平成22年 9月 定例会 平成22年9月・第370回定例会 会議録(第1日) 平成22年9月6日(月) 午前10時 開議1.
議事日程 第1.
会議録署名議員の指名 第2.会期の決定 第3.議案第53号から議案第65号まで(13件) (
一括上程、
提案理由の説明)2.
出席議員(20名) 1番 新 家 竹 雄 君 2番 前 田 政 美 君 3番 谷 口 治 衛 君 4番 石 塚 淳 子 君 5番 沢 田 国 夫 君 6番 藤 堂 勝 義 君 7番 川 端 義 秀 君 8番 宮 澤 秀 樹 君 9番 松 原 啓 治 君 10番 山 本 鐵 夫 君 11番 島 口 敏 榮 君 12番 高 岡 和 行 君 13番 松 田 信 子 君 14番 浦 井 智 治 君 15番 本 田 章 君 16番 常 見 悦 郎 君 17番 松 井 治 男 君 18番 畑 中 章 男 君 19番 砂 子 三 郎 君 20番 榮 正 夫 君3.説明のため出席した者 市 長 岡 田 高 大 君 副 市 長 下 河 育 太 君 教 育 長 松 田 公 二 君 秘 書 政策 江 波 庄 進 君 局 長 市 民 福祉 藤 森 勉 君 産 業 経済 長谷川 雅 人 君 部 長 部 長 建 設 部長 堂 下 義 治 君
和泉支所長 石 田 光 義 君
会計管理者 澤 田 みち代 君
教育委員会 宮 下 真 一 君 事 務 局長 消 防 長 谷 口 利 和 君
建設部理事 下 村 直 人 君 総 合 政策 田 中 雄一郎 君 総 務 課長 羽 田 年 也 君 課 長 財 政 課長 巻 寄 富美男 君 社 会 福祉 廣 瀬 吉 隆 君 課 長 産 業 政策 金 子 正 義 君 建 設 課長 佐 子 重 夫 君 課 長 教 育 総務 島 田 健 一 君 監 査 委員 四 方 一 人 君 課 長 事 務 局長 消 防 本部 小 林 進 君 財 政 加 藤 正 幸 君 次 長 課 長 補佐4.
事務局職員出席者 局 長 中 村 浩 一 次 長 鉱 崎 昭 治 係 長 多 田 直 人 係 長 山 田 明 美5.議事(午前10時00分 開議)
○議長(
砂子三郎君) これより、平成22年9月第370回
大野市議会定例会を開会いたします。 本日の
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 直ちに本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告をいたします。 去る7
月定例会で採択しました陳情を市長に送付しておきましたが、その処理結果の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、ご覧いただきたいと思います。 次に、市長から 報告第12号 継続費の
精算報告について 報告第13号
健全化判断比率の報告について 報告第14号
資金不足比率の報告についての以上3件が提出されております。 お手元に配布しておきましたから、ご覧いただきたいと思います。 次に、去る7
月定例会において可決されました「活力ある農業と
農村地域社会の発展に向けた意見書」「
農業農村整備事業予算の確保を求める意見書」「『
独立行政法人・
地域医療機能推進機構法案』の
早期成立を求める意見書」の以上3件につきましては、
内閣総理大臣をはじめ
政府関係機関等へ提出しておきましたので報告しておきます。 次に、去る7
月定例会以降、別紙のとおり
議員派遣の手続きについて、
大野市議会会議規則第160条第1項ただし書きの規定により、議長においてこれを決定いたしましたので、報告しておきます。
全国市議会議長会主催による
欧州都市行政調査団に
高岡和行君が参加いたしました。欧州各都市の特色ある施策をはじめ、
都市環境整備、
自然環境保護、
高齢者福祉等について
調査研究を行いましたので、その概要等を報告願います。
高岡和行君。 (12番
高岡和行君 登壇)
◎12番(
高岡和行君) 過日、
議員各位のご同意をいただき
欧州視察をさせていただきました。非常に天候も良く、素晴らしい視察ができたんじゃないかなとかように思っております。 その中で少しご報告をさせていただきたいと思います。 まず今回の視察は、イギリス・
ヒースロー空港に下り立って、すぐにミルトン・キーンズという8,000㌶という非常に大きな
市街地開発。これはわれわれ想像もつかないほどの、
大野市街地をすべて再開発するというような事業で、非常に素晴らしい、また信号もなく各所にロータリーということで、人に優しいを重点に置いた
まちづくりを視察させていただきました。 その後、フィンランドのヘルシンキに寄せていただきまして、ここではさすがに北欧でございます、
エコ教育を最重点。自然に触れる教育というものを、エスポー市というところで視察研修させていただきました。 その後、フランクフルト、ドイツでございますけれども、寄せていただいて、ハッタースハイムという
皆さん方ご存じのような
老人施設。各所で、そして政治の方を学んでまいりましたのですけれども、こちらでは
市民主導型または
政治家主導型、そして
官僚主導型とそれぞれ3つ違った国が、それぞれ特徴を出しておりますけれども、どれもがそれぞれいいところがあるんじゃないかなと。日本においては、今、
政治主導型または
官僚主導型ということで騒がれておりますけれども、双方のいい点を取っていただけるとなと。 このような形で無事帰国させていただきました。また
皆さん方には、
報告書等をお渡しさせていただいて、お読みいただきたいなと思います。 本日は本当にいろいろご配慮いただきましてありがとうございました。
○議長(
砂子三郎君) これより日程に入ります。 日程第1「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において、 11番
島口敏榮君、12番
高岡和行君の両名を指名いたします。 日程第2「会期の決定」を議題といたします。 本定例会の会期については、去る7月29日および8月30日、
議会運営委員会を開き協議されましたので、その結果について委員長から報告願います。
議会運営委員長、本田 章君。 (
