広島市議会 2022-02-14 令和 4年第 2回 2月定例会−02月14日-03号
広島市は,広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を東西の核とする楕円形の都心づくりを進めており,令和2年9月には,都心の一部が国から特定都市再生緊急整備地域に指定されるなど,都心におけるまちづくりの機運は大いに高まっています。
広島市は,広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を東西の核とする楕円形の都心づくりを進めており,令和2年9月には,都心の一部が国から特定都市再生緊急整備地域に指定されるなど,都心におけるまちづくりの機運は大いに高まっています。
このように,手順を踏んで検討を進めてきた過程におきまして,基本方針策定後の令和2年9月に,広島駅周辺地区及び紙屋町・八丁堀地区が国から特定都市再生緊急整備地域に指定され,都市機能の集約・強化を図る環境が整ったことから,公共施設の機能更新をまちづくりの好機と捉えまして,その配置先については,中央公園内にこだわることなく,まちづくりという視点も考慮して都心全体で考えるという方向に切り替えたわけであります
また,紙屋町・八丁堀地区においては,基町相生通地区市街地再開発事業へ新たに補助を行うほか,旧広島市民球場跡地イベント広場の令和4年度末の供用開始に向け整備に着手します。さらに,サッカースタジアムについて,令和6年の開業を目指し,建設工事を進めるとともに,基町地区の活性化に引き続き取り組みます。
さらに,楕円形の都心づくりを進める本市としては,東の核である広島駅周辺地区への中央図書館の移転は,県外,国外からの来訪者等を迎えることになる陸の玄関において,本市の平和文化を発信する拠点を確保し,商業ゾーンとしてにぎわいと交流の拠点を目指す西の核である紙屋町・八丁堀地区とは異なる特色のあるまちづくりが可能になるものと考えているところであります。
理事者から,都心における再開発促進の方策や特定都市再生緊急整備地域に指定されたこと,紙屋町・八丁堀地区の活性化に向けたリーディングプロジェクトとして,商工会議所ビルの移転を伴う市営基町駐車場周辺の再開発事業に取り組んでいること,また都心におけるエリアマネジメント活動の推進状況などについて,説明がありました。
具体的には,例えば広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区について,中四国地方で初めて特定都市再生緊急整備地域に指定されたことを受けて,民間開発の機運醸成が図れるようになったことを最大限に生かしながら,都市機能の充実・強化を図っていくこととし,さらに旧広島市民球場跡地を含む中央公園全体については,サッカースタジアムの建設事業と並行して,一帯を中四国地方の発展を牽引する広島の新たな拠点となるように取り組むことといたしました
これは,1,紙屋町・八丁堀地区をはじめとした都心の活性化,2,議論の開始から十数年が経過している商工会議所ビルの建て替え問題,3,さらには広島市にとって長年の懸案事項であった平和都市を象徴とする南北軸の景観形成という三つの課題を一気に解決するまさに一石三鳥,千載一遇のチャンスだという思いで提案をさせていただいたものです。
次に,「国際的に開かれた活力あるまち」の実現に向けては,昨年,広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区が「特定都市再生緊急整備地域」に指定されたことから,更なる都市機能の充実・強化を図っていきます。
そして,今後においても,中四国最大の商業集積地である紙屋町・八丁堀地区に隣接する中央公園は,本市における都心部のまちづくりを進めていく上で重要な役割を担っていくものと考えております。
その一例として,本年3月には,紙屋町・八丁堀地区のまちづくり団体や地元商店街組織等が中心となって設立した社会実験のための実行委員会が,八丁堀バス停前の道路の切込み部分にウッドデッキやベンチ等を設置して,歩行者が滞在・交流できる空間として利用するパークレットを実施し,本市も当該実行委員会に参画するなどの支援を行ったところです。
また,木造復元により天守閣自体の価値が高まり,本市の観光の一大拠点として,平和記念公園,紙屋町・八丁堀地区と中央公園を結ぶ都心のトライアングルの回遊性を高め,本市の観光やまちづくりに大きく寄与することが期待できることから,その意義は大きいと考えています。
こうしたことを背景に,基本構想で国際平和文化都市を都市像に掲げ,中四国地方の中枢都市となる広島市として,デルタ部,特に都市再生緊急整備地域となっている広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区については,人が集まるにぎわいのまちを目指すべきと考え,都心の回遊性のあるまちづくりの必要性について,これまで議会の中でも申し上げてきたところです。 そこでお尋ねします。
① 「楕円形の都心づくり」の推進については,紙屋町・八丁堀地区において,広島の新たなシンボルとなるサッカースタジアムの建設に向けて取り組むとともに,旧広島市民球場跡地に整備するイベント広場の事業主体となる民間事業者の公募を行うほか,基町地区の活性化に取り組みます。
本市においては,広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を都心の東西の核とする楕円形の都心づくりを進めており,平成15年には広島駅周辺地区が都市再生緊急整備地域に指定され,広島の顔,広島の陸の玄関としてふさわしいまちに大きく変貌を遂げました。 さらに昨年10月には,紙屋町・八丁堀地区も都市再生緊急整備地域に指定され,都心における再開発の機運はこれまでになく高まっていると私も感じております。
少し気が早いと思われるかもしれませんが,着工した場合,いずれ高架延伸事業が完成することを見据えると,今後,再開発事業が予定されている紙屋町・八丁堀地区の都市再生緊急整備地域へのアクセスをどのようにリンクさせていくのかという課題について考えておかねばならないと思います。松井市長は,このエリアでの再開発を広島市のリーディングプロジェクトとして位置づけて取り組むと発言されています。
都市機能の充実強化については,紙屋町・八丁堀地区の活性化を加速させるため,まちづくり団体によるエリアマネジメント活動への支援などを行いました。また,広島駅周辺地区において,南口広場の再整備等に向け,「魅力的な駅前空間の整備方針」を取りまとめました。
広島駅南口広場の再開発や紙屋町・八丁堀地区のにぎわい復活,そして中央公園におけるサッカースタジアムの建設など,多くの活性化を期待しておりますが,渋滞があっては観光客がちゅうちょしてしまいます。交通渋滞の解消なくして真のワーク・ライフ・バランス社会の実現や,広島のにぎわい復活は期待できません。
広島市では,広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を都心の東西の核と位置づけ,都市機能の集積・強化を図り,楕円形の都心づくりとし,都心部の活性化,にぎわいをつくり出すためさまざまな事業・施策をされているところであります。
中央公園の今後の活用に係る基本方針の検討におきましては,サッカースタジアムの建設や広島城を新たな観光拠点として再構築するための検討が同時に進んでいくことを踏まえて,各施設の機能及び役割をもとに,各施設がそれぞれの特徴を生かしたにぎわいの創出を図るとともに,園内はもとより,平和記念公園,紙屋町・八丁堀地区との回遊性を向上させることが重要であると考えております。
再編実施計画(第2版)については,都心循環線「エキまちループ」に続き,デルタ内の移動を強化するため,広島駅を起点とし,広島大学病院や県立広島大学,八丁堀地区の商業施設など,デルタ内の主要な施設を連絡する新たな循環線や広島大学病院を経由して広島駅と広島港を結ぶ新たな路線などについて検討しており,中国運輸局や関係事業者等と最終的な調整を行っているところです。