小浜市議会 > 2017-02-20 >
02月20日-01号

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  1. 小浜市議会 2017-02-20
    02月20日-01号


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    平成29年  3月 定例会(第1回)   平成29年2月20日小浜市議会定例会会議録(その1)●出席議員(17名) 1番  熊谷久恵君  2番  竹本雅之君 3番  牧岡輝雄君  4番  藤田靖人君 5番  佐久間 博君 6番  西本清司君 7番  小澤長純君  8番  今井伸治君 9番  能登恵子君  10番  下中雅之君 11番  三木 尚君  12番  垣本正直君 13番  藤田善平君  14番  風呂繁昭君 15番  富永芳夫君  16番  清水正信君 17番  池尾正彦君●欠席議員(なし)●地方自治法第121条の規定による議場出席者職氏名     市長        松崎晃治君     副市長       東 武雄君     総務部長      伊須田 尚君     総務部特命幹    安田一雄君     総務部次長     檀野清隆君     総務部次長     松川雅弘君     総務部生活安全課長 岩滝満彦君     企画部長      刀禰幸広君     企画部次長     東野克拓君     企画部財政課長   松見一彦君     民生部長      松井俊樹君     民生部次長     岡 正人君     民生部高齢・障がい者元気支援課長               清水淳彦君     民生部市民福祉課長 山本佳代子君     産業部長      天谷祥直君     産業部次長     和久田和典君     産業部次長     御子柴北斗君     産業部次長     岩本喜洋君     産業部上下水道課長 青木英希君     教育委員会教育長  森下 博君     教育部長      大下雅章君     教育部次長     前野浩良君●議会事務局長および書記 議会事務局長        齊藤睦美 次長            領家直美 書記            瀬尾光博●議事日程   平成29年2月20日 午前10時35分開議  日程第1       会期決定  日程第2       公立小浜病院組合議会議員の選挙  日程第3 議案第1号 専決処分につき承認を求めることについて(平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号))  日程第4 議案第2号 平成28年度小浜市一般会計補正予算(第7号)       議案第3号 平成28年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)       議案第4号 平成28年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)       議案第5号 平成28年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)       議案第6号 平成28年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)       議案第7号 平成28年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第3号)       議案第8号 平成28年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)       議案第9号 平成28年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第3号)       議案第10号 平成28年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計補正予算(第1号)       議案第11号 平成28年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)  日程第5 議案第39号 平成28年度小浜市一般会計補正予算(第8号)                           午前10時35分開会 △開会・開議 ○議長(下中雅之君) これより平成29年第1回小浜市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 △黙祷 ○議長(下中雅之君) 議事に先立ち、去る1月13日逝去されました宮崎治宇蔵君のご冥福をお祈りいたしまして、黙祷をささげたいと思います。一同ご起立をお願いいたします。黙祷。     (黙祷) ○議長(下中雅之君) 黙祷を終わります。ご着席ください。 △追悼演説 ○議長(下中雅之君) 宮崎治宇蔵君に対します追悼演説を行いたいとの申し出がありますので、これを許可いたします。 13番、藤田善平君。 ◆13番(藤田善平君) 追悼の言葉。 去る1月13日ご逝去されました故宮崎治宇蔵議員に対しまして、小・中学校の同級生であり、青年団活動などをともにし、その後も地域の行事にお互い参加し、助け合い補い合ってきた地区の同僚として、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し上げます。 亡くなられた当日の午後3時ごろ市役所前で出会い、いつものように私に「頑張っとるな」と声をかけてくれましたので、「あんたも頑張れよ」と言葉を交わしたばかりでした。 翌日の早朝、宮崎議員が昨晩亡くなられたとお聞きし、にわかには信じがたく、すぐにご自宅へ伺いました。布団に横たわっておられる議員の姿は、まるで今にも起きてこられるのではないかと思いました。 宮崎議員、私たち小浜市議会議員一同は、議員の突然の悲報に接し、ひとしく深い悲しみに包まれております。議員は平成3年5月に初当選され、以後、6期の長きにわたり務められ、総務民生常任委員長や広報委員長などの要職を歴任され、地方自治の推進に大きな足跡を残されました。 日ごろから青色の自動車で活動されている姿は印象的であり、その地道な活動を通じ、福祉や医療、教育といった市民の生活に密着した声をその代弁者として行政に届けておられました。議会での質疑などでは、毎回活発に発言され、行政と対峙し議論を交わされていた姿は大変頼もしく、その卓越した行動力は私たち議会だけでなく、ご家族や友人などの心の中で末永く生き続けていくことでしょう。 また、地域の活動においても多くの役職を務められました。若いころから長距離走が得意で、市民体育祭や青年団などの大会でよく表彰されておられ、一昨年の国富地区一周駅伝でも元気に走っておられました。しかし、このようなことになろうとは思いもよらず、いまだ信じがたい思いはいたします。 本日ここに、平成29年第1回定例会が開会されましたが、もはや、その姿に接することができず、人の世のはかなさ、無常を覚えるとともに、惜別の情を禁じ得ません。宮崎議員の多くの実績は、長く市民の心の中に生き続けることと確信いたします。ここに、ありし日の宮崎議員の面影をしのび、生前のご功績をたたえ、心からご冥福をお祈り申し上げ、追悼の言葉といたします。平成29年2月20日、小浜市議会議員、藤田善平。 △諸般の報告 ○議長(下中雅之君) 諸般の報告をいたさせます。 議会事務局長、齊藤君。 ◎議会事務局長(齊藤睦美君) 報告いたします。 12月22日、議会運営委員会が開催されました。 12月26日、公立小浜病院組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 同日、北陸新幹線小浜京都ルート決定祝賀イベントが開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 12月27日、若狭消防組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 同日、嶺南広域行政組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 12月28日、平成28年度11月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 1月5日、若狭消防組合消防出初式が開催され、関係議員が出席しました。 1月6日、若狭交通安全祈願式が開催され、議長が出席しました。 1月8日、成人式が開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 1月10日、全員協議会北陸新幹線小浜京都ルート早期実現特別委員会議会報告会連絡会がそれぞれ開催されました。 同日、第197回福井県原子力環境安全管理協議会が敦賀市で開催され、議長が出席しました。 同日、小浜商工会議所新春議員懇談会が開催され、議長が出席しました。 1月11日、愛知県蟹江町議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 1月12日、栃木県小山市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 同日、株式会社ケーブルテレビ若狭小浜新春年賀会が開催され、議長が出席しました。 1月13日、広報委員会が開催されました。 1月14日、「ありがとうオバマ大統領」イベントが開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 1月16日、産業教育常任委員会が17日にかけて滋賀県東近江市、愛知県大府市において管外行政視察を実施し、関係議員が出席しました。 1月20日、議会運営委員会が開催されました。 同日、市内において新春初釜が開催され、関係議員が出席しました。 1月22日、小浜市身体障害者福祉連合会の新春のつどいが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 1月24日、石川県加賀市議会、熊本県天草市議会の行政視察を受け入れ、正副議長がそれぞれ歓迎の挨拶を述べました。 1月25日、平成28年度12月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 1月26日、愛知県尾張旭市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 1月26日、27日の両日、若狭消防組合の行政視察が兵庫県三木市、三田市で実施され、関係議員が出席しました。 1月27日、若狭霊場の供養法要が行われ、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、長野県池田町議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 同日、小浜市体育協会の新年会が開催され、議長が出席しました。 1月28日、小浜市文化財防火訓練が実施され、議長ならびに関係議員が出席しました。 1月29日、小浜市遺族会の新年会が開催され、議長が出席しました。 2月1日から2日にかけて、正副議長、関係議員により北陸新幹線の早期全線開業を求める中央要望が行われました。 2月2日、愛知県岡崎市議会、静岡県沼津市議会の行政視察を受け入れ、関係議員が歓迎の挨拶を述べました。 同日、全国広域連携市議会協議会第48回総会が東京都において開催され、議長が出席しました。 同日、嶺南広域行政組合議会が3日にかけて大阪市ほかで管外視察を行い、関係議員が出席しました。 2月5日、婦人のつどいが開催され、議長が出席しました。 2月6日、嶺南広域行政組合代表者会議がおおい町で開催され、関係議員が出席しました。 2月7日、福井県市議会議長会定期総会が大野市で開催され、議長が出席しました。 同日、公立小浜病院組合議会の行政視察が京都府福知山市で実施され、関係議員が出席しました。 同日、福井県永平寺町議会管外行政視察を受け入れました。 2月9日、各派代表者会全員協議会がそれぞれ開催されました。 2月13日、各派代表者会議会運営委員会がそれぞれ開催されました。 2月14日、全員協議会議会報告会連絡会がそれぞれ開催されました。 2月17日、若狭消防組合議会定例会が開催され、関係議員が出席しました。 本日、議会運営委員会全員協議会がそれぞれ開催されました。 