議会運営委員長 本田 章君登壇)
◎
議会運営委員長(本田章君) 平成22年9月第370回
大野市議会定例会の会期等につきましては、去る7月29日ならびに8月30日に
議会運営委員会を開き協議いたしました。その結果について、ご報告申し上げます。 まず本定例会の会期は、本日6日から24日までの19日間といたしました。 次に、日程について申し述べます。 本日は、まず
理事者提出の各議案を上程し、
提案理由の説明を行います。 7日から12日までは
議案調査のため休会。13日は
一般質問を行います。14日は、13日に引き続き
一般質問を行い、
質問終結後、
決算特別委員会の設置および委員の選任を行います。引き続いて請願・陳情を上程し、議案ならびに請願・陳情を各委員会に付託いたします。 次に委員会の日程といたしましては、15日は
産経建設常任委員会、16日は
民生環境常任委員会、17日は
総務文教常任委員会を開きます。 18日から20日までは休会。21日は、午前10時から
中部縦貫自動車道・国道158
号整備促進特別委員会を、そして午後1時から
議会等改革特別委員会を開きます。 22日・23日は休会。24日は最終日で、各
委員会審査の結果を委員長より報告の後、質疑・討論・採決を行います。 以上であります。各員におかれましては、よろしくご審議の上ご賛同賜りますようお願いいたしまして当委員会の報告といたします。
○議長(
砂子三郎君) お諮りいたします。 本定例会の会期は、ただ今の委員長の報告のとおり、本日から24日までの19日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
砂子三郎君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、委員長の報告のとおり19日間と決定いたしました。 日程第3「議案第53号から議案第65号まで」の13議案を一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 市長、岡田君。 (市長 岡田高大君 登壇)
◎市長(岡田高大君) 第370回
大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の
重要課題の
取り組み状況について申し述べますとともに、提案いたしました各議案の概要についてご説明をいたします。 今年の夏は、
梅雨前線による豪雨、その後は
太平洋高気圧の強まりによる猛暑に見舞われ、降水量と気温は、
気象観測を始めて以来最高に達する所が全国で現れるなど、
記録ずくめの天候となっており、7月には局地的な豪雨による洪水や
土砂災害などが各地で発生している状況であります。 このような災害に備えるため、去る29日には、本市におきまして、自衛隊、消防、警察などの防災にかかわる機関や
自主防災組織、
近隣住民、そして
災害協定を締結しております団体など約1,600人の方々の参加によりまして、平成22年度福井県
総合防災訓練が実施されました。この訓練は、
奥越地方において大雨と地震による複合的な災害が発生したとの想定の下、
防災関係機関が協力して迅速かつ的確に
応急対策が実施できるよう、
住民避難や
救出救助、ライフラインの復旧などの各訓練を実践的に行ったもので、福井県と大野市などが合同で開催したものであります。
自然災害が発生したときに、その被害を最小限に抑え、犠牲者ゼロを目指すためには、自助・共助・公助のどれ1つが欠けてもならず、お互いが連携を図っていかなければならないという
防災対策の原点をこの訓練を通して改めて認識したところであります。さらに市民の方々にも、常日頃から防災に取り組むことの大切さを感じていただくことができたのではないかと思っており、今後とも
防災意識の高揚を図る
取り組みを進めてまいりたいと考えております。
議員各位をはじめ、
関係機関や多くの市民の皆さまには訓練にご参加を賜り、厚くお礼を申し上げる次第であります。 また一方で、今年のような豪雨や猛暑は米の作況にも大きな影響を与えることになります。本年は、5月に低温が続いたことや梅雨期の
日照不足などの影響もあって、全国的には局地的に水稲に被害の出た地域もありましたが、本市におきましては影響が少なく、現在のところほぼ順調に生育しております。
北陸農政局が発表いたしました8月15日現在における福井県の平成22年産の水稲の作柄は「平年並み」と見込まれておりますが、今後の収穫増に期待をするとともに、良質米として越前おおの総
ブランド化の推進に拍車が掛かることを願っているところであります。 さて先般、東京都足立区で111歳とされていた男性と見られる遺体が見つかったのを皮切りに、100歳以上の高齢者の所在不明が相次いで発覚している問題が報じられております。 このような事態を受け、全国で高齢者の
所在確認が進む中、本市におきましても、先月9日に市内に住所を有する100歳以上の高齢者の方19人の
所在確認を行いました。その結果、14人の方は
介護保険施設や
医療機関で入所や入院をされておられることが確認でき、在宅の4人の方につきましては直接面会を行い、留守であった1人の方につきましても、近隣の方からの聞き取りを行うことにより、19人全員の所在を確認したところであります。 今後も高齢者の方が住み慣れた地域において安心して生活が送れるよう、
民生児童委員や
福祉委員の方々などと情報の共有化を図りながら、見守り体制の強化に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
越前大野城築城430年祭についてでありますが、この事業の大きなヤマの1つであります「第43回おおの
城まつり」は、先月の13日から16日までの4日間、越前お
おの結ステーションを中心に盛大に開催することができ、この期間で約12万人の人出がありました。とりわけ14日には、初めての
取り組みとなります「中学生みこし」と「
ダンスパフォーマンス」を実施し、
市内5つの中学校の生徒約480人が鮮やかな4色の法被をまとい、みこしを担ぎながら六間通りを練り歩いたり、息を合わせてダンスを踊る姿は、沿道の大勢の市民に感動を与えたところであります。 今後とも、おおの
