今治市議会 2011-03-07
平成23年第2回定例会(第1日) 本文 2011年03月07日開催
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定例会(第1日) 本文
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発言者一覧 選択 1 :
◯本宮健次議長 選択 2 :
◯菅 良二
市長 選択 3 :
◯本宮健次議長 選択 4 :
◯長野和幸副
市長 選択 5 :
◯本宮健次議長 選択 6 :
◯山本五郎議員 選択 7 :
◯本宮健次議長 選択 8 :
◯山本五郎議員 選択 9 :
◯本宮健次議長 選択 10 :
◯菅 良二
市長 選択 11 :
◯岸田幸二財務部長 選択 12 :
◯本宮健次議長 選択 13 :
◯山本五郎議員 選択 14 :
◯本宮健次議長 選択 15 :
◯山本五郎議員 選択 16 :
◯岸田幸二財務部長 選択 17 :
◯山本五郎議員 選択 18 :
◯本宮健次議長 選択 19 :
◯山本五郎議員 選択 20 :
◯本宮健次議長 選択 21 :
◯本宮健次議長 選択 22 :
◯矢野雄嗣総務委員長 選択 23 :
◯本宮健次議長 選択 24 : ◯森 京典教育厚生委員長
選択 25 :
◯本宮健次議長 選択 26 : ◯木村文広産業環境委員長
選択 27 :
◯本宮健次議長 選択 28 : ◯近藤 博建設水道委員長
選択 29 :
◯本宮健次議長 選択 30 : ◯寺井政博新都市開発整備特別委員長
選択 31 :
◯本宮健次議長 選択 32 : ◯福本琢美廃棄物対策特別委員長
選択 33 :
◯本宮健次議長 選択 34 :
◯長野和幸副
市長 選択 35 :
◯本宮健次議長 ↑
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ヒット) 1:
◯本宮健次議長 ただいま出席議員34名であります。
これより第2回今治市議会
定例会を開会いたします。
市長から今議会招集のあいさつがあります。
2:
◯菅 良二
市長 本日、第2回
定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご参集を賜り、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。
さて、平成23年度の各会計予算を初めとする諸議案のご審議をお願いするに当たり、市政運営に向けての所信の一端と重点施策の大要について申し述べ、議員各位並びに市民の皆様方に対しまして、ご理解とご協力をお願い申し上げたいと存じます。
我が国経済は、景気は足踏み状態を脱しつつあるものの、失業率が高水準にあるなど、依然として厳しい状況にあるとされております。また、先行きについては、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に景気が持ち直していくことが期待されているところでございます。
一方、国政に目を向けますと、一昨年に誕生した鳩山政権の船出に「日本が生まれ変わる」と多くの国民は期待いたしましたが、求心力の衰えた鳩山政権は菅政権にかわり、またその後の参議院選挙では、政権与党である民主党が過半数割れした結果、いわゆるねじれ国会となり、政治の安定は望めず、民主党マニフェストとともに、私たちの地方財政の行方もまさに混沌としております。
このような中、現在、国会において審議されております平成23年度予算案については、関連法案の成立が危ぶまれており、子ども手当などの動向、また地域主権戦略大綱に明記された一括交付金の動きなど、例年にも増して国の動向を注意深く見守っていく必要があると考えております。
さて昨年は、テレビでは『龍馬伝』、そして一昨年から第1部が始まり、本年12月の第3部まで放送されます『坂の上の雲』と、我が国の近代化に向けた激動の時代がお茶の間に伝わっているかと存じます。昨年、本市の小島を訪れた際、砲台跡、弾薬庫、発電所など明治時代の海岸要塞として当時のまま残されている建築物を目の当たりにし、その強固なつくりに触れてみますと、明治人の気骨・気概をまざまざと感じることができました。
明治、大正、昭和、そして平成と歴史は常に継続しており、今日の豊かさは、過去の時代の人たちのひたむきな働きのおかげで私たちが享受できているものでございます。このため、私たちは、それぞれの持ち場で、そして立場でみずからの仕事に誠実に取り組み、しっかりとこれら財産を損なうことなく、後世につないでいくことが求められているとも言えます。
本市は、平成17年1月16日の合併より6年を経過いたしました。私も
市長就任以来、現場主義を貫き、市民の皆様と直接お会いし、お話をさせていただいておりますが、最近では、地域の将来、未来に向けて熱心に語る方も随分とふえてまいりました。旧の自治体との比較を論じるだけでは明日は見えてくることはございません。私は、市民の皆様の心の中にある垣根を取り払い、本当の意味でこの今治市の全地域が一体となった新しいまちづくりを行いたいと思っているところでございます。
人の行くところに道は生まれ、まちのあるところに道は通じます。
市長就任3年目を迎えるに当たり、私は市民の皆様とともに、次代への道、そして一体となったまちをつくるため、その先頭で切り開いていく覚悟でございます。
幸いにも、市民の皆様へお示ししてまいりました、5つの底力を基本とした55のマニフェストについても、既に約9割が予算化、事業化されており、一定の道筋がついたのではないかと思っております。マニフェストの基本は「予算は余りかけずにできることをやろう」というものでございます。残されました事業についても可能な限り前倒しし、早期のマニフェスト実現に努めてまいります。
さて、平成23年度の予算編成についてでございますが、歳入については、地方交付税が前年度より6億円減少するものの、造船関連企業の伸びなどもあり、歳入の根幹となる市税収入は約15億円の増収を見込んでおります。一方、歳出では、国の制度改正に伴う社会保障関連経費の増加や平成26年度までの合併特例期間中にやっておかなければならない施設整備等の予算、着手のための必要な経費を、今回積極的に計上させていただいております。
なお、新年度の具体的な施策をご説明する前に、ご紹介しておきたい新規事業が2つございます。
1つには、西部丘陵公園でございます。
地球規模での環境の大切さを世界へ向けて情報発信していくための拠点として、今月末に一次開園します西部丘陵公園でございますが、来月4月17日には、著名な脚本家であります富良野自然塾塾長の倉本聰さん、富良野自然塾インストラクターでサッカー日本代表前監督の岡田武史さん、同インストラクターで女優の竹下景子さんをお招きして、今治自然塾環境教育プログラムの開塾記念イベントを実施いたします。同プログラムは、地球環境問題について、視覚や聴覚などの五感を使いながら、楽しくさまざまな体験ができるようになっており、自分が実際に感じる中から、環境問題を考え始める契機としようとするものでございます。今後は、教育委員会とも連携し、同プログラムを総合学習の一環として位置づけし、市内の小学5年生全員を対象に体験してもらうとともに、大三島少年自然の家での活動との組み合わせの検討も進めてまいります。そして、全国の小中学校・高校の修学旅行、教育系大学の集中講義、地元各種団体の研修、企業の環境研修、さらには旅行代理店などへも働きかけ、プログラムの利用拡大に向け活動するとともに、今治市から環境保護に関するメッセージを内外に向けて強力に発信してまいります。
また、今治自然塾の開塾を機に環境をテーマにしたまちづくりを推進していくために、今治自然塾、地球環境保全、サイクルシティ、自然(省)エネルギーの4つの分野を軸にした部会を設け、それぞれの取り組みを検討し、また連携させ、情報発信のあり方、見せ方を含めた構想として取りまとめるため、新たに庁内に環境教育・体験都市推進プロジェクトチームの設置を指示し、先日初会合が行われたところでございます。
2つには、伊東豊雄建築ミュージアムと岩田健母と子のミュージアムでございます。
世界的にも有名な建築家の伊東豊雄氏の名前を冠した建築ミュージアムは、日本初の建築ミュージアムとして、ことし夏のオープンに向け、諸準備を進めているところでございます。オープンに合わせた企画展示の実施や記念シンポジウムを開催するとともに、今後、継続実施いたしますソフト事業の柱の一つとして、親子建築ワークショップなどを開催してまいります。
また、岩田健母と子のミュージアムについては、埼玉県川口市在住の彫刻家岩田健さんの作品を展示するミュージアムとして、岩田さんご自身によりまして、伊東豊雄氏の設計による整備が進んでおります。完成後は、本市にご寄附いただき、ことし夏のオープンが予定されているところでございます。
このたび、開設される伊東豊雄建築ミュージアム、岩田健母と子のミュージアム、既存のところミュージアム大三島などの文化施設との相乗効果によりまして、さらなる観光交流が進むことを期待しております。
それでは、平成23年度の具体的な施策について、マニフェストの5つの柱でございます「行政力の底力」、「市民力の底力」、「地域力の底力」、「産業力の底力」、「教育力の底力」と「子育て支援」、「高齢者・障害者福祉」、「地球環境にやさしいまちづくり」のテーマに沿って、それぞれ新規施策を中心にご説明申し上げます。
まず、「行政力の底力」でございます。
平成23年度は、総合計画の後期基本計画の初年度に当たります。後期計画では、これまでの5年間に社会経済情勢が大きく変化する中で、中心市街地全体の活性化などに重点を置くとともに、マニフェストにおいて市民の皆様にお約束をさせていただいた施策などを盛り込み、実効性の高い取り組みを推進してまいります。
その1つとして、まもなく取りまとめられます中心市街地再生基本計画に基づき、現在、公会堂、市民会館を含めた庁舎機能の今後のあり方について検討を進めているところでございます。市民の皆様の利便性を高め、中心市街地におけるにぎわいの創出にも寄与する整備の方向性を早急にお示しし、事業着手に向けた準備に取りかかりたいと考えております。また、すべての今治圏域の住民の皆様が安心して定住できる、そして圏域外からの人の流れを創出できる魅力ある圏域の形成を目指すべく、定住自立圏構想に取り組んでいるところでございますが、国の支援策を有効に活用しながら、中心地域と周辺地域の役割分担とネットワークのもと、生活機能の強化につながる取り組みを推進してまいります。
一方、行政改革の推進につきましては、市民や地域団体、NPO、企業等の地域を構成する各主体と行政がそれぞれの得意な分野で協力し合い、公共の分野を担っていくような新しい公共の構築を図り、市民ニーズに的確に対応するため、より一層効率的で効果的な行政運営ができるように、集中改革プランを着実に実行してまいります。
次に、昨年は、行政施策やさまざまな課題に積極的に対応していくため、大規模な機構改革を実施いたしました。平成23年度はその機能をさらに充実させ、きめ細やかに対応していくため、防災危機管理機能の充実、高齢者・障害者などの社会的弱者への総合的な福祉施策の実施、市民及び市民団体との密接な関係強化による自助、共助、公助の推進、産業振興と企業立地の推進、地球環境にやさしいまちづくりなどのための組織の強化に取り組んでまいります。また、支所においては、地域固有の資源を活かした振興策の企画立案など、重要な施策が推進できるように中長期的な機能強化と人員配置を行ってまいります。
入札契約制度についてでございますが、本市の地域特性や経済状況等を勘案しながら検討を重ねてまいりました結果、本年10月から建設工事における一般競争入札については、現行の適用金額1億5,000万円以上を5,000万円以上とすることで適用範囲を拡大するとともに、電子入札制度を段階的に導入いたします。入札契約制度の適正化を推進することは、公共工事に対する信頼の確保と災害時の対応や雇用確保など、地域の担い手としての役割を果たしている建設業界の健全な育成に努めていく上で極めて重要なことであり、あわせて公平性、透明性、競争性の確保及び利用者の利便性の向上を推進してまいります。
次に、防災についてでございますが、昨年4月には危機管理監を新設するとともに、新たに自衛隊OBを危機管理室長に配属し、共助となる自主防災組織に関する啓蒙活動、また防災訓練の充実を図っているところでございます。平成23年度は、地震や風水害等による被害を最小限にするため、地域における防災リーダー育成のため、さらに100人の防災士を養成するとともに、これらソフト面の取り組みに加え、ハード面においても、中核的な水防・防災倉庫など防災関連施設の整備を図ってまいります。
また、現在整備を進めております新都市の消防署が平成23年度末には完成する予定でございますので、これにあわせて、消防車両や人員が効率的に配置できるよう消防署の体制を見直すことといたしております。新都市以外の消防署についても耐震化を進めるとともに、消防拠点とするための整備を図り、市民の皆様の期待やニーズにこたえ得る安心・安全なまちづくりに積極的に取り組んでまいります。
次に、この秋から、しまなみ海道をモチーフにした新しいデザインのご当地ナンバープレートを原動機付自転車へ導入することといたしました。同プレートを交付することによりまして市民の皆様の地域への愛着を深め、地域の魅力を売り込む原動力となり、動く広告塔としての役割を期待しているところでございます。
さらには、マニフェストに掲げております、市民課での試験的休日開庁を、ことしは3月27日と4月3日のそれぞれ日曜日に実施いたします。住民異動手続の多い繁忙期の休日開庁により、市民の皆様の利便性向上を図ってまいります。
次に、「市民力の底力」でございます。
市民主体のまちづくりを進めるため、今後も市民がともにおこすまちづくり事業や特定非営利活動法人設立費などの補助金によります市民活動団体への支援並びにまちづくりのコーディネーターや地域のリーダーを育てるためのまちづくりコーディネーター講座の開催など、人材の育成を図ってまいります。
次に、「地域力の底力」でございます。
マニフェストの「支所への可能な権限と財源の移譲」の一環として、本年度からスタートしました地域活性化推進事業費に係る補助金制度でございますが、本事業を通じて、住民の皆様が地域の資源や地域力を生かして、自信や誇りの再生をかけた取り組みをしていただけることを期待しております。
次に、「産業力の底力」でございます。
本年5月19日から3日間、第2回目の今治海事展、「バリシップ2011」が開催されます。昨年4月の「SEAJAPAN2010」での開催発表記者会見以来、海事都市交流委員会を中心に準備を進めてきているところでございますが、今回は、テクスポート今治と隣接する今治コンピュータ・カレッジも第2会場として利用することにより、出展社数は、結果として大変好評をいただきました前回を大幅に上回り、国際色も一層豊かな、大勢のビジネスマンに訪れていただける海事展になるものと大いに期待しております。
また、航海訓練所帆船「日本丸」の寄港も決定をいただいており、工場見学会や新造船見学会といった併催イベントも実施され、期間中、今治らしさを前面に出した前回と同様に、地元海事産業界の絶大なご支援を賜りながら、市内が海事一色に染まるものと考えております。市といたしましても、産業界、教育機関などと一体となって、前回にまさる充実した海事展となるよう、積極的な支援をしてまいります。
次に、造船振興土地造成事業でございますが、地場産業の振興及び雇用の拡大、国際競争力の強化を図るため、引き続き、造船振興計画に基づき、関係者のご理解とご協力を得ながら、順次、土地造成事業に取り組んでまいります。
