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03月21日-06号

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  1. 東広島市議会 1997-03-21
    03月21日-06号


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    最終取得日: 2021-09-12
    平成 9年第1回 3月定例会(第6日目)1. 日時  平成9年3月21日(金曜日)2. 場所  東広島市議会議場3. 出席議員(30名)  1番 藏 田 義 雄   2番 樫 木 幸 則   3番 寺 尾 孝 治  4番 上 田   廣   5番 中 曽 義 孝   6番 奥 戸 政 行  7番 佐々木 靖 幸   8番 小 松 晴 義   9番 鷲 見   侑  10番 高 木 昭 夫   11番 遠 地 和 明   12番 坂 本 一 彦  13番 村 主 武 彦   14番 伊野本 雅 昭   15番 下 村 昭 治  16番 森 本 博 文   17番 橘 川 正 三   18番 門 田   啓  19番 橋 本 尚 子   20番 冨 吉 邦 彦   21番 山 田 經 介  22番 杉 井 弘 文   23番 黒 川 通 信   24番 北 野 雅 司  25番 木 原 亮 二   26番 貞 岩   武   27番 井 林 文 明  28番 山 本 孝 喜   29番 槇 田 修 三   30番 浅 井 義 昭4. 欠席議員(なし)5. 本会議の書記  事 務 局 長  桧 山 伸 男    局  次  長  黒 村 壽 裕  局長補佐議事調査係長         主 任 主 事  河 本 聖 治           向 井   正6. 説明のため出席した者  市     長  讃 岐 照 夫    助     役  藤 賀   卓  助     役  濱 谷 武 治    収  入  役  小 川 誠 吾  教  育  長  山 内 吉 治    総 務 部 長  邑 岡 昭 二  企 画 部 長  津 間 弘 之    市 民 部 長  渡 邊 博 憲  福祉部長福祉事務所長         産 業 部 長  荒 谷 泰 範           上   芳 治  建 設 部 長  井 上 英 治    都 市 部 長  友 安 義 男  水 道 局 長  岡 田 芳 樹    教 育 次 長  大 歳 国 彦  総務部次長総務課長          財 政 課 長  清水迫 章 造           藤 原 正 毅  職 員 課 長  財 満 弘 明7. 会議事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 議案第22号 平成9年度東広島一般会計予算     議案第23号 平成9年度東広島住宅新築資金等貸付事業特別会計予算     議案第24号 平成9年度東広島公共下水道事業特別会計予算     議案第25号 平成9年度東広島中核工業団地汚水処理施設事業特別会計予算     議案第26号 平成9年度原地区工業団地汚水処理施設事業特別会計予算     議案第27号 平成9年度志和流通団地汚水処理施設事業特別会計予算     議案第28号 平成9年度東広島農業集落排水事業特別会計予算     議案第29号 平成9年度西条第一土地区画整理事業特別会計予算     議案第30号 平成9年度東広島駅前土地区画整理事業特別会計予算     議案第31号 平成9年度ひがしひろしま墓園管理事業特別会計予算     議案第32号 平成9年度東広島国民健康保険特別会計予算     議案第33号 平成9年度東広島老人保健特別会計予算     議案第34号 平成9年度東広島志和財産特別会計予算     議案第35号 平成9年度東広島東志和財産特別会計予算     議案第36号 平成9年度東広島西志和財産特別会計予算     議案第37号 平成9年度東広島志和堀財産特別会計予算     議案第38号 平成9年度東広島御薗宇財産特別会計予算     議案第39号 平成9年度東広島市上三永財産特別会計予算     議案第40号 平成9年度東広島水道事業会計予算     (予算特別委員長報告)日程第3 同意案第43号 助役の選任の同意について日程第4 同意案第44号 収入役の選任の同意について日程第5 請願第7号 株式会社三井開発本社移転計画に伴う生活環境の保全に関する請願日程第6 議会の閉会中における常任委員会及び議会運営委員会所管事項等の審査について────────────────── * ──────────────────                            午前10時12分 開  議 ○議長(冨吉邦彦君) おはようございます。 