城まつりの魁(さきがけ)イベントとして定着させていくことにより、
若者たちによる新しい
伝統文化の創造につながっていくことと大きな期待をしているところであります。 また15日には、
テレビ番組「出張!なんでも
鑑定団in越前おおの」の収録が行われ、会場の
文化会館は満席となる中、本市の隠れたお宝も出品されるなど、楽しい雰囲気で鑑定が行われ、盛況のうちに終わったところであります。この番組の様子は全国ネットで放送されますが、福井県での放映は今月26日に行われる予定となっており、越前おおのの魅力の発信につながるとともに、これからの
誘客拡大に大きな効果をもたらしてくれるものと考えているところであります。
市民自主事業におきましては、7月下旬に市内の
若者たちの力の結集により「越前おおのとんちゃんまつり」が開催され、2日間で約1万8,000人の方が訪れ、どの店にも長い列ができる賑(にぎ)わいぶりでありました。このような若い力による
まちづくりの
取り組みは、県内外への越前おおのの
情報発信ばかりではなく、地域の盛り上がりにもつながってまいりますので、今後も継続した力となってくれるよう働き掛けをしてまいりたいと考えております。 さて来月10月には、いよいよ築城430年祭の核となります
メーン事業を展開することになります。9日と10日には、越前お
おの結ステーションを中心にして、築城430年
祭記念式典、
ふるさとステージ・お
まつり広場、
記念パレードなどを開催する予定であります。 特に10日の
記念パレードでは、多くの市民の参加をはじめ、自衛隊や県警などの音楽隊、そして友好的に交流を進めております都市からの参加も予定しており、その隊列の「越前お
おの時空行列」には、金森長近公役に扮(ふん)する俳優の
山下真司さんと、先月の「お福の方コンテスト」でグランプリを受賞された方が加わり、総勢で約1,400人が市街地を練り歩くことになります。 また2日から24日までの23日間は、大野が誇る豊かな水や誇り高い
伝統文化など、越前おおのの魅力を一堂に集め、全国に発信する「越前お
おの魅力体感展示館」を設けるほか、1日からは五番商店街の旧
Fマートにおきまして「昭和の
こどもたち人形展」を開催し、市内外から多くの来訪者をお迎えすることといたしております。 これらの
メーン事業の運営に当たりまして、
市民ボランティアを募集しましたところ、現在までに約200人の応募があり、この築城430年祭を開催する狙いの1つであります「
市民総ぐるみ参加による
取り組み」の機運が高まってきていることを確信したところでもあります。さらにこの高まりを通して、市民が越前おおのに愛着と誇りを持ち、人やまち、そして産業の元気・創造につながってくることを期待しているところであり、これからの
メーン事業の成功に向けて、万全を期してまいりたいと考えております。 さて国におきましては、7月27日に閣議決定されました平成23
年度予算の
概算要求基準に基づき、先月末には各省庁から
概算要求が提出されました。政府は、新
年度予算の編成に当たって「
政治主導」による新たな
仕組みづくりを進めるとしており、目新しいものとしましては「元気な
日本復活特別枠」として、全省庁で一律10㌫カットする方法により捻出する1兆円余りの額を新成長戦略などに充てるとしております。 しかし、この程度の規模では実効性を疑問視する声が聞かれる一方、
概算要求においては、既存の事業を特別枠に振り替えるだけの動きが見受けられるなど、看板倒れとの懸念も出てきております。加えまして、この特別枠の確保ばかりに関心が集まり、増大する
社会保障費への対応などの難題が二の次になってしまいますと、本来の
予算改革が中途半端に終わってしまい、国民の失望感を一段と深めることになってしまうのではないかと危惧(きぐ)しているところでもあります。 一方、8月10日に発表されました内閣府の
月例経済報告によりますと、日本の景気の
基調判断は「着実に持ち直してきており、
自律的回復への基盤が整いつつある」と、2カ月連続で据え置いておりますが、アメリカの
景気回復の失速懸念から広がった円高・株安が、緩やかな回復を続けています
わが国経済に大きな影響を与えてきております。 このような状況を受け、政府・日銀は
経済対策の
基本方針と
追加金融緩和策を相次いで打ち出しましたが、対応が後手に回っているという感は否めないところであります。 本市の平成23年度当初予算の
編成作業は、これから準備を進めることになりますが、現在の国の情勢などから判断いたしますと、
地方財政対策などの方向性は不透明であります。 本年度の水準を実質的に維持するとされる
地方交付税や
ひも付き補助金の
一括交付金化など、国からの財源の先行きは見えてこない現状ではありますが、本市の新
年度予算の
編成方針の作成に当たりましては、その方向性を見極めることに力点を置きながら、的確な対応を図ってまいりたいと考えているところであります。 それでは、市政の
重要課題の
進ちょく状況や経過について申し上げます。 まず第五次大野市
総合計画の
策定状況についてでありますが、昨年度に
関係団体の代表の方や
学識経験者、
公募委員からなります
策定委員会を構築し、さらに本年度におきましては、その実務を担う
策定幹事会を設置して、これまで検討を重ねてまいりました。 このたび、
策定委員会におきまして「ひかりかがやき、たくましく、心ふれあうまち」を10年後の大野市の将来像とした
基本構想素案が取りまとめられ、先般の
議員全員協議会におきましてご説明を申し上げたところであります。 今後は、この素案について
パブリックコメントを実施するとともに、
議員各位のご意見も賜りながら、12
月定例会には
基本構想案をご審議いただけるよう作業を進めてまいる所存であります。 次に、
大野市過疎地域自立促進計画について申し上げます。旧和泉村は、
過疎地域自立促進特別措置法、いわゆる過疎法によりまして、その全域が
過疎地域に指定されており、平成17年の合併後も、
合併年度から平成21年度までを
計画期間とする
過疎地域自立促進計画を策定して、