ただいまの出席議員は17名であります。 地方自治法第121条の規定による本日の議場出席者は、松崎市長ほか21名であります。 以上、報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(下中雅之君) 本日の会議録署名議員は、小浜市議会会議規則第79条の規定により、議長において3番、牧岡輝雄君、12番、垣本正直君を指名いたします。 本日の日程は、配付いたしました印刷物のとおりであります。 △会期決定 ○議長(下中雅之君) 日程第1 会期決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長より申し出のとおり、本日より3月21日までの30日間といたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日より3月21日までの30日間と決定いたしました。 △所信表明 ○議長(下中雅之君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) 所信表明を申し述べるに先立ち、去る1月13日にご逝去されました故宮崎治宇蔵議員に、心より哀悼の意を表します。 18番議席には、ありし日の元気なお姿を見ることができず、改めて惜別の情にたえないところでございます。氏は、平成3年の初当選以来、6期合わせて22年の永きにわたり、議員一筋に小浜市のために尽くされてこられました。 任期半ばでのご他界には、ご本人はもとよりご遺族・支援者の皆様のご無念さはいかばかりかとお察し申し上げる次第でございます。生前のご功績に対しまして、心より尊敬の念と感謝の意をささげますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 さて、平成29年3月小浜市議会定例会の開会に当たり、所信表明の機会をいただきましたことに対し、感謝申し上げます。引き続き、市民の皆様の負託に応えられますよう、日々新たな気持ちで、小浜市の発展に全力を尽くしてまいる所存でございますので、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 さて、昨年末の12月20日には、本市の最重要課題でありました、北陸新幹線敦賀・大阪間のルートが、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームにおいて、小浜・京都ルートに決定されました。昭和48年に政府の整備計画に定められて以来、先人から引き継いできた小浜市の40年来の悲願が成就いたしましたことは、将来の小浜市のまちづくりを左右する大変大きな出来事と捉えております。我々が求めてきた小浜・京都ルートに決定したことは大変喜ばしく、ルート決定に至るまでの間、市議会をはじめ、市民の皆様には要請活動、決起大会への参加など力強いご支援をいただきましたことに対し、改めてお礼を申し上げます。 さて、決定された小浜・京都ルートは、小浜から京都駅を経由し、新大阪駅に至るルートであり、来年度からは、駅・ルートの公表に向けた詳細調査が始まります。駅の場所につきましては、JR小浜線との乗換え、また舞鶴若狭自動車道小浜インターチェンジとのアクセスのよい場所に設置するよう関係機関に要望してきており、今後も要望してまいります。 小浜からの所要時間につきましては、国土交通省の試算によりますと小浜・京都間は19分、新大阪までは34分となっております。小浜と京都は、昔から鯖街道を通じて人々や物資の交流があり、深いつながりがあったわけでございます。 新幹線によって時間が短縮され、大量輸送が可能になりますと、京都・大阪など関西圏との交流が一層深まり、交流人口の拡大、企業進出による新たな雇用の創出、また関西が通勤・通学圏内になるなど、本市にとって極めて大きな効果をもたらすとともに、新たなまちづくりが可能となります。このような新幹線の整備効果を早期に十分に発揮するためには、早期全線開業が必要不可欠でございます。 昨年公表されました国土交通省による敦賀・大阪間の調査では、着工が平成43年、工期が15年と想定されております。そうなると完成は30年後になります。早期開業を実現させるためには、この30年をいかに短縮するかが重要となってまいります。 今後、国や関係機関に対し、建設財源確保の速やかな検討や、北海道新幹線札幌開業よりも早いフル規格での全線整備などを、県とも協力しながら強力に要請してまいります。 また、このような活動と並行して、新幹線小浜駅開業を見据えた新たなまちづくりを進めていかなくてはなりません。当面は、3年程度かけて、新たなまちづくり構想を策定すべく準備を進めてまいりたいと考えております。今年を、新たにまちづくり元年と捉え、将来の小浜が新幹線の整備効果を最大限に生かせるまちになるよう取り組んでまいります。議員の皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。 次に、平成29年度の当初予算について申し上げます。 平成29年度の当初予算につきましては、人口減少対策として、地方における安定した雇用の創出、地方への新しい人の流れ、まちの活性化を促すための諸施策をはじめ、道の駅とまちの駅を結び、市街地への導入を図る重要な幹線道路であります小浜縦貫線の整備、小浜美郷小学校の建設、福井しあわせ元気国体の開催に向けた準備などの大型事業を着実に推進する施策に加え、将来に向けて、北陸新幹線小浜京都ルートの整備効果を最大限引き出すための準備に取りかかれるよう、積極的な予算を編成したところでございます。 小浜市の将来の礎を築くこれらの施策をはじめ、私が掲げた公約に基づき、「小浜を研く」をスローガンとして各施策を着実に進めるとともに、効率的で効果的な財政運営に努めてまいります。 それでは、所信の一端を、私の5つの公約、1、「産業をみがく」、2、「観光をみがく」、3、「文化・教育をみがく」、4、「生活をみがく」、5、「行政をみがく」に基づき、主なものにつきまして申し述べさせていただきます。 初めに、「産業をみがく」について申し上げます。 まず、企業誘致の推進と企業団地の造成について申し上げます。 雇用の場の創出および人口減少対策を考える上で、企業誘致の推進と企業団地の造成は、重要な施策の一つであると考えております。人口減少対策に関する市民アンケートの回答でも、企業誘致・雇用の創出が必要という回答が最も多く、今後も私自身が先頭に立ち、特に若者にとって魅力ある雇用の場の創出を実現するため、企業誘致に取り組んでまいります。 企業の進出状況といたしましては、平成24年度以降、5社に進出していただいておるほか、うち3社については、さらなる工場増設を実現しており、これらにより、新たな雇用の創出や雇用の確保が生まれております。残り1区画が未分譲となっております竜前企業団地につきましても、以前より売却に向けた交渉を進めており、この交渉がまとまれば、新たな雇用創出につながるものと大いに期待しております。 一方、本市が保有している企業団地は、竜前企業団地の1区画1.8ヘクタールのみであり、新たな企業団地の整備が必要となっております。昨年には、候補地の交渉窓口となる対策委員会を関係者の皆様で組織していただき、新たな企業団地の整備に向けた協議を進めているところでございます。 次に、空き工場や空き家などを利用した企業・創業支援ネットワーク化への取り組みおよび市内企業に対する企業経営持続総合支援窓口への取り組みについて申し上げます。 昨年度、市内で創業する方の必要経費の一部を支援し、創業喚起を図るため、創業チャレンジ事業補助金を立ち上げました。9件の採択のうち、女性創業者が5名、市街地の空き店舗を利用した創業者が1名と、女性の就業と空き店舗解消に当事業が一助となったことは非常に喜ばしいことと考えており、次年度以降も支援を継続してまいりたいと考えております。 また、創業支援ネットワークにつきましては、小浜市創業支援事業計画に基づき、小浜商工会議所株式会社日本政策金融公庫市内金融機関と連携し、創業希望者の支援を行っており、商工観光課が窓口となり、創業希望者の創業前後のフォローアップを行う体制をとっております。 また、この1月には、クラウドファンディングにより、小浜市の魅力発信に資する新たな事業展開に取り組む事業者等を支援するため、市内金融機関小浜商工会議所、仲介事業者と協定を締結いたしました。この協定に基づき、ファンドを活用した創業に向け、連携する関係機関と一体となり、事業者を支援してまいります。 このように、事業者に対するきめ細かな支援を関係者と連携し継続することで、今後も数多くの成功事例につなげてまいりたいと考えております。 次に、伝統産業の後継者育成支援について申し上げます。 本市を代表する伝統工芸としては、若狭めのう細工や400年以上の歴史がある若狭塗があります。特に、塗箸は国内生産のトップシェアを誇っております。塗箸の販路拡大へ向けた取り組みとして、昨年、香港で行われた「日本秋祭りin香港」と「天皇誕生日祝賀レセプション」へ出展いたしました。 また、関西の総領事館や海外経済機関を対象とした関西領事館フォーラムを小浜市で開催し、小浜の食文化や若狭塗箸を国内外に広くPRいたしました。いずれのプロモーションも好評を博したことから、イオン香港より商談をいただいており、取引に向けた調整を進めているところでございます。平成29年度におきましても、引き続き香港に足を運び、若狭塗箸フェアを実施するとともに、販路拡大に取り組んでまいりたいと考えております。 一方、伝統産業の後継者の育成は長年の課題となっており、この課題を解消するため、若狭塗の習得に専業的に従事する方を広く全国に公募したところ、1名の応募がございました。昨年の10月から伝統工芸士による指導が順調に進められており、後継者になられることを期待しております。 また、若狭工房におきましては、例年夏休みに実施しております伝統工芸の無料体験を通年で開催し、市内の小中学生に本市の伝統工芸を体験していただくことで、親しみを持っていただき、後継者育成につながっていくことを期待しております。 次に、農業振興について申し上げます。 本市では、地域全体で地域の農業を守り、発展させていく体制づくりを進めております。一昨年の宮川地区に続き、昨年は松永・国分地区、飯盛地区で話し合いが進められ、合計で約180ヘクタールの農地が集積されました。 さらに、地域ぐるみで農業に取り組む集落営農の設立支援に向けた集落営農リーダー養成講座を開催したところ、多数の地域からご参加をいただいたところであり、また、農業の基盤整備である土地改良事業に取り組みたいという声も複数の地域から聞くようになりました。まさに、地域の皆様の将来の農業に対する意識の高まりを感じているところでございます。 今後も地域に足を運び、地域の皆様とともに考えることで、地域の意識を高め、農業・農村の活性化に向けた地域の動きにつなげてまいりたいと考えております。 また、これまでの水稲を中心とした農業から、今後も需要が見込まれ、高い所得を上げることができる園芸作物を組み合わせた農業へと進化させ、振興を図る必要があることから、これまで、大規模園芸ハウス整備や園芸用の機械導入等の支援を行ってまいりました。 昨年には、尾崎区で本市が支援した青ネギを生産する大規模園芸ハウスが本格稼働を開始し、「若狭幸福(しあわせ)ねぎ」のブランドで、JA若狭により、市内はもとより、関西地方にも出荷されております。 さらに、現在、宮川地区でもミディトマトを生産するハウスを新たに整備しており、来月、完成予定となっております。これで小浜市内の大規模園芸ハウスは4カ所目となり、本市は、県内でも有数の園芸ハウスの先進地となりつつあります。 さらに、6次産業化商品をはじめとする、地域の特色を生かした産品につきましては、商品開発から、開発後の商品の磨き上げ、販路開拓までを総合的に支援してまいりました。このことにより、大都市圏で販売される商品も出てくるなど、一定の成果を上げつつあります。 今後も、総合的な支援を行うことにより、小浜市産品の販路拡大を目指すとともに、農林漁業者の収益力の向上、地域経済の活性化につなげてまいります。 次に、鳥獣害対策について申し上げます。 小浜市の鳥獣害対策につきましては、恒久金網柵等の設置により有害鳥獣の農地への侵入を防ぐ侵入防止対策、猟友会会員による有害鳥獣の捕獲・駆除、集落による恒久金網柵等の維持管理や追い払い活動等の集落主体の取り組みの3本柱で取り組んでおります。 