長期間にわたる予算特別委員会でのご審査をいただき、大変ご苦労さまでございました。 ただいまの出席議員は29名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 この際、諸般の報告を行います。 初日の本会議以降において、監査委員から例月出納検査及び定期監査の結果報告がありましたので、お手元にその写しを配付しております。ごらんいただきたいと思います。 以上で諸般の報告を終わります。────────────────── * ────────────────── ○議長(冨吉邦彦君) それでは、これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は議長において、10番高木昭夫議員、11番遠地和明議員、12番坂本一彦議員を指名いたします。────────────────── * ────────────────── ○議長(冨吉邦彦君) 日程第2、議案第22号「平成9年度東広島一般会計予算」から議案第40号「平成9年度東広島水道事業会計予算」までの19件を一括して議題といたします。 本件は予算特別委員会に付託となっていたものであります。よって、委員長の報告を求めます。 ◆予算特別委員長下村昭治君) 議長、15番。 ○議長(冨吉邦彦君) 15番。 ◆予算特別委員長下村昭治君) (登 壇) おはようございます。 ただいま議題となりました各案件につきまして、予算特別委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。 本委員会は、今定例市議会初日に設置され、議案第22号「平成9年度東広島一般会計予算」から議案第40号「平成9年度東広島水道事業会計予算」までの19議案が付託されたところであります。 2月25日、本会議終了後、直ちに特別委員会が招集され、私、下村昭治委員長に、また副委員長には中曽義孝君が選任されました。 続いて、審査日程及び方法等について協議した結果、審査は全委員により8日間にわたって、また総括質疑、採決は3月19日に行うことといたしました。 それでは、以下、各案件につきまして順を追ってその経過を申し上げます。 まず、議案第22号「平成9年度東広島一般会計予算」でありますが、国においては、緊迫した財政状況や顕著になった我が国の経済システム等の是正のため、平成9年度を「財政構造改革元年」と位置づけて、各般の制度改革を進める強い意思を示し、抑制基調の予算を編成しております。こうした抑制基調をとる一方で、本格的な少子・高齢社会を目前にし、社会資本整備の緊急性は依然として高いとした上で、地方自治体に対しては、地方分権の主体として生活にかかわる社会資本の充実や、総合的な地域福祉施策の展開に大きな期待をしております。 一方、本市を取り巻く環境でありますが、これまでの第1ステージにおいて総合計画に掲げる都市像の骨格は大筋で整い、そして今、次のステップに踏み出す第2ステージに立ち、21世紀の飛躍に向け新しいスタートを切ろうとしております。また、地方自治体を取り巻く環境も、地方分権の流れに代表されるように、大きな変化が生まれつつあります。 こうした状況を踏まえ、平成9年度は国の経済見通し地方財政計画を指針にする中、最重要課題である財務体質の改善を図りつつ、公共投資基本計画の趣旨や、本市独自の地域的要請等を踏まえた予算編成がなされ、本市発展の原動力となっている学術・技術・国際化拠点づくりのための諸施策を基本としつつも、生活関連基盤整備については、中期的な目標のもとに柔軟に対応するとし、また地方自治の原点である市民参加に新たな視点で取り組むなど、地方分権受け皿づくりに配慮するとともに、少子・高齢化社会の対応など、社会経済環境の変化に合わせた諸施策についても積極的な推進を図ることとしております。 その結果、この一般会計予算の総額は378億6,000万円で、これは前年度当初予算に比較して6.1%の伸びを示しており、予定されている諸施策に要する財源の主なものは、市税が歳入全体の44.9%、国・県支出金が13.5%、地方交付税が7.4%、繰入金5.6%となっております。このうち、自主財源の主要を占める市税は、前年度対比1.2%の増収が見込まれております。 反面、本市の喫緊課題である財務体質改善は、公債費負担適正化計画の実施により成果を上げつつあるものの、多額の地方債残高を抱えている上、本市の社会資本ストック状況高齢社会に向けての時間的、財源的な節約、さらには地方分権の流れ等かんがみたとき、均衡のとれた社会資本整備を推進する必要があることなどから、財政環境は引き続き厳しい状況にあると予想されます。 