和泉地域の振興に努めてきたところであります。この過疎法は、平成22年3月までの時限立法となっておりましたが、本年3月に一部改正が行われ、失効期限が延長されたことに伴いまして、新たに6年間の
自立促進計画を策定することになります。 現在、福井県で策定が進められております
過疎地域自立促進方針や第五次大野市
総合計画の
前期基本計画との整合性を図っていくとともに、
和泉地域審議会のご意見もいただきながら
策定作業を進めているところであり、早い時期にその計画案をお示しさせていただきたいと考えております。 次に、保健・医療・
福祉サービス拠点施設の整備について申し上げます。この施設の
建設工事につきましては、来月の14日・15日の両日、
大野有終会館におきまして第157回
北信越市長会総会が開催され、また11月上旬には大野市
総合文化祭が開催されることなどから、これらの行事が終了した後に速やかに着手できるよう準備を進めているところであり、平成23年度末の完成を目指すこととしております。 また
管理運営につきましては、管理・
運営等基本方針に基づき、現在、具体的な
サービスの在り方などについての
実施計画を策定しているところであり、施設が完成したときには、市民にとりまして利便性のある質の高い
サービスが提供できるよう努めてまいる所存であります。 次に、
行政改革の
実施状況について申し上げます。今般、平成21年度までを
推進期間といたしました第五次
行政改革の
実施状況を取りまとめましたので、
行政改革推進本部会議においてその内容を確認し、先月27日に開催いたしました
大野市行政改革推進委員会において報告を行ったところであります。 この内容について申し上げますと、
重点事項推進計画に掲げました153の取り組むべき
事務事業につきましては90.4㌫の
進ちょく率となり、民間委託の推進や
定員管理の適正化などにつきましては一定の成果を挙げるなど、第五次
行政改革に掲げました目標はおおむね達成ができたものと総括しております。 しかしながら、一部の項目におきましては未達成のところもありますので、今後は、その理由を十分検証していくとともに修正などを加えながら、第六次
行政改革の中で
取り組みを継続してまいる所存であります。 続きまして、
環境保全対策について申し上げます。越前お
おの環境基本計画の
重点プロジェクトの1つに掲げております「環境を想い行動する
人づくり」を進めるため「豊かな湧水のある
まちづくり」などをテーマにした
体験学習と、職員が小学校などへ出向いて、環境について学ぶ
出前講座を「越前お
おの環境塾」として本年度から実施しております。
体験学習につきましては、夏休みを中心に6月から8月にかけて、ホタルの観察や
湧水地巡りなどを5回開催し、親子146人の参加をいただいたところであります。また
出前講座につきましては、これまで
有終西小学校など7校11クラスで「ごみの分別と減量」についての学習を行っております。 ふるさとの将来を担う
子供たちが、ホタルが乱舞する里の川や澄みきった湧水を体感し、それを保全している方々の話を聞いたり、また、ごみとして捨てていた物がリサイクルされ、再び製品として利用できることを知ることにより、環境を保全していくことの大切さを理解し実践してくれるものと大きな期待をしているところであります。 今後も市民が環境について考えていただける機会を増やし、自ら考え行動できる
市民参加型の
まちづくりを進めるとともに、
循環型社会の構築、
自然環境の保全に努め、先人から受け継いできた本市の恵まれた環境を後世に伝えてまいりたいと考えております。 次に、
公立保育所の統廃合について申し上げます。昨年10月に提出されました
大野市就学前
子ども対策検討委員会の
最終報告書におきまして、
義景保育園は「
建築基準法による
耐震基準が改正される前に建設された建物であり、老朽化していること」、また「現在、
義景保育園に併設しております
地域子育て支援センターが保健・医療・
福祉サービス拠点施設に移転すること」などから、将来的に廃止する方向性が示されております。 市ではこれを受けまして、早ければ平成23年度末に
義景保育園を廃園する方向で、地元区長や保護者に説明を行い、ご意見をいただいたところ、おおむねご理解が得られましたことから、今後、このご意見を尊重しながら準備を進めてまいりたいと考えております。 なお、今後の幼稚園と保育所の在り方につきましても、
検討委員会からの報告を基本としていく中で、本市の人口の推移や国の施策の動向などを注視して取り組んでまいりたいと考えているところであります。 続きまして、
企業誘致関係について申し上げます。本市への進出が決定いたしましたファーストウッド株式会社では、来年4月の本格的な操業を目指し、100人の新規雇用を計画されておりますが、前倒しにより市内の求職者を積極的に採用するため、先月に求職者向けの会社説明会を2回開催されたところ、約200人の来場者があったと伺っております。 ファーストウッド社では、今後も月に一、二回程度の会社説明会や面接会を開催し、市内の求職者を雇用する予定をされており、本市の雇用情勢の改善に大きな効果をもたらしていただけるものと期待をいたしているところであります。 次に、中心市街地の活性化について申し上げます。まず先月完成をしました藩主隠居所でありますが、今月1日からの供用開始に先立ち、8月14日から16日までの3日間を見学会として開催しましたところ、市民をはじめ帰省客や観光客など、3日間で約2,000人のご来場をいただきました。 今後は、まちなか遠足や観光などの無料休憩所として活用してまいりますが、来月にはフォトギャラリー「湧水のみえる町」の開催を予定しており、このような市民の作品展示などを行う発表の場としても利用していただきたいと考えております。 また大和町市有地につきましては、効果的な活用を図るべく、市民を交えた整備検討会を開催してまいりましたが、このたび、その検討結果を踏まえまして整備基本計画案を取りまとめたところであります。 この計画案では、大和町市有地を結ステーション駐車場のサブ駐車場として位置付け、観光客など来訪者用の利便施設として整備することとしております。今後はこの計画案につきまして、
