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  1. 府中市議会 2021-03-12
    令和 3年厚生常任委員会( 3月12日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-03
    令和 3年厚生常任委員会( 3月12日)               令和3年第2回府中市議会定例会                厚生常任委員会会議録  令和3年3月12日午前10時2分、厚生委員会を議場において開会した。 1 出席委員   委員長  大本千香子        副委員長  広瀬和彦   委 員  棗田澄子         委  員  田邉 稔   委 員  森川 稔         委  員  水田 豊   委 員  楢﨑征途 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   市長       小野申人   副市長      村上明雄   健康福祉部長   唐川 平   財政課長     宮 康展   税務課長     谷口達也   医療政策課長   皿田敏幸   市民課長     川崎公也   健康推進課長   大森健司   介護保険課長   山路英利   湯が丘病院事務長 岡 信洋   ワクチン接種推進チーム主幹            宮原哲也 1 事務局及び書記
      事務局長     赤利充彦   主任       吉岡佑三子 1 本日の会議に付した事件   議案第21号 府中市精神障害者医療費支給条例の制定について   議案第23号 府中市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関         する条例の一部改正について   議案第25号 府中市国民健康保険条例の一部改正について   議案第26号 府中市国民健康保険税条例の一部改正について   議案第27号 府中市介護保険条例の一部改正について   議案第28号 府中市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定め         る条例等の一部改正について   議案第5号 令和3年度府中市国民健康保険特別会計予算について   議案第6号 令和3年度府中市介護保険特別会計予算について   議案第7号 令和3年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について   議案第8号 令和3年度府中市病院事業債管理特別会計予算について   議案第11号 令和3年度府中市病院事業会計予算について   議案第33号 令和2年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について   議案第34号 令和2年度府中市介護保険特別会計補正予算(第3号)について   議案第35号 令和2年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について   議案第36号 令和2年度府中市病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)について   議案第38号 令和2年度府中市病院事業会計補正予算(第3号)について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時2分 開会・開議 ○委員長(大本千香子君) ただいまから厚生委員会を開会いたします。  これより議事に入ります。  本委員会に付託されました案件のうち、まず、議案第21号「府中市精神障害者医療費支給条例の制定について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) おはようございます。  特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 新設される制度だということでございますが、感想としては、今までなかったんだなという感想があるんですが、この新設によって、その対象になる方々の数と予算、どのくらいになるのか、市の負担がどのくらいになるのかお伺いします。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) それでは、ただいま委員からございました対象者数と予算額についてお答えいたします。  その前にちょっと、制度の概要について御説明させていただきたいと思います。  このたびの条例でございますけれども、広島県の福祉医療費公費負担事業における現行制度の乳幼児医療費重度心身障害者医療費ひとり親家庭等医療費に加えまして、精神障害者に対する通院医療費助成制度が新設されたことに伴いまして、所要の整備を行うものでございます。  この運営主体は府中市が行いまして、現行の福祉医療制度である重度心身障害者医療と同様に受給者証の交付を行いまして、医療機関の窓口へ提示することで、通院医療費のみを対象とした助成制度でございます。  この対象者数と予算額でございますけれども、対象者数ですけれども、まず推計が15名程度になるのではないかと考えております。予算額は、新年度予算に計上しております418万5,953円、約420万円、うち扶助費が184万円でございます。その2分の1の92万円を県からの補助金ということで見込んでいるところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 障害者保健福祉手帳は、どのように分類されておりますか。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) すみません。御質問がちょっと、申しわけございません、聞き取れなかったんですけれど、もう一度お願いできますでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 精神障害者保健福祉手帳は、どのように分類されておりますか。1級がそうなんでしょうが、それ以外の方の等級と言うとおかしいんですけれど、どのような分類になっているかをお聞きします。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) 精神障害者保健福祉手帳は、1級・2級・3級がございます。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) そしたら、1級は今言われたように、所持者の方はこの補償の対象になっていますけれど、2級・3級の方はどのような対象になっていますか。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) このたびの対象者以外への支援ということの御質問だと思われますけれども、実はこの1級の支援につきましては、長年課題とされてきました精神障害者医療費助成の制度を新設されたことで、これにつきましては大変大きな進展だと思っております。  ただ、それ以外の2級・3級の方への支援につきましては、現時点におきまして、府中市におきましては、この対象となる方以外の独自の支援につきましては、現時点では具体的に検討している項目はございませんけれども、現行の重度心身障害者、他の医療制度との均衡を図りながら、国や県の政策、基盤整備の方向を注視したいと考えております。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 内容はわかったんですけれども、今回の新設された背景的なものがあれば、教えていただきたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) このたびの制度新設の背景でございますけれども、精神障害者に対しての医療、障害福祉、介護、そして住まいや就労等を包括的に支援する、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムといったものがございます。この構築に向けまして、精神疾患や身体合併症に対する受診を促しまして、再発、そして重症化による再入院等の防止を図るといったことによりまして、安定的な地域生活への移行・定着の促進を目的にしております。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第23号「府中市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第23号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  森川委員。 ○委員(森川稔君) 今、配信された資料の中に、特定の個人を識別するための番号と書かれているんですけれど、これはどういったものなのか、お聞かせいただきたいと思います。  それと、これを参照するシステムはどういったものなのか、また、これを担当者が参照するときに、その参照した検索履歴等、システムの中にきちっと残っていって、何かあったときにはそれで確認できるものなのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) それでは、御質問ございました、特定の個人を識別するための番号ですけれども、これは個人番号、いわゆるマイナンバーのことでございます。  それから、利用する情報は何のシステムを参照するのか、また、担当者による検索履歴は残っていくのかでございます。  利用につきましては、住民基本台帳の入っております基幹系のシステム、住民情報総合システムにおいて参照いたします。これは、担当者による検証履歴はシステム内に残りますので、どの職員が、いつだれがどのような情報を検索したかがわかります。  また、マイナンバーにつきましては、システム上、どの職員に扱う権限を付与するかという設定もできますので、必要な職員に限定して扱うこととするようにしております。  委員おっしゃられましたように、この情報の取り扱いにつきましては、関係法令等に基づきまして適切に行ってまいりたいと考えております。 ○委員長(大本千香子君) 森川委員。 ○委員(森川稔君) 今、議会ではICTとかDXとかということで、情報システムをいろいろ使って行政の効率的な運用に努められておりますんで、そういった面ではこうしたことを条例上で整備して、きちっと使えるような形にしていただくことは非常に大切かなと思いますが、個人情報の漏えいがないような形できちっとしていただければ、市民も納得して使う形にどんどんなっていくんじゃないかなと思いますんで、十分その辺を留意していただいて、この法令を定めた上で、その仕組みをきちっとやっていただきたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 先ほどの第21号とのかかわりで、精神障害者医療費を支給することにかかわっての追加情報を、今の答弁にあったマイナンバーカードの条項につけ加えるということだろうと思うんですけれど、先ほど、1級の手帳の所持者に新制度での医療費助成を行うということでしたが、この精神障害者医療費支給条例による、この5項目追加をすることになっていますけれども、単に、先ほどの新設された医療費の助成の支給のためであれば、1級の手帳所持かどうかがわかればいいんだろうと思うんですけれども、これだけの項目を入れるのは、他の精神医療以外のものとの整合性があることになるんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 大森健康推進課長。 ○健康推進課長(大森健司君) 御質問ございましたように、1級の手帳を持っているか持っていないかの判定では、この今回のマイナンバーの関係で言いますと、他の市区町村から転入された方などにつきまして、府中市に税情報がない場合、マイナンバーを利用して以前の住所地に情報を照会すると。そうした手続に係る費用なりを軽減する目的でございます。  ですので、主な用途としまして転入者の方の税情報の確認ですとか、そうしたことに活用するものになります。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。