中でも鹿の捕獲・駆除につきましては、本市は福井県内でトップクラスにあり、平成27年度におけるニホンジカの捕獲頭数は1,549頭と、一昨年度に続いて2年連続で県内最多の実績でございました。これらの取り組みの結果、農作物被害は、近年で最も多かった平成20年度の1,740万円から、昨年度は391万円まで減少しており、着実に効果を上げております。平成29年度も、これまで講じてきた鳥獣害対策の効果を維持・発展させるため、きめ細かな対策を行ってまいります。 一方、猟友会会員の高齢化が進んでおり、中長期的な課題として、地域に鳥獣害の実態と対策の意義を周知し、新たな担い手の育成・確保につなげていくことが重要となっております。このため、研修会の開催や広報を通じたPRに加え、小中学校での総合学習やジビエ給食をさらに拡大してまいります。 次に、水産振興について申し上げます。 小浜は、日本遺産にも認定された京都へと続く鯖街道の起点であり、小浜といえば鯖というイメージが定着しております。昨年より「鯖、復活プロジェクト」として、マサバの養殖を開始するとともに、小浜の歴史・文化と密接に関わりのある鯖に焦点を当てた情報発信を開始いたしましたところ、延べ100件を超える新聞やテレビ、ラジオ、雑誌などのメディアにも取り上げていただくなど、全国から多数の反響がございました。改めて、小浜の鯖に対する世間の関心の高さに驚かされたところでございます。 この養殖サバは、昨年開催した鯖サミットin若狭おばまで、そのお披露目後、まちの駅をはじめとして、市内の飲食店や民宿で刺身として提供いたしましたところ、大変好評をいただき、提供開始後、約1か月半で予定していた数量を完売いたしました。この結果を受け、平成29年度に向けてさらに事業規模を拡大するため、昨年の12月議会で県外産種苗6,000尾を追加する予算をお認めいただき、現在養殖をしております小浜産の種苗2,000尾と合わせ、約8,000尾の養殖に取り組んでいるところでございます。 また、安定供給に向け、人工種苗の生産にも取り組みたいと考えており、需要に応じて生産量を拡大し、事業開始3年程度での事業化を目指してまいります。 さらに、近年、回転寿司などで人気が高く、福井県が産地化を進めるトラウトサーモンにつきましても、小浜市漁業協同組合、漁業者、民間企業からなるトラウトサーモン養殖振興協業体により、昨年11月末から、従来にはない大規模な養殖を開始したところであり、本年5月には出荷を予定しております。加えて、水産資源の増大に向けた海底耕うんや藻場の造成を進めるとともに、小浜の漁獲の主力である定置網漁についても、持続可能かつ安定的な漁獲を確保するための予算を、今議会にご提案させていただいているところでございます。 このように、漁港により異なる、多様な浜の特徴を生かした漁業を推進することで、小浜の看板の一つである若狭ものの生産を拡大し、水産業の活性化、小浜のPRにつなげてまいりたいと考えております。 次に、林業振興について申し上げます。 小浜市の面積の8割は森林が占めており、土壌保全や水源涵養等に当たって、森林の適切な管理は非常に重要でございます。市内の森林は、利用期を迎えた人工林が増加しており、伐採、搬出される木材量も増加傾向にありますが、木材価格の低迷により、伐採木全ての利活用は難しく、未利用間伐材が発生することが予測されます。 このため、木質資源の地域内での有効活用に向け、昨年11月21日に、木質バイオマスボイラー導入の検討および協議を行う小浜市木質バイオマス利用協議会を設立いたしました。この協議会において、木質バイオマスに関する調査研究を行い、未利用間伐材などを燃料とするバイオマスエネルギーの利活用に向けた取り組みを市内全体に広め、市内の林業・製材業の活性化を図るとともに、従来価値のなかった地域資源に新たな価値を生み出し、地域内の経済循環を創出したいと考えております。 次に、Uターン希望者に魅力的な地域づくり・就業環境の整備について申し上げます。 若年層の定住促進、地場産業および市内製造業の雇用の安定と活性化を図るため、市内の製造業に就職された方を対象に、ものづくり就職奨励金を交付しております。これは1年間継続して就業した新規学卒者やU・Iターン者を対象に10万円を交付するもので、早期離職対策に寄与しており、平成28年度は26名に交付いたしました。 平成29年度につきましても、ものづくり就職奨励金を継続するとともに、事業所におけるインターンシップの受け入れや、中小企業の人材育成に対し支援を行うことで、さらなる雇用の確保や早期離職の防止に努めてまいりたいと考えております。 また、魅力的な地域づくりの要素といたしましては、中心市街地や商店街のにぎわい創出が必要でございます。昨年度、市街地活性化などについての連絡・協力に関する協定を締結しております若狭東高校の生徒により、はまかぜ通り商店街の空き店舗を利用したまちなかカフェ等の取り組みを3度実施していただきました。 今後も、これらの取り組みを支援し、若者が活躍する場を作ることで、にぎわいの創出や魅力的な地域づくりにつなげてまいりたいと考えております。 また、昨年9月には厚生労働省福井労働局と雇用対策協定を締結し、締結後に策定した事業計画に基づき、諸問題に取り組んでいるところでございます。今後も、若者に向けた企業紹介やPRを、福井労働局と一体となって実施し、地域振興、活力あるまちづくり、地域住民の雇用の安定等への取り組みを、より効果的に実施してまいりたいと考えております。 次に、私の公約の2つ目に掲げる「観光をみがく」について申し上げます。 まず、DMOによる稼げる地域づくりについて申し上げます。 株式会社まちづくり小浜「おばま観光局」につきましては、平成22年の設立以来、市内観光関係諸団体との連携のもと、着地型体験旅行の企画や各種にぎわい創出イベント等に取り組んでおります。昨年には、ふくい観光活性化ファンドの投融資を受け、財務基盤の強化を図るとともに、日本版DMO候補法人として登録されるなど、名実ともに、本市の観光まちづくりをプロデュースし、牽引するための組織として進化を続けているところでございます。 今後も、市のブランドイメージ構築に向け、積極的に関与するとともに、経済への波及を念頭に、さらなる観光誘客の増大に資する取り組みを進め、市内各業者の収益増につながるよう知恵を絞ってまいりたいと考えております。 次に、経済波及効果を狙った観光イベントの推進について申し上げます。 OBAMA食のまつりをはじめ、市街地周辺で開催するイベントは、市内外において若狭おばまの定着したイメージとなっており、実行委員会において有効な集客手段となるよう創意工夫を凝らしていただいております。 また、地域で開催されるイベント等につきましても、地域おこし協力隊員が関わっていく中で、地域内での交流を目的とした催しから、地域外の方も楽しめる催しへと規模が拡大し、地域の活性化が図られてまいりました。新たなアイデアが加わり、主催者側の視点が地域外にも向けられるようになったことが大きな要因であると考えており、幅広い年齢層から支持を得られるイベントに発展させてまいりたいと考えております。 このようなイベントを通して、小浜市への愛着を持っていただき、リピーターの増加や、特産品の購入意欲の増進につなげるなど、市内全域に経済波及効果が及ぶ仕掛けへと高めてまいりたいと考えております。 次に、3駅連携による回遊性と消費拡大の創出について申し上げます。 平成28年の3駅の入り込み客数の速報値によりますと、道の駅若狭おばまが約50万人、海の駅エリアの食文化館が約22万人、まちの駅が5月以降の8カ月間で約17万人でございました。お客様の大多数が自家用車により小浜へお越しいただいていることから、今後は、道の駅において市街地への案内誘導を一層強化するとともに、各駅をめぐっていただくための新たな仕掛けをさらに考えていかなければなりません。 このため、昨年末に、新たに3駅連携会議を立ち上げ、各駅関係者が一堂に会しての情報交換会を開催する中で、お客様の回遊を促し、満足度を高めていただくためのさまざまなアイデアを検討しているところでございます。 また、昨年、初お目見えした小浜鯖が非常に好評であったことから、本年は増産体制で臨み、引き続き、まちの駅での提供を通じ、お客様が訪問される動機づけと消費拡大につなげてまいりたいと考えております。 次に、鯖サミットの開催について申し上げます。 昨年10月に行われた鯖サミットは、悪天候の影響で1日だけの開催であったにも関わらず、18,000人もの多くの方にお越しいただくことができました。 また、会場だけでなく、周辺のお魚センターやフィッシャーマンズワーフ、小売店にも多くの人が訪れ、本市のPRや交流人口の拡大、地元経済の活性化につなげることができたと考えております。 平成29年度におきましても、食文化館会場を中心に、鯖サミットを開催し、サバを中心とした体験やシンポジウム、展示等を通して、本市の特色である食育や食の歴史・伝統を全国にPRしてまいります。 さらに、国土交通省が認定するマリンレジャーの振興拠点、海の駅に登録し、本市の豊かな自然や観光資源を多くの皆様に発信することにより、より一層、海の駅・川崎地区のにぎわい創出につなげてまいりたいと考えております。 次に、観光地のWi-Fi整備について申し上げます。 インバウンド対応のかなめともいうべきWi-Fi整備につきましては、本市におきましてもそのニーズの高まりを受け、道の駅若狭おばまをはじめとする主要観光施設で整備を行ったところでございます。 現在、本市において、自主的に整備を行っていただける観光関連事業者に対する独自の補助制度を創設しており、平成27年度は6件、今年度は現時点で3件の実績がございます。ほかにも民宿を中心に整備を検討いただいている事業者があることから、来年度におきましても、この補助制度を継続し、環境整備に努めてまいります。 また、今後のインバウンドの展開を見据え、特定のエリアスポットにおける広範囲なWi-Fi整備についても検討してまいります。 次に、漁業体験施設等を活用した教育旅行の誘致について申し上げます。 本市において、既に教育旅行に取り組んでおられるブルーパーク阿納につきましては、平成28年の利用者数が、対前年比20%増の約4,800人に達したところでございます。昨年、受け入れ基盤整備の一環として、シーカヤック50艇を増艇し、300人程度の大規模校への対応が可能となったことが功を奏したものと思われます。 また、新たに矢代区におきましては、タコかご漁を含む各種体験メニューの検討が始まっており、昨年秋には長野県伊那市の校長会へ営業を行うなど、次年度の受け入れに向けた準備が進められており、本市もこの取り組みを軌道に乗せるため、全面的に協力してまいります。 あわせて、地元住民の皆様を中心にご協議いただいている内外海活性化プロジェクトの活性化プランの取りまとめ作業が大詰めを迎えております。この中でお示しいただく教育旅行をはじめとする数々の施策につきましても、その推進方策を含め、検討してまいりたいと考えております。 次に、旭座の観光活用と文化・芸術活動の推進について申し上げます。 旭座には、昨年5月のオープン以来、8カ月間で、見学者も含め約35,000人のお客様にお越しいただきました。指定管理者の自主事業を含め、バラエティーに富んだ催しが開催されており、町なか観光の拠点として新たな第一歩を記すことができたことは、極めて意義深いことでございます。 また、昨年9月に協定を締結いたしました上方落語協会との協働による寄席をはじめ、伝統芸能、小学校の学習発表など、文化・芸術活動に関する多彩な催しが開催され、市民生活の文化的向上にも寄与しているところでございます。 平成29年度の取り組みといたしましては、上方落語協会の定期的な寄席を今年度に引き続き開催するとともに、提案型事業、伝統芸能披露、10回記念を迎えるちりとてちん杯女性落語大会など、出演者と観客が一体となって明治期の芝居小屋の雰囲気を楽しめるプログラムを予定しているほか、市民参加型のイベントなど創意工夫を凝らした催しを展開してまいります。 また、各種関係団体で構成する小浜市まちの駅活用企画実践委員会におきましても、志をともにする意欲ある方に随時加わっていただくなど、柔軟な運営を行う中で、市も指定管理者をサポートするとともに、運営への積極的な関与を通じ、よりよい施設へと磨き上げてまいります。旭座はもとより、まちの駅のファン作りに努め、町なかの賑わいの創出につなげてまいりたいと考えております。 次に、日本遺産を生かした観光・経済交流の促進について申し上げます。 本市におきましては、日本遺産認定以後、パンフレット等の広報ツールの整備とあわせて、効果的に情報を発信するためのマーケティングを進めてまいりました。