また、今治地域造船技術センターでは、新たに船舶電装基礎研修や、テレビ会議システムを利用した船舶海洋工学基礎研修を新設いたします。次世代を担う人材育成の取り組みに対しまして、市といたしましても積極的にかかわってまいりたいと考えております。
さらに、閉校となりました今治コンピュータ・カレッジを産業振興に資する人材育成センターとして有効活用し、地域産業を担う人づくりに努めてまいります。
新都市開発整備事業については、愛媛県並びに都市再生機構のご支援をいただく中で、第1地区の残されていた区域が平成25年度の事業完了に向けまして整備が進んでいく予定となっております。
続きまして、今治タオルについてでございますが、これまでの今治タオルプロジェクトを継承し、拡大発展させるため、日本貿易振興機構、いわゆるジェトロの地場産業等海外見本市出展支援事業を活用した認知度の向上を目指す取り組みや、今治タオルの商標保護管理事業として、中国企業及び個人が出願した今治タオルの商標登録をブロックし、関連する商標を保護するなど、四国タオル工業組合を中心とする、今治タオルのブランディング強化に資する取り組みに対しましても、積極的に支援を行ってまいります。
中心市街地の活性化についてでございます。
多くの市民の皆様にご支援、ご協力をいただき、官民協働で検討を行う中で、地域再生を目指すための指針となる中心市街地再生基本計画が間もなく取りまとめられます。今後、計画が掲げる活性化に資する事業を推進していく新たな組織として中心市街地再生協議会を創設し、効果的な事業の実施を図ってまいりたいと考えております。
次に、みなと再生事業でございますが、平成21年9月
定例会の招集あいさつにおいて、当事業におけるにぎわい創出のための核施設として位置づけておりました、海事ビジネスセンターの建設ありきの考え方を改め、中心市街地を含むまちづくり全体の中で港がどうあるべきかを幅広く検討し、その上で、港に真に必要な施設を整備していくという方向に政策転換を行いました。それ以降、施設の整備については、社会経済情勢の変化なども踏まえながら、さまざまな検討を行ってまいりましたが、昨年実施しました港湾ビルの耐震診断で極めて耐震性がないという結果が出ていることや、航路は少なくなってはおりますが、船やバスを利用する市民の皆様のための待合所や発券所なども必要であり、また現在、多くのたな子さんが港湾ビルに入居し、使用されているということなどを総合的に勘案いたしますと、現在の港湾ビルにかわる施設の整備は必要であると考えている次第でございます。
事業規模といたしましては、当初想定しておりました事業費の大幅な縮減に努めるとともに、加えて整備を図る際の主要な財源となります合併特例債の活用期限なども念頭に置き、今後、市議会や関係者の皆様と十分なご協議をさせていただきながら整備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
商店街振興対策でございますが、昨年12月に開設されました商店街ふれあい交流施設まちなか広場「ほんからどんどん」を商店街、さらには市街地拠点施設の一つとして発展させるため、中心市街地再生基本計画と連携した取り組みや、子育て食育講座、高齢者健康相談開催などの運営事業に対する支援を実施し、中心市街地の観点も重視した商店街の活性化に寄与してまいります。
農林水産業についてでございます。
地産地消や食育、有機農業の推進などの食と農のまちづくりに関する施策を引き続き実施してまいります。また、農業者戸別所得補償制度や農業経営基盤強化対策に取り組むとともに、各地域の特色ある農産物の生産振興対策の充実を図ってまいります。さらに、担い手育成や新規就農者、農業生産法人への支援を講じてまいります。
学校給食への地元産食材の供給では、漁獲量が市町村別で日本一でもございます天然マダイを新たに学校給食に導入いたします。
なお、喫緊の課題であります鳥獣被害防止対策でございますが、新たに猟友会の会費などを助成することによりまして、狩猟者の数を確保し、有害鳥獣による被害の軽減を図ってまいります。
農業基盤の整備では、ため池や水路、農道などの老朽化した施設について、土地改良事業などにより、その機能の保全や回復を図っていくとともに、地域住民の皆様と協働で適切な維持管理に努めてまいります。
また、林業の分野では、美しい森づくりを目指し、水源涵養や環境保全を重視した民有林の森林整備を推進するとともに、企業の森づくりなど、企業、市民、行政の協働により市有林の整備を図ってまいります。
水産業の振興といたしましては、水産資源の維持・増大を図るため、魚介類の種苗放流を積極的に支援するとともに、漁港整備などの基盤整備についても進捗を図ってまいります。
観光振興でございます。
今やサイクリストの聖地と呼ばれておりますしまなみ海道でございますが、今治駅に貸し出し可能な臨時レンタサイクルステーションを設置することによりまして、今治駅から尾道駅をつなぐコースとして充実を図り、あわせてまちなか観光の促進にもつなげ、レンタサイクルを中心とした誘客に努めてまいります。
また現在、中国から2頭のパンダの来園の話題で盛り上がっております上野動物園でございますが、引き続き同園の施設をお借りして、野間馬を介しての今治市の観光資源の展示や観光案内、イベント開催も計画し、関東方面への今治市の知名度アップ、誘客宣伝を実施することとしております。さらには、本市の観光ホームページも今回、質、量ともに全面的に見直し、内外へ向けての情報発信力を強化するとともに、新たに松山方面や安芸灘とびしま海道周辺地域との連携も図りながら観光振興に取り組んでまいります。
第11回目を迎える「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」は、多くのウオーカー、そしてウオーキング大会では最高峰の日本マーチングリーグからも、最高の景観を誇る大会として絶賛されております。今後も、しまなみ海道を利用したウオーキング大会やサイクリング大会など、各種イベントの開催・誘致により、しまなみ海道の魅力を全国へ発信してまいりたいと考えております。
次に、「教育力の底力」でございます。
教育委員会におきましては、昨年2月に今治市学校適正配置基本方針を策定し、この基本方針に基づき、学校の小規模化が著しい市内6地域におきまして、学校の保護者や自治会など各地区の代表者による協議会を立ち上げ、学校統廃合の協議を進めておりますが、平成23年度におきましても、地区住民の方々のご意見をいただきながら話し合いを続けてまいりたいと考えております。
次に、学習アシスタントでございますが、増員することによりまして、児童生徒一人一人の基礎・基本の定着と確かな学力を身につけさせ、学力水準の向上・充実を図ってまいります。また、次代を担う子供たちの安心・安全な教育環境づくりを第一と考えまして、順次、小中学校の耐震化を進めてまいります。
今回、これら耐震化工事とあわせまして、旧学校給食センター跡地に新調理場を建設するための経費も計上させていただいております。今後とも、調理場の安全衛生の充実と給食の質の向上を図りながら、子供たちに安全なおいしい給食を提供してまいります。
次に、かねてより研究しておりました、スポ-ツ活動に安全性と多様性をもたらし、教育上及び環境保全上の効果の考えられる校庭芝生化については、富田小学校校区の住民の皆様の熱意により、実施管理組織が立ち上げられましたので、協力して事業を進めてまいりたいと考えております。
さらに、平成29年に開催される愛媛国体に向けまして、会場となる施設整備など、開催準備に向けまして、適切かつ円滑な推進を図ってまいります。
次に、「子育て支援」でございます。
移転改修し、本年2月にオープンしました伯方児童館において、おでかけ児童館事業の拡充を図り、島嶼部におけます児童の健全育成の向上に努めるほか、児童クラブについても新たに吉海小学校区に開設し、仕事と子育ての両立支援を図ってまいります。
保育サービスの充実に関しましても、保護者の就労形態の多様化に伴う保育需要に対応するため、新たな試みとして、マニフェストでもあります休日保育事業の試験的導入を考えております。
また、砂じんの飛散防止や子どもたちの安らぎ、緑化推進など保育環境の向上のため、一部の保育所や幼稚園で園庭の芝生化を地域や保護者の皆様の協力を得ながら試験的に実施してまいります。
次に、「高齢者・障害者福祉など」でございます。
新規事業といたしましては、マニフェストにございます高齢者の方がご自宅でご家族と過ごされるよう在宅高齢者介護激励金支給事業を実施してまいります。この支給によりまして、介護者のご負担が少しでも軽減されればと考えております。
また、高齢者入院支援員派遣事業を新たに実施いたします。現行の介護保険制度では、医療保険適用病床へ入院する場合は介護保険サービスが適用されないことから、入院に際し、身寄りがなく、家族等の支援が受けられずお困りの高齢者の方に、入院支援員を派遣し、支援を行うものでございます。
障害者福祉でございますが、本年度は、課題となっております障害者に対する虐待防止に関しまして、県と連携を図りながら実態把握や啓発活動に取り組んでまいります。さらに、障害のある方が市の公共施設を利用する際の割引制度でございますが、体育施設を中心に同制度の拡大を図り、社会参加を促進してまいります。
次に、「地域医療・健康づくり」についてでございます。
まず、予防対策といたしまして、子宮頸がん予防ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンについて、接種希望者が無料で接種を受けられるよう所要の予算を計上いたしております。しかしながら、小児用肺炎球菌及びヒブワクチンについては、国から接種を一時見合わせる旨の通知があり、直ちに市内の医療機関に対しまして、市からも通知を行ったところでございます。今後は、国においてワクチン接種と死亡との因果関係の評価が実施されるようですので、その動向を見守り、再開に向けては、国、県、医師会等関係機関と連携を密にしながら、慎重に対応してまいりたいと考えております。
がん対策といたしましては、新たに大腸がんの無料検診を実施いたします。40歳から60歳までの5歳刻みの方に無料受診クーポン券を送付し、乳がん、子宮頸がんの無料検診とあわせて、より一層のがん対策を進めてまいります。
また、注目を浴びております昨年4月から始まりました脳梗塞患者を24時間体制で受け入れる輪番システム「tPAホットライン」でございますが、制度維持のため財政支援を行い、患者が脳梗塞の治療に有効とされる薬剤「t-PA」を使った治療が受けられるよう環境整備を図ってまいります。
最後に、「地球環境にやさしいまちづくり」でございます。
新しいごみ処理施設の整備でございますが、地元町谷部落初め関係部落からご同意をいただき、まことにありがたく、感謝をいたしております。市といたしましては、この地元部落の判断を真摯に受けとめ、環境保全対策に最大限の配慮をした施設の整備に向けて取り組んでまいりたいと考えております。最新の技術の動向を踏まえた最適なごみ処理システムの検討を行うとともに、環境影響評価調査などの作業を行い、平成30年3月の竣工に向けまして、住民の皆様に信頼される施設、循環型社会の拠点となる施設の整備を目指し、作業を進めてまいります。また、汚泥再生処理施設についても、現在稼動中の市内4施設を集約し、平成26年度稼働に向けまして、施設整備を進めてまいります。
さらに、マニフェストにございます環境配慮推進計画の策定に取り組み、「地球環境にやさしいまちづくり」実現のため、市民の皆様や事業所などの理解と協力を得ながら今治市として実施すべき施策を体系化し、地域の特性を踏まえた効果的な温暖化対策を総合的かつ計画的に推進いたします。
水道事業におきましては、全市域に均一な水道水やサービスを提供することを目指した水道ビジョンに基づいた事業のうち、まずしまなみ送水に着手いたしますとともに、重要給水施設配水管整備、配水幹線の耐震化やブロック化及び老朽管の更新も継続し、施設の安全化も図ってまいります。
このほか、道路、港湾、下水道などの社会資本整備につきましても、順次、計画的に実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
以上、予算規模といたしまして、一般会計は718億1,000万円、特別会計は約505億8,000万円、そして企業会計の約61億5,000万円を合わせまして、全会計予算額は約1,285億4,000万円となった次第でございます。平成23年度当初予算など、議案の大要と市政に対する所信の一端を申し上げました。
昨年12月には中村愛媛県知事が誕生いたしました。中村知事からは、「今治の産業集積を愛媛の宝としてこれからも伸ばしていきたい」との力強い言葉もいただいております。先月18日、私も参加させていただきましたが、県内の20市町との連携を深めていくという公約、県・市町連携政策会議を立ち上げられ、県内行政の一体化、住民サービスの向上に向けて動き出しておられます。本市も、愛媛県との揺るぎないパートナーシップを確立する中で、これからの市政運営に当たってまいります。
今治の財産は、今治を愛する市民の皆様であります。市民生活の安心・安全を確保することはもちろんのこと、市民の皆様と市役所が一体となって、それぞれが持つ底力を発揮して元気な今治市となるよう市政運営を行ってまいります。そして、「住んでよかった」、「これからもずっと住み続けたい」と感じていただけるような温もりあるまちづくりに取り組んでまいります。このためには、いかなる困難に遭遇しようとも真正面から立ち向かい、さらに精進を重ねていくことをお約束いたします。
日々新たなり、これが私の今年の決意でございます。市民の皆様のご期待におこたえし、きのうよりきょう、きょうよりもいい明日をつかみとるため、大いなる決意と希望を持って、魂を込めて挑戦し続ける覚悟でございますので、市議会を初め市民の皆様方のご指導、ご鞭撻、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
あわせて、国会並びに県会の諸先生方、国、県そして関係機関の皆様方の深いご理解と温かいご支援をお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。
なお、提案いたしております各案件の詳細につきましては、後ほど副
市長の方からご説明いたしますので、ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。( 拍 手 )
3:
◯本宮健次議長 以上であいさつは終わりました。
この際、議会活動状況についてご報告いたします。
報告事項はお手元に配付の議会日誌のとおりであります。ご一覧願います。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程はお手元に配付の日程表のとおりであります。
日程1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員に、34番山本五郎議員、1番山岡健一議員を指名いたします。
次に、日程2、会期の決定を議題といたします。
お諮りします。
会期は本日より3月25日までの19日間とし、その間の会議日程はお手元に配付の会議日程表のとおり運営したいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に、日程3、付議事件番号1、議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算(第4号)」ないし、付議事件番号12、議案第13号「小規模下水道特別会計への繰入額の変更について(平成22年度)」、以上12件を一括して議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
