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  1. 神石高原町議会 2020-09-17
    09月17日-04号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 2年第 8回 9月定例会       令和2年第8回神石高原町議会定例議会会議録(第4号)1. 招集年月日 令和2年9月17日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 9月17日 午前10時00分宣告(第4日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          6番 橋 本 輝 久         7番 久保田 龍 泉          8番 小 川 清 治         9番 木野山 孝 志         10番 藤 田 晃 己        11番 寄 定 秀 幸         12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長  松 本 真 典     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子   代表監査委員  橋 本 龍 之1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(松本) 皆さん,おはようございます。 ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しておりますので,これより令和2年第8回神石高原町議会定例会を再開します。(説明員を報告) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 本日の会議は,日程第1,議案第136号令和元年度神石高原一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第10,議案第145号令和元年度神石高原病院事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの決算質疑となります。 質疑は一問一答方式により,時間は質疑及び答弁を含め,1議員30分以内といたします。議席番号順にこれを許可します。 質疑の所要時間を設定しておりますので,議員の皆さんも答弁者の皆さんも簡潔な質問と明快な答弁にご協力をお願いします。 進行について何か質疑,疑問等がありますか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) それでは,日程第1,議案第136号令和元年度神石高原一般会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。 ◆1番(小川善) まず,質疑をする前に,ちょっと私なりに議員必携を読みました。その中で,質疑は,一般質問と違って,自分の意見を言うところではない,質疑に徹しなさいというような感じでは書いてあったんですが,ちょっと気持ちが出るかもしれませんので,ご容赦いただければと思います。 まず,主要施策の成果に関する報告書の30ページ,ふるさと応援寄附金についてご質問します。 平成30年度の寄附金額と令和元年度の寄附金額の差がすごく増えたり減ったりという事業が多かったんですが,それがなぜか。また,NPO法人以外の当初予算見込み予算額,これが5,220万円と,実際に寄附のあった決算額1,753万4,900円といったら,3,466万5,100円と,大きな予算というか,見込み等の差がありました。これにより財政が逼迫するおそれがないのかということを質問します。 ◎町長(入江) おはようございます。 小川議員のご質問に答弁申し上げます。 ふるさと納税のご質問ですけれども,ふるさと納税は,あくまでも寄附金ということで,確定して入るもんではございません。安定した財源ではないということで,もちろん予算編成上歳入を見ておりますけれども,これに過度に依存するようなことは,もともと財政部局も考えていないところです。ただ,そういった歳入に見合った歳出をこれからもしっかり考えながら財政運営を行うよう努めてまいります。 細かい数字は,担当課長のほうで答弁を申し上げます。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 改めまして,おはようございます。 それでは,数値などについてご紹介をさせていただきます。 まず,成果調書の30ページをお開きください。 平成30年度の寄附金額と令和元年度の寄附金額との差ということで,まず増えた寄附金でございますけれども,交通弱者の移動支援が108万7千円ということで,これは新たに取り組んでおるものになります。また,NPO法人に対する支援が大幅に増加で,2億895万円増えております。それ以外の事業につきましては,全て減った寄附金というふうなことになります。 大きく増加したNPO支援の要因でございますけども,それぞれのNPO団体が広報戦略とか,お礼産品の充実などによって増加したものでございます。町の直接行っております事業が減少した要因は,平成30年度においてから楽天の連携協定に基づいてサイトを活用させていただきました。そのために大幅に増加をいたしましたけれども,初年度につきましては,ホームページを閲覧すると一番上位に来るという仕組みになっておりまして,翌年度は下のほうに潜っていってしまうというふうなことが結果的に分かっております。 予算と決算の差でございますが,まず令和元年の予算を策定する中で,平成29と平成30年度の寄附額の伸びというものを勘案して予算化を行っております。ですので,楽天のサイトでぐっと寄附額が増加をしたものですから,その伸び率を勘案して予算化したということが主な要因になります。ですので,寄附実績が思うように伸びなかったというようなことになります。 ふるさと納税寄附金につきましては,様々な定住対策をはじめ,各種事業に財源充当をし,活用をさせていただいておるところでございます。これら事業の財源ですけれども,本来は一般財源により歳入を確保するものでありますが,今後は地方交付税の減少に対応するためにも,今年度もふるさと産品の充実強化により,寄附の増加を目指すこととしております。 以上でございます。 ◆1番(小川善) ということは,一応一般財源で予算は確保しているが,それ以上のものがふるさと納税でいただけるような形で考えているということでよろしいでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) ふるさと納税は,特定財源としてそれぞれの事業に財源充当しておりますので,思うように寄附金が集まらなければ,その特定財源が不足するということですので,その際には一般財源であるとか,他の財源が必要になってくるという,そういった仕組みになっております。 ◆1番(小川善) ありがとうございます。 誰もが尊敬し合えるまちづくり事業というのがあります。これは,平成29年度の予算見込みとして200万円だったのが決算が54万円で,平成30年度の予算見込みが100万円だったのが51万7千円,令和元年度は見込額は大幅に上げられて500万円に上げられたのですが,12万7千円の決算となっております。令和2年度の見込みは,90万円を見込んでるんですけど,この事業の内容というものはどういうものでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 先ほどふるさと納税はそれぞれの事業に財源充当をしておるという説明を申し上げました。今ご指摘の尊敬し合えるまちづくりにつきましては,社会福祉総務事務経費と,それから相談支援事業の事業に財源充当しておるということでございますので,それぞれの事務事業で活用をさせていただいとるということです。具体的には,所管は私はまちづくり推進課でございますので,社会福祉総務関係の事業内容を掌握しておりません。申し訳ございません。 ◆1番(小川善) もうちょっとそういうところが分かりやすかったら寄附金のほうも増えるのかなという気もしないでもないんですが,町内の協働支援センターに対してのふるさと納税というものが,平成29年度,30年度の見込みとして100万円,それに対し決算が1万円で,令和元年度は10万円に予算の見込みをされたんですけど,それがまた0円でした。今年また100万円を見込んでおられますが,その辺も問題はありませんか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 協働支援センターに対する支援でございますけれども,寄附実績が,ご指摘のように,ないということが非常に課題でございまして,それぞれ4センター,協働支援センターの連絡会議というものがございます。年度当初にセンター長,事務局長等に集まっていただく機会があるんですけれども,ここの支援をしっかり活用いただきたいということで,現在お願い申しておりまして,具体的にはお礼産品をいろいろ準備をいただいて,今登録をいただいたというふうな状況でございます。4センターそれぞれ足並みがそろっておるわけではございませんけれども,それぞれの地区の魅力ある産品でそれぞれの地域のファンを獲得していただくということで,今推進しているところでございます。 ◆1番(小川善) NPO法人のことをちょっとお聞きしてもよろしいんでしょうか。 ピースウィンズ・ジャパンは別格なんですが,nina神石高原のほうが,平成30年の寄附が650万円弱だったのに対し,令和元年度の寄附が4,980万円,768%アップというような形になると思うんですが,これはどういうような手法で増えられたか,ご存じでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) NPO団体ninaさんでございますけれども,大幅な寄附額が増加しております。この主な要因は,先ほど申し上げましたお礼産品の充実ということになると思います。具体的には,ニューピオーネであったり,町のお米を産品として出されてるというふうなことになります。 以上です。 ◆1番(小川善) 先ほどちょっと言いかけたんですけど,ピースのほうはピースワンコのプロジェクトに対し105%ぐらい,ちょっと増加してるのかなという。あと,花粉症対策事業というのは,ちょっと減額になっている。また,引退競走馬の事業に対しても減額,ほとんど去年より大分下がっているんですが,それに災害緊急医療と過疎地の医療の事業が増えたために,それが1,400万円ぐらい新しい事業として増加している。また,子どもの教育として63万5千円ぐらい増えているというような報告になってると思います。協働支援センターも,こういうところを見ると,何か指導というものが非常に大切になってくると思うんですが,もう少し指導の力というものを考えておられますか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 先ほどご答弁申し上げましたように,本年度におきましてお集まりいただきまして,寄附を集めるというんではなくして,それぞれの地区を応援してくれる,いわゆる関係人口となってる方のファンを増やしていくということが重要だろうというふうに考えておりますので,当然そういう取組と併せて,寄附金を活用して地域づくりに生かせるという非常に有利な財源でございますので,同時並行に取り組んでいただきたいということで年度当初に申しておりますし,今後におきましても地方交付税が縮減してきますので,一般財源をなかなか投下できない,いわゆる協働支援センターに財政支援を行っておりますけれども,非常に難しくなってくる,ですからそういったセンター独自の財源を確保いただきたいという強い思いをお伝えし,ともに推進してるというような状況でございます。 ◆1番(小川善) 先ほど,お礼産品とかで充実された,ピオーネなど,また米などもこの寄附金額が増えた理由じゃないかということがあったんです。そういう細々なことを逐一センターのほうに知らせていかれてるんでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) そういった話を具体的にさせていただいておりますが,ふるさと産品は量にも限りがあるということがございますので,ニューピオーネであったり,お米であったり,系統出荷されるものがあったりするので,取り合いになるということもあるかもしれませんが,具体的に申しますと,豊松ではトマトをお礼産品にされておる,そして三和センターでは「黒い雨」の舞台となっておる,そういったものを提供されて,例えば豊松であれば,おもちゃ館であったり,紙ヒコーキタワーのそういったチケットであるとかという工夫を今されてるような状況です。いずれにしましても,そういう魅力ある産品を創って,ファンの拡大を目指したいというように思います。 ◆1番(小川善) ありがとうございます。 続きまして,主要施策成果調書の74ページ,私が言ってもええんか,保健委員さんの廃止を望んでるんですが,そういう立場から,年間4回実施された保健委員研修の内容,これが住民の健康づくりの意識啓発とどのように関係づけられているか,また出前健康教室の内容と対象を概略を教えていただければと思います。
    保健福祉課長(松井) まず,保健委員についてのご質問からお答えしたいと思います。 保健委員についてはその役割として,町としましては,健康づくりや介護予防の普及啓発,また総合健診の受診推進のため,平成18年度から保健委員制度を設けて実施をしております。1期2年間になっております。その役割については,保健委員さんの研修会としまして,4回昨年度も行っております。成果調書の74ページでございますけども,延べ264人の出席があっております。町としましては,保健委員さんに健康意識を高めてもらい,そしてその意識や知識を地域で広げていただくというところを大きく期待しておるところでございます。その成果もありまして,平成30年度の健康診断については,健診率については48.9%というところになっております。近隣の市町と比較しましても,大幅に高い健診率となっとるというところをお伝えしたいと思います。 また,出前教室の状況というご質問でございましたが,昨年度は全部で33回行われております。内容については,町立病院が担当される場合と保健福祉課が講師に招かれていっとるような研修会になっております。テーマもたくさんそろえております。12項目,糖尿病,高血圧,歯周病,それから認知症予防,それから薬の話とか,テーマを設けまして,それについて地域の方でこのテーマについて学びたいというところを事前に連絡をいただきまして,日程調整して,地域のほうへ出ておる状況でございます。これについても,地域のほうからも健康意識の向上につながっているというところでお聞きをしとるところでございます。 以上でございます。 ◆1番(小川善) 保健委員さんは,大体50世帯に1人という基準で設けられていると思います。私も,以前10年ほど前に保健委員をしたことがあります。そのときは,年間6回ぐらい研修会があったと思うんですが,4回になったということで,出やすくはなってるんではないかとは思います。ただ,そのときにもちょっと問題があるなと思ったのは,この講習で習ったことを各班で持ち帰って発表するとか,分かってもらうということがなかなかできないということは,これは役場のほうからも,そう言われました。私が講習会を最初に受けたときに,できるだけ委員さんは毎回代わってください,そうしないと,ここで習ったことを各班に帰って広報というか,教えるということはなかなか難しいことだから,ころころころころ代わっていってもらえるとありがたいんですみたいな言い方でした。その後,私が2年目ぐらいでしたか,そのときに50世帯で1人という感じになりました。だから,その前は班から1人ずつという感じだったんですが,そのときに50世帯で1人ということになった場合に,なかなか余計に地元に帰って習ったことを発表するという場がないんじゃないかなと思いました。そういうことがありまして,どれだけそれが参加されてるのかなと思ったら,大体264人で4回講演をされて131人出られてるということは,大分ちょっと思った以上に少ないんじゃないんかなという気がしとりますが,その辺はどう思われますか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問の保健委員を対象とした研修会の参加状況というご質問だと思います。 それについては,議員ご指摘のような状況がちょっと見てとれるかなと思います。具体的に言いますと,第1回の研修会,これは昨年の5月から6月の間に行っております。各地区,要するに,豊松,油木,神石,三和で,それぞれの委員さんが分かれて研修会をされたものと思っております。それに対しての参加率が51%ということでございました。昨年度の保健委員さんが131人いらっしゃいましたので,その約半数が参加であったというところでございます。第2回目,三和総合センターでありました。そのときが61人ということでございました。これも,46%という状況です。第3回については,じんせきの里,61人でございました,同様に46%。第4回,ここで歯の健康についての講演を行っております。併せて,令和2年度の総合健診について,健診の重要性であるとか,検診率を高めるご協力についてご説明をしたところでございます。それの出席率が55%というところでございます。 また,先ほどの4回の研修に対してどの程度参加されとるかというところも調査をしております。ゼロ回の人が28%いらっしゃいました。1回の人が12%,2回が13%,3回が23.7%,全部参加したという方が22%というところで,少し幅があるかなと,ばらつきがあるかなというところが見てとれます。 以上でございます。 ◆1番(小川善) 歯科講習会,講演会のときは,8020の表彰式も多分兼ねられてるんだと思います。それと,総合健診をどういうふうにするかということを,多分保健委員さんはみんな総合健診を担当する役だけしか考えられてないんじゃないんかと思うんです。10年ぐらい前に私がなったときは,保健委員の仕事は,総合健診の紙を配ったり集めたりするのは仕事じゃないというて言われました。現在,今年からもまた個人情報という観点からその辺も改善されたと思っております。その点で言ったら,次に保健委員さんになってもらうのに,結構どこの地区も人数が少なく,保健委員さんに出てもらうということが難しいんじゃないか。これが,今まではまだ健診を担当してくれと言ってたのが,その仕事もなくなるということになったら,あまり保健委員さんの意味がないんじゃないかと考えるんですが,いかがでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 保健委員に関わらず,地域の方々がいろんな役が担えないという状況は,私自身も把握をしております。保健についても同様のとこはあるんではないかというふうに思います。 話が変わりますけども,先ほどお話ししました総合健診の受診率,他の市町と比較しても高いというところでございます。ただ,国の目標とするところは60%を目指すとこなんです。ですので,高いと言いましても,まだまだ約10%以上の伸びが必要になってくるということでございます。まず,健康に関しては,一人一人が健康意識を高めていただくこととは言いましても,なかなか年齢構成も,それから世帯も違うということになると,地域の中でそこを推進していただく人っていうところが必要であるかと思います。その役割として保健委員さんにお願いしとるところでございます。 保健委員制度にこだわらず,本町としましては,今のように保健委員さんが本当にしっかり地域に普及していただいとるという意識を持っておりますので,保健委員さんの制度と併せて,議員言われますように,組織の問題と言いましょうか,そういったとこも併せながら,とにかく健康づくりっていうのは,これから100歳時代を迎える中で,医療費の問題等もある中で,一人一人が健康づくりは考えていただかにゃあいけんと思っておりますので,議員ご指摘の担い手についても,しっかり委員の皆さんの話を聞きながら進めてまいりたいというふうに思います。 ◆1番(小川善) 私が委員をしよるときには,NHKで朝のラジオ体操というのが油木であって,そのときに地元の人を自分の車で連れていってあげて,一緒にラジオ体操をして,その後ウオーキング教室とかをして,ずっと神石のほうへ向かって歩いていって,橋を渡って帰ってくるような感じまでやりました。そのときは,そういうことをやると,なかなか勉強になるなと思いました。ただ,今そういう各班の人手が少ないということと,あともう一つ出前健康教室,こちらのほうがもうちょっと内容的には面白いのかなと思います。ただ,出前健康教室はちょっと参加率が少ないのかなと。だから,ここをもう少し上げるような努力をして,保健委員の分をそちらのほうへちょっと力を回すようなことができればと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 出前健康教室の充実というご質問だと思います。 テーマのほうは,確かに多岐にわたっております。出席状況についても,あまり大きな変化はありません。昨年と同様の回数程度が開催されとるというふうに思っております。 議員が言われるように,そこの充実というご質問に関して言えば,現在対応日,時間が原則土日,祝日を除く平日の昼間というふうになっております。