                   〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第25号「府中市国民健康保険条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第25号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 傷病手当金、新型コロナ感染症の定義変更を行うということなので、このために休業等を余儀なくされた人の傷病手当金の支給の範囲が広がっていくのか、この条例の改正によって受けやすくなるのかどうかについてお伺いします。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) 今回の条例改正につきましては、新型コロナウイルス感染症が、これまで新型インフルエンザ等対策特別措置法から、ワクチン接種に見られますように長期の対応が必要という状況から、感染症法に法的な位置づけが変更になっております。条例中、この根拠法令の文言の修正のみとなるものでございまして、傷病手当金の制度自体には変更があるものではございません。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第26号「府中市国民健康保険税条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第26号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 段階的に合わせるという表現がございますが、統一保険料を令和6年に全県的に統一するスケジュールになっていますが、それ、ことしだけではなくて、それまでに年々段階的にやっていくのか質問いたします。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) 令和3年度の国保税額につきましては、今回、上程させていただいています条例改正によりまして、コロナ禍の影響を勘案して税額を引き下げる内容でございます。これによって、令和3年度の国保税では、1人当たりの保険税で3,081円、1世帯当たりの保険税で3,153円の引き下げとなる内容でございます。  また、令和6年度の準統一保険料に向けての調整につきましては、現時点での試算で所得割については0.1%の減額、それから均等割・世帯割額につきましては、合計で7,151円の増額となる見込みでございます。  これまでの計画では、令和2年度から令和5年度での所得割率の引き下げ、均等割・世帯割額を徐々に引き上げる調整を段階的に行う計画でございましたけれども、このたびの令和3年度の引き下げ案の実施により、この実施後に増額見込であります準統一保険料に向けた調整につきましては、令和4年度から令和6年度の間で調整を行っていき、全体の負担調整をしていく、そういう計画、基本的な考えであります。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 令和3年度は、県の10億円ほどの拠出で府中市の健康保険税も三千何ぼか下がりましたけれど、これから令和4年、5年、6年とそれまでに最高で七千何ぼぐらいまで上がるような予想を立てておられますが、この、県が10億円出しただけで、あと一般の保険、県内の保険税が下がったということは、これをもっと国へ要求して、もっともっと保険料が安くなるような対応を取っていただければ幸いかと思います。  このたび私も、国保については反対というような意見を言っていましたが、このたびは今言ったように、国や県に対してもっともっと強く要求して保障をしてほしいということを、改めてここで申し上げておきますのでよろしくお願いいたします。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) ちょっと修正をさせていただきたいんですが、このたび県が10億円追加投入をしただけではなくて、市も基金を取り崩して追加で投入してこの引き下げを行っておりますので、県も府中市も共同してこの引下額を実施しておりますので、その点はお間違えがないようにお願いしたいと思います。  それから、国の支援でございますけれども、現状、国・県・市の公費負担については、国保の経費の約5割程度を既に公費負担している、そういった制度でございます。もちろん知事会、市長会を通じましてこの国の軽減負担に向けた支援は、継続して要望をしているところでございますので、御理解をよろしくお願いいたします。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 失礼しました。担当課の方もいろいろと工夫されて、このたびの値下げに努力されたということを、前もって聞いておりました。ちょっとそこのところ抜けておりました。申しわけありません。  今後とも、今言われたように国や県に対して、国民の負担がかからないように、支援のほうをよろしく要求していってください。お願いします。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 令和6年の統一保険料になれば、府中市の場合は7,151円の増額になるので、結局そこに合わせて、何もしなければ令和6年に7,000円上がっちゃうので、そうでなくて段階的に引き上げて、痛みを感じないようにして、令和6年にはそろえると、こういう趣旨と理解していいのか。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) この間の段階的調整というのは、議員御指摘のとおり、急激な税額の引き上げにならないように緩和措置を取りながら、段階的な調整をしていくという趣旨でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第27号「府中市介護保険条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第27号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) この介護保険料なんですけれど、このたび基準額が5,500円上がりますかね。それにつられて各階も、全階層が上がっております。  皆さん御承知のように、このコロナで1年間、皆さん苦労されて生活も大変なところで、営業されている方なんかは特に国保に入っておられる人が、中小の食堂とかいろんな小さな事業所で国保に入っておられますが、その方たちも、やはりコロナの影響で自粛されたり営業の時間短縮されたり、いろんな面で収入減とか生活困窮が出ております。  その中で、この介護保険料を上げるということ、国保は先ほどの議論がありましたけれど、県とか市の努力もあって、値を下げることができました。聞くところによりますと、基金も全部入れてやっているところで、もうこれ以上どうもならない、値上げせざるを得ないということでしたけれど、何かもう少しどこか考えるところがあったんじゃないかと思いますので、そこのところをお聞きします。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) まず、お答えする前に、条例改正の概要について御説明をちょっとさせていただきたいと思います。  令和3年度から令和5年度までの3年間の65歳以上の方の介護保険料を定める条例になっております。今回の改定では、基準額というのがございまして、年額7万2,300円、これ月額に直しますと6,025円ですが、こちらの額を年額7万7,800円、月額6,482円で、年額5,500円、月額で申し上げますと457円増額になるという条例の内容でございます。  なお、こちらの介護保険料につきましては、所得に応じて11段階に分かれておりますので、基準額から段階に応じて割合を定めて、保険料が定められているものでございます。  今回、65歳以上の方の保険料が増額になりますことから御負担をおかけすることにはなりますけれども、介護が必要な方に安心してサービスをお使いいただけるよう、適切な運営に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  また、今後の保険料の上昇を抑制するためにも、現在、策定中の第8期介護保険事業計画や、新年度予算にも計上しておりますフレイル予防など、健康づくりにも取り組んでいきたいと考えております。  先ほど、委員おっしゃいましたコロナ禍ということもございますが、その中での値上げにはなりますけれども、今回の改定に当たりましては、介護給付費の見込みで保険料を計算して月額を出すんですが、通常、計算しますと6,849円になるところでございますが、今回、その保険料の上昇を抑制するということで、介護給付費準備基金という基金がございまして、こちらが令和2年度、今年度末の見込みで約1億8,000万円、基金残高がある状況で、こちらの額を全て活用しまして6,482円ということで抑制させていただいたということでございます。  しかしながら、抑制策を講じましても65歳以上の介護保険料は増額になりますことからも、御負担をおかけすることになりますので、コロナによる収入の減少など、そういった保険料の納付の難しい場合には減免制度などもございますので、個別にはなろうかと思いますけれども、介護保険課まで御相談いただければと考えているところであります。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) すみません、介護保険の基金が予算書には明記されていないと思うんですけれど、これはどういうふうに、幾らあるのかわかりませんけれど、そこのところちょっと説明お願いします。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 介護給付費準備基金ということで、別会計で管理しているものでございます。予算書に出るものではなくて、監査の報告の中で報告させていただいているものでございます。  この基金の状況でございますが、令和2年度は約1億8,000万円が残る見込みを立てて、こちらの基金の財源を活用して保険料の抑制に充てているということでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) これはいわゆる第8期の介護保険事業計画で、4月から今後3年間の介護保険料を定めることになる内容です。  これまで、介護保険のこういう3年にわたる計画を提案されるときには、厚生委員会にもかなり詳しい資料を事前にいただいて、保険料もこれだけのものになると、実質値上げはしてこなかったということですけれども、前2期では。  今回は、値上げになるにもかかわらず、今、概要を聞かせていただいて初めて月額の保険料の6,025円から6,482円とおっしゃいましたかね。本当ならば、基金の繰り入れがないならば6,800円になるところを、6,482円になるんだということをお聞きしました。  それで、私たち議員もというか私も、どうしてこういう値上げになるのか、当然、聞かれるわけで、ただいま聞いた概要だけの説明をもって、もうやむを得ないから値上がりして、しかもそれを議員として賛成したとは、なかなか言いづらいところがあります。  それで、確かに府中市のホームページを見れば、府中市第8期高齢者保健福祉総合計画・介護保険事業計画がありました。既にもう市民の方からの意見も聞いたようなんですけれども、議会には、議員なんだからきっちり調べたらいいじゃないかと言われりゃそれまでですが、何も今までなかって、400円以上の今後3年にわたる値上げを承認してくれというのは、私は少し乱暴ではないかと、私自身は感じているということです。
     それで、今言われましたように、この値上げが必要な理由として、新たな介護需要に対応できるために値上げをするんだとおっしゃいましたが、その辺のところをもう少し詳しく教えていただけないかなと思います。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 介護保険事業計画というお話ございましたけれども、こちらについては、先ほども委員から御紹介いただきましたホームページにも載せているところでございますけれども、介護保険料については、こちらの介護保険事業計画で、その段階でまだ載せられていない状況でございます。  今回この介護保険料の増額の提案になりますけれども、こちらについては事前に市民の方にお諮りをしているものではございません。  また、これまで事業計画の内容について、一部ではございますが、厚生委員会で状況について御説明はさせていただくことはありますけれども、なかなか詳しい説明ができていなかったということはございます。  今回、介護保険料がふえる要因ということで、お答えさせていただきます。  まず、75歳以上の高齢者の方の増加がこれからありまして、その方のサービスの利用もあわせて増加されることが一つの要因でございます。  続きまして、2番目といたしまして、認知症高齢者やひとり暮らしの高齢者の増加に伴うサービスの利用の増加も想定されているところでございます。  さらに今回、介護報酬が改定になりまして、プラス0.7%改定がございました。こちらも要因の一つでございます。  さらに、現在、サービスを利用されている方について、だんだん高齢化とともに状態も重度化するということがございまして、その重度化によるサービス料の増加が見込まれているところでございます。  さらに、最後なんですが、第7期、今までの3年間のサービスの整備をいたしまして、そちらのほうの利用者も増加していることを加味しまして、今回、介護保険の給付費が上がるという算定の中で、保険料の増額をお願いしているものでございます。  この3年間の保険料の給付の見込みで、前の3年間と比べて金額で申し上げますと約1億3,400万円ふえるということで、3年間合計でいいますと190億5,500万円と見込んでいるところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 説明を聞けば、それはそれなりの説明になってこられまして、それが、むちゃくちゃだとは思いませんが、やはりちょっと、今の段階で、ここでもうきょう、決めてしまえというのは、ちょっと私はできないなと思いますが、第8期の介護保険事業計画は、ホームページにも載せてあると。ただし、それは保険料は載せていないとおっしゃいましたけれども、この第27号議案で提案をされているこの保険料を前提に、この8期計画があるわけで、何といいますか、保険料の増額なしに保険計画を載せていて、今、その保険計画の基になる保険料はこうだというのは、ちょっとなかなか私は納得しづらいなと思います。  皆さんの御努力で、要介護認定者に健康になっていただいて、できる限り介護認定を下げる、あるいは介護保険のお世話にならないような健康な人たちをつくることで、御努力されているのはわかっております。それでもなお、1億3,000万円がこの先給付でかかるだろうという予想を立てられておられるということなんでしょうけれども、これは減らすことはできないんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) もちろん、減らす取り組みは続けさせていただきます。その大きな取り組みとして、フレイル予防ということで、新年度の予算重点施策の中にも掲げておりますけれども、介護にならない状態にするためにフレイル予防、さらに、介護になった方についても重度化防止の観点で、サービス事業所の方と、継続して取り組んでいただいていくことになります。  今回の保険料の見込みということでございまして、これは、一旦見込みで3年間分を計上しておりますので、今の段階で下げるということには、見込みということでさせていただきたいところでございますが、次期に向けても、こちらの給付の見込みを下げる取り組みは重要であると考えておりますので、取り組みを推進してまいりたいと考えております。