4:
◯長野和幸副
市長 それでは、平成22年度関係の補正予算案など12件について、提案理由をご説明申し上げます。便宜上、一般議案の方からご説明申し上げます。薄い方の議案書の1ページをお開き願います。
議会第2回、議案第11号「今治市基金条例の一部を改正する条例制定について」でございます。下に理由を掲げてございますが、今治市宮窪老人憩の家管理基金及び今治コンピュータ・カレッジ奨学基金の廃止や今治市過疎地域自立促進基金などを設置しようとするものでございます。
4ページをお願いいたします。改正条項新旧対照表でございます。左側が改正後、右側が改正前を示してございます。別表第1でございます。主な改正事項でございますが、まず廃止する基金でございますが、今治市宮窪老人憩の家管理基金については、平成22年度中に同基金を全額取り崩し、同施設の改修に要する経費に充当するため、また、今治コンピュータ・カレッジ奨学基金については、同校が本年度末に閉校することによりまして、同基金を廃止しようとするものでございます。
次に、新しく設置する基金についてでございますが、今治市過疎地域自立促進基金については、過疎地域自立促進計画に基づく事業に要する資金に充てるため、また今治市地域活性化基金につきましては、きめ細かな交付金実施計画及び住民生活に光をそそぐ交付金実施計画に基づく事業に要する資金に充てるため、それぞれ設置するものでございます。
5ページをお願いいたします。次に、今治市ところミュージアム大三島分館建設基金の名称及び目的を変更し、名称は今治市ところミュージアム大三島・伊東豊雄建築ミュージアム基金とし、目的をところミュージアム大三島及び伊東豊雄建築ミュージアムの整備及び運営の資金に充てるに変更しようとするものでございます。この条例は、平成23年4月1日から施行しようとするものでございますが、今治市過疎地域自立促進基金及び今治市地域活性化基金を加える改正規定は公布の日から施行しようとするものでございます。
7ページをお願いいたします。議案第12号「今治市伊東豊雄建築ミュージアム条例制定について」でございます。先ほどの基金条例の一部改正の中でも名称が出てきましたが、本年夏のオープンを目指し、現在、大三島町浦戸に整備が進められております今治市伊東豊雄建築ミュージアムの設置及び管理に関し、必要な事項を定めようとするものでございます。9ページ以降に条例を掲げてございますが、同ミュージアムの観覧料につきましては、12ページの別表第1に掲げておりますとおり、常設展示では個人、一般を800円、学生を400円にしようとするものでございます。なお、高校生以下または18歳未満は無料となっております。この条例は、教育委員会が規則で定める日から施行しようとするものでございます。
13ページをお願いいたします。議案第13号「小規模下水道特別会計への繰入額の変更について(平成22年度)」でございます。小規模下水道特別会計の補正措置に伴いまして、一般会計から小規模下水道特別会計への繰入額を、下に掲げておりますとおり変更しようとするものでございます。
以上で一般議案の説明を終わらせていただきまして、予算の説明に移らせていただきます。青い冊子の薄い方の補正予算書の1ページをお開きいただきたいと思います。
議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算(第4号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ29億3,839万9,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を721億9,882万8,000円にしようとするものでございます。説明の便宜上、歳出の方から説明いたします。
12ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。今回の補正は総務費を初め、民生費、土木費などの決算見込み、あるいは国の補正予算であります国のきめ細かな交付金や住民生活に光をそそぐ交付金等に伴うものや、基金への積み立てなどを主な内容といたしてございます。補正額に対する財源内訳は右のページに掲げておりますが、特定財源の割合は27.2%となってございます。
20ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。以下、人件費を初め決算見込み、国、県の内示及び精算に伴う補正につきましては、主なものを除き、説明を省略させていただいたらと思います。
まず、総務費、総務管理費、一般管理費でございます。過疎地域自立促進基金費でございますが、過疎地域自立促進計画に基づく事業に要する資金に充てるため、また地域活性化基金費につきましては、きめ細かな交付金実施計画及び住民生活に光をそそぐ交付金実施計画に基づく事業に要する資金に充てるため、積み立てしようとするものでございます。財源は、過疎地域自立促進基金費については市債、地域活性化基金費については、国のきめ細かな交付金と住民生活に光をそそぐ交付金でございます。
次に、同項の財産管理費でございます。庁舎管理費でございますが、本庁本館屋上防水等を実施しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。次に、財政調整基金費でございますが、今回の補正予算に計上いたしております不動産売払収入や今治コンピュータ・カレッジ奨学基金繰入金などを財源といたしまして、財政調整基金に積み増しをしようとするものでございます。
次に、同項の総務諸費でございます。国庫補助金等返還金でございますが、国土交通省及び農林水産省所管、国庫補助事業分の返還金でございます。
次に民生費、社会福祉費、社会福祉施設費でございます。障害者施設管理費でございますが、障害者文化体育施設、いわゆるサン・アビリティーズ今治の床の研磨工事、知的障害児通園施設ひよこ園のプール槽の塗装工事を実施しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。
次に、児童福祉費、保育所費でございます。井口保育所の屋外トイレ等の新設工事と乳児の入所希望者数がふえている日高保育所の間仕切り設置工事を実施しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。
次に、衛生費、保健衛生費、予防費でございます。子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の予防接種を実施しようとするものでございます。なお、先ほど
市長があいさつの中で述べましたように、今後、再開に向けて国の動向を見守ってまいりたいと考えております。財源はきめ細かな交付金と県支出金でございます。
22ページをお願いいたします。同項の多目的温泉保養館管理費でございます。同館のバーデゾーンの改修や温泉配管の布設替え工事を実施しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。
次に、労働費、労働諸費の今治コンピュータ・カレッジ管理費でございますが、平成22年度の収支不足額を補てんしようとするものでございます。
以下、このページにおけますきめ細かな交付金を活用した事業でございますが、農林水産業費、農業費、農地費では、団体営土地改良工事、水利調整工事、農業用施設整備工事を、水産業費、漁港管理費では、漁港施設整備工事として小島漁港の係留施設を設置しようとするものでございます。
商工費の観光費では、観光施設整備工事といたしまして、よしうみ亀老山展望公園の渡橋の改修工事と、大角海浜公園の炊事棟やトイレなどの整備、そして土木費、道路橋りょう費、道路新設改良費では、舗装改良工事を実施しようとするものでございます。
次に、土木費、土木管理費、土地開発基金費でございますが、土地開発基金の運用利子相当額を繰り出ししようとするものでございます。財源は財産収入でございます。
26ページをお願いいたします。上の都市計画費、市街地再開発費でございますが、市内南宝来町に建築された共同住宅に対しまして、まちなか居住促進事業補助金交付要綱に基づく補助をしようとするものでございます。
次に、同項の新都市整備費でございますが、今治市土地開発公社が保有する市の債務保証対象土地に対し、無利子貸し付けを行うことで借入金債務を完済し、利息の軽減を図ろうとするものでございます。なお、無利子貸し付けの対象となる土地は、新都市第一地区37-1街区、1、2画地でございます。
次に、同項の下水道費でございます。小規模下水道特別会計の補正措置に伴いまして、繰出金を増額しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。
次に、同項の公園費でございます。公園施設等整備工事といたしまして、市制50年記念公園の遊具修繕工事や、玉川総合公園の手すり設置工事などを実施しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。
次に、一番下の住宅費、住宅管理費でございますが、住宅施設整備工事といたしまして、町谷団地C3棟の外壁や、大三島町浦戸団地1号棟の屋根などを改修しようとするものでございます。財源はきめ細かな交付金でございます。
28ページをお願いいたします。このページにおけますきめ細かな交付金の充当事業でございますが、消防費の常備消防費では、消防救急艇の修繕のほか、消防用具といたしまして、空気ボンベの充てんに使います空気圧縮機と充電式油圧救助器具の購入。同項の消防施設整備費では、新都市内に整備されます新消防拠点の完成にあわせた出動計画構築などを行う通信指令システム改修委託がございます。また、住民生活に光をそそぐ交付金の充当事業といたしまして、教育費、小学校費、小学校管理費の標準図書を満たしていない学校に対する図書や、学校図書貸し出しシステムソフトの購入などをしようとするものでございます。中学校費につきましても同様でございます。
次に、社会教育費、図書館費では、古くなった非常用発電機始動用蓄電池等の交換及び施設の維持修繕を行おうとするものでございます。
なお、先ほどの小学校費のところでございますが、施設整備費といたしまして、日高小学校及び波止浜小学校の耐震補強工事を実施しようとするものでございます。財源は国庫支出金と市債でございます。
次に、公債費の元金でございますが、旧簡易生命保険資金に係ります補償金免除の繰上償還を行おうとするものでございます。
11ページに返っていただいたらと思います。歳入の総括を掲げてございます。補正財源の主なものは市税、地方交付税、国庫支出金などでございます。なお、歳入につきましては、歳出のところでご説明申し上げたものと、決算見込みにあわせたものや洗いがえを行うものにつきましては説明を省略させていただきたいと思います。
16ページをお願いいたします。歳入の明細を掲げてございます。下の方、19款の繰越金でございますが、今回の補正に伴いまして6,386万2,000円を減額いたしまして、補正後の額は15億8,366万8,000円となってございます。
6ページに返っていただいたらと思います。第2表繰越明許費の補正でございます。このページから9ページに掲げております各事業につきまして、繰り越しをさせていただこうとするものでございます。今回は、国の補正予算により前倒しで事業を実施しようとすることによるもののほか、事業の進捗に当たり、関連工事との工程調整、用地交渉に係る関係機関との協議や地元調整等に不測の期間を要したものなどによりまして、やむを得ず繰り越しさせていただこうとするものでございます。
10ページをお願いいたします。第3表地方債の補正でございます。ここに掲げてございますとおり、今回の補正などに伴いまして、それぞれの事業に係る起債の借入限度額を変更しようとするものでございます。
35ページをお願いいたします。議案第3号「平成22年度今治市用地取得特別会計補正予算(第2号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ16億2,200万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を30億4,289万3,000円にしようとするものでございます。
46ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。今回の補正は、新都市事業用地購入費といたしまして、土地開発公社経営健全化計画に基づく買い戻しをしようとするものでございます。財源は市債でございます。
40ページに返っていただいたらと思います。第2表地方債の補正でございます。掲げてございますとおり、今回の補正に伴いまして、借入限度額を変更しようとするものでございます。
49ページをお願いいたします。議案第4号「平成22年度今治市墓園事業特別会計補正予算(第1号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,003万5,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を1億3,603万5,000円にしようとするものでございます。
60ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。今回の補正は大谷墓園墓地管理基金への積立金のほか、墓地の使用許可に伴いまして長期債を繰上償還しようとするものでございます。
63ページをお願いいたします。議案第5号「平成22年度今治市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」でございます。
次のページ、64ページをお願いいたします。第1表繰越明許費の補正でございます。掲げております事業につきまして、繰り越しをさせていただこうとするものでございます。これは、来島海峡大橋に添架する送水管の管種変更をする必要があり、管理者側との協議に不測の日数を要することによりまして、やむを得ず繰り越しをさせていただこうとするものでございます。
65ページをお願いいたします。議案第6号「平成22年度今治市港湾事業特別会計補正予算(第2号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額からそれぞれ3,645万円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を28億7,311万3,000円にしようとするものでございます。
76ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。今回の補正は、今治港
港湾改修事業費や岡村港
港湾改修事業費などの国の内示にあわせた補正をさせていただいております。財源は国庫支出金、県支出金及び市債でございます。
70ページに返っていただいたらと思います。第2表地方債の補正でございます。ここに掲げておりますとおり、今回の補正に伴いまして、起債の借入限度額を変更しようとするものでございます。
79ページをお願いいたします。議案第7号「平成22年度今治市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億3,663万3,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を58億9,583万2,000円にしようとするものでございます。
92ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。今回の補正は、国の内示変更や事業の精算にあわせた予算を計上させていただいております。なお、公債費の元金のうち繰上償還分でございますが、これは旧簡易生命保険資金に係ります補償金免除繰上償還を行おうとするものでございます。財源は市債でございます。
84ページに返っていただいたらと思います。第2表繰越明許費の補正でございます。ここに掲げております各事業につきまして繰り越しをさせていただこうとするものでございます。事業の進捗に当たり、関連工事との調整や支障物件の移設に不測の日数を要したことなどによりまして、やむを得ず繰り越しをさせていただこうとするものでございます。
右側の85ページをお願いいたします。第3表地方債の補正でございます。今回の補正に伴いまして、このページと次のページに掲げておりますとおり、これら事業等に係ります起債の借入限度額等を追加及び変更しようとするものでございます。
97ページをお願いいたします。議案第8号「平成22年度今治市小規模下水道特別会計補正予算(第2号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,700万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を12億7,093万7,000円にしようとするものでございます。
108ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。今回の補正は、コミュニティプラント建設費におきまして、唐子台の下水道管布設工事などを実施し、公共下水道への接続を行おうとするものでございます。財源は繰入金でございます。
102ページに返っていただいたらと思います。第2表繰越明許費の補正でございます。今回、補正計上いたしました事業につきましては繰り越しをさせていただこうとするものでございます。
111ページをお願いいたします。議案第9号「平成22年度今治市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億1,890万6,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を212億9,145万9,000円にしようとするものでございます。
122ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。決算見込みによりまして、出産育児一時金、同支払手数料、過誤納還付金(一般)、また平成21年度分の精算といたしまして、国庫負担金精算返納金、国庫補助金精算返納金を計上させていただいております。
125ページをお願いいたします。議案第10号「平成22年度今治市介護保険特別会計補正予算(第2号)」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4,449万8,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を147億9,871万5,000円にしようとするものでございます。
136ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。過年度国庫負担金等の確定に伴います精算返納金の予算を計上しようとするものでございます。
なお、一般会計、特別会計の主要な事業については別冊の予算説明資料に掲げてございますので、後ほどごらんいただいたらと思います。
以上で、平成22年度関係の議案の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
5:
◯本宮健次議長 以上で、当局の説明は終わりました。
これより、議題に対する質疑に入ります。
ご質疑ありませんか。
6:
◯山本五郎議員 議長。
7:
◯本宮健次議長 34番山本五郎議員。
8:
◯山本五郎議員 それでは、質疑を行いたいと思います。
議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算」についてであります。歳入における地域活性化交付金についてであります。政府は、円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策、新成長戦略実現に向け、平成22年10月8日の閣議決定において地域活性化交付金を交付しています。それは、住民生活に光をそそぐ交付金で、今治市には、県下20市町の中では最も多い第1次分8,858万6,000円、第2次追加分1億5万6,000円で、合計1億8,864万2,000円交付をされています。ただし、第2次追加分は補正予算に計上されていません。さらに、きめ細かな交付金で、これも県下20市町のうち一番多く、4億216万5,000円となっています。
質疑の第1は、そもそもこの交付金の違いはどこにあるのかお伺いをいたしたいと思います。
質疑の第2は、これはいいことですが、なぜこの交付金が県下20市町のうち今治が一番多くなっているのか、その理由についてお伺いをいたしたいと思います。
質疑の第3は、住民生活に光をそそぐ交付金の第2次追加分1億5万6,000円。緊急対策であるにもかかわらず、なぜ補正予算未計上となっているのか、どう活用されるのか、その計画についてお伺いをいたしたいと思います。
次に、歳出全般についてでありますが、歳入における光をそそぐ交付金の8,858万6,000円と、きめ細かな交付金4億216万5,000円は緊急総合経済対策として交付されたものですが、歳出ではどう使われているのでしょうか。款別に分類すればどうなるのでしょうか。金額と構成比率をお伺いいたしたいと思います。
次に、歳出2款1項1目基金についてであります。今治市基金条例の一部を改正する条例制定について、今治市過疎地域自立促進基金及び今治市地域活性化基金を設立しようとしています。過疎地域自立促進基金には1億7,000万円、地域活性化基金には1億3,000万円、新たに積み立てようとするものであります。これと似たような基金が既にあります。地域振興基金、平成21年度末基金残高は6億1,403万6,000円、地域福祉基金、基金残高は18億8,196万6,000円。
質疑の第1は、この4つの基金、どこがどのように違うのかお伺いをいたしたいと思います。
質疑の第2は、過疎地域自立促進基金と地域活性化基金との活用計画についてであります。基金は、その目的に沿って有効活用されなければなりません。この2つの基金の活用計画についてお伺いをしたいと思います。
質疑の第3は、過疎地域自立促進基金費についてであります。基金積立金1億7,000万円の財源は市債、借金であります。なぜ財源を借金に求め、基金に積み立てなければならないのでしょうか、お伺いをいたしたいと思います。
次に、歳出2款1項15目国庫補助金等返還金についてであります。これは、マスコミでも報道されました。国土交通省及び農林水産省所管の国庫補助事業に係る事務費について、会計実地検査が行われ、明るみにされたものですが、国庫補助金等返済金4,000万円が計上をされています。
質疑の第1は不適正支出についてであります。会計検査院は、2003年、平成15年から2008年度までの6年間の実地検査を行っています。全国では、全都道府県と73市で実施をしています。そのうち2市だけが不適正支出がなかったとされています。一体どういう不適正支出だったのかお伺いをしたいと思います。
質疑の第2は、不適正国庫補助金相当額と返金額の違いについてであります。さきの報告では、不適正支出総額4,321万719円に対し、国庫補助金相当額2,170万772円とされています。そして、今回の通知による返還金は2,789万9,000円、加算金1,215万2,000円を除いた額ですが、その差は何なのかお伺いをいたしたいと思います。
質疑の第3は、今回の不適正支出は、会計検査院の実地検査がなければ明るみに出なかっただろうと思います。他にも国庫補助事業は多いわけですが、それは見直されたのかどうかお伺いをいたしたいと思います。
以上でございます。
9:
◯本宮健次議長 答弁を求めます。
10:
◯菅 良二
市長 山本議員ご質疑の議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算」についてのうち、1点目の地域活性化交付金についてのうち、2番目、今治市の交付金が多い理由について、私からお答えをさせていただきます。
今回、国から通知がありました交付限度額は、平成21年度の地域活性化・経済危機対策臨時交付金などと同様、県下のみならず、四国でも一番多い額となっておりますが、その一番大きな理由といたしましては合併による影響が挙げられます。普通交付税の算定と同様に、その算定におきましては合併市町村の特例がございまして、国から示された基準に従って新市で算定した額と合併市町村それぞれで算定した額の合算との比較で、いずれか大きい額が交付限度額となります。よって、合併自治体数の多かった当市は、その影響が大きなものとなりました。
また、きめ細かな交付金につきましては、離島や過疎など、その自治体の条件に応じた割り増しがございまして、当市の場合、離島振興法による離島地域を抱えていることと、定住自立圏構想に係る宣言中心市であることから、約1.2倍の割り増しをいただいております。
次に、住民生活に光をそそぐ交付金の算定につきましては、提出した実施計画書によるそれぞれの事業に交付率がございまして、ソフト事業は100%、ハード事業は92%と、当市の計画した事業が国の示す交付金の趣旨にかなり合致した交付率の高いものであったこと、これらによって今回の交付金も多く交付されることとなった次第でございまして、大規模合併によるメリットがこのようなところでもあらわれているものと思っております。今回、補正予算として計上いたしております交付金事業を着実に無駄なく執行いたしまして、地域経済の活性化と市民生活の安全・安心につなげたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
その他のご質疑につきましては関係理事者からお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
11:
◯岸田幸二財務部長 山本議員のご質疑にお答えさせていただきます。
まず、「平成22年度一般会計補正予算」についての1点目、歳入、地域活性化交付金についてのうち、まず第1番目、住民生活に光をそそぐ交付金と、きめ細かな交付金の違いについてでございますが、どちらも円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策の趣旨に沿った地域の活性化のニーズに応じた事業を行うため、地方公共団体が創意工夫を生かしてソフト事業、ハード事業ともに幅広い事業を実施することができる地方公共団体の自由度が極めて高い交付金でございます。ただ、住民生活に光をそそぐ交付金につきましては、地方消費者行政と弱者対策・自立支援、そして知の地域づくりの3分野に限定されております。
次に3番目、住民生活に光をそそぐ交付金の第2次追加分がなぜ補正予算未計上なのかについてでございますが、今回の2次配分の通知があったのが先月の2月14日でございました。したがいまして、追加配分額について、一応の見込みはしてございましたが、予算編成上は額が確定しなかったこともあり、歳入予算には計上いたしませんでした。しかしながら、歳出予算としては、要綱では平成22年10月8日以降の予算計上分が対象となっておりますので、この3月補正計上の小中学校の図書購入費2,600万円や図書貸し出しシステムソフトの購入費725万4,000円、中央図書館の修繕費838万8,000円、それと地域活性化基金への積立金3,000万円、そして12月に補正計上いたしました生活交通バス路線維持・確保対策事業費補助金1億5,083万円のうち1億2,142万8,000円、合計1億9,307万円などに充当することによりまして、この第2次追加分の1億5万6,000円についても交付していただけるよう予算措置をしてございます。なお、歳入については決算持ち込みとさせていただく予定でございます。
続きまして、2点目の交付金の支出について、歳出ではどう使われているのか、款別の歳出予算額と構成比をということでございますが、総務費では、地域活性化基金への積立金や、12月に補正いたしました生活交通バス路線維持・確保対策事業費などで約2億9,842万円、34.9%。民生費は、保育所や障害者施設の修繕など2,560万円、3.0%。衛生費はクアハウスの修繕、そして今後の動向が気になるところでございますが、子宮頸がん・ヒブ・小児肺炎球菌ワクチン接種費など約3,654万円、4.3%。農林水産業費は、農業用施設整備、土地改良事業、漁港施設整備など1億8,632万円、21.8%。商工費は、観光施設整備など1,900万円、2.2%。土木費が、道路改良、公園、住宅整備など2億760万円、24.3%。消防費が、消防施設整備など3,900万円、4.6%。教育費が、学校図書購入、図書館整備など約4,164万円、4.9%でございます。
次に、3点目の歳出2款1項1目の基金費についてでございます。1番目の4つの基金の違いについてでございますが、今治市過疎地域自立促進基金は、過疎対策自立促進特別措置法が平成28年3月31日まで6年間延長され、新たにソフト事業にも過疎対策事業債が充当できるようになり、平成28年度以降のこの法律の失効後におけるソフト事業の財源のため、基金に積み立てることが認められたことから、今治市過疎地域自立促進計画に基づき、過疎地域自立促進基金を設置するものでございます。
次に、地域活性化基金でございますが、これは国の円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策として創設された地域活性化交付金の対象事業のうち、平成23年度及び24年度の事業費に充当するため、基金を設置するものでございます。
また、地域振興基金は、地域福祉活動の促進、快適な生活環境の形成等の資金に充てることを目的として主に集会所などの整備に充当しているもので、平成元年度に設置したものでございます。
さらに、地域福祉基金は、地域における高齢者等の保健福祉増進の資金に充てることを目的として福祉関係の施設整備や計画策定経費等に充当しているもので、平成3年度に設置したものでございます。
続いて、2番目の過疎地域自立促進基金と地域活性化基金の活用計画についてでございますが、先ほど基金の目的で申しましたとおり、過疎地域自立促進基金につきましては、過疎地域における平成28年度からの法失効後の地域間交流イベントや防犯灯設置及び電気料金補助金などの財源に活用することとしております。また、地域活性化基金のうち、きめ細かな交付金で積み立てるものについては平成23年度限りとされておりますので、平成23年度の子宮頸がん等ワクチン接種などへの活用を、住民生活に光をそそぐ交付金で積み立てるものについては平成23、24年度の2カ年限りとされておりますので、平成23、24年度の今治地域造船技術センター運営費補助金へ活用していく予定でございます。