議員各位のご意見をいただきながら、計画に沿った効果的な利用が図られるよう平成23年度において整備を進めてまいりたいと考えております。 次に、越前おおのブランドの推進について申し上げます。先月10日、学びの里「めいりん」におきまして、越前おおのブランド大使の養老孟司先生を講師にお招きしまして「ふるさと大野を語る」と題した特別講演事業を開催いたしました。 先生は、昆虫の生息域や人体を例えに「暮らしやすいのは北陸のような地方。日本の基準となる暮らしがある」と、ふるさと回帰の必要性を述べられ、市民など約400人の参加者が熱心に耳を傾けられました。市としましては、この講演での先生の思いを念頭に置いて越前おおのの持つ魅力を再認識し、これからの
まちづくりを進めてまいりたいと考えております。 また先月、出向宣伝として参加しました「麻布十番納涼まつり・おらがくに自慢」では、市内の青年農業者と市職員が本市の農産物の販売を行ったほか、築城430年祭のガイドブックや観光パンフレットを活用して、本市における食の魅力と歴史、自然、文化などを積極的にPRしてまいりました。 今後とも中京や関東方面などの各種イベントに意欲的に参加し
情報発信を行うことにより、越前おおのブランドの確立につなげてまいりたいと考えております。 次に、農業情勢について申し上げます。7月に農林水産省が発表しました本年6月までの1年間における国内での米の需要実績は約810万㌧で、前年に比べ14万㌧減少しており、逆に6月末現在の在庫量は約316万㌧で18万㌧の増となっております。 こうした米の需給状況と全国における作況指数が平年並みであることなどから、平成22年産の新米は前年産米に比べ、1俵当たり1,000円を超える安値で取り引きされている地域もあり、これから米価の下落による農業所得への影響が危惧されるところであります。このため、米価安定を踏まえた適正な備蓄米の確保や農家所得を維持することができる政策の実施について、
関係機関に対しまして強く要望してまいりたいと考えております。 続きまして、
中部縦貫自動車道の整備について申し上げます。この道路の完成後を見据えた
まちづくりを進めております本市にとって、最も重要な課題は早期の供用開始であり、これまでも
関係機関に対して整備促進を強く求めてきているところであります。 最近における
取り組みについて申し上げますと、大野油坂道路の早期の工事着手と残る区間の早期事業化につきましては、7月と8月に国土交通省や近畿地方整備局などへ私が直接出向いて要望活動を行い、また去る2日には知事をはじめ沿線首長とともに、永平寺大野道路の早期開通、大野油坂道路の早期工事着手、そして必要な予算の確保を求める提言書を与党民主党に提出し「命の道」としての早期整備を訴えたところであります。 また市議会におかれましては、8月21日に福井地域戦略局への要望活動を実施していただくなど、日ごろのご協力とご支援には深く感謝を申し上げる次第であります。 今後も、
中部縦貫自動車道の整備費用が確保され着実に事業が推進されるよう、
関係機関に対して働き掛けてまいりますので、
議員各位におかれましても一層のご協力とご支援を賜りますようお願いいたします。 次に、地域公共交通について申し上げます。越前おおの地域公共交通総合連携計画に基づき、昨年10月から試験運行を始めました、まちなか循環バスと乗合タクシーは間もなく1年を経過しようとしております。 これまでの間、乗降調査などを基にダイヤ改正を行うなど、利便性の向上を図ってまいりましたが、まだ十分とは言えない状況であることから、運行2年目を迎える10月4日から大規模な改正を加えることといたします。特にまちなか循環バスにつきましては、南・北2つのルートの一体化や郊外の集客施設までのルート延長などを実施し、一層の利便性の向上を図ってまいります。 今後、この試験運行を平成23年度末まで継続していく中で、市民のニーズに応じた魅力ある公共交通
サービスが提供できるよう努めてまいる所存であります。 次に、湧水再生に向けての
取り組みについて申し上げます。越前おおのの湧水文化を継承し湧水を再生するため、これまで2カ年にわたるワーキング会議の調査・研究の結果を踏まえまして、仮称ではありますが「越前おおの湧水文化再生計画」の策定についてご協議をいただく大野市湧水文化再生
検討委員会を先月23日に立ち上げたところであります。 この委員会は、専門的な立場から本願清水イトヨの里館長の森 誠一氏に委員長として就任していただき、
学識経験者や
関係団体の代表などの委員で構成しております。今後は検討結果による各種施策についての議論を深めながら、国や県、市、事業者、そして市民のそれぞれが担う役割について協議を進め、本年度内に実効性のある再生計画と具体的な行動計画を策定してまいりたいと考えております。 それでは、ただ今上程されました各議案の概要についてご説明申し上げます。 まず予算議案につきましては、一般会計と7つの特別会計について、補正予算案のご審議をお願いするものであります。 一般会計の主な内容といたしましては、平成21年度末で積み立てをいたしました農業農村振興基金を活用する農産物加工販売支援事業、農事組合法人が整備する農業用機械などに対して支援を行う明日の地域農業を支える担い手条件整備事業、そして市内の宿泊施設での学生合宿に対して助成する学生合宿誘致事業や、現年災林道施設災害復旧事業など合計で1億1,845万円を追加し、予算の累計を178億1,892万8,000円とするものであります。 特別会計では、国民健康保険事業をはじめとする各特別会計について、それぞれ増額補正を行うもので、その内容といたしましては、各会計の前年度決算に伴います繰越金の処理が主なものであります。このほか、簡易水道事業特別会計では、
中部縦貫自動車道の建設に係る簡易水道施設の移設事業としての継続費を、また下水道事業特別会計では、下水処理センター維持管理の包括業務委託に係る債務負担行為を計上いたしております。 次に条例議案といたしましては、大野市中山間地域農村活性化施設設置条例の全部を改正する条例案を、その他の議案といたしましては、大野市道路線の認定及び廃止と高規格救急自動車売買契約の締結についてを提出しております。 また決算認定議案につきましては、平成21年度大野市歳入歳出決算と水道事業会計の決算の認定についてご審議をお願いするものであります。 各議案の