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 質問、ちょっと忘れていました。今すぐどうのこうのではないんですけれど、段階とか介護保険料の細分化ですね、これを細分化して累進性を高めてやることは考えておられませんか。今、1から11段階ありますよね。それをもっと細かく分けてはできませんか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 現在、府中市は11段階でございまして、これをさらに細分化することは、現在、検討している状況はございません。 ○委員長(大本千香子君) 楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) できれば細分化して、やはり支払の低いところ、低所得の方にはそれなりの区分けがあるようなことを考えてほしいと思います。  実際、これよそのことですけれど、東京都の武蔵野市では20段階に分けてあるんですね。それで、最高階層の所得は5,000万円以上で、保険料は25万4,600円余りですね、それで料率は3.1倍です。そういうところもありますんで、府中市も最高、今、600万円ですか、所得がね。それを1,000万円ぐらいとか、そういうふうに上げて細分化を考えてほしいと思います。  それと、これ県内でも値上げしないで頑張っている市があります。据置きしているところが11市町、それと値下げしているところが5、値上げが6で、未定まだ1なんですけれど、そういうふうに各市町もいろいろ頑張っておりますので、府中市も、その辺のところをもっと考えていただいて、できるなら、値下げじゃなしに据置きぐらいまでに抑えていただければと思いますが。 ○委員長(大本千香子君) 川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) ただいま御指摘いただきました、例えば武蔵野市の事例で御紹介をいただきましたが、武蔵野市のように東京近郊で、いわゆる吉祥寺という高級住宅地を抱えるような地域であると認識をしております。  実は、武蔵野市の部長と、ちょっと懇意でございまして、そういったお話を何度かさせていただいたことがあるんですが、どうしても富裕層の方がかなり多い都市と、府中市のような地方の都市とでは、どうしても階層のつくり方は、必ずしも一致しないところがございますので、その点については、府中市におきましても、いわゆる所得の低い方々の部分につきましては、当時、基準額が1に対して一番低い方、第1段階の方で言いますと0.5ということを行っておりますが、それを0.3にしたりということで、あとそういった配慮は行っているところでございます。  ですので一概に、20段階にしてあるから低所得者のところに配慮が行き届いている、11段階だと行き届いていないという状況でもございませんので、そのあたりは我々もいろいろな状況を勘案して協議しているところですので、その点については御理解をいただきたいと思います。  それからもう1点、先ほど水田委員から御指摘がございました、手続的にということになると、多少、我々としても反省すべきところは、ひょっとするとあるかなとも受け取めさせていただきましたが、確かに市民の皆様方に負担をお願いさせていただきますので、この議会の場において、しっかりと御議論いただき、我々としても御意見を述べさせていただいて、納得、御理解いただいた上で御可決いただきたいと考えておりますが、府中市の場合、今、6,025円という月額を、第6期のときに6,025円という額になりました。それから、2期ほどそのまま据置きしてきた経過。失礼いたしました、5期のときに6,025円になって、6期・7期と2期ほど据え置いてきた経過がございます。  その5期の際に6,025円になったときは、中国地方で3番目というかなり高額な保険料ということで、かなり議会からもいろいろな御指摘をいただいて、我々としてもそれを抑制するための取り組みを、それ以来9年間行ってきたところでございます。そういったこと、それから市民の皆様の御協力もいただく中で9年間、6,025円という金額で据え置いて、何とかやりくりすることができた。  ただ、それを9年間、据置きを繰り返して、先ほど担当課長も述べましたが、とはいっても75歳以上の高齢者の方は、まだふえる状況の中で、どうしても必要な方へのサービスを提供しないわけにはまいりませんので、そういったことを、どういったサービスを提供することで、この介護保険を延命をさせながら、しっかりサービス提供ができるかを、介護保険事業計画の中ではうたわせていただいて、そういったことに関して、パブリックコメントで皆様方の御意見をいただくような手続を取らせていただいているところでございます。  そういった状況がございますので、今後、先ほど担当課長も述べました、まだまだそうはいいましてもフレイル予防であるとかそういったことで、取り組みも行わなければならないと思っておりますし、その部分での市民の皆様方の御理解も頂戴したいと考えておりますし、先ほどの答弁にもありましたが、今現在、積み上がっております1億8,000万円余りの基金も、全額を投入することで、何とか金額を抑えようということでお願いをさせていいただいているところでございます。我々としても、打てる策は全て打った上で、どうしても値上げをせざるを得ない苦渋の選択というようなところもあると認識してございます、  ただ、本当に今回、全額基金を投入して、じゃ、来期、基金を充てることができないんではないかという御心配もあろうと思っておりますが、そこの部分につきましては、フレイル予防でありますとかいろんな適正化等々を行うことによって、今、予定をさせていただいております保険料を少しでも抑えることができれば、その金額はまた新たに基金として積み立てることもできようかと思っておりますので、そういった取り組みを繰り返しながら、この介護保険、本当に必要な方に使っていただきながら、継続できる事業として行っていきたいと考えておりますので、我々もその点について、絶え間なく努力させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 介護保険制度を守ることが第一だと思うわけですけれども、府中市の今の回答によりますと、今後、75歳以上がふえるとか、認知症、それから報酬改定があった中で値上げということですけれども、今後、言われているのは2025年問題で、さらにその後が、介護が必要な方がふえると予測されるわけで、そこを見据えた形でやらないといけないと思うわけですけれども、例えば介護給付準備基金について、私の記憶では、以前、4億円近くあったと思うんですけれども、それが2億円、3億円ぐらいになって、1億5,000万円になって、今回なくなるというような形で、短期的な形で対応していると、2025年問題の中で対応できなくなるということで、今回の値上げは、かなり市として努力した結果としてこれだけで済んだと。  実質的には、今後、この利用料を含めて値上げせざるを得ない状況が出てくることで、もっと市民に対して宣伝しないといけないと思うわけですけれども、そういった長期的な見通しについては、どう考えられているんですか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 委員御指摘いただきました2025年、団塊の世代の方が75歳になること、その後、2040年、団塊ジュニアの方が65歳になるという状況もございまして、こちらを見据えて介護保険事業計画も策定をするという考え方で行っております。ちょっと今、額的にどの程度までふえるかの、ちょっと資料が今ございませんが、それまではふえる見込みでございます。  府中市におきましても、今後20年間は介護給付費が伸びると推測しております。その後は85歳以上の方が、介護保険を、サービスを使われる方が多い年代にはなってくるんですが、そこも含めてニーズが減ってくることになれば、サービスの給付費も下がってくると推測しているところでございます。  したがいまして、2040年を目指した推計を立てながら、今後も介護保険の給付費の上昇を抑制する取り組みとして、フレイル予防を日常的に取り組んでいただいて、少しでも介護にならない状態をつくっていただく。もし、介護になられたとしても、少しでも重度化を防ぐというところを、市民の皆様にお願いする、また、サービス事業所の方にもお願いしながら、府中市全体として取り組む体制をつくっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  村上副市長。 ○副市長(村上明雄君) 補足ということじゃないんですが、本当にありがとうございます。  今回、部長、課長が申しましたように、もうなけなしをはたいて、コロナ禍もあって、国保税も市費を投入した中で、負担を抑えようという中で、介護保険についても最大限努力した結果、本当に申しわけないというか、苦渋の中で値上げということになりました。  ただ、これも本当に基金をゼロにして、本当に大丈夫なのかというのも持ちながらなんですけれども、田邉委員おっしゃっていただいたように、本当にこれから先のことを考えていかにゃいけんという中で、後ほど分科会の話になりますが、市の今年度の当初予算でもフレイル予防を打ち出しまして、介護世代、65歳、60過ぎとかそういった高齢者層だけじゃなくて、全世代を通じてのフレイル、こうしたものもDXなども使いながらなんですが、ふだん使い、日常の中で生活習慣として健康、衰えの予防に取り組んでというムーブメントをつくっていかんと、結局いたちごっこに多分なるんだろうと思います。地道な話ですけれども、そういったことを取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) この6,482円という額は、県内の各市に比べてどの程度なのか。順位がどこら辺に位置するのかも含めて、わかれば教えてください。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 今現在、介護保険料の8期につきましては、他市も含めて議会で検討をされている状況でございまして、確定ではございませんが、現在、わかっている範囲でお答え申し上げますと、7期の期間中は12位という状況でございました。23市町中12位という状況でございました。  今年度、8期の保険料の他市の状況を見ますと、上から5番目ぐらいに当たるんではなかと考えているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。             〔水田委員「反対討論」と呼ぶ〕             〔楢﨑委員「反対討論」と呼ぶ〕             〔田邉委員「賛成討論」と呼ぶ〕             〔棗田議長「賛成討論」と呼ぶ〕            〔広瀬副委員長「賛成討論」と呼ぶ〕 ○委員長(大本千香子君) では、討論を行います。  まず初めに、反対者、水田委員。 ○委員(水田豊君) 議案第27号府中市介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。  今、値上げする理由、必要性等々お伺いしました。理解できないわけではないんですが、言いましたように、この短い時間で決断して、この値上げ案に賛成しろと言われても、私議員としては、はいそうですかと言うわけにはいかない。これまでも、丁寧な説明は少なくとも委員会等にはしていただいたように思いますが、今回はそれもなかったということです。  この問題だけではないんですけれども、こういう介護保険の値上げの必要性、介護保険サービスが府中市としてどのくらい必要だから値上げが要るんだということについて、議会はもちろんですけれども、直接、市民の方に説明する場もあってしかるべきではないかと思います。3年を単位とする第8期でございますので、そういう意味でもちょっと説明が足りないと、私は思います。  ホームページに確かに載せてありましたが、私もホームページからダウンロードして印刷をしていますけれども、先ほど言いましたように、この中には保険料は入っていない。ということになると、一番肝心な議論をすることにもなかなか結びついていかないことにもなります。  そういう意味で、市民に対する説明、介護保険が必要だということはわかりますよ。しかし、それをきちんと説明していただいて、だから納得していただく努力をさらにしていただきたいという意味で、今回の一連の手続について、私は少し説明不足があったんではないかと思って反対いたします。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、賛成者、田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 介護問題については、制度が発足して以来20年たつと思うわけですけれども、この間、そういった制度がきちっとしてやったというか、高齢化社会に対応した制度として成り立っていると。そこの中で、その制度自体を財政的にも、それから住民の活動の中でも守っていかなければならないことがあると思うわけですけれども、府中市におきましては、6期・7期と、先ほど言われていた介護給付準備基金等をほとんどというか、取り崩す中で抑えてこられた。そういったその努力の期間はかなりあったわけで、そういった意味で、今出てきた問題じゃなくて、その性急さはないと思うわけで、今後、その受益者自体がそういった制度を守るという危機意識を持って、市が取り組んでおられるフレイル予防とかも含めて、みんなで地域包括的に健康になろうという、そうしないとまだまだ保険料は上がる状況にあることを認識しなくちゃいけないと思うわけで、そういった意味で、住民自身が認識することと、今後、介護保険制度そのものを守って、安定的な老後を過ごすことが必要だということで賛成いたします。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、反対者、楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 介護保険は、この6年間は値上げなしということで、次年度の令和3年度から値上がりするということでありますが、その6年間を値上げなしで来られたことは、担当課の方のいろんな苦労があったと思います。  