続いて、3番目の過疎地域自立促進基金の財源についてでございますが、過疎地域自立促進計画に掲載された事業を実施するため、各年度において配分額が決定されまして、その財源として充当率100%の過疎対策事業債を借り入れして活用することができることとなっております。そして、その元利償還金について、70%が普通交付税の基準財政需要額に算入されるという非常に有利な制度であることから、その配分額をすべて有効に活用するため、事業実施に充当した残りを将来的な財源の確保のため、基金に積み立てておこうとするものでございます。具体的には、ソフト事業に係る平成22年度の配分額は2億1,840万円で、そのうち22年度実施事業分として、地域間交流イベント補助金、防犯灯設置事業費補助金などに4,840万円を充当いたしまして、残りの1億7,000万円を基金に積み立て、平成28年度以降の法失効後に行いますソフト事業の財源とするものでございます。
次に、4点目の歳出2款1項15目国庫補助金等返還金についてお答えいたします。まず1番目のどういう不適正支出だったのかでございますが、具体的には、国庫補助事業で支払うことが適正でないとされた、いわゆる補助対象外の人件費、旅費、賃金、使用料、物品購入、これが大半を占めておりまして、その他、発注した物品と違う物品が納入されていたものや、物品が納入された年度と代金を支払った年度が異なっていたものなどでございます。なお、全国的に悪質とされ、批判を受けることとなった私的流用、預け金などといったものはございませんでした。
次に、2番目の不適正国庫補助金相当額と返還金の違いについてでございます。これは、会計実地検査結果の議会などへの報告時点では、まだ国の返還金が確定していなかったこと、国庫補助事業実施に伴う県補助金の返還金が含まれていなかったこと、さらに平成21年度分について、自主的に内部調査を行った結果、これらの違いが生じたものでございます。
次に、3番目の国庫補助事業の見直しについてでございます。会計実地検査が平成15年度から平成20年度事業分までとなっておりましたので、今回の結果を踏まえ、会計検査院の検査マニュアルに従って、平成21年度に実施しました国庫補助事業に係る事務費についても、自主調査を行いました。この結果、農林水産省分については該当するものはございませんでしたが、国土交通省分について、同様の不適正支出が国、県合わせまして約224万円ございましたので、あわせて返還するものでございます。今後、このようなことのないよう、財務事務研修などを行い、財務事務に関するコンプライアンスの徹底に努めてまいる所存でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
12:
◯本宮健次議長 以上で答弁は終わりました。
再質疑はありませんか。
13:
◯山本五郎議員 議長。
14:
◯本宮健次議長 山本五郎議員。
15:
◯山本五郎議員 光をそそぐ交付金だとか、あるいはきめ細かな交付金は使途の自由度が非常に高い交付金だというふうに言われています。先ほどの答弁にございましたように、それぞれの款別の分類がされました。それらを見ますと、総務費だとか農林水産業費、あるいは土木費で全体の81%程度を占められているという状況のようであります。市民の暮らしが今、大変な状況のもと、福祉や暮らし、あるいは教育を充実させる補正予算を私は組むべきだというふうに思っていますが、結果的にはそうなっていない。この点についてどう思われるのか、お伺いをいたしたいと思います。
16:
◯岸田幸二財務部長 山本議員のご質疑にお答えいたします。
確かに、この補正予算に計上いたしております交付金の構成比は議員ご指摘のとおりでございます。今回の国の補正予算では、円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策として4兆8,513億円の予算が組まれておりますが、そのうち地域活性化交付金が3,500億円でございまして、その他の予算の中にも安全・安心な学校づくり交付金などがございます。これを活用いたしまして、この補正予算の中には日高小学校と波止浜小学校の耐震補強工事費2億1,830万円を計上させていただいております。また、総務費の構成比が34.9%でございますが、このうち地域活性化基金への積立金が1億3,000万円ございます。この基金のうち、きめ細かな交付金を財源とした1億円は、23年度当初予算で計上しております子宮頸がん・ヒブ・小児肺炎球菌ワクチン接種費などの財源とさせていただいております。こうしたことも含めて改めて構成比を見ますと、衛生費が4.3%から12.7%へ、教育費が4.9%から24.2%となります。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
17:
◯山本五郎議員 議長。
18:
◯本宮健次議長 山本五郎議員。
19:
◯山本五郎議員 先ほど
市長のあいさつにもありましたけれども、この今治に住んでよかったと言われるような予算の編成、そして使い方、こういうことで大いに使っていただきたいということを要望いたしまして、私の質疑を終わらせていただきます。
20:
◯本宮健次議長 再質疑なしと認めます。
以上で山本五郎議員の質疑を終わります。
他にご質疑はありませんか。
( な し )
他にご質疑なしと認めます。
これをもって、議題に対する質疑を終結いたします。
これより、付議事件番号1、議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算(第4号)」ないし、付議事件番号12、議案第13号「小規模下水道特別会計への繰入額の変更について(平成22年度)」、以上12件の委員会付託を行います。
以上、12件はお手元に配付の委員会付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたしたいと思います。
付託事項について、ご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、委員会付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
委員会審査のため、暫時休憩をいたします。
午前11時48分
──────────
午後 2時43分
21:
◯本宮健次議長 会議を再開いたします。
この際、委員長の報告を求めます。
まず、総務委員長にお願いいたします。
22:
◯矢野雄嗣総務委員長 総務委員会に付託されました案件につきまして、審査の結果をご報告いたします。
先刻、本会議休憩中に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算」は賛成多数により、議案第11号「今治市基金条例の一部を改正する条例制定について」は全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
23:
◯本宮健次議長 次に、教育厚生委員長にお願いをいたします。
24: ◯森 京典教育厚生委員長 教育厚生委員会に付託されました案件について、審査の結果をご報告いたします。
先ほど、本会議休憩中に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されましたすべての案件は、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上、簡単でございますが、委員長報告を終わります。
25:
◯本宮健次議長 次に、産業環境委員長にお願いいたします。
26: ◯木村文広産業環境委員長 産業環境委員会に付託されました案件につきまして、審査の結果及び経過についてご報告いたします。
先刻、本会議休憩中に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案はいずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について概要を申し上げます。
議案第8号「平成22年度今治市小規模下水道特別会計補正予算」について、委員から、唐子台の小規模下水道を今治市下水浄化センターへ暫定接続をするのだが、今治市下水浄化センターの容量にもまだまだ余裕があり、暫定接続といっても費用が多くかかるので、この際、本格的に接続してはどうかという意見がありました。それに対して理事者より、認可区域の変更の際には検討していきたいとの答弁がありました。
以上で委員長報告を終わります。
27:
◯本宮健次議長 次に、建設水道委員長にお願いいたします。
28: ◯近藤 博建設水道委員長 建設水道委員会に付託されました案件について、審査の結果をご報告いたします。
先ほど、本会議休憩中に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案については、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
29:
◯本宮健次議長 次に、新都市開発整備特別委員長にお願いいたします。
30: ◯寺井政博新都市開発整備特別委員長 新都市開発整備特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
先刻、本会議休憩中に委員会を開催し、付託されました議案について関係理事当局より詳細なる説明を聴取し、審査を行いましたところ、採決の結果、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第3号「平成22年度今治市用地取得特別会計補正予算(第2号)」についてであります。このことについて、委員から、今回の用地購入費が16億2,200万円と高額になっているのは経営健全化のための購入が最終年度になるためかとの質問に対して、理事者より、従来から土地開発公社については、18年度からの経営健全化5カ年計画の中で毎年約7億円の買い戻しを行ってきており、22年度が最終年度となること。また、総務省においても第3次の健全化計画は行わないことが判明したこともあり、一括して買い戻しをさせていただこうとするものであるとの答弁がありました。
以上、簡単ではございますが、新都市開発整備特別委員会の報告を終わります。
31:
◯本宮健次議長 次に、廃棄物対策特別委員長にお願いいたします。
32: ◯福本琢美廃棄物対策特別委員長 ご指名によりまして、廃棄物対策特別委員会に付託されました案件の審査の結果をご報告申し上げます。
先刻、本会議休憩中に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案は全会一致をもちまして原案を可決することに決定した次第であります。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
33:
◯本宮健次議長 以上で委員長の報告は終わりました。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
ご質疑ありませんか。
( な し )
別にご質疑なしと認めます。
これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
ご意見ありませんか。
( な し )
別にご意見なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、付議事件番号の順序により、適宜一括して行いますから、ご了承願います。
番号1、議案第2号「平成22年度今治市一般会計補正予算(第4号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
次に、番号2、議案第3号「平成22年度今治市用地取得特別会計補正予算(第2号)」ないし番号9、議案第10号「平成22年度今治市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、以上8件を一括して採決いたします。以上8件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上8件は原案のとおり可決されました。
次に、番号10、議案第11号「今治市基金条例の一部を改正する条例制定について」及び番号11、議案第12号「今治市伊東豊雄建築ミュージアム条例制定について」、以上2件を一括して採決いたします。以上2件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上2件は原案のとおり可決されました。
次に、番号12、議案第13号「小規模下水道特別会計への繰入額の変更について(平成22年度)」を採決をいたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
次に、日程4、付議事件番号13、議案第14号「平成23年度今治市一般会計予算」ないし付議事件番号54、議案第55号「小規模下水道特別会計への繰入れについて(平成23年度)」、以上42件を一括して議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
34:
◯長野和幸副
市長 それでは、平成23年度関係の一般会計を初めといたします予算案が18件、条例案が16件、その他の議案が8件、合わせて42件につきまして提案理由をご説明申し上げます。
便宜上、一般議案の方から説明をさせていただきます。
分の厚い方の議案書の1ページをお開き願います。
議会第2回議案第32号「今治市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について」でございます。下に理由を掲げておりますが、地方公務員の育児休業等に関する法律が改正されたことに伴い、所要の改正をしようとするものでございます。
6ページをお願いいたします。このページから新旧対照表を掲げておりますが、第2条では、育児休業をすることができない職員について、次のページ第2条の2では、非常勤職員の育児休業の期日の末日を掲げてございます。この改正によりまして、一定の非常勤職員は子の養育事情に応じ、1歳到達日から1歳6カ月に達する日までの間で育児休業をすることができるようにしようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
13ページをお願いいたします。議案第33号「外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例制定について」でございます。国家公務員の国際機関等への派遣制度の改正に準じまして、外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の給与の支給割合を改正しようとするものでございます。
16ページをお願いいたします。主な改正内容でございますが、第4条第1項におきまして、これまで派遣職員の給与の支給割合を100分の70未満に設定することはできませんでしたが、今回、100分の100以内、つまり100分の70未満にも設定できるよう改正しようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
19ページをお願いいたします。議案第34号「今治市職員退職手当支給条例の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について」でございます。特例勧奨退職制度について、特例適用の要件を改正しようとするものでございます。
22ページをお願いいたします。主な改正事項は、第2条で特例適用の対象となる年齢を、これまで、退職の日の属する年度の末日における年齢が「45年以上」であったものを「55年以上」とし、また「15年以上の期間勤続した後退職をした者」から「25年以上の期間勤続した後退職をした者」としようとするものでございます。次ページ以降に割増率を掲載しております。この条例は23年4月1日から施行し、平成28年3月31日に限り、その効力を失うものとしようとするものでございます。
