広島市議会 2020-07-16
令和 2年第 5回 7月臨時会-07月16日-01号
令和 2年第 5回 7月臨時会-07月16日-01号令和 2年第 5回 7月臨時会
令和2年
広島市議会臨時会会議録(第1号)
第 5 回
広島市議会議事日程
令和2年7月16日
午前10時開議
日 程
第1 会期決定について
第2 報告第12号 専決処分の報告について(交通事故等に係る損害賠償額の決定)
報告第13号 専決処分の報告について(
工事請負変更契約の締結)
第3 第80号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)
第81号議案 令和2年度広島市
中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
第82号議案 財産の取得について
(小学校,中学校,
中等教育学校及び
特別支援学校の教育の用に供するための
タブレット端末)
第83号議案 財産の取得について
(小学校及び中学校の教育の用に供するための電子黒板)
───────────────────────────────────────
会議に付した事件等
開会宣告(終了)
開議宣告(終了)
会議録署名者の指名(終了)
黙祷(終了)
諸般の報告(終了)
日程に入る旨の宣告(終了)
日程第1 会期決定について
(7月16日から18日までの3日間と決定)
日程第2 報告第12号 専決処分の報告について
(交通事故等に係る損害賠償額の決定)
報告第13号 専決処分の報告について
(
工事請負変更契約の締結)
(終了)
日程第3┌自第80号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)
┤
└至第83号議案 財産の取得について
(小学校及び中学校の教育の用に供するための電子黒板)
(質疑)
(各
常任委員会付託)
休会について(明日を休会と決定)
次会の開議通知(18日午前10時開議を宣告)
散会宣告(終了)
───────────────────────────────────────
出 席 議 員 氏 名
1番 岡 村 和 明 2番 川 本 和 弘
3番 田 中 勝 4番 並 川 雄 一
5番 川 村 真 治 6番 石 田 祥 子
7番 川 口 茂 博 8番 水 野 考
9番 平 岡 優 一 10番 椋 木 太 一
11番 吉 瀬 康 平 12番 山 本 昌 宏
13番 山 内 正 晃 14番 碓 氷 芳 雄
15番 海 徳 裕 志 16番 木 戸 経 康
17番 山 路 英 男 18番 森 畠 秀 治
19番 石 橋 竜 史 20番 平 野 太 祐
21番 定 野 和 広 22番 伊 藤 昭 善
23番 桑 田 恭 子 24番 近 松 里 子
25番 大 野 耕 平 26番 西 田 浩
27番 渡 辺 好 造 28番 豊 島 岩 白
29番 宮 崎 誠 克 30番 八 條 範 彦
31番 母 谷 龍 典 32番 三 宅 正 明
33番 八 軒 幹 夫 34番 馬 庭 恭 子
35番 竹 田 康 律 36番 藤 井 敏 子
37番 中 原 洋 美 38番 太 田 憲 二
39番 若 林 新 三 40番 今 田 良 治
41番 佐々木 壽 吉 42番 元 田 賢 治
43番 谷 口 修 44番 永 田 雅 紀
45番 金 子 和 彦 46番 木 山 徳 和
47番 沖 宗 正 明 48番 中 森 辰 一
49番 碓 井 法 明 50番 山 田 春 男
51番 中 本 弘 52番 児 玉 光 禎
53番 木 島 丘 54番 藤 田 博 之
───────────────────────────────────────
欠 席 議 員 氏 名
な し
───────────────────────────────────────
職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
事務局長 石 田 芳 文 事務局次長 松 坂 康 雄
議事課長 小 田 和 生
議事課課長補佐主任事務取扱
吉 川 和 幸
議事課主幹 沖 原 義 文 議事課主査 村 田 愛一朗
外関係職員
───────────────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 松 井 一 實 副市長 小 池 信 之
副市長 及 川 享
危機管理担当局長岩 崎 学
企画総務局長 手 島 信 行 財政局長 古 川 智 之
市民局長 政 氏 昭 夫
健康福祉局長 山 本 直 樹
健康福祉局保健医療担当局長 こども未来局長 松 井 勝 憲
阪 谷 幸 春
環境局長 重 村 隆 彦
経済観光局長 日 高 洋
道路交通局長 加 藤 浩 明 消防局長 斉 藤 浩
財政課長 沖 村 慶 司 教育長 糸 山 隆
───────────────────────────────────────
午前10時01分開議
出席議員 54名
欠席議員 0名
○山田春男 議長 おはようございます。
出席議員54名であります。
───────────────────────────────────────
開会宣告
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 ただいまより,令和2年第5回
広島市議会臨時会を開会いたします。
───────────────────────────────────────
開議宣告
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 これより,本日の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
会議録署名者の指名
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 本日の
会議録署名者として
11番 吉 瀬 康 平 議員
14番 碓 氷 芳 雄 議員
を御指名いたします。
───────────────────────────────────────
黙祷
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 今月で平成30年7月豪雨災害から2年が経過いたしました。ここに豪雨災害により犠牲となられた方々に対して謹んで哀悼の意を表し,黙祷をささげたいと思います。
皆様,御起立をお願いいたします。
〔一同起立〕
○山田春男 議長 黙祷。
〔一同黙祷〕
○山田春男 議長 黙祷を終わります。
御着席をお願いいたします。
───────────────────────────────────────
諸般の報告
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 この際,諸般の報告がありますので,事務局長に朗読させます。
◎石田芳文 事務局長 (朗 読)
報告事項
1 本臨時会に市長より提出された案件は,第80号議案から第83号議案並びに報告第12号及び第13号の計6件であります。
以上であります。
───────────────────────────────────────
日程に入る旨の宣告
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 これより日程に入ります。
───────────────────────────────────────
△日程第1 会期決定について
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 日程第1,会期決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は,本日から7月18日までの3日間にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田春男 議長 異議なしと認めます。よって,会期は3日間と決定いたしました。
───────────────────────────────────────
△日程第2 報告第12号 専決処分の報告について
(交通事故等に係る損害賠償額の決定)
報告第13号 専決処分の報告について
(
工事請負変更契約の締結)
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 次は,日程第2,報告第12号及び第13号を一括上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
───────────────────────────────────────
△日程第3┌自第80号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)
┤
└至第83号議案 財産の取得について
(小学校及び中学校の教育の用に供するための電子黒板)
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 次は,日程第3,第80号議案から第83号議案を一括議題といたします。
当局の説明を求めます。
市長。
〔
松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 令和2年第5回
広島市議会臨時会の開会に当たり,議員各位に敬意を表します。
補正予算案などの説明に先立ち,本市の
新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