その結果を踏まえ、現在、ブランドの核でもある鯖街道やサバに着目した事業を重点的に進めているところでございます。鯖街道につきましては、健康・アウトドア志向が高まる中で、増加傾向にある鯖街道トレッキングの来訪者のため、遠敷地区に古民家を改装した2軒のお休みどころ「清右ヱ門」と「助太郎」を整備し、受け入れ態勢が充実いたしました。 また、京都へつながる北陸新幹線を見据え、日本遺産「御食国若狭と鯖街道」をさらに魅力あるツールとして磨き、全国ブランドへと確立するため、今後は、各種事業者や関係団体の皆様と連携し、国際観光都市である京都でのブランド発信や経済交流事業を具体的に進めてまいります。 次に、道の駅若狭おばまのバスターミナル機能の強化による観光交流人口の拡大について申し上げます。 道の駅若狭おばまは平成23年3月に供用を開始し、現在は、道の駅、海の駅、まちの駅の3駅とJR小浜駅や小浜西組を周遊するラウンドバスの乗降所であるとともに、京都・大阪行きの高速バスのバス停等の乗降所としても利用されております。 また、昨年1月に、国土交通省が所管いたします重点道の駅に選定されたことから、バスターミナル機能の拡張など、交通結節点としての機能強化を図ってまいります。バスターミナルは、平成31年度中の完成を目指し、敷地南側の約2,000平方メートルを造成するものでございます。 今後は、平成34年度の北陸新幹線敦賀開業を見据え、小浜インターチェンジに隣接した立地条件を有効に活用し、市内全体をサービスエリアと捉え、ゆとりと多様性のあるサービスを提供するSSA(スローサービスエリア)のゲートウエーとしての機能を向上させ、道路交通のハブ的な結節点となることにより、市内および海の駅、まちの駅への誘導を図るとともに、観光交流人口の拡大につなげてまいります。 次に、私の公約の3つ目に掲げる「文化・教育をみがく」について申し上げます。 まず、小浜美郷小学校の開校に向けた取り組みについて申し上げます。 小浜美郷小学校の建設につきましては、昨年10月27日に起工式をとり行い、11月から校舎や屋内運動場の建築工事に取りかかっております。12月には、くい打ち工事が完了し、現在は、基礎コンクリート工事を施工しており、引き続き、上屋工事に着手する計画で、工事は順調に進んでおります。 また、開校準備につきましては、通学方法や校歌・校章など、新たな学校づくりのための準備を進めており、校章デザインや校歌の歌詞につきましては、応募いただいた作品の中から、現在、選考を行っております。 あと2年となりました平成31年4月の開校に向け、引き続き、建築工事・開校準備に着実に取り組んでまいりますので、関係各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。 次に、少子化対策および子育て支援について申し上げます。 少子化対策および子育て支援につきましては、独身男女への出会いの機会を提供する結婚支援と、安心して出産や子育てができる環境の整備の両面から取り組んでおります。 独身男女の出会いを応援する結婚支援につきましては、OBAMAで愛応援事業実行委員会で協議し、実施しており、昨年度に引き続き、12月30日に出会いのためのパーティーを開催したところでございます。 さらに、今年度からは、結婚を希望する「独身男女をサポートするしあわせ請負隊」を発足するとともに、結婚を考えている独身男女が事前に登録する若狭小浜婚活倶楽部を開設し、出会い・結婚へのアドバイスやお見合い会の開催など、さまざまな出会いの場を提供してまいります。 また、安心して出産や子育てができる環境の整備につきましては、小浜市子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て支援に取り組んでおります。 平成27年度より本市独自の取り組みとして、幼児期から年齢に応じた運動プログラムを取り入れた保育を進めており、その運動を指導する専門の保育士が保育園や子育て支援センターの巡回訪問を実施しております。子どもたちが楽しいと感じながら運動遊びを繰り返し行うことにより、動ける身体の土台を作るとともに、脳や心の発達にも力を注いでまいります。 さらに、現在、妊娠期から子育て期に関する情報を一元化した子育て情報ウエブサイトの作成を進めており、来月から情報提供を開始することとしております。これにより、本市の子育て関係の各種支援サービスの情報発信と利便性の向上を図ってまいります。 また、小浜美郷小学校の開校に合わせ、小学校の敷地内に校区の4地区を統合した放課後児童クラブを建設し、保護者の就労と家庭の両立を実現するとともに、児童の健全な育成に努めてまいります。 次に、開催まであと1年余りとなりました平成30年秋の福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会について申し上げます。 本市の取り組みといたしましては、競技会場となる施設整備や会場レイアウトなどの設計を今年度中に完成させ、国体における競技会運営能力の向上を目的に、本年6月にはラグビーフットボール競技のプレ大会を、本年11月にはウエイトリフティング競技のプレ大会を開催いたします。現在、平成30年秋の福井しあわせ元気国体および福井しあわせ元気大会への開催に向けた、競技会運営ボランティアの募集や輸送計画、配宿方法の検討など、より具体的な準備を進めているところでございます。 また、市民への周知や市民参加による機運醸成につきましては、引き続き、実行委員会のウエブサイトや市内で開催されるイベント等でのPR、報道機関との連携による広報活動に加え、市民ボランティアによる活動を進めております。中でもボランティアへの参加は着実にふえており、現在、PRボランティアには約180名、花いっぱいボランティアには10団体、クリーンアップボランティアには約50名の皆様の登録をいただいております。 さらに、両大会を応援していただく企業、団体、個人の皆様から、広報啓発物品や大会運営に要する物品をご提供いただけるよう協賛のお願いをしているところでございます。50年ぶりの国体を盛り上げるためには、小浜市民の総力を結集し、おもてなしの心を持って来訪者に接することにあわせ、地元選手の活躍によって大会がさらに盛り上がるよう選手の育成にも取り組んでまいります。両大会が記憶に残る意義のある大会になりますよう、関係機関、各種団体および市民の皆様のご協力をお願いいたします。 次に、文化財を生かしたまちづくりについて申し上げます。 本市の重要な文化財の1つである、小浜西組重要伝統的建造物群保存地区におきましては、家屋改修事業が順調に進んでおり、魅力ある景観が整ってまいりました。平成29年度も6件の修理が予定されており、面的整備が進むことで、まちづくりにもつながるものと期待しております。 小浜西組地区内には、昨年10月に国史跡に追加指定された後瀬山城跡守護居館跡があり、有識者や地元住民を交えた委員会を立ち上げ、観光面での活用策を含めた史跡の保存計画について、検討を重ねているところでございます。現在、守護居館跡の整備に先行し、後瀬山愛宕神社登山口から続く遊歩道沿いと頂上に、新たに案内看板を設置する準備を進めており、史跡を紹介するパンフレットの改訂と合わせ、中世小浜の中心であった後瀬山城の歴史的価値の発信に努めているところでございます。 次に、杉田玄白没後200年を記念した食と健康づくり事業の実施について申し上げます。 ことしは、日本の近代医学の礎を築いた杉田玄白先生の没後200年となる年でございます。これを機に、改めて先生が残された功績を市民の皆様に知っていただき、郷土への自信と誇りを高めていただくとともに、県内外に対しましても、杉田玄白先生と食のまち小浜の魅力を発信してまいりたいと考えており、年間を通して、関係課リレー方式で事業を展開してまいります。近代医学史に残る杉田玄白先生の功績を伝える講演会の開催をはじめ、いきいきシルバーフェアにおいては、先生が健康長寿の秘訣として示された養生七不可の教えをもとに、食と健康をテーマにした地域医療シンポジウムを開催いたします。 また、本市が進める食のまちづくりにおいて取り組んでまいりました、各世代を対象とするさまざまな食育事業の根底には、杉田玄白先生が普及に努めた医食同源の考え方がございます。平成24年度に策定いたしました本市オリジナルの食生活指針、元気食生活実践ガイドでは、健康的な食生活を実践する指針として、先生が示された養生七不可にも触れ、食生活にとどまらず、健康的な生活全般の心得も盛り込んでおります。没後200年を迎える本年は、改めて、これらの教えを市民の皆様と学び、確認し合うとともに、一層健康的な暮らしを実現するため、また、こうした偉人の教えに支えられて展開する本市の食育事業を広くPRするため、現代版養生七不可の公募事業および食文化館での記念展示を実施してまいります。 次に、私の公約の4つ目に掲げる「生活をみがく」について申し上げます。 まず、地域防災力の強化について申し上げます。 市民の皆様に安心・安全に暮らしていただくための防災対策の取り組みは、市民の生命および財産を災害から守るために大変重要であり、住み続けたいまちの実現には欠かせない施策でございます。 しかしながら、昨年4月に発生した熊本地震などの大規模災害の場合には、行政による対応だけでは被災者の救助や消火活動等の初期活動には限界があり、被害の拡大を防ぐためには、自助、共助が大変重要となることから、地域の自主防災組織による防災活動が必要不可欠であると考えております。このことから、平成29年度より自主防災組織に対する補助金交付要綱を改め、補助金のかさ上げや、備品購入等に対する支援を創設することとしております。 今後とも自主防災組織の育成や継続的な活動への支援を推進し、市民の皆様の安心・安全な暮らしの充実に努めてまいります。 次に、原子力防災について申し上げます。 本市では、原子力災害対策を見直し、原子力災害時の緊急事態配備体制の強化や住民避難等の防護措置の改善等により、市民の皆様のより安全な避難確保に努めてまいりました。昨年には、本市の県外避難先である兵庫県9市町全てと災害時相互応援協定を締結し、原子力災害時における避難住民の受け入れや物資の提供、職員の派遣などについての円滑な応援体制を構築したところでございます。 また、県内避難先である越前市と鯖江市においては、避難者受入マニュアルを策定し、避難住民の受入体制の整備を図っていただくなど、広域避難先自治体との連携強化に努めております。さらに、昨年8月に実施された原子力防災訓練におきましては、全地区の住民の皆様に広域避難訓練に参加いただき、広域避難計画の理解や手順等を確認していただいたところでございます。 今後は、訓練の検証結果を踏まえた、より安全な住民避難が確保されるよう、国や県等と連携を図るとともに、継続的に広域避難訓練を実施するなど、避難計画の実効性を高めてまいりたいと考えております。 また、原子力災害対策施設の整備につきましては、平成29年度に災害対策本部となる市役所の一部を整備する計画をしており、有事の際の本部機能強化を図り、市民の皆様の安全な避難対策に努めてまいりたいと考えております。 次に、介護保険制度の取り組みについて申し上げます。 高齢者が可能な限り住みなれた地域で自立した日常生活を営むことができるよう、小浜市老人福祉計画および第6期介護保険事業計画に基づき、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的に提供される地域包括ケアシステムの構築に向け、認知症ケアの推進や地域での見守り活動の充実など、諸施策に積極的に取り組んでいるところでございます。そうした中、介護保険制度の改正により、平成29年4月から、要支援者を対象とする介護予防給付のうち通所介護と訪問介護が、地域の実情に応じて市独自の柔軟なサービス提供が可能となる介護予防・日常生活支援総合事業に移行することとなりました。 総合事業は、介護予防と日常生活の自立を支援し、要介護状態とならないよう、健康を維持することを目的としており、新たに生活機能の低下等を確認する基本チェックリストによる判定を実施いたします。その結果、生活機能の低下が見られる方が、早期から介護予防に努めることができるよう高齢者一人一人の状態に合わせたサービスの利用が可能となります。 また、65歳以上の全ての方が利用できる一般介護予防事業もございますので、従来からのサービスも利用していただけます。