よって、こうした厳しい財政事情の中で、今後ますます多様化する行政需要に対し的確にこたえていくためには、地方自治体職員として一人一人が自主的、主体的な意識を高め、社会情勢の変化や市民ニーズの変化に的確に対応することを念頭に置き、全職員が一丸となってこれが市勢の飛躍、活性化に格段の努力を傾注されるよう強く要望するものであります。 そこで、この一般会計の審査に当たっては、各部局ごと慎重審査を行ったところでありますが、これら審査経過につきまして、既に各位もご承知のとおりでありますので省略いたしますが、問題点として特に指摘、要望のありました事項の主なものを申し上げます。 まず、効率的な行財政運営につきましては、公正な行政推進、さらには新たな施策展開に向けての財源確保等のための方策に着実に取り組むと同時に、事務事業見直し行政コストの低減、負担の適正化及び税の収納率向上には十分配慮されたい。 次に、行政区の制度についてでありますが、これは市民から市への連絡及び市から市民への連絡をスムーズに行うことを目的としてなされているが、区長の業務内容の徹底、さらには受け持ち世帯数適正化に向けて努力されたい。 次に、都市基盤整備についてでありますが、賀茂学園都市テクノポリス建設の2大プロジェクト事業がほぼ完了し、今後は市民参加まちづくりに向けた第2ステージを目標となされているが、残された事業についても、なお実施に向けて努力されたい。 次に、各種業務の委託に当たっては、業務の推進上、効率的な面もありますが、さらに業務内容を十分精査し、厳正な事業の執行に努められたい。 次いで、し尿処理業務における補償についてでありますが、補助金交付の根拠となる下水道整備等に伴う一般廃棄物処理業等合理化に関する特別措置法の趣旨について、法解釈を指摘されるなど、種々意見が出され、多くの議論がされたところでありますが、事業の実効性については広く市民の理解を得られるよう最善の努力をされたい。 さらに、そのほか、広報広聴のあり方区長連合会の運営、地方バス路線への助成、入札制度見直し地場産業の育成、流通センター経営改善等々、各般にわたって指摘、要望が出ておりますが、今後の事業執行において最大限反映されるよう強く要望いたします。 なお、この審査の中で、衛生費の下水道整備等に伴う一般廃棄物処理業等合理化に関する特別措置法に根拠を置く交付金については、し尿の処理量が減少していないにもかかわらず交付するのは問題があるとの理由で、本予算に対する委員修正案が提出されましたが、本修正案は賛成少数によって否決されました。 なお、原案について採決を行った結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 次に、議案第23号「平成9年度東広島住宅新築資金等貸付事業特別会計予算」から議案第39号「平成9年度東広島市上三永財産特別会計予算」までの17会計については、総額207億1,253万8,000円で、前年度対比8%の減となっております。中でも西条第一土地区画整理事業は、工事完了に伴う事業費が66.5%の減となっております。 続いて、議案第40号「平成9年度東広島水道事業会計予算」でありますが、本年度の業務予定量として、給水戸数3万8,485戸、年間総配水量1,118万6,000立方メートル、1日平均配水量3万647立方メートルとなっております。また、本年度も引き続き、主要事業として第5期拡張事業を行い、志和・造賀地域配水管を延伸するとともに、給水区域内の配水管整備、さらには造賀配水池ポンプ所築造や、杉坂ポンプ所買収及びポンプ所の築造をする計画で、市民に安定した水を供給することを目標に事業を進めることとなっております。 この予算規模を見ますと、収益的収支では、収入は28億1,854万3,000円、支出では25億4,590万9,000円、差し引き2億7,263万4,000円の利益が見込まれております。また、資本的収支では、収入が14億9,915万3,000円、支出では20億542万6,000円、差し引き5億627万3,000円の不足が生じることになりますが、この不足額は、当年度分損益勘定留保資金当年度分消費税資本的収支調整額で補てんすることとなっております。 以上が特別会計及び企業会計予算概要でありますが、中でも住宅新築資金等貸付事業未収対策国民健康保険事業の基金を取り崩しての納税者への還元、汚水処理施設使用料金の統一、ひがしひろしま墓園貸し付け計画見直しについての要望、指摘意見があったところであります。 また、そのほか種々質疑意見等が出ておりますが、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第27号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第40号の11件については賛成多数をもって、また残余の議案7件については全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(冨吉邦彦君) 報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいまの委員長報告に対する質疑は省略し、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認め、質疑を省略いたします。 