今、ここに来て、コロナが世界中で発症し、世界中が苦しんでいます。日本も特に年金生活されて、この介護保険は年金から差し引かれるので、どうしようもできないというようなところで、収入がずっと安定してあればいいんですけれど、営業短縮とか失業したことで、本当に収入が減り年金だけの生活になっていく人がふえている中で、ここで値上げするのはどんなものかなと、私も思います。  それで、コロナの収束がまだ先が見えていません。いつまで続くかわかりません。ということは、ますます生活が困難に、困窮になっていくことも考えられますので、ここはひとつ行政のほうもちょっと頑張っていただいて、ここは値上げはしないが据え置く程度で頑張ってみようかということが、私もあってもよかったんじゃないかと思いますが、残念ながら値上げのほうに行ってしまいました。  さっきも言いましたけれど、各市町でも据え置くとか値下げしているところもありますので、府中市ももうちょっと何かあると思うので、今、言われた体力を鍛えて、介護の世話にならないように、お金を使わないようにということは、もちろんそうであります。それは、私も後期高齢者の中に入っていますから、体には十分、自分自身注意してやっています。  そういうことも市民の皆さんにもお願いしながらやっていくんですけれど、それにしても、今の状況の中では値上げはちょっと難しいので、せめて据え置きぐらいまでで止めていただければということで、反対させていただきます。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、賛成者、広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 賛成の立場で討論させていただきます。  今、府中市の高齢者人口は、65歳以上が大体30%の後半をいっている状況で、ほとんど40%に近い状況になっていると思います。  そういった中で、確かに市民への説明は、非常に大事な部分だとは思うんですが、先ほどから御説明あったように、今の値上げの要因ですね、そういったところも説明がありましたし、要は、市としてできる部分は努力をされてやられたと思います。それで2期の据置きもされていますし、そういった意味で、田邉委員が言われたように、やはり来期、フレイル予防の事業も先ほど話がありましたように、実際に事業をされます。  そういった意味では、やはり我々も含めて市民が、そういったところに参加して、実際にこういった介護保険を極力利用するのを抑制するような形に持っていくべきだと思いますんで、本来はこういった事業の説明を、しっかり市からやっていただいて、その説明の中で、こういった値上げの要因の説明を一緒にしていただく形を取れば、市民への説明はしっかりできるんじゃないかと思います。  そういった意味では、この値上げはもう今、抑えられない部分だとは思いますんで、私としては賛成とさせていただきます、 ○委員長(大本千香子君) 続いて、賛成者、棗田委員。 ○委員(棗田澄子君) 先ほどから、いろいろ討論があるわけでございますけれど、2025年、団塊の世代が75歳以上となるというような中、このことは今までもずっとあったのではないかなと思っております。今の、市で説明されましたように、市費を投入した上での苦肉の策と思います。  国保税は、少し下げてくることができました、市費を投入したおかげで。それでも、令和4年、5年、6年と、統一に向けては上がってくる、上げざるを得ない、7,151円まで上げるというふうになります。そうすると、ここで今据え置いても、この3年間ぐらいを据え置いたとしても、一緒に今度は介護保険料も上がってくることになります。もっともっと市民の負担がふえるんではないかなと思われます。今、いろいろ考えてされた策がベストではないかと、ベストと言ってもいけませんが、ベターではないかと思っています。  今、私、ここに持っているのは、7期のときのお知らせなんですが、介護保険料のお知らせということで、皆さんのところに配られたチラシを持っています。こういう形ででも皆さんにお知らせをして、しっかりとわかっていただけるようなお知らせをして、それで取り組んでいただきたいと思いまして、この案件については、段階的に上げていくということで賛成をいたします。 ○委員長(大本千香子君) ほかに討論はありませんか。               〔ほかに討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  10分間休憩いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時12分 休憩
                   午前11時22分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 再開いたします。  次に、議案第28号「府中市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第28号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) この3年間の経過措置が取られているものがございます。その内容について教えてください。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) お答えの前に、条例改正の概要について説明させていただきたいと思います。  今回の条例でございますけれども、3年ごとの介護報酬改定に当たり、今、国の省令が変わったことで、これに伴う条例改正でございます。  その内容につきましては、新型コロナウイルス感染症や大規模災害が発生する、感染症や災害への対応力強化、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年に向けて、2040年も見据えながら地域包括ケアシステムの推進、自立支援・重度化防止の取り組みの推進、介護人材の確保、介護現場の革新、それから制度の安定性・持続可能性の確保を図るという目的に対しまして、条例改正で基準等が定められたものでございます。  今回、3年間の経過措置があるものにつきましては、そのうち感染症や災害への対応力強化のための業務継続計画の策定や、訓練・シミュレーションの位置づけといったものが3年間の経過措置。  4点ございまして、2点目といたしまして、認知症対応力強化への医療・福祉関係者の資格を持たない無資格者への研修の義務づけでございます。3つ目が、口腔・栄養取り組みの強化のための管理栄養士の配置と栄養管理でございます。最後、4つ目といたしまして、高齢者虐待防止のための委員会の設置で、これらの項目につきましては、ある程度、運営体制の大幅な見直しや職員の資格も必要なことから、経過措置が設けられているものでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  森川委員。 ○委員(森川稔君) 今、説明いただいた内容で、実際の業者の方は、いろいろ対策をされていくはずなんですけれど、そうするとコストアップが、必ず出てくるんじゃないかなと思うんですけれども、この辺については何か対策があるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 事業所のコストアップという御質問でございます。  今回の条例の基準改正につきましては、コロナの状況や、今後、ふえることが予想されている認知症に対応するため、利用者が安心してサービスを受けられるため、基準を改正しているものでございまして、各事業所のサービスの種類や特色などにもよりますが、必要なサービスを提供する上で、経常的な経費や業務負担もあれば、逆に業務の効率化や人員基準の緩和によるコストの削減につながるものもございます。  また、ICTを活用することで、投資的な経費が必要になる場合等も想定されております。こういった費用につきましては、介護報酬の改定により一定程度は反映されるということがございます。  いずれにいたしましても、団塊世代が75歳になる2025年、また、それ以降を見据えまして、安心して介護サービスの利用をしていただくために、行政もしっかり取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) この条例によって、介護支援員が今、不足の状況にあるんですけれども、それに対する対応は変わるようなところが、改善につながるようなところがあるんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 介護支援員の不足に対する対応でございますが、介護現場の人員につきましては、処遇や職場環境の改善であるとか、テクノロジーの活用による業務効率化による負担軽減などがございまして、こういったことの取り組みにより、介護人材の確保に一定程度つながるであろうと考えております。  また、現在、先ほども議論がございましたが、第8期の介護保険事業計画や新年度の取り組みといたしまして、介護人材の確保も掲げておりまして、即戦力となる近隣の大学生や外国人等の方を、市内の事業所への就労へつなげるとともに、訪問介護に必要な資格の養成校として身近にある市内の介護施設を支援することで、資格取得などもふやしていきたいと、そういったことで、市内の訪問介護事業所などに就労を促すように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) 先ほど言われました、今後、外国人の就労とかそういうことで対応するようなことを言われましたけれど、今現在も何人かの外国人の方が就労されておりますけれど、今後、ふえるとなってきたら、その生活基盤、いわゆる住居とか生活関係の準備ですね、その辺のところは、これは市は余り関係ないことなんでしょうか。事業所がすることなんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 外国人の方の就労につながる支援でございますが、基本的には事業所で、住まいから生活の支援等を行われるということでございます。  今回、新年度予算でも計上させていただいております、介護人材の確保の新たな事業として、住まいに関する日常的な支援を新たに計上させていただいて、新規事業として行う予定でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第5号「令和3年度府中市国民健康保険特別会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 国保税収入の傾向についてお伺いします。  昨年もマイナス、ことしもマイナス計上でございまして、この傾向がずっと続いていいのかどうかについて、お伺いいたします。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) 昨年の2,900万円減の主な要因は、被保険者数が前年度8,066人という状況から561人少ない7,515人という見込みで予算化をしておりました。要因は、その加入者の減少でございました。  今年度の4,900万円減につきましてはの主な要因は、このたび市として国保税の引き下げの提案をさせていただいておりまして、この減税を行う予定のため、税の徴収自体が下がっていると。ほぼその額に一致するものでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  森川委員。 ○委員(森川稔君) 4,900万円についてなんですけれど、これは県で下げられた分だと思うんです。これは同率と見ておけばいいんですか、下げられた率というのは。  それともう一つ、財政基金と剰余金が幾ら残っているか、この辺ちょっとお聞かせいただければと思います。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) 県への納付金といいますのは、保険税及び一般会計から繰り入れます保険基盤安定繰入金など、法定繰入金を含めて納付する額でございます。したがいまして、国保税の額よりも県への納付金の額のほうが多くなるわけですけれども、率、額等については同じ傾向になるものでございます。  それから基金と剰余金残高の現在状況でございますが、現時点での国保の基金の残高は、4億8,549万8,000円でございます。令和元年度の剰余金につきましては765万4,000円でございましたけれども、令和2年度の剰余金については、現在、医療費等の精算中ですので、現年度の算定は、ちょっと現段階では困難な状況です。昨年度は700万円余でございました。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  森川委員。 ○委員(森川稔君) 2款の保険給付費についてなんですけれども、前年比より1億7,800万円減少となっておりますけれども、この要因は何か、ちょっと教えていただければと思います。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) 国保が既に県単位化、平成30年度以降、県単位化されておりまして、これ以降は財政責任主体でございます広島県の推計値で予算編成をしている流れになっておりますけれども、この保険給付費が減少している要因としましては、被保険者が前年度より120人少ない7,395人、昨年度が7,515人という予算編成でしたが、今年度は県の見込みによりまして7,395人が要因で減少している状況でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 国保税の滞納状況が、どういった推移の中であるか教えてください。 ○委員長(大本千香子君) 谷口税務課長。 ○税務課長(谷口達也君) 国保税の滞納状況についてのお尋ねでございますが、令和3年1月末現在での状況を申し上げさせていただきます。  まず、内訳でございますが、現年課税分の未納金額、こちらが1億5,042万180円となっておりまして、収納率で申しますと78.56%、前年同時期が77.58%でございますので、0.98ポイントの上昇となっております。  続きまして、滞納繰越分の未納金額でございますが、こちらが8,635万191円となっておりまして、収納率は24.13%、前年同時期が24.37%でございますので、こちらは0.24ポイント、若干下がっておるような状況でございます。その総合計で申し上げますと、未納金額が2億3,677万371円となっておりまして、収納率が70.97%、前年同時期が69.31%となっておりますので、1.66ポイント上昇となっております。収納率が前年同時期を上回っておりますので、滞納としては減少しているという判断をしておるところでございます。  ただ、今、申し上げました数字につきましては1月末現在での状況でございますので、国保税の場合、3月1日納期限の第8期については納期未到来の段階での金額でございますので、最終的には、令和2年度の最終的な収納率につきましては、令和元年度の現年分で言うと95.99%、繰り越し分で27.82%、総合計で85.35%という率を上回る結果になるんではないかと見込んでおるところでございます。  今後も引き続き、収納率のさらなる向上を目標といたしまして、市民課との連携強化などに取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第6号「令和3年度府中市介護保険特別会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。