総合事業に移行後も、本市の全ての高齢者が笑顔で元気に暮らせるよう、生活を支援するさまざまなサービスの充実や地域での支え合い体制づくりを進めてまいります。 次に、地域包括支援センターの増設について申し上げます。 高齢者が住みなれた地域で暮らし続けるには、高齢者への総合的な生活支援の相談窓口を充実させることが必要であると考えております。本市におきましては、平成18年度に地域包括支援センターを設置し、介護だけでなく福祉、健康、医療などさまざまな分野から総合的に高齢者とその家族を支えてまいりました。しかし、設置後の10年間で高齢者人口および一人暮らし高齢者世帯は増加しており、それに伴い相談件数が増加するとともに、相談者が抱える問題も複雑多様化しております。 このような課題に対応するため、相談窓口のさらなる充実が必要であることから、平成29年4月から、市内を2つのエリアに分け、地域包括支援センターを2カ所にふやすことといたしました。新たに増設する地域包括支援センターの運営につきましては、小浜市社会福祉協議会への委託を予定しており、サン・サンホーム小浜内に事務所を設置するための準備を進めているところでございます。この2カ所の地域包括支援センターを、私の公約に掲げております「介護なんでも相談窓口」とし、相互に連携を密にしながら、高齢者が安心して暮らせる地域包括ケアシステムの構築に努めてまいります。 次に、食文化館と健康管理センターが連携した生活習慣病予防活動の推進について申し上げます。 今年度より見直しを進めてまいりました小浜市元気食育推進計画の改訂版が完成いたしました。改訂版におきましては、これまでと同様に市民の健康づくりを重点テーマとし、食文化館と健康管理センターの連携体制を強化しながら、市民の皆様の選食力、フードリテラシーの向上に努めることとしております。 今後は、市民一人一人の健康状態の見える化、感じられる化を目指し、食生活を中心に、運動や睡眠、心の持ち方など、生活全般に対する身近でわかりやすい健康指標やキャッチフレーズを設定し、普及啓発に努めてまいります。特に、生活習慣病予防活動におきましては、両施設で連携し、特定健診や各種がん検診の啓発と受診勧奨を強化することで、さらなる受診率の向上を図るとともに、市民の皆様が、生活改善に取り組むきっかけとなるよう、野菜摂取の増加や塩分摂取を制限する減塩などの、具体的なキャッチフレーズを定める健康づくり10カ条を作成し、発信してまいります。 次に、主要道路および大手橋・西津橋の整備について申し上げます。 本市には、舞鶴若狭自動車道をはじめ、国道27号、国道162号、小浜縦貫線など、主要道路が東西南北に整備されておりますが、歩道の未整備区間や、路線改良の必要な箇所、老朽化した橋梁の架け替えが必要な箇所などがございます。これらの主要道路は、重要な生活道路であるとともに、小浜市広域避難計画において避難ルートとされている道路でございます。本市といたしましては、舞鶴若狭自動車道の4車線化を含めて国、県に対して引き続き、整備・改良を要望してまいりたいと考えております。 また、主要道路のうち、小浜縦貫線につきましては、現在、未整備となっております白鬚交差点から市道川縁線までの区間を拡幅するもので、平成26年度までに、測量、地質調査、設計等が完了し、平成27年度から、川縁線側から用地、物件補償交渉を順次進めているところでございます。この道路は、小浜インターチェンジと道の駅、まちの駅をはじめ市街地を結ぶ主要幹線であり、引き続き、地元の皆様のご協力をいただきながら、事業の進捗に努めてまいります。 また、当区間では沿線住民により、道路拡幅に合わせて景観整備を行うまちづくりガイドラインについても検討されており、今後、鯖街道の起点としてふさわしい風情ある町並みが築かれるよう努めてまいります。 大手橋・西津橋の整備につきましては、事業主体である県において、平成24年度から平成26年度にかけて、測量、調査、予備設計が完了し、平成27年度からは詳細設計と並行して、用地測量、物件調査、および用地交渉を進めていただいております。今後は、地権者との契約や同意等、事業用地確保の見込みが立った時点で工事に着手する予定であると伺っております。 本市といたしましても、早期完成を目指して、地権者等関係者の皆様との協議が円滑に進むよう、県と連携しながら取り組んでまいります。 次に、河川整備と雨水排水について申し上げます。 本市は、北川や南川など多くの河川がもたらす豊かな恵みを享受し、歴史と文化、自然を育んでまいりました。しかし一方では、近年の記録的な集中豪雨による河川の氾濫や浸水被害などに、流域に甚大な災害をもたらしております。今後のまちづくりにおいて、河川の治水安全度の向上など安全・安心の確立は、益々重要となってまいります。 本市といたしましては、北川および南川等の管理者である国・県に対し、今後も着実な河川の整備を強く要望するとともに、各地域における小規模な河川につきましても、地区や区の要望等を踏まえ、順次、災害対策に努めてまいります。 また、雨水排水につきましては、河川同様、近年の記録的な集中豪雨により、市内各地で道路冠水や家屋の浸水被害が生じております。これらの浸水被害を最小限に抑えるため、現在進めております千種区や小浜香取区の雨水渠整備の早期全線完成を目指すとともに、今後、水取地域など整備が必要な箇所につきましては、順次計画的に対策を講じてまいります。 次に、私の公約の5つ目に掲げる「行政をみがく」について申し上げます。 まず、嶺南地域における広域連携の推進について申し上げます。 本市をはじめ、嶺南地域におきましては、若者の流出等による社会減と自然減の両面から人口減少が進んでおり、経済規模の縮小、働く場の減少、社会保障費の増大、過疎化の進展によるコミュニティの機能低下など、さまざまな影響が懸念されております。これらが複合的に絡むことによって、地域の活力が低下することを危惧しているところでございます。 広域連携につきましては、平成26年4月に6市町の首長で組織する嶺南地域行政推進委員会を設置し、首長会議、副首長会議、各課長で構成する専門部会等を開催し、新たな広域連携のあり方や連携事務について研究や検討を重ねてまいりました。その成果として、今回取りまとめをさせていただいた嶺南地域広域連携ビジョンでは、構成市町が連携して6市町共通の政策課題である人口減少対策に対応し、地域の活性化を図り事務の共同処理を積極的に進めることにより行財政の効率化を推進し、市町の行政サービスの維持・向上を図ることとしております。 さらに、このような視点から新たな広域組織として広域連合の設置を目指すことは望ましいとしており、平成29年度から1つのステップとして、本市ならびに若狭町・おおい町・高浜町の枠組みで新たな一部事務組合を設立し、廃棄物対策関連、介護福祉関係の連携事業の実施に向けた準備や、他の連携事業についても調査・検討を進めてまいります。 今後、嶺南地域広域連携ビジョンに基づき、広域連携の施策を進めてまいりますので、引き続きご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、廃棄物処理および斎場の広域化に向けた取り組みについて申し上げます。 嶺南市町において整備が急がれる広域ごみ焼却施設につきましては、現在、若狭町以西の4市町による枠組みで、建設に向けての国の交付金を受けるため循環型社会形成推進地域計画の策定に取り組んでいるところでございます。平成29年度は、新たな広域組織の設立を見据える中で、処理方式等の施設の基本的な整備方針を決定するため、施設整備基本計画を策定すると同時に、平成34年度中の稼働を目標に引き続き準備を進めてまいります。 また、老朽化が進んでいる若狭霊場の次期施設につきましても、小浜市・おおい町・高浜町の3市町で広域斎場整備協議会を設置し、広域整備を目指し、事業スケジュールの決定や施設整備の基本計画策定等に向けて協議を進めてまいります。 次に、地域コミュニティの活性化ついて申し上げます。 地域の活力を維持し、さらに特色あるまちづくりを進めるためには、地域内の人材や資源などの地域力を結集し、地域住民が一丸となってこれに取り組むことが必要であり、地域の課題について住民みずから考え、その解決に向けて取り組む組織が地区まちづくり協議会でございます。 平成28年度は6地区のまちづくり協議会が、地域協働型まちづくりモデル事業に取り組み、市からの交付金を活用して、地域の特色を生かした事業や地域課題の解決につながる事業等を展開してまいりました。平成29年度からは、さらに4地区を加えた10地区のまちづくり協議会が、新たにふるさと未来づくり協働推進事業に取り組むこととしております。モデル期間の実績や課題等を踏まえ、市も積極的にまちづくり協議会にかかわりながら、住民の皆様とともに地域づくりを進めてまいります。 次に、ふるさと納税について申し上げます。 ふるさと納税は、小浜市のPRや地場産業の活性化、本市の財源確保に大きく貢献している効果的な施策であると認識しております。平成27年度は、県内自治体トップとなる、約1万件、額にして約1億5,000万円のご寄附を賜ったところでございます。 今年度は、目標を2億円と設定し、返礼品の設定金額の細分化を行うとともに、家具や革製品などの雑貨や小浜の豊かな自然を生かした体験プログラムの追加など、返礼品を190品目にふやすなどの見直しを行いました。 さらに、インターネット申込窓口の追加等を実施した結果、ふるさと納税制度が全国的に広く認知される中、昨年12月末時点での申し込み件数が約2万4,000件、寄附金額が前年比約2.5倍となる約3億7,000万円となりました。返礼品の充実にご尽力をいただきました市内事業者の皆様および小浜市を応援いただきました皆様に心から感謝申し上げます。 今後も制度を活用し、小浜市をPRすることにより、小浜市を応援してくださる方がふえ、地域の活性化につながるよう努めてまいります。 以上、3月定例会の冒頭に当たり、各種の施策の取り組み方針等を申し述べさせていただきました。 全国的に人口減少が問題化され、地方創生が叫ばれる中、本市を含め、地方では、さらに人口減少が進んでおり、交流人口・定住人口を拡大することは喫緊の課題となっております。そのような中で、北陸新幹線小浜京都ルートが決定されました。小浜市の将来に希望の光が差し込んだように感じております。市民の皆様からも、小浜に明るい展望が開けてきた、小浜の将来に期待が持てるという言葉を多くいただいております。 また、私自身、小浜市は大変大きなチャンスをいただいたと感じております。これから北陸新幹線を十分に生かしたまちづくりを進めていくことは、今を生きる我々に課せられた課題であり、使命であると考えております。働く世代が輝き、高齢の方々が安心して暮らせ、生まれ育った子供たちが戻り、人々が訪れ、住んでみたくなる。そんな小浜になるよう、皆様とともに、小浜を磨き上げ、目指すべき小浜市の将来像に向けて、本市の新たなまちづくりに全力を尽くしてまいります。 議員の皆様をはじめ、市民の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願いを申し上げまして、所信の表明とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。