これより討論に入ります。 まず、各案件に対する反対討論の発言を許します。 ◆18番(門田啓君) 議長、18番。 ○議長(冨吉邦彦君) 18番。 ◆18番(門田啓君) 私は、議案第22号、23号、24号、25号、26号、27号、29号、30号、31号、32号、33号、40号について反対をするものであります。 今、政府の方で、消費税の増税3%から5%への新たな増税、そして医療制度の改悪による負担増所得税特別減税の廃止などについて、現在参議院で審議をされているところでありますけれども、これらの内容によって国民に新たな9兆円の負担を強いるという内容になっております。日本共産党は、こうした国民に対する負担を今するべきでないということで反対をしておりますが、これは国民1人当たりにして年間7万5,000円、1世帯当たりにしまして、4人家族で30万円の負担増というものになります。これを東広島市民全体の負担ということで計算をしてみますと、約85億円となり、市税170億円の約50%に当たる新たな負担となるものであります。戦後史の中でも例を見ないこの負担増、これは大変なものであります。これまでの最高は大平内閣時の1兆6,000億。その5.6倍にも上るものであります。この多大な負担について、やむを得ないという無批判で受け入れる讃岐市長の姿勢は、国政の悪政から市民を守り、地方自治体が防波堤となる努力と任務を放棄するものと言わざるを得ません。 今、国や地方の政治がやらなければならないのは、公共事業などのむだをなくして、市民の暮らしを守る市民本位の方向にその政治の流れを切りかえるということであります。 今度の新年度予算の内容を見てみますと、市民生活関連の予算は増額ということで、一定の努力をしており、こういう点では評価のできるところでありますけれども、全体的に見てみますと、これまでの国の政治の流れとは変わりなく、テクノ事業を中心とする工業団地づくりと、それにあわせて区画整理事業によるまちづくりや、あるいは大企業を中心とする企業優遇の行政で市財政は一層苦しくなり、悪化をする状態は、今もなお続いているところであります。こういう点での改善の方向がまだ見えてこないのが、当市の財政事情であります。 一方では、水道料金くみ取り料金などの公共料金引き上げ公立保育所の民営化、志和流通団地建設での土地価格引き下げのため、市税の投入と市民への負担を押しつけながらの財政再建は、まさに本末転倒していると言わなければなりません。 私は、財政の建て直しは、高過ぎると言われている公共事業見直しや、大型プロジェクトの縮小、食糧費のむだの一層の改善、議員の海外視察の中止、水道料金し尿くみ取り料金引き下げあるいは見送り、合特法による業者への補償の問題の見直しなど、こういうことを行うことが、今まさに必要であると考えるわけであります。そして、市民の暮らしや福祉、教育の増進を図る、そういう予算編成が今求められているときであると考えるわけであります。 こういう点で、とりわけ今回の一般会計の予算については、私は反対をするものであります。 以外の議案について、特に問題の点を一、二、指摘をしたいと思います。 工業団地汚水処理施設の問題でありますけれども、これらには新たな消費税の上乗せ、そして各工業団地処理施設使用料金がそれぞれによって違う。これは統一料金にすべきだと考えるわけであります。 また、土地区画整理事業については、これまでも再三述べてまいりましたけれども、住民への負担が余りにも多過ぎる。そして同時に区画整理事業が非常に多くなって、市民への負担と、そして市財政への圧迫という問題も出てきております。 今後、これらの問題の検討も必要だと考えるわけであります。 第32号の国民健康保険税につきましては、既にこれまで5億6,600万の基金の積み立てがありますけれども、昨年度の黒字で新たに3億5,400万円の積み立てがされようとしておりますが、国の方において、医療改悪などによって国民全体で2兆円の新たな負担がふえるという状況の中で、市ができる努力といえば、この3億5,400万円を市民に還元をし、そして国保料金引き下げて負担を軽くするということが必要だと考えます。 33号の老人保健特別会計についてでありますけれども、これは制度そのものが老人を差別するそういう内容の制度になっております。そこへ持ってきて新たな医療負担を求めるという、私は決してこういうことがあってはならない、早急に改善をしなければならない制度だと思います。 