伊予市議会 > 2012-03-23 >
03月23日-05号

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  1. 伊予市議会 2012-03-23
    03月23日-05号


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    平成24年第2回( 3月)定例会         平成24年伊予市議会第2回(3月)定例会会議録(第5号)平成24年3月23日(金曜日)       ──────────────────────────          議   事   日   程(第 5 号)                    平成24年3月23日(金曜日)午前10時開議開 議 宣 告 第1 会議録署名議員の指名 第2 議案第 4号~議案第37号    請願第 1号~請願第 3号    陳情第 4号・陳情第 5号    陳情第14号(継続審査分)      (各常任委員長報告・質疑・討論・表決) 第3 伊予市庁舎等建設特別委員会の中間報告について      (特別委員長報告) 第4 議案第38号 伊予市教育委員会委員の任命同意について      (提案理由の説明・質疑・討論・表決) 第5 発議第 1号・発議第 2号      (提案理由の説明・質疑・討論・表決) 第6 議員の派遣について 第7 閉会中継続審査申し出の件 第8 閉会中継続調査申し出の件閉 議 宣 告市長あいさつ閉 会 宣 告       ──────────────────────────  本日の会議に付した事件 日程第1から日程第8まで       ──────────────────────────  出席議員(21名) 1番  日 野 猛 仁 君             2番  北 橋 豊 作 君 3番  高 井 洋 一 君             4番  門 田 裕 一 君 5番  佐 川 秋 夫 君             6番  正 岡 千 博 君 7番  谷 本 勝 俊 君             8番  武 智 邦 典 君 9番  大 西   誠 君            10番  青 野   光 君11番  武 智   実 君            12番  田 中 裕 昭 君13番  久 保   榮 君            14番  岡 田 博 助 君15番  田 中   弘 君            16番  日 野   健 君17番  平 岡 一 夫 君            18番  若 松 孝 行 君19番  水 田 恒 二 君            20番  西 岡 孝 知 君21番  高 橋 佑 弘 君  欠席議員(なし)       ──────────────────────────  説明のため出席した者市長      中 村   佑 君      副市長     岡 井 英 夫 君教育長     春 田 勝 利 君      総務部長    長 尾 雅 典 君市民福祉部長  上 田 誠 一 君      産業建設部長  久 保 元 英 君水道部長    向 井 利 忠 君      教育委員会事務局長                               島 田   光 君中山地域事務所長大 本 孝 志 君      双海地域事務所長久 保 尚 勝 君会計管理者   向 井 英 文 君      行政改革政策推進室長                               森 田 誠 司 君総務課長    靏 岡 正 直 君      防災安全課長  三ツ井 守 恵 君財務課長    宮 岡   崇 君      まちづくり創造課長                               井 上 伸 弥 君庁舎建設課長  武 田 淳 一 君      税務課長    武 智 茂 記 君福祉課長    山 下 佳 宏 君      長寿介護課長  福 岡 保 裕 君健康保険課長  宮 岡   隆 君      健康保険課分室長中 田 末 明 君市民生活課長  武 智   亨 君      産業経済課長  海 田 秀 司 君都市整備課長  長 尾 省 三 君      道路河川課長  水 口 久 行 君下水道課長   上 坂 博 一 君      水道課長    隅 田 英 久 君教育委員会社会教育課長            教育委員会学校教育課長        日 山 一 正 君              田 中   浩 君農業委員会事務局長        向 井   茂 君       ──────────────────────────  事務局職員出席者事務局長    久 保 繁 行 君      主幹      下 岡 裕 基 君       ──────────────────────────            午前10時00分 開議 ○議長(田中弘君) 市長から議案第38号の提出がありましたので、御報告いたします。 議案目録を御参照願います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田中弘君) これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付しておりますから、その順序によって審議いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(田中弘君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において1番日野猛仁議員、2番北橋豊作議員を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 議案第 4号~議案第37号      請願第 1号~請願第 3号      陳情第 4号・陳情第 5号      陳情第14号(継続審査分)        (各常任委員長報告・質疑・討論・表決) ○議長(田中弘君) 日程第2、これから本定例会において各常任委員会に付託され、審査になっておりました議案第4号ないし議案第37号、請願第1号ないし請願第3号、陳情第4号及び陳情第5号、継続審査となっておりました陳情第14号を一括議題といたします。 この際、各常任委員長から各委員会における審査の経過並びに結果について御報告を願うことにいたします。 まず、総務委員長から御報告願います。 総務委員長佐川秋夫議員、御登壇願います。            〔5番 佐川秋夫君 登壇〕 ◆総務委員長佐川秋夫君) 皆さんおはようございます。 それでは、総務委員会の審査の報告を申し上げます。 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました議案11件、請願1件、陳情4件につきまして、去る3月13日、14日の2日間にわたり委員会を開催し、関係者の出席を求め、説明を聞くとともに、現地調査を行うなど慎重審査をいたしました。 その結果は、お手元に配付しております委員会審査報告書のとおりであります。 以下、審査の過程において、特に議論がなされた事項について、その概要を申し上げます。 まず、議案第17号平成23年度伊予市一般会計補正予算(第10号)の所管部門について、歳出から申し上げます。 第2表繰越明許費、2款1項本庁舎等基本計画策定業務では、図書館、文化ホール建設場所がはっきりしていない中で、基本計画策定委託業務が発注されているが、庁舎等基本計画策定審議会においては、場所の決定なしでは審議もできないし、この繰越業務にもかなり影響があると思うが、考え方はとの質疑に対し、現時点では図書館、文化ホールともウェルピア伊予にというのが総合計画実施計画で定めている計画である。現在、基本計画策定業務の委託契約の手続中であり、間もなく契約できると思う。そういった中での繰り越しということで、工期の延長を予定している。審議会も現在は、庁舎に特化して審議を行っているが、文化ホールの場所の問題は、先般の市長発言で変更の可能性を含んでおり、先送りという形で現時点では引き延ばされている。 そういう事情の中で基本計画を策定していくわけだが、基本計画であるので施設の理念や機能に重点を置いており、場所が変更となっても業者のほうは対応できるとのことである。審議会も11月末までであるので、できればそれに間に合うようにしたいと思っているが、現時点ではこれが結論ということには至っていない。今後、議会や市民の皆さんの声を聞きながら結論を得て、その時点で審議していただくという考えであるとの答弁がありました。 2款1項13目情報化推進費、19節辺地共聴施設整備事業費補助金では、辺地共聴の施設整備箇所が6カ所から3カ所に減ったということだが、未整備となった地区名と今後の対応についてはとの質問に対し、未整備箇所は双海町の下浜、奥西、富岡の3地区であるが、今年2月には青島に中継局が整備され電波を発信しており、この3地区については、もう一度受信点調査を行い、その結果、受信できない場合は共聴施設や個別対策を講じることとしており、24年度補正予算での対応を考えているとの答弁がありました。 9款1項2目非常備消防費、18節備品購入費バルーン型投光器の購入では、投光器、発電機ともに4台購入とのことだが、これの配置と投光器の機能、その利用方法はとの質疑に対し、投光器等の配置については、伊予消防署へ2台、中山、双海の各出張所へ1台ずつ配置する。その機能については、メタルハライド400ワットを三脚に取りつけ、2段式で伸びるようになっており、最高で3メートル26センチの高さから照らせるものであり、水防用の土のう作製とか、火災消火後の警戒や避難所での停電時の照明確保等に活用したいとの答弁がありました。 なお、歳入については質疑はありませんでした。 