愛南町議会 2022-03-18
令和 4年第1回定例会(第2日 3月18日)
日程第14 第33号議案
愛南町道路線の認定について
日程第15 第34号議案
愛南町道路線の認定について
日程第16 第35号議案
愛南町道路線の廃止について
日程第17 発議第 1号
小山地区太陽光発電事業の調査に関する決議
日程第18 発議第 2号 ロシアによる
ウクライナ侵攻に抗議する決議
日程第19 議員派遣の件
日程第20 閉会中の所管事務調査等申出について
2.本日の会議に付した事件
議事日程第1から日程第20
3.出席議員(14名)
1番 尾 崎 惠 一 2番 嘉喜山 茂
3番 池 田 栄 次 4番 吉 田 茂 生
5番 少 林 法 子 6番 石 川 秀 夫
7番 金 繁 典 子 8番 鷹 野 正 志
9番 原 田 達 也 10番 佐々木 史 仁
11番 中 野 光 博 12番 山 下 正 敏
13番 那 須 芳 人 14番 吉 村 直 城
4.欠席議員(0名)
5.説明のため出席した者の職氏名
町長 清 水 雅 文
副町長 木 原 荘 二
教育長 児 島 秀 之
総務課長 浅 海 宏 貴
企画財政課長 立 花 慶 司
消防長 中 平 英 治
会計管理者 早 川 和 吉
税務課長 山 本 光 伸
町民課長 中 田 章
農林課長 吉 村 克 己
水産課長 長 田 岩 喜
建設課長 濵 哲 也
商工観光課長 兵 頭 重 徳
環境衛生課長 山 本 正 文
水道課長 池 田 洋 輔
保健福祉課長 幸 田 栄 子
高齢者支援課長 土 幡 淳
学校教育課長 岩 井 正 一
生涯学習課長 清 水 雅 人
防災対策課長 守 口 庸 夫
国保一本松病院事務長 赤 松 邦 彦
内海支所長 横 山 修 治
御荘支所長 猪 野 博 基
一本松支所長 尾 﨑 弘 典
西海支所長 吉 田 潤 一
6.職務のため出席した者の職氏名
事務局長 本 多 幸 雄
局長補佐 小 松 一 恵
午前10時00分 開議
○議長(原田達也) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
――
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(原田達也) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本日の
会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、3番、池田議員と4番、吉田議員を指名します。
――
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◎日程第2 一般質問
○議長(原田達也) 日程第2、一般質問を行います。
金繁議員の質問を許します。
金繁議員。
○7番(金繁典子) それでは、一般質問、始めさせていただきます。
まず一つ目の質問、
一本松支所庁舎を新たに建設したいとの町の意向について。
愛南町の急激な人口減少と、全国平均の既に約3倍ある公共施設の膨大な維持費が、将来にわたり町民の大きな負担となることが予測されている中、なぜ新築の検討が必要なのか、まずは町民に説明が必要ではないか等について伺います。
一本松支所庁舎の整備については、昨年3月に町が発表した公共施設の
個別施設計画には、
一本松保健センターを維持、長寿命化を図り使用する。一本松支所との複合化を検討していると明記されています。
しかし、昨年12月議会定例会において、
一本松支所庁舎の新築案5億5,880万円について、愛南町の財政状況、経常収支比率99.5%に関連して質問したところ、町長からは「新築は今の時点で一切する気はないです。」と明快にお答えいただきました。
ところが、その7日後の議会では、「建てることもあるんではないかと思っております。」と訂正され、今後、議員各位の御意見を伺いながら、基本構想を作成した上で、理解が得られる対応を行ってまいりたいと発言されました。
そして、早速2月16日の
議員全員協議会において、
一本松支所庁舎の整備について議会との協議を始めたいとの話がありました。しかし、具体的に何を協議するのか不明確でしたので町に確認したところ、
一本松保健センターとの複合化案はゼロベースとのことでした。
そこで伺います。
1、
一本松支所庁舎の整備について、ゼロベースとは何を意味しますか。
2、
個別施設計画、昨年3月に発表しています。ここにあります
一本松保健センターとの複合化からゼロベースに変更するにあたり、どのような協議を執行部で行いましたか。町民に知らせましたか。
3、議会と協議したい整備の内容は具体的に何ですか。
4、新たに庁舎を建築することを検討するには、町民の意見を聞くべきではないですか。それは基本構想が完成する前に、策定過程において必要なのではないですか。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員から答弁分割での質問がありました。
初めに、
一本松支所庁舎を新たに建設したいとの町の意向について、愛南町の急激な人口減少と全国平均の既に約3倍ある公共施設の膨大な維持費が将来にわたり町民の大きな負担となることが予測されている中、なぜ新築の検討が必要なのか、まずは町民への説明が必要ではないか等について、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 金繁議員の質問にお答えをします。
まず、第1の質問、
一本松支所庁舎を新たに建設したいとの町の意向について、1点目の
一本松支所庁舎の整備について、ゼロベースとは何を意味するかについてですが、
一本松支所庁舎整備の在り方については、これまで行政協力員や懇話会委員の皆様に多様な御意見を頂いてまいりましたが、町としては、先般の
議員全員協議会でも御説明したとおり、現段階では、何も具体的な整備方針を定めていない状況にあるということであります。
2点目の
個別施設計画にある
一本松保健センターとの複合化からゼロベースに変更するに当たり、どのような協議を行ったか、また、町民への周知はについてですが、
一本松保健センターについては、支所機能との複合化の可能性を含めて検討しているということでの記載をしておりましたが、具体的な整備方針は決定したものではありません。なお、変更に当たり、どのような協議を行ったかということについては、12月定例議会の答弁で「町として、一本松支所の在り方について、総合的な判断の下、議員各位の御意見を伺いながら、基本構想を作成した上で、理解が得られる対応を行ってまいりたいと考えております。」と答弁をそのように申し上げており、考えに変更はなく、町民への周知も行っておりません。
3点目の議会と協議したい整備の内容についてですが、まずは老朽化が著しい支所庁舎及び周辺施設の現況を視察していただく機会を設け、その課題認識の共有をさせていただくとともに、今後の支所庁舎整備に対する率直な御意見を伺いたいと考えております。
4点目の新たに庁舎の建築を検討する際には、町民の意見を聞くべきではないか、また、それは基本構想策定の過程で必要ではないかについてですが、1点目の答弁でも述べたとおり、これまで一本松地域を代表する住民の皆様に御意見を頂いてまいりましたが、一本松地域の皆様方にとっては、支所庁舎は必要不可欠な施設であることを踏まえ、今後、議員各位の御意見を伺いながら、基本構想案を作成した上で、より多くの皆様の多様な御意見を伺ってまいりたいと考えております。
以上、第1の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 金繁議員、1の1について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) では、1について、
一本松支所庁舎の整備について、ゼロベースとは何を意味しますかとお聞きしたところ、懇話会の委員から意見を頂いて現在の時点では何も具体的方針は決めていないということです。ゼロベースということですので、せっかくつくった公共施設の総合計画、そしてそれに基づいてできた個別計画、これ7年かけて1,000万余りのお金かけて今も見直してますよね。せっかく決めた具体的に全庁的に各課が一生懸命つくったこの計画を、なぜ何も決まっていないというふうに言ってしまえるんでしょうか。この個別計画をつくった意義ってどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) 今の御質問について、お答えをさしていただきたいと思います。
個別施設計画につきましては、先般の
議員全員協議会でも御説明をしましたけれども、平成29年度に耐震化、第二次診断をする必要性があり、第二次診断をして以降、庁舎の現状というのを確認をする中で、様々な今後庁舎の今の耐震化の問題、それから耐震化ができない場合の問題等々につきまして、検討をしているという状況は御説明をしたとおりでございます。
その過程において、
個別施設計画におきましても、現在検討しているという状況を掲載をしておるという状況にしておりました。
以上です。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) 私のほうから、策定に7年間要したという御発言がございましたので、その点について状況を報告さしていただければと思います。
公共施設等総合管理計画につきましては、今回は改定ということで、7年間を要しているわけではございません。その点につきましては、2月16日の全員協議会のところで要点のほうを報告さしていただきました。
まずは、
総合計画公共施設の在り方につきましては、平成27年度、28年度2か年かけまして、初めて
公共施設等総合管理計画を策定をしております。その後、平成30年度から令和元年度にかけまして、それぞれの
施設管理担当課において
個別施設計画の策定を行っております。最初に申し上げましたように、今回、国の指針の改定を踏まえて既存の計画を改定するというところで、これまで計画には取り組んでいるところであります。
以上です。
○議長(原田達也) 質問ありませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 企画財政課長のほうから7年間ではなく4年程度ですかね、という説明がありました。それにしても長い期間です。これは国からつくるようにということで求められてつくったものです。ほかの町とかを見ますと、しっかりと、後でも出てきますけれども、施設の削減、床面積の削減目標とか、かなり具体的に事実に基づいてつくっています。愛南町もそこまでではなくとも個別計画をつくったわけですから、これをしっかりと尊重するべきではないでしょうか。
先ほど、
尾﨑一本松支所長から二次診断等々あってということがありましたけれども、二次診断、耐震化の診断は平成30年に終わっているんですよね。この個別計画というのは令和3年3月に発表されています。十分第二次診断の結果を踏まえて個別計画を出しているはずです。個別計画を軽んじているんじゃないですかね。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典)
個別施設計画の記載につきましては、先ほど御説明したとおり、検討状況の過程にあるという状況をお伝えをしているということで、別に軽んじている状況で記載をしているつもりはございません。
以上です。
○議長(原田達也) 質問ありませんか。
○7番(金繁典子) いいです。
○議長(原田達也) 1の2について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子)
個別施設計画の中にある
一本松保健センターの複合化から、今回ゼロベースということに変更するに当たって、執行部で協議を行ったか、それから町民に知らせたかということなんですれども、協議は12月定例会以後なされていないようですね。町民へ知らせましたかという点についても、お知らせを行っていないということです。
この庁舎、一本松町民にとってはもちろん大事なものなんですけれども、そういう意味でも個別計画の中にしっかりとその案を具体的に入れたわけです。
で、町民にとっては、今、個別計画しかホームページを見ることができない、広報あいなんでもお知らせをしていない。まずは、これこういう状況にありますということを町民に知らせるべきではないですかね。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) 私のほうからお答えをさせていただきます。
この
個別施設計画の件につきまして、若干誤解というか、もう一度私のほうで確認というか説明をさせていただけたらと思います。
まず、一本松支所については耐震化がないから今後耐震工事の有無を検討したいということでの表記にしております。もちろん新築とかどういうふうな方法ということは決定してないので、その辺の記載はありません。
もう一つ、
保健センターとその公民館については、現状の施設を維持し、長寿命化を図り使用すると。ですから、まだ使用できるので当面使用をすると。その中で一本松支所との複合化を検討しているという二段表記をさせていただいております。と申しますのは、要は耐震化のない一本松支所については、今後、協議をして頂く過程の中で、
保健センターや公民館にその支所機能を移転する可能性があるかもしれないということで、残す2つの施設について、もしかして支所機能を持たすかも分からないので、複合化を検討するというような表記にしておりますので、仮に、例えば一本松支所が今新たに建てますよ、ある施設の
保健センターと公民館機能を持ってきますというような表現にはなってないんで、その点はひとつ御理解をいただきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 個別計画のほうは、今もホームページで見られるんですけども、一本松の代表の皆さんが行った懇話会のほうの結果、答申書ということで一旦は議会のほうにも出ましたけど、これ町長の諮問がなかったので意見書だったということを聞いています。これ意見書の内容もホームページには、こちらのほうは一旦は載せられたかと思うんですけれども、今は削除されています。せっかく行った懇話会ですので、やっぱりこれも町民にしっかりと知らせないといけないんじゃないでしょうか。広報あいなんなりで、内容についても知らせて、今どういう状況で話合いをしているのかということは知らせるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) 私のほうからお答えをさしていただきたいと思います。
ホームページに掲載の期間につきましては、懇話会につきましても通常の町の計画もそうですけども、おおむね1か月程度掲載をしているということで御理解をしております。懇話会の会議録につきましては、議員御指摘の点もございましたので、3月末まで見ていただけるような形にはしておりますけども、町民の、先ほどから御指摘のある今の現況の周知ということも含めて、私も現場の立場として、今職員の安全性の確保、来庁者が来られたときの安全の確保っていうのも非常に危惧される状況にありますので、今回、見ていただくということになって、非常にある面では事業が進んでいるなという安心感を持っておりますけども、もちろん地域住民の方々にとっても非常に大切な、先ほど副町長が申しましたように必要不可欠な施設だと認識を私もされていると感じておりますので、そこは早急に事業を進めながら整備の方向性がどういう方向で今後進めていくのかということも踏まえて、早くお知らせしたいなという気持ちは持っております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。金繁議員、3回目です。
○7番(金繁典子) 広報あいなんに掲載するべきではないですかという質問には答えていただいておりません。愛南町、高齢化進んでます。どれだけの方が、町民が
ホームページ御覧になられますか。見てくれ言うたって見れん、そういう人が多いんじゃないですか。あらゆる手段を使って、これ大事なことですから、何億というお金を使う町民のための施設です。しっかりといろんな媒体を使って、紙媒体でも告知するべきではないですか、お知らせしていかんと、今の状況を。違いますか。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) 懇話会の委員の方々の意見書につきましては、多岐にわたって現況の施設の状況、それから委員の方々が周辺施設の状況も踏まえて、将来的にこうしたほうがいいんではないかというような内容にはなっております。広報につきましては、おおむねどういうふうな内容の検討をされたということは、掲載をさしていただいたと認識をしております。
今御指摘の点につきましては、状況を踏まえながら、そういうことも含めてこれから進めていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 1の3について、再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) この庁舎についての整備について、議会と協議したい整備の内容は具体的に何ですかという質問に対し、町長の御答弁で、まず議会に課題を認識していただいて、今後について率直な意見を頂きたいということでした。
で、先ほどから出てまいります耐震化の第二次診断ですよね、これ平成30年、4年前に行われているんですよね。そのときにですね、なぜ議会と協議をしなかったんでしょうか。私、むしろこれ今も耐震化に問題のある庁舎内で職員の方が働かなければならないという、このことのほうが問題ではないかと思います。これなぜ4年間も議会と話し合わずに、これ緊急の課題だと思うんですけれども、県にも報告しているんですよね、問題がありましたと、平成30年3月に。なぜ動かなかったんですか。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) 耐震診断の実施の状況につきましては、先ほど御説明したとおり、愛媛県の
耐震化促進計画に基づきまして、第二次診断を県に報告するというような義務が発生した関係で、診断をしたということで、議員も御承知のことだと認識をしております。
その後、耐震診断をした以降、耐震診断につきましては、議員のほうにも御説明をさしていただきましたけども、3階部分についてはもう耐震補強の基準値を下回っているというような形で撤去が必要だという結果でございました。
その結果を受けて、耐震補強した場合の概算工事の費用というのも算定をしております。それ以降、いろいろ検討する中でですね、まだ状況を踏まえながら、様々な先ほど御説明したとおり、3年の2月の
議員全員協議会の中でも懇話会の設置の状況と検討の今までした経緯というのは御説明をさしていただいておりますけども、今現在、そこにつきましては地震等の関係もございますけども、早急に先ほど御説明したとおり、事業を進めているという認識を持っておりまして、今まで4年間何もしなかったということではないと御説明さしていただけたらと思います。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 何もしなかったわけではないということです。もちろんそうでしょう。ただですね、これ緊急事態ですよね。危険な建物の中で職員の方が働かないといけない。これ4年の間に議会に話しましたか。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) お答えをさしていただきたいと思います。
30年度につきましては、現況につきまして、当時の一本松地域の議員の方々には耐震診断、耐震補強の改修費用等も含めまして、御説明はさしていただきました。
それ以降、調整会議をしながら耐震診断をする以前に建て替えをする場合に、補強する場合につきましても、今の現庁舎の経過年数がもう51年、その当時は51年でございましたけども、そういうものをかなりの費用をかけて補強するべきなのか、そういう議論も含めまして、もろもろ検討をしていたという状況で、アスベストの問題も含めまして、それ以降手順としては順番に改修、その他の改修も含めて検討をしてきたという状況で、議会のほうには先ほど御説明したとおり、3年2月の懇話会の設置のときに際しまして、検討の状況については御説明していただいております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。
金繁議員、3回目です。
○7番(金繁典子) ですので、令和3年までその耐震診断、第二次の耐震診断、そして県にこれは問題があると報告した後4年間、議会には、議会では何も協議しなかったんですよね。その点を聞いてるんですよ。それはなぜですか。
○議長(原田達也)
尾﨑一本松支所長。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) 今、議員御指摘のとおり、議会については、3年2月までは議会のほうに状況報告はしていなかったという状況ではあります。
それ以降、もろもろ庁舎の場合の耐震の改修、補強工事も含めて、周辺施設の状況に仮に支所が移転した場合、いろんな想定をしながら事業を進めておりました。そういうことで、議員の議会への報告というのはできておりませんでした。
以上です。
○7番(金繁典子) 議長、なぜという答え、明快にお願いします。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) すみません、もう一度。
○7番(金繁典子) なぜ議会と協議をしなかったのかという点について、明快なお答えをお願いします。4年間。
○
一本松支所長(尾﨑弘典) その都度事業をどういうものを検討していくかということについては、政策調整会議をしながら、事業を進めていたということで、議会に説明できなかったというのは、今ほど御説明したとおり、いろんな想定をするための事業を実施するということで、説明できてなかったということです。
以上です。
○議長(原田達也) 1の4について、再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 新たに庁舎を建築することを検討するには、町民の意見を聞くべきではないか、それは基本構想を完成してしまう前にその策定過程において住民の参加、参画が必要ではないですかという質問をさせていただきました。町長のほうからは一本松の代表住民の方たちに懇話会をつくっていただいて、話をしたと。一本松の方たちの意見というのは必要不可欠だと考えているということでした。
もちろんそうです。ただですね、これもう一つの愛南町なんですよね。全体の町民の方のお話を聞くことが大切です。まして今、愛南町14年も前に自治基本条例出ています。その中には参加ではなく参画、参画の大事さがとうとうとうたわれています。すばらしい条例です。もう一つの愛南町なんですから、住民参画でこの庁舎について検討するべきではないでしょうか。その策定の過程において、住民に参画していただくことが必要ではないでしょうか、町長にお伺いします。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
ただいまの金繁議員の質問ですけど、全くそのとおりであるかなというように思ってます。今後ですね、そういったことのないように、しっかりと取り組んでまいりたいというように思います。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○7番(金繁典子) はい。
○議長(原田達也) 次に、2の質問を許します。
金繁議員。
○7番(金繁典子) それでは、2つ目の質問です。
公共施設管理計画の実効性を確保するために。
過去に建設された膨大な公共施設の老朽化が進み、その維持管理費が将来にわたり財政に大きな負担となってきます。自治体の財政はどこも厳しく、人口減少により公共施設の利用需要も減っていくため、国は全国の自治体に対し、公共施設等の全体を把握し、長期的視点に立ってその総合的かつ計画的な管理を行うための
公共施設等総合管理計画の策定を求め、これは平成26年、さらに個別施設ごとの具体的な対応方針を定めるよう求めていました。
愛南町も、ここ約7年かけてと通告書には書きましたが、先ほど企画財政課長のほうから訂正ありました、4年程度ですかね、かけてコンサルタントだけで1,100万円、この1,100万円の中には現在の総合計画見直し料も入っています。支払って両計画を作成しています。
しかし、その内容を見ると、公共施設削減の数値目標を設定せず、実際に町民がどれだけ施設を利用しているかの稼働率に基づかずに個別計画が策定されているなど、計画の具体性、効果に疑問が残ります。
愛南町には既に全国平均の約3倍の公共施設があり、建物だけで460施設、総延べ床面積24万5,211平米あります。人口1人当たり、令和元年度末時点の町民の人口で割ると、11.41平方メートルあります。そして、維持費に今後20年間約362億円、年平均約18億円が必要とされています。
一方で愛南町の人口は急激に減り続け、令和2年度の1万9,601人から令和22年には約5,000人減って、1万4,481人、27%も減ると町のほうでも予測されています。住民1人当たりの維持費負担は増大するばかりです。
そこで伺います。
1、効果的な施設計画を策定するなどのためには、実際に町民がどれだけ施設を利用しているかを知る稼働率の把握が必要ではないですか。なぜ把握しないのでしょうか。
2、なぜ削減の数値目標を設定していないのでしょう。これは国のほうが求めています、もちろん義務ではありませんけれども、求めておられます。町民の公共施設維持費負担の増大について、どのようにお考えでしょうか。
3、公共施設維持管理の現状と課題を町民に共有し、意見を聞くべきではないでしょうか。これからの施設の在り方を住民参画で検討するべきではないでしょうか。
4、各課が管轄する膨大な公共施設全体の総量を全体としてどうするのか、統合化を含めた効率的な施設の在り方について、有効な計画を策定するためには全庁的な体制を構築する必要があるのではないでしょうか。具体的にどのような体制をお考えですか。
以上です。
○議長(原田達也) 2の公共施設管理計画の実効性を確保するために、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、公共施設管理計画の実効性を確保するためにについて、1点目のなぜ施設の稼働率を把握しないのかについてですが、観光施設や公民館など、公共施設の特性によっては稼働率で利用状況を計りかねる施設もあるため、各施設の利用状況は、利用者数及び稼働率等により確認をしております。
2点目の公共施設削減の数値目標を設定しない理由と、維持費負担の増大についてですが、公共施設の削減については、地方公共団体が担う役割や状況により取り組む必要があると考えていることから、公共施設削減の数値目標は掲げておりません。
公共施設の維持費については、施設の状況、将来人口の見通しや地域住民に与える影響を考慮した上で、これまで内海支所をDE・あ・い・21に、御荘支所を御荘文化センターに統合したほか、平成29年3月に
公共施設等総合管理計画を策定して以降、10の施設を解体するなどの取組を推し進めており、必要とされる公共施設は大規模改修により施設の長寿命化を図るなど、今後も維持経費の削減に努めたいと考えております。
3点目の公共施設の現状と課題を町民に共有し、施設の在り方を住民参画で検討すべきについてですが、公共施設は、ただいまの答弁と同様に、地方公共団体が担う役割、また地域の要望により整備されている施設も多くあることから、公共施設の在り方については、まずは各施設の関係団体と協議を行い、利用者から寄せられる意見などを参考に検討してまいりたいと考えております。
4点目の公共施設の全体の総量をどうするのか、統合化を含めて効率的な施設の在り方、有効な計画を策定するには、全庁的な体制を構築する必要があるのではないかについてですが、公共施設の全体の総量については、施設の特性や地理的要件を考慮すると、住民に必要とされる施設は多くあり、ただ単に数値で計り総量を判断することはできかねるものと考えております。
全庁的な体制については、公共施設等管理計画を取りまとめております企画財政課を総括課とし、各施設を管轄する各担当所属においては、施設の状態や利用状況を踏まえて、施設の在り方を検討し取り組むこととしております。
以上、第2の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 金繁議員、2の1について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 稼働率を把握することが必要ではないですかという質問に対し、町長のほうから施設の特性によっては難しいものもあるけれども、利用者数とか稼働率も把握しているとおっしゃいましたかね、それ、いいですかね。じゃあ、稼働率に基づいて個別計画もつくっていたということでよろしいんですかね。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) お答えさしていただきます。
稼働率の状況を踏まえて、各所管する担当課において個別計画のほうは策定をしております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 今回、情報公開請求さしていただきました。この間ずっと個別計画に至る何か庁舎内でのいろんな協議とか指示されている文書等を見せていただいたんですけれども、稼働率の言葉が全くなかったんですよね。ですので、把握されていないのかと思ったんですけれども、じゃあ稼働率については何%の使用率、部屋ごとに、できれば時間帯ごとに通常は出しますけれども、そういう客観的な稼働率の数字というのが全ての施設について出ていたということでよろしいでしょうか。出ていないものがあれば、その施設はどこだったのか、教えてください。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) お答えさしていただきます。
まず、稼働率の捉え方について、総括する企画財政課の考え方について、まず説明をさせていただきます。
先ほど町長の答弁でもございましたが、一部の施設については稼働率で指標を図ることとしております。金繁議員が言われましたように、時間帯云々で全ての状況を把握しているわけではございません。稼働率を図っております施設を申し上げますと、高齢者の入所施設、こちらにつきましては、施設に定員を設けておりますので、こういった施設につきましては稼働率で計れるというふうに捉えております。
具体的に申しますと、城辺高齢者共同住宅につきましては、実際の入居部屋日数を入居可能日数で割り戻したというところで稼働率を捉え、令和2年度につきましては、84.7%の稼働率、養護老人ホーム南楽荘につきましては、年間入所日数を年間定員数で割り戻した率を稼働率として捉え、98.3%でありました。
最初に申し上げました施設の形態で定員数をというところではあるんですけれども、町が管理します町営住宅につきましては、稼働率という定義ではございませんが、入居率というところで指標のほう計ることとしております。
直近の状況を申し上げますと、町が管理する住宅全体の入居率は83.2%というところでございます。全ての施設、稼働率についてというところもございましたので申し上げますと、最初に申し上げましたとおり、全ての施設は稼働率で計っておりません。その理由を申し上げますと、観光施設につきましては、一定の空間にどれだけの方が来られ利用したか、スポーツ施設につきましても、平面的な空間にございますので、そこの施設をどの程度の方が利用したかというところで、利用人数で指標を掲げております。
また、保育施設も公共施設等であるかと思うんですけれども、こちらにつきましては、保育サービスを提供する上で、適切な管理ができていなかった場合、トラブルが生じて保育業務に支障が発生した件数などという形で指標を掲げ、毎年状況を確認をしております。情報公開請求の記録の中で、稼働率のやり取りがなかったという御指摘ございました。確かに記録の中ではそういった記述はございませんし、実際記憶の中での話になるんですけれども、稼働率がどうかは私自身も把握はしておりません。
ただ、事業管理の中で公共施設につきましては、事業管理を行う中でマネジメントを行っております。それぞれの公共施設維持管理事業という形で大多数は掲げておりまして、その中で毎年状況は確認をしておりませんので、推測ではありますが、会議の中でそういったバックデータがあることを前提に協議をしたというところがあるので、当該会議においてはそういったやり取りがなかったのではないかなというふうに推測をしております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありますか。
金繁議員、3回目です。