    公立小浜病院組合議会議員の選挙 ○議長(下中雅之君) 日程第2 公立小浜病院組合議会議員の選挙を議題といたします。 公立小浜病院組合議会議員中、小浜市選出の組合議会議員10名のうち、1名の欠員を生じましたので、公立小浜病院組合規約第5条第4項の規定により、補欠選挙を行うこととなっております。 これより、公立小浜病院組合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、議長において指名することに決しました。 公立小浜病院組合議会議員に10番、下中雅之を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま、議長において指名いたしました10番、下中雅之を公立小浜病院組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました10番、下中雅之が公立小浜病院組合議会議員に当選いたしました。 休憩いたします。午後は1時に再開いたします。                           午前11時52分休憩                           午後1時00分再開 ○議長(下中雅之君) 再開いたします。 △議案第1号 ○議長(下中雅之君) 日程第3 議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号))を議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第3をもちまして議題に供していただきました議案第1号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 議案第1号専決処分につき承認を求めることについてでございますが、平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号)につきまして、平成29年1月25日付をもって地方自治法第179条第1項の規定により専決処分させていただきましたので、同条第3項の規定によりご報告を申し上げ、ご承認をお願いするものでございます。この内容につきましては、ふるさと納税寄附額の増加により、寄附に係る返礼品等の費用が必要となったことによるものでございます。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員から説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、刀禰君。 ◎企画部長(刀禰幸広君) それでは、議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号))につきましてご説明させていただきます。 平成28年度補正予算書1ページをお願いいたします。 専決第1号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号)についてでございます。平成29年1月25日付で専決処分を行ったものでございます。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ1億2,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ175億5,948万8,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 2ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。補正は、第16款寄附金、小浜市ふるさと寄附金で1億8,000万円の追加、第17款繰入金が財政調整基金繰入金で6,000万円の減額。歳入合計で1億2,000万円の追加となるものでございます。 次に、3ページ、歳出でございますが、補正は、第2款総務費が、ふるさと納税寄附金が目標金額を上回ったことによる返礼品等の必要経費を増額するもので、1億2,000万円の追加でございます。 以上、議案第1号に関しての説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託の省略 ○議長(下中雅之君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号))は、小浜市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。 △討論 ○議長(下中雅之君) これより討論に入ります。 討論はありませんか。--討論なしと認め、これをもって討論を終結いたします。 △採決 ○議長(下中雅之君) これより採決に入ります。 この採決は、採決表示システムにより行います。 議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(平成28年度小浜市一般会計補正予算(第6号))を採決いたします。 本案は原案のとおり決するに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対する諸君は反対ボタンを押してください。     (各議員投票) ○議長(下中雅之君) ボタンの押し忘れはありませんか。--ないものと認めます。 賛成全員と認めます。よって、議案第1号は原案のとおり承認されました。 △議案第2号から議案第11号まで ○議長(下中雅之君) 日程第4 議案第2号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第7号)より議案第11号平成28年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)までを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第4をもちまして議題に供していただきました議案第2号から議案第11号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第2号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第7号)でございますが、歳入歳出それぞれ1億2,037万8,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ176億7,986万6,000円とさせていただくものでございます。 歳出補正は、国庫補助金等の確定等に伴う事業費の精算のほか、主なものといたしましては、地域おこし協力隊が任期を終えた後も引き続き市内に定住する場合に、住環境整備や起業に要する経費に対し補助を行う地域おこし協力隊定住促進事業に150万円、救命救急センター運営費負担金に6,603万2,000円、消費税引き上げに伴う低所得者への負担の影響を緩和するための臨時福祉給付金に8,848万8,000円を計上させていただきました。 次に、議案第3号平成28年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から議案第10号平成28年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、事業費等として歳入歳出それぞれ5,110万円を減額し、特別会計の総額を95億1,798万9,000円とさせていただくものでございます。 次に、議案第11号平成28年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)でございますが、506万8,000円を減額させていただくものでございます。 以上が、提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員から説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、刀禰君。 ◎企画部長(刀禰幸広君) それでは、3月補正予算関係について平成28年度3月補正予算書に基づきまして、議案第2号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第7号)から議案第11号平成28年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)までの10議案について説明させていただきます。 1ページをお願いいたします。 初めに、議案第2号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第7号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,037万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ176億7,986万6,000円とするものございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては第1表歳入歳出予算補正に、繰越明許費の追加および変更につきましては第2表繰越明許費補正に、債務負担行為の追加につきましては第3表債務負担行為補正に、地方債の変更および廃止につきましては第4表地方債補正によるところでございます。 2ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第1款市税は6,200万円の追加で、その内訳は第1項市民税が個人市民税で2,000万円の追加、第2項固定資産税が2,800万円の追加、第3項軽自動車税が1,000万円の追加、第6項都市計画税が400万円の追加。第8款地方特例交付金、第1項地方特例交付金は155万円の追加。第9款地方交付税、第1項地方交付税は普通交付税で1億288万5,000円の追加。第11款分担金及び負担金、第1項負担金はクリーンセンター維持管理費町負担金、中山間地域総合整備事業受益者負担金などの減額により681万7,000円の減額。第12款使用料及び手数料は第1項使用料は文化会館使用料の減額により94万円の減額。第13款国庫支出金は8,978万1,000円の追加で、その内訳は第1項国庫負担金が小学校施設整備事業負担金や介護給付・訓練等給付負担金の追加などにより2,748万6,000円の追加、第2項国庫補助金が臨時福祉給付金(経済対策分)給付事務事業費補助金の追加などにより6,229万5,000円の追加。第14款県支出金は6,938万8,000円の減額で、その内訳は第1項県負担金が介護給付費や子供のための教育保育給付費負担金の追加などにより1,107万9,000円の追加、第2項県補助金が電源立地地域対策交付金や農地集積・集約化対策事業補助金の減額などにより6,065万8,000円の減額、第3項委託金が海岸漂着物地域対策推進事業委託金などの減額により1,980万9,000円の減額。第15款財産収入は15万8,000円の減額で、その内訳は第1項財産運用収入が各種基金の運用利子の減少により56万2,000円の減額、第2項財産売払収入が分収林売払収入の追加により40万4,000円の追加。第16款寄附金、第1項寄附金は地域活性化寄附金や社会福祉事業寄附金の追加などにより89万円の追加。第17款繰入金、第2項基金繰入金は高齢者等福祉基金繰入金の減額により290万円の減額。第18款繰越金は前年度繰越金で5,200万4,000円の追加。第19款諸収入は183万9,000円の追加で、その内訳は第2項市預金利子が60万6,000円の減額、第4項受託事業収入が広域入所保育事業受託事業収入の追加などにより342万5,000円の追加、第5項雑入が嶺南広域行政組合等負担金の減額などにより98万円の減額。第20款市債、第1項市債は、臨時財政対策債の追加はあるものの、中山間地域総合整備事業、社会資本整備(今富第二期)、社会資本整備(小浜縦貫線)の減額などにより1億1,036万8,000円の減額でございます。 歳入合計では1億2,037万8,000円の追加となるものでございます。 3ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第1款議会費、第1項議会費は議員報酬等の減により90万3,000円の減額。第2款総務費は9,594万9,000円の追加で、その内訳は第1項総務管理費が嶺南鉄道整備促進基金負担金などの減額はあるものの、財政調整基金積立金や退職手当特別負担金などの追加により1億1,525万2,000円の追加、第3項戸籍住民基本台帳費が住基ネットワーク事務経費により45万1,000円の減額、第4項選挙費が市長選挙、参議院議員通常選挙、県海区漁業調整委員会委員選挙および国富土地改良区総代選挙の選挙経費の精算により1,885万2,000円の減額。第3款民生費は6,064万4,000円の追加で、その内訳は第1項社会福祉費が後期高齢者医療給付費負担金などの減額があるものの、臨時福祉給付金(経済対策分)や介護給付事業の追加などにより7,855万9,000円の追加、第2項児童福祉費が子ども医療費助成事業や母子家庭等医療助成事業の追加はあるものの、私立保育園保育委託事業や児童手当支給事業の減額などにより2,751万6,000円の減額、第3項生活保護費が国庫負担金等返還金により960万1,000円の追加。第4款衛生費は6,600万円の追加で、そのうち保健衛生費が公立小浜病院組合の分賦金や救命救急センター運営費負担金などの追加により8,869万8,000円の追加、第2項清掃費がクリーンセンター施設管理経費の減額などにより2,269万8,000円の減額。第5款労働費、第2項労働諸費は財源の振替で歳出予算額の補正はございません。