これについては,私も例えば土曜日,日曜日,地域の自治会活動とか,そういうとこと併せて開催されることによって,対象者が増えるとか,世代を超えた方々がお集まりいただくような工夫もできるんじゃないかなと思います。ただ,町立病院が教室の窓口となっておりますので,そこはしっかり協議しながら,議員言われるように,健康教室の開催が成果が上がるように検討はしてまいりたいと思います。 ◆1番(小川善) 以上で決算質疑を終わります。 ○議長(松本) 以上で小川善久議員の質疑を終了します。 ◆2番(林) それでは,お聞きします。 会計全体について私はお聞きしようと思います。 本町の令和元年度予算決算は,憲政史上最長となった安倍内閣の主要施策の地方創生,アベノミクスの流れの下,入江町政4年間の決算という面もあると思いますが,今国民,神石高原町民の生活は厳しい状態になっていると思います。生活が苦しいと感じている世帯は全体の57%に上ったことが2019年の厚生労働省の調査で分かっています。子どもがいる世帯で生活が苦しいと答えたのは62.1%,高齢者世帯では55.1%でした。18歳以上の国民を対象に政府に何を要望するかを聞いたところ,全体のちょうど3分の2に当たる66.7%が医療,年金などの社会保障の整備を掲げており,健康や老後に不安を抱える人が増加してきています。 そこで,本町の令和元年度決算ですが,四つの財政健全化判断比率の中の実質公債費比率6.3%,前年度比プラス0.2%の改善や基金の積み上げなどで健全な財政状況で黒字決算という説明を受けましたが,町長は2019年の予算執行が住民の幸福感に貢献できたとお考えでしょうか。私の視点から質問に決算状況から判断できる傾向をお示しください。 まず1問目ですが,高齢化率,合計特殊出生率,町民の平均所得の傾向,町民の雇用の状況,事業の倒産状況,生活保護受給世帯の傾向,失業,自殺者の傾向,個人住民税の滞納状況,上下水道の滞納状況,さらには国保会計の運営,滞納の傾向など,前年度比を含め,簡単に数字で示し,この傾向に対して神石高原町はどのような現状認識を持ち,生活が苦しいと感じている世帯に基本的な対応をなされたのかをお伺いします。 ◎町長(入江) 非常に細かい分析をされてますし,質問につきましても細かい指標というか,数値のご質問がございました。それぞれの数値につきましては,後ほど担当課長が答弁を申し上げますけれども,前年度の比較がばらばらということもありまして,傾向がつかみにくいという面もありますけれども,高齢化の進展と少子化により,社会・経済状況が沈滞傾向,停滞傾向にあると思われます。これは,今年,昨年からコロナの関係もございます。それも影響してると思います。生活困窮,経営困難,子育て支援や悩み事なども,各担当課において相談窓口等を設置しながら,それぞれにそういった課題等々を聞いて,支援の体制,対策を進めていく,そういうふうに考えております。幸福度を数字で今定量的に表すことはちょっと難しいのかなというふうに思いますけれども,そういうふうに町といたしましては,そういった課題に対してしっかりと対応できているというふうに考えているところです。 ◎政策企画課長(岡崎) 全般的な数値のご質問でありますので,私が全体を通して説明をさせていただきたいというふうに思います。 まず,高齢化率ですけれども,これは前年比較ができますので,前年比較をすると,令和2年4月1日が47.35ということで,前年より0.45増えておる。平均所得の傾向ですけれども,これは平成29年に広島県が市町の市町民の経済計算という指標というか数値を出しておりますけれども,これで見ると,平成25年と平成29年を比べると,25年度よりも29年度のほうが増えている。ただ,29年までしかその数値がありませんので,30,31がどういうふうになったかというのは,今後見る必要があるんだろうというふうに思います。 それから,雇用状況ですけれども,これも国調ベースになります。平成27年が4,738人ということで,前の国調,平成22年の国調と比べると430人ほど,就業人口で言えば減っておる。 倒産状況ですけれども,これは倒産というよりも廃業というふうに表現をさせていただいたほうがいいと思いますけれども,これは商工会の聞き取りですけれども,令和元年度が15件,令和30年度が14件ということで,1件ほど増えておりますが,これは倒産というよりも,個人的な廃業ということで整理をさせていただいております。 それから,個人住民税,それから国保税の滞納状況ですけれども,これについては,個々の担当課で説明をさせていただいたと思いますけれども,消費税の増税があったということが大きな要因であろうと。さらに,2月からのコロナの影響もあって,滞納が発生をしているんではないかというようなことです。 それから,自殺の状況ですけれども,これは10万人対比になりますので,本町の数と10万人で比べると,あまり傾向がなかなか見にくい。広島県で言うと,あまり変わらず,ずっと同じぐらいな数字を示しますけれども,神石高原町で言えば乱高下をしますので,傾向ということがなかなかつかめません。ただ,これは近隣に比べて,10万人対比なので比べるのがどうかというふうに思いますけれども,近隣に比べると若干高いというふうに思われます。 それから,生活保護の受給世帯ですけれども,これも近年同じぐらいずつの世帯数でありまして,その内容についても特筆する,コロナだからとか,何か経済状況が急激に変わったので変わったというような状況が見てとれないというようなことがありまして,先ほど町長が答弁しましたけれども,経済状況は沈滞傾向にあるのかなというふうに思っています。 以上です。 ◆2番(林) 状況認識がよく分かりました。共有いたしました。 この中で,今実質公債費比率6.3%ということ,いいっていうことを言われております。これはいいことであると思うんですが,財政早期健全化で25%以上になると,国からの借入れができなくなるということなんでしょうが,これは本当にできなくなるんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 実は,本町も実質公債費率が合併してから20%程度であったときがあります。平成22,3年ぐらいまでなんですけど,18%を超えると,毎年財政の計画を県にださなければならないという計画が求められていました。これを作るのも非常に相当な負担がかかっていました。一定の率を超えると,そういうふうに起債も自由に借りれなくなるように制限がかけられてますので,25%以上になると,自由な財政運営はもちろんできなくなります。 ◆2番(林) 私が言いたいのは,別に25%まで使えっていうことじゃなくて,実質公債費が低いのは誠に,この広報にも書いてありますけど,頑張って切り詰めて,いろんなところの財源を持ってこられてるんだなというのは分かるんですが,住民の豊かさのためには,多少この数値っていうのを,そこにこだわるんではなくて,多少実質公債費が悪くなろうとなっても,ここだけを健全にするっていうのはおかしいと思うんで,そちらのほうの決算のほうも,これは次年度からの私からの意見ですけど,言わせていただきます。 二つ目の質問です。 生活が苦しいと感じている世帯に多い,子育て,教育の負担軽減や,将来我が町に暮らし,地域を誇り,地域を支えるという人材教育,本町への政策的,投資的とも言える教育や,地域経済や存続に欠かせない人口増につながる施策がいかなる成果を上げたのか,事業の実例,執行予算総額を上げ,費用対効果とともにお示しください。 ◎町長(入江) これも,細かい数値については後ほど担当課長が答弁申し上げますけれども,平成27年度から令和元年度まで第1期目の総合戦略を進めてきました。42事業で42億7,400万円の事業費で取り組んできたところです。先般も説明をさせていただきましたけれど,結論として,評価を見ていただきましたけれども,一定程度成果のあった施策もありますけれども,結果的に転出人口,社会動態人口をプラスにすることができなかったということは結果としてあります。もちろん総枠では人口減少という形になってますが,総合戦略に取り組んだことにより減少の幅を縮めることはできたのかなと,この平成27年度までの社会動態人口の平均値とそれ以降の平均値については,今ここに数字はありませんけれども,かなり改善をしているというふうに思っております。 ◎政策企画課長(岡崎) 2番目のご質問です。 人口につながる施策ということで言えば,平成27年度から実施をしております第1期の総合戦略が人口に特化した事業ということで取り組んできておりますけれども,先般その説明をさせていただきましたが,できたもので言えば,子育て世帯の新規定住施策を取り組んでおりますけれども,5年間で78世帯の転入があった。それから,新規就農支援を実施をした結果,27名の就農がかなった。それから,空き家の活用につきましては,空き家を活用して52世帯の115名の実績があったということで,これも先日お話をさせていただきましたけれども,そういった取組がありました。ただ,先ほど町長が申し上げましたけれども,結果,転入転出人口,社会増減率がどうなったかということで言えば,5年間でマイナスの213名の社会減ということになっておりますけれども,先ほど町長が申し上げましたが,過去5年間の平均をその前5年間,平成22年から26年までの状況でいくと,22年から26年までが70人強,1年でマイナス,1年が△で70人以上ですけれども,27年から31年までが45人程度ということになってますので,そういった意味で言うと,あそこを取り組んだことによって転出抑制ができたのかなというふうに考えております。 以上です。 ◆2番(林) 分かりました。 じゃあ,ちょっと次の質問をします。 生活の多様化への対応は,誰もが挑戦できるまちという,この大命題には必要不可欠であると思いますが,移住者への住居の提供,生涯学習,機会均等やテレワークの取組,女性の社会参加,独り親世帯,外国人世帯,UIターン,生涯独身,LGBTなど,マイノリティーと言われる人に対する施策が行われましたか,これはいかに効果を上げましたか,お示しください。 ◎町長(入江) 議員のご質問の事業ですけれども,対象が非常に限定的であります。そういった意味で,マイノリティーへの施策ということで答弁を申し上げます。 議員のご質問の事業につきましては,それぞれ事業の展開をしているところです。移住者やUIターン,独り親家庭など,総合戦略に載った事業は,それなりの成果があったものと考えております。また,ホームページの多言語化や女性や人権啓発の理解のための研修会,ブライダル事業など,多くの事業も行っているところです。定量的に効果を表しにくい,KPO等も設定をしておりませんということもありまして,定量的に評価することは非常に難しいなというふうに考えております。今後は,そういった評価をするためのKPI等も設定が必要なのかなというふうに思っております。              (林議員「担当課はなし」の声あり) ◆2番(林) 例えば,ふれあい作業所さんとか,そういう方が空き缶の回収とか,道の駅の商材提供とか,かゆいところに手が届くような事業を展開されておって,私も大変評価しますが,例えば障害をお持ちの方で,いろんな仕事をやってみたいと。例えば,もう少し職の多様化ですね,そういうことに対して,例えば今ジョブコーチの制度であるとか,町の業務を福祉施設と共同で行うなど,様々な取組があります。そのようなことも次年度の予算に向けてご検討願いたいと思います。 じゃあ,次の質問に行きます。 4番目ですが,最も住民にとって要望の多い,医療・介護・福祉の分野でいかなる成果がありましたか,住民の満足度をいかに捉えておられますか,認知症予防,フレイル,老人性鬱予防など,予防医療の普及の現況と予算措置効果確認や,介護・医療・福祉施設に対するアンケートや住民説明会など,ボトムアップによる施策の反映や地域包括ケアの効果がいかに上がっているのか,実例を挙げてお示しください。 ◎保健福祉課長(松井) 失礼いたします。 議員ご質問の住民の満足度をいかに捉えるかというご質問でございます。 担当課としましては,介護保険事業計画,介護保険料を決めたりする計画がありますけども,その計画を策定の前段で,介護予防,それから日常生活の圏域ニーズ調査をしておるところでございます。その中で,健康度,あなたは健康ですか,それから幸せ度というものをアンケートをしております。これは,65歳以上の高齢者を対象として,要介護状態になられる前の状況を把握しまして,地域課題を明確にしていこうという思いがございます。まず,ニーズを捉えていこうとするものでございます。 結果でございますけども,健康であるというふうに回答された方が74.5%というところでございました。幸せの程度の質問に関しては,10点満点のうち8点以上の方が44.4%でありました。他市町の状況とも比較したところ,健康については上位で,幸せ度については中位程度でございました。体の健康と,それから心も含めた幸福感とかというところが少し差があるかなというのが見てとれます。議員言われますように,そうしたアンケート等をいろいろ駆使しながら,まず住民ニーズを捉えてまいりたいというふうに思います。 それから,認知症予防,フレイル等々の現状の取組というところのご質問もあろうかと思いました。 地域包括ケアの取組はどうなっているかというとこのご質問でございますけども,繰り返しになりますけども,認知症予防,フレイル等々に関して言えば,通いの場,認知症予防教室,それから認知症予防カフェなども,地域のボランティアの方々のご協力をいただきながら,現在積極的に取り組んでおるところでございます。 その成果はというご質問に対しましては,地域包括ケア見える化システムというのが,国のシステムのほうがあります。これに要介護度の認定率の結果でございますけども,16.3%というところでございます。人口構成によって大きく変わってきますが,それを全国で平均して調整してまいったものが,先ほど言いました16.3%で,これは全国,または広島県の状況と比較しましても,2%低い。要するに,要介護の認定者が少ないというふうな状況が見てとれるわけでございます。 以上の結果を踏まえますと,この間本町が行っております医療・介護・福祉の取組というのは,一定程度の成果が現れているというふうに考えております。 以上でございます。 ◆2番(林) 幸福感のアンケートって,これは僕初めて見たような気がします。これは分かりやすいアンケートで,この幸福感が本当に上位に行くように次年度の施策を取り組んでいただきたいと思います。いわゆる誰もが挑戦できるまち神石高原町,これはすばらしい言葉だと思う。それと,挑戦しようにもできない人もいますから,そういう人たちのケア,ここも格差感を生じないような施策,これが幸福感を上げていくことじゃないんでしょうか。 もう一つ,次の質問に行きます。 誰もが挑戦できるまちの目玉施策であるチャレンジファンド事業による投資先の新規事業の進捗と経営状況を町はどう捉え,どのような伴走支援を行っておられますか。実例を挙げ,お示しください。また,資金提供先の回収実績,見込みと基金積み上げの予定,原資の繰入れ予定,財源をお示しください。また,本事業の次年度の展開予定,展望をお示しください。 ◎町長(入江) 回収実績とか原資の繰入れの予定等々につきましては,後で担当課長が説明を申し上げますけれども,今7事業体へ5,240万円を財団のほうから出資をしております。もちろん伴走型ということで,定期的な声かけも行っておりますし,経営状況の把握も行っているところです。ネットワークがかなり広うございますから,クラウドファンディングの提案とか,いろんな人をつなげる仲介役等々もしながら,財団法人の取組は今予定どおり進んでいるというふうに私は実感をしております。 詳細は,担当課長が説明申し上げます。 ◎政策企画課長(岡崎) チャレンジ基金の今の状況につきましては,町長が今答弁を申し上げたとおりですけれども,資金先へはどんな支援をしてるかということであります。 資金の支援先の事業の進捗であったり経営状況については,定期的にチャレンジ基金の事務局がヒアリングを行っております。それから,本年から地元の専門家,有識者の方に事務局に入っていただいておりますので,その方に定期的に訪問をしていただいて,状況を把握をしていただいております。それから,専門家にお願いをして,定期的な資料の提供を求めています。これについては,専門家というのは税理士ですけれども,月次の金繰り,金繰りというか資金計画,それを出してもらいまして,今資金の状況がどうなっているかというのを定量的に一緒になって支援をしているというふうになっております。 それから,資金の回収ですけれども,令和2年に入って,支援先から第1回の償還がありました。これは,年次,毎年毎年償還というか,出資の引き上げということをさせていただきますので,計画的に実施してまいりたいというふうに思っております。 それから,今から財団の資金運営状況をどういうふうになるかということにつきましては,3月に皆様方に基金の予定表というか,町が財団にお金をどういうふうに貸し付けるか,財団が資金を支援したとこから資金を引き揚げるかという財団の試算表をお渡しをしておりますので,そこで見ていただければ分かるかというふうに思います。 それから,今年度につきましては,現在資金の支援の募集を行っております。1件の申込みがありましたけれども,内容を調整をする段階で辞退をされましたので,現在は実際の申込みはありません。今年度,もう一回12月に2回目の資金支援の申込み募集をかけたいというふうに思っています。 以上でございます。 ◆2番(林) 私は,この事業に対しては個人を対象に,アメリカンドリームのような資金集めの場を提供するというリベラルの場であると思います。例えば,ビジネスコンテストとかで資金を得られた人,得られない人,関係のない多くの住民などに,こういう問題は格差,感情的なしこりが残ってはいけないと思います。このあたりしっかりと検討されて,次年度の政策につなげていっていただきたいと思います。 また,私,この事業は高く評価しておりまして,町が金貸しをやるということではなくて,意欲と能力があるが,資金不足の事業所に町が地域課題解決とか公益的な役割の担い手として育成するという視点に立ち,資金提供とともに,経営,アドバイス,時には営業や啓発,お客さんにもなるという,前例のない産業興しの施策であると私は思っております。ここは事業の内容の公開や住民理解にしっかりと共感を得られるように情報公開,これを徹底してやっていただきたいと思います。 それでは,6番目に質問です。 平成30年7月豪雨災害の復旧状況の予算執行の復旧予定箇所に対する進捗率,財源総額との町負担の割合は,早くから国土強靱化計画を提出した本町に対する交付金総額と事業例,今後の予定,また土砂災害などに備える体制整備や消防経費の執行がいかに行われ,住民の安心・安全に寄与できたのかをお聞きします。 ◎建設課長(高石) 失礼します。 本年8月時点の完成状況でございますが,現在件数で言いますと40%でございます。建設課所管の3事業,調書で言いますと,131ページ,132ページ,133ページでございます。 補助金の建設課所管で,工事請負額の約5億円ございますが,これの補助率が90.9%から98.8%,それが国費で交付をされております。補助残については,起債と単独費を充てておりますが,補助残といいますか,補助対象外でございますが,これについては,測量などの附帯経費があります。現在,土木事業者の方には大変頑張っていただいておりますが,とても敬意を表しているところでございます。 体制整備につきましては,役場全体としまして警報待機を行っております。大規模な災害につきまして,消防経費,土木維持経費について現予算で対応をしておりますが,後日補正予算をお願いするという手法となるという状況でございます。 以上でございます。 ◆2番(林) この事業の進捗,皆さん事業者を含め,担当課の方も頑張っておられるというのは私もよく分かっておりますので,本当に奮闘していただいて,住民の壊れてるそのままを見ると,気持ち的に情けない。でも,頑張ってるんだよという姿勢は,私も住民に伝えておりますので,ここは議会とも一つになってやっていきたいなと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で林議員の質疑を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は11時10分とします(午前11時01分) ○議長(松本) 再開します。(午前11時10分) ◆3番(赤木) おはようございます。 それでは,私のほうから決算の質疑を2点ほどさせていただきたいと思います。 一つは,会計全体のことでございます。 決算審査意見書の中でございますけれども,この28ページ,下の段です。指摘・要望事項のところで,1,各種補助金交付について,各課において補助金交付をしているが,一部要綱に基づかない交付決定,支出が見られるというような記載がございます。この一部要綱に基づかない交付決定,支出というのは,これは一体どういうことなんでしょうか。説明を求めます。 ◎総務課長(瀬尾) 失礼します。 議員ご指摘の件でございます,監査の指摘事項に関することでございますが,この事案については,まず総務課の関係の事案でございます。内容としましては,昨年広島県消防ポンプ操法競技大会がございました。その大会に神石方面隊が出場することとなりましたが,その出場に当たって,町より補助金を交付をしておりました。しかしながら,補助金の交付につきましては,合併前からの慣例に伴う補助金の支出ということで,要綱の定めをしておりませんでした。このことについて指摘をいただいたところです。 