この度,国の補正予算の成立や全国の感染状況等を踏まえた本市の対策を推進するため,「
新型コロナウイルス感染症緊急対策(第3弾)」を打ち出しました。
この緊急対策(第3弾)では,引き続き,「
緊急支援フェーズ」の対策である感染症対策,
感染拡大防止や経済活動・日常生活に影響を受けている方への追加の支援をしっかりと行っていきます。
その上で,「段階的な
回復支援フェーズ」の対策として,「新しい生活様式」に対応した地域の活性化・
にぎわいづくりなどへの支援等を積極的に推進することにより,現在の回復に向けた基調を確かなものにするとともに,感染症の第2波,第3波への備えにも万全を期してまいります。
現在,全国的に
新型コロナウイルス感染症患者が増加する中で,本市においても,7月以降,増加傾向が続いておりますが,感染拡大の防止と経済活動の活性化を両立させるという難しい課題に挑み,
新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝っていきたいと考えておりますので,議員各位並びに市民の皆様には,引き続き御協力の程よろしくお願いいたします。
引き続き,ただいま上程されました広島市
一般会計補正予算案など4件の議案の概要について御説明いたします。
最初に,
新型コロナウイルス感染症緊急対策に係る補正予算案について,個人,事業者に対する直接的な支援である「公助」による下支えと,「共助」の精神に基づく地域での支え合い,事業者同士が連携した取組等への支援に分けて,順次説明いたします。
(1) まず,「公助」による下支えとして実施する取組についてです。
① 感染拡大防止策として,
市立看護専門学校が,医療機関等での実習に代えて学内演習を行うために必要となる資機材の購入等を行うほか,公立・私立保育園及び
認定こども園が
感染拡大防止のための備品を購入するための経費を措置します。
また,緊急的な経済対策として,売上げが減少している事業者を支援するため,
中央卸売市場の
場内関係事業者に対する施設使用料の減免,
県広域生活交通路線の
バス運行事業者に対する補助制度の拡充,臨時休業に伴う給食中止により影響を受けた
学校給食関係事業者に対する支援金の支給を行います。
このほか,
オンライン学習などを推進するため安芸区阿戸地区に
光ファイバ網を整備する者や,テレワークの導入などに伴いICT環境を整備する中小企業者に対し補助金を交付します。
② 次に,
活動再開支援策として,市内での宿泊を促進する
プレミアム付宿泊券を追加発行するほか,学校の段階的再開に伴う児童生徒の学びを保障するため,学習定着度に応じたきめ細かな指導などの
学校教育活動を支援する学習指導員を配置します。
また,
平和記念資料館において,英語版字幕を付した
被爆者証言ビデオを追加作成するとともに安心して来館いただくための感染症対策を講じるほか,市有施設における
クラスター対策として
サーモグラフィ等を設置します。
さらに,
シェアサイクル事業である「ぴーすくる」の自転車を追加配備するとともに,
MaaSシステムの機能拡充を図るための
モニター調査等に要する経費を負担します。
(2) 次に,「共助」の精神に基づく取組等への支援についてです。
① まず,感染症対策として,発熱患者等とその他の患者の混在を避けるなど院内感染の拡大防止策を講じる診療所に対し,広島市医師会,広島市歯科医師会と協力して補助金を交付します。
② 次に,緊急的な経済対策として,事業活動の回復等に取り組む事業者を支援する者に対し支給する補助金について,感染症対策助け合い寄附金も活用し,必要額を追加措置します。
また,共助の精神に立って感染症の影響を受けている
テナント事業者等の家賃を減額する
テナントオーナーや,PASPYによる運賃割引を行うバス,路面電車などの交通事業者に対し,補助金を交付します。
③ 次に,
活動再開支援策として,
プレミアム付チケットを発行する
タクシー事業者団体や,地域主体の
乗合タクシーを運営する地域協議会に対し,補助金を交付します。
また,
広域都市圏内の
体験型観光プログラムの
割引クーポンを発行するとともに,修学旅行等の誘致推進を図るため,感染症の影響により旅行等の費用の増加に苦慮している学校に対し補助金を交付します。
さらに,元気な
まちづくりプロジェクトとして,「新しい生活様式」等を踏まえて,中長期的な視点に立ち,地域の魅力を高める新たな取組を行う団体に対し補助金を交付します。
このほか,
文化芸術関係者を支援する者等に対して支給する奨励金について必要額を追加措置するとともに,
地元スポーツ活動の再開に向け,共助の精神に立って取組を行う団体等を支援します。
また,
広域都市圏内の神楽団の活動再開を支援するとともに,
体験型修学旅行の誘致拡大を目指す
広島湾ベイエリア・
海生都市圏研究協議会の取組に対し,補助金を交付します。
以上の補正措置を行った結果,補正予算額は,65億2,477万4千円となり,補正後における全会計の総予算規模は,1兆3,677億3,896万7千円となります。
最後に,予算以外の議案としては,財産の取得に関する議案2件を提出しています。
以上が,ただいま上程されました議案の概要です。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○山田春男 議長 これより質疑に入ります。
このたびの質疑の発言時間は,7月13日の
議会運営委員会の協議決定により,答弁時間を含んでおおむね30分以内とされておりますので,運営に御協力をお願いいたします。
それでは,発言通告者に順次発言を許します。
7番
川口茂博議員。
〔7番
川口茂博議員登壇〕(拍手)
◆7番(
川口茂博議員) 自由民主党・市民クラブの川口茂博でございます。
まず初めに,令和2年7月豪雨災害でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに,被災されました方々に対しましてお見舞いを申し上げます。
九州地方や中部地方,県内の東広島市河内町宇山などの悲惨な現状を見ておりますと,2年前の同時期に豪雨災害の被害を目の当たりにした私にとっては決して他人事と思うことができません。ましてや,このコロナ禍でございます。避難されるのもボランティア活動されるのも様々な制限がかかり,容易でないのは簡単に想像がつきます。間もなく梅雨も明けそうです。一日も早く日常生活を取り戻すことができ,これ以上被害が拡大しないことを心より願っております。
それでは,会派を代表いたしまして質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
1月16日に日本で初めて
新型コロナウイルス感染者が確認されて以来,我が国においては,7月15日時点で2万3032人の方が感染され,984名の方がお亡くなりになられました。
本市におきましても,3月7日に1人目の感染者が確認されて以来,昨日までに累計104名の感染者が確認されて,現在も19名の方が入院中と伺っております。この間,東京都をはじめ7都府県に
緊急事態宣言が発出されるなど外出の自粛や学校の休校,新しい生活様式の確立など我々を取り巻く環境は激変いたしました。
先日,6月24日にIMF── 国際通貨基金が出した
世界経済見通しの中で,日本の今年の
経済成長見通しをマイナス5.8%と,
リーマンショック後の2009年時のマイナス5.4%を超える大きな景気悪化を見込むところまで下方修正しております。日本経済にもたらす影響も実際のところどのくらい深刻なものになるのか計り知ることができません。
そうした中,6月12日には国会におきまして
新型コロナウイルス対策のための令和2年度第2次補正予算,総額31兆9114億円が可決,成立いたしました。
本臨時会におきましても,
新型コロナウイルス感染症対策関連といたしまして,補正予算額65億2477万4000円が提出されております。
それでは,何点か御質問をさせていただきます。
まず初めに,
家賃負担軽減を行う
テナントオーナーへの支援についてお伺いいたします。
数多くの
プロスポーツやコンサート,イベントや地域行事が軒並み中止や延期され,ステイホームが合い言葉となり,多くの外出機会が失われました。それに伴い外食をする機会も著しく減り,飲食店からも足が遠のき,
飲食店オーナーの方々も悲鳴を上げられております。
また,家賃収入を得る
ビルオーナーや
テナントオーナー側も同様でございます。支払いが滞ったり,家賃の減額に応じたり,テナントが空くことにより利回りが悪くなり,支払いができなくなるといった大変切実な声も多くお聞きしております。
そこでお伺いいたします。こうした中,今回の補正予算で一番多額の予算が計上されております
家賃負担軽減を行う
テナントオーナーへの補助を行うこととした目的をお聞かせください。
次に,バス,路面電車などの交通事業者への支援についてお伺いいたします。
4月22日から休業要請等により多くの方が外出自粛をされ,移動需要は激減いたしました。しかしながら,経済活動が再開され,外出自粛が解除された今,バスや路面電車での対策が人々に与える影響は計り知れないものがあります。このため,市民の安全な移動や生活を確保していくためにも交通事業者への支援は必要不可欠なものであると考えております。
そこでお伺いいたします。バスや路面電車などで
新型コロナウイルスへの対策としてどのようなことをしているのでしょうか,お聞かせください。
3月から6月までの乗客数はどのくらいの割合減少しましたか,また運送収入はどのくらいの割合減少しましたか,お聞かせください。