提案理由、その内容につきましては各担当部長から説明いたさせますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
砂子三郎君) 副市長、下河君。 (副市長 下河育太君 登壇)
◎副市長(下河育太君) 私からは、議案第53号から議案第60号までの予算議案8件、ならびに議案第64号および議案第65号の決算認定議案、以上10議案についてご説明申し上げます。 まず 議案第53号 平成22年度大野市一般会計補正予算(第2号)案からご説明いたします。 平成22年度大野市一般会計補正予算(第2号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億1,845万円を追加し、補正後の総額を178億1,892万8,000円とするものであります。歳入歳出の款項の区分および当該区分ごとの金額につきましては、3㌻からの第1表「歳入歳出予算補正」でお示ししてあるとおりであります。 それでは歳出から、4㌻の表に基づき説明をさせていただきます。 まず総務費では、和泉情報通信施設の光ファイバー移設工事費など、合計で262万1,000円を計上しております。 民生費では、児童扶養手当給付事業の増額やイベントにおける託児
サービスの充実を図るためのイベントキッズナーサリー整備事業など合計で408万5,000円を計上しております。 衛生費では、
新型インフルエンザワクチン接種に係る低所得者の負担軽減対策など、820万円を計上しております。 労働費では、ふるさと雇用再生特別基金事業および緊急雇用創出事業としまして、新たに13人の雇用創出を図るための経費としまして1,000万4,000円を計上しております。 農林水産業費では、農業農村振興基金を活用しました農産物加工販売支援事業、農事組合法人が行います農業用機械および施設整備を支援する明日の地域農業を支える担い手条件整備事業、間伐材搬出経費の増額など、合計で3,148万円を計上しております。 商工費では、九頭竜スキー場の圧雪車の購入、学生合宿誘致事業の増額などで合計2,471万円を計上しております。 土木費では、市道3路線の舗装補修工事など、合計で2,015万円を計上しております。 災害復旧費では、7月の豪雨による林道久沢本線の法面(のりめん)崩壊の災害復旧事業や林道3路線の市単独災害復旧事業で、合計で1,720万円を計上しております。 これらの財源といたしましては、3㌻にお示しのとおり、必要な歳入を見込んだものでありますが、分担金及び負担金では、県単土地改良事業の事業費割り当て減に伴い分担金を115万円減額し、国庫支出金では、児童扶養手当負担金として80万円を見込み、県支出金では、林道施設補助災害復旧事業、
新型インフルエンザワクチン接種事業、ふるさと雇用再生特別基金事業、緊急雇用創出事業、明日の地域農業を支える担い手条件整備事業など15事業の負担金・補助金、それに委託金といたしまして、合計で4,592万7,000円を見込んでおります。 一般財源といたしましては、繰入金として介護保険事業や老人保健の前年度の精算に伴う繰入金や農業農村振興基金から繰入金など、合計で2,066万円を。諸収入では、北部第三土地区画整理事業の清算に伴う還付金など、合計で5,075万8,000円、それに繰越金として145万5,000円を計上して収支を合わせております。 次に、 議案第54号 平成22年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)案について説明いたします。 大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,847万4,000円を追加し、補正後の総額を38億6,393万9,000円とするものであります。 4㌻の第1表「歳入歳出予算補正」をご覧いただきたいと思います。 保険給付費では、退職被保険者の増加などに伴い、退職被保険者等高額療養費補助金として1,800万円を計上し、保健事業費では、特定健診の受診率アップのための特定健診受診体制向上事業として47万4,000円を計上しております。 次に、歳入について説明させていただきます。3ページの第1表「歳入歳出予算補正」をご覧いただきたいと思います。 療養給付費交付金では、退職者医療交付金として1,800万円、県支出金では、特定健診受診体制向上事業補助金として23万6,000円を見込み、そして繰越金では、前年度繰越金として23万8,000円を計上しております。 次に、 議案第55号 平成22年度大野市老人保健特別会計補正予算(第1号)案について説明いたします。 大野市老人保健特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ144万9,000円を追加し、補正後の総額を275万6,000円とするものであります。 この特別会計の補正は、平成21年度の医療費などの精算に伴い、社会保険診療報酬支払基金からの超過交付分、それに国や県からの負担金の超過交付分の返還などを行うものであります。 次に、 議案第56号 平成22年度大野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案について説明いたします。 大野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ178万6,000円を追加し、補正後の総額を3億7,271万6,000円とするものであります。 この特別会計の補正は、平成21年度の精算に伴い、後期高齢者医療広域連合に未払い保険料を納付するとともに、一般会計から繰入金につきまして、超過交付分を一般会計に繰り出すものであります。 次に、 議案第57号 平成22年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)案について説明いたします。 