○7番(金繁典子) じゃあ、稼働率を把握していない施設もたくさんあったということですね。非常に残念です。といいますのは、平成29年の第3回定例会9月議会にですね、私、この公共施設の個別計画、総合計画質問さしていただきました。その中で、執行部のほうからはっきりとこう言われています。稼働率の把握は個別計画を検討していく上で必ず必要となってくる情報ですと、ですので私は信じておりました、稼働率を出していただけると。
例えば、先ほど企画財政課長のほうから利用者数で計っているところもあるとおっしゃいましたけれども、これは稼働率ではありませんよね。これ絶対的な数であって、例えば
保健センター、年間5,000が利用しますと言ったところで、それは健診のときに1日1,000人、2,000人来ました。そしたら年間365日のうち数日しか使っていませんでしたということもあるわけです。これは稼働率ではありません。人数というのは。
ですので、今後PDCAサイクル、計画・実行・評価・改善ということをしっかりやっていきますと見直しの中にも書いてあります。見直すときには、必要があると認めるときは、これ主観的な理由ではなくて、こういうきちっとした客観的な基準を、稼働率という基準を図って、だからこそ有効、効率的な施設利用ができると思うんですよ。だから、国もこれPDCA進めてると思うんですよ。主観的に欲しいからつくらんといけんけん、そんなことではなくて、もちろんそれも大事ですけど、客観的な稼働率を必ず入れるようにしていただきたい、検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、町長。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
今言われた質問についてですけど、ただ、集会所であるとか、地区のですね、そういう施設については把握できるし、できますけど、そういう施設もあるのでそれはできないんやけんど、全体的に考えてできるものについてはやっていきたいと、そしてできない施設も結構あるんではないかというふうに考えております。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) 総括する担当課としての指標の捉え方について、回答させていただきます。
先ほどの答弁と重複するところもございますが、御了承ください。
金繁議員が言われました、例えば
保健センター、例えば利用の人数であれば、状況が把握できない、適切な稼働をしているのか、施設の特性で判断できないという御意見もございました。他方、例えばなんですけれども、
保健センター、通常平日であれば開設をしております。金繁議員が言われましたように、健診等で利用する場面、あるいはその事業ではなくて随時いろんな相談で来所される方もいらっしゃいます。そういった定義で捉えますと、
保健センターの中で行っている業務が、総体的に稼働率というところでは、やはり計りかねるというふうに考えております。開いている、閉まっているという単純なお話ではないのかなというふうに思っております。
個々の事業に対してそういう捉え方をしておりますので、総括する企画財政課としましては、施設の特性に応じて利用人数、あるいはトラブル件数、そういった考えを持って指標を掲げております。
以上です。
○議長(原田達也) 2の2について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) じゃあ、確認です。前向きなお答えを町長からいただきました。稼働率の把握ができる施設については、今後検討していくということでよろしいでしょうか。一言お願いします。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
そのようにします。
○議長(原田達也) ほかに質問は。
○7番(金繁典子) いいです。
○議長(原田達也) 2の3について、再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 公共施設維持管理の現状と課題を町民に共有して、住民参画でこれからの施設の在り方を検討するべきではないですかという質問に対し、町長のほうから各施設の関係団体とか利用者の意見を聞きながら進めるということです、ぜひそうしていただきたいのですが、そこにはやはり住民参加、パブリックコメントとか町が用意する場所に来ていただいて意見を聞くとかということではなく、だけでなく、やっぱりこれ参画、自治基本条例にあります住民が意思決定過程から参加できる形式、参画でやっていってほしいと。合意形成を町民とつくっていってほしいということが私の趣旨です。そういう意味と捉えて、先ほどの答弁はそういう意味と捉えてよろしいでしょうか。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) そのように捉えていただいて間違いございません。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) 間違いないということで、ぜひそうしてください。
この自治基本条例、14年前この議会で通されたとき、町長は議員さんだったとお聞きしております。この条例を通された御自身としても、ぜひ今後は参画で進めるということを、町長の御意見をいただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) 先ほど担当が答えたとおりです。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに質問はありますか。
○7番(金繁典子) ないです。
○議長(原田達也) そしたら、2の4について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 4は各課が管轄する膨大な公共施設全体の総量を今後どうするのかっていうことを、有効に、有効な計画をつくっていくためには、全庁的な体制を構築する必要があるのではないですかと質問さしていただきました。町長の御答弁では、単に数字だけではなくて企画財政課が取りまとめの役をして、各課から上がってくる状況を取りまとめて計画をしているということでした。
でですね、これだと今までと変わらないんですよね。これまでの会議録、一切の文書、情報公開で見せていただきました。確かに保健関係のものは保健福祉課が取りまとめ、それを企画財政課に全部集約してこの計画ができてるということです。それだと、いまだに縦割り行政のままなんですよね。人口が減って、町民のために、本当に有効かつ効率的な施設管理計画をつくるには、横断的な全庁的な取組が必要だと思うんです。実際、国もそれを進めておりますし、危機感を持ったほかの自治体では、もうそういう頭を切り替えて横断的なチームをつくってやっているわけです。
こうしていかないことには、本当に有効な公共施設管理計画できないと思うんですね。ぜひ、今後ですね、こういう縦割りの上がってくるものを取りまとめてざっと出すんじゃなくて、しっかりと皆さん全庁的に協議していく、そして先ほどお約束いただいたように、町民参画でやっていくためには、縦割りではできないと思うんですよ。やっぱり横断的に、そして住民参画で、これ大変な作業ですからね、合意形成するというのは。だからこそ、全庁的な体制を構築してほしいというのが私の質問の意図です。いかがでしょうか、御検討いただけないでしょうか、今後。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) お答えいたします。
総合管理計画、ようやく今まで合併して旧5町村ごとにその財産台帳はありましたけど、そのバックデータとなるものがない状況であったものが、ようやく公共施設管理計画に基づいて全てデータを積み上げたもので全体が把握できるようになりました。
ということで、今ようやくそういう段階に来て、途上でもあるということも踏まえまして、もちろん横断的に検討していくことは当然必要なんですけど、それをするためにも中核となる課も必要でありますので、一応、今のところ企画財政課を中心に検討をしながらですね、その中でどういうふうに進めて行くのが一番ベストなのかというような方向が見えましたら、また考えさせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに質問。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 今の副町長のお話で、中核となる課は必要であるということです。もちろんそうです。ただですね、今、取りまとめていらっしゃる企画財政課、非常にたくさんのお仕事を抱えていらっしゃいますよね。この公共施設の管理計画というのは、もう今やほかのいろんな自治体では、役場の中で一番花形の事業であるというぐらい、非常に重大なものです。財政的にも最も重要重大な課題の一つだと思います。
そこをですね、今の段階、今現状では愛南町役場の中で企画財政課の職員の方が兼務でされているわけですよね。これではとてもできませんよね。今後、必要が出てきたら考えるというようなお答えだったと思うんですけれども、これ待ったなしだと思いますよ。人口も急激に減っていく中で、
保健センターは
保健センター、別の施設は別の施設、もう旧町全てに残していくっていうことは大変難しくなるわけですよ。私、計算してみたら、このままいったら4人家族で令和22年には、年間50万円の、公共施設の維持費だけで、それだけ負担しないといけなくなるとい状況になります。だから、これチェックさしていただいているんですよ。
それができる体制を整えていただきたい。お役所ですから、なかなか変えるということは難しいかもしれませんけれども、頑張るところは頑張っています。ぜひですね、右肩上がりの時代ではない、右肩下がりなんですよ。それ全庁的な頭の切替えが必要だと思います。そういう意味で、これぜひチャレンジしていただきたいんですが、いかがでしょう、もう一度副町長、お伺いします。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) もう一度お答えさしていただきます。
現状、その公共施設総合管理計画ができた背景には、その決算関係を公会計化すると、その中で財産台帳がどうしても必要になるというような経緯もありまして、企画財政課が持ったということがあります。ですから、その財産台帳としての公共施設管理計画ということも考えると、現状は、やはり企画財政課で中核をもっていただいて、でそれぞれ財産管理、行政財産であるとか、普通財産につきましては、それぞれ個別の課がやっぱり責任を持つべきところなので、その辺も踏まえてですね、改めて研究課題とさせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。金繁議員、3回目です。
○7番(金繁典子) いろんな経緯があり、たくさんの仕事を抱える中で大変だと思います。これ、住民参画でやるとなったら本当に大変なことになりますので、こうせざるを得なくなってくると思います。申し上げにくいですが、やはりやっているところはやっているんですよね、ほかの自治体。ですので、ぜひ前向きに考えて検討していただきたいと、再度念押しさしていただきます。答弁は結構です。
○議長(原田達也) 次に、3の質問を許します。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 三つ目の質問をさせていただきます。
旧西海中学校とその周辺を西海地域約1,100人の広域防災拠点とする目的で、新たな町道、これは旧西海中学校から旧西海有料道路、4メートル幅で356.3メートルの町道を新たに造ろうと、このブルーの線ですね、ここに中学校、そしてこのオレンジのラインが旧有料道路です。そこを結ぶブルーのライン、これを新たな町道として防災目的のために建設されようとしております。
予定事業費は1億6,780万円です。その位置づけと防災の優先順位について、お伺いします。
南海トラフ地震など、大規模災害に備え、旧西海中学校周辺を西海地域約1,100人の広域防災拠点とし、その避難者はヘリコプターで連れて来る。そのために、新たな町道を建設したいと昨年5月に町から議会に話がありました。
そのつい2か月前には、旧西海中学校は県のえひめ企業立地ガイドに登録され、売却や貸付けの対象になっていると議会で指摘されておりました。
旧西海中学校が売出しや貸出しに出されること自体、議会に説明はなかったようでしたし、旧西海中学校周辺を広域防災拠点にすることも事前に議会に説明はありませんでした。
昨年の愛南町の決算では、経常収支比率が99.5%と県内で最も硬直化した財政となりました。自由に使えるお金がほとんどなくなっているという状態です。一方で防災に関しては、津波被害の際には雨風をしのげる避難所がない地区が城辺や御荘の中にも、そして西海などにも町内にはたくさんあり、また、西海地域では由良半島の住民は菊川小学校まで避難しなければならない状態のままです。1月の震度4の地震では、外泊の石垣が崩れましたが、大地震の際には石垣の倒壊が多発、空き家の倒壊も心配されておりますけれども、狭い生活道路が塞がれて避難できない状況が発生することも予想されます。
そこで、さきの定例会で、町全体の防災プランをつくるということを最優先にして、個々の事業は優先順位を決めて進めるべきではないか質問しました。
しかし、この点については町からは何も報告はなく、先月の全員協議会でこの町道建設を来年度予算に入れるとの説明がありました。
そこで、優先順位についての協議について尋ねたところ、町長からはやれるところからやると、町道を建設するという回答でした。
そこで、さらに協議内容の議事録の開示請求も求めましたが、その結果は非開示。理由は方向性を決定するものであったため、議事録は作成していないとのことでした。
そこで伺います。
1、方向性、優先順位について協議をされましたか。どのような協議をされましたか、その出席者と内容を伺います。
2、方向性、優先順位の協議内容について、議会、町民に説明するべきだとは思われませんか。
3、防災対策の優先順位の意思決定は、町民にとって命に関わる重大問題です。意思決定の過程を文書に残し、町民への説明責任を果たすべきではないでしょうか。
以上です。
○議長(原田達也) 3の旧西海中学校とその周辺を西海地域約1,100人の広域防災拠点とする目的で、新たな町道(旧西海中学校から旧西海有料道路4メートル幅356.3メートル)を4年かけて建設する(事業費1億6,780万円)計画について、その位置づけと防災の優先順位について、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、新たな町道建設計画の位置づけと、防災の優先順位について、1点目の方向性、優先順位について協議したか、また、出席者と協議内容はについてですが、昨年12月23日に内部協議としての政策調整会議を開催し、西海地域の災害応急対策や避難対策、仮設住宅対策を協議する中で、孤立する可能性の高い西海地域において、当該道路について、その重要性を改めて確認し、最優先的に取り組む事業であり、当初予算に計上し、計画的に実施することで、意見の一致を見ております。
出席者については、自分と、副町長、教育長、総務課長、企画財政課長、学校教育課長、生涯学習課長、建設課長、防災対策課長であります。
2点目の協議内容を議会、町民に説明すべきとは思わないかについてですが、昨年12月に政策調整会議で協議した結果を踏まえ、先月の
議員全員協議会において、町道樫月竹倉線の新規道路改良事業について、ルート、事業費及び計画期間等の説明を行っております。町民への説明については、昨年10月の西海地域行政協力員会議や11月の住民説明会で、これまでにも最優先課題として説明を行っておりますので、改めて説明をすることは考えておりません。
3点目の意思決定の過程を文書に残し、町民への説明責任を果たすべきではないかについてですが、町民への説明責任については、ただいま答弁したとおりでありますが、防災・減災対策は、地域と一体となって取り組むことが重要であり、行政協力員会議や自主防災会の防災学習会等において、丁寧に説明し、理解を得ながら、地域に合った対策を考え、取り組んでまいりたいと考えております。
なお、内部協議についての会議録作成に関する指摘ですが、各所属において、直面する課題や今後の方針、あるいは緊急的な対応等々、日々発生する事案等について、関係者により自由に意見交換をすることによって、最善の方策を導くための場であって、意思決定の過程等を記録に残すことは考えておりません。
以上、第3の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 金繁議員、3の1について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) この西海の道路を最優先にするという協議を12月30日にしたというお答えでした。定例会のときに、町長のほうからとにかくどこが重要でどこが重要ではないと、そういう順位はこれはつけるべきではないとおっしゃっていたんですけれども、そしてまた木原副町長のほうは全員協議会のほうで、全体的にできるところから取りかからせていただくということで優先順位を考えないということだったんですけども、12月30日にはここを最優先にしたと。最優先にするということは、ほかのいろんな課題を洗い出して、その中で優先順位をつけなければいけませんよね。いろんな問題、私、この質問の中で書いてます、問題について由良半島のこととか協議していただいたんでしょうか。
○議長(原田達也) 守口防災対策課長。
○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。
この12月の内部会議については、町の防災対策の方向性等確認しながら、その防災対策の取組事業について確認をしております。その中で、先ほど町長の答弁にありましたとおり、西海の災害応急対策、避難対策、仮設住宅対策で必要なということで、この道路については最優先的に取り組む事業であるということを確認しております。
その他内海地域についても、ある程度危険な状況であるとか、そういうのはその場で協議はしております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○7番(金繁典子) いいです。
○議長(原田達也) それでは、3の2について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) その優先順位の協議内容について、議会、町民に説明するべきだと思いませんかという質問に対して、町長のほうから西海の一部の地域で最優先課題である、住民説明会を行ったということなんですけれども、全町でやっぱり意見を聞かないと聞いたことには、優先順位つけられないじゃないですか。いろんな課題ありますよ、由良半島の方たちも、そして西海の中でも西浦、中泊、外泊の方たちは、とても西海中学まで行けないとか、とても魚神山から菊川小学校まで行けない、それまでに死んでしまう、崖崩れが起きてとても行けない、ヘリコプターなんてとんでもない、そういうお声たくさん出てるんですよ。そういう町民の声に応えるためにも、まずは説明をするべきではないですかね、これ、優先順位にしましたということを。
○議長(原田達也) 守口防災対策課長。
○防災対策課長(守口庸夫) お答えします。
先ほど町長の答弁にもありましたように、10月の行政協力員の会議と、11月に住民説明会のほうでこの道の必要性、重要性については私のほうから説明をしております。
今後、この件について協議内容とかの説明は今のところ考えておりませんが、先ほど3点目の町長の答弁でもありましたように、この防災対策は地域一体となって取り組むことが重要であると考えております。今後については、行政協力員や地域の方、地域のそういう自主防災会等でその地域によって取組が、対策が違ってくると思いますので、そういうのを丁寧に説明して意見をいただきながら対策を取っていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) ちょっと私からもお答えします。
優先順位っていうのはですね、特に防災の件については、命に関わることであって、しゃくし定規に行かん部分がたくさんあるんですよね。先日もですね、先日いうか近日いうかあれなんです、こういうこともありました。救急車が入らないところがあったんで、その道を広げたいと。広げたらそこまで行けれるということがありまして、地区の方にも相談した。そのためには土地を空けてもらわんといかん、それでないと道が広がっていかん。ところが、そういうのを優先的に言えば早くしてあげたいけど、土地が分けてもらえんのでできないと。早くやらんといけんことがあったとしても、優先的に、順位にしたら下のほうになるかも分からんし、そういうできないことはできんとなりますよね。
ですから、防災について、最初に言うたようにこれ優先順位をつけれんと、やれるところからやっていかんと、やっぱりいかんと私は思います。特に言うたように防災についてはですね、ほかの件とまた違って、順位を決めてこれをやらんといけんというんじゃなくて、できるところからやるというのが自分の方針であります。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 防災課長のほうから西海の地域で説明会をしたと、それから町長のほうからはやれるところからやるというお答えでした。でもそれでいいんでしょうか。町内には、たくさんの地域の住民の方たちが不安に思ってます。これ、まちづくりアンケートにもしっかりと結果出てるんですよね、その不安が。町外に移住したいと思っている人、愛南町1割近くもいるんですよ。そのうちの4人に1人が、災害が心配だからとおっしゃっています。これだけ多いんですよ。そして、今後のまちづくり、力を入れてほしいと思っているのが防災・減災の推進であると、これ5割、約5割の方がこう思っているんですよ、半分近いということですよ。
一部の地域だけに力を入れているだけではいけないんじゃないですか、やれるところからやるでは。やっぱり全町的にしっかりと意見を聞いて、優先順位をつけてやっていかないと、命をまず守るというところからやっていただかないといけないと思いますけど、どうでしょう。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
やっぱりそれ当然ですよ。命が一番大事な、だから、この命に関することについては、やらんといけんと、優先的にやると、それもですね、順位決める必要ない、やれるところからやらなんだら、やって進んでものはいかないと。ですから、各5か町村全部どこもそうです。どこが大事とかどこを早くせんといけんことない。要望があってそこに視察行ったらこれは早くせんといかんなというところがあったら、決めとったことでも後回しになる場合もあるし、早くやらんといけんことについては、優先的に即やっていきたいというふうに考えております。それが自分の仕事だと思っております。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○7番(金繁典子) いいです。
○議長(原田達也) 次に、3の3について再質問ありますか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 3つ目はこの防災順位対策の順位、優先順位について、意思決定は命に関わる大事なことなので、その過程を文書に残して町民への説明責任を果たすべきではないですかという質問に対して、日々発生する事案なので意思決定を残す必要はないということですけれども、これ文書規程変えてもらいましたよね、去年の6月の議会の後。法律と同じすばらしい規程に愛南町の文書規定変わりました。町民への説明、現在及び将来の未来の住民に対する説明責任を果たすため、意思決定について文書を残すという内容にしてもらっています。これについてまずいかがお考えでしょうか。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) お答えいたします。
先ほど町長の答弁の中でも触れておりましたが、内部協議につきましては、本当に日々何件も持ち上がる、それぞれの担当課の検討事案について、それをいかに対応するか、一堂に会して一定の理解というか、共通の認識を持つというのが内部協議であります。基本的には私のところに相談があったとして、これはもう全員でいろいろな意見を交わそうと思うことについては、1対1で私と決めるんではなくて、必ず町長を交え、総務課長、そして企画財政課長を含めて内部協議を持って、それぞれ忌憚のない意見をお互いに言って、それを基にどのような方向に進めていくのがいいのか、結論まではいかずともぜひこういう形で検討していこうということで回を重ねて、一定の方向を見ておるというような、本当に内部での協議事項ですので、もう毎回それを会議録に残すというようなことはできませんので、一応その点は御理解をいただきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) ある程度は理解しますが、ただその結論さえ残していないじゃないですか。情報公開請求しても結論さえ出てこないんですよね。少なくとも説明責任は果たさんといかん、それは、自治条例にも書いてますよね。自治条例14条2項には、町政の運営に関することについて、その内容ほか意思決定の過程における必要性、または妥当性を住民に分かりやすく説明する責任を有しますと。これは執行部の責任ですよね。この説明責任についてはいかがお考えですか。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) お答えをいたします。
今まで協議したことについて、それぞれ主管となる担当課がどのようにその結果を書き残しとったかということについてまでの、私のほうで確認はできておりませんけど、内部協議をもってそこである一定の結論が出たことについては、結論についてはきちっと明記したり、もし聞かれてもいついつ内部協議でこういう方針になりましたということについては、きちっと結論が出せるように対応したいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員、3回目です。
○7番(金繁典子) 今、副町長から前向きなお答えをいただきました。期待しております。
でですね、今日私、3つの質問をさしていただきました。これ実は1つのテーマで聞かせていただきました。改めてこの自治基本条例見させていただいて、本当にすばらしい内容です。でも実際には住民が主役と言いながら置き去りになっているんじゃないかと思われるこの公共施設の在り方、それからこの町道、大事な予算も大きい事案について、十分な説明、それから告知さえなされていないという状況です。これ、自治基本条例にある住民参画、町民が主役であるっていうことを実現していくためには、やはり庁舎内での意識改革、これからは参画とさらに進んだ協働、これは総合計画にもうたわれてますけど、協働を原則とするということをしっかりとやはり庁舎内で共有して、研修して、マインドを変えていっていただきたいということなんです。
そして、組織体系というものもこれまでの縦割りだけではなくて、やはり全庁的な調整も必要になる。参画と協働っていうのを、やはり組織体系の柱とするように、これから前向きに動いていってほしいと思います。
これ、住民が主役という言葉、副町長が当時職員として提案されたすばらしい言葉だと聞いております。いかがでしょうか、ぜひ前向きに今後取り組んでいただけないでしょうか。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) 合併前のときの主役は住民という言葉を今持ち出していただきましたけど、我々その行政を推進していく中で、当然住民のためにという強い思いを持ってあらゆる施策を計画し、実行するように移しております。ただ、どうしてもですね、御存知かと思いますけど、もちろん全ての案件について参画というわけにはまいりません。これから、当然重要な案件につきましては、そういう機会を設けながら、それこそ住民参画の下、行政を推進していくように心がけていきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) これで、金繁議員の質問を終わります。
暫時休憩します。
11時30分より再開します。
午前11時18分 休憩
―――――――――――――――――
午前11時30分 再開
○議長(原田達也) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問における再質問の際に、通告にないような関連質問等が見受けられますので、十分に注意をしていただきますよう、お願いをしておきます。
それでは、次に池田議員の質問を許します。
池田議員。
○3番(池田栄次) 公明党の池田でございます。
まず、一般質問に先立ち、3月16日深夜の福島県沖を震源とする地震で被災された方々にお見舞いを申し上げます。
それでは、一般質問通告書に基づいて質問さしていただきます。
1、新型コロナワクチン追加接種と5歳から11歳のワクチン接種について。
新型コロナウイルスオミクロン株の拡大により、全国で感染者数の高止まりが続いています。愛南町では、関係機関の迅速な対応、町民の感染防止行動によって小康状態が続いています。しかし、愛媛県内では感染者の高止まりが続いており、近隣市町でも感染者が出ています。感染力の強いオミクロン株への対応に当たって、ワクチンの3回接種は発症予防、重症化予防の要となる観点から、追加接種の速やかな実施がなされています。また、小児の感染者は増加傾向にあり、保育所や学校での感染拡大により家庭内で中・高年世代へ感染する等の観点から、緊急の蔓延予防のために実施するという趣旨を踏まえ、今後、流行する変異株の状況、ワクチンの有効性・安全性に関するこれまでの一定程度の知見、諸外国における小児への接種の対応状況等を勘案して、総合的に判断し、5歳から11歳の接種が実施されています。できるだけ早く安全に多くの町民の方に、接種を受けていただくことが必要と考えます。
そこで、質問させていただきます。
1、ワクチンの3回目接種の現状と今後の工程、接種による効果や副反応、留意事項の情報提供の状況について、見解を伺います。
2、5歳から11歳のワクチン接種の現状と今後の工程、接種による効果や副反応、留意事項等の情報提供の状況について、見解を伺います。
○議長(原田達也) 池田議員から答弁分割での質問がありました。
初めに、新型コロナワクチン追加接種と5歳から11歳のワクチン接種について、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 池田議員の質問にお答えをします。
まず、第1の質問、新型コロナワクチン追加接種と5歳から11歳のワクチン接種について、1点目のワクチンの3回目接種の現状と今後の工程、接種による効果や副反応、留意事項等の情報提供の状況についてですが、3回目のワクチン接種は、12月17日より医療従事者から先行して開始をしており、接種率は3月14日現在で、65歳以上が84.7%、18歳以上が57.2%となっております。
接種券の発送は、64歳以下の方も含め2回目接種から6か月を経過した方に順次、案内を進めているところであります。3月中には9月に接種した方への発送を完了し、4月には2回目接種完了者の8割の接種が完了する予定であります。
また、接種による効果や副反応、留意事項等の情報提供については、広報、ホームページ、接種券送付時にチラシを同封し、情報提供に努めております。
2点目の5歳から11歳のワクチン接種の現状と今後の工程、接種による効果や副反応、留意事項等の情報提供の状況についてですが、5歳から11歳のワクチン接種は、3月7日から町内の小児科医院で小児用ワクチンを使用し、個別接種で開始しております。
接種券は、全対象者への送付を完了し、現在は4月18日までの予約受付をしており、予約状況は、11歳が41.6%、全体では22.6%といった状況であります。
今後は、予約状況を見ながら予約枠を拡充する一方、4月からは県立南宇和病院も接種医療機関として追加をします。
なお、接種による効果や副反応、留意事項等の情報提供については、1点目と同様に、接種券送付時に国が作成している保護者向けのパンフレットの同封や、ホームページ、広報等で情報提供に努めておりますが、子供接種の場合、保護者も子供も不安な点もあろうかと思いますので、細やかな情報提供や相談対応が必要であると考えております。
以上、第1の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 池田議員、1の1について再質問ありますか。
池田議員。