乗客数の回復の見通しはどのように考えているのでしょうか,お聞かせください。
次に,診療所,歯科診療所における
感染拡大防止等の支援についてお伺いいたします。
診療所,歯科診療所は,地域医療を担う上で大変重要な役割を常日頃から担っていただいており,かかりつけの診療所や歯科診療所は地域住民にとってなくてはならない存在であります。診療所においては院内感染を防ぎ,発熱患者とその他の患者とが混在の懸念,歯科診療所においては治療中の飛沫感染のリスクが高く,歯科医師・歯科助手の方々の感染対策は一段と重要になってきます。
そこでお伺いいたします。広島市内において医師会や歯科医師会に加入されていない診療所はそれぞれどのくらいありますか,お聞かせください。
この制度は加入されていない診療所,歯科診療所も対応するのか,お聞かせください。
既に各診療所にて対応をされていた場合,どのような扱いになるのかをお聞かせください。
次に,
プレミアム付宿泊券の追加発行についてお伺いいたします。
このたびの
新型コロナウイルスによる影響を最も受けた業界の一つである観光業,本市といたしましてもいかに早期回復,軌道に乗せていくかという問題は非常に重要であります。
そこでお伺いいたします。私も
プレミアム付宿泊券を購入させていただきましたが,既に発行された
プレミアム付宿泊券の現状,売行きを1万円券,5,000円券,それぞれお聞かせください。
今回の補正予算により発行する宿泊券について,販売地域に四国地方も入れられた理由をお聞かせください。
また,今回の補正予算により発行する宿泊券について,既に第1期に発行された宿泊券は1万円券2万枚,5,000円券4万枚に対し,第2期に発行されている宿泊券は1万円券4.5万枚,5,000円券3万枚と枚数を増やした理由とそれぞれの割合を変更した理由をお聞かせください。
国において,7月22日より
GoToトラベルキャンペーンが企画されていますが,それとどういった違いがあるのでしょうか,お聞かせください。
また,
プレミアム付宿泊券と
GoToトラベルキャンペーンの併用は可能でしょうか,お聞かせください。
最後に,文化芸術活動への支援の追加措置についてお伺いいたします。
新型コロナ感染症により密を避けるために活動の中止や延期をせざるを得ない
文化芸術関係者を支援する方に対して支給する奨励金についてお伺いいたします。
予算額を超える申請が見込まれ,追加措置とありますが,5以上の
文化芸術関係者を支援する者への奨励金及びプロアーティストが参加する場合に上乗せする奨励金のそれぞれの申請状況をお聞かせください。
以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○山田春男 議長 市民局長。
◎政氏昭夫 市民局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)についての御質問のうち,文化芸術活動への支援の追加措置について,予算額を超える申請が見込まれ,追加措置とあるが,5以上の
文化芸術関係者を支援する者への奨励金及びプロアーティストが参加する場合に上乗せする奨励金,それぞれの申請状況はどうかについてお答えいたします。
本事業は,予算額5000万円,募集期間を7月27日までとしていましたが,7月13日時点で33件の申請があり,予算額を超える5618万円の事業費であったことから,現在は受付を一旦中止している状況です。
7月13日時点の申請の内訳は,5以上の
文化芸術関係者を支援する者への奨励金については33件で3850万円,プロアーティストが参加する場合に上乗せする奨励金については28件,1768万円となっています。
申請のあった分野としては,音楽分野が最も多く,次いで美術や伝統芸能等となっています。また,取組の手法としては,動画配信が最も多く,そのほか屋外ライブ等の企画について申請がありました。
以上でございます。
○山田春男 議長 保健医療担当局長。
◎阪谷幸春
健康福祉局保健医療担当局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)についてのうち,診療所,歯科診療所における
感染拡大防止等の支援について3点の御質問にお答えいたします。
初めに,広島市内において,医師会や歯科医師会に加入していない診療所はそれぞれどれくらいあるのかについてです。
広島市内には広島市医師会,安佐医師会及び安芸地区医師会の三つの医師会がございます。これらの医師会には市内の診療所約1,200施設の8割以上が加入しており,未加入の診療所は約200施設となっております。
また,歯科につきましては,広島市歯科医師会,安佐歯科医師会,安芸歯科医師会及び佐伯歯科医師会の四つの歯科医師会があり,これらの歯科医師会には診療所と同様に市内の歯科診療所約700施設の8割以上が加入しており,未加入の歯科診療所は約100施設となっております。
次に,この制度は加入していない診療所,歯科診療所も対応するのかについてです。
本事業は,医師会,歯科医師会に加入していない診療所,歯科診療所も支援の対象となっております。
最後に,既に各診療所において対応していた場合はどのような扱いになるのかについてです。
本事業は,地方創生臨時交付金を活用して実施することとしており,本交付金は令和2年4月1日以降に実施されたものが対象となっております。このため,診療所及び歯科診療所において令和2年4月1日以降に整備等を行ったものであれば遡って対象とすることにしております。
以上でございます。
○山田春男 議長
経済観光局長。
◎日高洋
経済観光局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)について5点の御質問に順次お答えをいたします。
まず,
家賃負担軽減を行う
テナントオーナーへの支援について補助を行うこととした目的は何かについてでございます。
新型コロナウイルス感染症による売上げ減少等の影響を受け,テナント事業者においては家賃の支払いが事業を継続していく上で大きな負担となっており,廃業等を余儀なくされた事業者もおられると聞いております。
また,
テナントオーナーにおいては,経営が悪化しているテナント事業者からの要請に基づく家賃減額やテナント事業者の廃業等により家賃収入が減少した方も多く,今後の先行きが見通せない中で日々の経営や借入金返済に大変苦労されているという話も伺っております。
このような中,テナント事業者への支援としては,国が
緊急事態宣言の延長等により売上げの減少に直面する事業者の事業継続を下支えすることを目的に家賃支援給付金を支給することとしております。
一方,
テナントオーナーにおいては,自身も厳しい経営環境の中,テナント事業者からの要請に基づき家賃の減額を行ってもこれに対する支援はありません。
こうした状況を踏まえ,本市では,国の公助による下支えの補完・補強という視点に立ち,テナント事業者及び空き店舗への新規入居者の家賃や地代の減額に協力する
テナントオーナーに対する補助制度を設け,共助の取組を促すことによりテナント事業者のさらなる負担軽減を図ることとしたものでございます。この補助制度をより多くの
テナントオーナー等に周知し,活用してもらうことによりテナント事業者の事業継続や廃業者等の再起の後押し,さらには空き店舗の解消による
テナントオーナーの家賃収入の回復にもつなげていきたいと考えております。
今後も地域経済の一日でも早い回復のためにも現在の厳しい経営環境に立ち向かうこうした共助の取組をしっかりと支援してまいります。
次に,
プレミアム付宿泊券の追加発行について,既に発行された
プレミアム付宿泊券の売行きはどうかについてでございます。
6月25日から販売を開始しました宿泊券の売行きは大変好調で,2万枚を発行した1万円券は早期に完売し,4万枚を発行した5,000円券については昨日,15日に完売しております。
次に,今回の補正予算により発行する宿泊券について,販売地域に四国地方も入れたのはなぜかについてでございます。
新聞報道によれば,中国地方や隣接する四国地方でも
新型コロナウイルス感染者の増加が見られていますが,このたびの
プレミアム付宿泊券の追加発行は,本市観光業を早期に回復軌道に乗せるため新しい生活様式の下,
感染拡大防止と経済活動を両立しつつ,より多く集客できるようにするために行うこととしてるものであることから,感染状況を見ながら引き続き中国地方で販売するとともに,隣接する四国地方でも販売できるようにするものでございます。
なお,追加発行する宿泊券については,販売開始日から6か月間使用できるようにするとともに,新しい生活様式の下,利用者の居住地や本市における感染状況を注視しながら販売し,利用することができるようにしていきます。
次に,
プレミアム付宿泊券の追加発行で発行枚数を増やした理由と1万円券と5,000円券の発行割合を変更した理由についてでございます。
発行枚数を増やした理由について,このたび追加発行を行う宿泊券は,中国地方5県に加えて四国地方4県も販売対象エリアとすることや利用期間が長くなることも考慮して1万円券と5,000円券を合わせた発行枚数6万枚を7万5000枚としたものでございます。
次に,発行割合については,前回の宿泊券の1日当たり平均販売実績によると1万円券は5,000円券の約1.5倍となっていることから,追加発行の宿泊券では1万円券の発行枚数を5,000円券の1.5倍としたものでございます。
最後に,国において
GoToトラベルキャンペーンが企画されているが,本市の宿泊券とどういった違いがあるのか,また本市の宿泊券と
GoToトラベルキャンペーンとの併用は可能なのかについてでございます。