そして最後に、水道事業会計でありますけれども、この春から21%の水道料金引き上げということになってきております。私は、自己水源の確保と、そして一般会計の努力の中でこの引き上げ幅を少しでも軽くして、この不況の中、市民が暮らしをしやすくするということが必要だと考えております。 以上の点を指摘をして、反対討論にしたいと思います。 ○議長(冨吉邦彦君) 次に、賛成討論の発言を許します。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) 次に、反対討論の発言を許します。 ◆19番(橋本尚子君) 議長、19番。 ○議長(冨吉邦彦君) 19番。 ◆19番(橋本尚子君) 私は、議案第22号、31号、32号、33号、40号について反対をいたします。 22号につきましては、財政運営について、そして市民参加まちづくりについて、合特法の適用のあり方について、そして女性の参画等について意見を申し上げたいと思います。 財政運営については、一定の評価はしているものの、厳しい財政運営の中で、特にこの財政のあり方が市民に見えていることが大変必要であります。特に申し上げたいのは、事業効果の検証ということと、そして将来を見据えた財政運営が市民にとってどのようになっていくのかということを適切に、透明度の高いものにしていく必要があるというふうに思います。こうした点では、まだまだ不十分な点が多うございます。 市民参加まちづくりについては、こうした項目を挙げて取り組まれるということは大いに賛成でございますが、市民と、そして行政が考える市民参加まちづくりの接点というのが、どうもかなりずれているように思います。そういう面では本当の意味での、今から地方分権と言われ、そして本当の意味での地方自治が求められているわけですから、市民参加まちづくりあり方については、本当に一人一人がこのまちに住んでよかったと言えるようなまちづくりにするための市民参加まちづくりあり方を検討する必要があるというふうに思います。 合特法の適用につきましては、かなり皆さんの中でも議論されてきたところでありますが、法の解釈の仕方、そしてこれが適用されることによって市民にもたらす影響というのは多大なものがあります。こういう問題につきましては、本当に市民の納得のいくようなやり方をやっていくことでなければ、税の負担のあり方について市民から不満の声が上がることは必定であります。そういう意味でも、この合特法の今後のあり方についても、もっと検証していかなければなりませんし、一人一人が税のあり方について考えていかなければならない点であろうと思います。 女性の参画についてでありますけれども、特に働く女性への支援という問題がようございます。今、女性が働き続けるという点においては、保育問題を初めとして高齢者の介護の問題や医療の問題含めて大変大きな問題になっています。そして、キァリアアップの問題など等、まだまだ女性が男性と同等に社会参画をするという条件が整っているとは思いません。それがやはり見える方向で提示をしていくということが大変大切でありますし、女性の人権を守り育てるという点では、こうした施策が見えるということが大切であろうというふうに思います。ようやく緒についたというところでありますけれども、やはりもっともっと女性を、人口の半分以上を占める、能力を持った人間としての扱いを育てていく。持った者を本当に守り育てていくという視点での施策の検討がもっとあってしかるべきだというふうに思います。まちづくりの参加についても、女性を含まないまちづくりというのはあり得ないというふうに思いますし、そうした点が大変問われているのではないかというふうに思います。 議案第31号につきましては、ひがしひろしま墓園特別会計でございますが、かかった費用を、買われる方に全部負担をしていくというやりで売られるわけですけれども、近隣の墓園の状況を見ますと、市が売っている墓園よりも安い状況が続いているわけでありまして、こうした問題を、やはり資本主義体制の中にあって、私はこういう点ももっと原理を変えていく必要もあるし、市民に還元するというのは、何もストックをしている方が、計算上は合っていたにしても、それはストックすることによって損をしていることもあるわけですから、もう少し市民の側に立った、税金がちゃんと市民に還元される方向性というのは、もっと探るべきだというふうに思っております。 32号、33号につきましては、国民健康保険の税が高いということもありますが、保健対策について大変まだまだ不十分な点が多うございます。そういう面では保健対策を充実をする。特に退職者医療保険というのは異常に高さを示している中で、やはり働いている間に健康対策を保っていただけるような、対企業との関係、そして医師会との関係。今、大変薬の面でも、治療方法そのものについても、患者側が納得できるような医療の体制のあり方について問題は指摘をされており、それが改善されている方向性は見えておりません。