次に、議案第20号伊予市簡易水道特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 4款1項1目簡易水道施設整備費、13節上灘地区簡易水道統合整備事業変更認可業務委託料では、予算が2,493万1,000円の委託費に対し、1,800万円の多額の入札減少金が出た事情はとの質疑に対し、入札減については競争入札の原理が働いたものであると考えているとの答弁がありました。 次に、議案第24号平成24年度伊予市一般会計予算所管部門の歳出について申し上げます。 2款1項1目一般管理費、7節の臨時、嘱託職員賃金については、全庁的に言えることだが、正規職員数が削減される反面、臨時、嘱託職員数が増加していると感じているが、在職する正規職員での対応はできないのかとの質疑に対し、臨時、嘱託職員の雇用については、できる限り減らす方向で考えているが、現実問題として正規職員数が減少する中でどうしても対応できない部分が発生しており、その部分を補う必要がある。その辺を精査した上で、真に必要な部分を臨時職員等で今後とも対応していきたいとの答弁がありました。 3目財政管理費、13、14節の起債管理システム入札契約管理システムとはどのようなシステムかとの質疑に対し、起債管理システムは借入日、借入条件等を入力すれば償還期限までの年度別償還額の状況を把握することができ、すべての起債を対象とすることで年度ごとに必要な財源も確認できる。なお、それとあわせて起債償還率を設定してのシミュレーションを行い、今後必要な財源額も把握することができるシステムである。また、入札契約管理システムは、入札参加指名願のデータをすべて入力しており、入札案件ごとに入札業者の選定がランクごとにでき、入札執行表の作成から契約書作成までができる、いずれも利便性の高いシステムであるとの答弁がありました。 6目企画費、13節行政診断委託業務では、行政診断業務の報告内容の説明を求めたところ、前回の報告では行政診断の目的、進め方、財政状況、これは決算統計等に基づき財政状況により分析している。事務事業の分析と改善の方策、職員定数の適正化、行政改革のさらなる推進に向けての分析結果を他市町と比較検討したもの、組織機構のあり方などの報告を受けているとの答弁がありました。 また、前回の行政診断での指摘事項をどう生かしているのかとの質疑に対し、前回20年度の行政診断結果では、定員適正化計画を検証し、正規職員の削減の可能性を探るため、各業務について何人の職員が必要か、また正規職員でなければいけないのかなどを見きわめてもらった結果、人員削減は可能であるとの回答を得たので、定員適正化計画第2次を策定したとの答弁がありました。 6目企画費、14節では軽自動車のリース料を計上し、一方12目電子計算費、18節では備品購入費としてパソコン購入を計上しているが、リース料にする場合と備品購入にする場合の基準はとの質疑に対し、明文規定はなく、予算編成の基準の中で備品は購入を原則としているが、金額が多額で財政負担が伴うものや使用期間が確定しているものについては、リースとしているとの答弁がありました。 8目中山自治支援センター建設費、15節旧中山地域事務所解体工事費では、周辺建物等の事前、事後調査を実施し、解体工事を行って、もし建物等が破損している場合は市が直すのか、また保険には入っているのかとの質疑に対し、極端な例では重機等で接触して破損した場合は業者が賠償責任を負うが、設計書や仕様書どおりの施工で、明らかに工事の振動等による影響で破損した場合は市が賠償責任を負うことになる。 なお、保険には入っていないとの答弁がありました。 14目防災諸費、11節細節4の印刷製本費で計上しているハンドブックの内容はとの質疑に対し、本市に特化した災害に対する個人の心構えや避難の備えなどをハザードマップとは趣の異なったものを考えている。防災マップについては、平成24年度に県の事業で土砂災害警戒区域の指定が予定されており、またその後、地震被害想定、これは津波高とか浸水域も示される予定であり、それらを踏まえて改めて作成していきたいとの答弁がありました。 また、19節自主防災組織活動事業費補助金では、自主防災組織の活動や意識に温度差があると感じているが、活動補助金の補助率を含めて活動を活性化させるための方策はとの質疑に対し、補助金は活動に対しての助成という考え方であり、その補助率についてはもう少し状況を見てから考えたいと思っているが、自主防災会をバックアップしていくために、今各自主防災会を束ねて伊予市自主防災会連絡協議会を立ち上げている。本庁と中山、双海支部において行っているが、まだまだ自主的とか自立的にはほど遠いと感じており、事務局提案で協議会を前面に出しつつ、さまざまな事業を行っていくよう進めているとの答弁がありました。 15目地域振興費、13節では地域資源発掘及び電波放送を用いた啓発業務委託料800万円のすべてが伊予市全体の地域資源のためのPR、コマーシャルと考えてよいのかとの質疑に対し、この事業は伊予市全域のしゅんの食材、特産品、生産者、その他の地域資源イベント等に関する情報を取材して、ラジオ等の電波放送により県内各地へ情報発信するものであるとの答弁がありました。 17目庁舎建設検討費、1節庁舎等基本計画策定審議会委員報酬では、図書館、文化ホールを審議していく中で、建設場所が決定してから審議していくのかとの質疑に対し、現在までの審議では図書館、文化ホールに関してもいろんな意見が出ており、その内容を踏まえると位置決定後の審議になると思うとの答弁がありました。 12款1項公債費の償還金について、毎年20億円程度の起債償還を行っているが、この状況について市民を説得できるような説明方法を求めたところ、市が起債により借金して充てる事業は、そのほとんどが投資的経費といったことになる。すなわち、長期にわたるものであるために世代間の公平性を持たせるという意味がある。例えば庁舎を建てた場合、その年に一般財源で全部を賄うことは到底無理である。借りる場合は、建物等の耐用年数に応じた償還の年次計画を立て、世代間の公平性を保ちながら借りることが必要であるとの答弁がありました。 なお、歳入についての質疑はありませんでした。 次に、議案第27号平成24年度伊予市簡易水道事業特別会計予算について申し上げます。 平成28年度に上灘簡易水道統合整備が完了した場合、どの程度の住民が水道水を使用することができるようになるのかとの質疑に対し、上灘地区の計画給水区域内で約88%が使用することができるようになるとの答弁がありました。 次に、議案第37号平成24年度伊予市水道事業会計予算について申し上げます。 第5条の債務負担行為の中で、本年度から1立方メートルにつき3円25銭の水利補償を払うことになっているが、何年間支払うのか、またその契約の相手方はとの質疑に対し、契約については市長と地元区長が契約を交わしており、基本料金を改定する場合にのみ、契約条項に基づき協議を行って単価の見直しを行うものであり、何年という制約はないとの答弁がありました。 このほか、議案第5号ないし議案第8号、議案第23号、議案第28号について、それぞれ担当所管からの説明、質疑応答などがありました点、申し添えておきます。 採決の結果、以上付託されました議案11件については、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。 次に、今議会に提出されました請願第3号伊方原発の再稼働を認めないことを求める請願については、この請願文書の最後に「原因の解明、安全基準の見直しもないままで」という部分については、これがない限り、国、県及び伊方町も認めないであろう。現在の電力需要を考えるとどうかという部分もあり、原発の代替エネルギーとして自然エネルギーがしっかりできるまでは再稼働は慎重にすべきであるなどの意見がありました。 採決の結果、趣旨採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第5号伊方原発の再稼働を認めないよう求める陳情書については、人間がさまざまな技術を駆使してつくった原子力がああいう結果になったら、当然瓦れきさえ放射能に汚染されているから受け入れしないというような状態で、日本全国が放射能を毛嫌いしている。しかし、サービスは要求しており、原発の代替えのエネルギーができるのであれば、当然原子力に頼る必要もないなどの意見があり、採決の結果、趣旨採択すべきものと決しました。 以上で総務委員会審査報告を終わります。 ○議長(田中弘君) 次に、民生文教委員長谷本勝俊議員、御登壇願います。            〔7番 谷本勝俊君 登壇〕 ◆民生文教委員長谷本勝俊君) 皆さんおはようございます。 民生文教委員会審査報告を申し上げます。 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました議案16件及び請願1件につきまして、去る3月9日、12日両日に開催した委員会の審査結果は、お手元に配付の委員会審査報告書のとおりであります。 以下、審査の過程で論議されました事項等、その概要を申し上げます。 まず、議案第4号伊予市地域福祉計画策定審議会条例の制定について申し上げます。 条例第8条に守秘義務とあるが、守らなかった場合の罰則規定はあるのかとの質疑に対し、伊予市地域福祉計画策定審議会委員特別職公務員であり、地方公務員法は適用されず、また条例に罰則規定もないが、基本的に審議会は公開されているとの答弁がありました。 次に、議案第10号伊予市介護保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。 介護保険利用者が増加している中、保険料の負担増はやむを得ないが、何らかの配慮はされているのかとの質疑に対し、本市が準備金として積み立てている基金が現在2億3,553万3,359円あるが、そのうち74.93%の1億7,650万円を取り崩し、介護保険料上昇分の圧縮を図っている。