まず,本市の宿泊券と国のGoToキャンペーンとの違いについてでございますが,本市の宿泊券は額面の2分の1の価格で購入できる金券であり,利用者は取扱宿泊施設のフロントでの支払いに使用できます。
一方,国の
GoToトラベルキャンペーンは,旅行代理店や旅行予約サイトなどを通して申し込んだ旅行費用について,一人一泊2万円を上限に2分の1相当額を国が支援し,利用者はその残額相当額を負担するものでございます。
次に,本市の宿泊券と国の
GoToトラベルキャンペーンとの併用についてですが,国の見解によりますと,各地方公共団体が発行している宿泊券などとの併用の可否については各地方公共団体の判断によるとされております。本市としては,本市の宿泊券と国の
GoToトラベルキャンペーンを併用することで利用者の負担がさらに軽減され,観光客の誘致促進につながると考えられることから併用できることとしますが,併用する場合には本市の宿泊券と国の
GoToトラベルキャンペーンの両方を取り扱う宿泊施設のフロントでの直接支払いが必要となります。
以上でございます。
○山田春男 議長
道路交通局長。
◎加藤浩明
道路交通局長 バス,路面電車などの交通事業者への支援について,3点の御質問にお答えします。
まず,バスや路面電車などでは
新型コロナウイルス対策としてどのようなことをしているのかについてです。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として,各交通事業者において常時窓を開けての運行や車内の換気設備の稼働,次亜塩素酸を使用した車内消毒,運転席仕切りカーテンの設置などを実施しています。
また,公共交通機関を安心して利用していただくため,駅,電停,車内においてポスターにより車内換気がされていること,会話は控えること,マスクの着用,時差出勤のお願いなどを掲示するとともに,感染予防に関する車内アナウンスを実施しています。このほか時差出勤や混雑回避を働きかける上での参考情報として,路面電車や一部のバス事業者において時間帯ごとの混雑状況をホームページで公表する取組も行っています。
次に,3月から6月までの乗客数はどのくらいの割合減少したのか,また運送収入はどれぐらいの割合減少したのかについてです。
新型コロナウイルス感染症拡大を受けた外出自粛や休業要請等の影響によるバス,路面電車,アストラムラインの乗客数の減少率は,昨年同月に比べると3月が22%,4月が48%,5月が53%,6月が31%となっています。運送収入についても乗客数と同様の傾向で推移していると聞いています。
最後に,乗客数の回復の見通しはどのように考えているのかについてです。
本市の
プレミアム付宿泊券の発行事業等観光の需要喚起を目的とした様々な支援策により,一定程度の乗客数が回復すると見込まれるものの,新しい生活様式としてテレワークやリモート会議の普及,自転車利用の増加などにより乗客数は感染拡大前の水準まで戻らず,今後も厳しい事業運営が継続するのではないかと考えています。
以上でございます。
○山田春男 議長 7番川口議員。
◆7番(
川口茂博議員) 丁寧な御答弁ありがとうございました。
再質問ではないのですが,少し意見を述べさせていただけたらと思います。
さきの6月議会におきまして何点か質問をさせていただいた中で一番反響が大きかったのが,子育て世代ということもありまして学校給食の件でございました。従来の夏休み期間中の学校給食について,6月議会が終わり,すぐに給食を実施していただくことを決定していただきました。
また,そのフォローといたしましても学校給食の安定的な提供でこのたび大変な痛手を被られている
学校給食関係事業者への支援,大変ありがたく思っております。
また,学習内容が十分に定着できない児童生徒についての対応でございます。
6月議会の答弁では,今後,検討してまいりますと御回答をいただいておりました学習指導員配置の件,今補正でしっかりと予算づけをしていただいております。
最後に,私の選出区の安芸区阿戸地区において
オンライン学習に不可欠な光ファイバー網の整備も予算づけをしていただいております。
以上,この場をお借りいたしまして改めて市長,副市長はじめ関係局の皆様に御礼を申し上げまして,私の質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。
○山田春男 議長 次に,6番石田祥子議員。
〔6番石田祥子議員登壇〕(拍手)
◆6番(石田祥子議員) 皆様,おはようございます。
公明党の石田祥子です。会派を代表して,第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)について質疑をさせていただきます。
初めに,
家賃負担軽減を行う
テナントオーナーへの支援についてお伺いいたします。
国の政策として第2次補正予算に盛り込まれた中小企業や個人事業主の家賃負担を軽減する家賃支援制度がスタートする中で,私たち公明党は店舗の家賃軽減を行ってきた
テナントオーナーに対しても何らかの支援を行うべきではないかと要望してまいりました。
今回の補正予算で
家賃負担軽減を行う
テナントオーナーへの支援として30億6000万円が計上され,大変うれしく思っています。本当にありがとうございました。
この制度の趣旨については先ほどの川口議員への答弁として御説明いただいたので,それ以外のことについてお伺いいたします。
家賃減額を行う
テナントオーナーの数は,どの程度見込んでいるのでしょうか。この制度は,
テナントオーナー,テナントの両方にとってよい制度だと思われますが,広く使われなければ意味がありません。どうやって制度の周知を図っていくのでしょうか。また,募集開始はいつ頃を予定していますか,お答えください。
次に,市有施設における
クラスター対策の強化についてお伺いいたします。
6月定例会の一般質問で我が会派の並川議員が
新型コロナウイルス感染症の予防対策として,広島市所管施設にサーモグラフィーの設置をすることを訴えました。今回それを受けて市有施設にサーモグラフィー等の設置の予算が提出され,大変にありがとうございます。
そこで2点お伺いいたします。
感染者が再び増加し始めている中,設置は早いほうがよいと思うのですが,このサーモグラフィーの設置時期はいつ頃になるのでしょうか。
また,設置機器に赤外線体表面温度計とサーモグラフィーの2種類があります。設置機器の種類を変えた理由とその運用方法はどのようにお考えでしょうか,お答えください。
次に,学校の段階的再開に伴う児童生徒の学びの保障についてお伺いします。
このたびの補正予算で学校学習指導員の配置のための3億7053万円が計上されています。これは学習定着度に応じたきめ細やかな指導や,放課後における学習指導などの支援のための施策であり,全ての小学校,中学校,
中等教育学校,高等学校に対して1名から3名,計326名の学習指導員の配置を考えているとお聞きしました。6月定例会の補正予算において非常勤講師とスクールサポートスタッフの加配の上に,このたびの326名の人材確保はかなりの負担になることが予想されます。
そこで2点お伺いします。
このたび学校学習指導員を配置する目的は何ですか。また,配置期間はいつからいつまででしょうか。学校学習指導員には,どのような人材を確保しようと考えていらっしゃいますか。
私の提案ですが,学校学習指導員の人材確保のために小学校であれば読み聞かせボランティアとして教室に出入りしている方,中学校であればまちぐるみ「教育の絆」プロジェクトの活動の中で放課後において学習支援をしておられる地域の学習支援者の方など,既に児童生徒と顔なじみになっている方々を活用してはいかがでしょうか。学校にも児童生徒たちにも慣れている方々が授業においても学習補助としての活動時間を拡大していただければ即戦力となります。また,「教育の絆」プロジェクトのメンバーは,地域に根差し,人脈のある方が多いと思われます。そうした地域の宝の人材をぜひとも子供たちのために活用していただくことを提案させていただきます。
次に,タクシー事業者への支援についてお伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための外出自粛により,公共交通機関,特にタクシー業界は多大なる打撃を受けております。このたびタクシー協会が発行するプレミアム付タクシーチケットのプレミアム額の5分の4を補助する本市の支援策は,利用者増加のために日々苦労されているタクシー業界の方たちに大変喜ばれると思います。
そこで2点お伺いいたします。
タクシーチケットは何セット販売し,いつからいつまで使用できますか。販売方法はどのように考えていらっしゃいますか。
また,介護タクシーを利用する際にもこのタクシーチケットは使えるのでしょうか,お答えください。
次に,感染症防止対策に取り組む事業者への支援の追加措置についてお伺いします。
新型コロナ感染症緊急対策の第一弾の補正予算にて計上された感染症防止対策に取り組む事業者への支援,そしてその後の第二弾の補正予算において
新型コロナウイルス影響事業者緊急支援事業の補助対象者に対して,新しい生活様式に対応した営業活動を行うために必要なマスク,消毒液などの購入経費を10分の10補助する支援が決定し,事業が実施されてきました。
今回,事業活動の回復や新しい生活様式に対応した営業活動に取り組む事業者を共助の精神に立って支援する者に対し支給する補助金について,予算額を超える申請が見込まれるとのことで,補助金の追加措置として1億4000万円が計上されています。