○3番(池田栄次) よその地域では、ファイザーとモデルナ社の接種の種類によってファイザーがいいとかモデルナがいいとかということで、なかなか接種が進まないということも聞いております。また、医療機関で個別接種をやっておられるようですが、その医療機関、この医療機関がいい、あの医療機関がいいということで、接種の速度に支障を来しているということはありませんか。
○議長(原田達也) 幸田保健福祉課長。
○保健福祉課長(幸田栄子) お答えします。
まず、ファイザー社とモデルナ社のワクチンの違いによる接種の状況ですが、現在、ファイザー社とモデルナ社のワクチン、大体4対6でモデルナ社のワクチンのほうが多く供給されている状況です。そのような中で、特に大きくファイザーがいいからという形で待たれるという方が多いよりかは、やはりかかりつけの先生の下で接種をしたいというところで、そこの医療機関が空くところを待つっていう方が少しおられるような傾向が見受けられます。
現在のところ、接種枠はあるんですが、この年度末ということで、追加接種による副反応等を心配されてか、少し今、予約の速度が少し落ちてきているといったような状況が見られます。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○3番(池田栄次) ありません。
○議長(原田達也) 1の2について、再質問ありますか。
池田議員。
○3番(池田栄次) 新型コロナワクチンの接種を受ける、または受けないことによって、差別やいじめなどが起きることがないように学校等においてはどのように幼児、児童・生徒に指導し、また保護者の方に理解を求めているのでしょうか、伺います。
○議長(原田達也) 岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) 私のほうからお答えさしていただきます。
今議員が言われたように、差別やいじめというところなんですけれども、本町で新型コロナウイルス感染症が最初に2年ほど前に発生したときに、非常に一般の方々が誹謗中傷も含めて混乱したというふうに捉えてまして、そのときから、やはり子供の人権教育という分野で、そういうことが起こらないように、学校のほうには随時指示を出してそういう教育を含めてやってきております。そして、ワクチン接種についても、これはあくまでも強制するものでなくって、保護者の方々を中心に必要性を感じ接種するものでありますので、その辺、強制的になったりとかすることがいいとか、悪いとかということが起こらないように、学校現場には日々そういう情報共有、また、伝達等をしているところでございます。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
池田議員。
○3番(池田栄次) 今、情報を伝えていただいて指導もしていただいとるということですが、もしワクチン接種に伴う差別やいじめなどが発生した場合の相談窓口は設置されているのでしょうか。
○議長(原田達也) 岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) 学校で起こった場合、また、児童・生徒の場合に関しては、学校からうちのほうに相談が入るようになっておりますし、また、県の人権教育課のほうとも、そういった場合は連携を取ってやっていく。また、こちらの町の人権教育担当課のほうとも連携しながら、そういう対応をしていくというふうに考えております。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○3番(池田栄次) ありません。
○議長(原田達也) 次に、2の質問を許します。
池田議員。
○3番(池田栄次) 2、アコヤガイ稚貝の大量死について。
アコヤガイ稚貝の3年連続での大量死によって、町内の母貝養殖業者は経営的にも精神的にも窮地に追い込まれています。愛媛県の真珠養殖は稚貝を育てる母貝養殖業者と、その貝を使って真珠を育てる真珠養殖業者に分かれており、母貝の激減は真珠業界全体に影響します。一刻も早い原因究明が求められていましたが、国の水産研究所教育機構と愛媛県によって原因の新種ウイルスが特定されました。本町の重要な産業であり、生産量全国一の愛媛県の真珠産業を守り、母貝養殖業者の経営の安定を図るために、早急な支援策が必要と考えます。
そこで質問させていただきます。
1、大量死の現状と現在の支援状況について、見解を伺います。
2、今後の支援対策について、見解を伺います。
○議長(原田達也) 2のアコヤガイ稚貝の大量死について、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、アコヤガイ稚貝の大量死について、1点目の大量死の現状と現在の対策についてですが、本町の母貝養殖は、国内生産量の約5割を占めております。大量死の現状は、平成30年の生産量が734トンであったものが、令和2年では249トンと約3分の1に減少しております。この状況を受け、我が国の真珠産業を見てみますと、真珠は輸出重点品目でホタテに次ぐ第2位の輸出額を誇っておりましたが、大量死により330億円から75億円に激減し、母貝業者、真珠業者の経営悪化はもとより、日本の真珠産業が危機に瀕しております。
本町は、甚大な被害を受けている真珠産業の再生と事業継続を図るため、緊急支援対策や大量死の原因究明、病気に強い貝づくりを、関係機関と緊密に連携し、総括的に取り組んでまいりました。
緊急支援対策は、品種改良アコヤガイの無償配布や、稚貝代の半額補助、国の支援金のほかに町の中小企業者経営安定化支援金や、持続化給付追加金、母貝養殖緊急対策資金の利子補給など、きめ細やかな支援を行っております。また、稚貝不足に対応するため、施設を改修し夏の緊急生産にも取り組んでおります。
大量死の原因としては、国や県の研究により新種のビルナウイルスであることが判明をいたしました。PCR検査法も確立され、今後より効果的な防疫対策が可能になります。病気に強い貝づくりは、選抜育種によりへい死率の改善が図られており5割以上の生き残る品種も見つかっております。研究が進むにつれ、近親交配による遺伝子の弱体化が指摘され始め、ペルシャや中国系の親貝を新規導入し、環境変化に強い多様性品種の開発にも着手をしております。
2点目の今後の支援対策についてですが、原因の特定と病原体を検出をするPCR検査法が確立されたことから、来年度、技術職員を新規採用し、国や県、南水研と連携の下、町でウイルス検査ができる体制を整備をいたします。
養殖海域の海水や貝に病原体がいるかどうかをモニタリング調査し、病原体が増殖する時期や環境条件の解明及び、病原体のいない海域を特定することで、異常死の抑制を図ることとしております。また、選抜育種を継続し、へい死率の低い親貝を使った試験生産や、種苗生産施設を改修し生産能力の向上と防疫対策の強化を図るとともに、病気の発生状況に応じ、速やかな緊急支援対策を行ってまいります。
本町の真珠産業を再興することは、日本の真珠産業の発展に寄与すると言っても過言ではありません。日本の真珠産業の存続は、重要産地である本町の母貝養殖の再生が必要不可欠であると考えます。直面する問題は大量死に留まらず、高齢化や後継者不足も顕在化してきております。喫緊の課題に対し、あらゆる対策を講じ一刻も早い真珠産業の復興を図ってまいりたいと思っております。
以上、第2の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 池田議員、2の1について再質問ありますか。
○3番(池田栄次) ありません。
○議長(原田達也) 2の2について、再質問ありますか。
池田議員。
○3番(池田栄次) 今、技術的なこととかそういうことは伺ったんですが、金銭的な支援というとこで、具体的にどのようなものを考えておられるか、また、お答え願いたいと思います。大変重要な産業でありますので、真珠産業が衰退するということは愛南町にとっても、大変町の損害を与えますので、その辺を長く産業として残していくために、金銭的な支援というのもお考えがあったらお聞かせください。
○議長(原田達也) 長田水産課長。
○水産課長(長田岩喜) 私のほうからお答えをさしていただきます。
金銭的な支援につきましては、今年度も実施をしましたへい死が起きた場合の稚貝代の半額補助を考えております。へい死の状況にもよりますけれども、併せて稚貝の無償配布ですね、こういったものももう既に実施をしております。1月ふ化、3月の5日に配布をさしていただいたものにつきましては、1人当たり約2万貝の稚貝を無償で配布をさせていただいております。
そのほかに母貝の緊急資金の利子補給、こういったものにも取り組んでございます。
以上でございます。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○3番(池田栄次) ありません。
○議長(原田達也) 次に、3の質問を許します。
池田議員。
○3番(池田栄次) 3、防災力向上に、気象防災アドバイザーの活用を。
近年の豪雨災害では、災害リスクの情報が明らかになっていない場所で多くの被害が発生しました。地球の温暖化などの影響により、自然災害が激甚化・頻発化しており、随時的確な防災対応が求められる中、防災インフラ等の整備が進められています。このハード面の整備とともにより正確迅速に情報を収集発信し、被害を最小限に抑える行動を促すためのソフト面の取組も重要です。過去の災害の発生事例などの記録や河川の流量の推移などのリアルタイムの情報を融合し、できる限り狭い区域での具体的な被害を予測し、避難指示等を発令する体制の整備が有意義であると考えます。
今後は、事態の予測や防止、避難などについて気象防災アドバイザーの活用が対策の一助になると考えます。見解を伺います。
○議長(原田達也) 3の防災力向上に、気象防災アドバイザーの活用を、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、防災力向上に、気象防災アドバイザーの活用をについてですが、気象防災アドバイザーについては、平時は、日々の気象解説、職員や住民を対象とした気象勉強会・講演会の実施や防災訓練への協力、地元気象台との橋渡し役として、また、非常時には、地域における今後の気象状況の見通し等の詳細な分析、気象の状況に関する災害対策本部員への状況説明などの支援が期待できると承知をしております。
昨年12月に松山地方気象台長が来庁され懇談した折にも話を伺っておりますが、現在県内には着任できる気象防災アドバイザーがいないことも伺っております。
松山地方気象台では、県内の地域ごとに担当チームが編成され、愛南町と気象台とのホットラインも構築されており、非常時においては、今後の気象の見通しや解説などの支援を受けております。平時には、本町の防災担当者との顔の見える関係を構築をするとともに、日頃からの防災上の関心事項、ニーズの把握等を行うため、気象台職員が本町を訪問し、情報交換等を実施をしております。
今後、気象防災アドバイザーの拡充が図られましたら、防災力向上を図る観点からも、任用形態を含め活用について考えてみたいと思っております。
以上、第3の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 池田議員、再質問ありますか。
池田議員。
○3番(池田栄次) もう一度確認さしてください。
気象台のほう、防災アドバイザーの人員等の整備が整えば、本町として防災アドバイザーを活用するという意向があるということでしょうか。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
そのとおりです。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○3番(池田栄次) ありません。
○議長(原田達也) ないようですので、これで池田議員の質問を終わります。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 暫時休憩します。
13時30分より再開します。
午前11時55分 休憩
―――――――――――――――――
午後 1時30分 再開
○議長(原田達也) 休憩前に引き続き会議を開きます。
中野議員より、欠席届が出てきましたので、受理をしておきました。
報告しておきます。
次に、少林議員の質問を許します。
少林議員。
○5番(少林法子) 失礼します。
まず、1、愛南町豊かな自然と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する条例の早期改正を求めるということです。
再生可能エネルギーは促進をうたわれながらも、その一方で不十分な施工による災害発生の恐れや、立地地域でのトラブル、山林伐採による自然や景観破壊、事業終了後の施設放置に係る懸念等が全国的な課題となっています。そのため、太陽光パネルの設置を規制する条例を定める自治体が増え、本町でも平成28年に愛南町豊かな自然と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する条例、いわゆる再エネ条例を定めました。
前回12月議会の一般質問で、私はこの再生エネルギー条例の不備を2つの面から指摘し、早急な改正を求めましたところ、それに対する町の答えは、令和3年3月の議会に条例の全部改正案を提出したが、議会が否決したので、議会の意思を尊重して改正はしないというものでした。
そこで、町の出した全部改正案及び3月議会の議事録を確認いたしました。それを基に、再度条例改正を求めたいと思います。
1、令和3年3月の定例議会で、改正案の大きな争点は11条でした。これまでは行政協力員、地区の同意が必要だとしていたものを、それを改正案では削除しています。議会側が改正案を否決した大きな理由は、行政協力員は、これまで太陽光発電にいろいろ関わってきた、にもかかわらず、この改正案のことを一言も話していないのはおかしい。まず、行政協力員の会を開いて、彼らの意見を聞き理解をいただいてから議会に提案するのが筋であると。つまり、否決したと言っても内容が駄目というのではなく、改正案をつくる過程が不十分であるから出し直せという意味合いのものです。
そこで質問します。あれから1年、行政協力員の会を開きましたか。もし開いていないのであれば、その理由も説明してください。
2、令和3年3月議会である議員がこう述べています。地域で調べてみると、ほとんどの行政協力員が地区の代表として同意をもらい、同意書を作ることは重要だと考えてていると。西予市でも、事業計画の周知及び自治会同意の義務づけが明記されています。太陽光発電の設置は、公共性の高いものですから、環境破壊や災害発生などのおそれがあるので、地区の同意は必要だと思いますが、どのようにお考えですか。
3、他の市町では、条例とともに施行規則の中で客観的な基準が示されています。例えば、栃木県佐野市では、事業区域内におけるのり面の勾配が垂直方向1メートルに対する水平方向2メートルの勾配を超える場合は云々とさらに細かく決まっています。このように土砂災害防止の具体的な数値基準があります。また、景観の保全に関しては、再生可能エネルギー発電設備が周囲の道路等から見えないように、低木、目隠しとなるフェンス等が設置されていることという地域もあります。また、緩衝地帯を造れと、その規模を細かく定めている市や町もあります。
本町の規則には、このような客観的な基準がありません。ほとんどが提出書類の規定です。このような客観的な基準が必要だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
4、令和3年3月議会で、町長は条例に不備がある部分については、しっかりとした形で整理していく、条例改正には、小山の件があったことも一部間違いない事実である、今後のことを考えますと、時間がないと述べ、条例改正の必要性、早急性を強調しておられます。条例改正に着手する予定をお聞かせください。
以上4点お願いまします。
○議長(原田達也) 少林議員から答弁分割での質問がありました。
初めに、愛南町豊かな自然と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する条例の早期改正を求める、理事者の答弁を求めます。
清水町長。
○町長(清水雅文) 少林議員の質問にお答えをします。
まず、第1の質問、愛南町豊かな自然と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する条例の早期改正を求めるについて、1点目の行政協力員の会を開いたか、開いていなければその理由はについてですが、現在のところ、条例改正の説明に関する行政協力員の会は開催をしておりません。その理由といたしましては、今年度当初に開催予定でありました、行政協力員総会において改正案の内容や同意書の取扱いについて、御説明する予定で事務を進めておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で当会議が中止となったことから、資料のみ配布をさせていただき、感染が落ち着いたら改めて説明会等を行う計画でありました。
しかしながら、その後も感染予防の観点から会の開催はできませんでしたが、太陽光発電施設の設置が最も多い一本松地区において、行政協力員会の会合が昨年7月20日に開催され、当会で条例改正における説明の機会を頂けたので説明を行い、意見交換を行っております。
2点目の地区の同意が必要と思うがどう考えるかについてですが、景観破壊や災害発生に対する対策の一つとして、事業者は、関係地区、事業区域の関係者に対し説明会を開催し、事業計画の周知、地区の意見を聴取することが必要と考えております。また、事業者は事業計画について地元地区の理解が得られるよう努め、地区からの申出に対し、誠意をもって対応することとしておりますので、事業者の対応を明確にする意味においても、今後、同意書の是非について、説明ができていない地域の意見等を聞きながら、今後の方向性について協議してまいりたいと考えております。
3点目の本町の規則には客観的な基準等がないがどう考えるかについてですが、客観的な基準は、経済産業省の再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の規定をはじめ、資源エネルギー庁の事業計画策定ガイドラインや、本町の太陽光発電施設の設置に関する指針におきまして、事業者に講ずるよう明記されておりますので、本町の施行規則では基準等は設けておりません。
4点目の条例改正に着手する予定についてですが、条例改正の時期については、1点目、2点目でも答弁いたしましたように、説明ができていない地区の意見を聴取するとともに、内容についても、今後、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の改正に伴う規制強化の動向を注視しながら、対応してまいりたいと考えております。
以上、第1の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 少林議員、1の1について再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) 今、コロナで会ができないので大方のところは資料配布のみと、7月20日に一本松だけは行ったということでしたけど、コロナ禍というのはなかなか理由にならないのではないかと思います。コロナが落ち着いていた時期は十分にありましたし、実際11月、西海の町道の地域説明会、福浦、船越で多数の住民を集めてやっておりますから、一本松とか城辺とかいうふうに区切って行政協力員の会をすれば十分できたのではないかと思います。
では、このまだできていないところに関して、どのようにやっていくおつもりでしょうか。お聞かせください。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えします。
今後の方向といいますか、会の開催の予定ですが、一応、今考えておりますのが新年度、4月末に開催予定の行政協力員総会において説明さしていただき、同意書の是非について協力員の皆様から忌憚のない御意見を頂けたらと考えておりますが、開催が困難な場合は、一本松地域と同様に、地域個別の会合での御説明にお伺いできにればと考えております。また、その各地域の会合の日程が決まりましたら、随時説明していきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
少林議員。
○5番(少林法子) そうですね、4月、また行政協力員も代わる頃ですね、ぜひお願いをしていただいたらと思います。一本松は説明をしたということですが、行政協力員の意向はどのようなことだったのでしょうか。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えします。
昨年7月20日の火曜日、18時から一本松支所会議室におきまして、8名の行政協力員の参加の下、太陽光発電事業の現況及び問題、あと課題等を説明いたしました。併せて、そのときに条例改正案に伴う内容の説明、特に議会のほうから御意見がありました同意書の件につきましても、協力員の皆様から意見を頂いております。その中で同意書につきましては、確かに必要という方もいらっしゃいましたし、また、地区独自での協定書を事業者と締結しとるというような意見もございました。今後はその事務をどのようにすればよいかという御意見も頂きましたが、特に改正案に対する意見等はございませんでしたので、先ほどの答弁でもありましたが、説明ができていない地域の御意見を頂きながら、今後の方向性を協議していきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○5番(少林法子) 結構です。
○議長(原田達也) 1の2について、再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) 先ほどの答弁で関係者と説明会をして意見聴取をすると、ここのところはあまりよく分かりませんでした。地区の同意を私は必要だと思いますが、特に区長は負担だとは言ってないわけです。反対に、区長の仕事として重要だと言っているわけですが、にもかかわらずその部分が削除して、地区のことを役場が決めようとするのでは、おかしくないかというふうに私は思います。設置された後も影響を受けたり長く付き合うことになるのは地区です。ですから、地区の同意はそのままでよいと思うのですが、いかがでしょうか、明確にお答えください。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えいたします。
確かに発電事業に対しましての賛否は各地区ごとにいろいろあるかとは思います。その中で、地区内の様々な意見を集約し、取りまとめすることに対する負担の軽減を図るため、同意書に代わる協議報告書や地区の意見に対する事業者の対応などをまとめたものを事業者が作成し、その内容を地区が確認、了承すれば代表者が押印するような形で条例改正のほうは提案させていただきました。
同意書の削除というよりは、地元地区に事業者がきちんと説明、承諾された確認の書類によって変更するような形にしていましたので、決して同意書というのがなくなるというわけではございません。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。
少林議員。
○5番(少林法子) 先ほど申しましたように、今、負担軽減と、削除したのではなくて地区の確認をしてということに変えたのだと、確かにそうなんですけれど、先ほども申しましたように、区長は負担だと言ってないんですよね。はい。で、また3月の他の議員からこういうのも出ておりました。このやり方であると、業者が提出することになっていると、その話合いのことを。途中で改ざんすることもできるではないかという意見もあったと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えします。
地区のほうから負担ではないという意見もございましたが、私のほうにはちょっとなかなかまとめるのが難しいっていう意見のほうもございました。そういう意味も含めた上で、こういう形を条例改正のほうはさしていただきました。
また、改ざんという言葉になりますが、それは最終的に事業者がその議事録なり書類などを作成した上で、これでよろしいですかと地区の代表者の方に確認をしていただいて、地区の代表者の方がそれは特に問題ない、これでいいですよと言うて、初めて押印していただくような形になりますので、改ざんというのはなかなか難しいのではないかなと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○5番(少林法子) はい、分かりました。
○議長(原田達也) そしたら、1の3について再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) 先ほど経産省の規定とか本町の施行規則には客観的な基準を書かれていないが、経産省の規定その他そういうものを業者のほうに示しているということでよろしいのでしょうか。それが分かるような、施行規則の中に、我々町民がさっと見て分かるような形のところに、それを明記すべきではないでしょうか。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えします。
事業を事業者が実施する場合には、先ほど言いました関係法令とかガイドライン、それを熟知した上での申請になるかと思います。ちなみにその法律の施行規則の第5条関係におきましては、事業認定基準が明記されております。その内容としましては、事業計画が明確かつ適正に定められること、設備を適切に保守点検及び維持管理のために必要な体制を整備し実施することなど、いろいろ当該設備に関する法令、条例の規定を遵守することと明記されております。また、先ほども言いました計画策定ガイドライン、こちらのほうでは関係法令及び施行規則に基づき遵守が求められる事項に、その目的に沿って適切な事業実施のため推奨される事項についてを詳細にこちらのほうは記載しております。その中で、適切な事業実施のための必要な措置、運用及び管理、地域活用に関する事項、撤去及び処分に関する事業を明記しております。
あと、本町における設置に関する指針では、景観上、防災安全上、地区との関係構築、そこら辺を細かく講ずる内容を明記しておりますので、そこら辺は事業者のほうもよく理解されておるとは思いますが、そのときにはまたうちのほうからもそこら辺の周知の徹底を図っていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
少林議員。
○5番(少林法子) それでは、ちょっと直接お聞きしたいですが、例えばうちであれば、のり面の勾配に対するその数値的な、何ぼに対して何ぼ以下だったら、以上だったらこうするとかいうのはありますか。それから、目隠しとなるフェンス等、周囲の自然の中にいきなり人工物が見えないようにする、そういう規定がありますでしょうか。それから、太陽光発電の周りに緩衝地帯を何メートルのものに対しては何メートルというような、そういう具体的数値のものはありますか。取りあえずこの3点、あるかどうかをお答えください。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) まず、数値の関係ですが、数値のほうは施行規則のほうにはうちのほう、明記しておりません。ただ、条例改正案のときに、勾配の、発電事業に関する関係法令として急傾斜の崩壊による災害の防止に関する法律がございます。その内容としましては、30度以上の急傾斜を急傾斜地と定義しております。それは都道府県知事により指定されるものでございまして、その区域内においては工作物の設置または改造、のり面、切り土、そこら辺を行う際には知事の許可が必要とされており、設置を抑制するものとなっております。
なお、こちらにつきましては、本町の指針において、土地の傾斜で勾配がきつく土地災害等が想定される場所には設置をしないような形を明記しておりますので、これは上位法を準用して対応したいと考えております。ちなみに改正案では25度以上水平1メートル、垂直0.46メートルぐらいの勾配でいけたら、この30度よりかなり厳しい規制になると思いますので、そこら辺を改正案ではちょっと提案したいと考えております。
目隠しフェンスにつきましても、同じようにこれはガイドライン及びうちの指針のほうに載っております。フェンス等、柵、色彩の周辺環境の調和、そこら辺のあたりも細かく明記されておりますので、そこら辺も併せて事業者のほうには説明して対応していただきたいというような形で、指導していきたいと考えております。
あと、ちょっと回答になるかどうか分かりませんが、新しい条例案では、事業の抑制地域という形で関係法令に遵守した、例えば自然公園法内とか、先ほど言いました土砂対策区域とか、そこら辺については事業者のほうに事業のほうはしないでほしいというような形で呼びかけていきたいと、努めるような形で考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○5番(少林法子) 結構です。
○議長(原田達也) 1の4について再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) 先ほどは具体的な数値が、基準があるということで安心をいたしました。
さて、4なんですが、条例改正がこれは必要だ、早急だと随分町長は言われてるんですよね。なのに議会が否決すると全部改正を一気に取り下げて、この1年間何も言っておられません。本気で改正が必要だと思っているんでしょうか。思っているのならば、行政協力員の難しい面は時間がかかるかもしれませんが、それ以外の部分、直すところ、ここの条例はオーケーかとか、ここはどのようにすれば議会はオーケーかというふうに粘り強く訂正案を出し続けて、1条でもええからやれるとこを少しずつ改正するべきではないですか。そういう擦り合わせをしていかないと、この条例の穴、抜け道、たくさんあります。そうやって一つ一つ改正していくおつもりはないか、お聞きしたいと思います。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えします。
先ほど議員も言いましたように、町長のほうが3月のほうで改正の必要性や早急性をということを答弁してはおりますが、提案時は確かに改正の必要性や早急性を考えておりましたが、1点目でも御説明しましたが、地区の意見を聴取するとともに、まず一番、この同意書というのが一番のネックになっていると思いますので、これをまずクリアしていくとともに、内容についても、先ほど議員のほうも御提案いただきましたが、再度、今国の再生可能エネルギーの制度というのが改正はかなりどうも進めよるみたいなことがあります。その動向も注視しながら、それも加味したような形の改正案にしていけたらなという考えではおりますので、もうしばらくお時間を頂けたらと今思っております。
以上です。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) 私のほうからも、1つお答えをさしていただきます。
昨年の3月議会におきまして、議員の質疑に対し私のほうから個人や企業の財産権や営業権を区長の同意書の是非によって侵害することの法的な根拠に対する懸念があるということを答弁させていただいておりました。で、当時その点を問われるような事案が実際に想定されておりました。ですから、例えばもし地区の同意がないということで、地区がそのことで訴えられるということがあっては、町としては大変申し訳なく思う、そういう状況下にありましたので、同意書削除によりまして、地区の権限を少しでも緩和することによって、条例改正をさしていただきたいというような答弁をさしていただきました。
それから約1年たったわけですけど、確かに太陽光発電設置に絡む問題は各地で発生し、また、その設置の是非に関する訴訟自体もかなり多く起こされております。中でも、条例は違憲であり無効であるという条例自体を営業の自由を保障した憲法に違反するというような訴訟も起こっておるようで、こういうことについては、ぜひ動向の注視もしてみたいというふうには思っておりますので、それらのことも踏まえて、今後の対応についてはしっかりと考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
少林議員。
○5番(少林法子) 今の御回答を聞いて、確かに他人の土地ですよね。その財産権というものと、あるいは公共性、地域の自治というものとのこの兼ね合いが、なかなか難しいのかもしれません。そちらのほうは十分話し合いをして、またバランスのいいところを見つけていただいたらと思います。