そういう面では医師会との話し合いや、患者の立場に立った医療体制、納得のいく医療保険制度への移行、そして料金体系というのが必要だというふうに思います。こういう面では、高齢化に入っている社会の中では、医療費の負担というのは大変大きいものもございますし、もっと納得のいく、透明性の高い医療制度、そして保険制度がどのようになっているのか。自分が使った料金だけが見えるということでは、私はこれは解決しない問題だというふうに思っておりますので、その辺の検討をお願いしたいと思います。 40号につきましては、水道料金が大変高くなるわけですけれども、やはり自己水源の保全ということが、効果がどれだけあるかというよりも、こうした対策が市民に見えてこそ、やはり県用水をこれだけもらって自分たちがやっていかなきゃいけないんだということが見えることが必要であります。そうした点が、やはりまだまだ弱い中で、県用水の責任水量の問題もありますけれども、こうした水道行政はやはり市民に納得いく段階で透明性の高いものにしていくということをぜひお願いをしたいというふうに思います。 そういう意見を申し上げて、反対の討論といたします。 ○議長(冨吉邦彦君) 次に、賛成討論の発言を許します。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) 次に、反対討論の発言を許します。 ◆6番(奥戸政行君) 議長、6番。
    ○議長(冨吉邦彦君) 6番。 ◆6番(奥戸政行君) 議案第22号「平成9年度東広島一般会計予算」の衛生費について、下水道整備等に伴う一般廃棄物処理業等合理化に関する特別措置法交付金の件について反対するものであります。 この法律は、第1条に、その受ける著しい影響を緩和し、あわせて経営の近代化及び規模の適正化を図るため計画を策定し、その実施を推進する等の措置を講ずると。ここで私は、現在の東広島市の下水道等の整備が行われておりますが、著しい影響が、平成17年度にあるのか、20年度ごろにあるのかわかりませんけれども、現在のところ市の状況というのは他市とは全く違う状況であり、その合理化計画が余りに早くなされ、業者は著しい影響を全然受けてない状況でありながら、既に将来に向けて多額の交付金を出費しておると。この法律を読んでみますと、昭和40年代にはまだ海洋投棄等がたくさんありまして、処理場も整備されてなかったと。船を持って事業しておる人は、当然事業を転換しなければならないと。非常に大きな打撃を受けると。また、衛生社等についてもそのことが生まれますけれども、本市においては、将来にわたっても、そこまで著しい影響を与えるとは、私は今の時点では考えられないと。 この合理化事業計画においては、特に慎重かつ公正を期されたいと、こういう案文が入っております。これは各市町村によって違うと、こういうことを思われます。この中には、市町村ということはありますが、特定の公共下水道をする地域とか、あるいは市街化区域とかということは一切入っておりません。 最後に、当然整備をされるわけですから、資金上の措置も必要だろうと思います。しかし、その内訳を十分検討し、最後の留意事項にあるんですが、十分検討し、適正な算定が行われるとともに、それに沿った実効が確保されるよう市町村は指導されたい、このように載っております。 したがって、今支払っている分が適正な算定になっているかということを私は非常に疑問を持っております。ということで、この22号のこの件について反対討論といたします。以上です。 ○議長(冨吉邦彦君) 次に、賛成討論の発言を許します。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) 次に、反対討論の発言を許します。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。 採決は、財産区特別会計予算を除き、分離して行います。 まず、議案第22号「平成9年度東広島一般会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号「平成9年度東広島住宅新築資金等貸付事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号「平成9年度東広島公共下水道事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号「平成9年度東広島中核工業団地汚水処理施設事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号「平成9年度原地区工業団地汚水処理施設事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号「平成