そこでお伺いいたします。今回は追加措置ということで,この支援を求める声が多かったということですが,これまでに事業を活用して行われた支援の取組について代表的な事例を教えていただけますか。これからの追加措置において新たな事業者の方の参考になり,この支援金が有効に活用されていくことを望みます。
また,現在第一弾,第二弾の申請受付期間が7月末となっていますが,この追加措置が実施された場合の締切日はいつまで延長するのでしょうか,お答えください。
最後に,スポーツ活動への支援についてお伺いします。
このたびの補正予算において,スポーツ活動への支援の中で,トップスポーツチームへの支援について5155万円の予算が計上されています。
そこで3点お伺いします。
トップスポーツチームとは,どのようなスポーツチームを考えていらっしゃいますか。各トップスポーツの試合予定数はどのように考えておられますか。また,会場ごとに
新型コロナウイルス感染対策を行っていると思いますが,実は先日,日本相撲協会が大相撲7月場所の観戦に当たり,
新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを示されました。そこには御来場いただくお客様に対しての協力のお願いが細かく記入されています。また,新しい観戦様式のポイントとして,政府や自治体による接触確認アプリやコロナ追跡システムなどの利用への御協力をお願いしています。
本市においても,観戦のため御来場いただいた方々に対し
新型コロナウイルス接触確認アプリ,COCOAの利活用を主催者側に協力要請するべきだと思いますが,いかがでしょうか,お答えください。
以上で質疑を終わります。(拍手)
○山田春男 議長 危機管理担当局長。
◎岩崎学 危機管理担当局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)についての御質問のうち,市有施設における
クラスター対策の強化について2点の御質問にお答えいたします。
まず,サーモグラフィー等の設置時期はいつ頃になるかについてです。
サーモグラフィー等の設置については,補正予算議決後,速やかに
一般競争入札により機器を調達した上で各施設に設置したいと考えており,具体的な時期については9月頃を見込んでおります。
次に,設置機器に赤外線体表面温度計とサーモグラフィーの2種類があるが,設置機器の種類を変えた理由とその運用方法はどのようになっているのかについてです。
2種類の設置機器について,赤外線体表面温度計は1人ずつの測定になりますが,セルフ方式で測定でき,サーモグラフィーは常時監視が必要ですが,一度に10人以上測定できるという特徴があります。これを踏まえ,対象とする施設の利用形態に応じて機器を選定しています。
具体的には,こども文化科学館や図書館など一定数の来館者が時間的に分散して来られる施設には,入り口付近に赤外線体表面温度計を設置し,来館者にセルフ方式で1人ずつ測定していただくよう考えております。
一方,広島国際会議場や文化創造センターなどイベント等で短時間に多数の入場が見込まれる施設にはサーモグラフィーを設置し,行事主催者に機器を無償で貸し出して測定してもらうよう考えております。
以上でございます。
○山田春男 議長 市民局長。
◎政氏昭夫 市民局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)についてのうち,スポーツ活動への支援についての3点の御質問にお答えいたします。
まず,トップスポーツチームとはどのようなチームを考えているのかについてです。
対象となるスポーツチームとしては,広島東洋カープやサンフレッチェ広島,広島ドラゴンフライズ,アンジュヴィオレ広島など,プロ・アマを問わず全国規模のスポーツリーグに所属し,市内を拠点に活動するチームを想定しています。
次に,各トップスポーツの試合予定数はどのように考えたのかについてです。
一部のリーグについては既に公表されている試合数を用い,未公表のリーグについては昨年度実績を基に想定しています。
最後に,来場者に対する
新型コロナウイルス接触確認アプリの利活用について,主催者側に協力要請したほうがよいと思うがどうかについてです。
本市が7月9日に改定した広島市主催のイベント等の開催に関する基本方針では,本市主催のイベント等について感染防止対策として
新型コロナウイルス接触確認アプリを参加者に周知を図ることとしており,市民等が主催するイベント等の開催についてもこの方針に準じた取扱いをお願いすることとしております。
この基本方針に基づき,議員から御指摘のありましたトップスポーツチームに対しても試合時に来場者に対して周知を図っていただくよう,今後,依頼してまいります。
以上でございます。
○山田春男 議長
経済観光局長。
◎日高洋
経済観光局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)について5点の御質問に順次お答えをいたします。
まず,
家賃負担軽減を行う
テナントオーナーへの支援について,家賃減額を行う
テナントオーナーの数はどの程度見込んでいるかについてでございます。
不動産関連団体からは市内に約5,000の
テナントオーナーがいるとお聞きしており,本補助制度の申請件数としては,他都市における同様の事業の申請状況や不動産関連団体へのヒアリング結果等を踏まえ,その半数を見込んでおります。
次に,この制度の周知をどうやって図っていくのかについてでございます。
本補助制度の実施に当たっては,本市のホームページや広報紙による広報のほか,広島県宅地建物取引業協会等の不動産関連団体,広島県生活衛生同業組合連合会等の業界団体,商工会・商工会議所等の経済団体などの協力を得て,会員である
テナントオーナーやテナント事業者への周知を図っていくこととしております。
また,多くのテナント物件を有する不動産管理会社については,職員が直接訪問するなどして本補助制度の活用について
テナントオーナーへの働きかけをお願いすることとしております。
本市としては,より多くのテナント事業者の事業継続や廃業者等の再起の後押し,さらには空き店舗の解消による
テナントオーナーの家賃収入の回復につながるよう,本補助制度の周知に努め,活用を促してまいります。
次に,募集開始の時期でございます。
可能な限り早く募集を開始したいと考えておりまして,予算の議決を頂いた後,速やかに申請受付の体制を整えた上で8月中旬の開始を目指してまいります。
次に,
感染拡大防止等に取り組む事業者への支援の追加措置について,これまでに事業を活用して行われた支援の取組について,代表的な事例は何かについてでございます。
新型コロナウイルス影響事業者緊急支援事業を活用して行われた支援の取組の事例としては,例えば多くの飲食店等が休業等をせざるを得ない中で近い将来に使用できるチケットを印刷して各店舗に配布し,そのチケットを販売してもらう取組,オリジナルTシャツを販売し,売上げの一部を
プロスポーツチームに寄附する取組,商店街などが30%までのプレミアム付商品券を発行し,各店舗の販売を促進する取組,ドライブスルー形式で弁当を販売するイベントを開催し,飲食店等の出店者の販売を支援する取組,理容店に消毒を徹底するための衛生商品を配布するとともに,各理容店が消毒の徹底を行っていることを広報する取組などがございます。
最後に,追加措置が実施された場合の締切日はいつまで延長するのかについてでございます。
現在も事業の活用に関する相談が数多くあり,今後も新規の申請が見込まれることから支援の追加措置を行うこととしたものであり,それに伴い申請受付期間を10月30日まで延長する予定でございます。
以上でございます。
○山田春男 議長
道路交通局長。
◎加藤浩明
道路交通局長 タクシー事業者への支援について2点の御質問にお答えします。
まず,タクシーチケットは何セット販売し,いつからいつまで使用できるのか,また販売方法はどのように考えているのかについてです。
このタクシーチケット発行の事務局を担う広島県タクシー協会及び広島県個人タクシー協会によれば,チケットの販売は1万5000セットを見込み,その印刷や周知等の準備に2か月程度を要することから販売開始は9月頃になると聞いており,使用期間は,来年3月31日までとなっています。
販売については,広島県タクシー協会内に置かれる事務局の窓口で行うほか,ファクスや郵送で受け付ける方法なども検討されています。
次に,介護タクシーを利用する際にも使えるのかについてです。
事務局からは,広島県タクシー協会や広島県個人タクシー協同組合に加盟しているタクシーだけでなく,全国介護タクシー協会等に加盟している介護タクシーにも呼びかけを行い,本市及びその周辺のほとんどのタクシーにおいて利用できるよう取り組んでいくと聞いています。
以上でございます。
○山田春男 議長 教育長。
◎糸山隆 教育長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)のうち,学校学習指導員についてお答えをいたします。
まず,配置する目的は何か,また配置期間はいつからいつまでかについてです。
学校学習指導員は,6月補正予算で措置した時間制非常勤講師の加配と同様,本年6月からの学校の段階的な再開に伴う児童生徒の学びの保障の一環として配置するものです。
具体的には,次年度に学習内容を持ち越すことができない最終学年の児童生徒を主な対象として,担任の指示の下でのチーム・ティーチング指導,家庭学習の準備やチェックなどの学級担任の補助,単独で放課後等を活用した補充学習などを行うこととしており,これにより児童生徒一人一人の学習定着度に応じたきめ細かな指導を行うとともに,感染症対策を日々講じながら教育活動を行っている教員の負担軽減を図ることを目的としています。