なお,要綱につきましては,本年4月に新たに要綱の制定を行って,処理を行っているところでございます。 以上です。 ◆3番(赤木) 決算書の中の事項とか細目とかいろいろあると思うんですけど,その中で監査委員の人はよう見つけちゃったなと思うて,すごう感心しとんですけども,これはちょっといろいろ要綱がなかったのをやるというのも問題ではあるんですが,その慣例に従ってというところで,さらには既に要綱も新しくなったというところで終わったものなんで追求はできませんけれども,これはほかにもそういう事例があったりするんですかね。これの調査などは行われたんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 特にこの指摘を受けての調査ということではございませんが,今ご承知のように,昨年来から補助金の制度,そして補助事業の見直し作業を行ってるところです。今年8月に,改めて補助金制度や補助事業の見直し作業について,係長以上に説明を願ったんですが,その際に要綱や条例,もちろん規則も含めて,改めて制度設計とか中身の検証を行ってくださいという話をしております。今,各課でそういう作業を行ってもらってるところでございます。その作業結果は,まだ具体は聞いておりませんが,恐らく基本的には全ての事案について必要な規定については定めてあろうかとは考えているところです。 ◆3番(赤木) 今,要綱を定めてしっかりと見つけているということなんで,来年度は監査委員に指摘されないように,しっかりとやっていただきたいなというふうに思っております。 続きまして,もう一つです。次,2番目,これは一般会計でございます。 成果調書の33ページ,32ページから3ページに渡るわけですけれども,協働支援センターの運営経費の協働支援センターに係る支出一覧という資料を提示されました。この中で,非常に各協働支援センターごとに運営経費など,補助金のばらつきがあると。このそれぞれの経費は,どういうふうな基準で決まっているのか,またそれぞれのセンター長はそういったばらつきを理解して,その金額などで納得していらっしゃるのか,そういうところをお伺いしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(矢川) それでは,協働支援センターの運営の補助金関係でございます。 ご指摘の資料33ページ目,金額にばらつきがあるというとこでございます。その基準でございますけれども,まず一番33ページの上段のところの会長報酬分でございますけれども,会長1人当たり年額20万円で計算をしております。続きまして,運営補助金でございますけれども,これにつきましては,1自治振興会につき16万8千円に世帯1戸につき4,800円を加算した額という基準でございます。 続きまして,自由枠財源となっておりますけれども,これが協働支援センターが設立になる以前に各自治振興会連絡協議会でセンターの財源についてご議論いただいたところでございます。その中で,一番右側に合計4千万円とありますけれども,まず総額は4千万円に担保してくれということになりまして,4千万円と総額がなっております。その配分の在り方なんですけれども,うち40%を均等で割る,残る60%を人口割で算定するというふうなルールになっております。 続きまして,その下の補助金の人件費でございますけれども,人件費は事務局長が16万7千円,月額,そして事務局次長が15万円の月額,事務局員につきましては6,900円の,これは日ですね,日で積算を起こしておりまして,これで交付をし,それぞれ人件費でございますので,出夫によってちょっと数字が変わりますので,精算方式により,実績により精算を行っております。 続きまして,公民館の事業費ですけれども,これもセンターに移行になるに当たって,それぞれ地区で取組状況が違って,額も違ったわけですけれども,数年たって大分落ち着きましたので,このたびは前年度の実績に基づいて算定を行い,これも精算方式で精算をするというふうなことになります。 続きまして,施設の指定管理料でございますが,これはご存じのように,その施設を維持するに当たって必要なランニングコストというものを計算をしておりますので,施設の規模によって幾分か違うということだと思います。 これらの情報について,センターは理解しとるかというお問合せですけども,これも協働支援センター連絡会議の中で,私のほうから各センター長さん,事務局長さんのほうに情報を提供し,共有し,納得をいただいておるというふうなことになります。 以上でございます。 ◆3番(赤木) おおむね納得はいたしましたが,ちょっと分からないのが,会長報酬ですね。どうして各センター長で,恐らく会長さんというのはセンター長だと思うんですけれども……。違う。自治振興会の会長,それでこんだけ違うんですか。分かりました。ちゃんとそれぞれセンター長が納得しているのであれば問題ないとは思うんですが,これはいわゆる行政の立場から,共有ではなく,強制といいますか,強く訴えて理解していただいたんじゃないですよね。 ◎まちづくり推進課長(矢川) どのように表現すればがちょっと難しいんですけれども,センター設立に当たって,町の役割として,そういった財政支援の施策でもって現在推進をしてるというふうな状況でございます。今後におきましてもですが,現状もそうなんですけど,いずれにしましても,これは税金でございまして,今後町の財政もありますけれども,先ほど言いましたような,例えばふるさとを応援していただけるようなファンの層を拡大するであるとか,そういった財源確保もお願いしたいということで,強くセンターにもお話をさせていただいておるというふうなことです。 今後,この額が幾分か繰越額になっておるというとこも散見されますので,そちらのほうも有効に活用できるように,センターと協議をしておるというふうなところでございます。 ◆3番(赤木) いずれにしても,双方納得の上でこのような金額であるというのであれば問題ないと思いますが,協働のまちづくりでございますので,しっかりと行政と協働支援センターのほうが協議をして,お互い納得いくような,そういう施策を行っていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(松本) 以上で赤木議員の質疑を終了します。 ◆4番(横山) 私,4点質問を出してたんですが,今気がつきました。最後の1点は特別会計ですね。ごめんなさい。だから,3点質問させていただきます。 26ページのブライダル事業のとこですけど,令和元年度も事業を行われたわけですが,次年度の課題の整理のところに,令和2年度では事業の見直しを行うというふうに書いてあるんですけど,これも何年もずっとブライダル事業を行ってきておられますが,どうも毎年こういう感じで成果が見られないというのが出てると思うんですよ。もうこの辺で抜本的な見直しの時期が来てるんじゃないかと思いますけど,その辺のお考えをお聞きいたしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(矢川) ブライダル事業の成果ということと見直しということでございます。 これまでセンター運営を行ってまいりまして,一昨年はありませんでしたが,大きな成果ではないにしても,二組の成婚があったということは事実でございます。成果が出にくい要因としまして,町のブライダルセンターを利用したくないという最も多い理由が,結婚相談員,そして行政に自らが婚活をしていることを知られたくないというふうなことでございます。今後におきましては,行政の指導ではなくて,取組の主体というものを青年会,若手ですね,それから協働支援センターという組織もございます。そういった主体に移した事業展開というものが必要なのかなと現在考えております。 また,広島県で取り組んでおります,ひろしま出会いサポートセンターというとこがございますけれども,ここも併用して登録をいただいております。ここのひろサポは,県内の様々な婚活情報であるとか,そこに一元化になっておりますので,一つの自治体だけでそういう取組をするんではなくして,そういった広域性を持った取組が重要なのかなというように思いますので,そういったものにもさらに移行していきたいなというふうに思います。 このブライダルセンターの運営でございますが,先般も申しましたように,こういった結婚を誘導するような補助金であるとか,それから個別給付金に増して,やはりこの町に結婚して住みたいと思っていただけるようなまちづくりというのが何より重要ではないかなというふうに考えております。 見直しの具体につきましては,結婚相談員さん等もブライダルセンターもありますので,これまでも十二分にこれまでの成果を見て,反省部分も含めて,どうあったらいいかというのを議論を行っておりますので,来年度の予算策定までにはまとめて,次年度に生かしていきたいというふうに思います。いずれにしましても,これまでの課題というものがたくさんありますので,これを克服できるような制度に移行したいなというふうに考えております。 以上です。 ◆4番(横山) 結婚相談員の連絡会議を年9回開催されたということなんですけど,その中でいろんな,あそこに独身のがおられるよというそういう情報交換をされたんだと思いますが,今結婚事情もすごい変わってきてまして,結婚願望もちょっと少なくなってるような感じの時代背景もあったりするんですけど,そうした中で,この小さな田舎の町の中で,そういう世話をするということ自体が,相談員の方は本当にやりにくいところをやってくださってるんじゃないかなって思うんです。私,相談員の方とお話ししたわけじゃないんですけど,干渉しないでくださいって言う人もおられると思うし,さっきも言われた,あまり婚活してることを知られたくないとか,いろいろあると思うので,ブライダル事業を町がするっていうことにもちょっと時代に沿ってないのかなという感じすら私はしています。結婚をする,しないは自由ですから,結婚をして,この町に住んでいただける方にこの分の予算をもっと行って,結婚祝い金を増やすとか,そういうふうに持っていったほうがいいんじゃないかなと私は思いますけど,どうでしょうか。 ◎町長(入江) まさに,議員言われることも非常に大きな部分だと思います。課長が申し上げましたように,行政がする事業としては,個人情報を扱いますから,そこの管理というのは,民間なら適当に扱うということではありませんけれども,非常に仕組みづくりが,個人情報を扱うということで,複雑になってます,この事業自体も。婚活のイベントとかは別にしても,そういったところがありますから,こういったブライダルについては,今の情勢,傾向もありますから,行政が行うのはどうかなというふうに私も今考えているところですけれども,先ほど課長が言いましたように,お世話をしていただいてる委員さんとかがおられますから,しっかりと話をして,また来年には新たな方向が出せたらというふうに考えております。 ◆4番(横山) よろしくお願いします。 次の質問に行きます。 28ページの地域おこし協力隊員の活動経費のとこですけど,油木で協力隊の方が今化石の魅力化,化石の整理で頑張っておられます。この方も,任期が令和3年って書いてあるんですが,来年もう一年なんですけど,大変貴重な化石を町としてどのように保存していくような方向性を持っておられるのか,お聞きします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 化石魅力化の取組でございます。 この取組でございますけれども,油木協働支援センターが策定されております,いわゆるまちづくり計画の中で,市場再生,市場の油木の中心地でございますけれども,その再生事業の一つに位置づけられたものでございます。取組自体は,油木協働支援センターであって,町としては,化石魅力化事業を含め,協働支援センターに対する,先ほども出てました一括交付金などの財政支援によりその活動そのものを支援をするという施策により支援を行っておるところでございます。 現在,協働支援センターでは,まちづくり計画が5年たちますので,見直しの策定作業を行われております。今後においても,化石魅力化をはじめ,油木地区の将来を見据えた取組を地区民の皆様が知恵を出し合って検討をされております。まず,地域住民の皆様がどうありたいのか,そしてどう実践,そして実現するかというとこが重要かなというふうに考えております。その中で,化石の関係につきましても,じゃあ町の役割は何かというのを住民の皆さんと考えていきたいというふうなことでございます。 以上です。 ◆4番(横山) 町としては,まだその方向性を今から地域住民の方の要望を聞きながら決めていくということですかね。今も開催されてるかどうか分かりませんが,西川で展示をされて,行ってみたんですけど,協力隊の方が一個ずつ丁寧に説明してくださって,私なんか全然知識はないんですけど,へえすごいですね,へえっていう,そんな感じで,本当に一個ずつに丁寧に説明してくださいました。これは本当にすごい価値のあるというか,珍しい化石があったりするんですよね。そういうすごいものがこの油木地区にあるのに,協力隊の隊員の任期が終わった後,これはどうなるんかなと思って,そこで私は心配になりました。その協力隊員の方にも定住して,引き続き化石に携わってもらいたい,でも協力隊員の方も生活がありますから,いつまでも化石では収入が得られないと思うので,定住してもらうために町が何がバックアップできるのか,その化石をこれからどう保存していこうとしてるのか,町の観光資源につなげていくのか,そういう方向性を町が示さないと,住民,どうしますか,住民,どうしますかもいいですけど,町がどういうふうにするのかっていうのをそろそろ示していかないと,このすばらしい化石を保存するには,温度とか,湿度とか,何かすごく大変ならしいんですよ。だから,簡単にそこらに並べておいて見てもらうっていうわけにはいかないし,常に維持管理をずっとついて誰かがしていかないといけないぐらい,すごく大切な化石らしいんです。だから,町が方向性をそろそろ出すべきじゃないかなと思うんですけど,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) この化石のプロジェクトの協力隊員を採用するときに,もともと大学へ行って話をしたときに,学術的に保存をするだけでは駄目ですよと,協力隊員としての活動は。もちろん整理をして,これから保存をしていくという仕組みももちろん作ってもらいますけれども,これを活用してまちづくりにつなげていかなきゃいけませんよという話はしてるんです。地域がどういう形で関わっていけるかということは,もちろん油木でやってるわけですから非常に重要なんです。行政がこれをやりなさい,あれをやりなさいと言うことはなかなか難しい。ただ,方向性はもちろんこちらで協議をしながら出していかなきゃいけないなと思います。今議員が言われるように,整理をしただけでは,残すという意味ではいいかもしれませんけど,地域の活性化にはつながりませんから。どっか,岐阜でしたか,議会でも話をさせてもらったかもしれませんけれど,昔からそういった石が,たくさんいろんな石があって,それを石を好きな人が整理をして公開をしたら,物すごい人が来たと,びっくりしたと,石にこんなに興味がある人がおるんだというぐらいに。屋台とかを出して,町がすごく活性化したという例がテレビで放送されてましたけども,そういったものも参考にしながら,西川もありますから,今そういったところを活用しながら,油木の活性化につながることをこれからも一緒には考えていきたいと思います。 ◆4番(横山) ぜひ町としてどういうふうにしていくかっていうのを考えていただきたいなというふうに思います。 私は化石にあれがよく分からないですけど,協力隊員さんのお話を聞く限りでは,本当に珍しい化石が,今展示してあるのはほんの一部で,まだすごいたくさんあるのだっていうことをおっしゃってましたから,じゃあそんだけの化石をどこに保存するかっていうのはすごく大きな問題だと思うので,協働支援センターだけではできないと思いますし,町がバックアップしていかないといけない。今言われたように,化石に興味のある人は全国にたくさんいらっしゃるわけだから,それこそSNSで発信すれば,わざにでも見に来る人はたくさんいると思うんですよ。だから,ぜひともこの化石を生かしていただきたいな。西川さんが残された財産ですから,無駄にしたくないし,部屋の中に閉じ込めておくのももったいないと思うので,ぜひとも本気で考えていただきたいなというふうに思いますが,協力隊員さんは来年,令和3年いっぱいです。それまでには何らかの方向性を出していただけるのでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) この協力隊でございますが,任期3年ということで来年で終了ということになりますが,一番重要なことは,この協力隊員が未来永劫ずっとそこにいるということではございませんので,そういった仕組みですね,地域おこしにつながるような仕組みというのをその期間で地域の皆さんと作り上げていくということが何より重要なのかなというように思います。そういう仕組みづくりも併せて,もう少し任期がございますので,一緒に考えていきたいなというふうに思います。ちなみに,本日隊員に確認しましたら,60%程度ぐらい化石の整理ができつつあるというふうには伺っております。 以上です。 ◆4番(横山) ぜひよろしくお願いします。 次の質問に行きます。 44と45ですけど,グラウンドとか体育館とか,これらの維持管理費が今後どんどん増えていくと思われるんですが,令和元年度の決算を見て検証されたと思います。今後,これらの維持管理費をどう抑えていくかとか,どのようなお考えなのか,お聞きしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 社会体育施設の維持管理の検証と見直しということだろうと思います。 社会教育施設だけではなくして,多くの公共施設がありますけれども,私がまちづくり推進課で所管しとるのが92施設ございます。この施設につきましても,現在町が策定中の公共施設等個別施設管理計画の中で検討をしていくということになると思います。教育施設でもありますので,災害時の避難場所にも指定されている体育館だったりグラウンドというのは,公共性が公共性が非常に高いということが言えると思います。どの施設を残して,重点的に改修,更新に係る基本的な方向性を示すということが重要であるというふうに考えてます。今後,体育館だけではなく,全ての施設が老朽化が進んで,改修費の増大が予想されております。限られた財源の中で全ての施設を維持していくというのは困難であるというふうに考えておりますので,施設の全体の状況を把握し,改修更新事業の優先づけや絞り込みを行うための計画準備作業を現在進めておるというようなところです。 一方で,若い世代,高齢者,子育て等々,利便性の向上ということであるとかを考えますと,トイレの洋式化であるとか,おむつ替えシート,ベビーキープといいますかね,そういった設置も現在行っております。また,こういった施設は,豪雨災害なんか非常に災害も今ありまして,そういった課題があります。いずれにしましても,社会教育施設はスポーツをする場所としての機能だけではなくて,それぞれの地域のコミュニティーの醸成を図る非常に重要な施設であると考えております。災害発生時の避難拠点としての安全性など,地域バランスということも考慮をしなけりゃいけませんが,そういった観点を十分に計画に盛り込んでまいりたいなというように考えております。 以上です。 ◆4番(横山) はい,分かりました。 グラウンドにしても,体育館にしても,体育館はよく使っておられるのかな。グラウンドとかも,使用頻度,どのくらい使っておられるか,そういうのも検証をしていくべきじゃないかなと思うんですけど,それによっては,使用頻度が少ないようなところは,近くのグラウンドとどっちか一つにするとか,そういうふうな検証の仕方をされるんですよね。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 当然に利用状況等も鑑みながら,計画に盛り込んでいきたいというふうに考えてます。そして,施設が統合であるとか,いろいろあると思いますけれども,そういったものについて,地域の皆さんが利用されている施設でございますので,そういったお話をさせていただいて,これも補助金の話のときに言いましたように,賛成,反対,いろいろ議論があると思います。その中で,納得できるような形で進めていく必要があるんではないかなというように考えております。 以上です。 ◆4番(横山) 電気代でも,グラウンドのほうが491万円,それから体育館のほうも483万円,二つ合わせても1千万円ぐらい電気代もかかってるんですけど,電気も,水道も,それから集落排水のお金も300万円ぐらいかかってますけど,これらも必要経費なんで,どうしても要るお金だから削るわけにはいかないと思いますが,ナイター設備とかあるので,ああいうのが結構電気代が高いのかなというふうに思いますが,そこら辺はどう考えておられますか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 現在,ランニングコストを削減するために,照明器具のLED化を今進めております。水銀灯からLEDに変えると,非常にコストが下がるというふうなことでございます。ただ,投資的経費が必要でございますので,財政当局と協議しながら,できるものから計画的にLED化を進めております。 以上です。 ◆4番(横山) 決算のあれでも経費がすごくかかってるっていうあれがあったので,節減できるところはしっかりと節減し,使わなきゃいけないお金はしっかり使ってもらって,節減できるところは節減できる,そういうふうなことをしっかりと令和元年度の決算を検証して,次年度にまたつなげていっていただきたいなというふうに思っております。 一般会計の質問は,以上です。 ○議長(松本) 以上で横山議員の質疑を終了します。 ◆6番(橋本) ありません。 ○議長(松本) 橋本議員の質疑を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は13時10分とします(午前11時42分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時10分) ◆7番(久保田) それでは,決算のほうの質疑をいたします。 道の駅の件なんですが,先般も一般質問で質問いたしましたが,クラフトビール,出ておるものは発泡酒,これの以前いただきました資料によりますと,販売の試算表が出ておりますけども,先日の一般質問の答弁では,クラフトビールがこの春から出て,今までの売上げが40万円程度と言われたんですかね,40万円ね。それで,この試算表を見ますと,年間に1,200万円の売上げ,月に100万円の売上げ,この試算表ね。どうして40万円しか売上げができんのんです,まず1点。 ◎産業課長(豊田) クラフトビールの販売の件でございます。 販売金額につきましては,一般質問のほうでお答えをさせていただきました625本で,正確には40万6,250円というのが8月の段階での販売状況でございます。今,久保田議員さんのほうで言われました,販売金額1,200万円でございますけれども,これについては,恐らく平成29年度末ぐらいの資料でご説明をさせていただいたのかなというふうに思うんですが,計画当初道の駅につきましては,道の駅182自体で直接,発泡酒ですが,クラフトビールのほうを醸造するという計画で当初進められておりまして,そのときの計画ということで,大体年間製造量で8,000リットル程度予定をされとったのかなというふうに思っております。その後,事業の計画が見直しをされまして,テナントの募集なんかも行われたようですけれども,その後申請もなく,結局外部委託でクラフトビールについては製造していくという形で現在になっているということで,その計画当時と大きく状況が一つは変わっているということでございます。 それから,その販売金額ですけれども,油木百彩館でありますとか,町内の各事業所での販売,あるいはネットを使っての販売,県内外の産品販売ショップ等々の販売目標もそれぞれ数字的に目標数値がありまして,そういったもの全てを含めて1,200万円というふうな形になっておるかというふうに思いますし,逆に言えば,1,200万円程度売らないと,生産が特別技術のある方ということで,生産に係る人件費とか,生産コストのほうの捻出といいますか,経費が出てこないということで,1,200万円という当初の計画で進められていったように思います。 現在は,先ほど言いましたように,状況が大きく変わりまして,販売につきましては外部委託で,さんわ182ステーションでのみ今現在は販売をしているということで,販売金額がちょっとなかなか伸びていないというような状況になっております。 以上です。 ◆7番(久保田) この試算表が変わったんなら変わったように,どうしてまた見直しをしたような資料を出されんのですか。これは,2年前に出されて,そのままなんですよ,この前も言いましたがね。月に100万円売るようになっとるんですよ。何を根拠にこんなことをされて出したんですか。企画部長がされたんでしょう。ここへ書いてありますよ,企画部長の名前で。そうでしょう。そこら辺の指導がなってないと私は言ようるんです。7月までの売上げ,この春からの売上げ40万円,今9月ですから,多分50万円はあると思いますが,先月行ってみましたら,発泡酒はもうと言うんか,店の棚には並んどらんかったです,先月の8月の終わりじゃったですかね。聞いてみますと,盆にもなかったそうですね,ちょっとこれ話は違うんですけど。そういう,せっかく発泡酒を作っても,売る気がないんかどうなんか知らんが,全然職員の横の連絡がないんかどうなんか知らん,誠意がないと,ほんまやる気がないんでしょうね,こんなええかげんなものを出してから。どういう指導をされとるんでしょう,1千万円の,しかも金をかけてから。40万円の売上げにしても,40万円は道の駅の収入じゃないんですよ,売上げですから。材料費じゃ何やら,人件費は向こうへ払わにゃあいけんのですよ,福山の醸造所へ。半分も残らんでしょう,手元に。そういう計算をしてから,知っとってからあんたらしよってですか。そりゃあ町長や副町長らへ言うてもいけんですがね,そういう指導をどうしてされんのんですか,道の駅の職員に。 ◎産業課長(豊田) 8月のお盆時期から9月にかけて,クラフトビールの品切れになってしまいまして,その間注文はしてたんですが,急遽ばたばたっと売れたということで,注文のほうが若干遅れたのかなというふうに思ってますが,製造に3週間ほどかかってしまいますんで,その間商品のほうの品切れというような状況がちょっと続いてしまったということでございます。これにつきましては,産業課のほうからも会社のほうにお願いなり,しっかり管理をしてほしいということで指導といいますか,お願いをさせていただいたところでございます。 あと,試算表が今まで出てないということでございますが,計画のほうがちょっといろいろと変わったりしたもんですから,資料のほうの作成ができていないということで,お示しができていないんだろうというふうに思っておりますんで,そこら辺については申し訳ないというふうに思っております。 ◆7番(久保田) 試算表を今から見直しをしたのを出せますか。私らの任期は,まだ11月まであるんですけど,出せますか,それまでに試算表の見直し。 それと,品切れになっとって,道の駅の会社のほうへしっかり何か対応するようにと言われたんですが,こんなことまで一々役場のほうから指導というか,話をせんと,道の駅の職員が動かんのんですか。第三セクターという甘えがあるんじゃないですか。職員,誰が責任者でやっておるんかどうか知りません。恐らく企画部長でしょう。そんなことまで一々役場のほうから言わにゃあ分からんのんでしょうかね,あの人はね。ここで言うてもしようがないですけど,情けないですよ,見よったら。そこらはどうなんですか。 ○議長(松本) 暫時休憩します。(午後1時19分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時19分) ◎産業課長(豊田) 試算表につきましては,うちのほうから会社のほうへ確認をさせていただいて,対応のほうを検討させていただきたいというふうに思います。 ◆7番(久保田) 以前,子ども議会じゃない,どういうんかな。            (「次世代議会」の声あり) 次世代議会,ごめんなさい。次世代議会で,道の駅に蛇口をひねるとジュースが出ると,トマトジュースだろうと思うんですが。あれを作ったらどうかという提案があって,町長,あのとき検討しますというて言われたんか,ちょっと覚えとらんのですが,すぐにでもするようなことを言われたんですが,道の駅ができて半年になっております。あれは,どうなっとるんでしょうか。 ◎産業課長(豊田) 蛇口からすぐに出てくるというようなもので,機械自体は既に作って,準備はしておったんですけど,コロナの関係でちょっとしばらく様子を見たいということで,今はコロナが落ち着いて,状況を少し見させてもらってから取り組むというようなことで,今のところは待機という状態になってます。 ◆7番(久保田) コロナの関係で様子を見るというのは,どういう意味ですか。そんなことを言よったら,あそこを閉めるようになりますよ,コロナの関係,コロナの関係というて。トマトジュースを出すんと,コロナの関係は何の関係があるんですか。それを言よったら,いつ収束するか分からんですよ,コロナはねえ。ほいじゃけえ,すぐされたらどうですか。 ◎副町長(森重) 先ほどありましたように,子どもの次世代議会で出されたことなので,ぜひ実行ということで,先ほど答弁しましたように,機械を作って置いていますが,コロナの関係で,蛇口をコップを持って銘々がひねられるということになると,そこへ人がついて管理をしなければならないと。もしこれまでの状況の中で,そういったところから感染したということで大変なことになるんで,それであれば,トマトジュースのほうも既に準備をして,農業公社で作ったものをテークアウト,イートインのほうで販売もしておりますし,機械もありますから,装置を蛇口を触らないということになればできると思いますが,そういったことが今ちょっとできませんので,状況を見ながら準備はして,トマトジュースは既に販売をしております。ですから,できる状況にありますが,コロナ禍で,リスクがあるものは避けたいということで,今止めております。 ◆7番(久保田) そういう事情があるなら,分かりました。 次の道の駅の人事についてお尋ねしますが,役場におられた前の参事が道の駅に入られて,今支配人,道の駅の駅長になられとるんですかね,駅長。いわゆるトップですよ。私ら一般の者から見ますと,これは天下り人事じゃないんかなというような思いもあるんで,そういう声も私は聞いておりますんで,こういう人事は私はやるべきでないと,そういうふうに思っておりますが,そこら辺の考えはどうなんですか。 ○議長(松本) 暫時休憩します。(午後1時24分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時24分) ◎町長(入江) 天下りとかということではなくて,参事職が任期が切れて,退職,退任という形になりました。道の駅もリニューアルをして,これからいよいよ販売戦略を作って,またしっかり売上げも上げていこうという段階で,道の駅のほうから,もともと社長もされてましたし,そういう経営にも関わっておられましたから,来てくれということで採用されたんだというふうに思います。 ◆7番(久保田) いろいろ言われましたが,要は一般論としてのことを言よんです,一般論として。そういうふうに思われますよということなんです。そこら辺は,よく一般の者の声として聞いておいていただきたいと思います。 次の帝釈峡の観光協会の協会への過去5年間ぐらいの補助金の推移をお尋ねしたいんですが,お願いします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) それでは,帝釈観光協会に対する過去5年間の補助金の推移についてご説明いたします。 直近からご説明しますと,令和元年度が総額で76万円になります。内訳につきましては,会費としての支援をしておりまして,会費が30万円,帝釈の広告を行っておりますが,その共同広告に40万円,そして公園整備に6万円でございます。平成30年につきましても同額でございます。平成29年度におきましては74万9千円で,内訳が会費が28万9千円で,共同広告が20万円,公園整備が6万円,そして50周年の湖水開きに対して20万円でございます。続きまして,平成28年度,49万2千円でございます。会費が28万9千円,共同広告が19万5千円,当時シャトルバスを運行しておりましたので8千円。続きまして,平成27年度,66万4千円,内訳,会費が28万9千円,共同広告が19万5千円,シャトルバスの運行が18万円の内訳になっております。 以上です。 ◆7番(久保田) 分かりました。 上下というか,増えたり下がったりというところもありますが,大体66万円から76万円,昨年度で76万円ですね。以前と比べたら,少し増えとるような感じもあるんですが,要はあそこの犬瀬地区,帝釈峡全体もそうなんですけど,ご存じのように,非常に観光客も減って,地域も寂れつつあります。イベントをしようと思っても,今年はコロナの関係で全然できておりませんが,それをしようと思っても,事務局というか,事務をするような人もいないような状況の中で,何とか事務局の職員というか,そういう人も何とかならんかなというような思いでちょっとこれを質問をしたんですが,これの増額というものは考えておられませんか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 帝釈観光協会に対する財政支援につきましては,例年協会から町のほうにどういった支援が必要であるということで,要望書まではありませんが,事業計画書ないしを提出をいただいております。これにつきましては,庄原支部も同様だと思いますので,そういった意見をいろいろ聞きながら,振興策の中でさらに財政支援が必要であるということがあれば,また検討をしてまいりたいと思いますが,現在のところ事務局機能であるとか,そういったお話はいただいておりません。 ◆7番(久保田) 分かりました。 それでは,観光協会のほうへしっかり要請をしておりますんで,その節にはひとつよろしくお願いしたいと思います。 次の……。まだまだ時間があるんですよ。先日いただいた神石高原の町の広報神石高原9月号,これちょっといいですか。去年の決算が出とんです。開きましたら,町の家計簿,決算のあらましというのが出ておりまして,平成元年度分の決算が出ております。今は議会の開会中で,決算は今審議しております。この後採決があるんですが,決まってないものをなぜこんなに早く出されるんですか。これは,予算書とは違います。予算は予算案です。これは,決算ですよ。決算は,まだ決まってないんです。何でこんなに早く出されるんですか。これを編集しようと思うたら,2週間もその前からされとるはずです,すぐできんからね。何でこんなことをされるんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 広報の担当をしておりますので,私が答弁させていただきますけれども,決算につきましては,庁内で言えば,5月末で締めて,それ以降監査委員の皆様方に監査をいただいて,8月末監査意見書もいただいております。ですので,間違いなく監査委員の皆様方に見ていただいているので,額については問題ないというふうに思っておりますし,それからいわゆる決算ですから,昨年度の数字については間違いなく決算を行っておりますので,それについては少しでも早く町民の皆様方に情報を提供できればということで,今回9月の大抵が20日以降に皆様方の手に届くというふうに考えておりますので,それに合わせて編集をさせていただきました。 ◆7番(久保田) 予算や決算の数字に間違いがあるとかないとか,それを言ようるんじゃないんですよ。まだ議会の認定が下りてないんでしょう。しかも,今年初めてですよ。去年もおととしも,9月には出されてないですよ,決算の数字なんか。今年初めてです。しかも,この中を見ると,ここが腕の見せどころ,パートI,パートⅡ,やりくり上手,こういうことを書いてあります。これは何が言いたいか分かります,私が。後援会報じゃないですよ,これは。これは,税金を使った町のもので,何か自慢を書いとるように,私らは見えるんです。批判の声が早速電話がありました,私のところへ。だから,何で決算が済んでないのに出すんかということを言うとるんですよ,認定が済んでないのに。今年初めてです,こういうことをされるの。ちょっとおかしいですよ,やり方が。 ◎副町長(森重) 決算の状況につきましては,当然住民の皆さんに説明をする責任がございます。決算もまとまったということで,速報で出させていただきました。これも,これまでの議員各位から情報の発信をしっかりしなさいということで,当然今回も答弁をさせていただいておりますが,確実な情報発信をしていくということで,広報紙,またかがやきネット等々を通じて,こういった情報を住民の皆さんに分かりやすく伝えるということで,先ほどありましたように,コメントを入れてるのも,数字ばっかり並ぶと,かなり数字が並んでますけど,なかなか見にくいということで工夫をして,住民の皆さんが親しみを持って行政の状況,決算について見てもらうということで発信ができたと思っております。これを住民の皆さんにしっかり見ていただいて,行政の状況を見ていただきたいと思いますし,財政状況ですれば健全財政ということで,その辺は安心といいますか,今の状況はこういったことだということを把握をしていただきたいと思いますので,ますます発信をしてまいりたいと思います。 ◆7番(久保田) 分かりました。 情報の発信を早くしていただきまして,ありがとうございました。終わります。 ○議長(松本) 以上で久保田議員の質疑を終了します。 ◆8番(小川清) 何点かお伺いしたいと思います。 監査意見書への対応ということで,監査意見書をいただいております中に,指摘事項,また改善等ということで,るる記述されております。それに対する対応をお聞きいたします。 ◎総務課長(瀬尾) 監査意見書の指摘の中身についてでございます。 今回指摘をいただいてる事案については,全体で5件ございますので,それぞれ担当の部署からその指摘内容と,その指摘に伴う改善策について説明をさせていただきたいと思います。 まず,総務課の関係でございます。 1番目に指摘されてるのは,補助金の関係でございます。令和元年度,補助金の要綱がないものを支払いをしてたと。これにつきましては,昨年行われた広島県の消防ポンプ操法の競技大会に神石方面隊が出場することになりました。町から補助金を支出しておりますが,合併前からの慣例に基づいて処理を行っていたと。この事案につきましては,現在補助要綱も制定をしております。また,その他の事案についても,同様のこういった事案がないかどうかにつきましては,現在補助金の見直し作業を行っております。その中で,各事業の実施に当たって根拠となる条例や規則,要綱等が正しく設けられているかどうか,その中身も併せて確認を行う作業を行っておりますので,現在対応を進めているところでございます。 それでは,次の事案について,産業課から説明をさせてもらいます。 ◎産業課長(豊田) それでは,産業課のほうからご報告をさせていただきます。 二つ目に,分収造林事業につきまして,整備台帳を早急に行って,適切に施行を行うようにというご指摘をいただいております。これにつきましては,平成23年度に町行造林の調査業務を行っておりまして,台帳につきましては整理をしておるところなんですが,過去の施行内容でありますとか,かかった経費,こういったものについてまだ整理ができていないということでございます。これにつきましては,現在過去の書類を確認しながら,施行内容,それから施行金額,こういったものを確認し,システムのほうへ入力をしているという状況でございます。また,施行につきましては,国庫補助を活用して施行しておりますので,県のほうと協議をしながら,森林経営計画を立てる必要がございますので,そういったことも含めて,適切に対応していきたいというふうに思っております。 それから三つ目ですが,山村活性化支援交付金事業のご指摘をいただいております。これにつきましては,打合せ等に町のほうがあまり関わっていないということで,主体性のある特産品開発を推進をということのご指摘をいただいております。これにつきましては,特産品開発のうち,発泡酒のクラフトビールやパッケージのほうの検討において,昨年5回ほど打合せが行われて進められたわけなんですが,その打合せのほうに町のほうから職員が参画をしてなくって,その場で意見も出してないということのご指摘をいただいております。これにつきましては,毎回打合せ後に182ステーション職員より聞き取りをしたり,報告を受けておったわけですが,結果として直接の関わりはなかったということでございますので,これにつきましては,今後発注者として積極的な関わりと対応を図っていきたいというふうに考えています。 産業課のほうからは以上です。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 続きまして,4番目でございます。 指定管理料でございまして,各施設の指定管理料を精査し,繰越額の多額な施設は,減額を含め,交付額を見直されたいというご指摘でございます。指定管理施設,協働支援センターが入られてる施設であるとか,コミュニティー施設は様々ございますけれども,これまで取組としましたらば,基本的に10万円以上の修繕の場合は町で負担をするというふうな基本ルールがございますが,これまでもそれを超える場合でも,指定管理者で修繕をいただくとか,そういった努力もしてまいりました。いずれにしましても,指定管理期間が協働支援センター施設の場合は,令和2年までの3年間ということで,見直し時期ということになっておりますので,次期の更新に当たり,この指定管理料をさらに精査をしていきたいというふうに考えております。 ◎教育課長(砂田) 5番目のスクールバス管理運営についてでございますが,ご指摘いただきましたのは,町有スクールバス19台の管理台帳を備え付けて,修理,部品交換など,整備状況を整理されたいということでございました。これにつきましては,データでの管理,パソコンの中のデータでの管理はしておりましたが,分かりやすい状態での台帳管理となるよう早速整理させていただきました。 以上です。 ◆8番(小川清) それぞれお聞きをしました。 監査委員の指摘,要望に沿うような対応で,対処していただければよいかなというふうに思います。 次に,この5項目の中にもあるわけですが,道の駅の新商品の開発を3年がかりですね,令和元年度はちょうど中の年,2年目の年になると思います。30年度が800万円ばかり,今年度というか令和元年度が660万円となってまして,翌年度が420万円となって3年がかりでの開発ですが,その中で現在のところ計画どおりできているのか,また完成品として何ができているのか,開発途中のものがあるとすれば,最終年度でどのような形になるのかということで,全体の成果という形ではこの成果調書の中には書かれておられませんのんで,それぞれ詳しいところをお聞かせください。 ◎産業課長(豊田) 道の駅の新商品特産品開発のご質問でございます。 一つ目の計画どおりできたかということでございますが,これにつきましては,国の農山漁村活性化振興交付金事業で3年間事業実施をさせていただいております。山村活性化対策事業実施計画に基づきまして,主要な農産物,町で言いますと,米,野菜,こんにゃく,トマト,ブドウ,神石牛,加工品,こういったものの地域資源を生かして加工品を開発,所得,雇用の増大を図るというような計画でございます。計画どおりということで,実施計画に沿って地域資源を生かした特産品の開発,販売額の向上に向かって,おおむね計画どおりできているというふうに考えております。 成果として具体的には,完成品としまして,通年イートンメニュー,31年度でありますと7品目,加工品5品目の開発,提案で,これにつきましてはフードコートのほうで今年度から販売をさせていただいてて,大変好評というような結果になっておりますし,地元の特産品を活用したクラフトビール3種類,これにつきましても一応完成ということで,182ステーションの産直市場のほうで販売を開始させていただいたというようなことでございます。あと,その他としましての完成品としましては,182ステーションのロゴでありますとか,パッケージデザインでありますとか,こういったものの統一,それからフードコートメニューの開発というようなことが主な完成品ということになろうかと思います。 最終年度なんですが,もう少し季節メニューの開発のほうを今のとこ予定をしておるのと,加工品につきましてもう少し手をかけていく,ブラッシュアップというような形で,少し料理指導でありますとか,衛生管理の指導等も含めて指導をいただくというようなことを予定をしております。それから,販路の拡大業務ということで,イベントの出展でありますとか,ブース出店,こういったものを予定をしております。ただ,コロナの関係でちょっと未確定の部分もありますので,これから国とも協議をしながら,自主事業のほうは実施をしていくということで現在進めているところでございます。 ◆8番(小川清) 完成品とすれば,フードコートでのメニューの中の7品目,それからクラフトビールの3種類,それからロゴの統一等だったかなと思うんですが,最初聞いている中には,182ステーションでしか買えない,ここにしかない,独自のグッズを作るという説明でしたが,それはどうなってますか。 ○議長(松本) 暫時休憩します。(午後1時46分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時47分) ◎産業課長(豊田) 182のほうのオリジナルの商品ということで,エコバッグ,こういったものの作製とか,買物の袋のショッパーといいますか,白い買物袋,こういったものを一応提案,作製はさせてもらってるんですけど,買物袋については今削減する方向でなってますんで,こちらのほうは作製は実際には今できておりません。 それから,エコバッグのほうも,ちょっと経費的なものがありますので,提案いただいていつでも作れるようになってはいるんですけど,今会社のほうで製品としてはまだ作っていないという状況です。 ◆8番(小川清) はい,分かりました。 時代もコロナ禍の中でいろいろ変化しますんで,計画のほうも次々変わるのかなと思いますが,ぜひそういった形で成果を出していただきたいと思います。 今年できなくて,細々のことを令和2年度に繰り越したことがあると思うんですが,何々やられるんですかね,繰り越して。
    ◎産業課長(豊田) まず,産直市場の裏ですけど,出荷者の方の雨よけ対策ということで,裏のほうへ雨よけ対策のほうをさせていただく予定でございます。それから,来客用のトイレの修繕を少し壊れてるところの修繕をさせてもらうということと,それからトマトガーデンのほうに,ポスターといいますか,掲示板を設置をさせていただくということと,高原の風の裏に回廊がかなり老朽化をしてるんですけど,あそこの修繕を少しきれいにするという形で,それからあと中段のほうの少し整理をさせてもらうということであります。 ◆8番(小川清) できなかったことはやってほしいと思うんです。 一つ聞いてるのは,これは計画されてるかどうか知りませんが,産直市場のほうの入り口に雨よけの通路をしてあります。ですが,入り口が右と左とありますけど,特に左の部分が,雨が降ると入り口から中に雨が入ると。私も雨降りに行きましたら,誰が水を後ろから掛けよんかなと思ったら,ちょうど雨が入るんですね,降り込むんです。こちらのほうも,市場のほうから指摘があっとると思いますが,ぜひお客さんの入り口ですからそういった対応もしてほしいというふうに思います。まず,それから。 ◎産業課長(豊田) 至急ちょっと現場のほうの確認をさせてもらいたいと思いますんで,よろしくお願いします。 ◆8番(小川清) ぜひとも改良できる点はしていただきたいと思います。 それから,議会でも繰越し部分のときに要望事項で言いましたが,上の駐車場との間ですね。1段,段が残っています,以前の段が。ここの有効活用ということも言いましたが,令和元年度では何もできてないのかなというふうに思います。元年度で造成工事をするときに,トマトガーデンの一番左の端の辺へ植栽を,仮設だと思うんですけど,当時は仮設だということで,またどっか日よけが要るんで,今の中の団地へ戻すか,元あったとこへ戻すか,検討してするということですが,二株ありますけど,一株は芽もないし,葉っぱもないし,多分枯れてるというふうに思われます。一株は生きて葉っぱが出ていますが,あれは計画は元へ戻す計画のように当時は言われましたけど,あれはあのまま置かれるのか,まだ工事の途中かなと私は見てるんですが,いかがでしょうか。 ○議長(松本) 暫時休憩とします。(午後1時54分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時55分) ◎産業課長(豊田) いろいろすみません。 お話をいただいた件につきましては,至急確認をしまして,どういった対応ができるか,ちょっと検討をさせていただきたいと思います。 ◆8番(小川清) 話はちょっと元へ戻るんですが,フードコートの七つの新しい特産品,地元品を使った付加価値の高い商品ですね,現場へ私も行ったり,お話を聞かせていただきました。コロナ禍の中で難しいんかなと思うんですが,売上げ的にならしたら,6万円だそうです,日でならしたら。へえけえ,月が180万円ぐらいですかね。あっこへ6人いらっしゃいますよね,正職。すると,1日に6万円だと,日当があるかないか,経費が出ないと思うんですが,次年度へ向けてブラッシュアップするというふうに書かれているんで,ぜひ計画どおり,ビールのほうも醸造所を作ると,その売上げだというふうに同僚議員への答弁がありましたが,このフードコートも,どちらかというと足を引っ張る部分になっとると,今の現状が。来年度もこれあるんですから,420万円,ぜひ見直しじゃなしに,含めて,ブラッシュアップして,こんな売上げじゃあ足を引っ張る部分になるというふうに思います。ローソンも含めて,生産者である野菜市場のほうがそれを補うというような形になってますんで,ぜひ今年度も予算があるんですからブラッシュアップして,当初の目的に従ってそれぞれの部分が競い合って,特産品の開発,そして販売,ひいては農家の売上向上になるように努めていただきたいというふうに思います。それについて答弁を。 ◎産業課長(豊田) 平日がかなりフードコートのほうがちょっと厳しいというのはお伺いをしてますが,引き続き会社のほうと協力をしながら,売上増に向かって力を合わせて頑張っていきたいというふうに思いますし,今年度の事業のほうでできるだけ販売増につながる取組ということで執行していきたいというふうに思いますので,引き続きよろしくお願いいたします。 ◆8番(小川清) ぜひともよろしくお願いします。 それから,監査委員の対応ということの中に入るわけですが,スクールバスの整備の関係です。以前説明のときにいただいた,これは31年と書いてありますけど,スクールバスの管理データで,上から6番目の黒い網かけをしてある大型車両です。大型車両の整備の発注方法についてお伺いします。 ◎教育課長(砂田) 大型の車両45人乗りでございますが,自社工場で分解整備のできる自動車分解整備事業認証事業者,こちらのほうへ点検整備を依頼することで,児童・生徒の安全確保に努めております。 ◆8番(小川清) そういった業者は,町内に何社あるんでしょうか。 ◎教育課長(砂田) 2社です。 ◆8番(小川清) その2社のほうで30年度はやられたんでしょうか。 ◎教育課長(砂田) はい,そのように対応しております。 ◆8番(小川清) 子どもたちが乗るスクールバスです。どうぞ事故のないような形で整備をしていただいて,運転手さんはもちろん安全運転に努めていただけると思います。 それからあとは,災害復旧についてもう一点お伺いしたいと思います。 復旧工事の進め方ということでお伺いをしたいと思います。 ◎建設課長(高石) 災害復旧工事でございます。 大規模災害として雨量が観測されて,その後現地調査を行うということで現地調査を行いまして,災害復旧申請をするという段になりまして,写真,図面,積算などいろいろ資料を作成し,国費により復旧をするということでございまして,その後に決定をいただきますと,通常の入札を行い,復旧事業者を決定するという順番になろうかなと思っております。 早期復旧の順番,工事の箇所ごとの順番でございます。 危険箇所が最優先になろうかなと思っております。それと,生活に関連する町道,また耕作に影響があると思われる水路というところが大体優先をしてお願いをしたいというところでございます。 以上でございます。 ◆8番(小川清) 災害復旧の当初30年7月豪雨からのことですが,以前にも私申し上げましたが,地元の地権者,またそこの地域の人に工事の発注に当たってはよく相談をして,地元の理解を得て,それも含めて取り組んでいただきたいというふうに申し上げましたが,今建設課長の答弁ではそういったことはなかったんですが,お聞きすると,そういった部分も地域からはあるように聞きます。それから,道路もですが,農地もですが,いろいろよそが早くできると,うちのはいつできるんじゃろうかというようなことで,大体の目安をお知らせをいただかないと,あそこのはできたのに,うちのは何でできんのかなというような声も,いつできるんかなと私らに聞かれても,もう発注しとるけえ順番でやっていただきよるですよとは言いますが,件数が多いですから,特にそういった部分を,以前も申し上げましたが,これからもまだこの後補正予算で今年の分がありますし,特にそういった地元への配慮というのも加えていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ◎建設課長(高石) 特に近年で一番大きな災害が30年災害になろうかと思っております。通常でございますと,件数もそれほど,30年災害ほど多くありませんし,本年も三十数件で今のところ推移をしております。それぐらいの件数でございますと,それぞれの地区ごとにそれぞれ配慮をしながらやっていけばいいというところではございますが,何分30年災はすごく多くございますので,発注はほとんど100%に近い発注はしておりますけども,その中で最優先のところを除いて,あとはそれぞれの地区でそれぞれの方が我慢をしておられますので,順番がつけられないところにつきましては,業者の方の段取りが,このやり方が一番いいんだよっていうところで,とにかく一件でも早く済ませていただくということで,業者の対象の方の中で考えていただいて,早く終わるということで進めていただくということにしております。 以上です。 ◆8番(小川清) ぜひとも住民の理解のできる形で,業務が大変だろうと思いますが,遂行していただくようにお願いして,終わります。 ○議長(松本) 以上で小川清治議員の質疑を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は14時15分とします。(午後2時06分) ○議長(松本) 再開します。(午後2時15分) ◆9番(木野山) 私は,ちょっと2点ほど用意をいたしました。 全体の会計ということで,経常経費ですかね,それの削減という大枠の中で,決算審査意見書に書いてある項目について,先ほど同僚議員が指摘・要望事項という部分についての細かい説明をお求めになりましたけれども,私は決算審査意見書に書いてあります,その前段に経常収支比率が過去4年間上昇し続け,82.2%となり,1.9ポイントの増となっております。財政硬直化がさらに進んでいることから,経常的経費の削減に一層の努力が求められるということで,歳入の確保と歳出の削減,それから事業の優先度や緊急性度の精査により,最少の経費で,住んでよかったと実感できる行財政運営に危機感を持って職務に当たることが重要であるということと,基礎・基本を理解し,効果的かつ効率的な業務の遂行に努められることというふうにあります。 経常収支比率の上昇ということで,大変財政が硬直化をしておるということの指摘であろうというふうに思います。経常的経費の上昇の要因は,その経常的な経費のうちに主に扶助費,公債費,物件費,あるいは補助費などの増加,これは率の増加の原因ですね,それと経常一般財源のうち各種交付金とか地方交付税が減少になっているということであろうと思いますが,その監査意見書の指摘の中で具体的にどのように対応をされていくのか,その対応策をお伺いしたいというふうに思います。 ◎総務課長(瀬尾) 財政に関することです。 経常収支比率が昨年度と比べて,議員ご指摘のように,1.9ポイント上昇をしてきております。経常収支比率の上昇については,歳入についてはご指摘のとおりで,地方交付税,経常的な収入の7割が,この交付税となっております。前年度と比較すると9,500万円程度が減少をしました。もう一つは,臨時財政対策債も同様に6,800万円程度減少してきてます。主立った経常的な収入のこの二つだけで1億6千万円程度が減少したと。この率が大きくというか,上昇した要因については,まさにここの収入の部分が要因だと考えております。その一方で,歳出については経常的に支出をしなければいけない職員の人件費,それから公債費については,この間の努力でかなり圧縮をかけてきました。しかしながら,先ほどもありましたが,物件費であったりとか扶助費,特に扶助費については,生活扶助とか,障害児の子どもさんの医療関係の費用が年々増加しておりまして,こういった費用が増えてきてると。収入全体を見ても,経常的な収入が前年度より1億6千万円程度減少しましたが,かかる費用のほうは1,500万円程度しか前年度より減少してきてないと。歳入と歳出を比較しても,収入のほうの減少が大きいということで率が若干上がってきてます。しかし,一般的には経常収支比率は7割から8割が理想的であるということも言われております。今すぐに財政が危機的な状況になるかどうかということには一概には言われないと。しかし,今後の公債費も増加してくると,そして公共施設の維持修繕費も増加する傾向にありますので,年々この比率の上昇は今のところ避けられない状況かなと考えております。 今後についてでございますが,基本的には財政規律,歳入に応じた歳出の実現に向けて,監査でも指摘をいただいておりますことを再度認識をしながら,最大限歳出を抑えていくと,そして収入も一方では確保していかなければならない。収入については,町税収入が約9億5千万円程度で,何とか維持できてます。これ以外の収入の確保っていうと,ふるさと納税かなと思います。ただ,ふるさと納税は,団体に対する補助というか交付で,お金が流れていくものが非常に多くございますので,そうじゃなくて,町の行政のほうの事業にほうに充てることができる財源をどう確保するか,そこをしっかり今後は検証したり,手法を見つけていかなければいけないなと思っているところでございます。ほかにもいろいろありますが,今のところそういう分析をしております。 ◎町長(入江) 今,総務課長がるるご説明を申し上げましたけれども,質問に議員も言われてるように,経常経費の内,扶助費,公債費,物件費,補助費,人件費もありますけれども,その性質別の中で,じゃあどれが切れるのかということを考えたときに,扶助費とか公債費っていうのは,公債費も抑えていきますけども,基本的にないんですよね。人件費も限界があります。給料をどんどんカットするという話にもなりません。そうすると,物件費と補助費なんですね。私がいつも財政の話をするとき,そういうふうに申し上げます。物件費も,いろんな経費の削減というのはかなりやってきてます。そうすると,委託料と修繕費が主なものになってきます。あと,補助費ですね。補助費の率が非常に高いです,神石高原町は。ですから,そういったことも分析をしながら,私が町長に就任をする前から,補助費の見直し,補助の見直しっていうのは,今までずっとやってきたわけです。ですから,町民の皆さんにご負担を強いることもありますけれども,そういったところを整理をしながら,今の経常収支比率も見ながらやっているわけです。 収入のほうも,なかなか稼ぐ行政と私は行ってますけれども,ふるさと納税ももちろん町独自のアイデアを出してやれば,かなり稼いでるというか,寄附を集めてる自治体もあります。そういったところもやっていきたいと思ってますし,今牧野町政時代に相当な基金をためていただいてます。その基金を運用して,私が町長に就任してから本格的に基金の運用をやってますけれども,2億円以上運用益を出してますから,それを一般財源として今活用しているわけです。そういったこともしっかりこれからも進めて,やりながら,経常収支比率をしっかり見ながら財政運営を進めていきたいと思います。 ◆9番(木野山) 経常収支比率というのを見ると,どれだけ自由に使えるお金があるんかなと,その率を見るということなんですけども,監査審査のとこにある表ですかね,それを見ると,いっときは物すごう90%を超えた頃もあったりしたのが,だんだんよくなって,どこじゃったか,表があったと思うたんですけどね,それであとまた5年ぐらい前からまた少しずつ上昇傾向にあって,これはだんだん厳しくなるよと,自由に使えるお金が少なくなってきますよという警告かなと思います。大体言われるのは,70%前後が普通の理想の姿だというふうに書いてあります。先ほど,総務課長は70から80というふうに言われましたけども,80%を超えてくると,だんだん厳しくなるんかなというふうに,今後厳しくなってくるんかなというふうに思います。 対策としては,入ってくるほうは,先ほど言われましたように,交付金の関係はだんだん少なくなって,これは増える余地はなかなかないと思うんですよ,合併の関係もなくなりましたし,交付税等も少なくなります。ですから,収入を増やす段階としては,先ほど言われたように,ふるさと納税と運用益とか,公的にこの町はもうけをする団体ではないですからね,寄附とか,そういうことにしか頼れないということがあろうと思いますんで,そこら辺に重点を置かざるを得ないかなと思います。それと,町税とかという部分につきましては,固定資産税についても,景気がよくなると上がってくるという部分がございますので,法人税等も含めてね,ですからその辺のことを考えると,いかに投資を増やしていって町内の経済を活性化するかということも一つの課題になってくるんかなと思います。 ふるさと納税については,2番目でお聞きしますんで,ちょっと置いときますけども,それで経費の削減のとこですけども,決算書のるるいろいろ見ると,ここのいわゆる報酬,需用費,報償費,いろいろ委託費とか,こうありますよね,支出のとこへ。そこの部分をいかに削減をしていくかというところが課題になろうかと思うんですよ。今言われたように,精いっぱいやっておると。精いっぱいやっておって,いわゆる需用費みたいな物件費の部分と,それから補助費ですかね,補助の部分をいかにどうするかということについて少し昨年は手をつけたというか,令和2年度も少し方針を出して,補助金等の見直しをしておるということだろうと思います。補助金については,住民の方のご意見を尊重しながら,お互い理解の上で補助金は削減をしていかないとうまくいかないかなと思いますけども,ここの監査意見書で書いてあるように,基礎・基本を大事にして,職員がその気になってやらなければいけなというふうに,手法も監査意見書のほうに書いてございますので,そこのところをご理解をいただいて,職員一人一人がそれに向けて,方針を持って頑張るということが大事です。執行部のほうは,それにどうしようかという部分で,職員の方に実行をお願いするわけですけども,やはりある一定の目標値みたいなもんも立っていくべきかなというふうには思うんですよ,長期的な計画の中で。そこら辺のところはどうなんですかね。一々一個一個こうやりながら,補助費だけはこうですよというのはよう分かったんですけども,残業にしても,いろんなもんにしても,長期的にこれだけこういうように削減する必要があるな計画はどうなんでしょうかね。そこらをちょっとお持ちになってやっておられるんかどうか,お聞きしたいと思います。 ◎総務課長(瀬尾) 数値的な目標でございますが,今のところ財政的には財政推計等を計画を今後の見込みを立てて,基本的にはそれに沿った財政運営ができるように進めていきたいなと考えているところです。 職員についても,今度10月上旬になるんですが,今補助金の見直しを中心的に進めてますが,合併からこの間相当の事業が積み上がってきてて,なかなか必要な事業とそうでない事業,見直しが必要なものとそうでないもの,スクラップ・アンド・ビルドがなかなかできにくい状況にあります。