できるよう選択と集中を徹底し、次世代に過大な負担を残すことなく、誰もが希望を持って生活ができるまちづくりの推進を期待し、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(井川克彦) 9番、亀山春夫議員。          (9番 亀山議員登壇) ◆9番(亀山春夫) 政友みらいを代表いたしまして、決算審査特別委員会に付託されました議案第101号 平成28年度佐野市一般会計歳入歳出決算の認定から議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定についての全13議案に対して賛成の立場で討論をいたします。  特色のある予算の実施状況を見ますと、平成28年度の当初の予算は本市の将来像「育み支え合うひとびと、水と緑と万葉の地に広がる交流拠点都市」の実現に向け、行政経営方針及び予算と総合計画の連携、選択と集中による一般財源の効率的活用などが盛り込まれました。主な取り組み事業では、市有施設適正配置計画策定事業につきましては、市有施設等における現状と課題、将来の更新費用の試算結果を踏まえ、過去5年間の平均投資的経費33億4,400万円と、今後40年の平均更新費用54億9,000万円を比較すると1.6倍となることから、市有施設総床面積を39%縮減しなければなりませんが、市有施設の見直しによる行政サービスの低下は最小限に抑える必要があるため、30年後の人口が2010年と比較すると、減少率が22%となることから、それに見合った縮減率は22%となり、さらに今度の年間更新費用を補填するため、さらに3%を上乗せして、25%としております。市有施設調査結果では404施設あり、築30年以上の施設が約半数あるとしております。本市が保有する施設の今後40年間の更新費用の総額は2,194億9,000万円となります。試算期間における平均費用が年間54億9,000万円となりますので、将来を見据えた取り組みの基本方針が示されました。今後の市有施設の課題として、少子高齢化、人口減少による時代の変化などへの取り組みは、佐野市の課題を踏まえ、今後の発展につながる大きな第一歩として大いに賛同するものです。  次に、魅力と活力のある産業づくりとしての佐野田沼産業団地の誘致では、13区画が完売し、2月に大型分譲地3.9ヘクタールも栄屋乳業株式会社との売買契約が成立しました。同佐野田沼産業団地内に事業予定、当初計画2億2,300万円により、インランドポート事業の開始をいたしました。佐野市における交流拠点都市の実現、地域経済の活性化を目指すとともに、港湾物流の効率化、本格的なインランドポート、内陸型港湾として、官民連携の事業がいよいよ平成29年11月9日竣工式を迎えることとなりました。ほかにも西浦・黒袴第二工区産業団地造成事業についても、当初計画4億4,700万円の事業を進め、企業の誘致により雇用の確保と経済の活性化、人口増等を目指しており、計画も着々と成果へとつながっております。  ここで、平成28年度の一般会計全体の状況は、予算465億5,000万円に対し、決算額は歳入481億4,950万7,209円、執行率95.8%、歳出454億1,778万8,568円、執行率90.3%で、歳入歳出差し引き27億3,171万8,641円となり、翌年度への繰り越し財源276万7,324円及び繰越明許費の繰り越し財源として2億9,380万4,260円を差し引き、24億3,514万7,057円が一般会計の実質黒字となっております。健全な状況と判断をいたします。  次に、議案第102号 平成28年度佐野市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)歳入歳出認定についてから議案第113号 平成28年度佐野市病院事業会計決算の認定についてまでについて、監査委員の報告のごとく適正に処理されていることが示されるとともに、4日間の決算審査特別委員会において詳細な決算執行内容を審査することができました。ここに全13議案の決算の認定に賛意を述べるものであります。  以上、政友みらいを代表いたしまして、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(井川克彦) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) ほかに討論はありませんので、これをもって討論を終結いたします。  これより議案第101号から第113号まで、以上13件を採決いたします。  採決は、電子表決システムにより行います。  議題のうち、まず議案第101号及び議案第102号、以上2件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、議案第101号及び議案第102号、以上2件はいずれも原案を認定することに決定いたしました。  次に、議案第103号から第106号まで、以上4件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第103号から第106号まで、以上4件はいずれも原案を認定することに決定いたしました。  次に、議案第107号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、議案第107号は原案を認定することに決定いたしました。  次に、議案第108号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第108号は原案を認定することに決定いたしました。  次に、議案第109号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、議案第109号は原案を認定することに決定いたしました。  次に、議案第110号及び議案第111号、以上2件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第110号及び議案第111号、以上2件はいずれも原案を認定することに決定いたしました。  次に、議案第112号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決及び認定であります。原案及び原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第112号は原案を可とし及び認定することに決定いたしました。  