大野市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)案は、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ3,806万4,000円を追加し、補正後の総額を32億5,266万1,000円とするものであります。 歳出について説明させていただきます。4㌻の第1表「歳入歳出予算補正」をご覧いただきたいと思います。 平成21年度の精算に伴い、基金積立金では、第1号被保険者の保険料余剰分を介護給付費準備基金に積み立てるため1,629万6,000円を、諸支出金では、国・県からの負担金の超過交付分の返還、それに一般会計への繰出金といたしまして2,176万8,000円を計上しております。 次に、歳入について説明させていただきます。3㌻の第1表「歳入歳出予算補正」をご覧いただきたいと思います。 支払基金交付金では、過年度分の介護給付費交付金として637万4,000円を見込み、そして繰越金では、前年度繰越金としまして3,169万円を計上しております。 次に、 議案第58号 平成22年度大野市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)案について説明いたします。 大野市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,533万8,000円を追加し、補正後の総額を1億9,249万4,000円とするものであります。 歳出について説明させていただきます。4㌻の第1表「歳入歳出予算補正」をご覧いただきたいと思います。 前年度の繰越金が確定したことに合わせまして、総務費では、21年度の消費税及び地方消費税の精算、ならびに本年度の中間申告に伴う消費税及び地方消費税の支払いのため103万2,000円を計上し、簡易水道費では、剰余金のそれぞれの簡易水道基金への積立金、それに
中部縦貫自動車道の建設に係る下庄北部簡易水道施設の移設工事としまして、合計で2,430万6,000円を計上しております。 次に、歳入について説明させていただきます。3㌻の第1表「歳入歳出予算補正」をご覧いただきたいと思います。 繰越金では、前年度繰越金として2,383万8,000円を。諸収入では、移設工事に伴う補償金として150万円を計上しております。 次に5㌻、第2表「継続費」でありますが、下庄北部簡易水道施設移設事業につきまして、事業費の総額を390万円としまして、平成22年度および平成23年度の年割額を、平成22年度で150万円、平成23年度で240万円と定めております。 次に、 議案第59号 平成22年度大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)案について説明いたします。 大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,180万2,000円を追加し、補正後の総額を3億4,421万5,000円とするものであります。 この特別会計の補正は、前年度の繰越金が確定したことに合わせまして、21年度の消費税及び地方消費税の精算、ならびに本年度の中間申告に伴う消費税及び地方消費税の支払いを行うとともに、剰余金を阿難祖処理区など13の処理区に基金積み立てをするものであります。 次に、 議案第60号 平成22年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第2号)案について説明いたします。 大野市下水道事業特別会計補正予算(第2号)案は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ500万円を追加し、補正後の総額を10億5,401万4,000円とするものであります。 この特別会計の補正は、歳出では、
中部縦貫自動車道の建設に係る下水道管の移設工事や宅地開発に伴う管渠(かんきょ)埋設工事としまして500万円を計上し、歳入では、これらの工事に伴う一般会計からの繰入金を100万円、それに埋設工事の負担金および移設工事の補償金として400万円を計上したものであります。 次に5㌻第2表「債務負担行為」でありますが、大野市下水処理センターの維持管理包括業務委託期間が本年度末で終了することから、平成23年度以降の維持管理業務につきまして債務負担をお願いするもので、その期間を「平成23年度から平成25年度まで」に、限度額を7,400万円としております。 次に、 議案第64号 平成21年度大野市歳入歳出決算認定について説明いたします。 この議案は、地方自治法の規定に基づきまして、平成21年度一般会計および特別会計の歳入歳出決算につきまして、監査委員の意見を付しまして、議会の認定をお願いするものであります。なお、別に「主要な施策の成果に関する報告書」も添付しておりますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 決算書の内容、内訳等につきましては、別に説明の機会を与えられますので、ここでは平成21年度大野市歳入歳出決算書の総括表で説明をさせていただきます。平成21年度歳入歳出決算書の3㌻をお開きいただきたいと存じます。 まず会計区分欄の一般会計でございますが、予算現額では193億8,167万円、歳入決算額では187億9,170万8,117円、歳出決算額は180億8,617万3,214円、差引残額で7億553万4,903円となりました。 次に特別会計全体で申し上げますと、予算現額は100億2,828万5,000円、歳入決算額は97億3,298万3,922円、歳出決算額は94億5,172万7,737円、差引残額で2億8,125万6,185円となっております。各特別会計の内訳は表にお示ししてあるとおりでございます。 一般会計と特別会計の合計額は、最下段にありますように、予算現額は294億995万5,000円、歳入決算額は285億2,469万2,039円、歳出決算額は275億3,790万951円、差引残額で9億8,679万1,088円となりました。 