ただ、この1年間は結局変わってないわけですよね、条例。現行の条例では、一度許可したらおかしいところがあっても、今不許可にできないことになっておりますね。町長も、この条例には抜け道がたくさんあるということ、これ直さんといけんということも認めておられます。先ほども言いましたように、改正を重ねていってよりよいものに近づけていただきたい。愛南町の自然は愛南の最大の魅力の一つです。それが損なわれないように、早くする必要がある、そういう工事も見受けられます。
業者が悪いんではないですね、法に抜け道があるからです。その早急性の部分条例の改正について、御予定、もう一度お伺いしたいと思います。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えします。
先ほど、町長、副町長からも答弁があったと思いますが、まずは先ほど言いましたように地区の意見をやっぱり聴取して、ちゃんと地区のほうの意見をちゃんと踏まえた上の条例改正に進めていければと思います。で、先ほども答弁しましたが、併せて国の法改正、動向を注視しながら、内容のほうは改めて精査していきたいという形を考えておりますので、大変申し訳ないんですけど、時期的なものは確約というのはちょっと難しいかもしれませんが、可能な限り対応してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
○5番(少林法子) はい、いいです。
○議長(原田達也) 次に、2の質問を許します。
少林議員。
○5番(少林法子) 2、学校の統廃合の進捗状況と今後の予定についてです。
令和3年8月、愛南町学校統廃合検討委員会からこれからの望ましい教育環境と学校再編についての答申が出されました。教育長から議員への上蓋の文書には、今後、保護者への説明会を行い協議する予定であること、続いて、地域への説明会を行い御理解をいただき、それらを基に再編計画を策定すると書かれています。
以前の保護者説明会でも保護者、地域の意向を十分に聞きながらと説明をしています。学校の統廃合は保護者だけでなく、地域全体にも大きく関わる問題です。
そこで、現在の進捗状況等についてお尋ねします。
1、今後のスケジュールはどうなっていますか。
2、保護者、地域との話合いは予定していますか。
3、内海中学校の再編時期について、1年早める方向に変更があるようです。どのような経緯で変更したのか、いつどのような形でそのように決まったのかという経過を御説明ください。
4、内海中学校の再編時期について、直接地域の声を聞く機会、保護者の声を聞く機会を持ったのでしょうか。
以上、4点です。
○議長(原田達也) 2の学校の統廃合の進捗状況と今後の予定について、理事者の答弁を求めます。
児島教育長。
○教育長(児島秀之) 第2の質問、学校の統廃合の進捗状況と今後の予定について、1点目の今後のスケジュールについてですが、2月から3月初旬にかけて、各学校の現職及び来年度のPTA会長・副会長との意見交換を行いました。
まだ、具体的に再編の方向性が定まっている状況ではありませんが、今後は、保護者の意向が整った学校については、地域住民を対象とした意見交換に出向いてまいりたいと考えております。その後、方向性が見えてきた段階で、再編計画の素案の作成に入り、5月を目途に計画を策定したいと考えております。
2点目の保護者、地域との話合いの予定についてですが、1点目でお答えしたとおりであります。
3点目の内海中学校の再編時期を1年早める方向に変更した経緯についてですが、これまでの保護者との意見交換等の中で、どの学校においても、教育委員会側から一方的に、再編時期を具体的にお示ししたり、明言したりしたことはありませんし、現時点で、再編時期が決定しているものでもありません。
決まってもいない再編時期について、御質問では、1年早める方向に変更があるとされておりますが、どこから出た話なのか分かりかね、こちらといたしましても、そういう出所不明な情報を議員から流されることに困惑しているのが正直なところであります。
よって、この質問に関しては、お答えのしようがございません。
4点目の内海中学校の再編時期について、直接、地域や保護者の声を聞く機会を持ったかについてですが、令和3年10月に行った答申書の内容の説明会の中で、再編時期も含め意見交換を行いました。
次に、令和4年2月のPTA会長等との意見交換の中でも話し合いました。地域との意見交換は、これまでお答えしたとおり、保護者の意向を受けた上で、今後、開催していく予定としております。
以上、第2の質問に対する答弁といたします。
○議長(原田達也) 少林議員、2の1について再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) では、今後のスケジュールについて、この2、3月に各校区で意見交換会をすると、そして再編方向が保護者の意見が大体固まったところは、地域のほうへ説明をし、再編計画の素案を5月にするということでしたですね。その意見のまとまりというのは、今の状況ではいかがですか。5月に一応全部出そうな感じでしょうか。
○議長(原田達也) 児島教育長。
○教育長(児島秀之) お答えいたします。
なかなかこの問題については、デリケートな問題であり、各学校それぞれ意見交換の進捗状況も異なります。一律に保護者の意見交換が終わって、一律に地域の中に入っていくようなスケジュールはこちらとしても立てておりません。できるところから話合いを行って、5月の計画策定に持ち込みたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありますか。
○5番(少林法子) 結構です。
○議長(原田達也) 次に、2の2について再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) 2の2のお答えではないのですが、1つ入れてほしいことがあります。答申書の3ページに児童・生徒が地域に出向いて地域学習をするよう連携に位置づけをしますとか、地域の特色を生かした活動を地域と学校が一緒になって取り組むとか、地域行事、地域人材の活用にさらに努めるとかいうようにあります。ですから、統廃合のことだけではなく、地域のどのような地域との取組をぜひ継承したいか。
○議長(原田達也) 少林議員、統廃合についての質問をしてください。
○5番(少林法子) もちろんですが、はい。その際に、そういうことも含めた話合いをぜひしていただきたい。
○議長(原田達也) 岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) ちょっとどこまでの関連があるのか分かりませんが、せっかく問うていただいたので、お答えしたいと思います。
当然、答申書にあるものは尊重しながら、計画を策定していく段階で考えていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありますか。
○5番(少林法子) いいです。
○議長(原田達也) 2の3について再質問ありますか。
少林議員。
○5番(少林法子) 3番の再編時期、内海中学校について、全面否定をされましたが、そのこれまでやった議事録、録音でもいいですし、議事録は残っておりますでしょうか。
○議長(原田達也) 岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) 記録としては取っております。今、現在進行形でいろいろ保護者等との意見交換もしておりますし、また保護者の忌憚のない御意見もありますので、その辺は慎重に取り扱いたいと考えておりますし、先ほど教育長からお答えしたように、議員が問われたことの事実自体が我々の話合いの中ではないので、我々も先ほど言ったようにお答えしようがないということで、困惑しているのが正直なところでございます。
以上です。
○議長(原田達也) 少林議員。
○5番(少林法子) 言った言わないということになってしまいますが、一応、町民のことを考えて、言わしていただきます。
そういうことはないということでした。けれど、内海中学校複数の保護者から御連絡をいただきまして、内海中学校の多数の保護者やあるいは教職員に対して、来年いっぱいで内海中学校は終わりらしいねと外部から情報を言われると。これは保護者にとって寝耳に水であると。これを調べてくれということで、調査を開始しました。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) それは事実とは確認できたんですか。
○5番(少林法子) 複数の方からの証言を今から言うのですが、よろしいですか。
○議長(原田達也) 教育長、これは事実じゃないんでしょう、どうなんですか。
岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) 保護者がそうおっしゃったっていうところは、私どもでは一切把握してございませんし、その会合等の中で年度を決めました、1年早めますということは一切ございません。
○5番(少林法子) よろしいでしょうか。
○議長(原田達也) ほかに。
○5番(少林法子) 会の参加者からの証言を得ました。2月28日、内海中学校の管理職及び先ほどのPTAの会長等が話のところで、1人の方に意見をお聞きしたらなるべく早く統合をお願いしたいと。それでは5年度からにしますかという話があったと複数聞いております。参加者です。
次、その後、3月に同じように御荘中学校区で同様の会がありました。そこで、内海中学校は4年度で終了するという発言があったというふうに参加者から聞いております。
そこが出どころでなければいきなりそういうのは出てこないのですが。
○議長(原田達也) それは事実なんですか、本当に。
○5番(少林法子) 私が取材した事実です。
では、これは絶対ないわけですね。ということは。
○議長(原田達也) いいですかね、ちょっと少林議員、答弁が。
児島教育長。
○教育長(児島秀之) お答えいたします。
先ほど私が冒頭で答弁したのが全てでありまして、今、保護者との話合いをしている最中で、その後、地域の中に入っていくという話合いの過程であります。その中で、保護者のほうの意見もいろいろ出ております。それを一つ一つ取って、発言を一つ一つを取ってこれで決定したと言われても、こちらとしても答えようがありません。内海中学校の再編時期について、決定している事実は何もございません。
以上です。
○議長(原田達也) よろしいですか。
少林議員、3回目です。
○5番(少林法子) 私は統廃合に反対しているわけではないです。ただただ手順をきちんとしているかというものの確認ではありますが、はい。
では、全くそういう事実はないから、心配はないということなんですね。今、これを私に話をした小中学校の保護者等の関係者の方も見てくれていると思います。ということで、よろしいですね。
○議長(原田達也) 岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) 心配はないかというところは、ちょっと意味が分からないんですけども、その事実に関しては、こちらで今決定しているものはないという、そういう事実はございません。今話合い過程中ですので、いろいろな御意見は当然出て、そこは受け止めながら進めていっている段階ということでございますので、議員が質問して決められたというような事実はないということでございます。
○議長(原田達也) 2の4について、再質問ありますか。
○5番(少林法子) いえ、ありません。
○議長(原田達也) これで、少林議員の質問を終わります。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 暫時休憩いたします。
2時半より再開します。
午後 2時18分 休憩
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午後 2時30分 再開
○議長(原田達也) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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◎日程第3 第22号議案 令和4年度
愛南町一般会計予算について
○議長(原田達也) 日程第3、第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算についてから、日程第13、第32号議案、令和4年度
愛南町病院事業会計予算についてまでの11議案は、提案理由の説明を終えております。
日程第3、第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出科目、1款議会費から4款衛生費について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
那須議員。
○13番(那須芳人) 2款総務費の中の、127ページをお開きください。
監査委員のここには監査委員の報酬が書かれております。かつて同僚であった議員も前に言われたと思うんですが、監査委員の、特に識見を有する委員ですね、議会選出ではなくて、の報酬が低いんではないかと。監査委員は年間に40日から50日拘束されます。10時から16時までびっちりと拘束なので、この数字ではあまりにも低いと思います。
どこでその報酬を決められるのか分かりませんが、そういった議員報酬や特別職の報酬、あるいはこういったものを議論をしてはどうかと、そういう開催を依頼するような議会での発言も何回かあったというように思いますが、町長、どのようにお考えですか。
○議長(原田達也) 浅海総務課長。
○総務課長(浅海宏貴) 私のほうからお答えさせていただきます。
昨年の3月の定例会で議員のほうから報酬審議会の開催をということで、町長のほうが令和3年度中に開催をすると答弁をしております。それで、少し開催は延期とかになって遅れたんですけど、今月の3日に報酬審議会を開きまして、今、答申書の準備をしております。来週中には監査事務局、それから議員のほうにもお示しができる準備で進めておりまして、その後、ホームページのほうでお示しをした後公表をしたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。那須議員。
○13番(那須芳人) それからですね、あと愛南町には協議会、審議会、委員会といったものがございます。それぞれ報酬とか費用弁償とか謝礼とかっていった形で出されております。また、これは支所とか、それから
保健センターなんかの宿直業務ありますね、これ委託業務です。委託料の金額なんかも妥当かどうかといったところで、そういったものを総合的に一度見直すべきではないかと思うんですが、いかがですか。
○議長(原田達也) 浅海総務課長。
○総務課長(浅海宏貴) 今、議員がおっしゃられたように、総合的に見直す機会をつくることを検討さしていただきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) よろしいですか。
ほかにございませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 1款から4款までということで、1款の総務費、4款の衛生費についてお伺いします。幾つかあります。よろしくお願いします。
まず、総務費、75ページですね、広告料、これ決算のときにも質問させていただいたんですけども、事業説明資料の中には説明がないので入れるようにしてもらえませんかというふうに求めて、検討すると言っていただいたんですが、その検討の結果、こういう答えが来ました。時節柄の広告など、広告の企画提案に賛同して広告を掲載する場合は費用対効果を問うものではないと。また、事業実施の手段として媒体に広告を掲載した場合は、当該事業ごとに事業評価を行っているので、事業として広告費だけを抜き出すことは必要でないという2点の理由から、事業説明には載せませんというお答えでしたね。
過去のこれまでの総務課が出す広告料の詳細を見させていただいたところ、確かに時節柄の広告として暑中お見舞いですとか、伊方町長に期待しますとか、松野町長に期待しますとか、こういう社交辞令的な広告、たくさん出していらっしゃいます。これ公費として必要ですか。
それから、2つ目の理由、事業実施の事業のほうで広告費を取ればいいのではないかと思いますよ。事業ごとに事業効果行っているので広告だけ抜き出すことは必要ないって言われますけど、例えば商工観光課がイベントするときに広告費を出します。そこの広告費でいいじゃないですか。これ事業に総務課がなぜ出すのか、そこも理由がないと思います。
ということで、この広告料70万円はかなり多いというか、公費で出す理由が私には分かりません。説明もないので、説明をお願いいたします。
それから2点目、109ページ、男女共同参画推進事業、こっちはたった21.5万円なんですよね。そのうち15万円が補助金、町内の個人や団体など、男女共同参画を盛り上げてくれるところにお金を出しますということなんですけれども、これ愛南町の男女共同参画の現状って、かなり遅れてるという認識はないですか。まちづくりアンケートでも、男性のほうが優遇されていると感じているアンケート結果、70.2%、町民の7割が男女共同参画社会になってないと感じているわけですよね。ここはもっと主体的に力入れてもらわないといけないと思うんですよ。この庁舎の中もそうやないですか。今、ここに課長さん2人しかいません。1割にもなってないということですよ。
この前お伺いした男性の育児休業の条例ができて非常に喜ばしいことですけれども、令和2年実績がなかった。そして、なおかつ育児休業の男性の取得の数値目標も設定してない。庁舎内でももっともっと男女共同参画に全庁的に、横断的に取り組む必要があるんじゃないでしょうか。この21.5万円で一体何ができるのか、この惨たんたる状況を見過ごしているのではないかと、厳しいですが指摘さしていただきます。お答え願います。
3点目、防災に関して、103ページ、105ページ、12月議会で家屋の耐震診断等、もっと予算を取るようにと求めさしていただきました。その結果、若干予算を増やしていただきました。防災全体で1,519万円増えました。求めておりました耐震診断の無料化、設計費補助の増額、そして家屋転倒防止対策補助金も行うということになりました。ぜひ、これを全額、満額使ってもらえるように頑張っていただきたいんですけれども、なかなか町民の方たちの意識としても、年やけんもうええっていう方もいらっしゃると思います。ただ、前もお話しましたが、黒潮町などでは、やっぱり大工さんとか工務店と役場の職員の方が連携して、町民への働きかけなど努力を一生懸命されてます。やり取りされていて、御存知だと思いますけど、ぜひそういう啓発活動、それから大工さんたちとの連携も取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
そして最後、衛生費です。まず205ページ、犬猫愛護事業、これも数年前から求めてまいりました。ようやく50万円の予算を取っていただきまして、雌猫1万円、雄猫5,000円の補助が出るようになるということで、大変喜ばしく思います。ただですね、これ地域猫の活動自体を、やっぱりほかの先進的な町、松山市などのように行政がバックアップして、猫は迷惑だという方と一緒に動いていただかないと、なかなか野良猫を保護したり殖えないようにしたり、そういう活動できないです。その辺の実際の地域猫の取組、今後どのように、ぜひ前に進めていただきたいのですが、どのようにお考えかお聞かせください。
同じく衛生費最後です。205ページ、同じページですかね。ごみ処理に、今、愛南町では2億5,000万円トータルでかかっております。まちづくりアンケートとかを見るとですね、ごみの減量化とか堆肥化をやっているという方が非常に少ないんですよね、11.6%。生ごみというのは、前教えていただきましたが、やはり重量が多くて結局ごみが増えているという結果になるんですけれども、なかなかかわら版とかで一生懸命広報はしていただいているんですが、それを見てじゃあやろうと思っても、なかなか始められない方もいらっしゃると思います。一方で町内には、ぼかしを作っていらっしゃる方、生ごみを堆肥化されている方たくさんいらっしゃいますので、ぜひ連携して取り組んでいただきたい、これこそ行政と住民の連携、協働ができる分野ではないかと思います。御検討いただけたらと思いますがいかがでしょうか。
以上、多くなり恐縮ですが、お願いします。
○議長(原田達也) 浅海総務課長。
○総務課長(浅海宏貴) 私のほうから、広告の必要性についてお答えをさしていただきます。
その広告の必要性と併せて、今後は掲載基準を設けることなども含めまして、調査研究を続けていきたいと考えております。近隣の市町のほうに確認をしましたら、発行部数を掲載する判断にしていないところとか、届け出る範囲を掲載する判断材料にしているところ、いろいろありまして、総合的にこれから判断して必要性も考えて、今後、対応していきたいと考えております。また、執行についても、精査して執行をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) 私のほうからは、予算書109ページ、男女共同参画推進事業につきまして、金繁議員の御質問、現状、遅れている認識はあるのかというところについて、まずお答えをさせていただきます。
町におきましては、男女共同参画の取組につきましては、計画の推進を図り取り組んでいるところであります。計画の進捗状況につきましては、毎年評価点検を行い、報告書として取りまとめて公表もさせていただいております。
そういったところを踏まえまして、取組状況につきましては低下している指標のほう、基本施策が低下している項目も複数ございます。そういったところを踏まえまして、取組についての遅れはあるというふうに感じております。
そのような背景を踏まえまして、令和元年度から議員のほうから事業費がちょっと少ないのではないかという御指摘もあるんですが、令和元年度から男女共同参画に係る学習支援事業補助金ということで、普及啓発を図ってまいりたいというふうに計上をさせていただいております。
残念ながらこれまで実績のほうが上がっておりませんが、町内に所在します企業さん、関係団体等に普及啓発に努めていきながら、また、こういった事業があることはケーブルテレビを使って周知も行っていきたいというふうに準備を進めておりますので、そういったところで少しずつ取組のほうを推進してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 守口防災対策課長。
○防災対策課長(守口庸夫) 私のほうから、耐震診断についてお答えします。
今、議員が言われたように、来年度、耐震診断の費用については、無償、無料化をしております。その後の耐震改修工事に移るには、まず耐震診断をしてからでないと工事のほうには移れませんので、とにかく来年度はこの無料化した耐震診断について、積極的に周知を、いろいろな手段を使いまして周知をしていきたいと考えております。その中で、その診断する設計士と、実際工事をする施工業者と、そういうとこと連携を取りながら、十分にやっていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) まず、205ページの地域猫繁殖制限措置事業補助金でございます。これは今年から新たに新規事業として行っております。4年度からの新規事業という形で提案さしていただいております。これは議員が言われましたように、飼い主のいない猫の不必要な繁殖制限並びに周囲に対する迷惑の未然防止を図ることを目的とやっております。それで、今後の方向性なんですが、一応今年度まで愛媛県の獣医師会による支援事業のほうをやっておりました。実を言うと希望頭数はやっぱり30匹以上というような形の方向があって、結果は医師会のほうの調整によって毎年2匹ぐらいでしか調整できませんでした。
こういう方々について、ここのこの事業の部分を周知するとともに、先ほど言われました新年度の行政協力会、あそこでも周知させていただくとともに、環境かわら版、今年度は6月、そして10月、11月、3月で、一応いろいろと提案させていただいております。特に11月につきましては、この地域猫保護活動についての愛媛県地域猫活動のガイドライン、こういうのを載せておりますので、この地域猫についての進め方とか考え方のほう、皆さんに周知していきたいと考えております。
次に、207ページの担当課のほうでは環境保全推進事業というのを行っております。これは、本事業は環境の保全に資する製品の購入をするものに対して、町の環境保全推進事業補助金交付要綱に基づきまして、補助金を交付するものでございます。それはわかしおの石けんやコンポストっていうのが対象になります。昨年と同じ予算の20万円という形で計上をさせていただいておりますが、大体毎年26件ぐらいの要望が来ております。
それで、一応これも環境かわら版、今回は4月号しかちょっと載せておりませんが、それの周知を図るとともに、この分につきましては、特にわかしおについては、漁協で販売していただいておりますので、その漁協とも連携を取りながら販売促進のほうに努めていければなと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) 幾つも前向きなお答えをいただきました。期待しております。ぜい実行をお願いします。
男女共同参画の推進について、もう一度お聞きします。
取組に遅れがある部分もあるということで、改善も考えていらっしゃるということです。ただですね、やはりこれも一般質問と同じ公共施設の管理と同じなんですけど、結局これ、担当の方が兼任でされているだけではないですかね。やっぱり全庁的な取組でやっていただかないといけないと思うんですよ。ぜひ、町長、副町長、この遅れを認識していただいて、横断的に、本来は全庁的に定期的に会議をするというようなことも以前の男女共同参画計画の中には書かれてありました。10年ぐらいたちますけど、何回会議しましたかと、各課長が参加されてやるはずの会議、何回されましたかと聞きましたらゼロ回ですという答えでした。そこから進んでいないんじゃないかと思うんですよ。
ぜひですね、これは力を入れて全庁的にお声かけ、トップからお声かけいただいて実行していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) お答えいたします。
その企画財政課で兼任で担当が扱っているという状況、人員削減が一方では言われ、片や専属でみたいな話にもなってくるんですけど、その中でもどうしても取り組むべきその辺の重要度、優先順位を考えながら、積極的に今朝ほどの総合管理計画と同じように横断的にですね、そういったプロジェクトもつくるなり、いろいろと考えて動いていきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) 113ページ、デジタルトランスフォーメーション推進会議の共同事業負担金について、お伺いをいたします。
この負担金については、人材の育成とか、デジタルディバイド解消のための共同の負担金とは聞いております。自治体におけるデジタルトランスフォーメーションについては、デジタル技術やデータを活用して住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務の効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげ、行政の効率化、高度化を図るものと言われております。
当初予算においては、このような経費はここしか見当たらないわけなんですが、今後、愛南町においてデジタルトランスフォーメーションをどのように進めていくのかお伺いをいたします。
○議長(原田達也) 浅海総務課長。
○総務課長(浅海宏貴) デジタル化についてお答えをいたします。
国のほうがオンライン化を推進しております31の手続のうち、市町村の対象は27の手続があります。内訳は子育てが15、介護が11、被災者支援が1というところです。この27の手続の中で、各市町が共通に利用可能なシステムを令和4年度中に愛媛県が構築する計画であります。ただし、愛南町の機関システムと連携させるためには、さらに別の3つの設備、システム等を導入させる必要があります。その導入費用については、3つの施設で約2,000万円、デジタル基盤の改革の支援補助金2分の1の対象になっております。それで、愛南町の基幹システムはその27の手続が全て入っているシステムではありませんので、申請頻度が高いものから、今後、順次導入をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) ということは、その中で1個ずつ切り出して導入はできるということなんでしょうか。それとも新たに全体の基盤をやり直した上で、導入するということでしょうか。
○議長(原田達也) 浅海総務課長。
○総務課長(浅海宏貴) 先ほど説明しましたように、3つのシステムがなくても基幹システムに溶け込ます作業を職員でやれば、マイナポータルを、27手続ができると、県が構築をすればですけど、その中の3つの設備をどうするかというのは、今後、導入するかどうかは町のほうで検討課題だと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 嘉喜山議員、3回目です。
○2番(嘉喜山 茂) ちょっと話が変わるわけなんですけど、そのコミバスの運営ですが、乗車率の低迷が続いており、その利用は低いけどやはり人の話を聞きますと、柏崎とか脇本地区とか、利用する声も聞いております。私としては、福祉タクシー制度を含めICTを活用してデジタルトランスフォーメーションをすることにより、運行の効率化を図り、町内隅々まで住民の足の確保を図るべきと思います。またですね、今回、城辺幼稚園等の解体に関する予算も計上されておりますが、担当課を1つにすればですね、ある意味デジタルトランスフォーメーション、効率化、働き方改革につながると思うわけです。予算を伴わずともこういった問題から1つずつ改革を進めていくべきと思うんですが、いかがお考えでしょうか。
○議長(原田達也) 浅海総務課長。
○総務課長(浅海宏貴) コミバスなんですけど、一応、言われるように各地区からそういう意見が出ればですね、また要望に対してはその都度検討をして、実現可能なものは実施して利用者の利便性の向上、運行の効率化を今後図ってまいりたいと考えております。
また、DXの推進については、すぐに新しい取組っていうのを始める予定は今のところありませんが、デマンド交通の検討なども併せて、今後、調査・研究を行ってまいりたいと考えております。
あと、財産の管理なんですけど、一応切り分けは行政財産と普通財産という切り分けで、今回のあいなん幼稚園につきましても、行政財産から所管替えをして財産管理審査会を開いて普通財産に所管替えをした後に、総務課のほうで処分を行うという形になろうかと思いますので、総合的にどうするっていうふうな協議は、今後必要だとは考えておりますが、その都度そういう対応をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ほかにないようですので、次に、6款農林水産業費から8款土木費までを行います。
質疑されるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
山下議員。
○12番(山下正敏) 245ページです。上段から5番目にスマ養殖事業化推進事業費補助金とあります。これはたしか五、六年前に中村知事の肝煎りで媛貴海の養殖だと思います。それに対して国・県で半分、町で半分の2,331万7,000円が補助金として出されております。
私は本当にこれ、先日テレビでも放映がありましたが、全身トロの魚ということで、我々大変養殖に期待をしております。しかしながら、この五、六年もたって、まだその養殖業者が2軒、2社しかない、そしてその営業内容もこの2,300万という補助金に頼っている状態ではないかと思います。
今後これ普通なら五、六年たつともう養殖も成功して自社の努力で補助金なしに営業していくものだと、我々は期待をしておりました。現在の状況と今後の方向について、お尋ねします。
○議長(原田達也) 長田水産課長。
○水産課長(長田岩喜) お答えをさしていただきます。
スマにつきましては、御承知のように南洋系の魚種でございまして、高水温に強いという特性があります。一方、宇和海の海水温につきましては、ここ30年間で0.8度から1度上昇しているというふうな状況になってきております。この水温の上昇とともに、赤潮の発生とか、また新たな魚病とかが発生してきております。当然、魚種の層も北上してきておりまして、近い将来、今の特産でありますマダイ、ブリ、こういったものが、魚類の層がだんだん北の方に北上していくというふうなことも考えられます。
そういった中で、将来を見越して温暖化に強い魚ということで開発が始まったのがこのスマでございます。平成の22年に南水研から研究がスタートいたしまして、約5年で完全養殖に成功しております。マグロは大体30年かかるんですけれども、最近の技術の革新によりまして、5年で完全養殖ができるようになっています。