また、愛媛県で各市町が一定割合で拠出してきた基金があり、その市町村相互財政安定化基金から、伊予市がこれまでに拠出した3,807万1,596円の約43%に当たる1,666万4,000円が償還されることになっているとの答弁がありました。 また、第5期介護保険事業計画の3年間において、第1号被保険者に対する経費の負担割合が、今回の法改正により、第4期計画までの20%負担から21%に上がっているが、この1%がどの程度影響するのかとの質疑に対し、保険料基準月額で268円の上昇、年額で3,216円の上昇と見込んでいる。また、国の介護報酬の引き上げにより36円、さらに本市のサービス料増大による引き上げで96円、合わせて月額132円の上昇を見込んでいるとの答弁がありました。 これに対して、本市と県下他市町との比較についての質疑に対し、第4期においては県内で5番目の介護保険料で月額4,700円である。第5期については、県内11番目と予測しているとの答弁がありました。 さらに、今後の見通しはとの質疑に対し、今回の第5期においては24、25、26年度の3年間の保険料を算出したもので、基準年額6万1,200円となっている。27年度以降については、現段階では判断できないが、給付費等が増加する場合は介護保険料の上昇が考えられるとの答弁がありました。 次に、議案第12号伊予市母子家庭医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回の改正により、不利益を受ける母子家庭はないと理解してよいのかとの質疑に対し、平成22年所得税法等の一部が改正されたことにより、助成対象外になる方の救済を図るものとなっているとの答弁がありました。 次に、議案第15号伊予市立図書館設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。 今回、法の改正により図書館協議会を設置するための条例改正であるが、現在これに準ずる会はあるのか、また協議会委員について公募による選任の考えはとの質疑に対し、図書館法で協議会を置くことになっており、8名の委員を選任している。現委員は公募でなく、学校教育関係者では校長2名が充て職となっており、またその他社会教育関係者等について選任し、任命しているとの答弁がありました。 これに対し、委員選任については、図書館に関心を持ち、日頃からよく利用をしている市民からも公募により選任していただきたいと要望する意見がありました。 次に、議案第16号伊予市公民館設置条例の一部を改正する条例について申し上げます。 公民館運営審議会委員公民館運営委員との関係についての質疑に対し、公民館運営審議会委員は、伊予市公民館を統括する組織で、公民館運営委員は各地区の公民館で地域ごとに選任し、地区公民館の運営に携わる方であるとの答弁がありました。 公民館運営審議会では、各地区の公民館に関する事項について審議を行うと理解していいのかとの質疑に対し、公民館運営審議会委員は10名の方に委嘱しているが、地域性も考慮し、市内各地域から選任している。それぞれの地域で公民館活動を踏まえた上で市に意見を出していただき、運営しているとの答弁がありました。 また、公民館運営審議会委員の構成はとの質疑に対し、学校教育関係者として教職員1名、社会教育関係者として各地域から7名、家庭教育関係者2名であるとの答弁がありました。 次に、議案第17号平成23年度伊予市一般会計補正予算(第10号)の所管部門の歳出について申し上げます。 まず、衛生費について申し上げます。 4款1項3目予防費、13節委託料について、予防接種委託料の減額となった主な原因はとの質疑に対し、日本脳炎の予防接種について平成17年度から21年度の間、副反応の関係で見合わせていたが、22年度に3歳児1期初回を対象に再開し、23年度から対象者の全年齢において接種を再開する旨、厚生労働省から通知された。しかし、接種の積極的勧奨年齢を限定して開始する指示が出た関係で、23年度では4歳児及び2期の接種に当たる小学校3年生、4年生のみ積極的勧奨を行った。その結果、それ以外の年齢層について積極的勧奨が行えず、大幅な減額となったとの答弁がありました。 2項1目清掃総務費、13節委託料について、減額の主な要因はとの質疑に対し、可燃ごみの収集運搬業務及び不燃ごみの収集運搬中間処理等入札減少金で、また粗大ごみ等の回収についても当初見込み件数より少なかった。ごみの量についても現在減少傾向であるとの答弁がありました。 次に、歳入について申し上げます。 15款2項1目民生費県補助金、1節社会福祉総務費県補助金について、民生児童委員活動実費弁償費補助金の内容についての質疑に対し、県補助が1人当たり3万7,300円から4万6,720円に増額となり、102名分で合計96万1,000円の増額となったとの答弁がありました。 次に、議案第24号平成24年度伊予市一般会計予算の所管部門の歳出について申し上げます。 まず、民生費について申し上げます。 3款2項5目母子福祉費、19節負担金補助及び交付金について、母子家庭自立支援給付費の減額の主な要因はとの質疑に対し、23年度において母子自立教育訓練給付金を1件分10万円と、高等技能訓練の助成について、全額補助1件当たり14万1,000円及び一部補助1件当たり7万5,000万円で、それぞれ3件分計上していたが、相談はあったものの利用者がおらず、24年度の予算編成については減額し、計上したとの答弁がありました。 次に、衛生費について申し上げます。 4款1項1目保健衛生総務費、13節委託料のメンタルチェックシステム「こころの体温計」の内容についての質疑に対し、インターネットにアクセスし、20項目ほどのアンケートに答えることにより、心の健康状態が判断できるもので、心の病であるとか、経済的ストレスなど、それぞれに応じた相談機関が紹介されるシステムである。そのシステム導入により、できるだけ早く心のケアが行える体制を図りたいと考えているとの答弁がありました。 2目保健推進費の健康まつり経費について、特別会計から組み替えた理由はとの質疑に対し、以前は国民健康保険特別会計にヘルスパイオニアタウン事業があり、それは国民健康保険加入者の健康増進と地域の健康増進を図るための事業で、国庫補助を受け、健康まつりを実施していた。現在は、ヘルスパイオニアタウン事業が廃止され、また毎年行っている健康まつりについて、国民健康保険加入者に特化していないことから、24年度から一般会計で予算計上したとの答弁がありました。 5目環境衛生費、19節負担金補助及び交付金の太陽光発電システム設置事業費補助金について、補助単価が減額された理由はとの質疑に対し、J-PECの補助金が1キロワット当たり7万円から4万8,000円に減額となった。これは設置費が下がったことにより、1キロワット当たりの設置補助金を下げたもので、設置費が下がると市やJ-PECにおける負担割合が上がることから、適正な補助額へ落とし、負担割合を前回と合わせた形で減額を行うものであるとの答弁がありました。 これに対して、3・11以降の状況から考えると、太陽光パネルの設置件数を増やす必要性を感じるが、自己負担分を減らすことにより積極的に事業を推進する考えはないかとの質疑に対し、補助率が高くなれば取りつけやすくなると考えられるが、財政との兼ね合いもあり、この補助額となったとの答弁がありました。 6目公害対策費、13節委託料の自動車騒音常時監視調査評価業務委託料の内容についての質疑に対し、これは騒音の指定区域に係る交通騒音の影響について、面的評価を行う必要があり委託するもので、105万円を計上している。この調査に関して国道56号線は国で行うが、今回対象の378号線の市街化区域については市が行うことになり、一定の面積に対して、どの程度の騒音影響があるかを市で5年に1回調査する予定であるとの答弁がありました。 これに対して、調査した内容の活用方法はとの質疑に対し、調査内容は公表し、調査区域周辺の方に騒音の影響を周知する際の資料になるとの答弁がありました。 2項1目清掃総務費、7節賃金の資源ごみ持ち去り防止のパトロールに係る臨時職員雇用についての質疑に対し、警察OBの雇用を予定しており、勤務形態は未確定であるが、朝パトロールを行い、抑止力という形で協力していただくとの答弁がありました。 また、これに関する資源の持ち去りを禁止することに伴う条例の一部改正について、4月1日施行だが、現段階での状況はとの質疑に対し、2月20日に伊予署や松前町と警告や禁止命令等の協議を行い、また3月中に最終的な協議を予定しているとの答弁がありました。 次に、教育費について申し上げます。 10款1項2目事務局費、13節委託料の通学バス運行業務についての質疑に対し、これは南予バス廃止に伴い、長沢方面、野中方面、永木方面の小・中学生対応のため、登校1便、下校3便の通学バス運行業務と平沢、平村地区の小・中学生に対応するため、中山幼稚園バスの利用で対応する延長時間分を増額して計上している。中山通学バスは、中山小・中で86名の児童・生徒が対象で、運行については休み中の部活動等の関係で減便する場合もあるとの答弁がありました。 小・中学校費の1目学校管理費、14節使用料及び賃借料の学校用地借り上げ料について、評価がえにより固定資産税が変わるが、借り上げ料の近年の状況はとの質疑に対し、合併前の地域性の関係もあり、学校によって算定基準が若干異なるが、例えば南山崎小学校の場合、評価額の3%あるいは契約で定める基準額に当該年度の固定資産税額を付加した金額のどちらか大きい額となっており、前年度と比較すると下がっているとの答弁がありました。 5項社会教育費、1目社会教育総務費、8節報償費の成人式記念品について、成人者の意見を取り入れて検討はされているかとの質疑に対し、記念品についての検討会等は行っていないが、できる限り成人者の思い出に残るものをという思いから、今年もガラス製の写真立てを記念品としたとの答弁がありました。 