次に,配置期間については,補正予算議決後に募集を始め,令和2年8月1日以降,採用が決まった学校から順次勤務を開始し,令和3年3月末まで勤務させることを考えております。
次に,学校学習指導員にはどのような人材を確保しようとしているのか,また既に子供たちと関わりがある「教育の絆」プロジェクトの学習支援員や読み聞かせボランティアを活用してはどうかということについてです。
学校学習指導員については,教員免許は要件としませんが,学校教育のことが一定程度分かっている方が好ましいと考えており,具体的な人材としては教員希望の大学生や退職教員,現職の非常勤講師のほか,御提案のあった「教育の絆」プロジェクト実施校での放課後学習や学校図書館の運営など様々な形で学校を支援していただいている方などにもお願いをしていきたいと考えております。
以上でございます。
○山田春男 議長 6番石田議員。
◆6番(石田祥子議員) 御丁寧な御答弁をどうもありがとうございました。
再質問は特にありませんが,このたびの緊急対策(第三弾)の内容は,コロナ禍で大きなダメージを受けた方々,そこから再起をかけて踏み出そうとする方々の背中を押す支援が様々に盛り込まれており,市民に寄り添おうという広島市の思いを私は感じました。広島市内においてもコロナ感染者の増加が懸念される中で,大変だとは思いますが,今後も臨機応変な対応をよろしくお願いいたします。
以上で私の質疑を終わります。
○山田春男 議長 次に,12番山本昌宏議員。
〔12番山本昌宏議員登壇〕(拍手)
◆12番(山本昌宏議員) 皆さん,おはようございます。
市民連合の山本昌宏でございます。会派を代表して質疑に入らせていただきます。
私からは,第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)について質問させていただきます。
広島市においては,
新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて,これまで第一弾,第二弾の補正予算を編成してこられました。
第一弾,第二弾の補正予算について,広島市の独自施策を中心に振り返ってみますと,第一弾の補正予算においては,
感染拡大防止に取り組む事業者の広報活動や割引チケット経費の支援などが計上されました。
また,第二弾の補正予算においては,市立大学の学生や留学生への支援,地域団体への活動支援,文化芸術活動への支援,障害者への支援などを予算として計上されました。
このたびの補正予算においては,公共交通事業者への支援や修学旅行誘致に対する支援,スポーツ活動への支援などが計上され,第一弾,第二弾の予算を合わせますと幅広い分野に予算措置がされるように見受けられます。
しかしながら,現在,東京中心に感染症が拡大し,まさにもうすぐ第二波が来るのではないかという危機感が市民の中にも高まる中,これ以上経済活動を止められないという意見と感染症拡大防止を最優先にして自粛を徹底すべきという双方の意見がどちらもまさに正論として市民,国民の間で取り交わされてる中,国としても感染症対策として新しい生活様式を守りつつ経済活動も並行して実行していくという難しい政策判断が迫られている状況にあると考えます。
このたびの補正予算は,広島市としては,感染症拡大防止に引き続き取り組みつつ,そうした中で市民活動や経済活動を支えることを念頭に置かれての予算編成と評価するところでありますが,このたびの補正予算編成によって,市長としては広島市における感染症対策と市民活動・経済活動の両立をどのように進めようと考えておられるのか,またどのような点に留意されて補正予算を組まれたのかお考えをお尋ねいたします。
次に,スポーツ活動への支援についてです。
感染症の影響を受けながらも
地元スポーツ活動の再開に向け共助の精神に立って取組を行う団体などを支援するということで,大変心強い内容でございます。
私からは,スポーツ少年団への支援対象の団体についてお尋ねいたします。
スポーツ少年団への支援で対象経費,衛生用品の購入など感染症対策に要する費用とのことで,限度額10万円ですが,具体的にはどのようなものを想定されているのでしょうか。
地域にはスポーツ少年団に加盟していなくても様々な活動を行っている市民スポーツチームが多く存在しており,公平性の観点,視点から考えるとスポーツ少年団だけではなく,スポーツ実績のある団体に対しても積極的に支援してもらえないだろうか,市のお考えをお聞かせください。
以上です。(拍手)
○山田春男 議長
企画総務局長。
◎手島信行
企画総務局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)のうち,感染症対策と市民活動・経済活動の両立をどのように進めようとしているのか,どのような点に留意して補正予算を組んでいるのかについてお答えをいたします。
市民の安心・安全な暮らしを守るという使命を果たすために基礎自治体が講ずべき施策については,多様な価値観を持つ市民の皆様から様々な意見が寄せられます。
このたび
新型コロナウイルスと共生しつつ市民活動・経済活動を行うという二つの命題への対応として提案した
新型コロナウイルス感染症緊急対策(第三弾)は,そのように様々な意見がある中,公助による直接的な支援を行うだけではなく,市民自らが今必要とする支援策は何かということを考えた上で行う共助の取組を積極的に応援するという考え方の下に打ち出したものでございます。こうした共助の取組を応援することで二つの命題に応えつつ,市民・事業者の皆様にとって必要な支援策を迅速・的確に実施できるものと考えております。
今後とも,こうした考え方の下,市民・事業者の皆様と一緒になって感染拡大の防止と市民活動・経済活動の活性化を両立させるという課題に対処してまいります。
以上でございます。
○山田春男 議長 市民局長。
◎政氏昭夫 市民局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)のうち,スポーツ活動への支援についての2点の御質問にお答えいたします。
まず,衛生用品の購入など感染症対策に要する費用を限度額10万円で支給するとのことだが,具体的にはどのようなものを想定しているのかについてです。
新型コロナウイルスの感染防止対策の趣旨に沿うものとして,消毒液やマスク,非接触型体温計の購入費などを想定しています。そのほか飛沫対策として,大声で指導しなくてもよいようなハンディーマイクやスピーカーなどの用具を購入した場合なども対象と考えています。
次に,地域にはスポーツ少年団に加盟していなくても様々な活動を行っている団体が多く存在しており,スポーツ少年団だけでなくスポーツ実績のある団体に対して積極的に支援してもらいたいがどうかについてでございます。
スポーツ少年団は,スポーツ活動を通して人々をつなぎ,地域づくりに貢献することを理念の一つとし,団員・指導者等の交流を通して地域住民の連帯感や助け合う心を育てる共助の精神に立ってスポーツ活動を行う組織であり,本市が策定しているスポーツ振興計画においても地域における子供のスポーツ活動の推進の施策として広島市スポーツ少年団への支援を掲げていることから,今回,支援を行うこととしたものです。
また,今回の予算案にはスポーツ活動を行う団体が集まり,現下の状況の下で適切に感染症対策を講じた上でスポーツ大会を開催する際にかかった経費に対して奨励金を支給する事業も計上しています。
したがって,議員御指摘の団体等については,こうした支援策により対応していきたいと考えています。
以上でございます。
○山田春男 議長 12番山本議員。
◆12番(山本昌宏議員) 日々私は,己斐で病院から家まで,病院に来られた方々,患者さんを送るボランティアをやってる中で,やはり一昨年,昨年と比べて患者が激減してるんじゃないかということを感じたわけでございまして,昨日,保険年金課に協力をいただきまして,その比較表を,1月,2月,3月,4月分を作っていただきまして,広島市なので国民健康保険の被保険者に対して,どれだけ1か月に通院されたかという日数の比較でございますが,やはり30年に比べて,昨年も3.4%ぐらいは減ってるんですが,今年は何とその4倍近い11.5%減っておりまして,今年の月を見ましても1月に比べてやはり4月ですと3倍近く,日数が減っているわけでございます。やはりこれは患者さんの受診の抑制がコロナウイルスの関係で起きているんではないかなと。
今回の補正予算のほうでも診療所とか歯科診療所等への
感染拡大防止の支援策ということで,これをぜひ事あるごとに広島市でも,やはり医療というのは早期発見・早期治療が大切でございますんで,適正かというのもあるかもしれませんけど,受診抑制にならないようにアピールを続けていただきたいと思います。
次は,再質問になるんですけど,スポーツ少年団についてでございます。
今の答弁は,共助という趣旨でスポーツ少年団に対して支援しますよということは非常によく分かります。
しかし,その意味では競技団体に加盟している地域のスポーツ団体についてもやっぱりスポーツを通じて地域の子供の健全育成に寄与するとともに,地域の子供が運動することでやはり保護者と高齢者を結びつける役割を果たしていると考えます。
そうした意味から,やはりスポーツ少年団と同い年の地域の競技団体に加盟してないような団体についても活動の機会を捉えるというだけではなくて,スポーツ少年団と同様に応援金をぜひ支給対象にするよう検討いただきたい。この点についてどのように市は考えられますでしょうか。