この完全養殖におきまして、平成27年から日本発のスマの試験養殖がスタートをいたしました。
当初は非常に養殖技術が難しいということで、なかなか媛スマというか媛貴海ですね、媛貴海2.5キロ以上で脂質25%というふうなものがなかなか出現しなくて、昨年なんですけれども、それ以下の媛スマは全身大トロというスマですけれども、もう一つはリーズナブルな全身中トロの媛スマというふうなブランドを開発をしまして、今、推進を始めているところでございます。
補助につきましては、先ほど議員言われたようにですね、年間に2,300万、2業者、これマグロの業者でございますけれども、補助しております。うち、2分の1が県の補助金です。残りのさらに2分の1が国の補助ということで、実質4分の1の町からは補助というふうなことになってございますけれども、27年からずっと補助を続けてきておりますので、ただ、先ほど申し上げましたように、媛スマにつきましては、種苗の導入が5月なんですけれども、年内に出荷ができるようになっています。したがいまして、リスクが少ないということと、あと増肉係数が非常によくやってきているということで、補助金は2分の1から10分の3、3割にカットをしております。
引き続きマーケットインも取り入れながらですね、補助金についてはまた見直しをしていく必要があろうかというふうに思っております。
ただ、やはり先ほどマグロの業者というふうにお話しましたけれども、どうしても生餌での養殖ということで、今のところはマグロの業者2社ということなんですけども、実はペレットでの養殖も今研究がスタートしてまして、ペレットである程度の増体が確保できるようになれば、一般の業者にも普及ができるかなというふうに考えてございます。
現状としては以上でございます。
○議長(原田達也) よろしいですか。
山下議員。
○12番(山下正敏) 結局、今のところ2社だけということで、これ2社だけの開発というか、それで養殖の開発ということでは、町内の養殖業者に対しても余り影響がないので、ぜひともペレットによる研究をぜひ進めていってもらうことと、そして、もう一つ、今、タイに関する養殖、加工技術、大変愛南町は先進地でありまして、大変タイの養殖業者、喜んでいると思います。しかし、愛南町は養殖はタイだけではありません。ハマチもあればシマアジもある、ほかの魚もあります。そのほかの他種の魚の支援についてもお尋ねします。
○議長(原田達也) 長田水産課長。
○水産課長(長田岩喜) まず、ペレットにつきましては、選抜育種という方法で、南水研が開発した特許を使ってですね、そういったペレットでも飼えるような魚を、今選抜をしていっているところでございます。
それから加工品につきましては、今、主にタイというふうな形のものをとっておりますけれども、先日のセブン&アイ・ホールディングスが西武と、それからそごうを子会社、切り離したということで、コンビニ需要というのが、今から鮮魚の世界にも入ってくるというふうに思っていますので、ぜひタイ以外もですね、そういったコンビニの需要を狙った商品開発が必要になってこようかというふうに思っております。
あと、冷凍の所在につきましても、先ほどのスマもそうなんですけれども、LAのほうに輸出をですね、これはカーボンニュートラルといって段ボールを使った輸出を今検討をしているところでございます。ですから、タイ以外につきましても、そういった輸出も含めて、今、調査をやっているというふうな現状でございます。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにございませんか。
少林議員。
○5番(少林法子) 263ページです。宇和海海域の公園のサンゴ保護に対して70万円ということになっております。愛南町というとチラシにもですね、このサンゴ、グラスボート等がある一大産業だと思っているのですが、温水化によるサンゴの白化とか、オニヒトデの食害等あると思うのですがこれで食害被害等について効果はどのように、これで間に合うのでしょうか。あるいはサンゴの移植とかをしている地域もございますが、そのようなのからするとこれでは間に合わないのではないかと思ったりもするのですが、お願いします。
○議長(原田達也) 兵頭商工観光課長。
○商工観光課長(兵頭重徳) お答えいたします。
宇和海の海域サンゴの保護対策事業として、サンゴを食べますシロレイシガイダマシ、オニヒトデの駆除を行っております。今年度につきましては、10回駆除回数がありまして、ダイバー、総勢55名の方が駆除に当たっております。シロレイシガイダマシにつきましては、43と、ひとときの数よりも大分減りましたが、オニヒトデにつきましては334体ということで、数は例年よりも少しずつ同じような状態で増えております。
ただし、一番駆除の場所が西海地区から由良半島の塩子地区のほうに北上しておるということで、サンゴを食べるオニヒトデの状況も変わってきておりますので、そういった駆除の場所も変えながら、効果的なサンゴの保全につなげていきたいと考えております。
サンゴの植え付けとかについては、今のところまだ具体的に展開はしておりませんが、今後またそういったものも体験ツアーとかそういうものらにも入れるような発信もしていきたいと考えています。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
石川議員。
○6番(石川秀夫) 233ページの有害鳥獣の補助事業ですけども、鹿とかイノシシとかは、わなとか鉄砲で捕れるんですけど、猿はですね、特にここ二、三年については、この御荘の貝塚から三島団地、西海についてもかなり増えているということで、頭数管理がかなり必要なんじゃないかということで、その猿の頭数を削減するような、この金額で足りるんかないうような気はしてるんですけども、思い切ったこの1とか2年とかということで、頭数管理はする必要があるんじゃないかなということで、お伺いします。
○議長(原田達也) 吉村農林課長。
○農林課長(吉村克己) 農林課からお答えいたします。
猿の被害について、それによっての頭数管理をということですが、この有害鳥獣駆除につきましては、奨励金として1匹当たり2万2,000円という形で猿に当たってはお支払いをしとる予算になっております。
猿につきまして、現在今年度より地域によって、地域でよく出没をされる御荘地区から始めておるんですが、専門家によっての追い払いについての講習をしております。また、地域によってモデルガン等、追い払いの銃等が必要というところであれば、町のほうからお貸しをする事業を行っております。
また、令和4年度からはモデルガンの購入に対しての補助、また地域での追い払いに使う花火等、また、山林等、耕作放棄地等の場所について、隠れ家になっとるというところにつきまして、地元で行う作業につきまして、燃料費等の補助を新しく新設をしております。
また、今後につきましては、各地域への、関係地域への専門家による講習等を行うように考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 石川議員。
○6番(石川秀夫) 追い払いだけでは頭数管理はできないわけで、この県とか国にはそういうわなで、大きな柵のようなわなで捕るような技術とかあるはずなので、追い払うだけではですね、この母数は減らないわけで、頭数管理をいかにしていくかが一番大事なことじゃないかなというふうに思うんですが、その辺りの対策について、今後、考えているようなことがあれば、お伺いします
○議長(原田達也) 吉村農林課長。
○農林課長(吉村克己)お答えいたします。
少し言い忘れたんですが、その頭数管理、今議員がおっしゃったような大きな箱わなについて、2基設置をしております。実際には猟友会にお願いをして餌づけから始まるわけですけど、そういう形で今、実績的なものを図っております。以前につきましては、西海地区、内海地区には大きな箱おりがあって、そこで対策をしていたというところは聞いてますが、今後におきましてもそれが有効的であれば、1基250万程度かかりますが、そういうところにはまた検証を重ねながら実施をしていこうと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 3点お伺いします。
まず、220ページの農業振興費です。お米の原価割れということが去年起きたと聞いています。このままではもう米作りできないと、若い人もよう作らんという事態が発生してきています。先日の勉強会、予算の審査会の中で、水産課のほうでコロナ禍でマダイの養殖業者さんが深刻な事態に陥ってマダイを子ども食堂に提供したというすばらしい取組を紹介していただきました。この米の農家さんに対しても、何か持続可能な米作りができるように、何か対策はお考えではないでしょうか。国が以前は原価補償をしていたところ、今はなくなったということで、でもアメリカとかはしてるんですよね。だから、国がやらないからといってほっていたら本当に地方は衰退してしまうわけでして、ぜひ考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
次に、248ページの商工費、総務費ですね、これ昨年と変わらず5,930万円ということになっています。これ歳入のほうを見ると、町税も減り財産収入も減ると来年度、という中で、自主財源としてひとえに寄附金収入の大幅増、5億5,000万も増えたというところが大きく収入を支えてくれているんですけれども、普通、民間の団体でしたらこれだけ売上げを伸ばしたら、次年度、もっと投資をしようということで予算は増やすのが通常ですけれども、伸びしろもそれだけあると期待できると思うんですが、この総務費、人も増やさないということかもしれませんが、それで大丈夫なのか。残業とかいろいろ大変だったと思うんですけれども、これで大丈夫なのかというところをお聞かせください。
そしてですね、3点目は土木費277ページの町の単独事業で、町道弓立越田線、これ私議員になってから、平成28年度の決算から頂いていて、チェックしたんですけれども、全部これまでの決算見て来年度の3,000万円を入れると、トータルで1億7,000万円ほどこの町単独、越田弓立線に使っているということになります。これ、平成28年度以前は幾ら使っていたんでしょうか。また、事業の全体像ですね、これ今回説明資料の中に事業の説明もなかったので、ぜひ、全体像、いつから幾ら使っていつまで続くの、実際町民の方から聞くんですよ、あそこいつまでやるのっていうお話を。お聞かせください。
以上、3点お願いします。
○議長(原田達也) 吉村農林課長。
○農林課長(吉村克己)農林課から米価についてお答えいたします。
現在、農林課、米の価格について、JAの取扱いの単価について、10年間少し見させていただきました。平成23年度につきましては、6,750円、平成24年度につきましては特別に高いというところで8,250円、それ以降につきましては、一番低いところで平成26年が4,850円、それと令和2年度につきましては6,750円、令和3年産につきましては、今年度については5,950円というような形で推移しております。これはJAの買取りという形の単価になっておりますけど、現在につきましては、平成16年から販売の自由化というところが関わってきております。それにつきましては、個人売り、新鮮市等ほかのところですね、MIC等でも個人で売られとるというところはあります。そういうところにつきましては、やはり付加価値等をつけた上で、もう少し高い値段で売られているのではないかとは感じております。
実際に米価の下落というところなんですけど、そこにつきまして、町として対策としましては、今までに米の直接支払交付金、先ほど議員も言われたように、1反当たり7,500円の交付というところが廃止されました翌年の平成30年度より水利組合電気料補助金の交付を行っております。また、令和2年度につきましては、JAが事業実施主体でありますが、えひめ米政策改革支援事業において、高品質な主食用米1等級への増産を考えまして、それから色彩選別機、または自動調整式もみすり機を県、町またはJAの資金でつくっております。また、令和4年度におきましては、JAえひめ南が稲作農家の向上を考慮しまして、収量が多いとされます全農が推奨する「にじのきらめき」の試験栽培をするということになっております。また、令和3年産につきましては、農協のほうの聞き取りによりますと、豊作であったという形で単価は落ちたものの、量的な豊作であったため、所得については2年度との影響はあまりないんだろうということで、お聞きをしております。
その対策についてなんですけど、以上の事業対策と、農林水産省が、今対策につきましては水田農業の高収益化の推進としまして、高収益作物への転嫁事業を図っております。それとあと水田利用の直接支払交付金につきましては、町のほうの愛南町農業再生協議会のほうで行って、反当たり幾らか支払いをしております。
以上の事業対策等は農林水産省が推進し、また町のほうも国に合わせまして推進をしている、このような事業につきまして拡大を図ることも視野に入れるべきだとは考えております。また、JAえひめ南の稲作部会や県農業指導班等との関係団体と協議により、現状の把握を踏まえ、今後の対策について調査・研究を行いたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 兵頭商工観光課長。
○商工観光課長(兵頭重徳) お答えいたします。
商工、総務のほうにつきまして、予算が昨年と変わっていないということで、ふるさと納税等の増額に当たって、この予算で大丈夫なのかというような御質問だったと思うんですけど、ふるさと納税、おかげさまをもちまして7億円を突破するということで、過去最高の金額を計上することができました。
来年度はそれに少し上乗せをして8億を今回予算を計上さしていただいております。現状につきましては、今年度と同等な事務作業をするということを想定はしておりますけど、昨年末の多大な業務につきましては、やっぱり改善せないけんかなと、担当課長としても思っております。
それにつきましては、外部のですね、業務委託ですね、それも早い段階で視野に入れてですね、有効的なふるさと納税の事務ができるように、検討をしているところであります。
以上です。
○議長(原田達也) 濵建設課長。
○建設課長(濵 哲也) 御指摘の町道弓立越田線につきましては、何年計画で事業費はという問いですが、長いスパンで実施されております。平成25年度から令和7年度までの13年間、これに延長が710.8メートル、事業費が13年間で総額が3億6,000万に上る予定です。
今現在の25年から令和3年度までの実質投入額が、2億2,300万円程度になっております。そして、ここが1工区、2工区と分かれておりまして、今申し上げたのが1工区、第2工区につきましては、令和8年度から16年度までの9年間がございますが、これにつきましては、現在のところ未定となっております。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) 商工費のほう、もう一回お聞かせください。
去年と同等の事務作業になるんじゃないかということで、でも早めに対処していくということで、補正予算もできるので、ぜひそうしていただけたらと思います。ただ、組織としてですね、これは町長、副町長にお聞きしたほうがいいのかもしれません。これだけ伸び代があると期待できる分野です。四万十町とか高知の町、結構頑張っていますよね。これも横断的に商工観光課だけじゃなくて農林、水産、いろんな課から人を集めて、例えば四万十町ですとにぎわい創出課という課をつくって、ふるさと納税も含み町全体の魅力を発信して、収入も、例えば四万十町ですとふるさと納税だけで今19億ですか、かなり伸びているということです。やっぱりこれも組織的な取組が必要になってくるんじゃないかと思います。1つの課だけに任せておくんじゃなくて、いろんな課で若い人、いろんなアイデア持っていると思います。ぜひですね、横断的なチームをつくって、にぎわい創出課のような、アグレッシブにチャレンジしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 木原副町長。
○副町長(木原荘二) お答えいたします。
現在ですね、本当に商工観光課の奮闘によりまして、ふるさと納税7億円突破ということで、本当に町のPRに貢献をしてもらっており、大変感謝をしております。
そういう中で、実は商工観光課の中に横断的に戦略を練るための営業戦略係というのを以前配置をして、そこが現在ふるさと納税を全面的に持っているというような状況の中で、農林、水産、商工、その他関係する課を横断的に動かして運用をしております。そういうこともあって、こういう実績につながっているところもあります。
この実情を鑑みて、4年度は先ほど業務委託できる部分の外部委託をするということと併せて、一応、会計年度任用職員を1人配置をするようにして、その費用については総務費の中の人件費で見ております。また、それで運用しながらですね、またその職員が正規職員でないとやはり機能しないとか、いろいろな経緯を見ながらですね、次なるまた戦略を練っていきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ほかに質疑がないようなので、次に9款消防費から14款予備費について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) 303ページ、南宇和高等学校教育振興協議会補助金について、お伺いをいたします。
この補助金については、南宇和高校の教育の振興を図るための補助金でありますが、南宇和高校の魅力化推進事業の経費については入っていないと聞いております。
本件については、昨年9月の議会で入学生の増加につながる魅力化推進のため調査・分析を行い、具体的なプランの提案を委託する予定と予算を計上をしており、今後、計画を作成するものと思います。
南宇和高校の入学生は減少が続いておりまして、現在3学級、今後も入学生が減ると分校化や募集停止、統合など学校再編の対象となってくる可能性があります。
高校がなくなると子育て世帯の流出、また人口減少、就業人口の減少、ひいては愛南町の衰退につながると思われます。他の分校のようにですね、閉校にさせないためにも、子育て支援、まちの活性化のため町も全面的な支援体制を取るべきと考えるわけですが、現在の検討状況についてお伺いをいたします。
○議長(原田達也) 岩井学校教育課長。
○学校教育課長(岩井正一) 私のほうからお答えさしてもらいます。
ちょうど今日が県立高校の入試の発表でございまして、昨年度南宇和高校は1クラス減ったわけなんですが、今年度は何とかまた元に戻る、戻らないかというふうに思っております。
それで、今、議員言われたように、本当に高校の今後のことが、やはり町のいろんなものに影響するという御心配を、まさしく我々も本当に喫緊の課題というふうに捉えておりまして、また、先ほど御紹介のあった委託費をもって、今後、ちょうど今先般から高校側とどういう柱が望ましいのかとか、そういった協議、意見交換を始めております。
それによって、取り組む内容というのは今後固まっていくと、それによってまた予算化ということも考えて行く方向になろうかというふうに思っております。
以上です。
○議長(原田達也) 嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) 全面的に支援することが愛南町のためと思うわけなんですが、思い切った経費を早急に予算に計上して取り組むべきと考えるんですが、どのように考えておりますか、お伺いをいたします。
○議長(原田達也) 児島教育長。
○教育長(児島秀之) 私のほうからお答えをさせていただきます。
御指摘の事業の趣旨からして、単年度、数年間ぐらいで終わるような事業ではないと考えますので、相当量の財政出動が必要かと考えます。
よって、その事業の財源確保の方策も検討しつつ、今、議員御指摘の大きな予算、大胆な予算でしょうか、そこら辺についての予算獲得を目指したいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにございませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 353ページの東海公民館施設改修工事2,928万円について伺います。
先日の予算審査会のほうで、農林課長ほうから森林環境譲与税の使い道として公共施設の木質化も考えられるというお話がありました。ぜひですね、地元産の木材を使った温かみのある、人が集まっていきたいと思える場所にしていただきたいと思います。木質化の目的で、譲与税、使うことは可能かどうか。もし、すぐには無理だということであれば、地産地消の木材を少しでも使うという取組を、ぜひ今回こそチャレンジしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 清水生涯学習課長。
○生涯学習課長(清水雅人) お答えいたします。
今回のですね、東海公民館の施設改修工事はですね、主な工事内容といたしましては、外壁等の改修、電気設備の改修となっておりまして、木質化ができる工事部分というのはですね、全体事業費の中の僅か2%ということになります。議員御指摘の少しでもということで答弁させていただきますと、この件について木質化ができるかどうか、農林水産課に確認をして、県のほうに問合せをしたところですね、森林環境譲与税の使途としては、まだ要検討ですよというような回答をいただいていますので、今回につきましては譲与税の使途としては使わないという形を取りたいと思いますが、今後発生する公民館等の社会教育施設などの改修もありますので、その際には森林環境譲与税の使途方針であるとか、または木質化、地産地消のですね、方針などを確認しながら進めていきたいと思います。
以上です。
○議長(原田達也) 吉村農林課長。
○農林課長(吉村克己) 森林環境譲与税についての使途について御説明をいたします。
先ほど、社会教育課の清水課長の申したところとダブるかもしれませんけど、森林環境譲与税の使途につきましては、林野庁より各市町の考え方を重視し、実施を図ることとされていますが、今回、愛媛県のほうに確認をしたところ、既存補助事業がある場合については優先的に補助事業の採択を行うべきであると。また、森林整備、間伐等の森林整備が森林環境譲与税の使途の趣旨であり、その他においては林野率の低い都市部を考慮した使途であるとのことであり、その他木質化等なんですが、その他を選択した場合は会計検査等に耐え得る理由が必要であると。今回につきましてそういうところを現在計画の中に入れていこうかと思っているところですが、しかしながら、本町においては事業主体となります南宇和森林組合が担い手となっておりますが、森林整備が必要とされる面積に対しまして、愛南町の、現在、森林組合が事業をしております事業量を踏まえた上で考慮しますと、年間の作業量が非常に5ヘク、10ヘクと少なくなってきます。その分につきまして森林環境譲与税の基金額が毎年増加すると推定はされます。このため、今後におきましては、会計検査の動向も踏まえまして、森林整備を担う人材の育成及び確保、森林の有する公益的機能に関する普及啓発、また木質化、木造化に対する木材の利用の促進について、使途の利用計画を図るべきだとは考えております。
今後につきましての、また調査研究を積み重ねながら、計画を立てていこうと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ほかに質疑がないようですので、歳出分を終わります。
暫時休憩します。
3時45分より再開します。
午後 3時34分 休憩
―――――――――――――――――
午後 3時45分 再開
○議長(原田達也) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳入分を終わります。
次に、第2表、債務負担行為及び第3表、地方債について、まとめて行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
(「議長」と言う者あり)
○議長(原田達也) 金繁議員、どのような。動議ですか。
○7番(金繁典子) 動議を提出したいと思います。よろしいでしょうか。
○議長(原田達也) はい。
○7番(金繁典子) 動議を提出します。
第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算に対する修正動議を提出します。
○議長(原田達也) ただいま、金繁議員から第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算に対する修正動議が提出されました。
本動議に賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
所定の賛成者がありますので、本動議は成立しました。
暫時休憩します。
午後 3時46分 休憩
―――――――――――――――――
午後 3時58分 再開
○議長(原田達也) 休憩前に引き続き会議を開きます。
第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算に対し、修正の動議が提出されています。
これを本案と併せて議題とし、提出者の説明を求めます。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 令和4年3月18日
愛南町議会議長 原田 達也 殿
動議発議者 愛南町議会議員 金繁典子、同少林法子。
第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算に対する修正動議を提出いたします。
上記の動議を、地方自治法第115条の3及び愛南町議会会議規則第17条第2項の規定により別紙の修正案を添えて提出します。
提出理由
令和4年度
愛南町一般会計予算、8款2項3目道路新設改良費の町道樫月竹倉線道路改良工事に係る予算については、次の理由により反対であり削除を求めます。
愛南町内には、津波・地震災害の際に自宅に戻れなくなった住民らが滞在する指定避難所さえない地区がいまだにたくさんあります。海岸沿いで地震の際には津波も押し寄せることが想定され、道路寸断などにより孤立する危険性もある内海地域、西浦全域、東海、深浦、赤水などの地区に避難収容施設が存在せず、なおかつ備蓄食糧・物資も不十分なままであることは、これらの地域の住民の命を危険にさらします。由良半島の町民は菊川小学校まで避難をしなければならない状況で、大きな地域間格差が存在します。
一方で、旧西海中学校周辺を広域防災拠点にし、西海地域の住民1,100人をヘリコプター輸送も駆使して広域防災拠点に集めることは、西海地域の住民からも疑問の声が出ています。西海地域で説明会さえ開かれてない地域もあります。このような状況を放置したまま、今、旧西海中学校周辺を防災拠点とするための新たな町道新設の予算を計上する根拠は極めて薄弱です。
愛南町の防災の全体構想を作成し、防災対策の優先順位を決め、それに従った予算計上を強く求めます。
それでは、修正箇所の説明をいたしますので、別紙を御覧ください。
第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算に関する修正案
第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算の一部を次のように修正する。
第1条中、「141億9,000万円」とあるのを「141億4,800万円」に改めます。これは予算書の7ページに記載の部分です。
そして、次に、第1表歳入歳出予算の一部を次のように改めます。
予算書の9ページを御覧ください。
国庫支出金、国庫補助金に2億9,543万2,000円と計上されているところ、2,300万円をマイナスし、2億7,243万2,000円に修正を求めます。
同じく次のページ、10ページの町債5億9,240万円が計上されているところ、1,900万円のマイナスを求め、5億7,340万円に修正することを求めます。
次に、第3表地方債から「町道樫月竹倉線道路改良事業」を削除します。これは、予算書の412ページを御覧ください。
(6)その他のところに85億2,107万5,000円が計上されているところ、ここから町債分1,900万円を減額し、85億207万5,000円に訂正することを求めます。
以上で修正案の説明を終わります。
○議長(原田達也) 説明が終わりました。
質疑の方法は、修正案全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
尾崎議員。
○1番(尾崎惠一) 執行部のほうにお伺いをいたします。
今、赤字で示されたところ全般についてお伺いをいたしたいと思います。
旧西海中学校を西海地域の住民の防災拠点として利活用をすることに関しては、私は西海地区出身者として、以前から根強い地域の住民の方から要望があると認識をしております。今回は、そのための新たな町道の建設ということなんですけれども、一般質問のほうでも説明がありましたが、この件に関しては工事期間は4年で、総額は1億6,780万円、そのうち今年度の予算は今説明があったように一般会計予算として道路新設改良費が4,000万、そして土地購入費が200万、合わせて今年度は4,200万と説明を受けております。その財源について、かなりの部分が国庫補助金のほうで賄われるという部分、説明を受けました。
今回の町道建設に当たっての実質的な国と町の財政負担の割合について、もう一度改めてお伺いをいたしたいと思います。それと併せて現在99.5%となっております経常収支の比率については、どのような影響があるのか、執行部のほうにお伺いをいたします。
○議長(原田達也) 濵建設課長。
○建設課長(濵 哲也) お答えします。
国庫補助金の補助率というところで、今のところ57.5%、4,000万円に対しての57.5%になりますので2,300万円。その補助裏につきましては、全て起債で賄うことになっております。
以上です。
○議長(原田達也)
立花企画財政課長。
○企画財政課長(立花慶司) 私のほうからは、経常収支比率についてお答えさせていただきます。
道路整備に利用する経費につきましては、投資的経費に当たるため、経常収支比率に与える影響はございません。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
鷹野議員。
○8番(鷹野正志) 今、地区要望という言葉を聞いたんですが、以前からこの道路いうか場所に関してですね、地区要望はあったのかどうか。それの確認をしたくて、理事者に質問いたします。
○議長(原田達也) 濵建設課長。
○建設課長(濵 哲也) 地区要望があったのかということですが、平成30年に船越地区から出ております。遡りますと、平成25年にも出ております。
以上です。
○議長(原田達也) 鷹野議員。
○8番(鷹野正志) ということはですね、地区から出た要望で、今回その防災に対する一時避難場所ではなく西海地域全体の広域的な防災拠点としてこの道路を造るという、その方向性でよろしいですか。その認識でよろしいでしょうか。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
その、あの件については先ほど答弁あったように、以前から要望がありました。ただですね、そのときも一応こちらのほうで、地権者のほうにも一応声かけしましたけど、そのときには土地を分けてもらえるところまで話にならなかったということでですね、一時的には皆さんも諦めたような形でしたけども、再度こういう形に、今回みたいにですね、災害のときにはということで、ぜひあそこの学校はずっと何も使わないような感じになっとると、非常にもったいないなということでですね、そういう形で有効利用したらいいんじゃないかということで、再度アタックさせてもらいましたら、気持ちよくですね、そういうことならばということで分けてもらえるということになったんで、こういう形の結果的に提案したわけですけど、この中のヘリコプターの分がついてますけど、1,100人もヘリコプターで運ぶいうことは、これはそういうこと一切ないです。ただですね、地区説明に行ったときも、一応、大きな地震が来て津波が来るとなったら、恐らく皆さん高台に逃げるように一応避難路もつけてます。そこで津波が収まった時点で、夜家に帰ったら家が全然傷んでなかったいう人はもちろん家に帰るでしょうし、ただ家が使えなくなっている人もあると思います。そういう方のために、一時的に避難する。それは一時的で済むのか結果的にして長い期間おらなければならないことになるかも分かりません。そういう方のために、今の西中のところを有効利用したらええんじゃないかということで動きました。