これに対し、記念品及び運営等に関して、成人者の意見を取り入れられるよう、ぜひアンケートを実施していただきたいと要望する意見がありました。 19節負担金補助及び交付金の谷上山宝珠寺本堂屋根改修事業費の補助基準についての質疑に対し、これは市指定文化財の保存管理及び修理のための事業を補助対象としている。この事業は総額3,820万円の予定で補助率は補助対象経費に対し、500万円以下の場合は2分の1以内、500万円を超える部分については3分の1以内の額を加算した額で、ただし450万円補助を限度額とする基準を定めており、今回は上限の450万円を補助金として交付するものであるとの答弁がありました。 6項3目学校給食費、7節賃金について、現在の調理場の職員体制はとの質疑に対し、今年2名の正規職員が退職するが、全7カ所の調理場にそれぞれ各1名は正規職員を配置している。今回、双海は正規職員が退職するが、リーダー的な役割を担っていただくために、現在の正規職員を給食調理員としては初めて嘱託職員として採用する予定であるとの答弁がありました。 次に、議案第26号平成24年度伊予市介護保険特別会計予算の歳入について申し上げます。 6款2項3目介護基盤緊急整備等事業費県補助金及び4目施設開設前準備等事業費県補助金の内容についての質疑に対し、まず介護基盤緊急整備等事業費県補助金については、平成24年度中に介護保険施設を開設しようとする事業者に対し、ハード部分──建物に対する補助金で、施設開設前準備等事業費県補助金は、ソフト部分──人件費あるいは備品等に関する補助金になっている。今回、小規模多機能型居宅介護サービスについて、1事業者から開設する要望があったため、計上したものであるとの答弁がありました。 4目の補助金の根拠についての質疑に対し、ソフト部分540万円の根拠は宿泊定員1名当たり60万円の補助で、定員を9名と見込んで540万円となるが、上限が540万円のため、使用金額が540万円未満であれば、使用金額が補助金額となる。 また、3目のハード部分についても同様に、上限は3,000万円であるとの答弁がありました。 その他議案第9号、議案第11号、議案第13号、議案第18号、議案第19号、議案第25号、議案第34号、議案第35号については、特に申し上げることはございません。 以上の審査の結果、議案第10号伊予市介護保険条例の一部を改正する条例について及び議案第26号平成24年度伊予市介護保険特別会計予算については、今回の値上げは年金生活の高齢者等にとってますます負担増となり、もう少し値上げを圧縮する方法を検討すべきとの考えにより、反対であるとの意見がありました。よって、両議案については分離し、採決した結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 その他議案14件については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で民生文教委員会審査報告を終わります。 ○議長(田中弘君) 次に、産業建設委員長正岡千博議員、御登壇願います。            〔6番 正岡千博君 登壇〕 ◆産業建設委員長(正岡千博君) 産業建設委員会の審査の報告を申し上げます。 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました議案11件、請願2件及び陳情1件、継続審査となっておりました請願1件及び陳情1件につきまして、去る3月15日、16日の2日間にわたり委員会を開催し、関係者の出席を求め説明を聞くとともに、現地調査を行うなど慎重審査をいたしました。 その結果は、お手元に配付しております委員会審査報告書のとおりであります。 以下、審査の過程において、特に論議がなされた事項について、その概要を申し上げます。 まず、議案第17号平成23年度伊予市一般会計補正予算(第10号)の所管部門について申し上げます。 歳出、11款1項1目農地・農業用施設災害復旧費、15節工事請負費の減額について、地元から工事の取り下げがあったのは、地元への負担金や工事概要についての説明が十分でなかったためではないのかとの質疑に対し、地元から被災の報告を受け現地確認を行い、概算で予算計上していたが、災害査定において補助対象に該当しないとの結果が出たことにより、地元から取り下げの申し出があったとの答弁がありました。 次に、議案第22号平成23年度伊予市都市総合文化施設運営事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 歳出、2款1項1目基金積立金、25節都市総合文化施設整備基金積立金について、これまでに積み立てた基金の合計額はとの質疑に対し、平成20年度から積み立て、1,860万2,000円が現在の基金積立金であるとの答弁がありました。 次に、議案第24号平成24年度伊予市一般会計予算の所管部門について申し上げます。 歳出、2款1項15目地域振興費、15節石ノ久保集会所増築工事はどういった増築をするのかとの質疑に対し、既存の石ノ久保集会所の建物は、集会室部分と台所等部分が時期を違えて建築されている。平成24年度に計画しているのは、集会所部分について地元で撤去した後、同等のものを市の補助を受け建設することになっており、規模については約46平米程度で集会室及び玄関を計画している。今回、建築する部分と既存の台所部分は接続した形になるので、工事の内容的には増築工事として計上している。 また、集会所整備に当たっての基準についての質疑に対し、平成21年度に伊予市集会所整備事業分担金徴収条例及び施行規則を定めている。整備に関しては、市内同一規模の集会所を整備していこうということで、条例及び施行規則の中で、工事の平米単価は17万円を超えないものとすると規定している。 建築の基準面積については、増築の場合には130平米以下とするという基準があるが、今回地元からは約46平米で構わないという申請が出てきたため、その内容で予算計上しているとの答弁がありました。 次に、4款1項9目浄化槽設置整備事業費、19節浄化槽設置整備事業補助金の合計2,029万6,000円の内訳はとの質疑に対し、新築については5人槽が単価19万9,000円で22基分、7人槽が単価24万8,000円で16基分、10人槽が単価32万8,000円で2基分で、転換については5人槽が単価33万2,000円で17基分、7人槽が単価41万4,000円で11基分、10人槽が単価54万8,000円で2基分であるとの答弁がありました。 次に、5款1項1目労働諸費、21節勤労者教育資金貸付制度預託金について、ここ数年の貸付実績はとの質疑に対し、平成20年度が3件で546万円、21年度が1件で160万円、22年度が1件で120万円、23年度は現在のところゼロであるが、貸し付けは高校生が卒業し、大学に進学するときが多く、年度末頃という例が実態としてあるとの答弁がありました。 次に、6款1項3目農業振興費、19節認定農業者協議会補助金等について、前年度と比べ減額になった理由はとの質疑に対し、たばこ関係の育苗組合活動補助金として20万3,000円の補助を行っていたが、平成24年度から廃作となり、たばこ耕作者がいなくなったためであるとの答弁がありました。 同19節鳥獣害防止施設整備事業費補助金について、前年度の400万円から平成24年度は倍の800万円となっているが、実績と今後の見通しはどうかとの質疑に対し、電気柵の設置については、平成22年度は受益戸数が53戸、面積17ヘクタールに93基を設置し、延長は2万9,696メートルである。23年度の見込みでは、受益戸数が89戸、面積20.6ヘクタールに113基を設置し、延長3万8,290メートルとかなり増えてきているが、24年度はさらに増やすよう予算計上しているとの答弁がありました。 次に、6款1項8目農地費、13節跨高速道路橋剥落防止対策業務委託料について、この事業を実施することになった経緯と補修計画の指針はあるのかとの質疑に対し、平成22年度に西日本高速道路株式会社から、助成事業もあるので剥落防止対策事業に取り組んでもらえないかという提案があり、23年度に跨高速道路点検業務を行い、その報告書が上がってきた。引き続いて24年度は補修を行うこととなっており、高速道路を春と秋に夜間通行どめとし、路面や工作物の点検を行うが、その際に橋の裏側のコンクリート剥落防止対策を行うことにしている。 高速道路は5年に1回は調査をすることになっているが、農道にはそういった指針はない。しかし、今後は高速道路と同様に時期を見計らって調査し、剥落事故が起こらないよう万全の態勢をとりたいとの答弁がありました。 次に、6款1項12目農村環境保全向上活動支援事業費、19節共同活動支援交付金の事業内容の詳細についての質疑に対し、それぞれの地域で農地や水路等の資源の基礎的な保全管理、水質保全、生態系の保全などの農村環境の保全に取り組む活動を支援するもので、非農家の方も入った地域ぐるみで取り組むことが条件になっており、中山間地域等直接支払交付金で実施する場合は、対象区域が重複してもよいことになっている。組織としては農家、地域住民、農業者団体など、集落区域で保全活動を行っている組織も入れることになっている。交付金の額は、対象区域内の農振農用地の面積で算定されるとの答弁がありました。 次に、6款2項2目林業振興費、14節愛媛県植樹祭会場使用料等について、植樹祭はどういった内容で行う予定かとの質疑に対し、日程は平成24年4月21日土曜日の午後1時から、会場はしおさい公園を予定している。 内容については、まず式典を行った後、記念植樹を行い、今のところ出席予定者は350人程度を見込んでおり、招待者は知事、市町長、国会議員、県会議員、県の関係者等を考えているとの答弁がありました。 