     まず、重点施策を実現するための主要事業説明シートについて、事業名28、フレイル予防事業について質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 府中市の65歳以上の高齢者のうち、脆弱性といいますか、フレイル状態になっている割合はどの程度あるのかということと、今後、これからフレイル予防をされると思うわけですけれども、それの医療費削減効果といいますか、そういった目標は立てられているのかについてお伺いいたします。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) それでは、重点施策の資料28、フレイル予防事業(元気もりもり教室ビギナー編)ということで計上させていただいております。  先ほどから議論いただいております介護保険料を抑制するためにも、フレイル予防は重要な施策と位置づけて、新たに新年度から重点的に取り組みを進めてまいりたいと考えております。  このフレイルでございますが、フレイルとは加齢により心身が老い衰えていく状態のことで、フレイルを経て徐々に介護状態に進むと言われております。  府中市の高齢者人口約1万4,300人のうち、そのうち約3,000人は要介護状態になられている方で、介護の認定を受けられていない方が約1万1,300人ほどいらっしゃいますけれども、その方がフレイルの予防の対象者になろうかと考えております。そのうちになりますけれども、令和元年度に、いきいきふれあいサロンで行った調査では、参加者のうち43%の方が何らかの身体の機能低下が見受けられている状況がございます。全市民に対して調査を行っておりませんが、単純計算で約5,000人の方が、何らかのフレイルの状態があると推測しているものでございます。  こういった方を対象に、フレイル予防として保健師が地域に出かけ、来年度は新たにタブレットを活用してフレイルチェックを行い、高齢者に自身の体の状態をデータで把握していただくことで、早い段階から元気もりもり体操などの運動、口腔ケア、栄養に関するプログラムを実施いたしまして、要介護状態にならない状態に取り組んでいくことでございます。  また、医療費との関係でございますけれども、データはございませんけれども、フレイル予防は運動・口腔・栄養の取り組みでもありまして、健康づくりでもありますので、疾病予防にも効果があるものと考えております。介護給付費だけではなくて、医療費の削減につながるものと考えておりますが、具体的な数字を持っているものではございません。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  森川委員。 ○委員(森川稔君) 今の、ちょっと説明をお聞きしますと、各会、例えば老人会とか「元気もりもり教室」等で、そこに出かけて筋力などをはかっていくということだったんですけれども、これは介護士さんがそこに行かれてはかっただけで、このデータの蓄積はあるんでしょうか。  それと、あと、フレイル状態になったときに、どのように改善をしていくのか、ここは非常にポイントだと思うんですけれど、この辺のちょっと説明をいただきたいんですけれど。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 保健師がタブレットを持って地域に出かけて、フレイルチェックをするということでございます。これは、チェックということで、詳細な体のデータではございませんで、全体的な把握のためのチェックを行うのが、まず1点目でございます。  データの蓄積に関しましては、実際に介護予防教室で、「元気もりもり教室」という名前のものを想定し開催いたします。その際に、身体機能の測定機器を使いまして、筋力、筋肉量、脂肪量、水分量などを測定し、体の状態を把握しながら運動・口腔ケア・食事指導などのフレイル予防プログラムを提供することになります。この際に、定期的に測定をしたデータを蓄積しながら評価、改善につなげていくということで想定しております。  また、将来的な話にはなりますけれども、特定健診や医療情報との連携も想定されることから、生活習慣の改善など健康づくりにも、情報共有できる仕組みを考えていきたいと思っているところでございます。  また、今後につきまして、個人個人が自宅でもフレイル予防に日常的に取り組めるよう、スマートフォン等でアプリを活用したりといったことも検討して対応していきたいと考えているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 先ほど少し、スマホでのフレイル予防の運動ができるようにという話があったんですが、今、コロナが大分落ち着いてはいるんですが、全国的には変異ウイルスが発生して、また、第4波が来るような状況にもなっているんですが、そういったコロナ禍の中で、この新事業というか、今でも元気もりもり体操にしても、いきいきサロンの中でもやられていると思うんですが、なかなかコロナで集まることができない状況の中で、今後その、今のスマートフォンでという話があったんですが、なかなかスマートフォンで高齢者の方ができるのは、非常に難しいところもあると思うんで、そういった部分のコロナ禍に対するこの事業の対策ですね、そういったところをちょっと聞かせていただければと思います。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 委員御指摘のとおり、なかなかスマートフォンやアプリを使った対応が、皆さんができるかというと、そうはいかない方も多くいらっしゃると認識しているところでございます。  府中市全体としてICTの取り組みの中で、そういった活用・利用方法なども講習等を行っておりますので、そういったことも一緒に活用、連携をしながら取り組んでまいりたいと考えて、徐々にではありますが、利用ができる体制をふやしていきたいと考えているところでございます。  また、簡単な使いやすいようなアプリも、これから検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  あと1点、すみません。森川委員の御質問の具体的なフレイル予防の取り組みの、ちょっとお答えができていなかったので、追加でさせていただきたいと思います。  具体的になるんですが、まず、ふれあいいきいきサロンや老人クラブ、元気もりもり体操自主グループと言われる通いの場に、保健師が出向いてタブレットを用いてフレイルの予防対象者を把握することが、まず1点ございまして、その予防の対象者を把握した方に対しまして、介護予防プログラムを実施するということで、先ほど申し上げました「元気もりもり教室」ビギナー編に参加していただくことになります。  その後、フレイル予防プログラムを、専門職種、健康運動指導士、管理栄養士、歯科衛生士、保健師など、そういった方が関与しながら運動・口腔・栄養、このメニューを実施して身体状況の改善を図ることでございます。  当面はモデル的にという形になろうかと思いますが、30人程度で教室を始めまして、6カ月間実施する。その後、集中的に改善を行うことで、期間終了後については自宅や地域の通いの場で、日常的にフレイル予防に取り組んでいただくと考えております。その際に、先ほども申し上げましたアプリの活用なども含めたフォローも考えて、今後そういった方の参加者をどんどんふやしていくように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) このフレイル予防については、先ほどから議論がありました介護保険の抑制ということで、非常に大切な部分だと思うんですが、町内会とか地域社協に任せている形にはなっていると思うんですが、今のこういったコロナ禍の中で実際に、いきいきサロンにしても、元気もりもり体操にしても、各地域でどういった形というか、今、実施されているか中止されているか、要は、そういったものが本当に実施されているかどうなのかという状況は、市として把握はされているんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 個別のそれぞれの団体につきまして、ちょっと今データというか資料がございませんけれども、いきいきふれあいサロンも一時期中止をされたり、コロナの状況で集中対策期間とかについては、ちょっと休止をされたりという状況はございましたけれども、現在、ほとんどの地域で活動されているとは聞いているところでございます。  その際に、やはり感染予防対策は重要でございまして、市からも呼びかけまして、アルコール消毒であるとか密対策であるとかそういったことを、各施設に応じていろいろ工夫をしていきながら取り組んでいただいている状況を聞いているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) 続いて、令和3年度府中市介護保険特別会計予算書について質疑のある方は、順次御発言を願います。  広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 大きく4つ質問させていただきます。  まず、1款の総務費なんですが、この中で介護保険事務処理システム変更委託料、これが令和3年度、880万円予算として上げられていますが、システム変更の具体的な内容を教えていただければと思います。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) このシステム変更の具体的な内容でございますが、介護保険事務処理システムの変更委託料880万円の内容でございます。  大きく5点ございまして、1点目は、介護報酬の改定に伴うシステム変更でございます。  2点目といたしまして、要支援者のみが利用できるサービス、総合事業というものがございますが、これを要介護1以上の方にも利用できるようになるという、制度改正に伴うシステム変更でございます。  3点目につきましては、要介護認定の更新をする場合、認定有効期間の上限について、これまで36カ月だったものを48カ月とする制度改正によるものでございます。  先ほどの制度改正に伴いまして、国に認定情報を送信するソフトのバージョンアップへの対応。  最後、5点目が介護保険サービス利用者が一定の上限額以上の利用料を支払った場合に、払戻しを受ける高額介護サービス費について、現役並みの所得者の上限額を設ける制度改正、こういったものに対応するため必要な委託料を計上させていただいているものでございます。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) この予算額なんですが、平成30年度が1,254万円で令和元年度が669万円、令和2年度が286万円で今回880万円と、非常にこの予算の変動が大きいんですが、そういった意味で、この金額自体が妥当なのかどうなのかを、ちょっとお聞きしたいです。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) システム変更につきましては、国において社会保障制度や介護保険制度の改正によるものが主な原因になります。  今回のシステム改修は、3年に一度の介護保険制度及び介護報酬が大きく見込まれることが原因ですが、システムの変更に当たりましては、介護保険システム導入業者におきましても、国との連携に基づいた適切なシステム開発でございますので、毎回その内容が違うこともございますが、今後も適切な予算執行となるように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 次に、4款の諸支出金なんですが、この中の一般会計の操出金530万6,000円が上げられているんですが、これは何のための操り出しなのか、ちょっと教えていただければと思います。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) この一般会計操出金530万6,000円でございますが、介護保険特別会計から一般会計へ繰り出すものでございます。  一般会計で行います2つの事業の財源として国から交付金をいただいておりますが、その交付金を有利に活用するために繰り出すもので、この交付金につきましては、保険者機能強化推進交付金を、介護保険特別会計から一般会計に繰り出すものでございます。  