一旦作った事業が,なかなか見直しができてない。これが,潜在的な課題だと思ってますので,そういったところにもう少し視点とか考え方をみんなで共有できるような研修会等も行っていくこととしております。そういった取組も進めながらやっていこうと思ってますが,数値的には,私が個人的に思ってるのは,標準財政規模っていうのがございます。それに投資的な経費を10億円から20億円を積んだところが大体ベストな財政規模じゃないんかなと思っています。ただ,ここ数年は,庁舎・病院の建設等,投資的な事業も結構大きいものをやっていくので,なかなかそういうわけにはいきませんが,今の状況をみんなで共有しながら,緊張感を持ってこれから財政運営を進めていきたいなと思ってます。 ◆9番(木野山) ひとつその辺のところをよろしくお願いしたいというふうに思います。 入江町長の任期4年間で振り返ってみると,前も言ったこともありますけども,2年目に大災害,4年目の当初には,今度はコロナというふうなことで,思わぬことというんですかね,思わぬ財政運営といいますか,いろんなことに取り組まなくてはいけないという状況があって,本当の目的がなかなか,どうやろうかということを追求する以前の問題というか,本当に公的にしなくてはいけない仕事がいっぱい増えて,そこんところをする必要があったということで,非常に厳しい財政運営が来ておるんかなと思います。その中で,これから前を見ていくと,この状況はなかなか直らんなと思うんですよ。収益を費用を比べてみると,費用が大きくて,入ってくるお金が少ないという状況がこれからずっと続くような予測がします。そこんところを,言われたように,本当に職員全体が危機感を持って,町長自らも危機感を持ってやっていかないと,今財政はいいよと言われておっても,これは形だけかなと思うんですよ。これから厳しくなりますよ。ですから,そこんところをしっかり肝に銘じてやっていただきたいというふうに思います。 それでは,収入ですね。歳入のほうをいかに増やすかという部分で,先ほど総務課長も言われましたけども,もうけをする民間の会社ではないんで,寄附金に頼るとか,運用とかないんで,ふるさと納税という部分は非常に総務省の中で地方を強くするためにはどうするかということを考えたときにできた,大きな地方の財政をしっかりもたせるというか,存続させるための一つの大きな事業だったんかなと思います。これをうまく利用していかないと,せっかくのこの制度を生かせないと思います。そういったことで,ふるさと納税の応援寄附金をどうすればという部分について触れていきたいなと思います。 令和元年度のふるさと納税制度によるふるさと応援寄附金実績は,前年度対比38%増と,大幅な伸びとなりました。内訳を見ると,町内NPO法人への応援寄附金が41.6%増と大幅に伸びたことが要因であって,他の団体支援や町の事業への寄附は減少傾向となっております。この要因と応援寄附金への増加対策をお伺いをいたします。特に,協働支援センターへの寄附は0円でございます。また,町内自治振興会への寄附金は200万円程度ということで,これは横ばいでございました。町内31自治振興会ですかね,そこに対するのと,各班も含めてですけども,住民に対する事業寄附金という意味で見ると,これはおおむね納得できる成果も上がってるんかなというふうにも思いました。そういったことで,各自治会の取組についてもお聞きしたいし,調べておられるんでしたらね,その取組で各自治会で大きなふるさと寄附金をいただいている自治会もあろうし,ゼロのとこもあろうかと思うんですよ。へえじゃけえ,増えているところの対策等も非常に参考になろうと思うんです。そういうことを参考にしながら,ふるさと納税というものを増やす,増の対策は何かないかなということをまちづくり推進課のほうでどのように対応されとるんかを聞きたいと思います。1番議員の質問の中とちょっとダブるんで,そこの部分は省いていただいて結構ですけども,肝腎なとこで私の言ってることがお分かりになれば,ちょっとそのことを理解した上で,ご回答をお願いします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) ふるさと納税でございます。 先ほど議員ご指摘のように,全体では38ポイントの伸びとなったけれども,一方町が直接実施する事業というものがマイナス36ポイントになったというご指摘でございます。この主な要因につきましては,先ほど答弁させていただきましたので,省略させていただきます。 議員言われますように,ふるさと納税自体が,多くの人が地方のふるさとで生まれて,その自治体から医療であったり教育,様々な住民サービスを受けて育って,やがて進学とか就職を機に生活の場を都会に移し,そこで納税を行っている。その結果,都会の自治体は税収を得るが,生まれ育った,ふるさとの自治体には税収が入ってこない。そこで,自分を育んでくれたふるさとに自分の意思で幾らかでも納税できる制度があってもよいのではないかと,議論,検討を経て生まれたものでございます。納税とは言葉はついてますけれども,実質的には寄附金で,生まれ育ったふるさとに貢献できる制度,そして自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度として創設されたものでございます。 議員ご指摘の寄附金増加対策に自治振興会がヒントにはなるのでないかというご指摘でございますが,自治振興会の支援メニューというものは本町独自に持っておりまして,まさに制度の目的に合致した,本町独自の寄附メニューでございます。これまでご寄附をいただいた納税者を分析をさせていただきますと,やはりその地域の出身者やその地域の関係人口となった,まさに地域の応援者でございました。そういったこともありまして,こういった方々は毎年寄附をいただいてるというようなことでございます。この増加対策には,こういった応援者が継続していくということがございます。ですから,絆の強化ということだろうと思います。確かに,自治振興会に寄附をされましたらば,自治振興会からお礼状とお礼産品という心の籠もったものが手元に届くということがありますから,そういった絆の強化が図れているんではないかなというふうに考えております。 これまで寄附者から寄せられた言葉の中に,神石高原町の取組というのは,お礼の品,産品でただ単に寄附を募るのではなくって,施策で寄附を募っているという評価もいただいておりますので,さらに町の魅力を伝えて,こうしたファンを拡大し,もっと獲得できるように,町だけではなく,振興会の頑張り,そして協働支援センターの頑張りというのも重要であろうと思いますけども,こういったふるさと納税制度全般をさらに充実してまいりたいと思います。 ◆9番(木野山) まさにそのとおりだと思うんですよ。寄附する方の意思ですから,これは。放っといてもこれは増えませんから,ですから町の宣伝といいますか,こういうことをやってるんだからということの賛同を得て,そのお礼をしないと,心からね。そういうことが大事なんかなと思いました。ですから,今言われたことを本当に実践をされとるんかなということが大事なんですわ。それは,当たり前のことじゃったんですよ。ですけども,支援センターはゼロゼロで,自治会は200万円,合計でね。恐らくたくさんいただいておられる自治会と,全然そうでない自治会もあろうと思うんですよ。ですから,今言われたことをしっかりと分かって実践をされてる自治会の取組をそうでないところへしっかりと知らしめるというか,そういうことをやらないといけないと。支援センターへも,そういうことを言って,支援センターさんも頑張って,支援センターそのもんへ寄附金があるように,この1万円というのは,ゼロとかというのは,さっぱりです,これはね。ですから,そこら辺は絶対努力が足りてないんですよ。そこを課長はしっかり分かっておられるんだから,お願いをしたいなと思います。 それと,今日同僚議員の質問で,僕もあまり気にしてなかったんですけど,民間のninaさんですよね,あっこが650万円ぐらいが5千万円ぐらいに一遍に多くなっていますよね。こういう取組も,よう頑張っとってるけえ多いんよというだけじゃあいけないんですよ。特色的にどういう取組をされたからこんだけ増えたんよという実践がそこにあるわけですから,そこも含めて細かく分析をしながら,得意のグラフ化とか,得意のPRのホームページの作り方とか,そういうんで得意な分野であなたの実力を発揮して,令和2年度はしっかりとふるさと納税が集まるようにひとつやってほしいなと思います。 町長を含めてご回答をいただいて,私の質問を終わります。 ◎町長(入江) まざに,理念は課長が申し上げたとおり,神石高原町はそういう考え方で今進めてます。ですから,町が独自で取り組んでる部分については,なかなかPR不足ということで寄附金額が上がってないというところがあります。ただ,まさに議員言われるように,やり方次第なんですね。ninaがやられた例を一つ言いますと,神石牛の枝肉半分ですね,ぶら下がってる,あれを1年間に分けて返礼品で出しますと。寄附金額の170万円というのを,おとどしですか,やりましたら,1週間で二つ出ました,170万円が。ですから,そういう特徴ある取組をすればかなり,日本全国が対象になりますから,そういったこともありますし,課長が言いましたように,施策で寄附を募ってるという評価が高いというふうに言われました。まさに,NPOとか,こういう非営利団体に寄附金が回る,補助金を回すという仕組みは非常に評価が高いです。 きのうですか,菅官房長官が総理になられましたけども,菅総理が総務大臣のときにこのふるさと納税をやられたんですね。去年かおとどしの菅さんですね,ブログに神石高原町のことを書いてます。すばらしい制度でやってると,取組をやってると評価もいただきましたけれども,そういったことをしっかり,まだまだPR不足だというふうに思いますから,PRとスキルの横展開,ノウハウの横展開をしっかりこれからもやっていきたいと,ふるさと納税の額を増やしていきたいというふうに考えてます。 ◎まちづくり推進課長(矢川) まず,それぞれの組織,団体,NPOを含めて,取組をいろいろ頑張っておられまして,寄附が集まっている成功事例もございます。こういったものを一元化して,自治振興会,協働支援センターに情報を共有して,ともに取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(松本) 以上で木野山議員の質疑を終了します。 ◆10番(藤田) ただいま同僚議員から総括的な質問がありましたので,私のほうからは個別的な事案について,決算質疑に少しずれる分もあるかと思いますが,お許しを願いたいと思います。 まず,成果調書の2ページでございます。 生活交通確保事業でございます。その中で,大半がふれあいタクシー事業の運賃補助だろうと思いますが,現在の利用者の1件当たりの料金と町の補助金900円,これはどれぐらいな比率になるか,お示しください。 ◎総務課長(瀬尾) ふれあいタクシーの件でございます。 令和元年度の運賃補助につきましては,年間で6,865万円経費がかかっております。そして,これとは別に,利用された方の自己負担額がございますが,それが約1,700万円弱です。1,704万2千円ございます。これらを足したものが運行経費になります。全体の運行経費が8,569万2千円でございます。この額で補助率を出すと,約80%の補助を行っている状況が見てとれます。現在,1人当たりの平均は,4回程度月に利用されている状況があって,1回当たりが恐らく2,500円から700円程度だと思います。 以上です。 ◆10番(藤田) 1回当たりが2,500円で,利用者が900円ということですね,負担が。そうすると,今まで600円だったわけですが,900円になったということで,非常に利用者の方が泣き言をお年寄りの方が言われております。政治というのは,弱い立場の人を助けるのが政治の原点だと思うんですが,これからの財政状況もありますが,当分これ以上の負担はかけずにいく予定ですかね。 ◎総務課長(瀬尾) 今回のふれあいタクシー制度は,今年の5月1日に制度を大幅に改正をさせていただきました。現在,コロナの関係で約3割程度事業費が落ち込んでいる状況があります。高齢者を中心とした方の生活スタイルも大きく変化しつつあるんじゃないかなと思っておりますが,この料金の見直しについては,しばらく様子を見る必要があろうかと思いますので,当面は現状を維持していきたいなと考えております。 ◆10番(藤田) 当分の間,こういった弱者の政策は維持していただくようお願いしておきます。 次に,成果調書の13ページでございます。 チャレンジファンド運営事業でございます。この事業は,補助金に頼らない支援の在り方で,起業者にとっては非常に有利な資金の調達方法であるわけですが,一方ではリスクを伴う危険性もあるわけです。ぜひともリスクをなくして,この事業が成功するようにという思いで質問します。 この事業は,いろいろと私募債の購入とか出資をされているわけですが,この財団へ町がどの程度の口出しというか,助言,指導といいますか,できるのですか。お尋ねいたします。 ◎副町長(森重) 財団への関わりでございますが,以前は町の特別職が財団の理事を務めておりましたが,そういった状況で町の方向性を直接伝えることができておりました。ご承知のように,現在は状況が変わっております。担当課が重要な会議には出席させていただき,意見をお伝えしているところでございます。最終的には,財団の理事会で決まるわけでございます。しかしながら,実際には運営に当たっては,理事会,それから事務局ともに町と十分に意見交換を行っておりますので,そういった意味で特別職の理事というところは抜けましたが,意思疎通といいますか,意見の交換はできております。 ◆10番(藤田) 今までの支援のあれでは,決定が少し早過ぎるんではないかと思いますが,その点はどうですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 財団の決定が早過ぎるのではないかというお話でありますけれども,1件ずつの案件につきましては,応募をいただいたときから約1か月間ですが,事務局と面談をしながら資料の整理をします。その上で,公認会計士の先生,それから大学の先生に審査をいただきますけれども,その審査も1週間前までにはその資料を提出をさせていただいて,1週間じっくり内部で練っていただいております。そして委員会の中で決定をいただいて,理事会へ報告をされるということになっております。ただ,これまでは1回の理事会で決まったという例はほぼなくて,理事会では,その出資をする方向で,もうちょっと計画書を見直しましょうというような,最終決定はそこではせずに,それからまた数か月間かけて最終の決定をさせていただいておる例がほぼなので,そういった意味で言うと,決して審査が早いんではないかというところには当たらないかなというふうには思っております。 以上です。 ◆10番(藤田) 具体的な事案で言いますと,株式会社サンリソースですね。支援決定が今1千万円されておりますが,まだやるからやらないか分からないというような状況とお聞きしたんです。そういうところに,まだ具体的にやるかやらんか分からんようなとこへ支援決定するというのは,そりゃあ早いと思いますよ,どうですか。 ◎政策企画課長(岡崎) そこのサンリソースの件ですけれども,河川の占有許可と,それから経産省が持っております発電の許可のところが十分我々も認識ができてなかったというところはあります。サンリソース自体も,経産省の今やっておる事業が,現在やっとる自然エネルギーを使った発電の仕方に対する電気料金の決定方法と,それ以前の決定方法の法律の解釈が十分できてなかったというところで,今経産省とやり取りをしておる状況でありますので,その点については,議員言われるように,もう少し検討するべきことがあったのかなというふうには思っています。 ◆10番(藤田) それは,早いです。 事業をするというのは,このチャレンジ基金があるから何かしてやろうという事業者は,大抵失敗します。私も若いときに経験があるんですが,補助金目当てにする事業というのは,まず失敗するんです。例えば,一つの自分が和牛の繁殖をするとか,酪農経営をするとか,そういう計画を立てた場合,事業額が3千万円要ると。その中で,私の自己資金が1千万円あると,そしてあとの2千万円の調達のために銀行に借りに行ったと。銀行には,そりゃあ2千万円は貸せないよと,1千万円しか貸せないよと,そういう中で産業課なり役場へ相談したら,こういったチャレンジ基金がありますよと,そういった方は,まず成功されるんです。初めからチャレンジ基金をうまく利用してやろうという事業者は成功しないのが常です。そういった意味で,この入江町政の目玉ですが,失敗は許されません。そういったことで,資金が必ず循環するようにするために,そういったことをお願いしておきます。 それから,町民の方から,このことについていろいろと元老の方からもご意見をいただきます。そうした中で,議員もおまえらは賛成しとるんじゃろうがと,議決責任があるよということを言われております。そういった意味で,このチャレンジファンドの出資とか,そういった段階で議会への相談が幾らかできないものだろうかと思いますが,どうですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 1点目の先ほど答弁させていただきましたサンリソースの件ですけれども,計画としては,計画はしっかりできるという計画を持ってチャレンジ基金のほうに申請が上がってきておりますので,その当時法律の解釈が十分できてなかったというところがサンリソースさんのそこを今詰めておる状況ですので,議員言われるように,チャレンジ基金があるので,それを利用してやろうというようなことではなかったのかなというふうには思っております。 それから,議会へ事前に知らせることができないのかというような提案でありましたけれども,募集案件の時期が7月から8月いっぱいまでで,そっから審査をしていきますので,近々の議会に決めるまでの話をする時期がタイムラグがあるということ,それからこれは何回も申し上げておりますけれども,いわゆる一般財団法人で他団体ということでありますので,そこには幾ばくの制約があるんだろうというふうに思われます。 以上です。 ◆10番(藤田) 財団が他団体だと言われても,町の金が出とるわけです。それで運営されとるわけですよ。ですから,町の責任もありますが,我々議会にも,議決すれば責任がある。それだけに,責任を全うするのに,全然相談なしじゃあ,答弁のしようがないんですよ。理事者が勝手にやられたんですよと言う以外にないんです。ですから,例えば財団の中へ議会から監査委員さんが1人入るとかというような方法は取れんのですか。 ◎町長(入江) まさに,責任の部分でおっしゃられると,監査とか理事で議会の代表の方に入っていただくということは考えられるのかなというふうに思いますから,財団のほうとも議論が必要ですけれども,そういう話をしてみたいと思います。 ◆10番(藤田) 入江町長の目玉ですから,ぜひとも成功してほしいんです。そういった意味で,議会も町民からいろいろな意見が,理事者の方よりか余計入ると思いますので,そういったことで参考にしていただいて,ぜひともリスクを負わないようにしてもらうことが大切だと思います。お願いしておきます。 次に,成果調書の15ページですが,ビジネスコンテスト事業で優秀賞,最優秀賞を受けられた方ですが,それの事業内容なり,それのコンテストの結果,どういう成果があるか,お尋ねします。 ◎政策企画課長(岡崎) ビジネスコンテストであります。 令和元年度に実施をさせていただいたビジネスコンテストですけれども,最優秀賞はこんにゃくのおいしさを全国にPRをすると,特産品のこんにゃくを使ったメンチカツを作る,そして空きスペースを使ったシェアハウスをしたいという提案でございました。現在,この最優秀賞につきましては,メンチカツを多方面に販売中ということであります。それから,優秀賞につきましては,この地で安心して暮らせるように飲料水の確保,それから水回りの工事をすることで人口流出をストップさせたい,そのための提案ということであります。現在は,この事業については順調に推移をしておりまして,町内の方にキャンペーンを行う予定というふうに聞いております。 以上です。 ◆10番(藤田) 最優秀賞の人は,その結果,雇用が生まれたとか,売上げも伸びたんですか。それから,今の優秀賞の方も人口が増えたようですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 昨年,事業を開始をされましたので,それで新しい雇用が生まれたということにはなっておりませんが,今182ステーションを中心にメンチカツを出していただいておりまして,これは非常に好評というふうに聞いております。 それから,ボーリングの事業ですけれども,これについては事業が非常に順調に推移をしておるというふうに聞いております。昨年度から会社を立ち上げられましたので,今一生懸命会社経営に取り組まれておりますので,工事としては非常に順調に進んでおります。順調に進んだ上に,先ほども言いましたように,町内にキャンペーンをして,水回りであったり,飲料水の確保を町内の方には特典をつけるというようなこともやって,人口の流出に歯止めをかけたいなという取組を考えられておるということであります。 ◆10番(藤田) 分かりました。 次に,成果調書の16ページでございます。 