次に、6款3項2目水産業振興費、19節産地水産業強化支援事業費補助金について、建設予定の製氷施設の概要はとの質疑に対し、製氷能力は日量5トンの製氷機を2機、3階に設置し、2階には1機当たり10トンの貯氷能力のある貯氷庫を2機設置する。単価については、整備前は1トン当たり1万6,667円であったが、整備後は1トン当たり1万1,667円ということで5,000円安くなり、30%の経費削減となる。氷の利用については、コイン制で3種類のコインの予定と聞いているとの答弁がありました。 また、この施設は埋立地への建設であり、現在の予算の範囲内で本当に建設できるのかとの質疑に対し、設計業務の中で地質調査を行った。その結果は、岩盤線を確認して基礎ぐいを打たなければならないことが確定し、延長16メートルでN値60以上が出てくることを確認しているので、延長16メートルの既成のコンクリートぐいを10本打つ予算も工事費に含んでいる。現在、設計も完了して建築確認もおりているので、変更の見込みとして増額はないものと考えているとの答弁がありました。 次に、7款1項4目観光費、19節伊予市観光協会イベント事業費補助金等のトライアスロン大会について、ふたみシーサイド公園周辺で8月の第1日曜日に開催ということで、駐車場の確保はできているのかとの質疑に対し、夏場で車も多く、シーサイド公園自体が道の駅になっており、全部を封鎖することは難しいということで、長浜側の駐車場については道の駅の駐車場として利用してもらう。関係者の駐車場については、潮風ふれあい公園の緑の広場、由並小学校のグラウンド等を考えているが、それでも足りないようであれば、双海中学校等を利用してもらい、人の運搬等については、今後協議していく必要があるとの答弁がありました。 トライアスロン大会の開催に当たって、通行どめの予定はとの質疑に対し、県道広田双海線については、午前9時から3時間は通行どめとなるが、救急車等の緊急車両については、競技中でも優先して通行できるように考えているとの答弁がありました。 次に、8款7項3目公営住宅整備事業費、15節鳥ノ木団地耐震補強・外部等改修工事について、夏場に工事を行うと窓をあけられないなど、さまざまな問題が出てくると思うが、関係者への周知はできているのかとの質疑に対し、工事では外回りに足場を組むため、風通しが悪くなることも想定している。工事発注については、国の補助金の手続はあるが、夏場の暑い時期は基本的には外した形で、住んでいる方に極力迷惑をかからないような工程で実施したいと考えており、入居者にその旨は通知をさせていただいているとの答弁がありました。 また、今回市が耐震補強及び外部改修を行うが、これによって家賃の値上げはできないのかとの質疑に対し、例えば鳥ノ木団地にエレベーターを設置するなど、入居者の利便性が上がるような改修を行った場合には、当然のことながら家賃の増額についても検討すべきと思うが、今回に関しては特別に入居者の利便性が上がるものではなく、通常の計画的な一般的修繕ということで、家賃の増額の対象にはならないと判断しているとの答弁がありました。 次に、議案第36号平成24年度伊予市都市総合文化施設運営事業特別会計予算について申し上げます。 歳出、1款1項1目業務費、18節備品購入費、会議室音響設備等について、ウェルピアの音響設備一式を取りかえることになった経緯についての質疑に対し、音響施設への苦情が出てきて部分的に修繕を行ったが、なかなか改善しないということで、本館会議室の音響関係一式全部を取りかえるということにしたとの答弁がありました。 そのほか、議案第14号、議案第21号、議案第29号ないし議案第33号については、特に申し上げることはございません。 以上、付託されました議案11件につきましては、全会一致で原案を可決すべきものと決しました。 続きまして、請願、陳情の審査結果概要について申し上げます。 請願第1号最低賃金時給1,000円の実現と中小企業支援策の拡充を求める請願書について、趣旨採択にすべきという意見と今の現実を直視すれば、最低賃金法の改正で全国一律最低賃金制度の導入というのは現実的でなく、賛同できない部分があり、不採択にすべきとの意見もあり、採決の結果、賛成多数により不採択と決しました。 次に、請願第2号TPP交渉参加阻止に関する要請について、採択にすべきという意見、継続審査にすべきという意見と、TPP交渉の参加は行わないという言い方は、あくまで第一次産業に限定した立場での表現であり、若干異議を唱える項目である。しかし、本市の基幹産業は農林水産業であるということは十分に認識しており、また国は国民への詳しい説明がないまま関係国との協議を進めるなど、請願者の願意は理解できる部分もあり、趣旨採択にすべきとの意見もあり、採決の結果、賛成多数により趣旨採択と決しました。 次に、陳情第4号平成17年9月28日の伊予市議会協議会において、本市が埋立造成地取得問題について、埋立地を取得しないと議会が決定したこととされる事実と価格等の確認を求める陳情について、採択すべきという意見、趣旨採択にすべきという意見と7点にわたる陳情項目があるが、6点目の住民が埋立地のごみ拾いや除草も行っていることについては、本来埋立地の管理責任者は県であり、県が責任を持って環境整備に当たらなければならない。 また、7点目の企業誘致の売却先が確定するまでの間は、多目的広場として利用すれば、除草費用の削減や埋立地の有効利用が図れるとの陳情者の願意は理解できるとの意見もあり、採決の結果、賛成多数により一部採択と決しました。 次に、継続審査となっておりました陳情第14号本市の人口減少に歯止めをかけ、さらに発展、飛躍していくために企業誘致や住宅地として、湊町埋立地を適正な価格で取得するように土地所有者へ求めること又は雑草を生やさぬ観点から、一時的な土地活用を図るため、市民の皆様が喜び、幸せを感じるよう埋立地の売却処分が確定する期間までを借地するように求める陳情について、採択にすべきという意見、趣旨採択にすべきという意見と、「10年後まで時の流れに身を任せる場合ではありません。今こそ行動するべき時であり、本市の人口が3万人の大台を割り込む日を10年後に迎えてはなりません。市民の雇用や住宅地の確保を図ることが市民の幸せや市の活性化並びに将来を明るくすることになると思います」という部分に関して、陳情者の願意は理解できるとの意見もあり、採決の結果、賛成多数により一部採択と決しました。 以上で産業建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(田中弘君) 以上で各常任委員長の報告を終わります。 ここで暫時休憩をいたします。 再開は11時25分より行います。            午前11時10分 休憩       ───────────────────────            午前11時25分 再開 ○議長(田中弘君) 再開いたします。 これから一括して委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 ◆3番(高井洋一君) 議長 ○議長(田中弘君) 高井洋一議員 ◆3番(高井洋一君) 産業建設委員長の報告の中で、請願第2号TPP交渉参加に関する要請というのが北橋議員が紹介議員となって出されてますが、先ほどの報告では趣旨採択ということですが、この中に報告の文中に、TPP交渉の参加は行わないという言い方は、あくまで第一次産業に限定した立場云々という言葉がありますけれども、結論を言えば、私は採択すべきであるというふうに思うわけです。 TPPに入れば、請願の文中にもありますように、関税撤廃の例外措置を一切認めないということになっておるのは事実でありまして、まだまだ政府が中身を公開しないというようなこともあって中身がわからない。世論調査等によると、半々ぐらいということなんですけれども、アメリカは例外を認めないということで、ここにも書かれてますけども、医療や保険についてもそういうことが言われとるわけなんで、ここの件名はTPP交渉参加阻止に関する要請でありまして、第一次産業とかという話ではなく、これは国民生活全般に打撃を与える、こういうものであろうというふうに理解をいたしますので、私はこの請願については採択すべきであろうと思います。 趣旨採択になったという理由といったらおかしいんですけれども、経緯をちょっと説明をお願いしたいというふうに思います、もう少し詳しく。 ◆産業建設委員長(正岡千博君) 議長 ○議長(田中弘君) 産業建設委員長 ◆産業建設委員長(正岡千博君) 高井議員から御質問ございました。 この文言は、委員から意見としてこういった意見が出てまいりまして、その御意見をそのまま利用させていただいております。 ちなみに、趣旨採択3名、採択1名、継続2名というふうな、いわゆる多数ということで、趣旨採択3名ということですから、こういった形で採決させていただいたというところです。