内容につきましては、令和2年度まで介護保険特別会計の事業として行っておりました、在宅で介護している家族の方に、紙おむつや尿取りパッドを給付する家族介護用品給付事業というものがございましたが、これを一般会計の事業として組み替えたため、その財源として300万円を特別会計から一般会計へ繰り出すものと、あと、2点目といたしまして、重点施策として掲げておりますフレイル予防事業に活用する機器、備品になろうかと思いますけれども、その備品を購入する財源として230万6,000円、合わせて530万6,000円を特別会計から一般会計へ繰り出すものでございます。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 次に、5款の地域支援事業費なんですが、この中の訪問調査員支援システム導入委託料、これが63万8,000円と、訪問調査員支援システムカスタマイズ料なんですが、これが154万円上げられているんですが、これ多分、新規導入のシステムだと思うんですが、63万8,000円は、これパッケージの料金だと思います。これを154万円かけてカスタマイズすると。この63万8,000円のシステムについては、他の自治体で使われていたものを流用されたのか、それとも実際に当市のためだけのパッケージなのか。あと、この154万円自体がかなりそのパッケージの値段より多くなっているんですが、ここら辺のカスタマイズの変更の理由ですね、そういったものをちょっと教えていただければと。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) この訪問調査員の支援システムの導入でございますが、介護認定を受ける際に、訪問調査員が各家庭へ出かけて、その認定を受けられる方の調査をするために使うシステムでございます。  こちらの費用ですが、パッケージということで御質問がございましたが、初期費用に当たるものとしてパッケージのものと、そのパッケージをカスタマイズする費用ということで計上させていただいているものでございます。  そのカスタマイズの内容でございますが、訪問調査員が使っている調査票、こちらの様式の変更、これが大きなもので約40万円の見積りを出しているものでございます。その様式の変更に当たりまして、特記事項というものがございますが、こちらの様式についても変更させていただく。さらに、システムで管理するコード等がございまして、その追加に対する費用、こちらがもろもろ100万円程度、あわせて現地作業や一般管理費等を含めまして154万円の見積りを計上させていただいているところでございます。  このシステムにつきましては、他市でも同様に使われているところがございまして、先進的な地域、市のお話を聞く中で、こういった導入を考えている状況でございます。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 他市で使われているということから考えたときに、今の154万円の変更内容の部分は、他市では全然されていなかったんですか。されていなかったからカスタマイズなんでしょうけれど。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) それぞれの市の様式であるとか対応方法、やり方もございまして、それに対応するためのカスタマイズということで、他市で使われたカスタマイズが、パッケージのほうに反映されているものではなかったということが現実でございます。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) パッケージについては、できるだけ他市が使われていて、実際にカスタマイズされていれば、そのカスタマイズされているものを入れていくような形に、ぜひ持っていっていただいて、できるだけこういった経費を抑えるように、非常に介護保険、先ほどから議論ありましたように厳しい部分があるんで、そういったところで経費も抑えていくというところも考えていただければと思います。  それと、最後なんですが、5款の地域支援事業費なんですが、これの中の一般介護予防事業経費なんですが、これの介護予防普及啓発事業委託料が5,534万1,000円、予算として上げられていますが、この部分が令和2年度と令和元年度の前年比で見ると342万7,000円の増になっているんですが、令和3年度と令和2年度の比較で前年比で見ると1,244万4,000円と、非常にどんと上がったような状況になっているんですね。この増加の要因を教えていただければと。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 令和3年度の重点事業に掲げておりますフレイル予防事業、こちらなどに約580万円増加しております。また、現在行っております認知症予防教室に、広島大学が考案した元気体操というものがございまして、こちらを取り入れるために委託料380万円程度になるかと思いますが、こちらが増加しております。あと、介護リスクの高い虚弱高齢者を対象にした介護予防教室、現在行っている教室でございますが、そういった参加者の送迎費用などが500万円程度増加している状況で、トータルで約1,200万円増加しているものでございます。  今後もこういったフレイル予防等にしっかり取り組むことで、介護状態にできるだけならないような施策に取り組んで、つなげてまいりたいと思っております。  なお、令和元年度から2年度の340万円の増額については、委託料の単価の見直しであるとか改定であるとか、消費税の増税によるものがございましたので、そういった積み上げによりふえている状況がございました。 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) ということは、今回の令和3年と令和2年のこの大きい部分は、新規の事業の部分、新しいものを取り入れたことが大きかったということですね。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 新規で行う事業と、今までの事業を少し拡充して使いやすいようにしていくという内容でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 国保同様に、保険料収入がマイナス傾向になっていると思うんですけれども、この傾向は続くんでしょうか。  先ほど第8期の保険料の議案が賛成多数になりましたが、当然、この第8期保険料を前提とした予算編成になっているということでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 第1号被保険者の介護料の減少につきましては、今後も続くことを見込んでおります。今回の介護保険料については、値上げをさせていただくよう、介護保険条例の改正の提案をして、先ほど議論していただいたところでございますが、その必要な財源について、介護給付費の基金を活用したりということで、不足分を補ってまいる部分もございます。  全体的には65歳以上の高齢者が減る傾向にはございますが、値上げ部分と勘案しながら予算編成を行い、必要な財源について基金を充てるような格好になるかと思っています。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 1点目で、認知症初期集中支援推進事業委託料があるんですけれども、これについて、どこに委託してどういう活動をしているのか教えていただきたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 認知症初期集中支援推進事業につきましては、認知症初期集中支援チームというものをつくっておりまして、光の丘病院が、こちら南部圏域の担当でございます。北部圏域の担当として湯が丘病院へ委託をしまして、2医療機関で実施しているところでございます、  内容につきましては、認知症が疑われる方の自宅等を訪問いたしまして、本人の様子や家族の方への助言・支援を初期の段階、気になることがあった初期の段階から集中的に行うチームでございまして、なるべく自宅での自立生活をサポートすることを目的に実施しているものでございます。 ○委員長(大本千香子君) 田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 湯が丘病院なんですけれども、湯が丘病院で認知症関係の治療を、今後増大するために、それと結びつけていくようなことは考えていないのかということと、先ほどの関係の介護給付費準備基金が枯渇するわけですけれども、その基金の役割といいますかそういったものと、それがなくなった場合、機能しなくなった場合の影響は、今後どう考えられているのか、この2点についてお願いします。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 初期集中支援チームで、湯が丘病院とのかかわりにつきましては、それぞれかかりつけ医の先生もいらっしゃいますことから、かかりつけ医の先生へ相談をしたり、湯が丘の専門的な先生へ相談をしたりということで、個別に対応するように考えていくようになろうかと考えております。  湯が丘病院につきましては、そういった機能がございますので、重要な認知機能の治療について、役割を果たしていただけると期待しているところでございます。  続きまして、基金でございますが、この3年間で使い切るという見込みの中で、介護給付費を、保険料を設定させていただいておりますが、なるべくこの基金を減らさないように、この3年間で実施していきたいと考えておりまして、その基金を積めるところまでできるかどうかは、難しいところはあろうかと思いますが、この取り組みをこの3年間でしっかり行っていきたいと考えているところでございます。
    ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。             〔水田委員「反対討論」と呼ぶ〕             〔楢﨑委員「反対討論」と呼ぶ〕             〔棗田委員「賛成討論」と呼ぶ〕 ○委員長(大本千香子君) では、討論を行います。  まず、反対者、水田委員。 ○委員(水田豊君) 先ほど第8期介護保険料の値上げがありましたが、それを前提とした予算編成になっているという理由で反対いたします。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、棗田委員、賛成者。 ○委員(棗田澄子君) 介護保険特別会計のことでございますけれども、先ほどは介護保険のあれは上がるからということがありましたけれども、先ほど言いましたように、この介護保険につきましては、これからたくさんの人たちが給付を受けるようなこともあったりする、それに対してもりもり体操など、いろんなフレイル予防も、これから先していかなくてはいけない、そういうようなことが起きてくることは、もう前提としてわかっているわけですから、この事業においては、どのようなことがあってもしっかりとやっていかなくてはいけない事業ではないかなと思いますので、賛成いたします。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、反対者、楢﨑委員。 ○委員(楢﨑征途君) いろんな事業をするためにはお金も要りますし、人材も要りますので、今のところ、きょうの討議を見ていますと、なかなか充実されていないところがありますので、もう少し様子を見ながら、まだまだこれから研究すると通ずるところがあるので、今のところは反対いたします。 ○委員長(大本千香子君) ほかに討論はありませんか。            〔広瀬副委員長「賛成討論」と呼ぶ〕 ○委員長(大本千香子君) 広瀬副委員長、賛成者。 ○副委員長(広瀬和彦君) 後から手を挙げてすみません。  前の介護保険のところでも議論がありましたように、これからやはり市民と一体となってやるべき予算だと思いますので、そういった意味ではこういったフレイル、特にフレイル予防に関する部分の予算は、非常に大きい部分があると思いますんで、そういう部分も含めて賛成の意見とさせていただきます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  昼食のため、休憩いたします。  午後は1時10分から再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後0時15分 休憩                午後1時10分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 再開いたします。  次に、議案第7号「令和3年度府中市後期高齢者医療特別会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第7号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 保険基盤安定繰入金の性格について教えてください。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) この保険基盤安定繰入金でございますけれども、国保と同じように、低所得の方には保険料の軽減措置が設けられているところでございます。この保険基盤安定繰入金は、この軽減分を公費で補填する性格のお金でございます。予算には、府中市の負担分4分の1と、広島県の負担分4分の3の合計額の数値が上がっているものでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第8号「令和3年度府中市病院事業債管理特別会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第8号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 病院事業債の残高が、令和元年度の20億円、令和2年度17億円、令和3年度14.77億円と減少しているんですが、これの要因等を教えていただければと思います。 ○委員長(大本千香子君) 皿田医療政策課長。 ○医療政策課長(皿田敏幸君) 御指摘の14億7,700万円という数字につきましては、予算書13ページ、予算書の最終ページになろうかと思いますけれども、その表の一番右、当該年度末現在高見込額ですけれども、その表中、当該年度中増減見込みとありまして、その下に当該年度中起債見込額といたしまして1億3,100万円、これが令和3年度に新たに借り入れる予定の病院事業債の額で、その右に当該年度中元金償還見込額として3億5,614万5,000円とありまして、これが令和3年度中に返済し終わる病院事業債の元金の額でございまして、先ほどの1億3,100万円との差額、2億2,541万5,000円が前年度末の病院事業債の現在高から減少するものです。  病院事業債の期末残高が令和3年度末に減少する要因につきましては、平成25年度及び26年度に整備いたしました高額の医療機器、また、府中市民病院の改築にあわせて平成27年度に整備いたしました医療機器などの償還期間が、令和3年度末までで終了することが挙げられております。  ちなみに令和3年度末までが元利償還金のピークでございまして、令和4年度以降につきましては、この当該年度末現在高見込額が大幅に減っていく見通しになっております。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  森川委員。 ○委員(森川稔君) 2款の病院事業資金についてお伺いいたします。  病院施設整備等資金の貸付金が1億3,100万円ほどで計上されておりますけれども、これはどういった施設に使われていくのか、その内容をお教えいただきたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 皿田医療政策課長。 ○医療政策課長(皿田敏幸君) 令和3年度の、今、御指摘いただきました貸付金の説明をさせていただく前に、少し前提といたしまして、後ほど出てまいります、今年度の補正予算で減額補正をいたしておりますが、今年度につきましては、病院機構が新型コロナウイルス感染症による影響に伴いまして、収益が減少したことなどによる経営面なども考慮し、緊急的に整備するものや必要不可欠なものなどを除きまして、来年度以降に整備を持ち越したり、あるいは機器の更新時期を延長したりされましたことにより、予定していた貸し付けについて減額を行っているという前提が一つございます。  その上で説明させていただきますと、令和3年度における病院施設整備等資金貸付金による設備投資予定の主なものにつきましては、府中北市民病院で申し上げますと、令和2年度、今年度に実施する予定でありました屋上防水改修工事費約5,300万円及び外科用エックス線イメージ装置の約1,600万円、そのほかベッド脇のモニターや血液の分析装置、電話交換機など合計で約3,600万円、それから府中市民病院につきましては、これは翌年度に先送りしたわけではありませんが、デジタルマンモグラフィーシステムの1,650万円、それから救急外来に必要な検査システムなどで約1,000万円、こういったところが主なものでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第11号「令和3年度府中市病院事業会計予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第11号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 入院・外来患者数の動向についてが1つ、それから公立病院に対する特別交付税というものがありますが、その中身について、決算額とことしの予想額。それと、常勤医師数の現在と招聘の見込み、これは建てかえが延びている原因にもなっている、理由の一つでございますので、現在はどうなっているのか。それから、今回、3億5,000万円を府中市病院機構へ貸し出す、その財源はどこにあるのかについてお聞きいたします、 ○委員長(大本千香子君) 岡湯が丘病院事務長。 ○湯が丘病院事務長(岡信洋君) まず、1つ目の御質問でございます。
     入院・外来患者の動向について、こちらにつきましては、令和3年度の当初予算では、入院患者数205人、外来患者数43人を見込んでおります。前年に比べ、入院患者数は1日平均10人、約4.7%、外来患者数は1日平均2名、約4.4%の減少としております。  次に、令和2年度を含めた直近5年間の傾向で御説明させていただきます。  まず、入院患者数は、平成28年度から令和元年度までは、それぞれ1日平均230人、228.9人、220.5人、210.5人と減少しております。そして、令和2年度は1月末時点でございますが203.4人、昨年度同時期と比較して3.5%の減少でございます。  同様に、外来患者数は、1日平均45.3人、45.3人、45.4人、44.8人とほぼ横ばいで、令和2年度におきましては、これも1月末時点でございますが42.7人、昨年度同時期と比較して6.2%の減少となっております。  これらのことから、入院は減少が続き、一方、外来につきましては、若干の新型コロナウイルス感染症の影響を考慮すると、ほぼ横ばい状態と考えているところでございます。  続きまして2点目、特別交付税の決算額と予算額についてお答えいたします。  まず、湯が丘病院分の特別交付税につきましては、精神病院運営に係る経費として、実際に繰り出した額の80%、こちらが特別交付税として算入されることになっております。これに基づき算定しますと、令和元年度ではおよそ9,600万円、令和2年度ではおよそ1億1,300万円の算入が見込まれております。  今後の予想額についてですが、湯が丘病院の経営状況によって、今後の操出額も変動いたしますので、それに伴って特別交付税も増減するものと見込んでおります。  それから、御質問の3点目でございますが、医師数の現在と招聘の見込みにつきまして、お答えいたします。  まず、現在の医師数でございますが、常勤医師が5名、非常勤医師が1名の6人体制でございます。令和3年度におきましても、引き続き同じ体制を予定しております。  それから、医師獲得の状況でございますが、令和2年度には岡大医局に対し、重ねて医師派遣の要請を行い、専攻医のドクターの派遣期間を1年間延長していただくことになりました。また別に、寄附講座の開設による医師の派遣要請もお願いしてきましたが、令和3年度当初からの実現には至りませんでした。  そのほか広島県及び県の外郭団体の広島県地域医療センターに対しての医師獲得の支援をお願いしましたが、獲得には至っておりません。医師の招聘は容易なところではございませんが、岡大医局をはじめ、引き続き支援をお願いするところでございます。  それから、最後の御質問でございます。3億5,000万円の財源についてお答えいたします。  湯が丘病院事業会計は、その資産のうち2月末現在で、21億5,000万円の現金預金を保有しております。この現金預金は減価償却費、棚卸資産、減耗費、固定資産除却費など、いわゆる現金の支出を伴わない費用である損益勘定留保資金や、病院事業会計の結果発生した純利益である利益剰余金、こちらのもの、その他として退職金の原資となる退職積み立て引当金等で構成されております。3億5,000万円は、これらの現金預金のうちの一部となります。このような現金預金につきましては、職員給与や物品の購入等に対する支払い分を除き、大部分は直ちに現金の支出に充てる必要性の高いものではございません。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 200人を切るような状況の入院患者数の推移が続いているわけですけれども、外来に対して入院部分が非常に大きな収益減となっていると思います。  今後、高齢化とか、それから精神病院に対する医療の構造変化とか、そういったことを考えた場合、入院患者の推移が非常に気になるわけですけれども、今後の収益に対する何か対策みたいなもの、先ほど認知症の関係でちょっと関連質問したんですけれども、あれば教えていただきたいのと、それから、内部留保が20億円あるんですけれども、その関連で今回、企業債を1,798万円発行していると。現金があるにも発行していると、その理由。  それともう一つ、先ほど現金が21億5,000万円あるその中で、18ページに退職給付引当金が6億3,600万円あるわけですけれども、これがいつ頃、実際発生するのかということで、今回の3億5,000万円等の貸し出し等への影響はないのかということ、その辺をお聞きしたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 岡湯が丘病院事務長。 ○湯が丘病院事務長(岡信洋君) まず、最初の御質問ですが、入院患者数が減少する中、収益改善にどのように取り組むかとの御趣旨の御質問だと思います。  これにつきましては、湯が丘病院は、県東北部を主な医療圏域としていることから、医療圏域内の人口減少が入院患者数の減少の要因の一つと考えているところでございます。  収益対策としては、やはり入院患者数の増加が柱になると考えております。地域住民の高齢化の進行とともに、認知症等の疾患に係る医療需要は今後も増加することが予想されます。認知症等の方を入院治療につなげていくことで、収益の改善を図りたいと考えております。  そのために、ほかの医療機関、高齢者施設、行政機関と連絡を取りながら、また、午前中にも御質問がありましたが、当院には認知症初期集中支援チームがございます。こういった活動を通しまして、治療に必要な方の情報を確実に取得し、そして治療につなげるように努めていく所存でございます。  もう一方で、収益改善につきましては、支出、費用面についても取り組みを行いたいと考えております。こちらは、電気、ガス、水道、そういった固定費用を対象に、使い方の見直し等を行うことで無駄な支出を抑え、費用の削減を図ってまいりたいと考えております。  新型コロナウイルス感染症の感染予防対策のため、医療材料等に係る費用など全体に支出の圧力が高まる状況ではございますが、収益の改善に努めてまいります。  それから、退職給付引当金のことでお伺いされたと思うんですが、退職給付引当金につきましては、トータルで約6億円の引き当てがあります。これは、全職員が自己都合で退職したときに備えて引き当てておるものでございます。  実際に現在の事業状況を見てまいりますと、そういったことはなかなか発生することは同時にないと思います。もう一方では、実際に対する退職者の方の引き当ては、年間数名程度、退職されると思うんですが、そういった積み立てている退職引当金から給付し、そしてまた、メンバーが変わりまして、算定を行いまして、次に必要な引当金、その不足する部分を予算として、費用として計上して行うものでございます。  それから、内部留保があるのに企業債を発行する理由、こちらについての御質問でございますが、まず、企業債は病院事業に必要な医療機器等の購入の原資としての収入を目的としております。そして、機器購入後は、病院事業会計が企業債に係る現金及び利息の償還の義務を負います。この企業債の元金及び利息の償還金につきましては、総務省が定める地方公営企業操出基準において、一般会計が負担する経費として企業債、元利償還金の2分の1と基準が示されております。  このことから、病院事業会計の元金及び利息の償還への負担が半減されるので、企業債を収入に充てているところでございます。  また、一般会計の操出金に対しましては、2分の1交付税措置がされるので、一般会計においてもその負担が軽減されるところです。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 常勤医師が5名と、それから非常勤医師1名の体制で、現在、診察を行っているということです。  強制入院に対応する医師数が5人で、それに満たないことがあったというような説明を聞いたことがあるんですが、そういうことには、今は対処できているということなのかが1点と、詳しいわけじゃないんですが、精神医療は、長期入院をだんだんなくす方向で行っているんだろうということなんですけれども、認知症の患者さんを入院に結びつける治療ということをおっしゃいましたけれども、なかなかそういうのは難しいんではないかとも思うんですけれども、その辺はいかがなもんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 岡湯が丘病院事務長。 ○湯が丘病院事務長(岡信洋君) まず、措置入院の基準でございますが、現在、措置入院の基準は満たしております。  こちらにつきましては、入院患者数、外来の患者数を算定基準としておりますので、数字に変動があれば、その基準は変更されるところでございます。ただし、現在はその措置基準を満たしておりますので、措置入院は可能なところでございます。  それから、認知症患者の入院、国の政策につきましては、確かに委員御指摘のとおり、医療から地域でということで、そういった政策は取られているところでございます。  ただ、その一方で、現に認知症で入院、介護施設でなかなか介護ができないので、実際に当院に転院をされてこられる。そして、症状がよくなって退院して、また施設に帰られる、もしくは先に当院に来られて、介護施設に移られて、そちらで状態が悪くなって戻られる、そういった患者様もおられます。  国の政策としては病院から、医療から地域へということでございますが、その一方で実際に認知症には限らないんですが、精神疾患で入院治療を必要とされている方は、まだまだたくさんおられますので、そういった方に対して適切に医療サービスを提供していきたいと考えているところでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 3億5,000万円の貸し出しなんですけれども、初めての事態ということで、なぜ湯が丘の病院会計から出すのかが、ちょっとわからない。病院機構にそれだけのお金が必要だとすれば、市が直接に貸し出す、そのためにも府中市病院事業債管理特別会計があるということですので、そこがどうしても、何となく納得がいきがたいんですけれども、その辺の理由はいかがなもんでしょう。 ○委員長(大本千香子君) 皿田医療政策課長。 ○医療政策課長(皿田敏幸君) なぜ、湯が丘からの貸し付けなのかという点でございますけれども、詳細については、後ほどまた別の会計がございますので、そちらのほうでということになるのかもわかりませんけれども、今回の病院機構への貸し付けの財源を調達する上での前提といたしまして、今後に備え、一定程度の財政調整基金残高を確保しておくという視点、また、地方独立行政法人は設立団体以外から、長期借り入れができないといったことが、課題としてございました。  こういった課題をクリアするとともに、湯が丘病院では、現在、直近で0.002%から0.15%の間で資金運用を行っておりますので、利率0.15%で病院機構に貸し付けを行えば、湯が丘病院にとっても運用益が確保できるというメリットがあることから、今回の手法による貸し付けを実施することとしたものでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。             〔水田委員「反対討論」と呼ぶ〕             〔田邉委員「賛成討論」と呼ぶ〕 ○委員長(大本千香子君) それでは、討論を行います。  初めに、反対者、水田委員。 ○委員(水田豊君) 3億5,000万円の貸し付けの理由もお伺いしましたけれども、ちょっとどうしても納得ができないということです。湯が丘にとっても利益があるとおっしゃいましたけれども、それなら今まででもできたのに、なぜ、今回こういうことになるのかという、ちょっと納得のできる説明には思えないと、私の考えです。よって反対いたします。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、賛成者、田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 湯が丘病院は、この間、基本構想をつくり、実質的に今後の建てかえ計画の中で立て直しをしっかりやろうとしていると。  そういう中で、現金の、減価償却を含めた積み立てが二十数億円たまってきたわけですけれども、今回、独法の病院機構への貸し出しが契機になって初めて、その20億円余りの現金の運用を考える機会になったことで、非常にそれはすばらしいことで、今まで眠っていたお金が資金運用に回ると。地方自治体も、今後はそういった資産運用を積極的にやりながら、自主財源等を獲得する時代になりつつあると思います。  この前の総括質疑の中では、今回、庁舎内での特別会計と一般会計等のやりとりの中で、規則をきちっとつくってやるということも言われていましたし、今後、それを含めてほかの債権を含めた運用の含みを持たせながら拡大してやればいいということで、この3.5億円を含めた湯が丘病院の予算について、賛成したいと思います。 ○委員長(大本千香子君) ほかに討論はありませんか。               〔ほかに討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第33号「令和2年度府中市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 一般会計の繰入金が558万1,000円増となっているんですが、これについての繰入金の増額理由と、あと実績に基づくとなっているんですが、これの基準をちょっと教えてください。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) 基本的には、令和2年度の精算による確定額での補正でございますが、まず最初に、予算の立て方としまして、前年度課税の確定額が当初予算額となっております。したがって、予算上の直接的な意味合いからすれば、前年度額から幾らふえたか減ったかという数字的な意味合いにはなってこようかと思いますけれども、国保加入者の人数・世帯数、あるいは所得に毎年変動がございますために、直接の比較はちょっと難しい面があるとは考えておりますけれども、この予算書に上げております保険基盤安定繰入金、保険税軽減分が95万4,000円増額となっております。  これにつきましては、予算当時の対象者数が8,202人中、4,840人の60.3%でございまして、これが精算時には7,751人中、4,683人の60.4%と、0.1%軽減対象者の比率がふえていることから若干の増額となっております。  それから、保険基盤安定繰入金、もう一つ保険者支援分というものがございますけれども、これは軽減対象者が、平均と比べて多いとか少ないとか、そういった視点に着目した繰入金でございますけれども、この基準となります軽減対象者の人数が、当初予算時は4,832人ですが、精算時には4,683人と149人減少で、108万4,000円の減額となっております。  それから、もう一つの財政安定化支援事業操出金、これは558万1,000円増額となっておりますけれども、これの算定基準としましては、全国平均より保険税軽減の割合が多いことや、加入者の構成で高齢者が多いことなど、こういった基準で国が算定した地方交付税でございます。したがいまして、国が交付税として措置した全額が予算に上がっているものでございまして、これは全額が国の財源でございます。  今回の数値的な意味合いとしては、以上の内容でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第34号「令和2年度府中市介護保険特別会計補正予算について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。
     議案第34号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 保険給付費が減額になって補正になっていますけれども、その理由についてお聞きいいたします。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 介護保険特別会計の保険給付費の減額の理由についてでございますが、主に3点ございまして、減額の理由につきましては、1つ目、デイサービスやホームヘルプサービスといった介護サービスの給付費、これが1点。2点目が、利用者の負担が高額になったときの支給費用、これが2点目。3つ目が、特養、老健といった入所施設の食費や居住費の規準を超えた費用の支給について、こちらの3つの内容につきまして、今年度の利用実績を精査いたしまして8,256万3,000円を減額させていただいたものでございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。  田邉委員。 ○委員(田邉稔君) 今、利用実績というか、それが減少したと捉えたんですけれども、昨年来のコロナ禍での影響は関係しているんでしょうか。 ○委員長(大本千香子君) 山路介護保険課長。 ○介護保険課長(山路英利君) 保険給付費につきましては、コロナの影響で、通所系のサービスなど一部で利用回数が減ったというような声はございますけれども、入所系、訪問系のサービスなど、必要なサービスは提供はしておりましたので、全体的には影響は少ないと考えているところでございます。  そのほかに、総務費といたしまして、認定調査の費用について900万円減額しておりますが、これはコロナの影響で認定調査が困難な方については、有効期間を延長できるような状況がございましたので、認定調査に関する費用が大幅に減額しております。  さらに、5款に至りましては、地域支援事業でございますけれども、コロナの影響による事業縮小を行っておりまして、介護予防事業で「元気もりもり教室」を行っておりますが、高齢者を対象とした運動教室などは、感染予防の観点から一時、事業を中止したということがございまして、2,119万3,000円減額させていただいている状況でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第35号「令和2年度府中市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第35号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 保険基盤安定繰入金の性格というのを午前中にお聞きして、保険料の軽減分を公費で負担するものだということでしたが、その実績について、中身をお知らせ願いたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 川崎市民課長。 ○市民課長(川崎公也君) この繰入金の中身、内容について御説明いたします。  予算書は1億4,834万円を362万5,000円減額し、1億4,471万5,000円となるものでございますが、これは令和2年度実績に基づいて減額をするものでございます。  実績値につきましては、被保険者数は8,146人、このうち5,649人、69.3%の方に軽減がかかっております。  内容としましては、負担分が県が4分の3ですので、この1億4,000万円余のうち、県の部分が1億853万6,000円、市の負担分が4分の1でございまして、府中市の負担分は3,617万9,000円、合計が1億4,000万円余の金額になっております。  減額になるのは、当初予算で7,702人の予算立てをしておりましたが、令和2年度は7,680人の見込みになるものでございまして、362万円の減額になっているという内容でございます。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第36号「令和2年度府中市病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第36号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  広瀬副委員長。 ○副委員長(広瀬和彦君) 先ほど、病院事業債の予算の中で、一部は説明があったんですが、病院施設整備資金貸付金の1億970万円の減額理由、これを教えてください。 ○委員長(大本千香子君) 皿田医療政策課長。 ○医療政策課長(皿田敏幸君) 病院施設整備等資金貸付金の減額の主な理由でございますけれども、先ほども説明させていただきましたが、病院機構が新型コロナウイルス感染症による影響に伴い収益が減少したことによる経営面なども考慮いたしまして、緊急的に整備するものや必要不可欠なものなどを除きまして、来年度以降に整備を持ち越したり、あるいは機器の更新時期を延長したりされましたことにより、予定していた貸し付けについて減額を行うものです。  令和2年度で病院機構が整備を予定しておりました主なものといたしましては、府中北市民病院の屋上防水改修工事、これが先ほども申しましたが約5,000万円、これについては1年おくらせまして令和3年度実施といたしております。  同じく府中北市民病院のCT装置の機器更新といたしまして約2,600万円を予定されておりましたけれども、これにつきましては部品の交換による保守の延長という格好で対応されております。新規の更新は行わなかったということです。  そのほか、これも府中北市民病院ですけれども天井走行式一般撮影装置、これにつきましては令和3年度で実施いたします。これが1,600万円でございます。  それから、府中市民病院における全自動血液凝固測定装置などの整備を予定されておりましたけれども、先ほどのコロナ禍による経営面などを考慮するとともに、コロナ対応などで優先すべき設備、また、府中北市民病院のこの春からの眼科開設に必要な整備などを優先いたしまして、今年度に整備できなかったものについては翌年度以降の整備とされております。 ○委員長(大本千香子君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君) 次に、議案第38号「令和2年度府中市病院事業会計補正予算(第3号)について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  唐川健康福祉部長。 ○健康福祉部長(唐川平君) 特に、補足説明はございません。慎重なる審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。  議案第38号を配信いたします。 ○委員長(大本千香子君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。  水田委員。 ○委員(水田豊君) 3億5,000万円の他会計貸付金について、貸し付けるのに有利に貸し付けられるということでお聞きしましたが、どのように有利なのか、きちんと返ってくる担保はあるのかお聞きしたいと思います。 ○委員長(大本千香子君) 先ほどの質問につきましては、当初予算の第32号の補正予算のところで集中的に審議したいと思います。  ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。             〔水田委員「反対討論」と呼ぶ〕            〔広瀬副委員長「賛成討論」と呼ぶ〕 ○委員長(大本千香子君) それでは、まず、反対者、水田委員。 ○委員(水田豊君) 他会計貸付金の件について、反対するということでございます。 ○委員長(大本千香子君) 続いて、賛成者、広瀬副委員長。
    ○副委員長(広瀬和彦君) 貸付金のところで反対ということなんですが、私は、今の基金の運用を考えたときに、田邉委員が言ったように、これからそういった運用も必要になってくると思うんで、そういった意味で、その部分については賛成といたします。 ○委員長(大本千香子君) ほかに討論はありませんか。               〔ほかに討論する者なし〕 ○委員長(大本千香子君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(大本千香子君) 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(大本千香子君)  以上で、厚生委員会に付託された案件の審査は終了いたしました。  委員長報告の作成につきましては御一任願います。  以上で、厚生委員会を散会いたします。                午前11時29分 散会...