9年度志和流通団地汚水処理施設事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号「平成9年度東広島農業集落排水事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号「平成9年度西条第一土地区画整理事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号「平成9年度東広島駅前土地区画整理事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号「平成9年度ひがしひろしま墓園管理事業特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号「平成9年度東広島国民健康保険特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第33号「平成9年度東広島老人保健特別会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号「平成9年度東広島志和財産特別会計予算」、議案第35号「平成9年度東広島東志和財産特別会計予算」、議案第36号「平成9年度東広島西志和財産特別会計予算」、議案第37号「平成9年度東広島志和堀財産特別会計予算」、議案第38号「平成9年度東広島御薗宇財産特別会計予算」、議案第39号「平成9年度東広島市上三永財産特別会計予算」の以上6件を一括して採決いたします。 各案件に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第40号「平成9年度東広島水道事業会計予算」の件を採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(冨吉邦彦君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、新たな議案の提出に当たり、讃岐市長からあいさつがありますので、この際、これを許します。 ◎市長(讃岐照夫君) 議長。 ○議長(冨吉邦彦君) 市長。 ◎市長(讃岐照夫君) (登 壇) 議員各位には、2月25日の定例市議会開会以来、長期にわたりご審議をいただき、平成9年度予算案を初め、提出いたしました議案をご議決いただいたところでございますが、本日、東広島市助役及び東広島市収入役の選任同意案2件を提出させていただきました。 何とぞ慎重なるご審議をいただき、ご議決を賜りますようお願いを申し上げます。────────────────── * ────────────────── ○議長(冨吉邦彦君) 日程第3、同意案第43号「助役の選任の同意について」の件を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 ◎総務部長(邑岡昭二君) 議長、総務部長。 ○議長(冨吉邦彦君) 総務部長。 ◎総務部長(邑岡昭二君) (登 壇) ただいま議題となりました同意案第43号「助役の選任の同意について」ご説明を申し上げます。 本日お配りをさせていただきました議案書その3の1ページをお開きいただきたいと思います。 現在、本市助役としてご活躍いただいております藤賀 卓氏が、3月31日をもちまして退職をされます。本案は、その後任として、新たに東広島市八本松町大字飯田624番地、小川誠吾氏を選任いたしますことについて議会の同意を求めるものでございます。 小川氏の主な経歴について申し上げますと、昭和36年に当時の八本松町役場に就職され、東広島市となりましてから総務課長、教育委員会教育次長、福祉部長、総務部長などを経まして、平成6年6月から現職の収入役を務められているものでございます。 なお、任期は4年でございます。 以上、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(冨吉邦彦君) 本案は人事案件でありますので、委員会付託、質疑、討論は省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。 本案は、これに同意することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決しました。────────────────── * ────────────────── ○議長(冨吉邦彦君) 日程第4、同意案第44号「収入役の選任の同意について」の件を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 ◎助役(藤賀卓君) 議長。 ○議長(冨吉邦彦君) 助役。 ◎助役(藤賀卓君) (登 壇) ただいま議題となりました同意案第44号「収入役の選任の同意について」ご説明申し上げます。