○山田春男 議長 市民局長。
◎政氏昭夫 市民局長 スポーツ少年団と同年代で競技団体に加盟しているような団体ということで御指摘いただきました点につきましては,今後,市全体の
新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金,これの執行状況を見ながら応援金支給の枠を拡大できるかどうか検討していきたいと考えております。
以上でございます。
○山田春男 議長 12番山本議員。
◆12番(山本昌宏議員) ありがとうございます。
スポーツ少年団以外の競技団体に加盟してる団体についても支援していただけるということで,これはやはりコロナ禍ということでスピードが大切になってくると思いますんで,早急に今後の執行状況を確認しながら適切に支援していただきますよう重ねてお願いして質問を終わります。
○山田春男 議長 次に,24番近松里子議員。
〔24番近松里子議員登壇〕(拍手)
◆24番(近松里子議員) 皆さん,おはようございます。
日本共産党の近松里子です。日本共産党市議団を代表しまして,第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)のうち2点について質疑を行います。
今回
新型コロナウイルス感染症の第三弾の緊急対策として,28事業,65億円の補正予算が上程されました。
まず最初に,診療所における
感染拡大防止などの支援についてお聞きします。
今,首都圏を中心に感染が全国で再び拡大しているようです。地方にも飛び火をして,広島市も5月以降感染者はゼロでしたが,7月に入り連日,感染者の発表が続いています。先週一週間で12名の感染者が発表されていますが,市が公表しているグラフを見ると,一週間当たりの陽性者数はクラスターが発生した4月の週に次いで一番多くなりました。第二波と言えるのか分かりませんが,素人なりに次はこの秋から冬にかけての時期であろうと楽観していたので,あまりに早い感染拡大に驚いているところです。医療,検査体制の備えも急がないといけません。
そこで,お聞きしたいのが発熱難民の問題です。
本市で4月6日に陽性が確認された患者は,37度台後半の熱が出て,区の保健センターに電話で相談をしました。近隣の医療機関を受診するよう助言されて電話をしましたが,発熱などを理由に診療を断られています。同じように発熱があるために受診しようとしても何件も断られたという事例を私も聞いており,発熱外来などの対策が必要ではないかと提案してきたところです。
この間,医療機関の中には発熱患者に対して新型コロナ感染を疑い,感染防止対策が取れないためにやむなく受診を断らざるを得なかったという実態がありました。出入口を別にしたり,部屋を分けたりするなど物理的に新型コロナの感染防止対策が十分取れないところや高齢者など感染リスクの高い患者が多いという事情もあったようです。
今回の補正予算で行われる診療所への
感染拡大防止の支援により対策が講じられて,熱が出ても断られず診療を受けられるようになるんでしょうか,お答えください。
次に,今回の補正予算には落ち込みが深刻な観光業の活動を再開,それを支援する予算が提案されています。
一つは,
プレミアム付宿泊券の追加発行です。販売額は2,500円,5,000円のものがありますが,市内の宿泊施設で2倍の金額の宿泊券として利用できるものです。これまで販売地域を当初の広島県内から中国地方へと拡大し,今回の追加発行では四国地方へと広げました。これまで利用者は,どこの地域が多かったのでしょうか。
感染拡大防止が求められる中で,どのような考えで販売地域を広げておられるんでしょうか,お答えください。
また,
体験型観光プログラムの利用促進と修学旅行などの誘致を進める予算が計上されています。
体験型観光プログラムは,利用者が9割も減少するという中で,
割引クーポンを発行して利用を促そうというものです。
さらに,被爆の実相や平和の尊さを学ぶこの広島への修学旅行の意義はどれほど強調しても強調し過ぎることはないでしょう。今回の予算は,修学旅行の感染防止対策を進めるために食事会場を広く取ったり,観光バスの座席の間を,間隔を空けたりする必要があるので,そのために発生する経費を補助しようというものです。
ところが活動再開後,首都圏をはじめ再び感染が拡大している地域が増えてきました。東京では先週,感染者の数が2日連続で過去最多を更新し,国が社会に要請を行うとする目安1週間で10万人当たり2.5人の基準を超え,8人に上っているといいます。先日まで都知事も医療機関に余裕があると言っていましたが,現在用意している病床の7割,ホテルもほぼ埋まり,警戒レベルを最大に引き上げました。再び不要不急の都外への外出の自粛を呼びかけています。
専門家は,東京の感染が周辺に飛び火し始めている非常に厳しい状況だ,既に第二波が起きているおそれもある,
緊急事態宣言のような大きなダメージを与える措置を繰り返すことは限界があるが,めり張りのある対策を取るべきだと述べています。東京では,業種とか地域を限定して検査を集中させて自粛と補償をセットにした措置を早期に取るべきではなかったのかと思います。
全国をまたいで今,このような大型観光事業を再開させようということがテレビで連日,問題になっています。国が1兆7000億円をかけて旅行代金の半額を補助するGoToキャンペーンです。8月上旬開始予定を前倒しして,7月22日から実施するとしました。
しかし,自治体からは,首都圏の感染状況,豪雨災害での被災地の状況を考えると,この時期に全国一斉にスタートするのはいかがなものかというような批判の声が上がっています。今朝の中国新聞でも,中国地方の知事は軒並み慎重にすべきという意見のようです。
このようなときに,
体験型観光プログラムの利用促進や修学旅行などといった県外からの広範囲の観光客などの誘致は,感染拡大の状況を慎重に見極める必要があるんじゃないかと思われるんですが,どのようにお考えでしょうか。
以上で質疑を終わります。(拍手)
○山田春男 議長 保健医療担当局長。
◎阪谷幸春
健康福祉局保健医療担当局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)についてのうち,診療所における
感染拡大防止等の支援について,今回の診療所への
感染拡大防止の支援により対策が講じられて熱が出ても断られず受診できるようになるのかとの御質問にお答えをいたします。
本事業は,発熱症状等のある患者への診療が適切に行われるためには診療所における受入れ体制を整えることが重要であると考える広島市医師会の提案に基づいて実施するものです。
本事業におきまして,発熱患者等とその他の患者の混在を避けるための専用の待機場所や診察室の設置などの受診環境が整備されることで,市民が安心して診療を受けることができる体制を確保できるものと考えております。
以上でございます。
○山田春男 議長
経済観光局長。
◎日高洋
経済観光局長 第80号議案,令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)について数点の御質問に順次お答えいたします。
まず,
プレミアム付宿泊券の追加発行について,これまでの既存の宿泊券はどこの地域の利用者が多いのか,また
感染拡大防止が求められる中でどのような考えで販売地域を拡大することにしたのかについてでございます。
前回の
プレミアム付宿泊券は,6月25日から県内で,その後,7月2日からは販売対象エリアを中国地方5県に拡大して販売をいたしました。
利用者については,7月10日時点の取扱宿泊施設からの実施報告の集計によりますと,広島県内居住者が8割程度を占めており,圧倒的に広島県内居住者により利用されているという結果が出ております。
先ほど川口議員の御質疑でも御答弁いたしましたが,新聞報道によれば中国地方や隣接する四国地方でも
新型コロナウイルス感染者の増加が見られていますが,
プレミアム付宿泊券の追加発行は本市観光業を早期に回復軌道に乗せるため新しい生活様式の下,
感染拡大防止と経済活動を両立しつつ,より多く集客できるようにするために行うこととしているものであることから,感染状況を見ながら引き続き中国地方で販売するとともに,隣接する四国地方でも販売できるようにするものでございます。
なお,追加発行する宿泊券については,販売開始日から6か月間使用できるようにするとともに,新しい生活様式の下,利用者の居住地や本市における感染状況を注視しながら販売し,利用することができるようにしていきます。
次に,
体験型観光プログラムの利用促進や修学旅行等の誘致推進といった県外からの観光客などの誘致は感染拡大の状況の変化を慎重に見極める必要があると思われるが,どのように考えているのかについてでございます。
修学旅行等の実施に当たっては,新しい生活様式の下,各学校において出発前や旅行中に生徒児童の健康観察を行うなど,健康管理を徹底して実施されると聞いております。
また,宿泊施設等の観光事業者においても学校の受入れに当たり感染防止対策を徹底すると聞いております。
本市としても,修学旅行等の誘致推進事業で本市を訪れる各学校に対し感染防止対策の徹底を促す通知を送付するとともに,旅行事業者を通じて感染防止対策を着実に周知することとしております。
また,
体験型観光プログラムの利用促進についても体験プログラム予約サイト上で旅行者に対し新しい生活様式による感染防止の周知を図るとともに,プログラム販売事業者に対し感染防止対策を徹底させることにしております。