第6款農林水産業費は4,171万7,000円の減額で、その内訳は第1項農業費が農地集積・集約化対策事業、多面的機能支払交付金事業の減額などにより3,854万1,000円の減額、第2項林業費が市行造林保育事業の減額などにより265万8,000円の減額、第3項水産業費が漁業集落環境整備事業特別会計繰出金などにより51万8,000円の減額。第7款商工費、第1項商工費は若狭鯉川シーサイドパーク施設管理経費、人魚の浜施設管理経費の減額などにより1,625万7,000円の減額。第8款土木費は6,336万6,000円の減額で、その内訳は第2項道路橋梁費が県営事業負担金や道路維持管理経費の追加などにより466万7,000円の追加、第3項河川費は財源の振替を行うもので補正はございません。第4項都市計画費が小浜縦貫線の街路事業や下水道事業特別会計繰出金の減額などにより6,803万3,000円の減額。第9款消防費、第1項消防費は土地購入により1,000万円の追加。第10款教育費は1,002万8,000円の追加で、その内訳は第1項教育総務費がスクールソーシャルワーカー配置事業の追加などにより10万3,000円の追加、第2項小学校費が用地取得事業の追加などにより433万7,000円の追加、第3項中学校費が管理諸経費などの減額により333万8,000円の減額、第4項幼稚園費が幼稚園就園奨励費補助事業により138万円の減額、第5項社会教育費が文化会館駐車場用地取得事業の追加などにより732万7,000円の追加、第6項保健体育費が市営野球場用地取得事業の追加などにより297万9,000円の追加。歳出合計では1億2,037万8,000円の追加となるものでございます。 4ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費補正の追加でございますが、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費の住基ネットワーク事務経費から第8款土木費、第4項都市計画費、下水道事業特別会計繰出金までの14事業での金額の合計で3億4,709万8,000円の追加をお願いするものでございます。 次に、5ページ、変更でございます。第8款土木費、第2項道路橋梁費の社会資本整備橋梁長寿命化は、その金額を300万円追加し、2,300万円に。第4項、都市計画費の都市再生整備事業、小浜地区中・西部地域7,096万2,000円を追加し、1億9,115万8,000円とするものでございます。繰り越しの主な理由は、国の補正予算に対応するものや県営事業が繰り越しとなること、地元関係者等の協議、調整に不測の日数を要したことなどでございます。それぞれ事業の早期完成に努めてまいります。 6ページをお願いいたします。 第3表債務負担行為補正の追加でございます。道の駅管理事業は、その期間を平成29年度から平成33年度、限度額を4,550万円と設定させていただくものでございます。補正の理由は、施設の指定管理に係る長期継続契約の締結によるものでございます。 次に、7ページ、第4表地方債補正の変更でございます。林道整備事業は限度額を70万円減額し400万円に、道路整備事業は4,040万円減額し7,450万円に、都市計画事業は1,870万減額し1億2,050万円に、街路事業は1,950万円減額し1億1,010万円に、小学校施設建設事業は1,610万円減額し5億1,300万円に、臨時財政対策債は1,583万2,000円を追加し4億5,689万4,000円とするもので、これら6件の合計では7,956万8,000円を減額するもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては補正前と同じでございます。 次に、廃止でございますが、土地改良事業、河川整備事業について限度額をそれぞれ記載のとおりとしておりましたが、財源振替により廃止するものでございます。 以上、議案第2号に関する説明とさせていただきます。 8ページをお願いいたします。 次に、議案第3号平成28年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ63万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億5,887万円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 9ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第1款国民健康保険税、第1項国民健康保険税は、退職被保険者等国民健康保険税、医療給付現年分の減額などで2,269万4,000円の減額。第3款国庫支出金は4,443万6,000円の追加で、その内訳は第1項国庫負担金が療養給付費負担金の追加などで3,531万3,000円の追加、第2項国庫補助金が財政調整交付金の追加で912万3,000円の追加。第4款療養給付費交付金、第1項療養給付金交付金は3,341万1,000円の減額。第5款前期高齢者交付金、第1項前期高齢者交付金は7,325万7,000円の減額。第6款県支出金は258万9,000円の追加で、その内訳は第1項県負担金が高額医療費共同事業負担金の追加で158万2,000円の追加、第2項県補助金が財政調整交付金の追加で100万7,000円の追加。第8款共同事業交付金、第1項共同事業交付金は保険財政共同安定化事業交付金などの減額により2,171万7,000円の減額。第9款財産収入、第1項財産運用収入は17万円の減額。第10款繰入金は6,954万1,000円の追加で、その内訳は第1項他会計繰入金が保険基盤安定繰入金の減額などで256万6,000円の減額、第2項基金繰入金が7,210万7,000円の追加。第11款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で2,502万3,000円の追加。第12款諸収入は902万1,000円の追加で、その内訳は第1項延滞金加算金及び過料が一般被保険者延滞金の追加などで278万5,000円の追加、第4項雑入が一般被保険者第三者納付金などの追加で623万6,000円の追加。歳入合計は63万9,000円の減額となるものでございます。 10ページをごらん願います。 次に歳出でございますが、第2款保険給付費は3,216万8,000円の追加で、その内訳は第1項療養諸費が一般被保険者療養給付費の追加などで270万円の追加、第2項高額療養費が一般被保険者高額療養費の追加などで2,946万8,000円の追加。第3款後期高齢者支援金等、第1項後期高齢者支援金等は4,577万7,000円の減額。第4款前期高齢者納付金等、第1項前期高齢者納付金等は17万7,000円の減額。第6款介護納付金、第1項介護納付金は135万9,000円の減額。第7款共同事業拠出金、第1項共同事業拠出金は過去3カ年の医療費等の実績による精算に伴う保険財政共同安定化事業拠出金の減額などで3,047万5,000円の減額。第9款基金積立金、第1項基金積立金は支払準備積立金で17万円の減額。第10款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金は国庫負担金等償還金で4,515万1,000円の追加。歳出合計は63万9,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第3号に関する説明とさせていただきます。 11ページをお願いいたします。 次に、議案第4号平成28年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ253万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億4,639万6,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 12ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第3款繰入金、第1項一般会計繰入金は、保険基盤安定繰入金の追加で253万6,000円の追加。歳入合計も同額の253万6,000円の追加となるものでございます。 13ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第2款後期高齢者医療広域連合納付金、第1項後期高齢者医療広域連合納付金は保険料の決算見込みにより253万6,000円の追加。歳出合計も同額の253万6,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第4号に関する説明とさせていただきます。 14ページをお願いいたします。 次に、議案第5号平成28年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ785万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ32億1,504万4,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正よるところでございます。 15ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第1款保険料、第1項介護保険料は、現年分で特別徴収保険料の追加など1,097万6,000円の追加。第3款分担金及び負担金、第1項負担金は認定審査会設置経費負担金の減額などで38万7,000円の減額。第5款国庫支出金は2,153万8,000円の減額で、その内訳は第1項国庫負担金が介護給付費負担金で574万円の減額、第2項国庫補助金が実績見込みによる現年度分調整交付金の減額などで1,579万8,000円の減額。第6款支払基金交付金、第1項支払基金交付金は介護給付費交付金の減額などで1,015万円の減額。第7款県支出金は640万6,000円の減額で、その内訳は第1項県負担金が介護給付費負担金で586万3,000円の減額、第3項県補助金が地域支援事業交付金などで54万3,000円の減額。第8款財産収入、第1項財産運用収入は1万円の追加。第9款繰入金、第1項一般会計繰入金は170万8,000円の減額。第10款繰越金、第1項繰越金は、前年度繰越金で2,074万3,000円の追加。第11款諸収入、第3項雑入は第三者納付金で60万5,000円の追加。歳入合計は785万5,000円の減額となるものでございます。 16ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第1款総務費は93万6,000円の減額で、その内訳は第1項総務管理費は財源の振替を行うもので補正はございません。第3項介護認定審査会費が93万6,000円の減額。第2款保険給付費は3,569万9,000円の減額で、その内訳は第1項介護サービス等諸費が居宅介護サービス給付費や施設介護サービス給付費の減額、地域密着型介護サービス給付費の追加などで3,446万7,000円の減額、第2項介護予防サービス等諸費が地域密着型介護予防サービス給付費の減額などで410万8,000円の減額、第4項その他諸費は財源の振替を行うもので、歳出の補正はございません。第5項高額介護サービス等費が287万6,000円の追加、第6項高額医療合算介護サービス等費、第8項特定入所者介護サービス等諸費は財源の振替を行うもので歳出補正はございません。第5款地域支援事業費は85万6,000円の追加で、その内訳は第1項介護予防事業が総合事業費精算金で55万9,000円の減額、第2項包括的支援事業・任意事業費が家族介護継続支援事業などで141万5,000円の追加。第6款基金積立金、第1項基金積立金は介護給付費準備基金への積立金で2,792万4,000円の追加。歳出合計は785万5,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第5号に関する説明とさせていただきます。 17ページをお願いいたします。 次に、議案第6号平成28年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ673万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,895万2,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 18ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第2款使用料及び手数料、第1項使用料は簡易水道使用料で162万9,000円の追加。