なお、次ページ以降には各会計の事項別明細書や実質収支に関する調書などを付してありますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 次に、 議案第65号 平成21年度大野市水道事業会計の決算認定について説明いたします。 この議案は、地方公営企業法の規定に基づきまして、平成21年度大野市水道事業会計の決算を監査委員の意見を付して、議会の認定をお願いするものであります。 決算の内容でございますが、決算書の1㌻をお開きいただきたいと存じます。 まず収益的収入及び支出のうち収入。第1款水道事業収益は、予算額の合計で1億3,736万9,000円、その決算額は1億1,990万3,008円となっており、予算額に対しまして1,746万5,992円の減額となっております。 次に、収益的収入及び支出のうち支出。第2款水道事業費用は、予算額の合計で1億3,736万9,000円、その決算額は1億1,742万2,233円となっており、1,994万6,767円が不用額となっております。 次に2㌻をお願いいたします。資本的収入及び支出のうち収入。第3款資本的収入は、予算額の合計で7,750万円、その決算額は7,178万7,779円となっており、予算額に対しまして571万2,221円の減額となっております。 次に、資本的収入及び支出のうち支出。第4款資本的支出は、予算額の合計で1億6,548万4,000円、その決算額は1億5,165万6,786円となっており、1,382万7,214円が不用額となっております。 また欄外に記してありますように、資本的収入額が資本的支出額に不足いたします額は7,986万9,007円でありますが、これは過年度分損益勘定留保資金で4,538万8,990円、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で3,200万4,137円、それに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で247万5,880円として補てんをしております。 3㌻以降には、損益計算書、貸借対照表などの関係調書を付してありますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。 以上で、私からの各議案の説明を終わらさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
砂子三郎君) 産業経済部長、長谷川君。 (産業経済部長 長谷川雅人君 登壇)
◎産業経済部長(長谷川雅人君) 私からは、産業経済部が所管いたします議案についてご説明申し上げます。 議案第61号 大野市中山間地域農村活性化施設設置条例の全部を改正する条例案についてご説明申し上げます。 大野市中山間地域農村活性化施設「スターランドさかだに」につきましては、平成21年3月に福井県から無償譲渡を受け、同年4月に設置条例を制定しましたが、平成23年4月以降の施設の管理・運営について指定管理者制度を導入したいので、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、施設の管理を指定管理者に行わせることができるよう必要な条項を加え、設置条例の全部を改正する条例案でございます。 改正内容は、設置条例に新たに施設の管理を指定管理者に行わせることができる旨の規定、施設の開館時間や休館日の規定などを追加するものであります。 なお、この条例の施行日は公布の日としておりますが、経過措置として平成23年3月31日までは従前の条例を適用することとしております。 以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
砂子三郎君) 建設部長、堂下君。 (建設部長 堂下義治君 登壇)
◎建設部長(堂下義治君) 私からは、 議案第62号 大野市道路線の認定及び廃止についてご説明申し上げます。 今回、市道認定9路線・廃止路線4路線を上程させていただいております。 路線認定調書をご覧ください。市道認定9路線は、宅地の開発行為や
中部縦貫自動車道整備に係ります路線など、新規の認定が5路線、また起終点を変更する路線が4路線でございまして、いずれも市民生活の利便性に不可欠であり「市道認定等手続き基準」に適合しておりますことから、市道として認定をお願いするものでございます。 次に路線廃止調書をご覧ください。今回廃止します市道は、先の路線認定に伴い起点または終点の変更により廃止する路線など、4路線の廃止をお願いするものでございます。 市道路線としての認定と、それに伴い不要となります市道路線を廃止するため、道路法第8条第2項および第10条第3項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
砂子三郎君) 消防長、谷口君。 (消防長 谷口利和君 登壇)
◎消防長(谷口利和君) 私からは、 議案第63号 高規格救急自動車売買契約の締結についてご説明申し上げます。 この契約の締結に当たりましては、財産の取得に係る予定価格が2,000万円以上となるため、地方自治法第96条第1項第8号および議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 契約の内容でありますが、履行場所は大野市消防本部、契約金額は2,394万円であります。なお、この金額には消費税及び地方消費税が含まれております。 契約の概要といたしましては、高規格救急自動車1台ならびに装備品、積載品および艤装一式であります。契約の相手方は、福井市下荒井町19字50番地、福井トヨタ自動車株式会社、代表取締役、宮嶋良夫であります。 以上であります。よろしくお願いいたします。
○議長(
砂子三郎君) 以上で本日の日程が全部終了いたしました。 ただ今議題となっております議案に対する質疑を含め、
一般質問は13日・14日の両日行います。質問通告は、明後日8日の午前10時までにお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでございました。(午前11時05分 散会)...