さらに両事業とも,来訪者が居住地や本市の感染状況を踏まえて利用時期を決めることができるよう,利用期間を来年3月末までと長く取っております。こうしたことにより,感染防止と大きな痛手を受けている観光業の回復という経済活動の両立をウィズコロナ社会の中で図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○山田春男 議長 24番近松議員。
◆24番(近松里子議員) 経済活動,社会的な活動,観光なども活動を再開すれば感染者が増加していくというのは,これまでも言われてきたところです。ウイルスというのは人についてくるわけで,人が動けばそういう感染が増加する。要はその波を小さくして,医療体制が逼迫して医療崩壊が起こらないようにする,そういうようなコントロールをしていくんだというふうにこれまでいろんな専門家の方からもお聞きしてきたところなんですが,そこで感染の状況をどういうふうに見るのかというのをやっぱりちょっとお聞きしたいと思うんです。
今,経済など,観光なんかも再開させようということなんですが,市としては,この7月に入って相次いでいる感染者の増加というのをどのように見てらっしゃるのか,またこの感染者数の増加が大きい,そういうところの地域との往来というのはどのように考えてらっしゃるんでしょうか,教えてください。
○山田春男 議長 保健医療担当局長。
◎阪谷幸春
健康福祉局保健医療担当局長 今,7月以降感染が増えている,こういった状況をどう見ているのかという御質問につきましては,やはり社会活動あるいは経済活動を徐々に戻していくと,あるいは地域との往来を自由にしていくと,そういう中ではやはり人の往来があるということでこういった感染が増えてくるということは当然想定されるというふうに考えております。ですから今このように感染が増えてる状況は別に異常なことではなくて,やはりこうした経済活動・社会活動を行う上では必然的に起こり得ると,そういうふうに考えております。
そういう中にあって今,往来についてどのように考えるのかという御質問につきましては,往来については特に否定されるものでありませんが,先日も市長の記者会見で説明しましたが,やはり感染が拡大している地域,そういった地域については,まず市民御自身がそういった感染の状況を確認して判断していただいて,その上で自分がその地域に行っても大丈夫なものかどうか,その辺りを御自身で判断いただくというのがまず重要だというふうに考えております。ですから今の時点で別段感染が拡大している地域への往来を自粛するというような考えは本市では持っておりません。
以上でございます。
○山田春男 議長 24番近松議員。
◆24番(近松里子議員) 感染拡大地域への往来については,特に市のほうからの特別な要請がないということですが,そうしましたら個々人の判断に任せるということになるわけで,それは市民としてはどうしたらいいのか迷うところだと思います。東京のほうに出張された人に感染者がいらっしゃるというようなことの情報もやっぱり一定入るわけですよね。そうするとやっぱり関東とか,それから増えているところの地域へ行くのは考えなくちゃいけないとも思うし,だからといって一方で,国を挙げて全国的な観光キャンペーンもやられているということで,一体自分たちはどうしたらいいんだろうか,そういうようなアクセルとブレーキを両方踏まれるようなことがされていると,やっぱり市民は本当に困るんじゃないかなと思います。
本当に観光業界は,一番最初からこの新型コロナ感染症の影響を受けて,そしていまだ長いトンネルの中にある,出口が見えないような状況にある業態じゃないかと思います。市がこれまで観光にすごい力を入れてきましたが,この業界というのもなかなかもろいというのを今回改めて露呈したんじゃないかと思うんですが,それならばこの感染状況を見極めて,経済社会活動,観光の再開よりもこの事業者,それぞれの飲食店や宿泊店なんかが本当に苦境に立たされてますので,まずそこを支援する,そっちのほうにこれらの予算を先に回すべきじゃないかなというふうに思うところです。
今回の予算の中で共助というのをかませながら,共助を強調されながら直接の支援ということもありました。それが増えてるのも事実だと思いますが,本当に住民の命と健康を守り,そしてこれからこのコロナが終息して,そして観光業が大いに活動できるように,そういうことを進めていく,そのためには今,事業者を支援するほうが先じゃないかと思います。
以上です。
○山田春男 議長 以上で質疑を終結いたします。
ただいま上程中の議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────────
休会について
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 この際,休会についてお諮りいたします。
明日は常任委員会審査のため休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田春男 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
次会の開議通知
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 この際,御通知申し上げます。
7月18日は休日でありますが,会議規則第9条第3項の規定により,午前10時より議会の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
散会宣告
───────────────────────────────────────
○山田春男 議長 本日は,これをもって散会いたします。
午前11時30分散会
───────────────────────────────────────
△(参照1)
各常任委員会議案付託表
┌──────────────────────────────────┐
│ 審 査 日 程 │
├────────────────┬─────┬─────┬─────┤
│ 場 所│ 第 1 │ 第 3 │ 全 員 │
│月 日 │ │ │ │
│(曜日) 時間 │ 委員会室 │ 委員会室 │ 協議会室 │
├─────────┬──────┼─────┼─────┼─────┤
│ 7月17日(金) │ 午前10時 │ 建 設 │ 厚 生 │ 文 教 │
│ │ │ │ │ │
│ ├──────┼─────┼─────┼─────┤
│ │ 午後2時 │ 経済観光 │ ─ │ 総 務 │
│ │ │ 環 境 │ │ │
└─────────┴──────┴─────┴─────┴─────┘
[備考:消防上下水道委員会は,付託議案なし。]
令和2年第5回
広島市議会臨時会
総 務 委 員 会
1 第 80 号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)中
第1条第1項
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳入全部
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 2 総 務 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
文 教 委 員 会
1 第 80 号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 9 教 育 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
2 第 82 号議案 財産の取得について(小学校,中学校,
中等教育学校及び
特別支援学校の教育の用に供するための
タブレット端末)
3 第 83 号議案 財産の取得について(小学校及び中学校の教育の用に供するための電子黒板)
経済観光環境委員会
1 第 80 号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 5 農林水産業費 │ │
├──────────────┼──────────────┤
│ 6 商 工 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
2 第 81 号議案 令和2年度広島市
中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
厚 生 委 員 会
1 第 80 号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 3 民 生 費 │ │
├──────────────┼──────────────┤
│ 4 衛 生 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
建 設 委 員 会
1 第 80 号議案 令和2年度広島市
一般会計補正予算(第5号)中
第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち
歳出中
┌──────────────┬──────────────┐
│ 款 │ 項 │
├──────────────┼──────────────┤
│ 7 土 木 費 │ │
└──────────────┴──────────────┘
───────────────────────────────────────
議 長 山 田 春 男
署名者 吉 瀬 康 平
署名者 碓 氷 芳 雄...