次に、議案第113号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。原案を認定することに賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、議案第113号は原案を認定することに決定いたしました。 ○議長(井川克彦) この際、申し上げます。  ただいま提出者、田所良夫議員外4名より、意見書案第1号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書についてが追加提出されました。  この際、職員に意見書案第1号を配付させます。          (職員配付) ○議長(井川克彦) お諮りいたします。  これを日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) ご異議なしと認めます。  よって、意見書案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。  これより意見書案第1号を議題といたします。  本案は朗読を省略し、直ちに提出者の提案理由の説明を求めることにいたします。  意見書案第1号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書について、提出者、14番、田所良夫議員。          (14番 田所議員登壇) ◎14番(田所良夫) ただいまから意見書案第1号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書の提出に当たり、その提案理由を申し上げます。  現在、道路事業においては道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の規定により、地域高規格道路や交付金事業がかさ上げされておりますが、この措置は平成29年度までの時限措置となっています。地方創生に全力を挙げて取り組んでいるこの状況下、補助率等が低減することは地方の努力に水を差すものであるとともに、着工中の事業継続も困難となり、魅力あるまちづくりの実現に必要不可欠な道路整備の推進に大きな影響が及ぶこととなっております。よって、道路整備事業に係る補助率等のかさ上げ措置について、平成30年度以降も継続いただけるよう強く要望するものでございます。  何とぞ慎重にご審議いただきまして、原案のとおりお認めくださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(井川克彦) 以上をもって提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案は、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) ご異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  17番、岡村恵子議員。          (17番 岡村議員登壇) ◆17番(岡村恵子) それでは、ただいま上程されております道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書につきましては、賛同することができません。反対の立場で討論を行わせていただきます。  意見書の中には、道路は国民の安全な暮らしや経済、社会活動を支えるとともに、災害時には地域住民の命を守るライフラインとして機能するなど、国民生活になくてはならない重要な社会基盤と述べております。このことには同感いたします。  文言の中にある道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律は、道路特定財源が平成21年に一般財源化されましたが、そのときにおいて、それまでの高規格道路、地方高規格道路について補助率を嵩上げする措置が10年間維持されてきました。高規格道路については、3分の2が10分の7に、地域高規格道路は10分の5が10分の5.5であります。市当局が出した社会資本総合整備事業、防災安全社会資本整備交付金について、嵩上げがなくなったときの影響額について資料が出されております。予定どおり県の配分が来たにしても、55%と50%になってしまえば578万円減額と出されております。確かにこのような制度の中で、影響はあることと考えます。しかし、この法律上の嵩上げの主体は高規格道路についてであります。  合併前の市議会であります平成13年6月議会でも、本市議会で特定財源廃止に対する堅持の意見書の議論がありました。そのときも反対の立場で述べたのですが、道路特定財源そのものについては、高規格幹線道路維持の立場で進められてきたという問題点がありました。一般財源化後にも、この補助率の嵩上げ措置は、この延長線上にあります。国策として、高規格道路推進の立場での権利策であり、こういう意味で賛同することはできません。もっと国は、市が多く管理しております生活道路や生活密着型の公共事業、暮らしの問題に予算を使うべきですし、配分すべきだと思います。この立場から、補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書につきましては反対いたします。  以上で討論といたします。 ○議長(井川克彦) ほかに討論はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) ほかに討論はありませんので、これをもって討論を終結いたします。  これより意見書案第1号を採決いたします。  採決は、電子表決システムにより行います。  原案に賛成の議員は青のボタンを、反対の議員は赤のボタンを押してください。          (表  決) ○議長(井川克彦) 押し間違いはありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井川克彦) なしと認め、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、意見書案第1号は原案のとおり可決されました。  以上をもって本日の議事を了し、今議会に提出された全案件を議了いたしました。  これをもって平成29年第4回佐野市議会定例会を閉会いたします。          午後 零時04分閉会...