ですからですね、道が閉ざされたら動けれない。そういう人のためにはですね、津波が収まった後、船で行くこともできるし、どうしてもいうときにはヘリコプターとかそういう自衛隊とかですね、利用さしていただいて、そしてそこに地理的にも長くなるかも分かりません。そういうときのために、今回のこの提案をさしていただいたということです。ぜひとも御理解いただきたいと思います。
○議長(原田達也) 石川議員。
○6番(石川秀夫) この西海町の地区のですね、場所柄から言えばですね、私は御荘の高畑地区の高畑からもアクセスできるような道があります。ちょっと細いんですけど、それと中浦、尻貝線からもアクセスできるので、西海にとどまらずあの一体の避難所になるんじゃないかなということで、私はそういうふうに思うんですが、金繁議員にちょっとお尋ねしたいんですが、高速道路も反対されてですね、今回道路も、この道路も反対やということで、道路が嫌いなんでしょうか。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) 高速道路に反対していると、今、石川議員から言われました。私、高速道路には反対していないと、議会ではっきり2回お伝えしております。これは議事録にも残っておりますので、御確認ください。
今後、そのような事実に基づかない、私の発言に関して間違ったことを言われることは、この場内でも場外でも控えていただきますよう、お願いいたします。
○議長(原田達也) 石川議員。
○6番(石川秀夫) 平成29年やったかな、陳情に全議員がですね、金繁議員以外が陳情に行ったということは、これはもう紛れもない事実で、陳情に行かなかったということは、私は反対だったという認識です。だからそういう発言をさしていただきました。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) この道には関係のない質問ですけれども、関連質問でもないですが、一応、お聞きしていただいたのでお答えします。
あそこで東京に行かなかったことが高速道路に反対しているのではないかと推測されるということですけれども、私、はっきりと全協の中でも申し上げました。本会議の中でも質問の中で言いました。町民の方にどこを通るのか、この高速道路が、それを知らせないまま、私は一緒に行くことはできませんということです。それは町民の方たちから聞いたんですよ。高速道路は欲しいけどもっと山のほうを通ると思っていたと、そしたら町の中を通る、これやったら要らん、そういう声が緑の中からも上がってました。ですので、あのとき東京に行くときのルートはもう決まってたんですよ、このルートで行きますと。ですので、町民の方に知らせないうちにこの3つのうちの1つのルートを選んで陳情に行くと、勝手に行くということは、私は町民の代表としてできないという理由です。高速道路に反対したのではありません。
質問されたのでお答えしました。関係ないですけれども。
○議長(原田達也) 石川議員、関連質問は控えてください。
○6番(石川秀夫) 先ほど、ちょっと場所柄から言えばですね、御荘もアクセスできるということで、この今後ですね、高畑線もあるとは思うんですけども、この御荘からのアクセスも考えたようなこの道路改良工事になっているのかどうかいうことを質問したいと思います。執行部のほうに。
○議長(原田達也) 清水町長。
○町長(清水雅文) お答えします。
高畑線はもちろん越えさえしたら学校に行きますよね。それと尻貝のほう、あちらは恐らく今のままの道路で改良も要らんのやないかと思います。そして中浦近辺、やっぱり高畑からあそこの近辺の人らも、避難するところがなかったらそこの西中ですよね、来てほしいし、そして逆に節崎のほうのあの近辺ですね、馬瀬とか、あちらの方も避難するとこがなかったら道路、恐らく有料道路は前の有料道路は大丈夫と思いますので、そこからも運べるし、できれしですね、家とか何か、住むとこがなくなった人なんか、ひょっとしたら長期的になるかも分からん、そういう人のためにですね、校舎もあるし体育館もあると、そしてグラウンドが広い、そこにまた仮設住宅も造ることもできるということで、やっぱり今そのまま置いとくのはもったいないなということで、今回、皆さんに提案さしていただきました。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに質疑ありませんか。
池田議員。
○3番(池田栄次) 執行部に伺います。
今、町長がちょっと言われたんですが、当該地区に、西海の学校の跡地、今言われとるところに、仮設住宅は建てる計画が、計画といいますか仮設住宅、将来災害の状況にもよりますが、長期に及ぶときは仮設住宅も建てるということですか。
それともう一つ、その仮設住宅を建設するのに、被災してから何日以内に建てなさいとか、何か月以内に建てなさいとかっていう縛りといいますか、決まりはあるんですか。
○議長(原田達也) 守口防災対策課長。
○防災対策課長(守口庸夫) 今の仮設住宅だけ、私のほうからお答えします。
まず、西海中学校のグラウンドについては、応急災害の対応が終わり次第仮設住宅の建設に取りかかる予定で考えております。
仮設住宅に対しては、被災した日から2週間以内、2週間以内に建てるようになっております。今のところ、西海中学校なんですけど、95棟、3人入ったとして285人ぐらいの仮設住宅を、地震・津波が発生してから2週間以内に着工するということで、建築期間についても二、三週間の早い時期で建てなければいけないということになっております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありますか。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) 執行部にお伺いをいたします。
私はこの道路、防災拠点へのアクセス道路というよりも、生活道路としての側面が強いんじゃないかなと前々から思っておりました。そういう理解でもよろしいんでしょうか。その理由づけがどうしてもちょっと弱いなと思うわけなんで、いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 濵建設課長。
○建設課長(濵 哲也) 災害時にも活用できる生活道路にはなります。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
那須議員。
○13番(那須芳人) 277ページの道路改良工事4,000万の分については、私は大賛成でおります。この4,000万がないことには次の残りの1億2,000万余りは続かないわけで、途中でぽしゃっとなるわけですね。
今回、この当初予算の4,000万を賛成します。で、残りの1億2,000万、3,000万のあたりを、もう少し圧縮してこれを2年で完成するとか3年で完成するという町のほうの方針というのはございますでしょうか。
○議長(原田達也) 濵建設課長。
○建設課長(濵 哲也) 今のところ、その圧縮して2年というふうなことは今のところ想定はしていませんけども、全協でも、そしてこの本会議でも申し上げたとおり、今のところ4年計画で考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ほかにないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論は、初めに原案賛成者、次に原案及び修正案反対者、次に原案賛成者、次に修正案賛成者の順で行います。
初めに、原案賛成者の討論ありませんか。
山下議員。
○12番(山下正敏) 私は、原案に対して賛成の討論をいたします。
○議長(原田達也) 討論、5分以内でお願いします。
○12番(山下正敏) 短くやります。
本来、防災計画とは、町全体の総合計画とそれぞれ旧5か町村での地域の防災計画をつくり、それぞれ両輪で町民の生命・財産を守るため、事業を推進していくものだと思います。
もし今回の修正予算で4,200万円を削減するということになれば、地域の防災計画の後退にもなります。
そして、何より西海地区、特に船越地区の多くの人たちからの強い要望であり、また歴代の過去区長、役員の皆さんのこれまでの努力と西海地区の皆さんの強い要望と願いを踏みにじることになります。
我々議員は、町民の代表であり町民の声を行政に届け実現することでなければなりません。そういう意味において、この修正案には賛成することはできません。
最後に、愛南町議会議員の皆さんの常識、良識のある判断を期待して、賛成討論といたします。
○議長(原田達也) 次に、原案及び修正案反対者の討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ないようですので、次に、原案に賛成者の討論はありませんか。
鷹野議員。
○8番(鷹野正志) 原案に賛成いたします。
私は、原案に賛成の立場で討論いたします。
私は、7年前まで消防団長をさしていただきました。そのとき、この場所がですね、町の防災訓練をするという予定でした。あいにく台風で中止にはなったんですが、この地区は、場所は高台にもあるし、隣には避難施設である西海
保健センターもあるし、防災拠点には最適だと思っておりました。また、このことは当時の消防長ともいろいろ話して、やっぱりここが西海の拠点だよねという話もさせていただきました。
町のほうも、先ほど地区要望云々ということを聞きましたけど、10年ほど前から将来はこの場所が防災の拠点になるべく場所だという認識はあったのだと思います。
現在、旧有料道路は 1次緊急輸送道路になっています。今度建設する道路がそれを補填する2次緊急輸送道路になればいいなとも思っておりました。ここにきて、この道路が必要ないというその考えはちょっとおかしいと思います。道路を建設しないとなれば、避難所まで、この場所までに土砂災害警戒区域ないし特別警戒区域を通らなければなりません。そのことは分かっていると思います。もし、道路が寸断されたらどうするのか、あのとき造っとけばよかったじゃ済まされない問題です。
早期に着手すべき施策だと私は思っております。
また、先ほど中学校のグラウンドはヘリコプターで人を運ぶというふうな、この動議にも載っておりますが、あそこは単なるヘリコプターの発着場であると、発着ができるというだけです。災害になってヘリコプターなんか来ないですよ。ただ、あそこの場所はですね、仮設住宅も造れます。災害廃棄物の場所にもなります。自衛隊の設営、また、復旧工事のときの車の車両の乗り入れ、あるいは機材を置ける、そういった拠点にもなります。
各地区にある一時避難場所、山の高台にある一時避難場所とは全然違うところです。また、そういうふうになる場所だというふうに私は思っております。被災した後のその拠点の活用ということも考えていただきたい。災害対応にはもってこいの場所だというふうに私は思っております。それにも、大型車が通る道が必要だというふうにも思っております。いざ災害が起きたとき、迅速、的確、そして安全、これが防災の基本です。町のほうも第三次防災計画、基本計画、あるいは地域国土強靭化計画等々、防災には力を入れております。また、先ほど確認しましたら地区要望もありました。それに沿って建設をしていこうとする。何も問題ないと思っております。
○議長(原田達也) 残り30秒。
○8番(鷹野正志) はい。かえって遅いというふうに思います。
この道路建設なくしては住民の命は守られないと思っております。
以上、賛成討論といたします。
○議長(原田達也) 次に、修正案に賛成者の討論はありませんか。
少林議員。
○5番(少林法子) 私は修正案に賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
失礼します。
私は修正案に賛成の立場です。その理由の1つは、全体計画の不透明さです。閉校した校舎に関しましては、私は以前から公に使用希望を取るなどして計画的に有効利用してほしいと要望してまいりましたけれど、けれどこの旧西海中学校が町民の知らない間に昨年3月までの頃には売りに出されていたと。そして5月になって急にここを拠点にしたいと言ったり、全く透明性と計画性に欠けるなというふうな印象を持っております。
また、町長は優先順位はつけないとおっしゃっておりますが、その町長の姿勢は行政トップとしてはあり得ないことではないでしょうか。
命が関わるから順位をつけないとおっしゃいましたけれど、例えば大勢の重傷者がいるときでもトリアージで優先順位を決めたりします。お金は無限ではありませんから、どんな政策であれ目的、全体計画、優先順位を決めてやっていくのが行政ではないでしょうか。
それから、修正の2つ目は、防災支援の地域間格差が大き過ぎる点なんですね。大地震を生き残るためには、3つの優先順位があると言われています。
まずは地震そのもので命を落とさない、避難できないほどに大けがをしないことです。ですから、第一に大事なのは家の耐震化と家具の固定です。地震で生き残ったら、次、2番目に大事なのが津波で死なないこと。そのために高台への一時避難場所、そこまでの道の整備が必要になってきます。そして最後、3つ目が町がやろうとしている避難生活、仮設住宅生活、そういうところの整備になります。これを三段跳びのホップ・ステップ・ジャンプに例えますと、ホップが耐震化、ステップが一時避難整備、ジャンプがこの仮設住宅となりますが、町は西海地区にはホップ・ステップ・ジャンプの最後の段階を今やろうとしておられます。けれど、町内を見渡しますと、内海、西浦全域、東海、深浦、赤水等、多くのところでホップ・ステップの段階でさえできてないところがたくさんあるんですよ。最も命の危険にさらされているところを救うのが優先順位ではないでしょうか。
例えば由良半島の場合、先端の網代地区まで9つの集落がありますが、道はたった1本でほとんどが1車線です。半島の先のほうになりますと、大型車が通ると垂れ下がった木の枝ががんがん当たるようなとこもあるような道なんです。小さい湾の海岸部にへばりつくように集落があって、高いところに家はありません。海岸沿いに道が走っているために、津波が来れば当然道も集落も飲み込まれます。段々畑も30年近く放置され、荒れ果てています。地震が発生すると、当然土砂崩れや倒木で道は寸断されて孤立します。住民はそのリアス式の急斜面を上って一時避難場所へ行くしかないんです。
先日、住民から貴重な証言をいただきました。以前、地域の防災説明会でこんな指導があったそうです。二、三か月間自力で暮らすことになる可能性があるので、その準備をしてくださいと。しかしですね、避難道が崩れそうなところがあり、一時避難場所はそこで立ち往生するぐらいのことしかないのです。住民はせめて各集落の高台に雨風がしのげる建物が欲しいと言っています。簡素なものでいい、プレハブでいいからと言っているんです。
西海、特に福浦のほう、大変よく自主的に防災やってらっしゃいますけど、ほとんどの地域はそこまでやれていません。それは住民の甘えなのでしょうか、町に依存し過ぎなのでしょうか。地域によって事情は異なります。高齢化で自分たちはできないため諦めている地域もあります。子供からお年寄りまで一堂に会する行事もなくなり、婦人会も青年団もなくなり……
○議長(原田達也) 残り30秒。
○5番(少林法子) 地域コミュニティ、地域の一体感が崩壊しているとこもあるんです。それは地域の責任でしょうか。遅れているところはほっておくのでしょうか。ぜひこの地域間格差を埋めるのが行政ではないでしょうか。西海の町道整備を必要ないと言っているのではありません。まず、全ての地域に一時避難場所と一時避難場所の整備、簡素でいいので一時生活できる建物、備蓄、これを確保してほしい、これが私の意見です。
どうか御賛同ください。ありがとうございました。
○議長(原田達也) 傍聴者は静かにしとってください。
ほかに討論ありませんか。
原案賛成者ありませんか。
石川議員。
○6番(石川秀夫) 私は、原案に賛成する者であります。
ことわざの中に、隗より始めよという言葉があります。できることから先にやっていくと。防災というのは待ったなしになっているのは、この全議員ですね、認識は一つだと私は思っています。だからこそ、できることから加速的にですね、やっていくべきだというふうに思ってます。
特に今回の西海の道路についてはですね、御荘からもアクセスできると、御荘からも避難できるという町長からの答弁もありましたんで、この活用ができる地域というのはかなり大きな地域をカバーした避難所になるであろうということが予想されております。
とにかくできることから加速度的にですね、やっていくということに私は賛成しております。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
金繁議員、修正案に賛成ですね。
○7番(金繁典子) 活発な討論がされて、大変うれしく思います。
幾つか御指摘、修正案に反対された方からの御指摘に対して、少し反論させていただきます。
この竹倉線、私は必要ないとは言っていません。ここを押さえてください。提出理由の中に書いてあります、令和4年度
愛南町一般会計予算にここ、この道路の予算を乗せることに反対であり、削除することを求めています。一番最後のところにも書いてありますけど、私の主張はですね、地域間格差もある中、これを放置したまま、今、西海中学校周辺を防災拠点とするための新たな町道新設の予算を、今計上する根拠は極めて薄弱ですと。まずは防災の全体構想を作成して、防災対策の優先順位を決めて予算計上を強く求めますというものです。
ですので、この道自体、造ること自体に反対して必要ないと言ってるのではありません。
それからですね、先ほどこの西海中学校周辺を広域防災拠点にすること、西海地域の住民1,100人をヘリコプター輸送も駆使して集めるということを理由の中に書いてありますけれども、この点に関して御指摘がありました。ここにヘリコプターは来ないということですね。ただですね、町のほうからの説明でこういう発言があったので、私は書いています。ヘリコプターで、私が、道が崖崩れがあったりして道が通れなくなって、どうやってそこにたどり着くんですかとお聞きしたときに、ヘリコプターで輸送を考えていますということでした。ヘリコプターが来ないということであれば、そもそもこの町のヘリコプターが来るという計画自体が、やはりかなり不安定なものではないかと思います。
それからですね、ほかに道があるという御指摘もありました。まさにその点に注目していただきたいんですね。ここは旧西海中学校から旧有料道路に結ぶ道が既にあります。ここは旧西海町の焼き場のあった道で、今も普通自動車が通れます。1キロもない、500メートルぐらいの道じゃないかと思います。スムーズに私も普通車で通ることができました。ですので、この今道を造ろうとしている地域には、第二次避難所もある、道もあるんです。スペアの道があるんです。片や、先ほどから申しております由良半島、西浦、東海、深浦などなどの地域では、道が1本しかないかつ海岸沿いの津波が来たらもう崩れてしまう、崖崩れもある、そして海岸沿いの集落というのは生活道路も狭い、石垣が崩れて、空き家が崩れて、第一次避難所さえもたどり着くことができない、そういう不安を抱えた方がたくさんいらっしゃいます。
先ほど、この道を造る地区要望があったということですけれども、そういう緊急事態に陥る、ホップ・ステップと同僚議員が言いましたけれども、一時的な避難さえままならない地域の方たちがたくさんいる、そういう方たちの声、そういう要望こそ緊急で聞かないと、まず実現してあげないといけないんじゃあないでしょうか。
これはですね、昨年総務文教委員会のほうで調査もいたしました。由良半島については広域避難所を……
○議長(原田達也) 残り30秒。
○7番(金繁典子) 整備するべきではないか、ヘリコプターがホバリングできるヘリポートを造るべきではないか、そして避難道の整備をするべきではないかという懸念をここ本議会で報告させていただきました。できれば全ての防災対策を一挙にやりたいです。しかし、人的リソースも有限です。優先順位、命を守るために、確実に守るために何が必要かという優先順位をつけるのがまさに政治の仕事です。
○議長(原田達也) 時間です。
○7番(金繁典子) 以上で私の討論を終わります。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) これで討論を終わります。
これより第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算を採決します。
まず、本案に対する金繁議員ほか1名から提出された修正案について採決を行います。
お諮りします。
本修正案に賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
起立少数であります。
よって、修正案は否決されました。
次に、原案について採決します。
お諮りします。
原案に賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
起立多数であります。
よって、第22号議案、令和4年度
愛南町一般会計予算については、原案のとおり可決されました。
お諮りします。
時間内に本日の全日程を終了することができないと思われますので、会議時間を60分間延長したいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認めます。
60分間延長いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第4 第23号議案 令和4年度
愛南町国民健康保険特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第4、第23号議案、令和4年度
愛南町国民健康保険特別会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) 16ページ、一般被保険者国民健康保険税について、お伺いをいたします。
保険税の税額については、所得割、資産割、均等割、平等割により算定し決定されておりますが、最近は資産割を廃止する自治体も増えております。廃止の主な理由としては、利益を生まない居住用等の資産にも課税されていること。資産割は固定資産税と重複課税との捉え方が強いこと、三つ目が所得がない方にも資産割は課税されるため、低所得者層の負担となっていることなどであります。すみません、もう一つ、後期高齢者医療制度では資産割課税が採用されていないことなどであり、愛南町においても、もうそろそろ検討すべき時期ではないかと考えるわけですが、どのように考えているのかお伺いをいたします。
○議長(原田達也) 山本税務課長。
○税務課長(山本光伸) お答えいたします。
まず、県内の資産割の賦課の導入状況なんですけども、資産割を課さない3方式を導入しているのが6市町、そして資産割を課す4方式を導入しているのが14市町という状況であります。
また、愛南町における資産割の賦課の状況につきましては、令和3年の9月の実態調査のときの状況なんですけども、国保加入する全世帯に占める資産割を賦課している世帯の割合は、約58%です。また、賦課総額に占める資産割の割合は、約9%となっております。国民健康保険税における資産割につきましては、嘉喜山議員御指摘のとおり、利益を生まない住居にも課税される、固定資産税が算定の基礎となるため、二重の負担感がある、所得がなくても資産割が課税される、そのほかにも固定資産の保有が必ずしも経済的負担能力を表すものではないとか、町外に所有する資産には賦課されないというような不公平感も指摘されております。
ただ、反面、所得割を補完する財源として所得や景気の変動に影響されない安定的な財源を確保できるという側面も持っております。
こうしたことから、今後、現在の国民健康保険税の税率を改定する必要が生じた場合において、資産割の賦課についても併せて協議してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) そういう理由分かるんですが、やはり外部の意見も聞いてほしいわけなんで、その国保の運営協議会とか、そういったものに聞く予定はあるか、お伺いします。
○議長(原田達也) 山本税務課長。
○税務課長(山本光伸) お答えいたします。
国民健康保険特別会計の状況につきましては、令和2年度におきましては法定外繰入れはないものの、単年度収支は約5,800万程度の赤字だったと記憶しております。また、令和3年度におきましても、現時点の段階なんですけども、法定外繰入れが避けられないような状況となっております。したがいまして、近いうちに保険税率の改定についての協議が必要ではないかと考えておりまして、令和3年度の決算を見極めた上でですね、資産割の是非を含め総合的に運営協議会において、まずは運営協議会において総合的に協議してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第23号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第23号議案、令和4年度
愛南町国民健康保険特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
暫時休憩します。
5時ちょうどに再開します。
午後 4時51分 休憩
―――――――――――――――――
午後 5時00分 再開
○議長(原田達也) 休憩前に引き続き会議を開きます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第5 第24号議案 令和4年度
愛南町後期高齢者医療特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第5、第24号議案、令和4年度
愛南町後期高齢者医療特別会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第24号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第24号議案、令和4年度愛南後期高齢者医療特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第6 第25号議案 令和4年度
愛南町介護保険特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第6、第25号議案、令和4年度
愛南町介護保険特別会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第25号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第25号議案、令和4年度愛南介護保険特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第7 第26号議案 令和4年度
愛南町小規模下水道特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第7、第26号議案、令和4年度
愛南町小規模下水道特別会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) 131ページの設計委託料に関連してお伺いをいたします。
この委託料につきましては、機能維持を行うためのものであって、経営改善のためのものではないと聞いております。本町の排水対策については、昨年12月の議会定例会の産業厚生常任委員会の所管事務調査報告において、集落排水施設7施設の現状と課題について大きく3つの提言をしております。
一つ目として、町営浄化槽事業も含め一つの事業と捉え、早期の使用料金の均一化による収益の改善、二つ目として、施設の統廃合や町営浄化槽事業への転換等による経営の効率化、三つ目として、排水設備工事費等に対する補助金の引上げや空き家、空き地等の有効活用であります。
この報告については、12月と遅かったため、経営改善のための経費は当初予算には計上できなかったのだろうと思うわけです。しかしながらですね、そのときの当時の担当課との意見交換の中で、この意見については両方とも同じ認識であったと思うわけです。その後、もう既に検討は始められていると思うわけなんですが、その現在の状況、今後の取組方針について、お伺いをいたします。
○議長(原田達也) 山本環境衛生課長。
○環境衛生課長(山本正文) お答えいたします。
確かに131ページの設計委託業務、この件につきましては、今年度完成しました漁業保全計画、漁集の分なんですが、漁業集落排水について機能保全計画ができましたので、その分につきまして施設の設備の更新、改修とかいう設計業務委託となっております。
ただこれは、今、国及び県のほうに事業計画案のほうを提出しております。その内容で審査中でございますので、その協議内容によってまたここら辺の金額は変わるかもしれませんので、一言お伝えしておきます。
それで、先ほど議員がおっしゃられた産業厚生常任委員会での提言といいますか、ということなんですが、まず、料金の一元化ということがあると思います。その一元化につきましては、今はまだちょっと12月の議会ということで、まだ2か月程度しかたっていませんので、まだ担当課レベルでの協議内容という形にはなります。今後、理事者も含め詳細を進めていきたいと考えてはおりますが、中でも使用料の均一化っていうのは担当課でも一つの課題と捉えております。確かに今下水道と浄化槽の単価というのは違っておるのは確かでございます。また今回、この両特別会計のほうは、令和6年度から公営企業会計法に伴う企業会計のほうに移行されますので、そのときに財務状況の明確化や透明化の向上を図りまして、使用料の見直しを検討の課題の一つと捉えて進めていくわけですが、そこではやはり住民生活の影響らもかかってくると思います。そこら辺を配慮するとともに、理解を得ながら適正な、まず公平な負担となるような方向で料金体系を検討していくということは、今、考えておりますので、そういう形で進めていけたらなという考えでおります。
次が、浄化槽の統廃合、転換のことなんですが、これも実を言うとこの漁業集落排水施設のこの機能診断の中で、一応一つの課題という形で業者のほうに依頼をしておりました。その中でこれちょうど成果のほうが出ましたので、その報告ができればと思います。この保全計画の報告書によりますと、平碆地区と家串地区の処理場については、統合が可能という結果になりました。そこら辺は維持管理費とそういうことを、費用対効果とかそういうのも考えた上で、それはまだ地区の説明会もあるとは思いますけど、そこら辺は統合という形で進めていけたらなという考えではおります。
あと、油袋と網代地区になるんですが、これはやっぱり地理的、また距離的要件で統合というのはやはり無理でした。結局、それと併せて浄化槽の転換についてもこの同業務で試算しております。その結果、経済比較の結果ですけど、それが現状維持が最も安いと試算されたため、現状のままで運営していきたいと考えております。
なお、農集のほうにつきましてはですね、令和元年度までに実施しました機能診断に基づいた保全工事を実施しておりますので、今後も現況のままで運営を行っていきたいと考えております。
あと、排水とか空き家の関係なんですが、まだちょっと今課内でも協議中であります。今後もほかの課題につきましても、随時解決に向けた方向性ですかね、それを協議しながら、この移行業務の中の報告書に基づき、課題の解決とか、必要な事務、業務に対しましては、やはりちょっと専門的な知識というのも必要だと思いますので、そこら辺は委託をするなど、いろいろそこら辺の中で予算措置の検討とか提案を今後していきたいと思いますので、またできたらと思っております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第26号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第26号議案、令和4年度
愛南町小規模下水道特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第8 第27号議案 令和4年度
愛南町浄化槽整備事業特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第8、第27号議案、令和4年度
愛南町浄化槽整備事業特別会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第27号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第27号議案、令和4年度
愛南町浄化槽整備事業特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第9 第28号議案 令和4年度
愛南町温泉事業等特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第9、第28号議案、令和4年度