    ○議長(田中弘君) ほか御質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 以上で質疑を終結いたします。 討論の通告はありませんので、これから採決いたします。 採決は分離し、起立により行います。 まず、議案第10号伊予市介護保険条例の一部を改正する条例について採決いたします。 お諮りいたします。 民生文教委員長の報告は原案可決であります。民生文教委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、議案第10号については、民生文教委員長報告のとおり原案可決と決しました。 次に、議案第26号平成24年度伊予市介護保険特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。 民生文教委員長の報告は原案可決であります。民生文教委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、議案第26号については、民生文教委員長報告のとおり原案可決と決しました。 次に、請願第1号最低賃金時給1,000円の実現と中小企業支援策の拡充を求める請願について採決いたします。 お諮りいたします。 産業建設委員長の報告は不採択であります。産業建設委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、請願第1号については、産業建設委員長報告のとおり不採択と決しました。 次に、請願第2号TPP交渉参加阻止に関する要請について採決いたします。 お諮りいたします。 産業建設委員長の報告は趣旨採択であります。産業建設委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、請願第2号については、産業建設委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。 次に、請願第3号伊方原発の再稼働を認めないことを求める請願について採決いたします。 お諮りいたします。 総務委員長の報告は趣旨採択であります。総務委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、請願第3号については、総務委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。 次に、陳情第4号平成17年9月28日の伊予市議会協議会において本市が埋立造成地取得問題について、埋立地を取得しないと議会が決定したこととされる事実と価格等の確認を求める陳情について採決いたします。 お諮りいたします。 産業建設委員長の報告は一部採択であります。産業建設委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、陳情第4号については、産業建設委員長報告のとおり一部採択と決しました。 次に、陳情第14号本市の人口減少に歯止めをかけ、さらに発展、飛躍していくために企業誘致や住宅地として、湊町埋立地を適正な価格で取得するように土地所有者へ求めること又は雑草を生やさぬ観点から、一時的な土地活用を図るため、市民の皆様が喜び、幸せを感じるよう埋立地の売却処分が確定する期間までを借地とするように求める陳情について採決いたします。 お諮りいたします。 産業建設委員長の報告は一部採択であります。産業建設委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、陳情第14号については、産業建設委員長報告のとおり一部採択と決しました。 暫時休憩いたします。            午前11時35分 休憩       ───────────────────────            午前11時36分 再開 ○議長(田中弘君) 再開いたします。 次に、陳情第5号伊方原発の再稼働を認めないように求める陳情書につきまして採決を行います。 総務委員長の報告は趣旨採択であります。総務委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立多数であります。よって、陳情第5号については、総務委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。 それでは、ただいま議題となっております案件のうち、残余の議案32件については一括して採決したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案32件について各常任委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案32件については、各常任委員長報告のとおり決しました。            〔委員会審査報告書は付録に掲載〕            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 伊予市庁舎等建設特別委員会の中間報告について       (特別委員長報告) ○議長(田中弘君) 日程第3、伊予市庁舎等建設特別委員会の中間報告についてを議題といたします。 伊予市庁舎等建設特別委員会に付託中の調査事項について、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会より中間報告を行いたいとの申し出がありましたので、許可いたします。 特別副委員長武智邦典議員、御登壇願います。            〔8番 武智邦典君 登壇〕 ◆伊予市庁舎等建設特別副委員長(武智邦典君) 西岡孝知委員長が体調不良のため、私、副委員長が報告を申し上げます。 それでは、庁舎等建設特別委員会の報告を申し上げます。 市庁舎、文化ホール、図書館建設にかかわり、平成24年2月21日のB分科会の答申を受け、3月8日及び3月19日に庁舎等建設特別委員会を開催いたしました。 まずもって建設場所についての審議の結果を申し上げます。 市庁舎は現在地、文化ホール、図書館はウェルピア伊予とすることに決しました。 その理由として、市庁舎については、現在市長諮問機関である伊予市庁舎等基本計画策定審議会で機能、規模等基本構想(案)の検討がされており、平成24年3月末をもって同審議会での検討が終了することから、場所についてあれこれと意見を出し、むやみに混乱させてはならないということでありました。 次に、文化ホール、図書館の建設場所については、ウェルピア伊予は4年前に伊予市が約8億円で市民の理解を得て購入し、今後も行政が守らなければならない大切な文化交流施設であり、文化ホール、図書館の両施設をウェルピア伊予に併設することにより相乗効果が生まれる。そして、何よりも平成21年12月に諮問機関としての答申を出された審議会の結論を最大限尊重すべきであるということが大きな理由でありました。 以上が建設場所についての結果であります。 この際、審議の中で出された場所についての意見や要望、要求について報告いたします。 審議の過程においては、いまだに集約することが望ましいとの考えも根強く残っており、市庁舎、文化ホール、図書館をJAえひめ中央伊予選果場に建設できないものか、また現市役所の近辺に文化ホール、図書館を建設する考えの中で、現在の図書館の跡地に新たな図書館を建設し、中央公民館という非常に古い施設もあるので解体撤去し、文化ホールを含めて集約することが望ましいとの意見もありました。 また、本庁舎は複合施設が一番いいという考え方の中で、本庁舎は5階建てを6階建てにして、図書館、文化ホールは庁舎の中に集約すべきである。文化ホールは、座席数を300席程度にすれば可能であり、少なくとも図書館か文化ホールのどちらか一つは庁舎の中に集約すべきであるという意見もありました。 これからは機能について、B分科会で審議されたことを申し上げます。 まず1点目に、本庁舎の駐車場確保であります。現在地に建設するとすれば敷地が限定されるため、来客用駐車場の確保が困難になりますので、庁舎の階数、現在の駐車場の改修等を含めて検討いただきたい。 2点目に、本庁舎、図書館、文化ホール等の建設について市民との情報共有の観点から、広報紙等で建設にかかわる情報の提供をお願いしたい。 3点目に、庁舎建設工事に当たっては、周辺住宅等への騒音、振動等による影響が予想されることから、低騒音、低振動型の建機の使用等を考慮するとともに、周辺住民に対し、施工内容の説明や周知を徹底すること。 4点目に、防災、地震に対しては防災拠点としての機能を失うことのないよう庁舎の構造には十分配慮すること。 以上が分科会での主立った審議内容でございます。 次に、庁舎建設にかかわる議会機能については、去る3月19日に特別委員会を開催し、審議した結果、議場を多目的に利用するためフラットにとの声もありましたが、議場は議案等を審議する正式な場であるので議会専用の議場として、その形式は段床式にすべきという意見が多数を占め、そのように決定いたしました。 なお、審議会での審議用図面を確認したところ、正副議長室、委員会室、議員控室、図書室等配置されており、現段階では問題ないが、実施に当たっては詳細について理事者側と協議の上、決定していくということで意見の集約がまとまりました。 以上で委員長の報告を終わります。 ○議長(田中弘君) 以上で特別委員会の中間報告を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 議案第38号 伊予市教育委員会委員の任命同意について              (提案理由の説明・質疑・討論・表決) ○議長(田中弘君) 日程第4、議案第38号伊予市教育委員会委員の任命同意についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 中村市長。            〔市長 中村 佑君 登壇〕 ◎市長(中村佑君) 議案第38号伊予市教育委員会委員の任命同意について、提案理由の説明を申し上げます。 教育委員会委員の浅見和美氏の任期が来る平成24年5月11日をもって任期満了となりますので、引き続き伊予大平甲717番地15、浅見和美氏を任命いたしたいと存じます。 浅見氏は、昭和37年生まれで3人のお子さんの母親として、平成13年、14年度には南山崎地区愛護班副会長として御活躍をされ、平成20年5月からは本市の教育委員会委員として御尽力をいただいております。 人格が高潔で学校教育に対する理解、地域社会からの厚い信望など、本市の教育委員として適任であると信じますので、御提案するものであります。 なお、現在オリンピックを目指して頑張っている浅見八瑠奈さんのお母さんであります。何とぞよろしく御同意を賜りますようお願いを申し上げ、以上、提案理由の説明といたします。終わります。 ○議長(田中弘君) これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑に入ります。 