25ページをお願いいたします。議案第35号「今治市特別会計条例の一部を改正する条例制定について」でございます。後期高齢者医療制度の発足に伴い、老人保健特別会計の設置義務期間が平成23年3月31日をもって終了となるため、同特別会計を廃止しようとするものでございます。この条例は経過措置がございますが、平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
29ページをお願いいたします。議案第36号「今治市広域的利用促進のための公の施設の使用の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について」でございます。主な改正内容は、対象となる公の施設として、今治市伊東豊雄建築ミュージアムを追加しようとするものでございます。なお、本条例で規定しますと、2つ以上の公の施設を共通して使用する場合、施設使用料の柔軟な設定が行えるようになります。この条例は、今治市伊東豊雄建築ミュージアム条例の施行の日から施行しようとするものでございますが、第2条の表備考の改正規定は、平成23年7月1日から施行しようとするものでございます。
33ページをお願いいたします。議案第37号「今治
市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例制定について」でございます。地方自治法施行令第167条の17に規定する条例で定める契約である長期継続契約をすることができる契約を定めようとするものでございます。
35ページをお願いいたします。第2条に具体的な長期継続契約を締結することができる契約を列挙しております。なお、契約期間は第3条に掲げておりますとおり、
市長が特に必要と定めるもの以外は5年を超えないものにしようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
37ページをお願いいたします。議案第38号「今治市建築関係手数料条例の一部を改正する条例制定について」でございます。長期優良住宅、いわゆる200年住宅と呼ばれておりますが、この認定を受けた住宅について、長期優良住宅の普及の促進に関する法律第9条第1項の規定による譲受人を決定した場合の変更の認定申請を手数料の対象としないようにすることと、災害救助法を発動した区域内において、災害により滅失したり建物を新たに建築する場合の手数料の減免規定を整備しようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
43ページをお願いいたします。議案第39号「今治市河野美術館条例等の一部を改正する条例制定について」でございます。文化施設の料金体系を統一するとともに、大三島美術館の別館として岩田健母と子のミュージアムを設置しようとするものでございます。
61ページをお願いいたします。本ページから新旧対照表を掲げてございますが、主な改正点を申し上げますと、教育的配慮及び保護者の負担を軽減するため、高校生以下、または18歳未満は常設展示については無料としようとするものでございます。このほか、観覧料の体系を一般と学生の2区分とし、単価も2種類にしようとするものでございます。次に、本年夏に大三島町宗方にオープン予定の岩田健母と子のミュージアムを大三島美術館の別館として設置しようとするものでございます。本条例は経過措置がございますが、平成23年7月1日から施行しようとするものでございます。なお、岩田健母と子のミュージアムの設置は、教育委員会が規則で定める日から施行しようとするものでございます。
99ページをお願いいたします。議案第40号「今治市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例制定について」でございます。今治市スポーツ振興審議会の委員の定数を10人以内から15人以内へ改正し、幅広い方々の意見を聞くようにしようとするものでございます。この条例は、委員の任期の特例がございますが、平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
103ページをお願いいたします。議案第41号「今治市営体育館条例等の一部を改正する条例制定について」でございます。使用料の体系を統一することや、市営菊間歌仙体育館などを廃止しようとするものでございます。
130ページ以降が新旧対照表となっております。主な改正点について申し上げますと、時間区分の統一につきましては、テニスコートについては1時間単位の使用料、体育館については2時間単位を、グラウンドは午前、午後、全日単位を基本としようとするものでございます。また、施設使用料と照明施設使用料の分離ができていない施設がありましたので、今回、施設使用料と照明施設使用料を分離しようとするものでございます。次に、古くなって危険な施設や使用されていない施設の廃止でございますが、市営菊間歌仙体育館、市営玉川龍岡運動公園のプール、市営余所国のレクレーション広場、市営伯方S・Cパークのプール及び亀岡地区公園運動場広場1から広場4までの施設の廃止をしようとするものでございます。また、さきにご説明しました今治市スポーツ振興審議会条例の一部改正で審議会委員の定数をふやすことによりまして、今回、体育館運営審議会を廃止し、その役割をスポーツ振興審議会で担おうとするものでございます。この条例は経過措置がございますが、平成23年10月1日から施行しようとするものでございます。なお、第1条、第3条及び第5条の規定は、平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
185ページをお願いいたします。議案第42号「今治市在宅ねたきり老人等介護手当支給条例を廃止する条例制定について」でございます。
市長マニフェストでもございます在宅高齢者介護激励金支給制度を創設することによりまして、今治市在宅ねたきり老人等介護手当を廃止しようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
189ページをお願いいたします。議案第43号「今治市障害者の社会参加のための公の施設の使用料の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について」でございます。障害者割引の対象となる公の施設を追加しようとするものでございます。
192ページをお願いいたします。第3条第1項におきまして、使用料の特例の対象となる公の施設に新たに今治市伊東豊雄建築ミュージアムを追加し、障害者及びその介助者1人を無料とするとともに、第2項では、今治市レンタサイクル条例に規定するレンタサイクルを利用する場合の使用料につきましても、障害者及びその介助者1人を半額としようとするものでございます。このほか、運動施設につきましても割引を行おうとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございますが、伊東豊雄建築ミュージアムの追加については同条例の施行の日、運動施設の割引につきましては平成23年10月1日から施行しようとするものでございます。
195ページをお願いいたします。議案第44号「今治市鈍川せせらぎ交流館条例等の一部を改正する条例制定について」でございます。鈍川せせらぎ交流館、多々羅温泉及び大三島海洋温浴館の使用料を改定しようとするものでございます。各施設の使用料の改定につきましては、199ページ以降の新旧対照表をごらんいただいたらと思います。なお、今回の使用料改定の基本的な考え方は、観光課所管の温浴施設の高齢者や障害者等の割引率を統一しようとするものでございます。この条例は経過措置はございますが、平成23年7月1日から施行しようとするものでございます。
203ページをお願いします。議案第45号「今治市公園条例の一部を改正する条例制定について」でございます。今治西部丘陵公園を設置し、同公園に有料施設を設けようとすることや、有料公園施設の区分及び使用料の計算方法などを改正しようとするものでございます。
208ページをお願いいたします。本ページ以降に新旧対照表を掲げてございますが、主な改正条項をご説明しますと、都市公園として今治西部丘陵公園を設置し、同公園に今治自然塾環境教育プログラムコースを加えようとするものでございます。なお、同コースの使用料は、一般2,000円、学生1,000円で、市内在住者は半額にしようとするものでございます。また、使用料改定といたしましては、桜井総合公園の球技場及び庭球場を中学生以下及び65歳以上を半額としようとするものでございます。本条例は経過措置がございますが、平成23年3月31日から施行しようとするものでございます。なお、一部、改正内容によりまして施行日が異なっておりますので、詳細は206ページ以降の附則のとおりでございます。
219ページをお願いいたします。議案第46号「今治市小規模下水道条例の一部を改正する条例制定について」でございます。農業集落排水処理施設の鈍川地区の供用開始に伴い、その区域を加えようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
223ページをお願いいたします。議案第47号「今治市小規模下水道事業受益者分担に関する条例の一部を改正する条例制定について」でございます。先ほどの議案と同様、農業集落排水処理施設の鈍川地区の供用開始に伴い、受益者分担金を定めようとするものでございます。この条例は平成23年4月1日から施行しようとするものでございます。
227ページをお願いいたします。議案第48号「新たに生じた土地の確認について(岡村港護岸敷等用地)」と231ページ、議案第49号「字の区域の変更について(岡村港護岸敷等用地)」につきましては関連がございますので、一括してご説明させていただきます。今治市関前岡村甲738番2前面道路から、同市関前岡村甲988番3前面道路までの地先公有水面埋立地955.99平方メートルは、地方自治法第9条の5第1項の規定によりまして今治市の地域であることを確認し、同法第260条第1項の規定によりまして、字の区域を変更しようとするものでございます。その処分は、今治
市長の行う告示の日から効力を生ずることとなってございます。
235ページをお願いいたします。この議案第50号から245ページの議案第55号までにつきましては、一般会計から特別会計への繰り入れについての議案でございますので、説明を省略させていただければと思います。
次に、247ページをお願いいたします。参考といたしまして、このページと次のページに掲げておりますとおり寄附の申し込みをいただき、採納させていただきましたので、ご報告申し上げるものでございます。
以上で一般議案の説明を終わらせていただきまして、予算の方に移らせていただきます。青い冊子の平成23年度の一般会計予算書の1ページをお開きいただいたらと思います。
これから一般会計、特別会計及び企業会計の説明をさせていただくわけですが、先立ちまして予算編成の総括的な説明を少しさせていただいたらと思います。
本市においては、平成21年度からの国の経済危機対策に連動して、地域活性化のための施策を実施してきましたが、平成22年度においても円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策に連動した補正予算を平成23年度当初予算編成とあわせて計上しております。本市の平成23年度当初予算編成においては、国の制度改正に伴う社会保障関連経費の増加や平成26年度までの合併特例期間中にやっておかなければならない施設整備等の予算、着手のための必要な経費を積極的に計上しております。この結果、全会計の予算総額では1,285億4,057万5,000円を計上し、前年度と比べますと62億8,698万4,000円、5.1%の増額となっております。
さて、予算の説明に入ります前に一言お断りを申し上げます。当初予算でございますので、何分膨大な内容となってございます。人件費などの義務的経費や経常的な経費、継続的な事業につきましては極力説明を省略させていただき、主要な事業を中心に説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、議案第14号「平成23年度今治市一般会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を718億1,000万円に定めようとするものでございます。
便宜上、歳出の方から説明をさせていただいたらと思います。
10ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。前年度と比べまして44億1,000万円、6.5%増加いたしてございます。これは主に平成22年度当初予算において平成21年度補正予算への前倒しが大きかったことや、介護保険・後期高齢者医療、子ども手当や予防接種費などの健康・福祉関係の経費の増加、また汚泥再生処理施設、造船振興土地造成事業、常備消防施設整備、水防倉庫建設などの施設整備に係る投資的経費が増加したことによるものでございます。特定財源につきましては、国・県支出金など合わせまして210億8,610万6,000円で、予算額に占める割合が29.4%となってございます。
それでは、順次ご説明申し上げます。
58ページをお願いいたします。歳出の明細を掲げてございます。まず、議会費でございます。議会活動のための経費でございますが、議員報酬、政務調査費及び議会の運営費などに所要の予算を計上いたしております。なお、地方議会議員年金制度の廃止が予定されているため、その関係で議員共済会負担金がふえております。
78ページをお願いいたします。合併振興基金費でございます。合併市町村における地域住民の連帯の強化、または合併区域における地域振興等に充てるため、有利な交付税措置を伴います合併特例債を活用いたしまして、基金を積み立てようとするものでございます。なお、合併特例債を活用した積み立ては、本年度が最終年度となります。財源は市債及び財産収入でございます。
次に、総務諸費でございます。80ページになりますが、地域活性化推進事業費でございます。
市長マニフェストでもあります支所への可能な権限と財源の移譲といたしまして、地域の活性化を図るため、住民みずからが立ち上げた地域活性化推進協議会の取り組みに対しまして、地域活性化推進事業費補助金として、前年度に引き続き助成しようとするものでございます。財源は市債でございます。
82ページをお願いいたします。賦課徴収費でございます。賦課費でございますが、本年秋を予定しておりますが、原動機付自転車に新しいデザインのご当地ナンバープレートを追加することといたしました。デザインについては、本四架橋で唯一自歩道、原付道を有し、すばらしい景観や歴史・文化などの地域資源を誇るしまなみ海道をモチーフとし、プレートの自治体名を「しまなみ 今治市」とすることで、しまなみ海道の魅力を全国に発信し、知名度をアップさせてまいりたいと考えております。このため、新標識の製作委託料を計上しようとするものでございます。なお、デザイン案については、今治市の未来を担う若者たちと一緒に新鮮な感性で市民に親しんでいただけるようご当地ナンバーを製作いたしたいという思いから、今治工業高校デザイン科の生徒の皆さんに提案をいただきました。
84ページをお願いいたします。戸籍住民基本台帳費でございます。戸籍住民基本台帳管理費でございますが、外国人住民を住民基本台帳法の適用対象に加えることなどによるシステム改修委託やサーバー購入費を計上しようとするものでございます。