愛南町温泉事業等特別会計予算についてを議題とします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第28号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第28号議案、令和4年度
愛南町温泉事業等特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第10 第29号議案 令和4年度
愛南町旅客船特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第10、第29号議案、令和4年度
愛南町旅客船特別会計予算についてを議題とします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 歳出205ページ、2,200万ほど歳出されますね。ほとんどが施設の経営費ということです。歳入はそれほとんど一般会計からの繰入金で賄うということですよね。これ、予算の説明書のほうにですね、書かれております。今後、利用者数は、この旅客の利用者数は減少していると。今後の取組について書かれています。指定管理者だけの取組方法では成果の向上は見込めないと考えています。観光事業の主管課と各支所、指定管理者を含めた民間事業者が連携し、町の観光事業についてのビジョンを共有し取り組むことができるのであれば、向上の余地はあると考えていますと。まさにそのとおりだとうなずきました。
これ、ぜひ実現してほしいんですけれども、具体的にどのようなことをお考えでしょうか。
○議長(原田達也) 吉田西海支所長。
○西海支所長(吉田潤一) お答えいたします。
旅客船のまず増加をするのが大事だと思っております。それに対しましては、ホームページの充実やSNSを使った日々の活動の発信等、様々な方法で認知度を上げていくことが大切だと考えております。
それから、それによってそれに受けられる快適性、利便性を向上させることが多くの集客につながると考えております。それで、指定管理者が事業をしやすいように町としても連携していきたいと考えております。
以上です。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) SNSとかホームページから情報発信するということですが、ここの4つのところに書いてある、私が先ほど読み上げましたところのすばらしいポイントは、やっぱり連携していくと、それは観光事業の主管課と各支所指定管理者を含めて民間事業者が連携し、町の観光事業についてのビジョンを共有し取り組むことができるんであればということです。連携、どういうふうにされますか。
例えば、協議会をつくるとか、何か一つでも具体的なことをお願いします。
○議長(原田達也) 吉田西海支所長。
○西海支所長(吉田潤一) お答えいたします。
この観光船の協議会については、つくる方向で考えております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第29号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第29号議案、令和4年度
愛南町旅客船特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
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◎日程第11 第30号議案 令和4年度
愛南町公共用地先行取得事業特別会計予算について
○議長(原田達也) 日程第11、第30号議案、令和4年度
愛南町公共用地先行取得事業特別会計予算についてを議題といたします。
質疑の方法は、初めに歳出全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、歳出分を終わります。
次に、歳入全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第30号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第30号議案、令和4年度
愛南町公共用地先行取得事業特別会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
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◎日程第12 第31号議案 令和4年度
愛南町上水道事業会計予算について
○議長(原田達也) 日程第12、第31号議案、令和4年度
愛南町上水道事業会計予算についてを議題とします。
質疑の方法は、予算書全般についてを行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 18ページ、負債の部で企業債だけでも借金30億円、水道のほうで抱えています。町民アンケートを見ると、愛南町の水道に対する満足度はとても高いです。ただ、現実的には大変厳しい、苦しい状況だと思います。先頃、全協で説明いただいた今月から実行される水道戦略ですね。この中に人口減少による給水収益が減少する一方で、水道施設の施設設備更新に多くの経費が必要となることから、健全な事業運営に必要となる財源確保が厳しい状況であると、今後5年毎の料金改定を検討していきますと書かれていました。
なおかつ、そこの11ページには浄水場及び施設の維持管理について、包括的な民間委託をしていくということも書かれています。これは町民のライフライン、水道はとても大切なライフラインです。こういう料金改定を5年ごとにしていかなければならない苦しい状況、それから民間委託を考えている、これ民間委託して逆に水質が落ちたりとか、水道料金が上がったりっていうことが、現実でEUの国の中では一旦民営化したものを公営化、戻している国もあります。安易に進めてほしくない。ですので、ぜひですね、私のポイントは早めに町民の皆さんと協議をしてほしい、話し合う機会を持って、今後どうしたらいいか、この苦しい状況を切り抜けるためにはどういうことが考えられるかということを共に協議してほしいと思います。
いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 池田水道課長。
○水道課長(池田洋輔) 金繁議員の御質問にお答えします。
全協のほうでも説明さしていただいたとおり、経営戦略的には民間委託とか、全ての選択肢を検討していって、その方向の模索をしてやっていくんですが、スケールメリットも含めて決定ではございませんので、その部分もまた検討しながら、皆さんに御意見をお聞きしながら進めていくという形になります。
以上であります。
○議長(原田達也) 金繁議員。
○7番(金繁典子) 皆さんの意見を聞きながら進めていくということで、ぜひお願いします。一方ですね、水道の審議会ですか、審議をされてますよね。ただ、一般町民の方にも分かる形でぜひ広く広報を、コミュニケーションをしていただきたいんです。さきの最近の松山市議会でも執行部から出された水道料金の値上げ、これ必要性の周知が市民に十分になされていないということで、継続審議になってます。早め早めにぜひ広報あいなんでもこういう状況なんですと、皆さんと説明会、意見交換会をしたいですということを各地各地で、お忙しくて大変でしょうけれども、そういうことも視野に入れて、審議会だけではなく町民とコミュニケーションを図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(原田達也) 池田水道課長。
○水道課長(池田洋輔) 議員御提言のとおり、ホームページ等での審議会の内容の公表等は行っておりますが、その辺はまたいろいろと広域化のほうの推進プランの計画もございますので、いろいろと周知の方法を検討していきたいと思っております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ほかにないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第31号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第31号議案、令和4年度
愛南町上水道事業会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
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◎日程第13 第32号議案 令和4年度
愛南町病院事業会計予算について
○議長(原田達也) 日程第13、第32号議案、令和4年度
愛南町病院事業会計予算についてを議題とします。
質疑の方法は、予算書全般について行います。
質疑をされるときは、ページを言ってください。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第32号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第32号議案、令和4年度
愛南町病院事業会計予算については、原案のとおり可決されました。
――
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◎日程第14 第33号議案 愛南町道路線の認定について
日程第15 第34号議案 愛南町道路線の認定について
日程第16 第35号議案 愛南町道路線の廃止について
○議長(原田達也) お諮りします。
この際、日程第14、第33号議案、愛南町道路線の認定についてから、日程第16、第35号議案、
愛南町道路線の廃止についての3議案について、続けての提案理由の説明としたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認めます。
これより、直ちに議題とします。
提案理由の説明を求めます。
濵建設課長。
○建設課長(濵 哲也) 第33号議案、
愛南町道路線の認定についてから、第35号議案、
愛南町道路線の廃止についてまで、3議案について、一括して提案理由の説明をいたします。
この3議案のうち、第33号議案及び第34号議案の2議案は、いずれも道路法第8条第2項の規定による町道の認定を行うもので、第35号議案は、同法第10条第1項の規定による町道の廃止をいたしたく提案するものであります。
それでは、まず初めに、第33号議案について説明をいたします。
平畑内尾串線ですが、2ページの位置図のとおり増田地区になります。
3ページを御覧ください。
赤で着色した部分は、国土交通省において国道56号増田視距改良工事が実施されていた区間で、昨年12月18日に新たに供用が開始されました。
このたび、それまで国道56号として使用していた黄色に着色した部分を町道として引継ぎを受けるものであります。
1ページにお戻りください。
本路線の起点は愛南町増田4732番1地先で、終点が愛南町増田4331番1地先となります。延長は923.0メートル、幅員9.3メートルから36.5メートルであります。
次に、第34号議案、
愛南町道路線の認定について、説明をいたします。
樫月竹倉線ですが、2ページの位置図のとおり船越地区になります。
3ページを御覧ください。
黄色で着色した部分が、今回、認定を受けようとする樫月竹倉線で、旧西海中学校と県道平城高茂岬線をつなぐ道路であります。
1ページにお戻りください。
起点は愛南町船越1番地先で、終点が愛南町船越37番1地先となります。延長は356.3メートル、幅員5メートルから21.2メートルであります。
最後に、第35号議案の説明をいたします。
平山北2号線の廃止であります。2ページの位置図のとおり平山地区になります。
3ページを御覧ください。
黄色で着色した部分が平山北2号線であります。
1ページにお戻りください。
本路線は、農林課において御荘平山地区水利施設等保全高度化事業を実施するため、愛南町御荘平山1460番地先から愛南町御荘菊川1429番地先までの延長1,258.9メートルの町道を廃止し、農道として事業を展開する農林課に引継ぎをするものであります。
以上、第33号議案から第35号議案までの3議案の提案説明とします。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(原田達也) 説明が終わりました。
これより第33号議案、
愛南町道路線の認定についての質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第33号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第33号議案、
愛南町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。
次に、第34号議案、
愛南町道路線の認定についての質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第34号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
起立多数であります。
よって、第34号議案、
愛南町道路線の認定については、原案のとおり可決されました。
次に、第35号議案、
愛南町道路線の廃止についての質疑を受けます。
質疑ありませんか。
石川議員。
○6番(石川秀夫) この町道を廃止するに当たってですね、この終点の地区にですね、まだ民家がありまして、住民が2名ほどいらっしゃるんですが、この町道を廃止したときのメリット・デメリットといいますか、道路の維持・保安・管理含めて、ちょっとお聞かせいただけたらと思います。
○議長(原田達也) 吉村農林課長。
○農林課長(吉村克己) 農林課からお答えいたします。
今回の事業、町道の廃止につきましては、現在農林課所管であります県営事業におきまして、農道整備の計画に合わせて廃止としております。この分につきましては、生活道路も併せた道路整備という形で考えておりますので、現状としたら変わることはないとは思っております。また、維持管理につきましても、農林課が責任を持って完成後には引き取った上で維持管理はするという計画で思っております。
以上です。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、第35号議案を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、第35号議案、
愛南町道路線の廃止については、原案のとおり可決されました。
お諮りします。
時間内に本日の全日程を終了することができないと思われますので、会議時間を60分間延長したいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認めます。
60分間延長いたします。
――
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◎日程第17 発議第1号
小山地区太陽光発電事業の調査に関する決議
○議長(原田達也) 日程第17、発議第1号、
小山地区太陽光発電事業の調査に関する決議を議題といたします。
趣旨説明を求めます。
吉村議員。
○14番(吉村直城) 発議第1号、
小山地区太陽光発電事業の調査に関する決議
上記の議案を、別紙のとおり愛南町議会会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出いたします。
令和4年3月9日
提出者 愛南町議会議員 吉村 直城
賛成者 愛南町議会議員 中野 光博
小山地区太陽光発電事業の調査に関する決議
地方自治法第100条第1項の規定により、次のとおり
小山地区太陽光発電事業の事務に関する調査を行うものとする。
記
1 調査事項
小山地区太陽光発電事業の事務に関する事項
2 特別委員会の設置
本調査は、地方自治法第109条及び委員会条例第6条の規定により、委員6人で構成する
小山地区太陽光発電事業調査特別委員会を設置し、これに付託して行う。
3 調査権限
本議会は、1に掲げる調査を行うため、地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を、
小山地区太陽光発電事業調査特別委員会に委任する。
4 調査事項
小山地区太陽光発電事業調査特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで、閉会中もなお調査を行うことができる。
5 調査経費
本調査に要する経費は、30万円以内とする。
提案理由を説明申し上げます前に、時系列で参考資料を添付しておりますので、参考にお目通ししていただきたいと思います。
それでは、提案理由を説明いたします。
昨年3月議会で、議会の憲法とも言うべき議会基本条例を制定し、全ての会議を公開とし、また、新人議員を中心に議会活性化特別委員会を設置し、活発な意見の中改革に取り組んでいこうとしております。
御承知のように、町民から負託を受けた議会は、行政の追随機関ではありません。本事件、事実は当初議会に報告すらなく、隠ぺいされようとされ、また、取消し理由の3項目はつくられた架空の事実でした。それを現地調査の上確認し、理事者協議の上「不許可」とし、行政手続をしないまま、いきなり事業者に通知をいたしました。なお、行政手続法第13条には、許認可を取り消すとき、不利益処分となるべき者について意見陳述のための手続を取らなければならないとうたわれております。この重要な手続さえもしない一連の行為。これを、「一生懸命に仕事する職員に対し失礼だ。行政のミスだ。」と発言した同僚議員もおられましたが、単なるミスでない事実は明々白々です。
行政活動は内容が正しいだけでなく、手続も適正でなければならない、これが法治の基本であります。全くなっておりません。さらに、事実調査、原因究明もしないまま、詳細も知らされないまま、町の虚偽答弁、虚偽報告をうのみにしたまま幕を閉じてしまうのでしょうか。おかしいことをおかしいとなぜ言わないのか、なぜ聞かないのか。現地調査は議会の基本のはずです。議会報告会のあの3年前ですか、席で「選挙の時だけお願いします。それだけの議員か。」とある女性町民の悲痛な叫びを思い出していただきたいと思います。それが町民の代弁者たる議会は一体何をしているのか、町民の、その怒りが12月の請願となり、そして今回の署名につながったのではないのでしょうか。反対されてこられた議員の支持者、応援団の中にも署名されている方は何人もいるはずです。町民1,575人の意思を我々議会はどう捉えるのでしょうか。
町には顧問弁護士がおりながら、相談しながらやってきたと答弁はされました。しかし、途中から本事件だけを新たな弁護士に依頼し、今もって、町民はおろか議会にさえも詳細を知らされることなく、時間が経過するばかりで何の意味があるのでしょうか。町民の血税は既に使われ始めております。この1年間のコストも考えていただきたい。そして、町民は何も知らされぬまま、いずれ賠償問題は予算とともに議会にかかってくるはずです。今のままで、内容の適否を正しく判断できるとは思えません。間違った町への対処を議会まで間違ってしまっては、何のための議会なのか、存在意義すらありません。
しっかりとした原因究明に基づく事実調査、そして再発防止対策こそ、監視機能を併せ持つ議会の役割と責務のはずです。
ちょうど2年前ですか、議会活性化、当時の特別委員会の研修会で指導をしていただいた行政専門の大正大学江藤俊昭教授は、「協議中を理由に町が答弁しないからこそ、むしろ議会は百条調査特別委員会を設置し、答えさせなければならない。それが議会の役割だ。」と、議会の信頼失墜を大変懸念しておられます。
要望書にある「議員は町民の代表としての仕事をしてください。」と。そして再度申し上げます。1,575人の署名の重みを我々議会はどう受け止めますでしょうか。この期に及んで反対される議員の方々、どうかその理由を堂々と発言され、採決に臨んでいただきたいと願い、しがらみ、偏見、感情にとらわれることなく、公平・公正な眼で判断いただきたく、再々、再の原因究明に係る百条調査特別委員会の設置を求めるものでございます。
以上、提案理由の説明を終わります。
○議長(原田達也) 説明が終わりました。
これより、質疑を受けます。
質疑ありませんか。
佐々木議員。
○10番(佐々木史仁) 吉村議員にお伺いをいたします。
町民の1,575名ですか、この署名、記名かもしれませんけど、大変な御苦労をされたと思います。
吉村議員自らこの記名署名運動に賛同されたんですか。どうでしょう。
それと、今回この要望書を提出された愛南町を明るくする会、その会、私もよく分からんのですがどういう団体か、その団体が分かれば説明していただけたらと思います。
○議長(原田達也) 佐々木議員、考える会じゃないですか。
○10番(佐々木史仁) 考える会です。すみません。ちょっと分からんので、そこら辺をちょっと。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 1番目の回答ですが、私も依頼を受けましたので、何軒か、何人か署名に回りました。お願いに行きました。お願いにというのは個別ではなくてですね、行きました。
2番目の考える会ですか、これはですね、私に聞かれても請願で、佐々木議員も請願のとき出席されとったんやないですか。
○議長(原田達也) 佐々木議員。
○10番(佐々木史仁) 私はね、中身も十分にまだ見ていません。それで、1,575人の署名の確認もしてません。それで、その原本を本人が置いて帰るんかと思ったらこれは預かって帰りますということで、持って帰りました。あとは議長、それと私と愛媛新聞、女性の方2人、それから事務局長ですか、立会いの下、受け取ったわけです。それで、中身は私はまだ精査をしてません。内容、誰がどういう人物の名前書いとるかというのも、私はまだ見てません。それで、この団体の趣旨も私は十分理解はしていないつもりです。
それで吉村議員、そこら辺が分かれば丁寧に説明していただいたらと思います。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 質問もらったんですけども、佐々木議員、副議長でしょう。議会の執行部でしょう。私にこれ聞かれるのはどうかと思うんですけども、そのとき同席されてなかったんですか、これ討論会じゃないんですけども。
○議長(原田達也) 佐々木議員。
○10番(佐々木史仁) 同席はしてました。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) これ、質疑受けますけども、これまた質疑、議長判断されてどうですか、同席はしていました、私に聞かれてもそこまで詳細に、なぜそのとき聞かなかったんですか。執行部におられたんだったら。
○議長(原田達也) 3回終わりました。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
嘉喜山議員。
○2番(嘉喜山 茂) まず最初に、3ページの理由書の中で、この案件は行政手続法に係るもののように書かれているわけですが、なぜ行政手続法に該当するのか、その理由をお伺いいたします。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 質疑を受けたんですけども、これ議長判断してください。
関係議員から質疑を受けるいうことは、どんなもんなんですか。
議長、判断してください。
○議長(原田達也) 関係議員、それは関係ないと思いますけど。
答弁してください。
吉村議員。
○14番(吉村直城) 答弁はできますけども、私は関係議員だと思っておりますんで、回答はいたしません。
○議長(原田達也) 山下議員。
○12番(山下正敏) 私、議運の委員長として、今の提出者の発言、関係議員だから発言はしませんということですよね。そうでしょう。質疑に対して発言しない、何が関係議員なんですか。その根拠は何なの。関係議員と今発言した根拠、説明願います。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 今までの経過を聞いてください。私は除斥対象でも117条で発言をいたしました。議長に対して。そして、町長も個人名を上げて全員協議会で今の嘉喜山議員を呼んで、こうこうで確認したというのは、全員協議会で皆さん聞いたとおりでしょう。
今までに皆さん聞いたとおりでしょう、今までにこれ昨年の3月から入ってきているわけですけども、全てそこの中に特に今、議運の委員長、山下議員からありましたけども、1点目、2点目、質疑の中であったでしょう。そこの中で、2017年の2月、業者に関係課長が止めたと。これは百条の提案の中でも私したでしょう。請願の中でもありました。それで、関係ないと言えますか。
○議長(原田達也) 山下議員。
○12番(山下正敏) 私に質問されても困る。私があなたに質問しとるんで。関係を説明してくれと言ったら今説明したでしょう。それでいいんですよ。私に質問する必要ないですよ。分かりましたか。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
山下議員。
○12番(山下正敏) 私はまず3点提出者に質問いたします。
まず最初に、町の虚偽答弁、報告をうのみとあるが、この虚偽答弁、報告を、何をもって虚偽答弁報告というのか、まず1点。
次に、間違った町への対応、何を根拠に間違った対応なのか。
この趣旨説明の中の中段に、間違った対応という説明があるでしょう。間違った町への対応ではと。分かりませんか。それの何が間違った町への対応なのか。
それともう一つ、本事件だけ新たな弁護士を、弁護士に依頼したという説明を受けていますが、本件だけですよね、弁護士に新たな弁護士に依頼したということは。
まずその3点について質問をいたします。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 3点のまず1点、虚偽答弁ですけども、今まで皆さん方もお聞きのとおり、私は何回も百条調査委員会の中でも言い、そして3月のあの長い一般質問の中でもやってまいりました。そこの中で、どれだけ皆さん、確認されましたか。
一つの例を挙げます。町長は、だますつもりはなかったとは言いましたけども、我々に2月17日に報告が協議会にあったのは、5名で行ったという報告。ところが、本議会の一般質問に入る前に、訂正で6名。通告書を出した後に訂正で人数が増えて町長も同席したと。1か月前の2月17日には、私が一般質問の中でも触れたでしょう。こんなさらっとした質問でいいんですかと。そのときの報告事項、ここに用紙ありますけども、5名で謝罪に行ったということやったでしょう。それが1点。いやいや人数じゃないんです。町長なんです。だから一般質問で私が食い下がったでしょう。町の最高責任者が行くいう重みをどうなんですかと。
そこもあります。
2点目、何やったっけ。
(発言する者あり)
○14番(吉村直城) これはですね、間違った町への対応というのは、皆さんお聞きのとおり、るるあったでしょう。時系列にあれした、ちょっと参考にしてもらいたいと思うんですけども、全て間違ってたでしょう。そうじゃなかったんですか。いやここで皆さんにお聞きするつもりはないですけども、間違った対応があったからこういう形になって長引いてきとるわけでしょう。じゃなかったんですか。そういうことです。
3点目、弁護士です。弁護士はですね、あの一般質問の中でも皆さんお聞きのとおり、町の顧問弁護士に相談しながらやってきてたんですよ。マツモトさんに。それが、途中から皆さんもお聞きのように協議会で話あったでしょう。えっと、新たな弁護士にと。当初は、行政は途中までマツモト弁護士と相談しながらやってきとったんですよ。それは答弁の中であったでしょう。私が何回も食い下がりました。ほんで、それは条例をつくり、そして規則、いわゆる協力金の分で。そこの中でこれ弁護士と相談したんですかと私聞きました、議事録読んでください。そしたら、相談してきましたという答弁はちゃんと出とるでしょう。
○議長(原田達也) 山下議員、3回目です。
○12番(山下正敏) 2回目でしょう。あれは別やけん。
今、吉村提出者から、本事件だけの新たな弁護士と、この趣旨説明の中で載っておりますが、今回、愛南町が顧問弁護士以外に相談した事案はまだあるんですよ、別に。風力発電の中でも、顧問弁護士から専門の別の弁護士に相談しとるんですよ。こういう大事な趣旨説明を、間違った惑わすような趣旨説明を書いてもらっては困ります。
議長、ここの部分の訂正を求めます。まず。間違ってるでしょう。あなたは本案件だけ、本事件だけの、って先ほどおっしゃったでしょう。以前に、風力でも町は専門の、顧問弁護士以外の専門の弁護士に相談しとるんですよ。こういう動議を出す場合は、しっかりと根拠のある内容で趣旨説明をしていただきたい、そういう意味で訂正を求めます。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 訂正求めるいうて言われたんですけども、あのいいですか、これは顧問弁護士と相談しながらきてたことなんですよ。この太陽光の部分は。先ほど説明したでしょう。それが何でここで途中から代わっていくのか。聞いてください。代わっていくのか。先ほど言われた風力発電どうのこうのいう部分は、これは最初からそういう形でやられよったでしょう。私は議会ですから、行政側の人間やないからちょっと分からんのですけども、詳しいんですか、そういう点は。
だから、私はですね、今、説明……
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 訂正ですかね、訂正を求めとんでしょう。
○12番(山下正敏) そうです。今、吉村議員の意見が、何か顧問弁護士に相談しながら風力の場合は最初からやっておったというようなことですが、風力の場合も、顧問弁護士と相談して、顧問弁護士よりは専門の弁護士に相談したんです。今回の場合も同じことなんです。町の顧問弁護士と相談して、顧問弁護士の都合もあり、専門の弁護士に依頼して、そのかわり、発生する費用、よく出たでしょう、発生する費用、それは別にほかの弁護士に依頼しても、金額はほとんど変わらないんです。
訂正する気はないんですか。
○14番(吉村直城) ありません。
○12番(山下正敏) この大事な議会の虚偽答弁ですよ、これ、虚偽報告。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) あのですね、ここでやり取りするつもりはないですけども、よく聞いてください。私が言っている意味はですね、いいですか、顧問弁護士と相談しながら3月の一般質問から踏まえて、全部顧問弁護士と相談しながら規約もつくったと、協力費の件でいう答弁をずっとされてきとったんです。ところが、途中からですよ、途中から今度新たな弁護士、先ほど山下議員の言われた部分は、専門家でしょう。今回専門家ですか、オオシマさんは。私もオオシマさん、よく知ってますよ。途中から何でオオシマさんに代わったんですか。それを私は言っとるんですよ。
最初からオオシマさんでくるんだったら山下議員の言われるのはそのとおりなんです。それで相談されるとか、そして専門の方だから専門家にあれしたいうことだったらいいんですけども、町のいわゆる条例、いわゆる向こうに文書で通知することも含めて、弁護士と相談してという部分は、出てるでしょう。町からもらった資料の中に。そういうことです。
以上です。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 山下議員、もう訂正はしないということなんで。それで終わって。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
那須議員。
○13番(那須芳人) 発議書の中で、2回同じ数字が出ております。町民1,575人の意思を議会はどう捉えるのかということと、もう一度最後のほうに1,575人の署名の重みをどう受け止めますかというふうに問いかけられております。
私もそれを読みましたけれども、逆に吉村議員、今まで請願を含めて3回百条委員会の設置の議決をしました。それは僅差ではなくてダブルスコアだったです。その大差の重みというのが、吉村議員はどうお考えでしょうか。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) これは議会は、多数決ですから、おっしゃるとおり重みは重みで感じております。
ただしですね、ただし先ほども言いましたように、請願が出、そして今度署名を添えて出てきたという中で、私はこの重みをどう捉えるか、再度皆さんにそのお願いしていこうということです。議決は皆さんですから、皆さんの意思でしてください。だから言っておるでしょう、そういうことです。
○議長(原田達也) ほかに。
石川議員。