御質疑ありませんか。 議案書(その2)、1ページです。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第38号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第38号は委員会の付託を省略することに決しました。 暫時休憩いたします。            午前11時48分 休憩       ───────────────────────            午前11時49分 再開 ○議長(田中弘君) 再開いたします。 討論の通告がありませんので、これから採決いたします。 お諮りいたします。 議案第38号については、これに同意することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第38号伊予市教育委員会委員の任命同意については、これに同意することに決しました。 暫時休憩いたします。 再開は13時より行います。            午前11時50分 休憩       ───────────────────────            午後1時00分 再開 ○議長(田中弘君) 再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 発議第1号・発議第2号         (提案理由の説明・質疑・討論・表決) ○議長(田中弘君) 日程第5、発議第1号及び発議第2号を一括議題といたします。 まず、提出者から提案理由の説明を求めます。 青野光議員、御登壇願います。            〔10番 青野 光君 登壇〕 ◆10番(青野光君) 発議第1号の発議者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 提案理由の説明は、意見書の朗読によりかえさせていただきます。北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた積極的で強力な行動を求める意見書 北朝鮮による日本人拉致事件の発生から既に30年以上が経過し、平成14年9月の日朝首脳会談で北朝鮮が日本人の拉致を認めてから10年近くの歳月が流れている。 この間、我が国の拉致被害者5人とその家族が帰国した以外には、特別な進展もない状況が続いており、北朝鮮は納得のいく説明することもなく、極めて不誠実な態度をとり続けた結果、いまだ政府認定の未帰国拉致被害者や拉致の可能性が疑われる方々の消息がつかめていない。 政府から解決に向けた具体策が何ら示されることなく、拉致問題の進展が見られない中、平成23年12月17日、金正日総書記が死去し、北朝鮮は金正恩を後継者とする新体制に移行することとなった。 拉致被害者の御家族は、北朝鮮新体制において、新たな交渉の窓口を見出せるのではないかと期待される一方、混乱状態になった際の拉致被害者の身辺の安全についても心配されており、再会を待ち続ける方々の心情は、察するに余りあるものがある。 北朝鮮による日本人拉致問題は、重大な人権問題であるとともに、我が国に対する主権の侵害であり、国の責任において解決すべき喫緊の課題である。 また、本市においても1名の特定失踪者がおり、御家族を中心に活動を休みなく続けているものの、御家族の高齢化もより一層進行していることから、被害者の一刻も早い帰国の実現が強く望まれる。 よって、国においては、すべての拉致被害者の早期帰国の実現のため、北朝鮮政府に対し、拉致被害者の再調査を強く求めるとともに、北朝鮮による人権の侵害をさらに一層広く世界に訴え、強固な国際連携の下に、拉致問題の全面解決に向け、全力で取り組むよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。                       平成24年3月23日提出                             伊予市議会 なお、提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、拉致問題担当大臣、外務大臣、内閣官房長官。 以上でございます。よろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(田中弘君) 次に、日野猛仁議員、御登壇願います。            〔1番 日野猛仁君 登壇〕 ◆1番(日野猛仁君) 発議第2号の発議者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 提案理由の説明は、意見書の朗読によりかえさせていただきます。   障がい者制度改革推進会議の下に設けられた総合福祉部会の骨格提言を尊重する障害者総合福祉法(仮称)の制定を求める意見書 平成21年12月、障害者の権利に関する条約(以下、「障害者権利条約」という)の締結に必要な国内法の整備を初めとする障害者にかかわる制度の集中的な改革を目的として、内閣総理大臣を本部長とする障がい者制度改革推進本部が設置され、このもとに障害者施策の推進に関する意見をまとめる障がい者制度改革推進本部が発足した。 平成22年4月には、この推進会議のもと、障がい者制度改革推進会議総合福祉部会が設けられ、障害者自立支援法にかわる障害者総合福祉法(仮称)を平成25年8月までに施行するための検討が精力的に重ねられてきた。そして、55人の総合福祉部会の総意として、平成23年8月30日に障害者総合福祉法(仮称)の骨格に関する総合福祉部会の提言(以下、「骨格提言」という)がまとめられた。 骨格提言は、私たち抜きに私たちのことを決めるなという基本精神でつくられた障害者権利条約と国が平成22年1月に障害者自立支援法違憲訴訟の原告との間で結んだ基本合意文書を指針としている。(障害者自立支援法につき、国は、平成22年1月7日障害者自立支援法違憲訴訟の原告ら71名との間で、速やかに応益負担制度を廃止し、遅くとも平成25年8月までに障害者自立支援法を廃止し、新たな総合的な福祉制度を実施するとの基本合意に至った。)そして、障害者を保護の対象から権利の主体への転換を目指すことを基本理念として、地域で自立した生活を営む基本的権利を明確に打ち出している。 障害の種別間の谷間や制度間の空白の解消を図るための支援の提供、個々の要望に基づいた地域生活支援体系の整備を内容とする「障害者総合福祉法」(仮称)では、平成24年通常国会への法案提出、平成25年8月までの施行を目指すこととされている。障害者自立支援法にかわるこの「障害者総合福祉法」(仮称)が制定されることにより、障害者の権利の擁護及び障害者支援に関する諸施策を大きく推進することが期待される。 以上のことから、国においては、下記のとおり「障害者総合福祉法(仮称)の骨格に関する総合福祉部会の提言」を最大限尊重する「障害者総合福祉法」(仮称)の制定がなされることを求める。               記1、「障害者総合福祉法」(仮称)制定に当たっては、障がい者制度改革推進会議総合福祉部会が取りまとめた「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言」を最大限尊重し、反映させること。2、「障害者総合福祉法」(仮称)の施行に当たっては、制度を円滑に進めるための地方自治体の財源の確保について十分配慮すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。                       平成24年3月23日提出                             伊予市議会 なお、提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣。 以上でございます。よろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(田中弘君) これをもって提案理由の説明を終わります。 これから質疑に入ります。 質疑は一括して行います。 御質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第1号及び発議第2号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、発議第1号及び発議第2号は委員会の付託を省略することに決しました。 暫時休憩いたします。            午後1時10分 休憩       ───────────────────────            午後1時11分 再開 ○議長(田中弘君) 再開いたします。 討論の通告はありませんので、これから採決いたします。 採決は分離して起立により行います。 お諮りいたします。 まず、発議第1号北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた積極的で強力な行動を求める意見書の提出について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立全員であります。よって、発議第1号については、原案のとおり可決されました。 次に、発議第2号障がい者制度改革推進会議の下に設けられた総合福祉部会の骨格提言を尊重する障害者総合福祉法(仮称)の制定を求める意見書の提出について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(田中弘君) 起立全員であります。よって、発議第2号については、原案のとおり可決されました。 ただいま意見書2件が可決されましたが、その条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任されたいと思います。これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決しました。            〔北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた積極的で強力な行動を求める意見書、障がい者制度改革推進会議の下に設けられた総合福祉部会の骨格提言を尊重する障害者総合福祉法(仮称)の制定を求める意見書は付録に掲載〕            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第6 議員の派遣について ○議長(田中弘君) 日程第6、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。 お手元に配付しております議員派遣一覧表のとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣については議員派遣一覧表のとおり派遣することに決しました。 お諮りいたします。 ただいま承認を得ました議員の派遣に関し変更がありました場合の措置については、議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。            〔議員派遣一覧表は付録に掲載〕            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第7 閉会中継続審査申し出の件 ○議長(田中弘君) 日程第7、閉会中継続審査申し出の件を議題といたします。 各常任委員長から、目下委員会において審査中の事件について、会議規則第106条の規定により、お手元に配付しております申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。            〔閉会中継続審査申出書は付録に掲載〕            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第8 閉会中継続調査申し出の件 ○議長(田中弘君) 日程第8、閉会中継続調査申し出の件を議題といたします。 各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第106条の規定により、お手元に配付しております申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中弘君) 御異議なしと認めます。各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。            〔閉会中継続調査申出書は付録に掲載〕            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田中弘君) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、本日の会議を閉じます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田中弘君) この3月をもって御勇退されます上田市民福祉部長、向井水道部長、久保議会事務局長、三ツ井防災安全課長、水口道路河川課長、向井農業委員会事務局長におかれましては、長年大変御苦労さまでございました。 ただいま議場におられますので、代表して久保議会事務局長から一言ごあいさつをお願いいたします。 久保議会事務局長、御登壇願います。            〔事務局長 久保繁行君 登壇〕 ◎事務局長(久保繁行君) ただいま田中議長さんの御指名をいただきましたので、僣越ではございますが、本年度退職をする職員を代表いたしまして、お礼のごあいさつを申し上げます。 今年の菜の花は今が満開で、桜の開花にはもう少しといったところでございますが、春らしい好季節となってまいりました。それと同時に、このたび私たち6名の者がいよいよ3月末をもちまして定年退職という大きな節目を迎えることになりました。 そこで、今これまでを振り返ってみますと、芭蕉の句に、「夏草や兵どもが夢の跡」という句がございますが、全く歳月というのはそのようなもので、長かった公務員生活も過ぎ去ってしまえばまことに一瞬のように思われます。また一方で、このときを目の当たりにしますと、うれしかったこと、苦しかったことなどいろいろな場面が思い起こされ、万感熱く胸に迫ってくるものがございます。 在職中、我々のような者がどれほどお役に立つことができたのか、思い半ばに過ぎるものがございますが、おかげをもちましてこのように大過なく無事定年を迎えることができましたのも、伊予市議会議員の皆様を初め理事者の方々、諸先輩、後輩諸氏、さらには市民の皆様の温かい御指導とお力添えのたまものと心から感謝し、厚くお礼を申し上げます。 定年とはいえ、まだまだ若いつもりでおります。これからは一市民としてこれまでの経験を生かし、それぞれの立場で地域や市政にこの恩返しができればと考えております。どうか今後とも在職中と変わらぬ御享受を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりましたが、伊予市議会並びに伊予市政の限りない発展と皆様方の御活躍、御健勝を心から御祈念申し上げまして、言葉整いませんが、お礼のごあいさつとさせていただきます。本当に長い間ありがとうございました。(拍手) ○議長(田中弘君) 御退職者の皆様には、長い間地方自治に御尽力いただき、まことにありがとうございました。今後とも御健勝で伊予市市勢発展のため御尽力をいただき、またお力添えをいただきますようお願いをいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田中弘君) 市長から閉会のあいさつがあります。 中村市長。            〔市長 中村 佑君 登壇〕 ◎市長(中村佑君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る2月28日に招集申し上げました平成24年第2回伊予市議会定例会は、25日間にわたり慎重な御審議を賜り、いずれの重要案件も適切な御決定をいただきましたことを心から厚く御礼を申し上げる次第であります。特に新年度予算は、本市第1次総合計画に掲げる重要事業が順次実施されることとなっております。 審議の過程におきまして、議員各位からいただきました御意見、御提言などにつきましては、いずれも真摯に受けとめ、市政運営に万全を期してまいる所存でございますので、今後とも一層の御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 さて、現在国会におきまして、地方税法及び国有資産等所在市町村交付金の一部を改正する法律が審議されております。改正された場合には、伊予市税条例の一部改正を行い、4月1日から施行する必要があることから、この条例改正につきましては専決でもって対応したいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 また、緊急雇用対策といたしまして、平成24年度に2人の臨時職員の雇用を予定しております。雇用不安定によります雇用調整に遭われた方等を対象として実施するものであります。 新年度の職員体制につきましては、本日職員に内示を行うことといたしております。 続きまして、今後計画をいたしております主な行事等を簡単に御案内をさせていただきます。 まず、総合保健福祉センターにつきましては、着工に先立ちまして安全祈願祭を3月26日にとり行います。平成25年4月1日を開設予定といたしまして、工事の進捗を図ってまいりますが、議員各位を初め関係の皆様には格別の御協力をお願いをいたしたいと存じます。 また、施設の老朽化に伴い、建てかえを行っておりました中山地域事務所・自治支援センターが4月から供用開始となりますが、開所式を4月2日に行うことといたしております。 地域住民のサービスの向上を図るとともに、地域自治の推進のための拠点施設として大いに活用していただきますようお願いを申し上げます。 イベント関係では、3月25日には五色姫海浜公園ほかにおきまして、第24回女性の祭典五色姫復活祭が開催されます。4月14日と15日には、今回からウェルピア伊予体育館に会場を移しまして、第29回伊予市花まつりを開催いたします。さらに、4月21日にはしおさい公園におきまして、平成24年度愛媛県植樹祭を開催いたします。別途御案内を申し上げることといたしておりますので、議員各位の御列席をよろしくお願いをいたします。 また、図書館では東日本大震災から1年を経過した今、その記憶を風化させることなく、復旧、復興に励む被災地の皆さんに思いをはせ、改めて災害について考えていただくため、3月21日から4月15日まで震災関連図書コーナーを設置いたしておりますので、御利用いただきますよう御案内を申し上げます。 最後になりますが、議員各位には健康管理に十分御留意をされ、ますますの御活躍をいただきますよう御祈念を申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。どうもお疲れさまでございました。ありがとうございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田中弘君) これをもって平成24年第2回伊予市議会定例会を閉会いたします。            午後1時25分 閉会            ~~~~~~~~~~~~~~~ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      伊予市議会 議 長  田 中   弘            議 員  日 野 猛 仁            議 員  北 橋 豊 作...