86ページをお願いいたします。下の農業委員会委員選挙費でございます。本年7月19日に任期を迎えます農業委員会委員選挙の執行経費を計上いたしております。
96ページをお願いいたします。障害者(児)福祉費でございます。98ページをお願いいたします。右のページにあります相談支援事業費でございますが、本年度は、課題となっております障害者に対する虐待防止に関しまして、県と連携を図りながら実態把握や啓発活動に取り組んでまいります。財源は県支出金でございます。
次に、障害者福祉施設整備費でございます。障害者自立支援法で創設されました就労支援事業に関しましては、引き続き積極的に推進をしてまいります。本年度は障害者雇用の拡大を目指して、社会福祉法人において予定されております就労支援施設の拡充整備に対し、国、県の助成にあわせ、市におきましても応分の助成を行い、障害者の就労支援基盤の充実に努めてまいります。
100ページをお願いいたします。老人福祉費の敬老事業費でございます。長寿祝金支給事業といたしまして、一部特例支給はございますが、数え年の80歳、88歳、99歳と100歳以上の方に長寿祝金を支給し、ご長寿をお祝いしようとするものでございます。
次に、入院支援員派遣事業費でございます。現行の介護保険制度では、医療保険適用病床へ入院する場合は介護保険サービスが適用されないことから、入院に際し身寄りがなく、家族等の支援が受けられなくお困りの高齢者の方に、入院支援員を派遣し支援を行うものでございます。
110ページをお願いいたします。児童保育費の私立保育所運営費でございます。保育サービスの充実に関しまして、保護者の就労形態の多様化に伴う保育需要に対応するため、新たな試みとして休日保育事業の試験的導入をいたしたいと考えております。財源は県支出金でございます。
次に、児童育成費でございます。子ども手当費でございます。国会での審議の行方が気がかりではございますが、次世代の社会を担う子供一人一人の育ちを社会全体で応援する観点から、中学校修了までの児童を対象に、3歳未満児は1人につき月額2万円、3歳以上は月額1万3,000円を支給しようとするものでございます。財源は国庫支出金と県支出金でございます。
122ページをお願いいたします。衛生費、保健衛生費、保健衛生総務費でございます。健康増進事業費でございますが、今年度、新たに大腸がんの無料検診を実施いたします。40歳から60歳までの5歳刻みの方に無料検診クーポン券を送付し、乳がん、子宮頸がんの無料検診とあわせて、より一層のがん対策を進めます。財源は国庫支出金でございます。
130ページをお願いいたします。環境保全費でございますが、環境保全推進費といたしまして、
市長マニフェストに掲げております「地球環境にやさしいまちづくり」実現のため、市民や事業所などの理解と協力を得ながら、今治市として実施すべき施策を体系化し、地域の特性を踏まえた効果的な温暖化対策を総合的かつ計画的に推進するため、環境配慮推進計画の策定に取り組みます。
136ページをお願いいたします。ごみ処理費でございます。資源ごみ分別収集事業費といたしまして、本年度は新しい取り組みといたしまして、ごみの収集処理作業上の安全面で大変問題となっていましたスプレー缶を危険ごみとして分別収集し、資源として活用してまいります。ごみの分別を変更することは市民の皆様に対して多大なご負担をおかけすることになりますが、ごみの収集・処理作業の安全性の向上、またごみの資源化の推進に対し、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
次に、ごみ処理施設整備検討事業費でございます。新しいごみ処理施設についてでございますが、最新の技術の動向を踏まえた最適なごみ処理システムの検討を行うとともに、環境影響評価調査などの作業を行い、市民の皆様に信頼される施設、循環型社会の拠点となる施設の整備を目指し、作業を進めてまいります。財源は国庫支出金と市債でございます。
144ページをお願いいたします。汚泥再生処理施設建設費でございます。合併による効果を最大限に発揮するため、現在稼動中の市内4施設を集約し、現在の今治衛生センターと隣接地内にて、平成26年度稼動に向けまして施設整備を進めてまいります。財源は国庫支出金と市債でございます。
150ページをお願いいたします。農業総務費でございます。農産物鳥獣被害対策費でございますが、猟友会会費などを助成することで狩猟者の数を確保し、有害鳥獣による被害を軽減しようとするものでございます。
156ページをお願いいたします。食と農のまちづくり推進費でございます。地産地消推進運動費で学校給食への地元産食材の供給としまして、年2回ではございますが、新たに地元産の天然マダイを導入いたします。
下の農地費でございます。区画整理などを行います基盤整備促進事業、老朽ため池整備事業のほか、県営土地改良事業に対する県営事業負担金などに所要の予算を計上しております。財源は県支出金、市債と分担金などでございます。
166ページをお願いいたします。水産業振興費でございます。水産業共同利用施設設置事業費補助金でございますが、近代化のための共同利用施設の整備に対して助成をしようとするものでございますが、今回は、大浜漁港の上架施設設置事業と、関前村漁協漁船用給油施設改修事業に対しまして助成しようとするものでございます。財源は市債でございます。
168ページをお願いいたします。漁港建設費でございます。水産基盤ストックマネージメント事業費では、友浦漁港の保全工事の実施、海岸保全施設整備事業費では、市道大新田大浜線の兼用工作物である護岸の補強工事、港整備交付金整備事業費では、友浦漁港の外郭施設を整備することにより港内の静穏度を確保し、効率化、利便性の向上を図ろうとするものでございます。財源は国庫支出金、県支出金と市債でございます。
170ページをお願いいたします。商工費の商工振興費でございます。商店街振興対策費でございますが、昨年12月に開設されましたまちなか広場「ほんからどんどん」を商店街、さらには市街地拠点施設の一つとして発展させるため、中心市街地再生基本計画と連携した取り組みや、子育て食育講座、高齢者健康相談開設などの運営事業に対する支援を実施し、中心市街地の観点も重視した商店街の活性化に寄与してまいりたいと考えております。
次に、商工会議所・商工会助成費では、商業を通じた圏域経済活性化のため、中心商店街を初めとする市内の商業者を対象とした効果的な販売促進策や売り上げ拡大策を実践するため、今治商工会議所が事業実施する「いまばり商人塾」の開催につきまして支援を行うこととしております。
産業振興対策費では、今治地域造船振興センターが新たに船舶電装基礎研修やテレビ会議システムを利用した船舶海洋工学基礎研修を新設しますので、次世代を担う人材育成の取り組みに対し、市といたしましても積極的にかかわってまいりたいと考えております。なお、財源は基金繰入金でございます。このほか、企業立地促進条例に基づきます所要の奨励金を計上してございます。
172ページをお願いいたします。観光費でございます。観光宣伝事業費といたしましては、野間馬が縁の上野動物園との交流につきましても、引き続き上野動物園の施設をお借りして、野間馬を介しての今治市の観光資源の展示や観光案内、イベント開催も計画し、関東方面への今治市の知名度アップ、誘客宣伝を実施することとしております。
観光施設管理費でございますが、平成23年度からは、島嶼部のレンタサイクルに関しましても、サンライズ糸山と一体管理することになっておりますので、一層の効率化、有効性が発揮されるものと考えております。
観光振興事業費といたしまして、レンタサイクルに関しまして、旧市内の乗り捨て専用のポイントでありましたJR今治駅北高架下から少し場所を移動し、貸し出し可能な臨時レンタサイクルステーションを設置し、今治駅から尾道駅をつなぐコースとして充実を図り、あわせてまちなか観光の促進にもつなげ、レンタサイクルを中心とした誘客に努めてまいります。
176ページをお願いいたします。造船振興土地造成事業費でございます。造船振興計画に基づきまして、関係者等のご理解とご協力を得る中で、順次、土地造成事業に取り組んでまいります。
184ページをお願いいたします。下の道路改良事業費でございます。交通安全施設等整備事業及び公共道路改良事業に係る各路線につきまして、事業の進捗を図ってまいります。財源は国・県支出金と市債でございます。
また、道路橋りょう補修事業費では、長寿命化修繕計画の策定や橋りょう補修工事などを実施しようとするものでございます。財源は国庫支出金でございます。
188ページをお願いいたします。河川費の河川総務費でございます。市単独河川(水路)改良事業費、県単がけ崩れ防災対策事業費、県営急傾斜地崩壊対策事業費などに所要の予算を計上いたしております。財源は県支出金、市債、分担金などでございます。
192ページをお願いいたします。市街地再開発費でございます。市街地開発推進事業費でございますが、中心市街地再生基本計画が掲げる活性化に資する事業を推進していく新たな組織として、今治市中心市街地再生協議会を創設し、円滑で効果的な事業の実施を図ってまいりたく考えております。
みなと再生プロジェクト事業費でございますが、みなと再生事業基本計画に基づきまして、今後、市議会の皆様とも十分な協議をさせていただきながら取り組んでまいりたいと考えておりますが、関係者を初め市民の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。財源は市債でございます。
200ページをお願いいたします。公園事業費でございます。今治西部丘陵公園事業費でございますが、4月17日の日曜日には著名な脚本家であり、富良野自然塾塾長の倉本聰さん、富良野自然塾インストラクターで、サッカー日本代表前監督の岡田武史さん、同インストラクターで女優の竹下景子さんをお招きして、今治自然塾環境教育プログラムの開塾記念イベントを開催いたします。プログラムの今後の取り組みについては、教育委員会との連携や小中学校・高校の修学旅行、教育系大学の集中講義、地元各種団体の研修、企業の環境研修及び旅行代理店などへ働きかけ、プログラムの利用拡大に向けて活動します。
運動公園整備事業費でございますが、平成29年の国民体育大会開催に向けて大新田公園のリニューアルを図ってまいります。財源は市債でございます。
214ページをお願いいたします。消防施設整備費でございます。常備消防施設整備費におきましては、平成22年度から着手しております新都市の消防署ですが、平成23年度末の完成を目指し、整備を進めてまいります。なお、完成にあわせまして、消防車両や、人員が効率的に配置できるよう、消防署の体制を見直すこととしております。また、菊間の西消防署につきましても、消防拠点とするため、整備を進めてまいります。財源は市債でございます。
次に、水防費でございます。水防施設整備費でございますが、中核的な水防・防災倉庫として防災拠点の整備を行うなど、市民の期待やニーズにこたえ得る安心・安全なまちづくりに積極的に取り組んでまいります。財源は市債でございます。
216ページをお願いいたします。災害対策費でございますが、地域における防災リーダー育成のため、本年度は100人の防災士を育成してまいります。
224ページをお願いいたします。小学校費、小学校管理費でございます。学校運営費といたしまして、劇団四季「こころの劇場」今治公演事業を本年度に引き続き実施しようとするものでございます。
次に、施設管理費でございますが、スポーツ活動に安全性と多様性をもたらし、強風時における砂じんの飛散防止や照り返し緩和など、教育上及び環境保全上の効果の考えられる校庭芝生化について、富田小学校校区の住民の皆様の熱意により、実施管理組織が立ち上げられましたので、協力して事業を進めてまいりたいと考えております。
このほか、小学校費、中学校費では、次代を担う子供たちの安全で安心な教育環境づくりを第一と考えまして、順次、小中学校の耐震化を進めてまいります。なお、平成22年度より校舎改築に着手しております南中学校につきましては、平成24年4月から新校舎で授業ができるよう整備を進めてまいります。なお、南中学校の整備の財源は国庫支出金と市債でございます。
248ページをお願いいたします。社会教育施設費でございます。大三島美術館管理運営費では、開館25周年記念の企画展として、同館に開館10周年を記念して増設された田渕俊夫記念展示室のご縁を生かして、前東京芸術大副学長の田渕俊夫画伯の作品展を開催いたします。このほか、本年7月のオープンが予定されております岩田健母と子のミュージアムの管理運営経費も計上いたしております。
次に、伊東豊雄建築ミュージアム整備費及び管理運営費でございますが、同ミュージアムにつきましては、ことし夏のオープンに向けて諸準備を進めてまいります。オープンにあわせた企画展示の実施や記念シンポジウムを開催するとともに、今後、継続実施していくソフト事業の柱の一つとして親子建築ワークショップなどを開催するなど、日本初の建築ミュージアムとして国内外にアピールができますよう、ホームページの開設などにより周知を行うとともに、建築教育の場としての利用が図られるよう適正な管理運営を行ってまいります。
254ページをお願いいたします。体育施設費でございますが、体育施設整備費といたしまして、中央体育館改修のための設計委託料や、新都市第1地区に整備いたしますスポーツパークの基本計画等の予算を計上しております。なお、中央体育館改修の財源は市債でございます。
262ページをお願いいたします。公債費でございますが、基金、利子合わせまして91億6,720万7,000円を計上いたしております。財源は県支出金、使用料、諸収入でございます。
以上で歳出の予算を終わらせていただきまして、9ページに返っていただいたらと思います。歳入の総括を掲げてございます。歳入総額に占める財源構成でございますが、主な一般財源であります市税が29.8%、地方交付税が28.4%、次いで市債が13.4%、国庫支出金が10.7%などとなってございます。
12ページをお願いいたします。歳入の明細を掲げてございます。市税全体を213億8,450万円と見込んでおります。まず、個人市民税でございますが、63億7,000万円と見込み、前年度より1億9,400万円の減収となっております。
法人市民税につきましては36億8,000万円と見込み、前年度より11億8,500万円の増収となっております。この結果、市民税全体では100億5,000万円となりまして、前年度より9億9,100万円の増収となっております。
次に、固定資産税でございますが、100億5,600万円と見込み、前年度より6億6,300万円の増収となっております。
次に、軽自動車税でございますが、3億8,290万円と、前年度より190万円の増収を見込んでおります。
市たばこ税でございますが、前年度より1億6,000万円の減収と見込んでおります。
14ページをお願いいたします。次に、入湯税でございますが、前年度の実績を見込み、計上いたしてございます。
次に、地方譲与税でございます。地方揮発油譲与税、自動車重量譲与税、特別とん譲与税につきましては、国の見込額や前年度実績に基づき見込んでおります。
次に、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、地方消費税交付金、ゴルフ場利用税交付金、自動車取得税交付金につきましても、前年度実績等に基づき見込んでおります。
次に、地方特例交付金でございますが、今年度は子ども手当の3歳未満に対する上積み等に伴い、2億6,000万円の予算計上となっております。
16ページをお願いいたします。地方交付税でございますが、地方財政計画などを参考に普通交付税188億円、特別交付税16億円、合わせまして204億円と見込み、前年度より6億円の減額となっております。