第6款繰入金、第2項基金繰入金は1,373万円の減額。第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で536万7,000円の追加。歳入合計は673万4,000円の減額となるものでございます。 19ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第1款簡易水道事業費、第1項簡易水道管理費は水質検査委託料の減額などによる簡易水道管理運営経費の減額で673万4,000円の減額。歳出合計も同額の673万4,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第6号に関する説明とさせていただきます。 20ページをお願いいたします。 次に、議案第7号平成28年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3,455万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億613万9,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正に、繰越明許費については第2表繰越明許費に、地方債の変更については第3表地方債補正にそれぞれよるところでございます。 21ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第1款分担金及び負担金、第1項負担金は受益者負担金で8万5,000円の減額。第2款使用料及び手数料、第1項使用料は下水道使用料の増で725万2,000円の追加。第6款繰入金、第1項一般会計繰入金は公債費に係る繰入金の減額などで1,611万6,000円の減額。第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で129万9,000円の追加。第8款諸収入は390万7,000円の減額で、その内訳は第2項貸付金元金収入が水洗便所改造資金貸付金元金収入で265万6,000円の減額、第3項雑入は場内マンホールポンプ制御盤移設補償費などで125万1,000円の減額。第9款市債、第1項市債は2,300万円の減額。歳入合計では3,455万7,000円の減額となるものでございます。 22ページをごらん願います。 次に、歳出でございます。第1款下水道事業費は2,766万円の減額で、その内訳は第1項下水道管理費が浄化センター管理運営事業の減額などで946万円の減額、第2項下水道建設費が管渠整備事業で1,820万円の減額。第2款公債費、第1項公債費は市債の償還利子の確定などで689万7,000円の減額。歳出合計では3,455万7,000円の減額となるものでございます。 23ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費でございますが、第1款下水道事業費、第2項下水道建設費の管渠整備事業において3,900万円を翌年度に繰り越すものでございます。繰り越しの理由は、工事区間に想定外の地下埋設物が判明し、関係機関との調整、協議に不測の日数を要したことによるものでございます。 次に、24ページ、第3表地方債補正の変更でございます。下水道事業は、その限度額を2,300万円減額し、5億3,930万円とするもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては補正前と同じでございます。 以上、議案第7号の説明とさせていただきます。 25ページをお願いいたします。 議案第8号平成28年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ282万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億5,746万5,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 26ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第2款使用料及び手数料は237万3,000円の追加で、その内訳は第1項使用料が現年分126万1,000円、過年度分110万円の合計236万1,000円の追加、第2項手数料が材料検査等手数料で1万2,000円の追加。第5款財産収入、第1項財産運用収入は2万9,000円の減額。第6款繰入金1,130万9,000円の減額で、その内訳は第1項一般会計繰入金が398万4,000円の減額、第2項基金繰入金が732万5,000円の減額。第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で615万9,000円の追加。第8款諸収入、第1項雑入は1万6,000円の減額。歳入合計では282万2,000円の減額となるものでございます。 27ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第1款農業集落排水事業費、第1項農業集落排水事業費は排水処理施設の運営経費の減で282万2,000円の減額です。第2款公債費、第1項公債費は財源の振替を行うもので、歳出の補正はございません。歳出合計では282万2,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第8号に関する説明とさせていただきます。 28ページをお願いいたします。 議案第9号平成28年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ100万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,507万5,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 29ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第2款使用料及び手数料、第1項使用料は現年分133万6,000円の減額、過年度分34万円の追加で合計99万6,000円の減額。第6款繰入金51万7,000円の減額で、その内訳は第1項一般会計繰入金が51万8,000円の減額、第2項基金繰入金が1,000円の追加。第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で51万8,000円の追加。第8款諸収入、第1項雑入は5,000円の減額。歳入合計では100万円の減額となるものでございます。 30ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第1款漁業集落環境整備事業費、第1項漁業集落環境整備事業費は、排水処理施設管理運営経費の減額で100万円の減額。歳出合計では同額の100万円の減額となるものでございます。 以上、議案第9号に関する説明とさせていただきます。 31ページをお願いいたします。 次に、議案第10号平成28年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4万8,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 32ページをお願いいたします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。第1款財産収入、第1項財産運用収入は運営基金利子で5,000円の減額。第2款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で3万8,000円の追加。第3款繰入金、第1項基金繰入金は6万2,000円の減額。歳入合計では2万9,000円の減額となるものでございます。 33ページをごらん願います。 次に、歳出でございますが、第1款総務費、第1項財産区管理会費は2万9,000円の減額。歳出合計では同額の2万9,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第10号に関する説明とさせていただきます。 34ページをお願いいたします。 次に、議案第11号平成28年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。 収益的収入および支出の収入の部で、第1款事業収益を加入金の追加などで139万円を追加し、総額を4億9,908万8,000円とし、支出の部で第1款事業費を水質検査委託料の減額などで506万8,000円を減額し、総額4億1,775万7,000円とするものでございます。 以上、議案第11号に関する説明とさせていただきます。 平成28年度3月補正予算に関する議案第2号から第11号までの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております各議案を先に配付いたしました議案付託表のとおり、予算決算常任委員会に付託いたします。 △議案第39号 ○議長(下中雅之君) 日程第5 議案第39号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第5をもちまして議題に供していただきました議案第39号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 議案第39号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第8号)でございますが、このたびの降雪に伴い除排雪に係る経費を増額するもので、歳入歳出それぞれ5,770万円を追加し、予算の総額をそれぞれ177億3,756万6,000円とさせていただくものでございます。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員から説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、刀禰君。 ◎企画部長(刀禰幸広君) それでは、議案第39号平成28年度小浜市一般会計補正予算(第8号)につきまして、平成28年度3月補正予算書(その2)に基づきご説明させていただきます。 1ページをお願いいたします。 歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ5,770万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ177億3,756万6,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の金額につきましては、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 2ページをお願いいたします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。補正は、第17款繰入金、第2項基金繰入金が財政調整基金繰入金で5,770万円の追加でございます。 次に、3ページ、歳出でございます。補正は、第8款土木費、第2項道路橋梁費が観測開始以降、最多となる積雪量を記録するなど、猛烈な寒波による大雪に対応するための除排雪経費で5,770万円の追加でございます。 以上、議案第39号に関しての説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております議案を先に配付いたしました議案付託表のとおり、予算決算常任委員会に付託いたします。 △延会 ○議長(下中雅之君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 明21日は定刻本会議を開きます。 本日は、これにて延会いたします。                           午後1時48分延会 上会議の次第を記し相違ないことを証明するために署名する。           平成  年  月  日           小浜市議会議長           署名議員   3番           署名議員   12番 上会議録は地方自治法第123条の規定により調製したものである。        小浜市議会事務局長  齊藤睦美...