議案書の3ページをお願いしたいと存じます。 現在、当市収入役としてご活躍をいただいております小川誠吾氏が、3月31日をもって退職をされます。本案は、その後任といたしまして、新たに東広島市西条町大字下三永1091番地、邑岡昭二氏を選任いたしますことについて議会の同意を求めるものでございます。 新任の邑岡氏の主な経歴について申し上げますと、同氏は昭和44年に当時の西条町役場に就職をされまして、東広島市となりましてから財政課長、職員課長、水道局長、福祉部長などを経られまして、平成8年4月から現職の総務部長をされているところでございます。 なお、任期は4年でございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(冨吉邦彦) 説明が終わりました。 本案は人事案件でありますので、委員会付託、質疑、討論は省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行います。 本案は、これに同意することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決しました。────────────────── * ────────────────── ○議長(冨吉邦彦君) 日程第5、請願第7号「株式会社三井開発本社移転計画に伴う生活環境の保全に関する請願」についての件を議題といたします。 本件につきましては、所管の常任委員長から、引き続き閉会中の継続審査の申し出がありました。よって、申し出のとおり決することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。────────────────── * ────────────────── ○議長(冨吉邦彦君) 日程第6、議会の閉会中における常任委員会及び議会運営委員会所管事項等の審査についての件を議題といたします。 地方自治法第109条第6項及び第109条の2第4項の規定に基づき、それぞれの常任委員会及び議会運営委員会の所管事項については、議会閉会中もなお継続して審査をすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、本件はさよう決定いたしました。 以上で本定例会に付議された案件の審議は、閉会中の継続審査を除き、全部終了いたしました。よって、これにて閉会をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(冨吉邦彦君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会はこれにて閉会することに決しました。 この際、讃岐市長から閉会に当たりあいさつがありますので、これを許します。 ◎市長(讃岐照夫君) 議長。 ○議長(冨吉邦彦君) 市長。 ◎市長(讃岐照夫君) (登 壇) 平成9年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、去る2月25日開会以来、本会議及び予算特別委員会を通じまして長期にわたり慎重なご審議を賜り、適切なるご議決をいただき、本日をもって閉会となりますことを、まことにありがたく、厚く御礼を申し上げます。 平成8年度もあと10日を残すところとなりました。迎えます平成9年度は、国内外とも依然として厳しい状況になることが予想されますが、今会期中に議員各位から賜りました多くのご意見、ご要望を十分留意をいたしまして、各施策を着実に推進をしてまいりたいと考えております。 議員各位には、今後とも格別のご理解とご協力をいただきますようお願いを申し上げまして、まことに簡単ではございますが、閉会のごあいさつといたします。長い間ありがとうございました。 ○議長(冨吉邦彦君) あいさつが終わりました。 議員各位におかれましては、長期間、しかも連日にわたっての委員会において精力的に審査され、大変お疲れさまでございました。議会運営のご協力、心から感謝申し上げます。大変ありがとうございました。 また、執行部におかれましては、各委員から出された意見、すなわち市民の声が効果的に執行されますよう希望いたします。 これにて平成9年第1回東広島市議会定例会を閉会いたします。                            午前11時02分 閉  会────────────────── * ────────────────── 以上のとおり会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   東広島市議会議長   冨 吉 邦 彦   東広島市議会議員   高 木 昭 夫       〃      遠 地 和 明       〃      坂 本 一 彦...