町の紹介PR事業で,年賀はがきのことでございますが,どの程度効果があったかという,商品の返りのその応募状況というのはどの程度ありましたか。 ◎政策企画課長(岡崎) プレミアム年賀はがきの効果についてであります。 令和2年に年賀はがきの取組をさせていただきまして,今回は,一昨年は町内のものをばっと印刷をかけましたので,何を訴えとるのかよく分からんというようなこともありましたので,令和2年は神石牛をばんと出して,5万枚の年賀状を作製をして,町内の皆様方に買っていただいて,それを全国に年賀状として送っていただいたということであります。プレミアム商品の当選者には,JIN(神)プレミアム賞として7,500円相当の神石牛を送りますということで,10本用意をしておりましたが,当選者,換えに来られた方は,結果2件でありました。ただ,広告の効果は,全国に5万枚を配布をさせていただいて,神石牛に特化した年賀はがきでありましたので,それ相当のPRができたのではないかなというふうに担当課としては考えております。 以上です。 ◆10番(藤田) 5万枚で2件の戻りということですが,あまり効果がなかったのかなと私は評価しております。そういったことで,今後よく考えて執行してください。 次に,成果調書の39ページでございます。 スコラ高原の管理運営経費でございますが,帝釈の湯の改修をされましたが,現在の利用状況,あるいは売上げについてお尋ねいたします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 帝釈の湯の改装でございますが,帝釈の湯の柱やはりにかなりの腐食が見られ,建物の倒壊の危険が生じたため,平成30年12月から5か月程度かけて改修したものになります。 現在の状況でございますが,平成30年の休んでいた期間が,前年対比が難しいので,前年対比でできる5月から11月分までを集計させていただきました。平成30年5月から11月分につきましては,売上げは一般の入浴者数が3,312人,そして宿泊者数が3,897,帝釈の湯自体の売上げが1,780万円でございました。これが,令和元年度の5月から11月につきましては,一般入浴者数が4,595人で,前年対比1,283人の増です。宿泊者数につきましては4,799人で,前年対比902人の増,帝釈の湯の売上げが214万3千円で,36万3千円の増という結果になりまして,改修後は順調に伸びたということがうかがえますけれども,コロナ禍におきまして,団体の利用者が減ったということがありまして,現在は非常に苦戦をしてるような状況でございますが,8月分だけご紹介します。令和2年度の8月分で言えば,一般の入浴者が717で,宿泊者数が426,帝釈の湯の売上げが36万5,820円ということで,一昨年ぐっと伸びましたので,平成30年から比べると伸びているというふうな状況でございます。            (藤田議員「1,780万円が迷うとる」の声あり) 迷いました。失礼しました。178万円です,失礼。平成30年5月から同年11月の帝釈の湯の売上げが178万円です。失礼しました。 以上です。訂正させていただきます。 ◆10番(藤田) ありがとうございました。 これは,営業は毎日やっておられるんですか。連日やっておられるんですか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 土日を中心にされると伺っておりました。 ◆10番(藤田) 平日は,沸かしとってないということですか。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 現状は,再度確認しておりませんが,私が承知する範囲は,土日というふうに伺っておりました。現在につきましては,調査して,またご報告させていただきます。 ◆10番(藤田) たくさんのお金をかけてやられたんで,毎日開いておられないよ,入ろうと思うても入れないよと言うお客さんもおられると思うんですが,そこらはうまく利用してほしいなと思います。 それから,最後にちょっと総括のことを言わせてもらいます。 入江町政は,今期4年間8つの挑戦をキーワードに,いろいろと各種施策をやってこられました。特に,新規就農者,それから新たに起業される方,それから町外から移住される方等については非常に成果があり,好評かなと思いますが,また一方で既存の農家,それから既存の事業者,それからお年寄りの方,それから各種農業の部会等の会員の方からすれば,少し政策的に不満があるのかなという思いがいたしております。そういったことで,これからは今申し上げましたことを肝に銘じて,立派な政策を実行していただきたいと思いますが,町長の答弁をお願いします。 ◎町長(入江) 8つの挑戦が1期目の取組ということで,新たなことをメインに取り組んできてるわけです。ただ,今の既存の農家,事業者等も,お年寄りの関係,確かに補助金のカットとかということはありましたけれども,基本的には経費的にもそんなに落ちてるというようなこともないと思います。ただ,ばらつきとかということは,いろいろ私も意見をお聞きをしております。新しいことと今あることのバランス感覚というのは,しっかり今後も考えながらやっていきたいと思いますけれども,やはり今神石高原町に必要なことは,変わっていくというか,変化というものが非常に重要ではないかというふうに思います。それは,外から見ていただいたときに,そういうふうに神石高原町っていろんなことをやってるねとか,住んでみたいねとか言われるまちづくりというのが活性化をしていく上では非常に重要ではないかなというふうに思ってます。そこは,もちろんそれをやることによって地域も裨益をするということにつながると思います。ですから,今既存の事業をなおざりにしてとか,カットしながらそっちのほうに回してるというイメージはあまり私は思っていませんけれども,もちろんそういうご意見はしっかりお聞きをしながら,私もいろんなところでお話をさせていただいて,もっとこうしてほしい,ああしてほしいという意見を聞いておりますから,そこはしっかり次の施策にも盛り込みながら取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます。頑張ります。            (藤田議員「以上です」の声あり) ○議長(松本) 以上で藤田議員の質疑を終了します。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は15時20分とします。(午後3時10分) ○議長(松本) 再開します。(午後3時20分) ◆11番(寄定) それでは,4点お伺いをしたいと思います。 チャレンジ基金について,今日数々の質問が出て,大体議論は尽くされたかなと思うんですが,課題としてチャレンジ基金の民間からの寄附を得る手法の検討ということを上げておられるんですが,民間からの寄附を得る具体的な取組について,まずお伺いしたいと思います。 それから次に,誰でも挑戦できるチャレンジ基金制度に改善するために,さらなる拡充,強化体制を検討すべきだというふうに思うんですが,それについてお答えをいただきたいと思います。 それから3点目ですが,フェアトラベルジャパンの事業が,日韓関係の悪化など,国際情勢や,またコロナ禍の影響によって,予定より遅れておりますが,伴走型支援にどのように取り組むのかをお伺いしたいと思います。 ◎政策企画課長(岡崎) チャレンジ基金の民間からの資金をどういうふうに集める手法を考えているか,具体的な取組はどうかということであります。 これは,今まで申し上げておりますけれども,町内の金融機関であったり事業所を定期的に財団が回っております。それから,昨年も行いましたけれども,休眠預金の活用申請も取り組んできましたが,なかなか成果が上がっていないというところが現状であります。令和2年度においては,この9月の補正予算にも計上させていただきましたけれども,本格的に企業版のふるさと納税を活用をしたいというふうに思っておりますんで,そのことを活用して民間からの資金を集めるというか,民間から資金を呼び込もうというふうに考えております。 それから,誰でも挑戦できるチャレンジ基金制度へ改善するために,さらなる拡充とか強化についてということですけれども,本年度に地元の方2名に事務局に入っていただいて,支援先の状況の把握であったり,事務処理体制を強化をしようというふうに取り組んでおります。制度の改善であったり,さらなる拡充,強化体制を検討するべきということでありますので,財団とも相談をしながら,議員言われるように,出資だけでないやり方も考えるというようなご指摘もいただいておりますので,財団と検討をしてまいりたいというふうに考えております。 それから,フェアトラベルジャパンの状況であります。 非常に決定から遅れておって,どういうふうな状況になっとるのかということであります。空き家の改修が大幅に遅れて,事業がスタートできていない状況があります。国際的な状況,それからコロナの状況で,海外からインバウンドがなかなかしにくい状況がある,それから併せて工事が遅れておるということで,それについてはチャレンジ基金の事務局が逐次フェアトラベルジャパンに問合せをして,状況の把握に努めております。事業ができないということでありまして,事業が遅れておるということでありまして,フェアトラベルジャパンについては,韓国の本社からも資金の援助を受けておるという報告も受けております。当初から海外,インバウンドを想定をしておりましたけれども,そのインバウンドを取り組むことができませんので,当面国内向けのプラン,それから短期型のプログラムを作りまして,併せて人員配置の戦略を見直すということで,事業計画の見直しもするようにということで,事務局から指示をしております。それの指示に従って,今事業計画を見直しておる状況であります。事業が10月になるとスタートができるというふうに聞いておりますので,チャレンジ基金の事務局も一緒になってこの事業がスムーズに計画どおり進んでいくように支援をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆11番(寄定) 民間からの資金調達といいますか,寄附ということで企業版ふるさと納税を活用するということで,大変いいことだと思うんですが,やはり企業版ふるさと納税の場合は,総合戦略での事業,それによってまた企業に対してどういう取組をするのかという営業も必要かと思うんですが,そういった若干困難な面もあるかと思いますけどが,神石高原町の特徴ある施策をしっかりPRしていただいて,企業版ふるさと納税の活用をしっかりしていただきたいということと,もう一つは民間での取組ですね。クラウドファンディングを活用した,こういった施策の取組ということもあるんですが,チャレンジ基金の中の各施策に対する,そういったクラウドファンディングの活用というのも複合的に活用できないもんかどうか,その辺についてお伺いしたいと思います。 ◎政策企画課長(岡崎) チャレンジ基金が支援をした事業者がクラウドファンディング,ガバメントクラウドファンディングということでやった例があります。そういった例もありますので,ガバメントクラウドファンディング,町が一緒になってやるクラウドファンディングも各事業者の要望を聞きながら取り組むというようなことも財団と一緒になって検討してまいりたいというふうに考えます。 ◆11番(寄定) フェアトラベルジャパンですが,10月からスタートに向けて伴走型というんですか,そういう戦略の見直し等,取組を進めているということですが,先日どのように改修ができてるのか見に行って,部屋の中を全部見させてもらったんですが,かなりの部屋数ですね。あの空き家がこんな立派に人の交流の場になったり,住んだりできるように,またトイレも,それから浴室も完備されまして,これをうまく活用すれば,大変地域の活性化にも,また交流の場にもなるということで期待しておるわけですけど,工事はほとんど完成と,現段階では完成,まだすればいっぱいすることはあるように感じたんですが,これから10月にスタートしながら,またさらに充実させていかれるんだと思うんですが,ハードでなしに,ソフト面でどのように運営をするのか,インバウンドが今のコロナ禍の中で厳しいということで,国内の研修等を活用するということですけどが,具体的にどういうルートでそういう,Go To トラベルキャンペーンもございますし,そこらの活用をどうするのかということと,地元の活性化ということで,地元の人も非常に期待をされてるんですが,その中で例えば完成したときには,地元の方を呼んでというお話もあったんですが,地元を巻き込む取組はどのようにされるのかを2点お伺いします。 ◎政策企画課長(岡崎) フェアトラベルジャパンの今からやるプログラム,それから情報発信をどういうふうにするのかということですけれども,基本的にはホームページを使ってやるということで今聞いております。Go To トラベルに登録しとるかどうかというのは,ちょっとまだ聞いておりませんけれども,情報発信については,ホームページを使ってやっていくというふうに聞いております。その中でも,地域住民と一緒に作る体験型のプログラムというものも作っておりまして,例えばこれは例として掲げておりますけれども,豊松の散策コース30分から1時間,町を歩きながら,歴史文化のお話を聞いたり,農家体験プログラムとして,近所の方々の畑で農業体験をするようなプログラムを作ったり,それから日本文化体験として,茶道であったり,着物の着つけの体験をするというような,そういった地域の皆さんと一緒になった体験プログラムも今計画中でありますので,そういったプログラムを広くフェアトラベルジャパンのネットワークを使ってPRをしていくということの今計画ができております。 それから,地元との協力関係ですけれども,9月17日が消防署の検査が入るというふうに聞いております。これが終わったら,地元の皆さん方に来ていただいて,内覧会をしたいというふうに聞いております。これについては,地元の笹尾の住民の皆さん方の内覧会ということで,9月の下旬ということで,まだ正式に日にちは決まっておらないようですけれども,そういった計画もされておるということです。 以上です。 ◆11番(寄定) 課題もたくさんありましたが,ようやく前へ進みそうなので,しっかり取組を進めていただきたいと思います。 次に,成果調書の63ページに移りますが,子育て世代の包括支援センターにじいろについてお伺いをしたいと思います。 先般,アンケートの調査を示していただきまして,その中ににじいろの情報が子育て世代の十分に周知されていないという面と子育て世代の対象者がにじいろを身近なものに感じてない,必要性を感じていない住民がいると考えられると,このようになっておりますが,にじいろ自体の周知度,認知度というのは非常に高い,93%となってますけどが,まだまだ十分な活用ができていない,これからだなというふうな部分があると思うんですが,それを踏まえて,母子保健法に基づく産後ケア事業の重要性から,妊娠中から出産に至る支援を切れ目なく行うという観点から,妊娠,出産,子育て支援を一体的に実施する,子育て世代包括支援センターにじいろの役割は重要であると思います。周知,啓発に努め,さらなる充実をすべきであると思いますけど,どのように取組をされるのかをお伺いいたします。 ◎子育て応援課長(赤木) 昨年度,今年の3月に実施いたしましたアンケート調査でございますが,今議員のほうがおっしゃっていただいたように,にじいろという名前の認知度は本当に93%と,皆様に知っていただいてありがたいと思っております。ただ,この中で,にじいろの利用のしやすさについて「どちらとも言えない」というのが66%ございまして,私どもの課のほうとしては,このどちらとも言えないというのがどういうことなのかというのを分析したところ,今おっしゃっていただいたように,この内容がよく分からないところで,もう少し身近なものに感じていただく必要性があるのではないかという分析をいたしました。その中で,記述の部分もアンケートのほうでございまして,その中の記述の部分の多かったものの中に,にじいろを利用した方からは,手厚いとか,きめの細やかさというところに肯定的な評価をいただいた部分がございました。この事業を進めていく中でも,この2点についても,大きく私たちのPRできる点として,これからも周知啓発のほうで取り組んでまいりたいと思います。 来年4月から母子保健法の改正に伴いまして,産後ケア事業の一部が改正されます。本町におきましては,30年度から産後ケア事業を開始しておりますが,今のところまだ利用された方はいらっしゃいません。 この産後ケア事業でございますが,対象時期が出産後4か月までとなっておりましたが,法改正で来年度からは産後1年に延長され,また同居の家族の有無にもかかわらず利用ができることとなりました。このような事業を効果的に使いまして,母子及びその家族が健やかな育児ができる環境づくりに,にじいろのセンターとともに周知をしながら,取り組んでまいりたいと思っております。 ◆11番(寄定) ありがとうございました。 母子保健法が昨年12月ですかね,改正されまして,周知期間があって,実質は来年4月から施行ということでありますけどが,産後ケア事業がこれに盛り込まれておりますが,具体的に今のとこ利用者がないということですが,医療機関や,あるいは日帰り,あるいは訪問とかという,いろんな形でその取組を努力義務として法改正がされたというふうにも伺ってるんですけどが,4月1日からということですが,子育て世代包括支援センターにじいろの有効活用といいますか,にじいろと連携しながら,そういったことに取り組まなくてはならないというのが,社会的な背景というのがあって,これを改正したのは,児童虐待とか,育児放棄,こういった小さな子どもの命を粗末にする,またお母さんの不幸にもつながっていく,こういったことをなくしていこうということで,法改正につながったというふうに私は思うんですが,本町にあってはそういうことはないとは思いますけどが,産後ケアについて具体的に来年どのように取り組んだらいいのか,取り組むべきなのか,取り組むのか等をお伺いしたいと思います。 ◎子育て応援課長(赤木) 本町の産後ケア事業におきましては,国のとおり産後4か月以内としておりますので,来年度からは1年と改正に見直したいと今準備をしております。現在,この事業は産婦人科医院の医療機関であるとか,助産所であるとかというところに委託をしたりとか,保健師が行くとかというのもあるんですけれども,現在福山市内の産婦人科医1医療機関と助産所1助産所と契約をしております。そこと産後手助けが必要な妊婦及び乳児について,宿泊,日帰り,または在宅で母子の健康管理や,それから心身のケア,沐浴や授乳などの育児支援を行う事業となっておりますので,こういった事業も必要な方にご説明しながら,この時期に伝えるタイミングを計るのが一番難しいところでございますので,必要な時期に必要な支援ができるように,日頃から連携といいましょうか,ご家族と関係を築きながら支援につなげられたらなと思っております。 ◆11番(寄定) よろしくお願いをいたします。 最後に,町長にお伺いしたいんですけど,この9月定例会決算議会には,数多くの質問や指摘があったと思います。財政状況についての一つは,正しい情報を,一般質問でも申し上げましたけどが,速やかな,迅速な対応をして,迅速過ぎるかなという指摘もありましたけどが,やはり決算が,監査意見書に基づいて,迅速な,正しい情報発信をしていただいたらと思っております。町広報,あるいはこれからいろんな形でされると思いますが,二元代表制の一翼を担う議会としても,監視機能,チェックをしてきたわけですから,議会としても,議会広報みんなの町議会には,町広報以上の情報提供を恐らくされるんじゃないかなというふうに期待をしてるわけですが,そういう意味で財政状況の正しい情報発信に努めて,町民の正しい認識に基づく評価と理解がなければ,町政運営がなかなか難しいというふうに思うんです。それが基本だと思うんですが,その辺を踏まえた取組についてお伺いしたいと思います。 それから,令和元年度の決算を踏まえて,本町の最大の課題は,やはり人口減少対策だと思います。それに併せて今の災害復旧,あるいは豪雨災害,またコロナ禍,いろんな難題も降って起きますので,そういったことを併せてこれから総合戦略や,それから建設計画とか長期総合計画に備えたその取組が非常に困難なものになってくるかと思いますけどが,だけどそれに対して令和元年度の決算を踏まえて,どういうふうにこれから取り組んでいくのかという集中と選択で取組を進めていただきたいと思いますが,その方針をお伺いしたいなと思います。よろしくお願いいたします。 ◎町長(入江) 財政状況の正しい情報発信というご意見ですけれども,まさに今町の状態が財政も含めてどういう状況かということを,正しい情報を町民の皆さんと共有をしながら,このまちづくりを進めていく必要があるというふうに考えてます。これまでも町の決算などをはじめとした財政状況に関する情報につきましては,町のホームページを活用してきたところです。また,決算につきましては,町議会の広報紙にも毎年掲載をしていただいているところでございます。 このほど,今回町民の方から解釈の相違によるものというような意見もお聞きをしました。これは,正確な正しい情報を共有をする必要があるというふうに思います。町といたしましては,直近の情報として,今定例会で審議をいただいております令和元年度各会計決算についての状況を今月号広報に掲載をしておるところです。ホームページも掲載をして,お知らせをしているところです。これは町のほうが決算の認定については提案してますから,数字的には確定をしているというふうに考えております。