○6番(石川秀夫) この理由の説明の中に署名署名とありますが、私は署名も見たことないし、実際、この議会の事務局のほうにも保存されてません。この署名は一体どこにあるんでしょうか。
○議長(原田達也) 石川議員、その記名は事務局にあります。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 署名かな。
○6番(石川秀夫) 署名と書いています。発言も署名ですから。
○議長(原田達也) 署名はありません。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 私は、添えられた部分いうのは見てません。いわゆるここに持ってこられて先ほど誰ですか、言われましたけども、これだけの署名、1,575名が集まったと、これを持っていくんやという、行ってきたということは聞きました。で、次の日ですか、新聞報道でこうこうでこうやったいうことを、皆さん読まれたとおりです。
以上です。
○議長(原田達也) 石川議員。
○6番(石川秀夫) この理由の中にですね、署名もないのに署名署名という、これも一つの虚偽じゃないでしょうか。本人が、吉村議員が確認されて署名と、書かれているんだったら分かりますけども、確認もされてない、ここで署名と書かれた上に今日の発言も署名やと。これは私は訂正するべきやと思いますけど。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 署名の確認はさせていただきました。
以上です。署名です。
(発言する者あり)
○議長(原田達也) 石川議員。
○6番(石川秀夫) 私は署名を現物を確認して、この文章を書かれたのかという質問なのですが、確認はされてないということですね。
○14番(吉村直城) してます。さっき言ったじゃないですか。
○6番(石川秀夫) いやいや、見ていないと言われたじゃないですか。
○14番(吉村直城) 上の分をです。上の分を見てない。署名は確認しました。
○6番(石川秀夫) 1,500枚を確認したということですか。
○14番(吉村直城) はい、1,575人確認しました。
○6番(石川秀夫) どこで確認したんですか。どこで。我々議会の事務局にも届いていないものをどこで確認したんですか。
○議長(原田達也) 吉村議員。
○14番(吉村直城) 佐々木議員の質問の中で答えたでしょう。でしょう。そういうことです。
○議長(原田達也) ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) ないようなので、これで質疑を終わります。
続いて、討論を行います。
討論ありませんか。
嘉喜山議員。反対。
○2番(嘉喜山 茂) 私は、この決議に反対の立場で討論をいたします。
まず、最初に現地の状況、条例について認識に相違があるようですので、これら2点について述べます。
現地の状況についてですが、役場が不許可とした当時、土地の造成工事は斜面に土を盛ったような状態であり、斜面等にはひび割れが入っておりました。現在は、造成工事をやり直していて、当時とは土地の状態が違いますが、いまだに土砂の流出や農地の浸水被害など、下流域に影響を及ぼしております。
次に、条例についてです。
条例とは、町長が議会に提案し、議会が議決をした後施行、つまり、効力を発揮するものであり、法に基づき制定するもので、一職員が勝手につくれるようなそんな組織、仕組みとはなっておりません。この再エネ条例については、FIT法対象の再生可能エネルギー施設で太陽光発電に限らず法律の規制の対象とならない施設を規制の対象としておりますが、欠点は制定時には設置に係る技術的基準がなかったことから、設置基準、許可の取消し等の規定を入れていない、いわば事業者の善良な良識に期待した条例であり、条例の目的である再生エネの推進、地域の活性化、協働、エネルギーの多様化など、そういったものが置き去りにされていることは残念であります。
では、本論に入ります。
この百条委員会の設置については、機会あるごとに動議等が提出されておりますが、根拠に乏しい主張が多く、常識で考えれば分かることですが、役場がこのような訴訟にも発展するような事案を架空の事実としてでっち上げることができるとお思いでしょうか。条例の問題点でも述べましたが、危険性の事実はあったが盛土等に関し技術的裏づけがなく、法定根拠に乏しいため危険性の事実を取り下げたが本当のとこだろうと思います。
次に、地方自治法100条は、議会による事務の調査権限を定めたものでありますが、百条委員会を設置した場合、私も含め法的知識に乏しい議員が職員をはじめ関係者から架空の事実等を含む言い分を聞き取り、結論を見出せるとは思えません。委員会の調査範囲にも目的上の範囲の制約、司法権、検察権、執行機関、基本的人権との関係などの限界があり、裁判官が裁判を行うに当たって重大な影響を及ぼすような調査をすることはできないこととされており、裁判と勘違いされているのではないでしょうか。
聞いただけ、調べただけ、判断できずに信憑性のない報告になるのは目に見えており、これこそ税金、時間の無駄遣いであります。
今回の件は、故意でも重大な過失でもありません。住民のためにした指導そのものは間違っているとは思いません。このような後ろ向きなことはこれで終わりにして、前向きに町の将来を議論していくべきです。
以上のことから、本議案には反対いたします。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
少林議員。賛成ですか。
○5番(少林法子) はい、賛成から意見を述べます。
事が始まって2年1か月です。町が業者に謝罪してからも1年4か月なんですね。この間に町民にも議会にも詳しい経過説明がないと、その間も町民のお金を使って弁護士を雇って出費を重ねている。これだけ町に労力と損害を与えている事件であるにも関わらず、職員の誰も処分を受けていない。これ普通の会社なら考えられないことですよ。
ですから、それに対して数名の同僚議員は町長へ何度も説明を求めましたけれど、答弁が曖昧であると。
そこで町が説明できないんなら、調査特別委員会、百条委員会を設立しよう、そしてきちんと解明しようとしたわけですが、その提案は毎回議会で否決されている。
この状況を見て、ついに住民が立ち上がった、百条委員会を設置して、原因解明してほしい旨の請願を議会に提出しましたけれど、これまた議会に否決されています。
そこで、住民は今度は1,575名の署名者の名簿を添えて、再度提出しているというのが、この今に至っているわけじゃないですか。
百条委員会の設置に反対し続けている議員の皆さん、この署名1,575名の重みが分かりますでしょうか。私も署名活動集めたことがありますけれど、署名していただく方はとても少ないんですよ。たとえ趣旨に賛同していても、ごめんね、親戚に公務員がいるからとか、商売や仕事に差し障りがあるといけないので署名まではできんのよという方が大変多いんですよ。したがって、この勇気ある1,575名の署名人の後ろには、2倍、3倍の支持者がいると考えたほうがいい。それでもこの要望を却下しますか。
私は不思議でならないです。選挙のときは皆さんの声を町政に届けますと言っておきながら、このような町民の要望を無視していく。一体どちらを向いて政治をしているのでしょうか。傍聴席で、そしてテレビでこの議会を見てくださっている町民の皆さん、しっかり見てください。どの議員が本当に町民のほうを向いて仕事をしているのか、はっきりと分かると思います。
事実関係を調査解明し、町民が納得できる方向と解決策を町民に提示する、これは議員としての本分ではないですか。
まだ時間ありますね。さっきから聞いてると、要望は本当なんかとか、署名やないやろうとか、弁護士が何とかとか、本質的なことからずれてずれている、そういう会になってきています。本質は町民の声をどう生かすかです。
それから、先ほどある議員がもう過去のことをと言われましたが、町がおかしいことではないと言うんならば、ですから百条委員会開いて事実を明らかにして、町のほうが正しかったと、それでよいではありませんか。事実を解明したいだけなんです。町を痛めつけようとか、そういうつもりではないでしょう。ぜひ、議員の皆さんには、各自の議員としての良心に従って、百条委員会の設置へ賛同することを期待しています。
終わります。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
尾崎議員。反対ですか。
○1番(尾崎惠一) 反対です。
それでは、反対討論をさせていただきます。
この太陽光発電事業の問題につきましては、議会や全員協議会において町側の説明を聞き、その都度審議をし、分析もしてまいりました。町側も不適切であったことを認め謝罪をしております。今後は、このような不適切な処分はしないように、法や条例などをしっかり把握し、業務に当たるように願うものであります。
我々議員も町の行政執行をしっかりと観察をしてまいりたいと考えております。
百条委員会につきましては、議会の最後の手段として、どうしても踏み切らなければならないときに設置すべきものであります。町は弁護士を立てて事業者との損害賠償の交渉中であり、まずはその結果を待つことが重要かと思います。その結果が満足でなければ、改めてここで百条委員会等の手だてをすべきであり、現時点で百条委員会の設置の必要性はないと考え、反対するものであります。
○議長(原田達也) ほかに討論ありますか。
金繁議員、賛成ですか。
○7番(金繁典子) はい。
この小山における太陽光発電事業の問題について、百条委員会を設けて議会が調査するよう、これまでも3回本会議で取り上げられてきましたが、賛成議員が少なく実現できていません。今回は町民の方たちが多数の署名を集めて百条委員会の設置を求める要望書を議会に提出しました。私は今回も賛成します。
町民の立場に立ってみてください。一生懸命働いて税金を納めている。県内でも個人所得が最下位から2番、生活が苦しいという町民の方もたくさんいらっしゃいます。税金は一円たりとも無駄なく使ってほしい、有益に使ってほしいとみんな思っているはずです。にもかかわらず、町が法律上条例上間違ったことをして、にもかかわらず一切責任を取らないまま相手方と金額交渉、補償額の交渉を1年半も続けて、その間、町民の血税を使い続けているんです。1年半前の9月に町が行った不許可処分は手続に不備がありました。不許可処分という強制力を伴う不利益な処分を行うには、行政手続法上相手方に釈明の機会を与えなければならないところ、町はこの手続を行っていません。
私はこの不許可処分に関する一切の文書を情報公開請求しました。文書が出てきました。不許可処分の決裁書、そして相手方から手続が適法ではなかったのではないかと指摘され、それについててんまつ書も作っている。そして、相手方に対し町が法の定める行政手続に基づいていなかった事実を認めて謝罪している謝罪文書もある。この謝罪文書の一部は議会でも共有されてますよね。客観的にも主観的にも法令違反があったことは明白で、まずは責任を負うべき方が責任を取るべきではないでしょうか。地方公務員法により通常なら不適切な事務処理をした公務員は懲戒処分の対象となるんです。愛南町の執行部はなぜ責任を取らず、取らせずいることができるんでしょうか。執行部が自浄能力を失っていると言わざるを得ないのではないでしょうか。
だからこそ、議会がこれをずるずると許すのではなく、百条委員会を立てて調査をし、責任を取るべき者が取るよう勧告をするべきではないでしょうか。
町は一切の責任を認めている、相手方とは損害賠償額のお金を幾らにするかの交渉しかしていない、1年半もですよ。事実は争っていないんですから。だからこそ、多くの町民が今回声を上げました。議会が本来の監視機能を果たすよう求めているんです。間違いは誰にでもあります。間違ったことをしたら謝ると同時にきちんと責任を取るという当たり前のことをする。そしてまた、前を向いて町民のために堂々と仕事をしていただきたい。そんな当たり前のことさえ今の執行部に期待することが難しくなっているとは、これ異常自体ではないでしょうか。
執行部が自ら自浄作用を働かせることができないのであれば、議会が動かなければこの事態を正常化することはできません。
昨年末に調停は不調に終わり、今後は相手方から裁判が提起される可能性があります。そうすると、裁判費用だけで数百万円かかるでしょう。
○議長(原田達也) 残り30秒。
○7番(金繁典子) その上に相手方への損害賠償が発生します。通常の処分を直ちに行うこと、そして裁判になる前にまずは調停不調までにかかった費用を一部でも責任者は払うべきでは、負うべきではないでしょうか。町民の血税を使うのではなく、そう思うのが町民の普通の感情ではないでしょうか。町民の声に応えられるのは私たち議員しかいません。
○議長(原田達也) はい、時間です。
○7番(金繁典子) 町民の期待に応えて議員議会の職務を全うしましょう。
以上で私の討論を終わります。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
池田議員。反対ですか。
○3番(池田栄次) 反対討論です。
今回の問題は、町の対応や行政手続に不適切があったことが原因だと認識しております。経緯や現在の状況も、議会に対して可能な限り説明されていると認識しております。町側の不適切な行政手続を認めた上で、代理弁護士による協議、調停が行われ、調停不成立となり、事業者の回答待ちの状態と認識しております。その結果が決定した後に、その結果を踏まえて議会で議論すべきと考えます。
以上の理由から、本議案に反対いたします。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
吉田議員。反対ですか。
○4番(吉田茂生) はい。
私は、この決議に関しまして反対の討論をいたします。
私たち議員は、真実に基づいて常に判断しなければなりません。今回の太陽光発電の問題につきましては、太陽光発電の乱開発による環境美化の問題や土砂災害等の弊害を懸念して取った町の対応が、条例の規定にない法的根拠に乏しい対処だったために、条例の確認不足による行政上の事務的な処理が不適切だったということであります。これが全ての原因だと思います。
これに対して、町側は不適切な対応を全面的に認め、事業者に謝罪を行っております。また、賠償金の問題につきましても、裁判所による2回の調停の結果、事業者側の賠償金額の積算根拠の提示がなかったために不成立となっております。これが私が知り得ている全ての事実であります。
すなわち、この事業者側の賠償金額に妥当性がないという結果が今出ております。
今後、事業者側が裁判するようになれば、法の下で判断し、解決すべき問題であろうと考えています。現段階において、百条委員会を設置しても新たな事実、これは出てこないと判断し、私は反対の答弁といたします。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
石川議員。
○6番(石川秀夫) 反対討論です。
○議長(原田達也) 反対ですか、はい。
○6番(石川秀夫) 百条委員会設置についての要望を2月25日にコロナ禍の中で多数の記名簿を添えて提出され、その努力には敬意を表します。また、この1年で4回の百条委員会設置の要望を動議及び請願等で執念を持って取り組まれている賛成議員には、頭が下がる思いです。
しかしながら、愛南町が今やらなければならないことは、もし賠償金の支払い責任が愛南町にあるならば、最優先して御迷惑をおかけした第三者への賠償を早急に完了すべきだと考えております。
賛成議員もお聞きのとおり、愛南町も2022年1月31日に第2回目の調停で賠償金額の積算根拠を提示するように開催しましたが、その提示がなく、調停が不成立となったと、2月16日の
議員全員協議会で執行部より説明がありました。すなわち、第三者から賠償金額について積算根拠を提示されないことは、現在の賠償金額を先方から自ら妥当性がないことを証明した可能性があるということです。
また、清水町長の前回の説明では、係争中のため詳しいことは答弁を控え、係争が終了すれば町民へ説明するとの発言がありました。百条委員会の設置に賛成の議員は、積算根拠を明示できなく、調停が不成立したことを2月25日に要望書が提出されるまでに記名された町民に説明をされたのでしょうか。議員は検事や裁判官ではありません。百条委員会を30万円の予算で立ち上げたところで、結論は火を見るより明らかで、町民の血税を百条特別委員会で無駄遣いすることになります。結論が得られない議論を長時間重ね予算を無駄遣いする百条委員会を設置した場合、賛成議員はどう責任を取るのでしょうか。
賛成議員は自ら署名活動されたとお聞きしておりますが、執行部から発信された情報を正確に町民へ伝える義務があります。係争が終了した場合、町長から説明を受けたときに、疑義が生じた場合にはそれから百条委員会を設置しても遅くはないはずです。いきなり百条委員会を設置しろと何度も要望するのは、あまりにも乱暴な議論だと思います。
新聞報道によりますと、愛南町を考える会の代表は、百条委員会を設置しなければリコールするぞと報道されております。リコールする場合はあくまで議会を解散して議員選挙することを目的としておりますが、リコールが成立した場合は、住民投票と議会議員選挙で約5,000万の血税が必要になります。賠償金が発生しない可能性がある中、百条委員会を設置しなければ、果たして5,000万をかけてでも議員選挙をすべきなのか、これもまた非常に乱暴な議論にしか思えません。
憲法15条には全ての公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではないとあります。
○議長(原田達也) 残り30秒。
○6番(石川秀夫) 私は、愛南町全体の奉仕者であるべきと考え、百条委員会の設置の決議には断固として反対します。
高速道路も延伸されるようになり、議会は10年後、20年後の愛南町のまちづくり、愛南町の発展、生産性の高い未来の議論をすべきです。
以上です。
○議長(原田達也) ほかに討論ありますか。
鷹野議員。
○8番(鷹野正志) 反対討論です。
○議長(原田達也) はい、反対討論。
○8番(鷹野正志) 反対の立場で討論します。
私は前回、前々回と考えは全く変わっておりません。もう理由とかは、先ほどから出ているようになっておりますので、言いたいことだけ言います。
今、議会がやらなきゃいけないことは、条例の見直しや業者間との協議、方法、このような事案が二度と起きないよう是正改善する、そういった議論をするのが我々の議員としての監視機能、政策機能を持つ責務ではないでしょうか。
昨年7月に起きた熱海の土砂災害の盛土問題のような重大な過失がある事案ならともかく、今回の問題は公益的見地から見ても、町民に不利益を与えるような重大な事件ではなく、調査特別委員会を設置してまでの妥当性、有効性はないと考えます。
したがって、特別委員会の設置の必要はなく反対いたします。
以上、反対討論といたします。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
佐々木議員。
○10番(佐々木史仁) 反対討論です。
○議長(原田達也) 反対ですか。
○10番(佐々木史仁) 私は、反対の立場で討論させていただきます。
百条委員会設置は、過去3回否決され、今回で4回目になりますが、この一連の行為はまさに議会制民主主義に反する行為だと危惧をしております。このままこの件は幕を閉じるのかでございますが、町は最終的には町民に十分説明をすると言っております。何ら問題はないと思っております。
今大事なのは、ウクライナ問題など、世界中が大変なときであります。ここ愛南町もガソリンの値段が上がり、小麦、いろんな商品が値上がりすると思います。そのためには、我々議員は将来の愛南町のために子育て、教育、人口減少、防災、空き家対策、コロナ、近い将来開通します高速道路のときの受入体制など、我々議員は協議、議論を深めなければならないと思います。それが我々議会の役割だと思っております。
今、この問題で後戻りはできません。
以上、本議案の反対討論といたします。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
山下議員。賛成ですか、反対ですか。
○12番(山下正敏) 反対です。
私は、反対の立場で討論をさせていただきます。
今回で4回目の提案です。今回は今までと違った内容が出てきて、説得力のある動議の提案かと思っていました。しかしながら、今回は今まで違うのは、1,575名の署名がついておりました。その署名の重みは十分分かっております。今まで同僚議員の意見の中でも、町は行政のミスを認めて謝罪して、相手の出方を待っていると。その内容については、お互い相手方との交渉が終わった後決着がついた後説明をするという説明を受けております。
今回、私で8人目の反対討論です。これは普通では考えられません。先ほど1,575名の署名の重み分かりました。しかし、私たち今8人の議員の後ろには、我々の支持者、本当に1,575名の3倍か4倍のこの動議に反対の意見があるんです。我々は町民の代表としてその町民の意見を、声を、やっぱり議会で訴えなければならないと思っております。
百条委員会の設置を反対しているわけではないんです。町からの説明があった後、しっかりと議論をして時として百条委員会の設置であればそれをやって議決したらやったらいいんです。これは多くの町民は町の説明の後でいいという多くの声がある。
以上の説明で、私は反対討論とさせていただきます。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
那須議員。
○13番(那須芳人) もう賛成討論ありませんか。
○議長(原田達也) 賛成ですか、反対ですか。
○13番(那須芳人) 反対させていただきます。
反対討論いたしますけども、そんなに言うことはございません。ですがせっかくですので。
この発議は、定例会初日3月の8日の要望書に基づいた発議と捉えております。百条委員会設置の件については、過去三度も否決したにもかかわらず、また提出されたということで、表現が難しいですが、頑張っておられるんかなと。ただ、私たちの意見も聞いていただけないのだなというふうに思います。
その三度も提出された百条委員会設置の議案も、その否決は僅差ではなくて大差での議決であったというふうに私は捉えておりますし、それはまたすなわち町民の意思と言えると思います。
それを数の力でというような言葉を使われますけれども、それで決めつけるのであれば、議会制民主主義の否定ということであり、多数決を不条理と捉えるのであれば、議会での議決は何をもって最終的にすればいいのかと、逆に私は問いたいと思っております。
それぞれ反対した議員にも支援者がいます。その町民の声を聞いております。三度にわたり否決した要望書、請願書、今回の百条委員会の設置、その多くの町民の声であり、再々提出はその町民の声を逆に無視をしていると思います。
新聞報道によりますと、このたびの要望書の提出者は、これが否決されれば議会解散のリコール運動に切り替えるとのことで、大変に驚きました。どんな手を使ってでも圧力をかけて自分たちの意思を通そうとする力に、私たちは負けてはなりません。議員の信念までその圧力で支配しようとするその力に私たちは負けてはならないと思います。
吉村議員が発議の中で言われました、しがらみ、偏見、感情にとらわれることのないよう呼びかけて、反対の討論をいたします。
○議長(原田達也) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、発議第1号を採決します。
金繁議員。
○7番(金繁典子) 先ほど質疑の中で出てきました関係者ということなんですけど、これ地方自治法117条の除斥の手続をしたほうがいいんじゃないかということだと思うんですけど、それはしなくていいんですかね。
○議長(原田達也) 除斥については、この最初に、この議題に入るときにしなくてはいけないのです。今はもう審議に入って、もう採決のときになっておりますので、除斥は受け入れることはできません。
これより、発議第1号を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定をすることに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
起立少数であります。
よって、発議第1号、
小山地区太陽光発電事業の調査に関する決議は否決されました。
お諮りいたします。
時間内に本日の全日程を終了することができないと思われますので、会議時間を30分間延長したいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認めます。
30分間延長します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第18 発議第2号 ロシアによる
ウクライナ侵攻に抗議する決議
○議長(原田達也) 日程第18、発議第2号、ロシアによる
ウクライナ侵攻に抗議する決議を議題といたします。
趣旨説明を求めます。
佐々木議員。
○10番(佐々木史仁) 発議第2号、ロシアによる
ウクライナ侵攻に抗議する決議
上記の議案を、別紙のとおり愛南町議会会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出します。
令和4年3月18日
提出者 愛南町議会議員 佐々木史仁
賛成者 愛南町議会議員 尾崎惠一、同嘉喜山茂、同池田栄次、吉田茂生、少林法子、石川秀夫、金繁典子、鷹野正志、中野光博、山下正敏、那須芳人、吉村直城、以上、全員であります。
ロシアによる
ウクライナ侵攻に抗議する決議
ロシア軍は、2月24日ウクライナに侵攻した。これは、ウクライナの主権及び領土の侵害であり、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反であるとともに、国際秩序の根幹を揺るがす行為として断じて許されない。
そのロシアの軍事攻撃により、子供を含む民間人の犠牲者が多数出ている。さらに、ロシア軍は3月4日、稼働中の原発を攻撃し制圧した。これは、前代未聞の大惨事にもなりかねない行為であり、伊方原子力発電所を有する愛媛県の自治体にとっても、断じて容認することではない。
また、プーチン大統領は、核兵器の使用もちらつかせており、唯一の戦争被爆国の国民として世界の恒久平和を願う気持ちを踏みにじるものである。
愛南町議会は、ロシア軍による即時の攻撃停止と完全撤退を強く求めるとともに、日本政府においては、ウクライナの在留邦人の安全確保や我が国への影響対策に万全を尽くし、国際社会と連携し、世界の恒久平和の実現に向け、一日も早く平和的に解決することを強く求める。
以上、決議する。
令和4年3月18日
愛南町議会
以上であります。
○議長(原田達也) 説明が終わりました。
これより質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。
続いて討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 討論なしと認めます。
これより、発議第2号を採決します。
お諮りします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(原田達也) 着席してください。
全員起立であります。
よって、発議第2号、ロシアによる
ウクライナ侵攻に抗議する決議は、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第19 議員派遣の件
○議長(原田達也) 日程第19、議員派遣の件を議題とします。
議員派遣の件について、配付のとおり派遣することにしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認めます。
よって、議員派遣の件については、配付のとおり派遣することに決定いたしました。
この際お諮りいたします。
ただいま決定いたしました議員派遣の内容につきまして、諸般の事情により変更が生じる場合には、議長に一任を願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認め、そのように決定したいと思います。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎日程第20 閉会中の所管事務調査等申出について
○議長(原田達也) 日程第20、閉会中の所管事務調査等申出についてを議題とします。
各委員長から会議規則第72条及び第74条の規定により、所管事務調査等申出一覧表のとおり閉会中の所管事務調査等及び継続審査の申出がありました。
お諮りします。
各委員長からの申出のとおり、議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項については議会運営委員会に、各常任委員会の調査事項及び審査事項については所管の各常任委員会が閉会中の所管事務調査等及び継続審査を実施することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(原田達也) 異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の所管事務調査等及び継続審査を実施することに決定いたしました。
これで、全日程は終了しました。
閉会に当たり、町長より挨拶があります。
清水町長。
○町長(清水雅文) 令和4年3月議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては、3月8日の初日以来、多数の議案につきまして、慎重なる御審議をいただき、適切な御決定を賜りましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。今定例会におきまして、議員各位から頂きました御意見、御指摘等につきましては、しっかりと受け止めさせていただき、今後の町政運営に当たってまいります。また、令和4年度当初予算をはじめ、今年度からの繰越予算につきましても、適正執行に努め、町民の暮らしの安全・安心の確保と、活力と希望のある「愛顔あふれるまちづくり」を推進してまいりたいと考えております。
また、初日の当初予算提案説明の中でも申し上げましたように、令和4年度は、第3次総合計画の前期基本計画のスタートの年となりますので、引き続き、まち・ひと・しごと総合戦略をはじめとした各種計画の下、将来の愛南町の姿を見据えた施策の見直し、再構築を図りながら、特色のある農林水産物、豊かな自然や伝統・文化など愛南町の自然を最大限に生かした事業を展開してまいりたいと考えておりますので、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
さて、先月12日には、魅力ある持続可能な四国の地域づくりを支援するローカルSDGs四国におきまして、河内晩柑であります愛南ゴールドを使ったまちづくりを提案・実践している南宇和高校が、ユース部門で見事、大賞に輝きました。審査員からも「国際的な視野の広がりや地域活性化など多様な成果を出している本物の活動」と高く評価をされました。
愛南ゴールドの存在をアピールしていただきましたことは誠にありがたく、今後においてもさらなる挑戦に期待するものでありますが、ちょうど、本日、徳島市で開催されました「エシカル甲子園 2021」にも四国ブロック代表として出場され愛南ゴールドと特産マダイをコラボいたしました商品開発、東京五輪・パラリンピック選手村への食材提供、海洋ごみ回収の取組など、その成果や今後の展望などについて発表されたことと思います。
また、先月2日には、学校法人松山大学と連携協力協定を締結をいたしました。松山大学には、これまでも、コロナ禍で流通が滞り社会問題となった養殖マダイの消費拡大に向けたプロモーション活動を積極的に実践をしていただきました。学生の柔軟な発想・企画力など、若い力から生まれたこの取組は、産学官連携事業、愛南マダイ応援プロジェクトに発展し、最終的に松山大学と愛南町の連携協力協定に結びつきました。今後は、この協定に基づき、産業振興や人口減少対策、安心・安全の環境共生のまちづくり、人材の交流や育成などの課題に連携して取り組んでまいります。
最後になりましたが、今週に入り急に暖かくなり、桜の便りも近づいてまいりましたが、春寒はまだひとしお、議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、ふるさと愛南町のために、ますます御活躍されますことを祈念申し上げまして、3月議会定例会、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(原田達也) これをもって、令和4年第1回愛南町議会定例会を閉会します。
午後 6時59分 閉会
上記のとおり会議の次第を記載して、その相違ないこと証するため署名する。
議 長
会議録署名議員
会議録署名議員...