以下、交通安全対策特別交付金、分担金及び負担金、国・県支出金などにつきましては、部分的でございますが、歳出のところで説明させていただきましたので、説明を省略させていただいたらと思います。
6ページに返っていただけたらと思います。第2表債務負担行為でございます。ここに掲げてございます各事項につきまして、それぞれ期間及び限度額を定めようとするものでございます。
7ページをお願いいたします。第3表地方債でございます。掲げております各事業につきまして、それぞれの目的ごとに借入限度額などを定めようとするものでございます。
以上で一般会計の説明を終わらせていただきまして、引き続き特別会計へ移らせていただきます。
青い冊子、平成23年度の特別会計予算書の1ページをお開き願います。
議案第15号「平成23年度今治市用地取得特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を9億5,700万円に定めようとするものでございます。予算の内容でございますが、それぞれの用地先行取得事業債に係る元金及び利子を計上いたしております。
13ページをお願いいたします。議案第16号「平成23年度今治市有線テレビ放送事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を1億5,700万円に定めようとするものでございます。内容でございますが、波方CATVの管理運営費やインターネットの管理費用などに所要の予算を計上いたしております。
33ページをお願いいたします。議案第17号「平成23年度今治市墓園事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を8,900万円に定めようとするものでございます。主なものは大谷墓園墓地の管理費でございます。
49ページをお願いいたします。議案第18号「平成23年度今治市船舶交通特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を1億8,830万円に定めようとするものでございます。内容でございますが、せきぜん渡船の運航費などでございます。
69ページをお願いいたします。議案第19号「平成23年度今治市簡易水道事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を4億1,800万円に定めようとするものでございます。予算の内容でございますが、簡易水道施設及び飲料水供給施設の管理費、そして今回、簡易水道統合整備事業費では、来島海峡大橋送水管添架工事委託料を計上しようとするものでございます。財源は国庫支出金と市債でございます。
72ページをお願いいたします。第2表債務負担行為でございます。ここに掲げてございます事項につきましては、期間及び限度額を定めようとするものでございます。
73ページをお願いします。第3表地方債でございます。合併特例事業につきまして、この表のとおり借入限度額などを定めようとするものでございます。
95ページをお願いいたします。議案第20号「平成23年度今治市港湾事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を26億2,200万円に定めようとするものでございます。
100ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。予算の内容でございますが、港湾施設の管理費のほか、建設費などに所要の予算を計上いたしております。国・県支出金及び市債などに10億3,799万1,000円が特定財源となってございます。
108ページをお願いいたします。主な事業でございますが、港湾管理費でございますけども、今治港港湾計画の変更を行うため、関係する調査策定業務委託料を計上いたしております。
116ページをお願いいたします。荷役機械管理費でございますが、備品購入といたしまして、コンテナ用リフトを購入しようとするものでございます。
次に、建設費の建設総務費でございます。県営港湾整備事業に対する県営事業負担金などに所要の予算を計上いたしております。財源は市債でございます。
118ページをお願いいたします。公共港湾建設費でございます。今治港、岡村港及び大下港の
港湾改修事業、また今治港の港湾補修事業、さらに今治港及び前浜港の海岸保全事業などの進捗を図ってまいります。財源は国・県支出金と市債でございます。
120ページをお願いいたします。港湾施設整備費の荷役機械整備事業費でございます。ジブクレーンの整備工事を行おうとするものでございます。財源は市債でございます。
98ページに返っていただいたらと思います。第2表地方債でございます。この表に掲げております各事業につきまして、それぞれの目的ごとに借入限度額などを定めようとするものでございます。
131ページをお願いいたします。議案第21号「平成23年度今治市地方卸売市場特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を5,290万円に定めようとするものでございます。予算の内容でございますが、市場の管理運営費や施設管理費などでございます。
149ページをお願いいたします。議案第22号「平成23年度今治市鉱泉供給事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を1,840万円に定めようとするものでございます。予算の内容でございますが、玉川鉱泉の管理費などでございます。
165ページをお願いいたします。議案第23号「平成23年度今治市下水道事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を62億1,100万円に定めようとするものでございます。
172ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。予算の内容でございますが、公共下水道及び特定環境保全公共下水道の施設管理費、業務費のほか、建設費などに所要の予算を計上いたしております。国・県支出金及び市債など17億7,307万1,000円が特定財源となっております。
184ページをお願いいたします。下水道建設費でございます。今治、北部、大西の各地区に係る公共下水道事業、吉海、伯方に係る特定環境保全公共下水道事業について、事業計画に基づき整備を進めてまいります。財源は国庫支出金、市債及び負担金などでございます。
168ページに返っていただいたらと思います。第2表債務負担行為でございます。ここに掲げてございます各事項につきまして、それぞれ期間及び限度額を定めようとするものでございます。
169ページをお願いいたします。第3表地方債でございます。掲げております各事業につきまして、それぞれの目的ごとに借入限度額などを定めようとするものでございます。
197ページをお願いいたします。議案第24号「平成23年度今治市小規模下水道特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を10億3,900万円に定めようとするものでございます。
202ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。予算の内容でございますが、農業、漁業集落排水施設及びコミュニティプラントの施設管理費、業務費のほか、農業集落排水施設の建設費などに所要の予算を計上いたしております。市債など8,250万円が特定財源となっております。
210ページをお願いいたします。建設費の小規模下水道建設費でございます。鈍川大下地区に係る農業集落排水施設建設事業について、事業計画に基づき整備を進めてまいります。財源は市債と分担金でございます。
200ページに返っていただいたらと思います。第2表地方債でございます。農業集落排水事業につきまして、借入限度額などを定めようとするものでございます。
221ページをお願いいたします。議案第25号「平成23年度今治市駐車場特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を2,870万円に定めようとするものでございます。予算の内容でございますが、市営駐車場の管理運営費などでございます。
235ページをお願いいたします。議案第26号「平成23年度今治市国民健康保険特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を215億4,100万円に定めようとするものでございます。
240ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。前年度に比べまして3億8,700万円の増加となっております。これは、保険給付費の療養給付費、後期高齢者支援金、介護納付金などが増加したことによるものでございます。予算の主な内容でございますが、療養給付費や療養費、高額療養費等でございます。財源は国・県支出金、交付金、諸収入などでございます。
次に、267ページをお願いいたします。議案第27号「平成23年度今治市後期高齢者医療特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を18億1,290万円に定めようとするものでございます。
272ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。前年度に比べまして、合計で7,850万円の減少となっております。これは、国の保険料軽減措置などもあり、広域連合納付金が減少したことによるものでございます。
285ページをお願いいたします。議案第28号「平成23年度今治市介護保険特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を153億6,500万円に定めようとするものでございます。
290ページをお願いいたします。歳出の総括を掲げてございます。前年度に比べまして11億5,200万円の増加となっておりますが、これは主に利用者数の増によります保険給付費の増加によるものでございます。財源につきましては、65歳以上の高齢者からの保険料、また40歳から64歳までの医療保険加入者に係る各保険者からの拠出金と国、県、市でそれぞれ負担することとなっております。
313ページをお願いいたします。議案第29号「平成23年度今治市介護予防支援事業特別会計予算」でございます。第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を7,750万円に定めようとするものでございます。歳出予算の介護予防支援事業費でございますが、要介護認定で要支援1・2と認定された方を対象とした介護予防ケアプランの作成に取り組んでまいります。
以上で、一般・特別会計の説明を終わらせていただきますが、一部の事業につきましては別冊の予算説明資料に掲げておりますので、後ほどごらんいただいたらと思います。
それでは続きまして、水道事業会計の方へ移らせていただきます。
黄色い冊子の1ページをお開き願います。議案第30号「平成23年度今治市水道事業会計予算」でございます。まず、第2条に業務の予定量を掲げてございます。給水戸数、総配水量、1日平均配水量及び主要な建設改良事業は記載のとおりでございます。
第3条の収益的収支でございますが、収入総額37億8,100万円を、支出総額は34億5,600万円を予定してございます。
2ページをお願いいたします。第4条の資本的収支でございますが、収入総額は7億1,550万円を、歳出総額は26億7,150万円をそれぞれ予定してございます。これによります不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、減債積立金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補てんすることといたしてございます。
第5条債務負担行為でございます。ここに掲げてございます各事項につきまして、それぞれ期間及び限度額を定めようとするものでございます。
右側3ページをお願いいたします。第6条の企業債でございますが、ここに掲げてございますとおり、借入限度額などを定めさせていただこうとするものでございます。
第7条の一時借入金でございますが、借入限度額を1億円に定めようとするものでございます。
第8条の議会の議決を経なければ流用ができない経費といたしまして、職員給与費5億832万円、交際費10万円を予定いたしてございます。
第9条の他会計からの補助金につきましては、一般会計から減価償却費、資産減耗費及び企業債利息及び子ども手当に充てるための3億7,653万5,000円、また今治市水源の森基金の積立金の一部に充てるため、1,500万円を予定してございます。
4ページをお願いいたします。第10条のたな卸資産の購入限度額でございますが、335万円を予定してございます。
6ページをお願いいたします。実施計画を掲げてございます。
右側の7ページでございますが、収益的支出でございます。予算の主なものでございますが、営業費用といたしまして浄水場及び水質検査センターの管理費、下水道工事に伴う配水管移設工事、給水切りかえ工事などの施設工事費、減価償却費、森林の間伐施業に対する支援などの水源対策費などを予定してございます。営業外費用といたしましては、企業債利息を初め、水利調整関連の負担金などを予定してございます。
8ページをお願いいたします。資本的収入でございますが、企業債を初め一般会計からの出資金、国庫補助金、一般会計補助金のほか、消火栓敷設などの工事負担金を計上いたしてございます。
右側の9ページでございます。資本的支出でございますが、拡張事業費、配水施設費、新都市関連事業費、企業債償還金、今治市水源の森基金及び今治市水道施設整備基金の積立金などを予定してございます。なお、予定しております建設改良工事の一覧表、箇所図につきましては59ページ以降に掲げてございますので、後ほどごらんいただいたらと思います。
少し飛びまして、82ページをお願いいたします。議案第31号「平成23年度今治市工業用水道事業会計予算」でございます。まず、第2条に業務の予定量を掲げてございます。給水事業箇所数、1日契約水量、総給水量は記載のとおりでございます。
第3条の収益的収支でございますが、収入総額は2,349万7,000円、支出総額は2,047万5,000円を予定してございます。
第4条の資本的収支でございますが、収入総額は105万円を、支出総額は490万円をそれぞれ予定してございます。これによります不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補てんすることといたしてございます。
83ページをお願いいたします。第5条の一時借入金でございますが、借入限度額を500万円に定めようとするものでございます。
第6条の議会の議決を経なければ流用できない経費といたしまして、職員給与費10万円を予定してございます。
これをもちまして、本日ご提案申し上げましたすべての議案の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
35:
◯本宮健次議長 以上で当局の説明は終わりました。
3月11日定刻から本会議を開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午後 4時04分 散 会
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