引き続き,正しい情報,財政以外のこともそうですけれども,迅速,確実に町民の方に分かりやすくお伝えをして,その共有をすることによって,まちづくりをまた町民の皆さんとともに進めていきたいなというふうに考えているところです。 それから,人口減少対策ですけれども,まずは今年度から始まりました第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略の実施を確実に進めていく必要があるなというふうに思っております。今は,平成30年7月豪雨災害の対応もまだありますし,新型コロナウイルス感染症の対策も非常に重要な部分でございますから,そこはしっかりと進めながら,この総合戦略についても町民の方々に目的や理念をしっかりとお伝えをして,オール神石高原町で取り組んでいくという姿勢が大切かなというふうに思ってます。人口減少対策につきましては,幸い町内の企業等々も一緒に取り組んでやろうというご意見等もいただいておりますから,これから行政だけではなくて,町民の方々,また事業所,そういった多くの様々な分野の方々と連携をすることによって,しっかりと進めてまいりたいと考えております。 ◆11番(寄定) 財政は健全化が維持されて,改善を年々されているという状況ですが,これに甘んじることなく,集中と選択というのは必要だと思うんです。そこで,限られた財源の中でどれだけ町民に夢と希望を与えることができるかというのが,我々も含めて,町長の仕事だと思うんです。そういう意味で,財政の健全化を維持しながら,どれだけ将来に夢と希望を,また現在の人が神石高原町に住んでよかったなと,満足感,幸福感を味わうことができるかということでございます。 ふるさと納税についても,これはお金をただ集めるだけでなし,神石高原町の特徴ある政策,施策に対する投票だというふうに思うんです。寄附をいただくということは,信任をいただくということですから,そういう意味で情報発信をしっかりしながら,魅力あるまちづくりに取り組んでいかなくてはならないなというふうに思っております。 いろいろと一般質問で申しましたけどが,時間が限られていますので,これからもできれば,また次の議会でも,入江町長に具体的な政策提案をしていきたいというふうに思っておりますが,私が勝手に思っておるだけですけど,そういう状況になりましたら,ぜひまた政策議論をして,よりよい政策を作り上げて,そして町民の皆さんの負託に応えていきたいなと思っておりますので,今後ともよろしくお願いします。最後に一言お願いいたします。 ◎町長(入江) まさに,神石高原町のため,また町民のためにいろいろな取組をしてきましたし,今後もその気持ちは変わることはありません。総合戦略も,安心幸せプランという位置づけをしておるところです。町民の方々が安心して暮らせて,本当に住んでよかったと実感していただける,また誰もが挑戦できるまち神石高原町,その取組もすることによって,夢を持ってみんなが一歩踏み出せる,そういった町を作る,またその町を次代に引き継いでいく,これは私たちの使命であり,責務であるというふうに思っております。今後もしっかりとその取組を進めていきたいと思います。次回の議会も寄定議員と議論できることを私も望んでおります。 以上です。 ◆11番(寄定) ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(松本) 以上で寄定議員の質疑を終了します。 それでは,日程第1,議案136号令和元年度神石高原一般会計歳入歳出決算認定について討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第136号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第2,議案第137号令和元年度神石高原町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第137号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第3,議案第138号令和元年度神石高原町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第138号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第4,議案第139号令和元年度神石高原町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。 ◆4番(横山) 85ページの一般介護予防事業について質問をします。 住民運営の通いの場というのが令和元年度で29か所開設されており,656人の方が参加されており,ご努力の結果で大変すばらしいことだと思いますが,656人ではなく,まだまだ参加したくてもできない人がいるんじゃないかなと思われます。それは,交通手段が一番ネックになっているのかと思いますが,この件に対しての対策をどのように考えておられますか。 ◎保健福祉課長(松井) 横山議員ご質問の件でお答えさせていただきます。 まず,通いの場は,31年度実績では29か所ありました。実は,今年度になりまして,一つ通いの場が閉じられるというとこもありました。議員が言われますように,交通手段の関係であるとか,それから担い手の,要するにボランティアの方とか,そういった方がなかなか難しいというような状況もお聞きしておりますので,議員言われるように,なかなか難しい方がいらっしゃるのかもしれません。 現状としましては,大変通いの場は認知予防に効果的であると思っておりますし,今以上にどんどん通いの場を増やしていきたいというふうに思います。そのためには,皆さんが来れるような仕組みづくりというところでございます。高齢者の方ですから,スタッフの方の確保であるとか,それから交通手段の確保であるというかということが必要になろうと思います。既に現体制の中で活用できる案としてご提案を申し上げたいと思いますが,通いの場については,それぞれの地域の方々が独自にやられておると思うんです。その中で,保健委員さんも一緒に加わられて,やられとるという場もあります。保健委員さんに対しては,保健活動推進交付金のような助成金のようなこともあります。その中で,例えば送迎の費用であるとかというようなことで活用いただいてる通いの場もあったりいたしております。そういったものを活用いただきながら,地域の中で地域の方が主体的に通いの場を広げていただくことを期待しております。 以上でございます。 ◆4番(横山) 今,通いの場に通われてるところへ意識調査,アンケート調査をされてるって聞いたんですが,アンケート調査中だとは思いますが,まだ結果は出てないんですか。その中で,行きたいけどタクシーが値上げしたから行かれないとか,そういうのがちょっとずつ聞こえてくるようなんですけど,まだアンケート結果は検証されてないんですかね。 ◎保健福祉課長(松井) すみません。集計中でございまして,全体のほうは把握しておりません。 ◆4番(横山) 私が耳にするのは,タクシーが値上げしたというのが一番にあるのと,それからコロナのことで,この3月,4月,5月を休んでて,その後6月ぐらいから始めたけど,タクシーの値上げがあったり,ちょっと休んだことがきっかけで行くのがたいぎいになっちゃったみたいな,そんなんもあるって聞いたんですよ。だから,一番には交通手段がしっかりあれば,参加者ももっともっと増えるんだと思うんですよ。だから,例えば通いの場へ行く人だけでも,ちょっとタクシーを少し配慮してあげるとか,今言われたけど,保健推進委員さんですか,そういうのもいいと思うし,何かしら対策をしていかないと,行ける人は行ける,行けない人はいつまでたっても行けないというふうになってしまうので,何かしら対策が必要じゃないかなと思いますので,その辺をよろしくお願いします。 ◎保健福祉課長(松井) 通いの場に通われとる人であるとか,それからボランティアの方々の意見をしっかり今お聞かせいただきながら,どんどん認知予防に効果的であるというように考えておりますので,そういった体制づくりをしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第139号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第5,議案第140号令和元年度神石高原町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり)
    ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第140号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第6,議案第141号令和元年度神石高原町飲料水供給施設事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第141号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第7,議案第142号令和元年度神石高原町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第142号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第8,議案第143号令和元年度神石高原町総合開発事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。 ◆8番(小川清) 総合開発事業特別会計説明書22ページ,用地の追加取得ということで概略平面図の作成でございましたが,予算書のほうでは398ページ,公有財産の購入611万円で,約半分で330万円支出ができてまして,不用額が280万円幾らになってます。災害復旧等のことやら,庁舎・病院建設等にも影響されたということで途中一時中断してますが,計画用地は全部購入されておるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 小川議員の質問ですけれども,第2定住団地の計画用地です。これについては,一部用地提供に同意が得られていない状況でありますので,一部残っておる状況です。 ◆8番(小川清) それと,概略平面の作成ということですが,どの辺までできてるんですかね。計画,いろんな話が,住宅だけじゃなしに,雇用促進ですかね,そういった形の大きな住宅というような話もあってましたが,内部的にはどの辺まで進んでいるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 基本的に,30戸程度の宅造ということができるようなものの計画を数点作っております。その中で,議員言われたように,状況がこの計画をしたときの状況と現在の状況,それから今中断をしておりますので,世の中の状況がだんだん変わっておりますので,どんなことができるかっていうところを計画案としては複数の計画案を概略設計としては作っております。 以上です。 ◆8番(小川清) 計画をするのにしても,用地取得が一番だと思うんですよ。取得できないところへ建つというようなことはできないかなと思いますんで,今中断してる中に,せっかく用地費を入れて,不用額が出てますが,ぜひとも早期の取得をされて,次の段階へ進まれるようにお願いしときます。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員言われるように,今からも精力的にご理解が賜れるように努力をしてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(松本) ほかに質疑ありませんか。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第143号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第9,議案第144号令和元年度神石高原町分収育林事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第144号は原案のとおり認定することに決しました。 次に,日程第10,議案第145号令和元年度神石高原病院事業会計剰余金の処分及び決算認定について質疑を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 質疑を終結し,討論を求めます。            (「なし」の声あり) ○議長(松本) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。            〔起立全員〕 ○議長(松本) 起立全員であります。よって,議案第145号は原案のとおり認定することに決しました。 ここで入江町長より発言の申出がありますので,これを許可します。 ◎町長(入江) 令和元年度一般会計,特別会計の決算認定につきまして,一言お礼を申し上げます。 本定例会開会日にご提案を申し上げました令和元年度一般会計,8特別会計並びに病院事業会計の決算につきまして,約2週間にわたりご議論をいただき,全会計の認定をいただきましたことを執行者を代表し心から感謝を申し上げます。 橋本代表監査委員,橋本監査委員のご両名には,大変な量の資料,また現地確認等,熱心に審査をいただき,意見をまとめていただきました。意見書にあるご指摘とご意見につきましては,議会でも議論となりましたが,真摯に受け止め,職員間で共有をし,方向性も含めしっかり議論しながらその執行に努めてまいります。本当にありがとうございました。 また,私も監査委員さんもそうですけれども,任期最後の決算審査となりました。この4年間大変ありがとうございました。多くのご指摘も業務改善につながっておりますし,職員の業務に対する姿勢も変化してきていると思っております。今までのご指摘,ご意見も今後しっかりと生かしてまいります。本当にありがとうございました。 議員各位におかれましては,多くのご意見,ご指摘をいただき感謝をしております。このことを職員全員が肝に銘じ,今後の業務執行に努めてまいりたいと考えております。全会計について認定をいただきましたことを心より感謝を申し上げ,理事者を代表してのお礼のご挨拶いたします。ありがとうございました。 ○議長(松本) ここで休憩といたします。 再開は16時15分とします。(午後4時06分) ○議長(松本) 再開します。(午後4時15分)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 次に,日程第11,議員定数等調査特別委員会調査報告についてを議題といたします。 本件について委員長の報告を求めます。 ◆委員長(寄定) それでは,議員定数等調査特別委員会報告を行います。 議員定数等調査特別委員会報告書。 本委員会に付託された調査事件について,調査の結果を別紙のとおり,会議規則第76条の規定により報告します。 別紙を朗読し,報告に代えさせていただきます。 本特別委員会は,次期改選時の議員定数等に関する事項について,調査研究を行うことを目的に令和2年6月23日に設置した。これまで議員定数等について,令和2年7月3日から令和2年9月15日まで5回にわたり協議検討を行い,全委員の意見を集約し,最終的な結論に至ったので報告する。 1,議員定数等調査特別委員会開催の経緯。 令和2年7月3日,正副委員長において自治振興連絡協議会への説明,協議。 令和2年7月17日,全議員の意見を聴取し,特別委員会の進め方を協議。 令和2年7月31日,定数,議会基本条例,政治倫理規程についての協議。 令和2年8月20日,自治振興会等の意見を基に,定数,議会基本条例の検討。 令和2年9月15日,議員定数の表決及び特別委員会のまとめ。 2,自治振興会連絡協議会,地区支部会議説明。 令和2年7月3日,14時30分,自治振興連絡協議会において議員定数等調査特別委員会の設立等の説明を行い,質疑応答,意見聴取を行った。松本議長,委員長,橋本副委員長が参加しております。 3,自治振興連絡協議会,地区支部会議における説明及び意見聴取状況。 令和2年7月15日,油木支部,13時30分。神石支部,18時。松本議長が参加しております。 令和2年7月15日,三和支部,13時30分。豊松支部,15時。委員長,副委員長が参加しております。 各支部において,設立の経緯と理由等の説明を行い,自治振興会長の意見や質問を受け,各自治振興会役員会,班長会での意見の集約をお願いをした。 令和2年8月13日,豊松支部,16時,橋本副委員長。 令和2年8月14日,三和支部,13時30分,委員長,副委員長。 令和2年8月17日,油木支部,18時,松本議長。 令和2年8月18日,神石支部,13時30分,松本議長,委員長。 各支部において班長会などの意見集約を踏まえた意見を聴取しました。 4,聴取した主な意見。 議員定数が少なくなると町民の代弁者が少なくなり,メリット,デメリットがある。 議員の成り手不足に対し議会の魅力化が必要だ。 定数減は,人口との関連を考慮し,議会活動が維持可能な範囲で考えるべきだ。 議員定数を減らす理由がはっきりしていなければならないので,削減には反対である。 9月議会で決定すれば,周知期間が短く無理がある。 班長会では,具体的な意見はでなかったが,議員定数は現状維持でよいのでは。 議員定数は,人口が減ってきているので10人もやむを得ないとの意見もあったが,12人のほうが住民の意見を吸い上げられるのでは。 議員定数については,議員の仕事が分からないので判断できない。 班長会では,10人にするのがよいとの意見が多い。 人口が減ってる現在,議員定数を減らしてもよいのでは。 議員は,選挙がないから緊張感がない。選挙を経て出てもらいたい。 議員定数に関して,一,二年前から検討すればよかったのでは。 議員報酬をアップすることで議員の成り手不足解消につながるのでは。 議員定数を減らし,報酬を上げることで魅力のある環境となるのでは。 議員報酬は,決して低いほうではない。報酬などの条件より高い志が必要だと思うなど。 5番,議員定数について。 委員の表決により,定数12人が4名,2人減の10人が7名となった。 本特別委員会の結論として,次期選挙から本町議会議員定数を現行の12人から2人減の10人とすることに決定した。 6,議員報酬,議会基本条例等について。 議員報酬については,神石高原町非常勤特別職報酬審議会に委ねることとした。 議会基本条例と政治倫理規程の見直しを行い,災害時の対応に関する条項を加える改正を行うこととした。 7,今後の予定。 令和2年9月定例会において,神石高原町議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例,神石高原町議会委員会条例の一部を改正する条例及び神石高原町議会基本条例の一部を改正する条例の議員発議を行う予定。 8,まとめ。 地方自治体を取り巻く環境は大きく変化しており,二元代表制の下で町長等と議会がお互いに独立,対等の立場で緊張感を保ちながら協力して町政運営に当たることがますます重要となってきている。議会は,住民の意見を代表し,住民の意思を的確に町政に反映させる合議制の意思決定機関であり,監視機能,議決機能,政策立案機能等のさらなる充実強化に努めなければならない。議員一人一人が,その責任と役割を積極的に果たしていかなければならない。そのためにも,一定の議員定数を確保し,議会機能の充実を図っていく必要がある。 しかし,前回選挙では定数12人に対し,立候補者は同数の12人で無投票となったことから,議会が自ら身を削り,自らを律することも必要と判断し,適正な定数について議論を重ねた結果,議員一人一人がさらなる研さんを重ね,資質向上に努め,より議会機能の充実と強化を図っていくこととし,次期選挙から現行定数を2人減員し,本町議会における議員定数を10人とすることに決した。 また,議員定数の削減に伴い,総務文教常任委員会及び産業建設常任委員会の定数もそれぞれ5人とすることに決した。 9,終わりに。 議員定数等調査特別委員会では,集中審議による調査,検討を行い,短期間にもかかわらず,自治振興会長等の多数の意見聴取を参考にして結論を出し,本報告書をまとめたところである。地方分権,地方創生時代を迎え,議会,議員の役割は,今まで以上に重要性を増している。特に,近年多発する自然災害への対応や新型コロナウイルスの感染拡大防止など,町長等と議会が協力,連携し,町民の生命,財産を守り,生活の安穏を確保することが重要である。議員の主な役割は,町民の意思を把握し,議会における審議,討議を通じて適正な形で町政に反映させることであり,議会が活性化することにより,町民の福祉向上と町の発展に大きく寄与するものと確信するものである。今後においても,議員一人一人が議会基本条例を魂とし,議会の活性化と議会改革を推進し,議会と議員が本来の役割を十分果たし,町民の負託に応えていくことが責務である。 以上,本特別委員会の報告とする。 以上でございます。 ○議長(松本) 以上の報告をもって,議員定数等調査特別委員会を廃止します。これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。 以上をもって議員定数等調査特別委員会を廃止いたします。 お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 9月18日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後4時25分 延会...